2020年08月09日

Keleketla!『Keleketla!』

Coldcutの新プロジェクトに世界中の精鋭集結☆Keleketla!『Keleketla!』

発表年:2020年
ez的ジャンル:Ninja Tune系ワールド・プロジェクト
気分は... :世界よ反応せよ!

新作からNinja Tuneを主宰するUKブレイクビーツの先駆デュオColdcut(Jonathan More/Matt Black)による新プロジェクトKeleketla!の第一弾アルバム『Keleketla!』です。

Keleketla!Coldcutと南アフリカのミュージシャンとのコラボレーションから始まったプロジェクトであり、その範囲は国境を越え、ヨハネスブルグから、ロンドン、ラゴス、ロサンゼルス、インドネシアにまで及びます。

プロジェクト名のKeleketlaは、南アフリカ共和国の公用語の1つである北ソト語で"response"を意味します。

アルバム全体としては南アフリカ・ジャズ/アフロビート×UK次世代ジャズ×UKクラブミュージックというアフリカ色の強いフューチャー・ジャズの印象を受けます。

プロデュースはColdcut(Jonathan More/Matt Black)

レコーディングには、Ezra CollectiveのメンバーJoe Armon-Jones(key)、Shabaka Hutchings(sax)、Tenderlonious(fl)、Collocutorのメンバーとしても活動する女性サックス奏者Tamar Osborn(sax)、同じくCollocutorのメンバーであるガーナ出身のAfla Sackey(per)、ジンバブエ出身、現在はロンドンを拠点に活動する女性SSW/マルチ・インストゥルメンタリストEska Mtungwazi(strings)、
最近ではTom Misch & Yussef Dayes『What Kinda Music』に参加していたMiles James(g)、The Jungle Drummer(ds)といったUKミュージシャンの参加が目立ちます。

また、映画『Black Panther』サントラに参加した南アフリカのラッパーYugen Blakrok、ズールーの音楽を基盤に持つ南アフリカの新星ジャズ・ギタリストSibusile Xaba(g)、南アフリカの伝統音楽マロンボの伝説的ギタリストPhilip Tabaneの息子Thabang Tabane(per)、南アフリカのジャズ・シンガーNono Nkoane(vo)、南アフリカはダーバンから生まれた新世代アフロ・ハウス"Gqom (ゴム)"を代表するDJの一人DJ MabhekoTubatsi Moloi(vo、fl)、Gally Ngoveni(b)等の南アフリカ勢の参加がアルバムを特徴づけます。

アフロビート勢からは今年惜しくも逝去したアフロビートのパイオニアの一人Tony Allen(ds)、アフロビートの創始者Fela Kutiに仕えたキーボード奏者Dele Sosimi(key)というアフロビート直系のミュージシャンが参加しています。

USシーンからは、人気男性R&BシンガーAnthony HamiltonFather Amde Hamilton名義)、N.Y.を代表するアフロビート・バンドAntibalas(horns)、ウエストコーストHip-Hopに多大なる影響を与えたL.A.の伝説的な詩人集団The Watts Prophetが参加しています。

それ以外に西パプアの分離・独立を訴える活動家Benny Wendaも参加しています。

UK次世代ジャズ、アフロビート/アフロ・ジャズ好きの人であれば、かなり楽しめる1枚ではないかと思います。

全曲紹介しときやす。

「Future Toyi Toyi」
UKジャズ×アフロビート×南アフリカの新世代アフロ・ハウスGqom (ゴム)のクロスオーヴァー。Tony Allenが叩き出すビートに、UK次世代ジャズを牽引するTenderloniousのフルートが妖しげに響き、さらにGqom (ゴム)の担い手であるDJ Mabhekoが絡み、それらをColdcutのセンスで1つにまとめ上げる、このプロジェクトらしいスケールの大きさを感じるオープニングです。
https://www.youtube.com/watch?v=Oi5r0rxwcFQ

「International Love Affair」
UK次世代ジャズ好きは気に入るであろうアフロ・ジャズ・グルーヴ。Shabaka HutchingsAntibalasが共演したホーン・サウンドは強力です。また、Dele Sosimiのキーボード・ソロも存在感があります。Nono NkoaneとTubatsi Moloiの男女ヴォーカルもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=M_C4ccb3DdY

「Shepherd Song」
四つ打ちハウスとアフロ・ビートを融合させたColdcutらしいクロスオーヴァー感が面白いトラック。実験的ながらもサウンドに温かみがあるのがいいですね。そんな中でJoe Armon-Jonesの正統派ジャズなピアノ・ソロがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=IaNZWAg5ttw

「Freedom Groove」
Anthony Hamilton(Father Amde Hamilton名義)をフィーチャー。The Watts Prophetsも参加しています。重量グルーヴに乗って自由への決意が表明されます。Tamar Osbornにバリトン・サックス・ソロもパンチが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=xox7d75Ysf4

「Crystallise」
Coldcutらしさ全開のトラック。Yugen Blakrokのラップをフィーチャリングし、彼らのブレイクビーツ/ヒップ・ホップ的なセンスをうまくプロジェクトに適用しています。Shabaka Hutchingsも彼らしいサックスで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=bn4582K7rf4

「Broken Light」
タイトなビートのコズミック・ジャズ・ファンク。 Dele Sosimiのキーボードがいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=tZcdwulwPFM

「5&1」
開放的なアフロ・ジャズ。南アフリカの新星ジャズ・ギタリストSibusile Xabaがその才能を遺憾なく発揮しています。
https://www.youtube.com/watch?v=tb9Avg9XfYc

「Papua Merdeka」
西パプアの解放を呼びかける電脳アフロ・ビート。ヴォーカルにはBenny Wendaも参加しています。Shabaka Hutchingsのサックス・ソロも自由へのメッセージを後押しします。
https://www.youtube.com/watch?v=i676PJCGgCs

「Swift Gathering」
ラストはEska Mtungwaziによる美しいストリングスを配したインストで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DBLGa89RBdQ

ご興味がある方は、本作に多大な貢献をしている南アフリカの新星ジャズ・ギタリストSibusile Xabaの最新作『Ngiwu Shwabada』(2020年)あたりをチェックするのも楽しいのでは?

Sibusile Xaba『Ngiwu Shwabada』(2020年)
posted by ez at 01:47| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月02日

Taylor McFerrin『Love's Last Chance』

メロウな味わいが増した2nd☆Taylor McFerrin『Love's Last Chance』

発表年:2020年
ez的ジャンル:天才マルチ・プレイヤー
気分は... :ようやく梅雨明け!

新作アルバムからN.Y.を拠点とするシンガー/ビートボクサー/DJ/プロデューサー/キーボード奏者/マルチプレイヤーTaylor McFerrinの最新作『Love's Last Chance』です。
2019年にデジタル・リリースされていた作品が今年になってCD化されました。

「Don't Worry, Be Happy」の大ヒットでも知られる人気の黒人ジャズ・シンガーBobby McFerrinの子息である男性シンガー/ビートボクサー/DJ/プロデューサー/キーボード奏者/マルチプレイヤーTaylor McFerrinの紹介は、1stアルバム『Early Riser』(2014年)に続き2回目となります。

また、Robert GlasperTerrace MartinChristian Scott aTunde AdjuahDerrick HodgeTaylor McFerrinJustin Tysonによる今ジャズのスーパー・ユニットR+R=Now『Collagically Speaking』(2018年)も紹介済みです。。

1stアルバム『Early Riser』(2014年)は、Flying Lotus主宰のBrainfeederからのリリースでしたが、本作『Love's Last Chance』はBrainfeederを離れてのリリースであり、2015年から2019年の間にレコーディングされたものです。

アルバムにはAnna Wise(vo)、Elena Pinderhughes(fl)がフィーチャリングされ、
それ以外にMarcus Gilmore(ds)、Jason Fraticelli(b、g)、Marlon Williams(g)、Jeff Gitelman(b)といったミュージシャンが参加しています。

アルバムはヴォーカル重視のメロウ・トラックが目立ちます。その意味では近年のThundercat作品に通じるものがあります。

Taylor McFerrinのプロデューサー/マルチプレイヤーとしてのトータルな才覚が発揮された佳作だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Her Entrance」
1分に満たないオープニング。Miguel Atwood-Fergusonのストリングスをサンプリングしたエレクトロニカ・トラック。
https://www.youtube.com/watch?v=u3a82zjZUKI

「All I See Is You」
McFerrinのマルチ・プレイヤーぶりが反映されたトラック。ローファイな手触りが心地いいポップ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ynNx75RN88w

「Love And Distance」
タイトル曲にはMarcus Gilmore(ds)が参加。近年のThundercat作品に通じるメロウ・ソウルな味わいに惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=4qFGSnM-MZc

「Now That You Need Me」
幻想的なシンセ・ポップ/ソウル。エフェクトのかかったヴォーカルとシンセ・サウンドとのシンクロ感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=N-b5U3XrmOA

「Pictures You Never Hold」
30秒に満たない演奏ですが、Marcus Gilmore(ds)、Jason Fraticelli(b)が加わった演奏には今ジャズ・フィーリングを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=j5QeTpr4M9I

「Memory Digital」
Anna Wiseの女性ヴォーカルをフィーチャー。Kendrick Lamarの『To Pimp A Butterfly』および『Damn.』(2017年)、Chris Dave And The Drumhedz『Chris Dave And The Drumhedz』(2018年)等に参加していたAnna Wiseがキュートなヴォーカルを聴かせてくれるメロウ・グルーヴ。McFerrinのビートメイカーとしてのセンスも光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=vNdFivcivjg

「I Would Still」
幻想的なメロウ・トラック。これもThundercat作品に通じるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=5eHa5QVJcz0

「As You Are」
Elena Pinderhughesのフルートをフィーチャー。Elena PinderhughesはChristian Scott aTunde Adjuah作品等でお馴染みの女性フルート奏者。Marcus Gilmore(ds)、Jason Fraticelli(b)も参加した演奏は、アルバムで最もジャズを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=fPJrAbq7P7o

「I Can't Give Your Time Back」
「I Would Still」と同路線の幻想的なメロウ・トラック。エフェクトのかかったヴォーカルのゆらめきがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Vl6xCqHq1_c

「So Cold In The Summer」
ラストはMarlon Williamsのギターが心地好いメロウ・グルーヴで締め括ってくれます。これも近年のThundercat作品がお好きな人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=P3POEq7A3-I

Taylor McFerrinの他作品もチェックを!

『Early Riser』(2014年)
Early Risr [帯解説・ボーナストラック収録 / デジパック仕様 / 国内盤] (BRC418)

R+R=Now『Collagically Speaking』(2018年)
コラージカリー・スピーキング

ご興味がある方は、Taylor McFerrinの妹Madison McFerrinのデビュー・アルバム『You + I』(2020年)もチェックを!

Madison McFerrin『You + I』(2020年)
posted by ez at 01:24| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月26日

Rabii Harnoune & V.B. Kuhl『Gnawa Electric Laune』

モロッコ伝統音楽×電化ダンス☆Rabii Harnoune & V.B. Kuhl『Gnawa Electric Laune』

発表年:2020年
ez的ジャンル:電化グナワ・ダンス
気分は... :グナワって???

新作アルバムから、モロッコの伝統音楽グナワ(Gnawa)のアーティストRabii Harnouneとフランクフルトを拠点に活動するプロデューサーV.B.Kuhlがタッグを組んだ電化トライバル・ダンス作品、Rabii Harnoune & V.B. Kuhl『Gnawa Electric Laune』です。

Rabii Harnouneはモロッコ、カサブランカ出身のゲンブリ(ギンブリ)奏者/シンガー。ゲンブリ(ギンブリ)とはモロッコの弦楽器です。

正直、モロッコの伝統音楽グナワ(Gnawa)については全く明るくありませんが、Tru Thoughtsからリリースされたモロッコ伝統音楽×電化ダンスのクロスオーヴァー作品、Gilles Petersonもヘヴィ・プレイ!という情報に惹かれてネット購入しました。

伝統音楽×電化ダンスのクロスオーヴァー作品って、電化サウンドが伝統音楽の良さを打ち消してしまうことも少なくないですが、本作は伝統音楽の良さと電化ダンス・サウンドの相乗効果で今までにない進化形の電化トライバル・ダンス・ミュージックを創造しています。

先行シングルにもなった「Traveller」をはじめ、「Invitation To Dance」「Baniya」「Zid L'Mal」「Light Out Night On」あたりが特におススメです。

グナワや伝統音楽に興味がない方でもクラブミュージック/クロスオーヴァー好きの人であれば楽しめる1枚だと思います。

中毒性のある掘り出し物をぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Forest」
鳥の囀りと伝統音楽らしい旋律に電化サウンドが重なってくるモダン・グナワがオープニング。世界に開かれた伝統音楽に仕上がっているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=tO8VXBzhNII

「Yomali」
ゲンブリの響きと電化サウンドの組み合わせが新鮮なトラック。電化グナワ・ダンスの世界にグイグイ引き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=AeaYvmvtDcc

「Light Out Night On」
伝統音楽×電化サウンドのクロスオーヴァーをフューチャリスティックに聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=4q5K7lFzUGg

「Traveller」
先行シングルにもなった話題曲。伝統音楽×電化ダンスのクロスオーヴァーが実に鮮やかです。グナワ云々を抜きにしても楽しめるトライバル・ダンス・ミュージックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Eo_-nrLxwF8

「Soyo」
基本は伝統音楽ですが、それを野暮ったく聴かせない手腕に感心するトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=5LZhBD6RH80

「Invitation To Dance」
近未来の伝統音楽を聴いている気分にあるフューチャリスティック・トライバル・ダンス。トライバルなトランス感覚を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=eOuwYT-OcOg

「Arabian Echo」
新感覚の電化トライバル・ダンス。少しダビーな雰囲気もあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VAvFH8GS0vw

「Sowiyi」
伝統音楽のクラブ仕様リミックスといった雰囲気の仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=sx21twp8KfE

「Baniya」
僕好みのパーカッシヴ・ビートが心地好い民族クロスオーヴァー。クラブミュージック/クロスオーヴァー好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=sz5dwEj8Jak

「Negsha」
伝統音楽をコンテンポラリーなセンスで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HmO8YN2AG3g

「Zid L'Mal」
このモダンな民族クロスオーヴァーも僕のお気に入り。伝統音楽らしさとモダンな電化ビートが喧嘩せずに両立している点が素晴らしい!
https://www.youtube.com/watch?v=Pv4_fgxj1Ug

「Jalaba」
ラストは進化形のエレクトリック・グナワで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9TZ1pWXsABA

コロナ感染者の状況は緊急事態宣言時に逆戻りですね。
しばらくは仕事もプライベートもステイホーム対応するしかないようですね。まぁ、僕の場合、ステイホーム適応力が高い(単に一人で過ごすのが好きなだけですが)ので、それほど苦にはなりませんが・・・
posted by ez at 01:28| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月19日

Derrick Hodge『Color Of Noize』

4年ぶりの3rdアルバム☆Derrick Hodge『Color Of Noize』

発表年:2020年
ez的ジャンル:今ジャズ・ベーシスト
気分は... :コントラスト、美しさ、混沌、自由・・・

新作ジャズからRobert Glasper Experiment(RGE)のベーシストとしても知られるDerrick Hodgeの3rdソロ・アルバム『Color Of Noize』です。

1979年フィラデルフィア生まれのベーシストDerrick Hodgeの紹介は、1stソロ・アルバム『Live Today』(2013年)に続き2回目となります。

また、Hodgeも参加したRobert Glasperらによるスーパー・ユニットR+R=Now『Collagically Speaking』(2018年)も紹介しています。

2ndアルバム『The Second』(2016年)に続く3rdアルバムとなる本作『Color Of Noize』

盟友Robert GlasperBlue Noteを離れましたが、Derrick HodgeBlue Noteに止まり、本作をリリースしました。

プロデュースはBlue Noteの総帥Don WasDerrick Hodge

レコーデイング・メンバーはDerrick Hodge(b、key、p、g、vo)、Jahari Stampley(org、p)、Justin Tyson(ds)、Michael Aaberg(key、syn)、Michael Mitchell(ds)、DJ Jahi Sundance(turntable)。

メンバーを固定してバンドとしての一体感を重視した演奏となっています。全編でツイン・ドラムに拘っているあたりにHodgeの目指した音が反映されていると思います。

Wayne Shorter作の「Fall」以外はDerrick Hodgeのオリジナルです。

Sundanceのターンテーブルと共に始まる「The Cost」RGE的な「Not Right Now」、ツイン・ドラムがワイルドに駆け抜けていく「Color Of Noize」Miles Davis『Nefertiti』で演奏されたWayne Shorter作品「Fall」、Hodgeがアコギを弾き語りするフォーキーな「New Day」あたりが僕のおススメです。

決して派手なアルバムではありませんが、今ジャズ好きの人は十分楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「The Cost」
Sundanceのターンテーブルに違和感を覚えない本作らしいジャズ・ワールドが展開されるオープニング。Hodgeのベースを中心に今ジャズならではのコズミック感覚を堪能できます。DJ Jahi
https://www.youtube.com/watch?v=LQlKe5R3m9A

「Not Right Now」
Robert Glasper抜きのRGEといった雰囲気のミディアム。Jahari Stampleyの美しいピアノとMichael Aabergのシンセのコントラストがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=0rEIVb14ECg

「Little Tone Poem」
1分半に満たない美しい小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=gRtTpGWsho8

「You Could Have Stayed」
アコースティック・ベースの美しい響きに続き、抒情的ななエレクトリック・ベースがプレイされるエモーショナル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=n_7x0pXK3Wo

「Color Of Noize」
タイトル・トラックは今ジャズらしいグルーヴを存分に楽しめる疾走感あふれる演奏です。ツイン・ドラムがワイルドに駆け抜けていく鼓動がいいですね。中盤以降のコズミック&フューチャリスティック感覚もサイコーです!
https://www.youtube.com/watch?v=YW0syoft29k

「19」
霞の中を彷徨うようなミステリアス・ムードが漂う演奏です。Hodge自身のヴォイスのエコーが効果的に使われています。
https://www.youtube.com/watch?v=H0ZpWJzorZg

「Fall」
Wayne Shorter作品をカヴァー。オリジナルはMiles Davis『Nefertiti』(1967年)収録。このバンドならではの美学とツイン・ドラムならではのダイナミックな演奏を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=fdHzpctZP-I

「Looking At You」
Hodgeのヴォーカル、ピアノ、Michael Mitchellのドラムのみの演奏です。祈りのようなものを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=Qzer-3rfvYk

「Heartbeats」
音楽の美しさと、その一瞬の儚さのようなものが伝わってくる心に沁みる演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=gDYmna3NJh4

「New Day」
ここではHodgeがアコギを弾き語りし、フォーキー・ジャズな味わいの演奏を楽しめます。フォーキーのみならずエレクトリック・フィーリングと巧みに融合させているところが僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=2KjUsM340tU

「You Could Have Stayed」
「You Could Have Stayed」のJahari Stampleyによるピアノ・ソロでアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=scEGpRT18T0

Derrick Hodgeの他作品もチェックを!

『Live Today』(2013年)
Live Today

『The Second』(2016年)


R+R=Now『Collagically Speaking』(2018年)
コラージカリー・スピーキング
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2020年07月12日

J. Lamotta Suzume『Brand New Choice』

ブラン・ニュー・すずめ!☆J. Lamotta Suzume『Brand New Choice』

発表年:2020年
ez的ジャンル:ベルリン産次世代ネオソウル
気分は... :新たな選択!

新作アルバムからイスラエル出身、ドイツ、ベルリンを拠点に活動する女性アーティストJ. Lamotta Suzumeの新作『Brand New Choice』です。

イスラエル、テルアビブでモロッコ系の両親の元に生まれ、現在はベルリンを拠点に活動するビートメイカー、シンガー/ラッパーJ. Lamotta Suzumeの紹介は、デビュー・アルバム『Concious Tree』(2017年)、2ndアルバム『Suzume』(2019年)に続き3回目となります。

1st『Concious Tree』『ezが選ぶ2018年の10枚』に、2nd『Suzume』『ezが選ぶ2019年の10枚』にセレクトした近年の僕のお気に入りアーティストの一人であるJ. Lamotta Suzume

3rdアルバムと呼びたい新作『Brand New Choice』ですが、実際は今年リリースされた7曲入りEP「Brand New Choice」に、昨年リリースされた『Suzume』のリミックスEP「Suzume Remixed」からの3曲を加えた日本独自編集CDです。

本作で特徴的なのはサウンド面での変化です。

EP「Brand New Choice」からの7トラックは、これまでのジャジー&メロウな雰囲気は後退し、シンセ・サウンドを強調したフューチャリスティックなトラックが目立ちます。その意味ではリミックスEP「Suzume Remixed」からの3トラックとの組み合わせも違和感ないかもしれません。

「Hope So」「Brand New Choice」「Can't Refuse」という冒頭の3曲を聴けば、本作におけるブラン・ニュー・すずめを実感できると思います。

リミックス3トラックも『Suzume』を聴いていた方は楽しめると思います。

ブラン・ニュー・すずめを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Hope So」
J. Lamotta Suzume/Frank Dasent作。David Thornton/J. Lamotta Suzumeプロデュース。フューチャリスティックな次世代ネオソウルがオープニング。サウンド面での新スタイルを垣間見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=3CmvLLctTLA

「Brand New Choice」
J. Lamotta Suzume作。Tim Granbacka/J. Lamotta Suzumeプロデュース。タイトル曲は。フューチャリスティックなダンサブル・チューン。シンセによるエレクトリックな質感をうまく活かしているのがいいですね。

「Can't Refuse」
J. Lamotta Suzume作。David Thorntonプロデュース。ビートのデジタル感が印象的なR&Bチューン。自身の心と対話しているような内省的な雰囲気が今の時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=sUFNM9Uu5DY

「Trust Me」
J. Lamotta Suzume作。J. Lamotta Suzumeプロデュース。これまでのジャジー・メロウをフューチャリスティックにアップデートさせたようなトラックです。

「Take Your Time」
J. Lamotta Suzume作。David Thorntonプロデュース。シンセのエレクトリックな質感を強調したダンサブル・チューン。美しくも儚いムードです。

「More」
J. Lamotta Suzume作。J. Lamotta Suzumeプロデュース。インタールード的な小曲。

「Fire」
J. Lamotta Suzume作。J. Lamotta Suzumeプロデュース。従来の彼女のイメージに最も近いトラック。日だまりのメロウ・ソウルを楽しめます。

ここまでがEP「Brand New Choice」の7トラック。
こっからはリミックスEP「Suzume Remixed」からの3トラックです。

「Shugah Boi (Sweet William Remix)」
『Suzume』収録曲の日本人トラック・メイカーSweet Williamによるリミックス。オリジナルの雰囲気を受け継ぎつつ、よりヴィヴィッドな雰囲気が加味されています。
https://www.youtube.com/watch?v=cX4e_XSjZyU

「Turning (Flofilz Remix)」
『Suzume』収録曲のFlofilzによるリミックス。オリジナルは大好きなトラックでした。本リミックスはロウ・ビートとジャズフィーリングのピアノを強調した仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=NZjLQJUnDtI

「If You Wanna (Gianni Brezzo Remix)」
『Suzume』収録曲のGianni Brezzoによるリミックス。Gianni Brezzoはバレアリック・シーンからも注目を集める気鋭プロデューサー。オリジナルな素敵な日だまりのメロウ・ソウルでしたが、ここではバレアリックな「If You Wanna」を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=4nE4nkNm5CA

未聴の方は『Concious Tree』(2017年)、『Suzume』(2019年)もチェックを!

『Concious Tree』(2017年)
コンシャス・トゥリー

『Suzume』(2019年)
すずめ
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