2022年09月25日

edbl & Kazuki Isogai『The edbl x Kazuki Sessions』

日本人ギタリストKazuki Isogaiとのコラボ☆edbl & Kazuki Isogai『The edbl x Kazuki Sessions』

発表年:2022年
ez的ジャンル:サウス・ロンドン系トラックメイカー
気分は... :我と汝...

新作からサウス・ロンドンの新星トラックメイカーedblの最新作『The edbl x Kazuki Sessions』です。

イギリス、チェスター出身のトラックメイカー/ギタリスト、現在はサウス・ロンドンを拠点に活動するedblことED Blackの紹介は、『South London Sounds』(2021年)、『Brockwell Mixtape』(2022年)に続き2回目となります。

最新作『The edbl x Kazuki Sessions』はタイトルの通り、日本人ギタリストKazuki Isogai(磯貝一樹)とのコラボレーション・アルバムです。

そのコラボ相手の磯貝一樹氏については、正直、本作まで知りませんでしたが、iriCreepy NutsNao Yoshiokaなどのサポートを務め、2022年からはSANABAGUN.のメンバーにも加わっています。世界各国でのツアーも経験し、国内外にファンを持つギタリストのようです。

SNS上で知り合った二人が意気投合し、一緒に曲作りを始めたことが本作のきっかけとなりました。お互いマルチ・プレイヤーであり、セッションするように制作していったことからアルバム・タイトルが付けられたようです。

アルバムには『South London Sounds』収録の人気曲「Nostalgia」でヴォーカルをとった女性シンガーTaura Lambをはじめ、キーボード奏者JPRK(Jamie Parker)、女性シンガーRachel Jane、男性ラッパーKieron Boothe、サックス奏者Otis UbakaINIMIといったアーティストがフィーチャリングされています。

Taura Lambをフィーチャーした「Lemon Squeezy」Rachel Janeをフィーチャーした「Tides」INIMIをフィーチャーした「Surface」あたりがキャッチーで聴きやすいと思います。

「Worldwide」「Ethereal」「Cinco」「Jazzy Fizzle - Interlude」といった本作らしいメロウ・ギターなインストも楽しめます。

やっぱりedblはいいですね!
Isogai氏にもこれから注目したいと思います。

全曲紹介しときやす。

「Worldwide」
キーボード奏者JPRK(Jamie Parker)をフィーチャー。二人のギター・プレイを楽しめるリヴィングルーム仕様のメロウ・ジャズHip-Hopがオープニング。トランペットによるアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=Tt7jjzR8fl4

「Ethereal」
リヴィングルーム的でありながら、リヴィングルームを飛び出した壮大さを兼ね備えたトラック。ゆったりと時間が流れていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=5H8WNQ4IqZk

「Lemon Squeezy」
前述のように『South London Sounds』収録の人気曲「Nostalgia」でヴォーカルを務めたTaura Lambをフィーチャー。Taura Lambの透明感のあるキュート・ヴォーカルが映えるメロウ・トラックです。「Nostalgia」がお好きな人であれば気に入るはず!少しレイドバックのあるIsogaiのギターも実に心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=4k9spIlnH_4

「Cinco」
リヴィングルームに居ながらバカンス・モードを楽しめるメロウ・トラック。都会の喧噪を忘れさせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZdgYXIxV-pY

「Tides」
女性シンガーRachel Janeをフィーチャー。ドリーミーな雰囲気のメロウ・ポップ。Isogaiのギターが醸し出すグッド・ヴァイヴにも惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=l5PDocgoBH8

「Could It Be U」
Kieron Bootheのラップをフィーチャー。メロウなジャズ・フィーリングに包まれたリヴィングルームHip-Hopに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=nQa4UMdlrXE

「Jazzy Fizzle - Interlude」
1分強の短いトラックながらもIsogaiのギターの魅力を満喫できます。Isogai本人もお気に入りのトラックのようです。
https://www.youtube.com/watch?v=KNyuGaeUfc0

「Afrique」
Otis Ubakaのサックスをフィーチャー。メロウ&ソウルフルなトラックに、軽くアフロ・フィーリングを効かせています。Otis Ubakaのサックスがブルースハープっぽく聴こえるのが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hfO1RYg7ybc

「Surface」
INIMIをフィーチャー。ローファイHip-Hop×クロスオーヴァー・ギターをメロウ&ソウルフルに昇華させた1曲。キャッチーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=49mX5g54fY0

「J.K. - Interlude」
抑えたトーンながらもドリーミーなインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=zf_23SKoKJs

「Mafia」
メロウなジャズ・フィーリングを楽しめるインスト。トランペットのアクセントもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Jq4XcYc3oPU

「Left To Say」
オープニングに続きJPRKのピアノをフィーチャー。ラストはメロウ&ソウルフルなヴィングルーム仕様のローファイHip-Hopで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=eBX_W2oHcdU

未聴の方は、『South London Sounds』(2021年)、『Brockwell Mixtape』(2022年)もチェックを!

『South London Sounds』(2021年)


『Brockwell Mixtape』(2022年)
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2022年09月18日

PJ Morton『Watch The Sun』

豪華ゲスト参加の最新作☆PJ Morton『Watch The Sun』

発表年:2022年
ez的ジャンル:ニューオリンズR&B
気分は... :暗いときこそ輝く太陽に近づこう!

今回はニューオリンズ出身の男性R&Bシンガー/キーボード奏者PJ Mortonの最新作『Watch The Sun』です。

今やMaroon 5のメンバーとしてもお馴染みのPJ Mortonに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Emotions』(2005年)
 『New Orleans』(2013年)
 『Gumbo』(2017年)

前回当ブログで紹介した『Gumbo』(2017年)以降、『Gumbo Unplugged』(2018年、※ライヴ・アルバム)、『Paul』(2019年)、『Gospel According to PJ: From the Songbook of PJ Morton』(2020年)、『The Piano Album』(2020年、※ライヴ・アルバム)と精力的にアルバムをリリースしてきました。しかしながら、どのアルバムもレギュラーな新作というよりも、つなぎのアルバムという印象を受けていました。

その意味では本作『Watch The Sun』は本来のPJ Mortonらしいスタジオ・アルバムとなっています。

アルバムにはNasStevie WonderEl DebargeJill ScottWaleChronixxAlex IsleyJoJoMr. Talkbox等のゲストが参加しています。

豪華ゲストを交えながら、PJ MortonらしいStevie Wonderマナーのヴォーカル&サウンドを楽しめる安定の1枚です。

グッド・ヴァイヴに溢れたポジティヴな気持ちになれる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Love's Disease (Just Can't Get Enough)」
PJ MortonらしいStevie Wonderマナーのヴォーカル&サウンドを楽しめるオープニング。アナログ・シンセの響きがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DiriYTl6IdM

「Biggest Mistake」
21世紀版ニューソウルとでも呼びたくなる仕上がりです。じわじわと胸の奥に染み渡っていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=PvOz-JClAfA

「Please Don't Walk Away」
切ないラブソングですが、PJの語り口にグッときてしまう感動的な仕上がりです。二人の思い出は色褪せず美しい・・・
https://www.youtube.com/watch?v=KmBsneER_p0

「Watch The Sun」
レゲエ・シンガーChronicleを父に持つ親子レゲエ・アーティストの人気シンガーChronixxをフィーチャー。ラヴァーズとは一味異なる、リラックスしたレゲエ調ソウルに仕上がっているタイトル曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=TOZvsVsWhUk

「My Peace」
人気女性シンガーであり、女優のJoJoとクリスチャン・トークボクサーMr. Talkboxをフィーチャー。JoJoは『Paul』(2019年)にも参加していました。Mr. TalkboxはBootsy Collins『World Wide Funk』(2017年)にも参加していました。Mr. Talkboxのトークボックスを交えた素敵なPJとJoJoのデュエットに仕上がっています。Outkast「SpottieOttieDopaliscious」のホーン・リフを引用しています。
https://www.youtube.com/watch?v=SurdkFO8X3k

「Be Like Water」
人気ラッパーNasStevie Wonderという大物二人をフィーチャー。何処か無常のようなものを感じる独特の雰囲気がいいですね。美しくも切ないストリングスが効果的です。ラストはStevieがハーモニカで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=q1PC1VKXAs4

「So Lonely」
人気ラッパーWaleをフィーチャー。ラテン・フィーリングを取り入れた夏モードの軽快な仕上がりは、ロンリーというよりもパーティーといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=DBuZwjMtsWc

「Still Believe」
Ernie Isleyの娘Alex Isley、Jill Scottをフィーチャー。Jill Scottのポエトリー・リーディングに続き、PJとAlex Isleyがデュエットします。美しいストリングスを配した実直なバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=W1itRFuWKF8

「Lil' Too Heavy」
『Gospel According to PJ』(2020年)の流れを汲むゴスペル・フィーリングのソウル・チューン。イナたいのにイモ臭くならないのがPJらしいのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=OvBJU31VeuI

「On My Way」
El Debargeをフィーチャー。Stevie Wonderマナーのグッド・ヴァイヴ・ソウル。70年代Stevie三部作あたりに収録されていそうな雰囲気の仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=klSU9iin7KI

「The Better Benediction」
Darrel 'Musiqcity' Walls/Gene Moore/Samoht/Tim Rogers/Zacardi Cortezをフィーチャー。ラストは『Gospel According to PJ』(2020年)の流れを汲むゴスペル・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=C7pADRPG4b4

PJ Mortonの他作品もチェックを!

『Emotions』(2005年)
Emotions

PJ Morton Band『Perfect Song』(2007年)
Perfect Song

『Live from LA』(2008年)※ライブ盤
Live from La

『Walk Alone』(2010年)
Walk Alone

『New Orleans』(2013年)
New Orleans

『Live Show Killer』(2015年)
Live Show Killer (CD & DVD)

『Gumbo』(2017年)
GUMBO [日本語解説付き]

『Gospel According to PJ: From the Songbook of PJ Morton』(2020年)
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2022年09月11日

Daniel Villarreal『Panama 77』

異色のオルタナ・ラテン☆Daniel Villarreal『Panama 77』

発表年:2022年
ez的ジャンル:オルタナ・ラテン
気分は... :幽愁のペネロペイア・・・

新作アルバムからDaniel Villarreal『Panama 77』

Daniel VillarrealDaniel Villarreal-Carrillo)はパナマ出身、現在はシカゴを拠点とするドラマー/パーカッショニスト/DJ。

シカゴを拠点とするオルタナ・ラテン・ジャズバンドDos Santosのメンバーです。。Dos Santosはこれまで『Dos Santos』(2015年)、『Logos』(2018年)、『City of Mirrors』(2021年)といったアルバムをリリースしています。

初のソロ・アルバムとなる本作『Panama 77』は、一般にイメージするラテン/ラテン・ジャズとは一味異なるオルタナ・ラテンを楽しめます。ラテンらしい底抜けな明るさはありませんが、反対にクールな魅力があります。

レコーディングにはDos Santosのメンバー Nathan Karagianis(g)、Dos Santos『City of Mirrors』(2021年)のプロデュースを務めた Elliot Bergman(bs、kalimba)、Tortoiseなどの活動でも知られるジャズ・ギタリストJeff Parker(g)、Chicano BatmanBardo Martinez(b、g、syn、vo)、をはじめ、Kellen Harrison(b)、Gordon Walters(b)、Anna Butterss(b)、Gordon Walters(b)、Kyle Davis (el-p)、Cole DeGenova(org、mellotron)、Cole DeGenova(org)、Dave Vettraino(org)、Marta Sofia Honer(viola、violin)、Aquiles Navarro(tp、whistle)といったミュージシャンが参加しています。

プロデュースはDaniel VillarrealScott McNiece

今ジャズ、ポストロック的な魅力もある異色の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Bella Vista」
カリビアン・リズムにElliot Bergmanのサックスが絡むオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=02ZiCRp-xNE

「Ofelia」
作曲にもクレジットされているCole DeGenovaのオルガン/メロトロンが印象的な哀愁ラテン・グルーヴ。Dos Santosの同僚 Nathan Karagianisのギターも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=P8muQNNhl5w

「Uncanny」
Chicano BatmanのBardo Martinez参加。レゲエ/ダブ的な雰囲気の仕上がりになっているのが面白いですね。Aquiles Navarroのトランペットがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=DsB2fhLowEo

「I Didn't Expect That」
1分半に満たない短い曲ですが、Jeff Parkerのギターが冴え渡る今ジャズ風の格好良い演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=wOrRUeMGCJo

「In/On」
前曲に続きJeff Parkerのギターが牽引します。ポストロック的な雰囲気もあるシカゴならではのオルタナ・ラテンを楽しめる演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=GmcxCqYtE1M

「Cali Colors」
この曲もJeff Parkerのギターが目立ちますが、ストリングスも入りエレガントな雰囲気もあります。ゆったりとした雰囲気なのに何処となく憂いを帯びているのが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=48nPnG9rKic

「Activo」
エレクトリック・カリンバの音色がアクセントになっているアンビエントな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=ckVb6ryQLtw

「Sombras」
メンバーたちがセッションを楽しんでいる様子が伝わってくる演奏です。でもしっかりオルタナ・ラテン・ジャズしています。
https://www.youtube.com/watch?v=gL_FuwVCbJM

「Parque En Seis」
Bardo Martinezが参加しているせいか、Chicano Batmanテイストのオルタナ・ラテン・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=pzsnjo9ZTCA

「Patria」
パナマの偉大なコンポーザーAvelino Munozの楽曲をカヴァー。ノスタルジック・ムードたっぷりですが、とてもいい味わいです。
https://www.youtube.com/watch?v=Ms9hptMl_Xs

「18th & Morgan」
バカンス・モードのメロウ・ジャズ。本作らしからぬサウンドですが(笑)僕は大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=bD8uqodBptQ

「Messenger」
本編ラストは疾走するラテン・リズムで締め括ってくれます。なかなかエキサイティングなダンシング・オルタナ・ラテン・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=N-Yv31ca_eo

「Things Can Be Calm」
国内盤ボーナス・トラック。メロウ&チルアウトな雰囲気がいい感じです。

ご興味がある方はDos Santos作品もチェックを!

Dos Santos『City of Mirrors』(2021年)
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2022年09月04日

Antonio Sanchez『Shift: Bad Hombre, Vol. II』

多彩なゲストが参加!☆Antonio Sanchez『Shift: Bad Hombre, Vol. II』

発表年:2022年
ez的ジャンル:メキシコ系N.Y.ジャズ・ドラマー
気分は... :悪い男・・・

新作ジャズからAntonio Sanchez『Shift: Bad Hombre, Vol. II』です。

Antonio Sanchezは1971年メキシコ生まれのジャズ・ドラマー。現在はN.Y.を拠点に活動しています。

最もよく知られているのは、2000年代以降におけるPat Methenyのグループのレギュラー・ドラマーとしての活動かもしれませんね。

また、アカデミー賞の作品賞、監督賞を受賞した映画『Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)』(邦題:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡))(2014年)のサントラを手掛けたことでも注目されました。

自身の名義のアルバムも『Migration』(2007年)以降、コンスタントにリリースしています。

最新作『Shift: Bad Hombre, Vol. II』は、タイトルの通り、2017年リリースの『Bad Hombre』の続編アルバムという位置づけです。

アルバムにはPat Metheny(g)、Dave Matthews(vo)、Ana Tijoux(vo)、Becca Stevens(vo、g)、Meshell Ndegeocello(vo、b)、Nine Inch NailsTrent Reznor(vo)とAtticus Ross(syn)、Maro(vo)、Lila Downs(vo)、SONICASilvana Estrada(vo)、Kimbra(vo、g)、Rodrigo y Gabriela(g)、有名なメキシコ人俳優Ignacio Lopez Tarsoというジャンルを超えた多彩なゲストが参加しています。

このゲスト陣の顔ぶれを見ただけでも興味が湧く1枚なのでは?

アルバムの内容もジャズをベースにしつつも、多様な音楽スタイルを取り込んだジャンルレスな1枚に仕上がっています。また、ドラム以外にもギター、ベース、キーボード、パーカッション、ヴォーカル等も手掛け、マルチ・インストゥルメント/トータル・ミュージシャンとしてのAntonio Sanchezの才を楽しめます。

Dave Matthews/Pat Methenyをフィーチャーしたロッキンな「Eh Hee 2.0」、チリの女性ラッパーAna Tijouxをフィーチャーした妖艶なラテンHip-Hop「Mi Palabra」Becca Stevensをフィーチャーした緻密で神秘的な「The Bucket」Trent Reznorらをフィーチャーしたダーク&ヘヴィな「I Think We're Past That Now」、女性ユニットSONICAをフィーチャーしたビューティフルな「Doyenne」Meshell Ndegeocelloをフィーチャーしたレゲエ/ダブ「Comet, Come to Me」など聴きどころ満載の1枚です。

ジャズ・ドラマーに留まらないAntonio Sanchezの魅力を堪能できる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Op Opening」
有名なメキシコ人俳優Ignacio Lopez Tarsoをフィーチャーしたオープニング。昔のメキシコ映画の一場面という雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=pKdWwYNgIDU

「Eh Hee 2.0」
Dave Matthews/Pat Methenyをフィーチャー。ドライブ感のあるハードなロッキン・チューンで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=7sgo80BZDWg

「Mi Palabra」
チリの女性ラッパーAna Tijouxをフィーチャー。妖艶なラテンHip-Hopで楽しませてくれます。ラテン×Hip-Hopな生音トラックがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=JuQRel3_7Gs

「The Bucket」
当ブログでもお馴染みのハイブリッド女性シンガー・ソングライターBecca Stevensをフィーチャー。Becca Stevensらしい緻密で神秘的な音世界を、Sanchezが現代ジャズ・ドラマーらしいドラミングで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jkj2aRuGi4c

「I Think We're Past That Now」
Trent Reznor/Atticus RossというNine Inch Nailsメンバーをフィーチャー。本作らしい世界観のダークなヘヴィ・ロックに仕上がっています。Trent Reznorの名が本作に登場するのは久々かもしれませんね。相変わらずの存在感です。
https://www.youtube.com/watch?v=SnIJp_Wwvww

「Alambari」
Maroをフィーチャー。(多分)Maroはポルトガルの女性SSWのMariana Britoではないかと思います。Maroの美しいヴォーカルを生かした現代ジャズらしい1曲に仕上がっています。Maroの歌声とSanchezの叩くビートがシンクロしていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Hqs6pll-Kl0

「Doyenne」
Thana Alexa/Nicole Zuraitis/Julia Adamyによる女性ユニットSONICAをフィーチャー。SONICAの楽曲のカヴァーです。ヴォーカル・ワークを生かした静のイメージであったオリジナルに対して、本ヴァージョンはSanchezのサウンドが加わることで動のイメージに変貌しています。オリジナルの美しさはそのまま引き継がれているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=TkMOSp3AQoQ

SONICA「Doyenne」
 https://www.youtube.com/watch?v=lySswx-LB0Y

「Risa de Mujer」
メキシコ人女優でSSWのLila Downsをフィーチャー。土着の伝統音楽×テクノロジーの融合といったムードが印象的なトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=cT13KN4PAKM

「Trapped (Red Room)」
SONICAのThana Alexaをフィーチャー。Thana Alexaのヴォーカル・ワークとSanchezのサウンドが織り成すフューチャリスティックな音世界を楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=Ewn8mDOeQq4

「Comet, Come to Me」
人気ミュージシャンMeshell Ndegeocelloをフィーチャー。美しくも刺激的なレゲエ/ダブ・チューンで楽しませてくれます。Meshell Ndegeocelloのレゲエ調トラックをお好きな人であれば気に入るはず!Sanchezのドラム、Meshell Ndegeocelloのベースが生み出すグルーヴを楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=qis21KcR6Gc

「Waiting」
ヴォーカルから演奏まで全てをSanchez一人で仕上げたトラック。Sanchezのミュージシャンとしてのトータルな魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=tvoODWc8pWM

「Risa de Mujer (Intetrlude)」
Lila Downsをフィーチャー。神秘的なムードのインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=cT13KN4PAKM

「El Agua y la Miel」
メキシコ人女性シンガーSilvana Estradaをフィーチャー。フォルクローレ×現代ジャズな雰囲気の仕上がりです。後半のスパークする感じもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=rQNwe3JVMko

「Suspended Animation」
ニュージーランドの女性SSW/ギタリストのKimbraをフィーチャー。新世代ジャズ/次世代ネオソウルとしても楽しめるトラックはかなり僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=TQFzDxd9KFw

「M-Power」
メキシコ人デュオRodrigo y Gabrielaのギターをフィーチャー。メキシカン・ギターとSanchezのドラムによるエキサイティングなバトルを楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=nJGBVePfR7k

「Closing」
ラストはメキシコ人俳優Ignacio Lopez Tarsoを再びフィーチャー。オープニングと同じく映画の一場面という雰囲気で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NxuQ_iMN_3k

Antonio Sanchezの他作品もチェックを!

『Migration』(2007年)


『Live in New York at Jazz Standard』(2010年)


『New Life』(2013年)


『Three Times Three』(2014年)


『Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance) 』(2014年)


Antonio Sanchez & Migration『The Meridian Suite』(2015年)


『Bad Hombre』(2017年)


Antonio Sanchez & Migration『Lines in the Sand』(2018年)


Will Vinson, Gilad Hekselman & Antonio Sanchez『Trio Grande』(2020年)
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2022年08月28日

Bruno Berle『No Reino Dos Afetos』

ローファイ感覚のブラジリアン・フォーキー☆Bruno Berle『No Reino Dos Afetos』
bruno berle no reino dos afetos.jpg
発表年:2022年
ez的ジャンル:ローファイ系ブラジリアン・フォーキー
気分は... :茜色に支子色・・・

ブラジル新作からBruno Berle『No Reino Dos Afetos』です。

Bruno Berleはブラジル北東部アラゴアス州出身の男性シンガー・ソングライター/マルチ奏者。

本作『No Reino Dos Afetos』がデビュー・アルバムとなります。

UKの人気レーベルFar Out Recordingsからリリースということで見つけた1枚です。

プロデュースはBruno Berle自身。
長年の共同制作者Batata Boyとの共同プロデュースも6曲あります。

アルバム全体としてはローファイ感覚のブラジリアン・フォーキーという印象です。カラーでいえばセピア色のメロウ・フォーキーといった感じですね。目立ちませんがブラジル音楽らしいリズムをしっかり効かせている点もいいですね。

ジャケはワイルドですが、音はメロウですよ!

全曲紹介しときやす。

「Ate Meu Violao」
抑えたトーンながらもブラジリアン・ムードがよく伝わってくるメロウ・フォーキー。ローファイな質感が逆に良いかも!
https://www.youtube.com/watch?v=HU_FZJA8RCQ

「Quero Dizer」
Batata Boyをフィーチャーしたリード・シングル。ローファイなサウダージ感が心地好い1曲。セピア色がよく似合います。秋にフィットしそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YvRNqLmKjoM

「Guardo Em Tuas Maos」
ローファイらしさを強調した哀愁メロウな小曲。Jefuとの共同プロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=Xm85ipChmqk

「Beat 1」
Batata Boyをフィーチャー。Batata Boyによる幻想的なトラックに、霞のようなBrunoのヴォーカルが浮遊します。
https://www.youtube.com/watch?v=MIrQDE1Kido

「O Nome Do Meu Amor」
ギターとヴォーカルのみのシンプルな演奏ですが、味わい深くていいです。
https://www.youtube.com/watch?v=ANK3YxU5_6Y

「Som Nyame」
ガーナのハイライフのエッセンスを取り入れた軽快なフォーキー・グルーヴ。女性や子どもの声がサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=tOne_cB8GTI

「Virginia Talk」
子どもの声をサンプリング/コラージュしたサイケ・フォーキー。
https://www.youtube.com/watch?v=Fu_gTh8PFr4

「So O Amor」
アコギとエレキ・ギターの音色と幻想的な歌声が印象的なメロウ・フォーキー。
https://www.youtube.com/watch?v=gG6r-vgZ54k

「So Nos Dois」
サマー・モードのブラジリアン・メロウ。さり気ない効果音とブラジリアン・リズムの組み合わせが実に心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=44suEWHaWNc

「Arraiada」
ジェントル・ムードのギターによる弾き語り。丁寧に歌い上げる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Bg6kQDEOLws

「Sereno」
本作で最も音の密度が高いトラック。ほぼインストに近いです。
https://www.youtube.com/watch?v=RFX4H9uYgB4

「E Preciso Ter Amor」
サウンド的にはアルバムで最もキャッチーなギター・ポップ調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=hIZZgCIntp4

ジャケ写真はリオのオルタナ・ポップ第三世代アーティストAna Frango Eletricoによる撮影らしいです。
posted by ez at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする