発表年:1977年
ez的ジャンル:ディスコ系エレガント・ファンク
気分は... :♪ダンス♪ダンス♪ダンス♪┌(・。・)┘♪
本ブログでも大人気のグループChicの3回目の登場です。
『C'est Chic』(1978年)、『Risque』(1979年)に続いて紹介するのは、デビュー・アルバム『Chic』(1977年)です。
Chicと言えば、どうしても「Le Freak(おしゃれフリーク)」と「Good Times」という2大ダンス・クラシックのインパクトが大きく、アルバム単位でもこれらを含む『C'est Chic』、『Risque』の印象が強いですよね。
そんな中でついつい忘れられがちなのが、今日紹介するデビュー・アルバム『Chic』(1977年)です。「Le Freak」、「Good Times」クラスの目玉曲はありませんが、「Dance, Dance, Dance (Yowsah, Yowsah, Yowsah) 」、「Everybody Dance」といったグループの代表曲が含まれています。
そして何より、Nile Rodgers、Bernard Edwards、Tony Thompsonの3人が生み出す独特のダンス・サウンドの原点がココにあります。
このデビュー作での正式なメンバーは、Nile Rodgers(g)、Bernard Edwards(b)、Tony Thompson(ds)の3人に女性ヴォーカルのNorma Jean Wright(vo)の4人。Norma Jean Wrightはその後独立し、Nile Rodgers & Bernard Edwardsプロデュースによるソロ・アルバム『Norma Jean』(1978年)をリリースしています。
また、本作にはブレイク前のLuther Vandrossがバック・ヴォーカルで参加しています。
正直、『C'est Chic』、『Risque』ほどの完成度はありませんが、未完成の面白さがありますね。また、2nd以降は聴けない音を発見できる楽しさもあります。
ジャケ写真に写っているのはメンバーとは全く関係ないモデルです。こういう意味不明のジャケ大好きです(笑)
まずは前述の2枚を聴くべきだと思いますが、その後の1枚としてぜひどうぞ!
全曲紹介しときヤス。
「Dance, Dance, Dance (Yowsah, Yowsah, Yowsah) 」
記念すべきデビュー・シングル。全米ポップ・チャート第6位、同R&Bチャート第6位のヒットとなりました。3人の作り出すNile Rodgers、Bernard Edwards、Tony Thompsonの3人が生み出すChicサウンドが全開のディスコ・チューン。Nile Rodgersのあのギター・カッティングを存分に堪能できます。途中で軽くラテン・フレイヴァーが入るのもいいですね。
「Sao Paulo」
シングル曲以外で人気があるのがこのインスト。涼しげなフルートの音色が印象的なメロウ・チューンです。2nd以降では聴けない路線だけに貴重だと思いマス。
「You Can Get By」
ご機嫌なディスコ・チューン。Chicならではのグルーヴとストリングスやヴァイブの絡みがいい感じです。特にヴァイヴの音色がいいアクセントになっていると思いマス。こういうタイトル連呼型のダンス・チューンって大好きですっ!
「Everybody Dance」
アルバムからの2ndシングル(全米ポップ・チャート第38位、同R&Bチャート第12位)。昨年ブルーノート東京で観たライブのオープニングはこの曲でした。この曲はBernard Edwardsのベースがサイコーにカッチョ良いですね。この前のめりな感じが好きです。
「Est-Ce Que C'est Chic」
彼らのフレンチ・タイトル第1弾ですね(第2弾は「Le Freak」)。まだ洗練が足りず野暮ったさが残るダンス・チューンですが、そこが面白いですね。
「Falling in Love with You」
アルバム唯一のスロウ・チューン。正直なところスロウには期待していないので、アルバム全体の1つのアクセントということで...
「Strike Up the Band」
Bernard Edwards、Tony Thompsonのリズム・セクションがキマっているファンキー・チューン。2nd以降での爆発を予感させる1曲ですね。
サッカーW杯予選「日本対オマーン」は3対0の快勝でしたね。
正直1点差で冷や汗もんの勝利というのを予想していたので、それが外れて良かったです。次のアウェーでのオマーン戦が鍵ですね。これを乗り切れば大丈夫でしょう。まぁ3次予選でヤキモキしている場合ではないのですが...
早くスッキリして、Euro2008観戦に専念したいです!