2022年06月26日

Bobby Oroza『Get On The Otherside』

北欧ブルーアイド・ソウル☆Bobby Oroza『Get On The Otherside』

発表年:2022年
ez的ジャンル:北欧ブルーアイド・ソウル
気分は... :眠れない夜には・・・

新作から北欧ブルーアイド・ソウル作品、Bobby Oroza『Get On The Otherside』です。

Bobby Orozaは、フィンランド、ヘルシンキ出身の男性シンガー・ソングライター。

2019年に1stアルバム『This Love』をリリース。スウィート・ソウルなタイトル曲「This Love」が話題となりました。

Bobby Oroza「This Love」(From 『This Love』
 https://www.youtube.com/watch?v=3W87jT_w7Ss

Bobby Oroza(vo、g、org、p、key、per、vibe)とSeppo Salmi(g、key、vibe)、Sami Kantelinen(b)、Jukka Sarapää(ds)というCold Diamond & Minkのメンバー。

プロデュース&ソングライティングもBobby Oroza自身とCold Diamond & Mink

さらには Jimi Tenor(fl)、Kevin Martin(back vo)がゲスト参加しています。

ノスタルジック/ヴィンテージなブルーアイド・ソウル作品ですが、ギターを中心とした幻想的なレイドバック・サウンドが印象的です。チカーノ・ソウルからの影響も指摘されていますが、確かにChicano Batmanあたりにも通じるムードもあります。

似たタイプの曲が多いかもしれませんが、ハマる人は病みつきになるのでは?

とりあえず「I Got Love」「The Otherside」「Sweet Agony」「Real Connection」「Through These Tears」あたりを聴けば、本作の魅力を実感できると思います。

幻想的なレイドバック・サウンドで癒されましょう。

全曲紹介しときやす。

「I Got Love」
美しくも儚いムードに惹かれるオープニング。レイドバックしながらも幻想的なムードが漂うのがいいですね。当ブログでもお馴染みのフィンランドの異才ミュージシャン Jimi Tenor(fl)がゲスト参加し、フルートで幻想ムードを高めてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=mHk1kwuBN7Y

「Loving Body」
チカーノ・ソウルの影響を感じるメロウ・バラード。この曲にも幻想的なレイドバック感覚があります。
https://www.youtube.com/watch?v=EyI6A7Y8_RQ

「Bobby's New Mood」
ノスタルジック・ムードのインタールード的な小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=YRCP1sVjyOo

「The Otherside」
程良いヴィンテージ感にグッとくるスウィート・ソウル。ブルーアイド・ソウルらしいジェントルな語り口がたまりません。メロウ・ギターが似合います。1周回って新鮮です!
https://www.youtube.com/watch?v=ddhCw84vGTQ

「Soon Everyone Will Know」
Bobbyのソウルフルな語り口にグッとくる、甘く切ない哀愁バラード。モダンなノスタルジック・ムードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZTqR-qcUQlg

「Blinding Light」
本作らしい幻想的かつソウルフルなギター・サウンドを楽しめます。揺らめくブルーアイド・ソウルといった趣です。
https://www.youtube.com/watch?v=zSdvprj5r2s

「My Place, My Time」
甘く切ないノスタルジック・ムードに包まれた哀愁メロウ・バラード。ギターの音色にやるせない思いが反映されています。
https://www.youtube.com/watch?v=FIog3bRgNLc

「Sweet Agony」
甘く切ないラブソング。Bobbyの語り口からやるせない思いが伝わってきます。ブルーアイド・ソウルならではの青臭い感じが逆に良いです!
https://www.youtube.com/watch?v=tTNoDj-Hs00

「Passing Thing」
あきらめモードの哀愁ラブ・バラード。哀愁メロウ・ギターの音色が沁みてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=1RFe6dk9ECk

「Make Me Believe」
必死で自分を励ますソウル・バラード。揺らぎのあるソウルフル・サウンドは心の揺らぎそのもののようです。最後は薄らと希望の光が射すような雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=En6knyZ2nAg

「Real Connection」
虚像だらけの世界で真実の愛を求めるラブソング。Bobbyのジェントルな語り口も含めて僕好みのスウィート・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=kNn1EJUTIHE

「Through These Tears」
ラストは幻想的なレイドバック・モードでまったりと締め括ってくれます。ゆっくりと時間が流れていく感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=nADwhG8RIQ4

『This Love』(2019年)
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2022年06月19日

FKJ『Vincent』

約5年ぶりの2ndフル・アルバム☆FKJ『Vincent』

発表年:2022年
ez的ジャンル:フレンチ・アンビエント/チルアウトR&B
気分は... :バカンス・モードのその先へ・・・

新作からフランスの才人プロデューサー/マルチ奏者FKJの2ndアルバム『Vincent』です。

FKJ(French Kiwi Juice)(本名:Vincent Fenton)の紹介は、話題となった初フル・アルバム『French Kiwi Juice』(2017年)、EPの日本限定CD化作品『Ylang Ylang』(2020年)に続き3回目となります。

アルバムには伝説のラテン・ロック・ギタリストSantana、日系スウェーデン人の女性シンガーYukimi Nagano率いるスウェーデンのバンドLittle DragonFKJの公私のパートナーであるフィリピン系アメリカ人シンガー・ソングライター((( O )))(June Marieezy)、Chaz Bearによるチル・ウェイヴなプロジェクトToro Y Moiがフィーチャリングされています。

ゲスト陣からインスパイアされながら、自分のスタイルを確立しているのがいいですね。また様々な音楽スタイルを貪欲に取り込み、従来よりもサウンドの幅が広がった気がします。

ベッドルームのドアが開く音と共に始まる「Way Out」Santanaのギターをフィーチャーした「Greener」、ムーディーなサックスがリードする「Us」、異国ムードの「The Mission」Little Dragonをフィーチャーした「Can't Stop」、公私のパートナーの((( O )))をフィーチャーした「Brass Necklace」Toro Y Moiをフィーチャーした「A Moment of Mystery」が僕のオススメです。

多様さと深みを増したFKJワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Way Out」
ベッドルームのドアが開く音と共に始まるオープニング。美しいピアノが導く、アンビエント/チルアウトなトラックで一気にFKJワールドに引き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=IF2t2CeDhGg

「Greener」
Santanaのギターをフィーチャー。Carlos Santanaの哀愁ギターがFKJサウンドにうまく溶け込んだメロウなネオソウル調の1曲に仕上がっています。そこはかとない寂しさがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=RCMJJWPtXVc

「Us」
ムーディーなサックスがリードするチルアウトなメロウ・チューン。FKJらしい都会の喧騒を忘れさせてくれるバカンス・モードの仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=GKWj4OXnuUM

「The Mission」
異国ムードとロッキン・ギターの組み合わせが面白い1曲。Santanaとの共演に触発されたようなギター・プレイで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rfbQqbrGkPQ

「Can't Stop」
Little Dragonをフィーチャー。Yukimi Naganoのヴォーカルは控えめですがいい雰囲気を醸し出します。FKJの南国ムードとLittle Dragonの北欧ムードが両立している感じが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=e6TWox9nQuo

「IHM」
ピアノ&ギターの美しい調和が印象的なメロウ・バラード。霧のかかったようなヴォーカルがサウンドにフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=gG4xMqPFLbc

「Brass Necklace」
公私のパートナーの((( O )))をフィーチャー。二人の良き関係性が伝わってくるハピネス・モードのビューティフル&ドリーミーな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=lFSA_-K882s

「Different Masks for Different Days」
ムーディーなサックス、美しいピアノが入りつつ、エレクトロニカなエッセンスを加えることでクールな印象を受けるインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=PQnPqqIMdqg

「A Moment of Mystery」
Toro Y Moiをフィーチャー。幻想的な音世界に連れていってくれるチルアウトな仕上がり。まさに時が止まった一瞬を音にしたかのような雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Qdt5aBSpDaQ

「Let's Live」
無機質なデジタル・サウンドを強調した哀愁チューン。最後はデジタル感をなくして美しいピアノで締め括ってくれるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=OTE2KbPAA4o

「Once Again I Close My Eyes」
最初はバカンス・モードのムーディーなバラードのように感じますが、途中から戸惑いモードの音世界に切り替わっていくのが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=5Whw1XNjTPA

「New Life」
ビューティフル・バラードの前半と、インスト重視で終盤にどんどん加速していく後半のコントラストが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9d4zP0GgBsI

「Does It Exist」
ソロ・ピアノによるインタールード的な美しいインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=q8hKQGgt9Ao

「Stay A Child」
ラストはFKJサウンドにゴスペル・フィーリングを取り入れたバラードで締め括ってくれます。子供のようなピュアさに包まれていくのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=M7-6JlFsmRk

『French Kiwi Juice』(2017年)
French Kiwi Juice

『Ylang Ylang』(2020年)
posted by ez at 02:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月12日

Rema『Rave & Roses』

アフロビーツの若きスター、待望のデビュー・アルバム☆Rema『Rave & Roses』

発表年:2022年
ez的ジャンル:ナイジェリア産アフロビーツ/アフロレイヴ
気分は... :アフロビーツの心地好さ!

新作からナイジェリアの若きスターのデビュー・アルバムRema『Rave & Roses』です。

Rema(本名:Divine Ikubor)は、2000年生まれのナイジェリア人シンガー/ラッパー。"アフロポップ・プリンス"と称されるアフロビーツ(Fela Kutiのアフロビートとは異なります)の若きスターです。Rema本人は自身の音楽スタイルを"アフロレイヴ"と形容しているようです。

1stEP「Rema」(2019年)の収録曲「Iron Man」が、元アメリカ大統領、バラク・オバマのプレイリストにピックアップされたことで、USシーンでも注目され、同じく「Rema」の収録曲「Dumebi」DrakeRihannaのお気に入り曲として紹介されました。
Rema「Iron Man」
https://www.youtube.com/watch?v=EJIDnsi7r8o
Rema「Dumebi」
https://www.youtube.com/watch?v=zUU1bIWpH5c

その後もAluna & Kaytranada「The Recipe」、スパニッシュ女性シンガーBad Gyal「Warm Up」にフックアップされるなど、ワールド・ワイドな活動も展開し、今年に入ると、UKの人気女性シンガーFKA Twigsの最新作『Caprisongs』(2022年)収録曲「Jealousy」でフィーチャリングされています。
Aluna & Kaytranada feat. Rema「The Recipe」
 https://www.youtube.com/watch?v=sP0gfBWljU4
FKA Twigs feat. Rema「Jealousy」
 https://www.youtube.com/watch?v=BFrp8gPLObQ

そんな"アフロポップ・プリンス"の1stアルバムとなるのが本作Rema『Rave & Roses』です。

アルバムにはUS R&BスーパースターChris Brown、USラッパー/シンガー6LACK、ロンドン・グライム・シーンを牽引するMC AJ Tracey、フレンチ黒人女性シンガーYseultがフィーチャリングされています。

きっとHip-Hop/トラップが好きな人にフィットするダンス・ミュージック中心のアルバムと予想していましたが、良い意味で期待を裏切られました。そもそも僕自身がアフロビーツという音楽スタイルを少し誤解していたことにも起因するのですが・・・

僕の予想以上に、Remaのヴォーカルを中心とした、メロウ&メロディアスな味わいのアルバムに仕上がっています。ただし、メロディアスといってもビートはしっかり効かせているので、哀愁メロウでも軽やかに聴かせてくれる点が魅力です。これはアフロビーツ全般に言えることだと思いますが・・・

これから夏にかけて、益々フィットしそうな1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Divine」
哀愁メロウのオープニング。哀愁モードでもビートが軽やかなので、ジメジメし過ぎていないのが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZSVMnMBDT5w

「Hold Me」
6LACKをフィーチャー。美しいオーケストレーションと共に始まる哀愁メロウ。夢のなかを彷徨っているような雰囲気があります。
https://www.youtube.com/watch?v=H62woFwQ8dM

「Dirty」
ムーディーなサックスのせいもあり、バカンス/トロピカル・モードを感じるメロウ・チューン。リラックスした気分になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Rs-uSNj3R4Y

「Calm Down」
軽快なビートながらも、大らかなラブリー・ムードが漂う1曲。無理やり上げるのではなく、自然と気分が上がってくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CQLsdm1ZYAw

「Soundgasm」
抑えたトーンのミステリアスな仕上がり。余白を残した音作りが功を奏しています。
https://www.youtube.com/watch?v=nrTkERuwdCc

「Time N Affection」
Chris Brownをフィーチャー。USメジャーR&B・ミーツ・アフロビーツな堂々とした仕上がり。アフロビーツに馴染みがない人は、これ位から入るのが丁度いいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=hQaE59V39_s

「Jo」
アフロビーツなビートとギターの音色が織り成す哀愁メロウ・ワールドが心地よい1曲。サンセット・モードなアフロビーツって感じでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=yU6VHkIs21Q

「Mara」
Remaの優しい語り口と、温かみのあるサウンドが相まってジェントルな雰囲気を醸し出します。アフロビーツを意識せずとも楽しめる、美しく感動的な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=s-UCtsItn9E

「Love」
僕好みのオートチューンによるメロウR&B。シンプルながらも、余韻を計算したサウンド・クリエイトにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=6Hqa8H1Ls4c

「Addicted」
一気にエレクトロニクス色を強めたサウンドが印象的なメロウ・チューン。フューチャリスティックな雰囲気はアルバムのいいアクセントになっています。個人的には、このタイプがあと1〜2曲あっても良かったかな?
https://www.youtube.com/watch?v=HL3YlgwgFEE

「Are You There?」
ダンス・ミュージックとしてのキャッチーなアフロビーツという点では本トラックがよくフィットするのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Dw9VhFMOIIY

「FYN」
AJ Traceyをフィーチャー。僕の予想に反して、メロウネスたっぷりのな仕上がり。でも大好きなトラックです。一方で、この顔合わせならば、グライム色を織り交ぜたトラックでも面白かった気もしますが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=gTTsxSoYEFs

「Oroma Baby」
甘く危険な香りのするサマー・ビーチ・モードのアフロビーツって雰囲気です。妖しげなミステリアス感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=AD65ycRvD04

「Carry」
軽快ながらも哀愁モードの本作らしい1曲。ダンサブルなビートを強調しすぎず、あくまでRemaのヴォーカルを下支えしているのが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=M61ByppoL8w

「Wine」
Yseultをフィーチャー。あまり音を詰め込みず、ビートの余白のあるパルス感と霞のかかったような哀愁サウンドがRemaのヴォーカルを引き立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=UkLEZOJYzwM

「Runaway」
ラストはストリングスを配した美しいメロウ・チューンで締め括ってくれます。適度なパーカッシヴ感とストリングス、メロウ・ギターのバランスが絶妙なサウンドが、Remaのジェントル・ヴォーカルに寄り添います。
https://www.youtube.com/watch?v=R2QhlEL-Q7Q

アフロビーツについては、まだまだ不勉強ですが、サマー・モードの音としてフィットしそうなので、もう少しチェックしてみたいと思います。
posted by ez at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月05日

Jembaa Groove『Susuma』

ベルリンで結成された多国籍バンド☆Jembaa Groove『Susuma』

発表年:2022年
ez的ジャンル:ベルリン産ハイライフ/アフロ・ジャズ
気分は... :爽快な抜け感!

新作からベルリンを拠点とする多国籍アフロ・ソウル・バンドJembaa Grooveのデビュー・アルバム『Susuma』です。

ドイツの人気レーベルAgogo Recordsからのリリースです。

Jembaa Grooveは、ガーナ生まれのEric Owusu(vo、per)とベルリン出身のYannick Nolting(b)の出会いがきっかけで結成されたアフロ・ソウル・バンド。共にガーナのハイライフや70年代ソウルのファンであったことで意気投合し、バンド結成に至ったそうです。

そこにガーナにルーツを持ち、Yoofee名義でソロ作品もリリースしているMoses Yoofee Vester(key)、ベナン出身のBabatunde Agonglo(g)、イスラエル出身のNir Sabag(ds)、同じくイスラエル出身のMerav Goldman(horn)、ポルトガル出身のGoncalo Mortagua(sax)が加わり、現在のラインナップとなりました。

このようにドイツ、ガーナ、ベナン、イスラエル、ポルトガルという多国籍バンドのJembaa Grooveですが、音楽のベースは西アフリカの音楽となります。

販売元の資料には、「ガーナのハイライフ、アドワ、さらにはギニアやマリ、コートジボワールを中心に流行したワソルなどの西アフリカの音楽」とありますが、アドワ、ワソルについては僕はよくわかりません。当ブログでも紹介したEbo Taylorなどのハイライフをイメージして聴くとフィットすると思います。

販売元の資料では、西アフリカ音楽とヴィンテージ・ソウルの融合を強調していますが、ヴィンテージ・ソウルな部分は隠し味であり、それよりも西アフリカ音楽と都会的メロウ・サウンドの融合というのが僕が聴いた印象です。多分、アフロ・ジャズ好きの人が一番フィットするのではないかと思います。

全体的にリラックスしたアフリカン・サウンドを都会的メロウ・サウンドを織り交ぜながらモダンに聴かせてくれるのがいいですね。いい意味での爽快な抜け感があります。

リラックスしつつも、どこか哀愁が漂う音世界に僕は惹かれました。

どうぞ洗練されたアフリカン・サウンドをご賞味あれ!

全曲紹介しときやす。

「Aawoya」
ハイライフ×メロウ・ジャズといった雰囲気のオープニング。アフリカン・リズムを駆使しながらも、メロウ・エレピの音色で演奏全体が実に都会的な印象を受けます。
https://www.youtube.com/watch?v=7qcwfd4ijWA

「Suban」
開放的なアフロ・ジャズ×メロウ・ソウルな感じがいいですね。アフリカンなエッセンスをマイルドに聴かせてくれるのがこのバンドの魅力かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=tBgINzevJEQ

「Adesane」
アフリカ音楽ならではの哀愁メロウな雰囲気にグッとくるアフロ・ソウル。ここでもクセが強い曲調をモダンに聴かせてくれるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=a64eULkALjc

「Adesane - Part Two」
「Adesane」のパート2。パート1と2曲で1トラックのように聴いてもいいかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=fsuJQBBH3f0

「Mokole」
ホーン・サウンドの格好良さが印象的なトラック。リズミックなのにフル・パワーにならず、ゆとりのあるリラックスした爽快メロウなのが僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=ut9oqUakTWg

「Bassa Bassa」
シングルにもなった本作のハイライト。ハイライフ×ヴィンテージ・ソウルな本作らしい1曲に仕上がっています。開放的なリズムと爽快サウンドが軽快ながらもゆったり流れていく感じがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=c2AZZrhhm2Q

「Amale」
これも大好き!疾走するギター・カッティングが格好良いアフロ・ソウルなダンサブル・チューン。抜け感のあるサウンドがモダンな雰囲気を演出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=hv97ks-qogQ

「K33 Momi」
素敵なホーン・アンサンブルを楽しめる哀愁アフロ・ジャズ。Eric Owusuのアフリカらしい節回しのヴォーカルもクセになります。終盤のメロウな展開もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=K2bPkL2y2m4

「Yafo Nu」
ラストはアフリカン・リズムと都会的メロウ・サウンドの絶妙なバランスが楽しめる演奏で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OS5IQ_qL85o

この週末は少しお疲れモード。
『岩合光昭の世界ネコ歩き』でも観ながら癒されたい・・・
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2022年05月29日

King Garbage『Heavy Metal Greasy Love』

注目のプロデュース・チームの2nd☆King Garbage『Heavy Metal Greasy Love』

発表年:2022年
ez的ジャンル:エクスペリメンタル・ソウル・デュオ
気分は... :先物買い!

新作からエクスペリメンタル・ソウル・デュオKing Garbageの2ndアルバム『Heavy Metal Greasy Love』です。

King Garbageは、Zach CooperVictor DiMotsisによるユニット。

二人はプロデュース/ソングライティング・チームとして注目されており、先日の第64回グラミー賞でAlbum of the Yearに輝いたJon Batiste『We Are』(2021年)収録の「Sing」のソングライティングを手掛けています。

また、TVシリーズのサントラ『For the Throne: Music Inspired by the HBO Series Game of Thrones』(2019年)に収録されたSZA, The Weeknd, Travis Scott「Power Is Power」およびEllie Goulding「Hollow Crown」のプロデュース/ソングライティング、Leon Bridges『Good Thing』(2018年)や『Gold-Diggers Sound』(2021年)のプロデュースも手掛けています。

このように彼らへの注目が高まるタイミングで、King Garbageとしての2ndアルバム『Heavy Metal Greasy Love』がリリースされました。1stアルバム『Make It Sweat』(2017年)以来約5年ぶりの新作となります。

ソウル、ジャズ、Hip-Hop、エレクトロニカ、ブラジルまで多様な音楽のエッセンスをエクスペリメンタル&レトロ・モダンなセンスで聴かせてくれます。アルバム全体を貫く切なくて儚いムードにもグッときてしまいます。

派手さのあるアルバムではありませんが、僕には彼らのサウンド・センスがドンピシャでした。

先物買いでチェックしてみるのもいいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Checkmate」
デモテープ風のオープニング。ラフな仕上がりですが、逆に彼らのソウル&ジャズ・マインドが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=iUY3WA3ieDU

「Let Em Talk」
ホーン・サウンドが印象的なファンキー・ソウル。オーセンティックな側面とエクスペリメンタルな側面が融合した独特のムードがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=JMFyahQ6VKs

「I Miss Mistakes」
インタールード的な小曲ですが、エクスペリメンタルなサウンドに惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=yk6aQUXq0xY

「Snow」
エレクトロニカ×ジャズなダーク・トーンの哀愁トラック。エクスペリメンタルなダウナー感、嫌いじゃありません。
https://www.youtube.com/watch?v=xH1dKyOd02M

「Busy On A Saturday Night」
フェイク・ボッサ・テイストの哀愁メロウ。ブラジル人アーティストのようなヴォーカルのトーンが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=JZt9vZ6jbyU

「Monster Truck」
ジャズのエッセンスを取り入れた哀愁ソウル。彼ららしいエクスペリメンタルな面も織り交ぜつつ、それなりにポップに聴かせるあたりに彼らのセンスを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=xHn-wqdM7bc

「Never Die」
8分超の長尺トラック。ジャズ・フィーリングの哀愁ビューティフル・メロウです。確信犯的なレトロ・モダン感覚にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=53mSfb2MO8E

「Piper」
60年代ソウルを2020年仕様にアップデートさせたようなソウル・チューン。Khruangbin好きの人あたりも気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=6QiHaV6o6NM

「Peanut Butter Kisses」
ラストは切ないファルセット・ヴォーカルが沁みてくる儚いムードの哀愁ソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Dwi0u5fHc4k

『Make It Sweat』(2017年)
posted by ez at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする