2008年05月17日

Daft Punk『Discovery』

松本零士とのコラボも話題となった大ヒット作☆Daft Punk『Discovery』
Discovery
発表年:2001年
ez的ジャンル:フィルターディスコ系ハウス
気分は... :ベタだけど大好き!

今日は久々にハウス・アルバムが聴きたい気分!
ということで、Daft Punk『Discovery』(2001年)をセレクト。

Daft Punkは、共にフランス人であるThomas Bangalter(1975年生まれ)とGuy-Manuel de Homem-Christo(1974年生まれ)の二人によるハウス・ユニット。

1994年にシングル「New Wave」でデビュー。翌年にリリースした2ndシングル「Da Funk」のヒットで注目されるようになります。1997年にリリースした1stアルバム『Homework』で全世界的にブレイクし、人気を不動のものにします。

2001年には2ndアルバム『Discovery』(2001年)をリリース。日本人漫画家、松本零士とのコラボが話題となり、シングル「One More Time」の大ヒットと共に前作以上の商業的成功を収めています。さらに2005年には3rdアルバム『Human After All』をリリースしています。ライブやPVにおけるロボット(サイボーグ)のコスチュームも印象的です。

僕もこの系統の作品を頻繁に聴くわけではありませんが、『Homework』『Discovery』の2枚はよく聴きました。

普段ハウスを聴かない人も聴きやすいキャッチーさが魅力のユニットですね。

特に今日紹介する『Discovery』は、松本零士とのコラボによってアニメ・ファンからも高い支持も得ましたしたね。逆に熱心なハウス・ファンからは初心者向け、入門編と敬遠されがちなのかもしれませんが。

松本零士の大ファンだったメンバー二人の熱望したことによって実現したコラボによって、「One More Time」「Aerodynamic」 「Digital Love」「Harder, Better, Faster, Stronger」の4本のPVが制作されました。

ある惑星の人気ロック・バンドThe Crescendollsの4人のメンバー(Octave、Baryl、Arpegius、Stella)を主人公にしたストーリー仕立てのPVは、全編『Discovery』の楽曲で構成された67分のアニメ『Interstella 5555』へと発展し、2003年に公開されています。

良い意味でも、悪い意味でもPVの印象にかなり左右されるアルバムですね。
さらに売れすぎたことも手伝って、必ずしも正当な評価を受けていない作品のようにも思えます。

その意味では、昨年Kanye Westが本作収録の「Harder, Better, Faster, Stronger」をサンプリングしたシングル「Stronger」をリリースしたことは本作を聴き直す良い機会になりましたよね。

Kanye WestがDaft Punkを聴いていたなんて、少し意外な気もしました。
Daft Punkが松本零士とコラボしたように、Kanyeは村上隆とコラボしたというあたりも興味深ったですね。

個人的にはPV抜きにしても楽しめるフィルターディスコ・アルバムだと思います。その方面はあまり明るくありませんが、結構フィルターディスコ系の作品が好きだったりします。

以前にElectric Light Orchestra(E.L.O)の同名アルバム『Discovery』の記事でも書きましたが、“Disco-very”なディスコ・サウンドを楽しみましょう!

オススメ曲を紹介しときやす。

「One More Time」
アルバムからの先行シングル。本国フランスでシングル・チャート第1位、UKシングル・チャートでも第2位の大ヒットとなりました。日本でもソニーVAIOのCMソングにもなっていたのでお馴染みですね。

この問答無用のキャッチーさがたまりませんね。♪One more time〜♪Celebrate and dance are free〜♪Music's got me feeling so free〜♪というRomanthonyのヴォーカルはみんな思わずエフェクト付きで口ずさんでしまいますよね(笑)

The Crescendollsの演奏に人々が熱狂するPVも、フューチャー・ディスコなサウンドと実にマッチしていました。Eddie Johns「More Spell On You」ネタ。

「Aerodynamic」
PVではThe Crescendollsのメンバーがコマンド部隊に拉致されてしまうシーンとリンクしていましたね。Sister Sledge「IL Macquillage Lady」ネタ。

「Digital Love」
個人的には一番好きな曲です。George Duke「I Love You More」そのまんまですが、そんな事はどうでもいいです(笑)70年代ディスコ・サウンドに通じるわかりやすさがいいですね。

「Harder, Better, Faster, Stronger」
前述のようにKanye West「Stronger」の元ネタ。ヴォコーダー大好きの僕としてはヴォコりまくりで嬉しい限りです。「仕事は終わらない」という邦題も印象です。ホント、仕事が終わらない時に聴くとグッときます(笑)Edwin Birdsong 「Cola Bottle Baby」ネタ。

「One More Time」から「Harder, Better, Faster, Stronger」までの4曲が本作のハイライトですね。かなり強烈な4連発だと思います。

「Crescendolls」
大音量で聴くと盛り上がりそうな曲ですね。Little Anthony & The Imperials「Can You Imagine」ネタ。

「Superheroes」
昔懐かしいユーロ・ビートを思い出します。基本的にこの手の音は嫌いなのですが、1曲だけならばいいかな(笑)Barry Manilow「Who's Been Sleepin In My Bed」ネタ。

「High Life」
フィルターディスコらしい1曲ですね。ハウス好きの人であれば、「One More Time」なんかよりもこの曲の方が気に入るのかもしれませんね。僕も大好きな1曲です。

「Short Circuit」
80年代エレクトリック・ファンクっぽいですね。そういう意味では結構好きです。

「Face To Face」
Todd Edwardsのヴォーカルをフィーチャー。この曲はフツーにヴォーカルもののダンス・チューン仕上がっています。E.L.O「Evil Woman」ネタ。

「Too Long」
タイトル通り10分を超える長尺曲。Romanthonyのヴォーカルをフィーチャー。

PVは観ていますが、『Interstella 5555』は未体験です。機会があれば観てみたいですね。

インターステラ5555-The 5tory of the 5ecret 5tar 5ystem-
インターステラ5555-The 5tory of the 5ecret 5tar 5ystem-
posted by ez at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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