2020年11月08日

Jarrod Lawson『Be The Change』

Moonchild参加。6年ぶりの2ndアルバム☆Jarrod Lawson『Be The Change』

発表年:2020年
ez的ジャンル:US白人ソウル・シンガー
気分は... :キャンディーズ、サイコー!

昨晩はNHK BSプレミアムで解散コンサートを含む伝説のアイドル・グループ、キャンディーズの特番のリマスター版再放送で大興奮!

涙なしには見られない解散コンサートのみならず、子どもの頃、一番楽しみなバラエティ番組だった『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』での伊東四朗、小松政夫とのコント・シーンも流れて鼻血ブー状態でした(笑)

解散から42年が経っていますが、ランちゃん、ミキちゃん、スーちゃんの歌声、歌う姿には永遠の輝きがあります!
ということで、本当はキャンディーズ・ソングのセレクトでもエントリーしたいところですが・・・

新作からUS白人ソウル・シンガーJarrod Lawsonの2ndアルバム『Be The Change』です。

1976年オレゴン州ポートランド近郊出身の白人ソウル・シンガー/ピアニスト/ソングライターJarrod Lawsonの紹介は、デビュー・アルバム『Jarrod Lawson』(2014年)に続き2回目となります。

自主制作盤としてリリースされたものが話題となり、UKの人気レーベルDomeからリイシュー盤がリリースされ、さらには国内盤もリリースされたデビュー・アルバム『Jarrod Lawson』(2014年)。日本でもソウル好きの間で話題となりましたね。僕もこのデビュー・アルバムに魅了された一人です。

そして6年歳月を経て、ようやく2ndアルバム『Be The Change』が届けられました。

ただし、その間に他アーティスト作品への参加、楽曲提供、プロデュースなど活動の幅を広げると同時に、Orpheus名義のインスト・アルバム『Visions』(2019年)(アナログ・リリースのみ)もリリースしています。

本作もDomeからのリリースです。

楽曲はすべてJarrod Lawsonのオリジナルです。

新世代ネオソウルを代表するユニットMoonchildをフィーチャリングされ、1960年代から活躍し、数多くのミュージシャンの作品に参加している人気パーカッション奏者Sammy Figueroaも参加しています。

デビュー・アルバム『Jarrod Lawson』(2014年)と同じく、ソウルに自然なかたちでジャズをブレンドしたアーバンでメロウなソウル・ワールドが展開されます。派手さはありませんが、前作以上にサウンドが緻密になっています。

グッドヴァイヴに溢れたタイトル曲「Be The Change」MoonchildAmber Navranとのデュエット「I'll Be Your Radio」、メロウ・エレピの映える「Universal Chord」、アナログ・シンセの質感を生かした「Why Don't You Call Me Baby Anymore」、ブラジリアン・フレイヴァーの「Connected」、引き算のメロウ・ソウル「Embrace What We Are」、ソウル、ジャズ、ラテンのクロスオーヴァー「How Long」など僕好みのグッド・ソウルがズラリと並びます。

本作の唯一の不満は、国内盤CDに参加ミュージシャンのクレジットが一切ない点ですかね。国内盤という付加価値をつけるならば、発売元にはその程度の情報は補足してほしいですね。ライナーノーツも読むべき点は少なかったし、これならば輸入盤で十分かも?

まぁ、アルバム中身自体は素晴らしいので、ぜひ皆さんにもチェックして欲しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Be The Change」
オープニングを飾るタイトル曲はグッドヴァイヴに溢れた爽快メロウ。2020年版フリーソウルとでも呼びたくなります。Jarrodのソウルフル・ヴォーカルと落ち着いたピアノがいい感じです。Sammy Figueroaの軽やかなパーカッションもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=o9_unJ41hMg

「I'll Be Your Radio」
Moonchildをフィーチャーしたメロウ・ミディアム。ファンには嬉しい共演ですね。Amber Navranの陽だまりのコケティッシュ・ヴォーカルとJarrodのスウィートなソウルフル・ヴォーカルの組み合わせはサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=y4oK33Y2Q7k

「Battlefield」
アナログ・シンセの音色がいい感じのミディアム・ソウル。ヴィンテージ・ソウルをモダン・フィーリングで聴かせてくれるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8S35CK2KqGA

「Love Isn't Always Enough」
ムーディーなトランペットと共に始まるバラード。ここでもオーセンティックなスウィート・ソウルにJarrodのピアノをはじめとするジャズ・フィーリングを違和感なく融合させているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=U0qn3ib5VHo

「Universal Chord」
メロウ・エレピの映えるアーバン・ソウル。少しミステリアスでドリーミーに浮遊する音世界に惹き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=W-bzfEwkO18

「Why Don't You Call Me Baby Anymore」
アナログ・シンセの質感を生かした僕好みのミディアム・グルーヴ。♪Why Don't You Call Me Baby Anymore♪のフレーズを思わず口ずさんでしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=EjgpM3VgMY4

「Evalee」
オーセンティックなソウル・バラード。控えめのサウンドで、その分ヴォーカル・ワークで聴かせる1曲に仕上がっています。

「Connected」
ブラジリアン・フレイヴァーのメロウ・ソウル。Jarrodのファルセット・ヴォーカルが映える寛いだメロウ・ワールドがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=EJoSQnRsrTw

「Embrace What We Are」
引き算の美学がある生音フィーリングが実に心地好い僕好みのメロウ・ソウル。Sammy Figueroaのパーカッションも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=nNetDaN523Y

「Soul Symphony」
タイトルの通り、Jarrodのソウル愛に満ちたミディアム・バラード。気負いのない自然体の演奏、ヴォーカルが実にいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=77r2sDRVnlo

「How Long」
ラストはSammy Figueroaのパーカッションと共に始まるソウル、ジャズ、ラテンのクロスオーヴァーが心地好い1曲で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1tBtK-P-Qfc

未聴の方はデビュー・アルバム『Jarrod Lawson』(2014年)もチェックを!

『Jarrod Lawson』(2014年)
ジャロッド・ローソン
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2020年11月01日

Brandi Disterheft Trio with George Coleman『Surfboard』

カナダ人女性ベーシストによるブラジリアン・ジャズ☆Brandi Disterheft Trio with George Coleman『Surfboard』

発表年:2020年
ez的ジャンル:女性ジャズ・ベーシスト系ブラジリアン・ジャズ
気分は... :このジャケで瞬殺!

新作アルバムから女性ジャズ・ベーシストのBrandi Disterheftの最新作Brandi Disterheft Trio with George Coleman『Surfboard』です。

Brandi Disterheftは1980年カナダ生まれの女流ベーシスト/シンガー/コンポーザー。

2007年のデビュー・アルバム『Debut』をリリースした直後は、ウッドベースを抱え弾き歌うことから"カナダのEsperanza Spalding"とも称されました。

最新作『Surfboard』では、Tania Mariaなどのバックを務めたブラジル人ベテラン・ドラマーPortinho(ds)と彼と長年活動してきたKlaus Mueller(p)とトリオを組んでいます。

さらにスペシャル・ゲストとして、1950年代から活動する大ベテラン・ジャズ・サックス奏者George Coleman(as)を迎えています(Colemanは3曲に参加)。

4人ともに現在はN.Y.を拠点に活動しています。

アルバムはブラジリアン・ジャズ中心の構成ですが、ストレートアヘッドなジャズも収録されています。全16曲がBrandiのオリジナルが8曲、残り8曲がカヴァーという構成です。

カヴァーについては、Antonio Carlos JobimMoacir Santosといったブラジル人アーティストの作品や、「My Foolish Heart」「Speak Low」「On Broadway」「Where or When」といったスタンダードに加えて、Sam JonesOscar PettifordといったBrandiが敬愛するジャズ・ベーシストの作品も取り上げています。

軽快なブラジリアン・ジャズのタイトル曲(Jobim作品)「Surfboard」Moacir Santosの名曲カヴァー「Nana」George Coleman参加の「Coup de Foudre」「My Foolish Heart」「Speak Low」という3曲、Brandiのコケティッシュ・ヴォーカルの魅力が映える「Manhattan Moon」「Where or When」、ジャズ・ベーシストとしてのBrandiの腕前を楽しめる「Pendulum at Falcon's Lair」など僕好みの演奏が満載です。

軽やかながらもエレガントで華のあるブラジリアン・ジャズをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Surfboard」
オープニングを飾るタイトル曲はAntonio Carlos Jobim作品のカヴァー。当ブログではBossacucanova & Roberto Menescalのカヴァーも紹介済みです。トリオでの軽快なブラジリアン・ジャズを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=v-Tcgn-_DgE

「Prelude to Coup de Foudre」
「Coup de Foudre」
Brandi Disterheft作。Brandiがしっとりと歌い上げるプレリュードから華のあるブラジリアン・ジャズの本編へ。本編ではGeorge Colemanが衰えを感じさせない躍動感のあるブロウを聴かせてくれます。Klausの端正なピアノもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=GyDA_SHzIqo

「My Foolish Heart」
作詞Ned Washinton、作曲Victor Youngによるスタンダード。映画『My Foolish Heart』(1949年)の主題歌です。当ブログではBill Evans TrioRoman AndrenAstrud GilbertoGabor Szaboのカヴァーを紹介済みです。Colemanのムーディーなサックスを大きくフィーチャーした素敵なバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=fNSUeeJjsC4

「Nana」
Moacir Santosの名曲をカヴァー(Moacir Santos/Mario Telle作)。Portinhoのドラムが牽引するリズミックながらも気品のあるブラジリアン・ジャズに仕上がっています。

本曲に関して、当ブログではMoacir Santos自身のセルフカヴァー、Bossa RioNara LeaoBossacucanova & Roberto MenescaSonzeiraのカヴァーも紹介済みです。

「Manhattan Moon」
Brandi Disterheft作。チャーミングなBrandiのヴォーカルにグッとくるロマンティックなブラジリアン・メロウ・ジャズ。

「Pendulum at Falcon's Lair」
Brandiが敬愛するジャズ・ベーシストOscar Pettifordの作品をカヴァー。ジャズ・ベーシストとしてのBrandiの腕前を大きくフィーチャーした演奏です。

「On Broadway」
The Driftersのヒット曲をカヴァー(Jerry Leiber/Barry Mann/Mike Stoller/Cynthia Weil作)。当ブログではMongo Santamariaのカヴァーを紹介済みです。Brandiのキュートな歌声と抑えたトーンながらも息の合った小粋なトリオ演奏を楽しめます。

「Speak Low」
Kurt Weill/Ogden Nash作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。元々はミュージカル『One Touch of Venus』(1943年)のために書かれた楽曲です。ここではColemanのベテランらしいプレイを楽しめるブラジリアン・ジャズに仕上がっています。

本曲に関して、当ブログではStefania RavaThe Latin Jazz Quintet with Eric DolphyCybill ShepherdMarisa Monteのカヴァーも紹介済みです。

「One Dream」
Brandi Disterheft作。前半はBrandiのヴォーカル&ベースのみで展開されます。中盤からはトリオ演奏となり、ジャズ・バラードをしっとりと聴かせてくれます。

「Portrait of Porto」
Brandi Disterheft作。軽やかな中にも華やかさがあるブラジリアン・ジャズをトリオ演奏で聴かせてくれます。演奏全体がヴィヴィッドでいいですね。

「Where or When」
1937年のミュージカル『Babes in Arms』のために書かれたLorenz Hart/Richard Rodgers作品をカヴァー。当ブログではClifford BrownJane BirkinNorman Feelsのカヴァーを紹介済みです。Brandiのコケティッシュ・ヴォーカルの魅力が映える僕好みのロマンティックな仕上がりです。

「Del Sasser」
Brandiが敬愛するジャズ・ベーシストSam Jonesの作品をカヴァー。トリオの各メンバーに見せ場がある躍動感のある演奏で楽しませてくれます。

「Reveries」
Brandi Disterheft作。ラストは抑えたトーンながらも、絶妙なアンサンブルを繰り広げるトリオ演奏で締め括ってくれます。

Brandi Disterheftの他作品もチェックを!

『Debut』(2007年)


『Second Side』(2009年)


『Gratitude』(2012年)


Brandi Disterheft With Harold Mabern & Joe Farnsworth『Blue Canvas』(2016年)
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2020年10月25日

Ledisi『The Wild Card』

自主レーベルで輝きを取り戻したレディ・ソウル☆Ledisi『The Wild Card』

発表年:2020年
ez的ジャンル:実力派女性R&Bシンガー
気分は... :この移籍は大歓迎!

新作から実力派女性R&BシンガーLedisiの最新作『The Wild Card』です。

1972年ニューオリンズ生まれの女性R&BシンガーLedisiについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。、

 『Soulsinger』(2000年)
 『Lost & Found』(2007年)
 『Pieces Of Me』(2011年)

最新作『The Wild Card』は長年在籍していた大手Verve Recordsを離れ、自主レーベルListen Back Entertainment からのリリースです。

このように書くと都落ちのイメージですが、正直Verveの近作はLedisi本来の魅力が薄れ、彼女にメジャーの水は合わないと感じていたので、Verveからの離脱は正解であったと思います。

結果として、最新作『The Wild Card』Ledisiらいしソウル・フィーリングに溢れた1枚に仕上がっています。彼女が自分がやりたい音楽をやっている感じが伝わってくるのがいいですね。

メイン・プロデュースはLedisi自身と長年彼女の作品を支えてきたRex Rideout

また、現代ジャズ・シーンを牽引するジャズ・ピアニストRobert Glasperも2曲プロデュースしています。

それ以外にJeff "Gitty" GitelmanIvan Barias等もプロデュースを手掛けています。

また、Cory Henry、女性ラッパーSa-Rocがフィーチャリングされています。

D'Angelo「Untitled (How Does It Feel)」を思わせるリード・シングル「Anything for You」Ivan Bariasプロデュースの2ndシングル「Where I Am」Robert Glasperプロデュース、Sa-Rocをフィーチャーした「Wake Up」Chaka Khanを彷彿させるファンキー・グルーヴ「WKND」Harry Nilssonの大ヒット曲カヴァー「Without You」Cory Henryをフィーチャーしたソウル・グルーヴ「What Kinda Love Is That」などLedisiファンを歓喜させる楽曲が並びます。

本来のレディ・ソウルらしい原点に立ち戻ったLedisiの再出発を歓迎します。

全曲紹介しときやす。

「Anything for You」
Rex Rideout/Ledisiプロデュース。アルバムからの1stシングルがオープニング。よく言われているように、D'Angelo『Voodoo』(2000年)収録の名曲「Untitled (How Does It Feel)」をヴィンテージ風にしたような素敵なソウル・バラードです。この1曲を聴いただけで、彼女のレーベル移籍は成功だと思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=XauB5LZaOpI

アルバム未収録ですが、PJ Mortonとのデュエット・ヴァージョンもあります。
Ledisi & PJ Morton「Anything for You (The Duet)」
https://www.youtube.com/watch?v=uOT5_mFQZHw

「Next Time」
Rex Rideout/Ledisiプロデュース。Ledisiのヴォーカルがジワジワと沁み渡ってくるミディアム・ソウル。レディ・ソウルらしい地に足のついた感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=NZQB-YY7rfI

「Same Love」
Jeff "Gitty" Gitelmanプロデュース。歌を大事にする本作のスタンスを象徴するようなバラード。あくまでもLedisiの歌世界を引き立てるアレンジがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=uBTEIifwKp8

「Now or Never」
Robert Glasper/Ledisiプロデュース。Robert Glasper絡みの1曲目。Glasper(p)、Brandon Owens(b)、Justin Tyson(ds)のトリオがバッキングを務めます。多重録音によるヴォーカル・ワークを活かしたミディアム・ソウル。控えめな演奏でLedisiのヴォーカルを引き立てる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JByX_GOdhAY

「Stay Gone」
Rex Rideout/Ledisiプロデュース。ソウル・バンド感のあるバッキングを従えて、Ledisiが堂々としたヴォーカルを披露します。
https://www.youtube.com/watch?v=mSTJ36sdoQg

「Where I Am」
(Carvin & Ivanでお馴染みの)Ivan Bariasプロデュース。アルバムからの2ndシングル。Ivan BariasらしさとLedisiらしさが噛み合った幻想的なネオソウルに仕上がっています。次世代ネオソウルなんかにも呼応しているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=I7MN-5DktcY

「WKND」
Rex Rideout/Ledisiプロデュース。思わずChaka Khanのカヴァー?なんて言いたくなりそうなパワフルなファンキー・グルーヴ。サイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=Cx0NXqzEmS4

「What Kinda Love Is That」
Cory Henry(p)をフィーチャー。Rex Rideout/Ledisiプロデュース。生演奏ならではのリラックスしたグルーヴが心地好い1曲。思わず身体を揺らしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=uu0FreBVgZE

「Sunrise (Interlude)」
Cory Henryプロデュース。Cory Henryによるインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=soxgRs0JS1Y

「In It to Win」
Phil Beaudreauプロデュース。Justin Bieberの最新作『Changes』でも1曲プロデュース&ソングライティングで参加していた人です。ここではすべての演奏も行っています。ラテン・フレイヴァーを効かせた哀愁グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=SJKSq_muCfI

「One」
Rex Rideout/Ledisiプロデュース。情感たっぷりの歌いまわしが印象的な哀愁ミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=nKnNP62Zofc

「Wake Up」
Robert Glasper/Ledisiプロデュース。Robert Glasper絡みの2曲目は女性ラッパーSa-Rocをフィーチャー。アルバムからの3rdシングルにもなっています。ここでもGlasper(p)、Brandon Owens(b)、Justin Tyson(ds)のトリオがバッキングを務めます。今度はGlasperの現在進行形ジャズ・ワールドにLedisiに飛び込んでいっている感じです。今ジャズ好きの人も楽しめるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=nVZoU3g3ET8

「Stone」
Rex Rideout/Ledisiプロデュース。自主レーベルだからこそのソウル・チューンって感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=U5N9yDKw4mY

「Without You」
Harry Nilsson、1971年の大ヒット曲をカヴァー。オリジナルはBadfinger(Tom Evans/Pete Ham作)。Rex Rideout/Ledisiプロデュース。Rexのピアノをバックに、Ledisiの感動的な歌声に聴かせてくれます。思わず涙腺が緩んでしまう至極のカヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=sjuHPMCCAsg

「Sunset (Outerlude)」
Cory Henryプロデュース。Cory Henryによるアウトロ。
https://www.youtube.com/watch?v=w5mIZnKr68U

Ledisiの他作品もチェックを!

『Soulsinger』(2000年)
Soulsinger

『Feeling Orange but Sometimes Blue』(2002年)
FEELING ORANGE BUT SOMETIMES BLUE

『Lost & Found』(2007年)


『It's Christmas』(2008年) ※クリスマス・アルバム
It's Christmas

『Turn Me Loose』(2009年)
Turn Me Loose

『Pieces Of Me』(2011年)
Pieces of Me

『The Truth』(2014年)


『Let Love Rule』(2017年)
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2020年10月18日

Avant『Can We Fall In Love』

Robert Glasperも参加した5年ぶりの新作☆Avant『Can We Fall In Love』

発表年:2020年
ez的ジャンル:オトナ男性R&B
気分は... :Can We Fall In Love…

今回はベテラン男性R&BシンガーAvantの最新アルバム『Can We Fall In Love』です。

1978年生まれの男性R&BシンガーAvantについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の7枚。

 『My Thoughts』(2000年)
 『Ecstasy』(2002年)
 『Private Room』(2003年)
 『Director』(2006年)
 『Avant』(2008年)
 『The Letter』(2010年)
 『Face The Music』(2013年)

デビューから20年以上。ベテランの域に入りマイペースでの作品リリースが続くAvant。本作は『The VIII』(2015年)以来5年ぶりの新作となります。

本作も前作に続きTravis Saylesとタッグを組んでおり、プロデュース、殆どのソングライティングを二人で手掛けています。

セクシー&ロマンティックなスロウ中心の構成であり、Avant好きは納得の1枚に仕上がっています。

決して歌いすぎずに、心の機微をセクシーに伝えれくれる感じがたまりません。

タイトル・トラック「Can We Fall In Love」、Maurice Brownがトランペット・ソロで盛り上げてくれる「You Don't Love Me No More」、ヴィンテージ感のあるソウル・バラード「Not Gone Lose」Robert Glasperをフィーチャーした「Take It Slow」、ビューティフル・バラード「Worth It」など素敵なスロウがズラリと並びます。

円熟味を増したAvantのセクシー&ロマンティックなR&Bワールドを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「You Don't Love Me No More」
Avant/Maurice Brown/Travis Sayles作。Avantらしい素敵なスロウがオープニング。エフェクトのかかったヴォーカルと共に切ない思いが伝わってきます。終盤にはソングライティングにも参加しているMaurice Brownがトランペット・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=qFyDJp3rI-g

「Can We Fall In Love」
Avant/Travis Sayles作。タイトルはこれぞAvant節!というロマンティックな極上スロウ。このトラックを聴いて本作の購入を決めました。しばらく僕のiTunesヘビロテになえそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=0ETs_pGRD_U

「Not Gone Lose」
Avant/Travis Sayles作。アルバムに先行してシングル・リリースされたトラック。ヴィンテージ感のあるソウル・バラード。Avantのヴォーカルの魅力を知るには、こういうソウル・バラードもいいかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=twuFvftvyJk

「All In My Head」
Avant/Travis Sayles作。セクシーな語り口のスロウ。エフェクトを巧みにつかって妖しいムードを醸し出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=ptcf5VnoRJQ

「Take It Slow」
Robert Glasperをフィーチャー。Avant/Travis Sayles/Robert Glasper/Joe "Thelonius" Harley作。Glasperの美しいピアノをバックに、セクシー・モード全開のベッドルーム・モードのスロウを歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=q3384iDnVZY

「Edible」
Avant/Travis Sayles作。Avantのハイトーン・ヴォーカルが映える幻想的なミディアム。さり気ないですが、気づくとAvantワールドの只中に・・・
https://www.youtube.com/watch?v=cLdsbdKfv3o

「Irreplaceable」
Avant/Travis Sayles作。本作の中では比較的動きのあるトラック。エレクトリックな音色の中にAvantの歌声が溶け込んでいくような感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_Jo0jd04NTs

「Nothing Without You」
Avant/Travis Sayles作。ロマンティックなスロウ。抑えたトーンで余韻で楽しませてくれる感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=J6OXT6z7Rd4

「Live A Lie」
Avant/Travis Sayles作。アコギの質感が印象的な哀愁スロウ。歌いすぎないことで逆に切ない思いが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=vDW9cbAU8C4

「Worth It」
Avant/Travis Sayles/Shawn Carrington/Slavic Livins作。ラストは僕好みのビューティフル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=0RabNi0W9T8

Avantの他作品もチェックを!

『My Thoughts』(2000年)
My Thoughts

『Ecstasy』(2002年)
エクスタシー

『Private Room』(2003年)
Private Room

『Director』(2006年)
Director

『Avant』(2008年)
Avant

『The Letter』(2010年)
The Letter

『Face The Music』(2013年)
Face the Music

『The VIII』(2015年)
VIII
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2020年10月11日

Rodrigo Carazo『Octogono』

アルゼンチン新世代フォルクローレ☆Rodrigo Carazo『Octogono』

発表年:2020年
ez的ジャンル:アルゼンチン新世代フォルクローレ
気分は... :素朴なようで実は緻密・・・

新作アルバムからアルゼンチン新世代フォルクローレ作品Rodrigo Carazo『Octogono』です。

Rodrigo Carazoはアルゼンチン、コルドバ出身のシンガー・ソングライター/マルチ・インストゥルメンタリスト。

これまで『Oir E Ir』(2015年)を含む2枚のアルバムをリリースしており、本作『Octogono』は3枚目のアルバムとなります。

この国内盤CDにはCarlos Aguirreがライナーノーツを特別寄稿しています。

アルバムには、アルゼンチン人パーカッション奏者Santiago Vazquezの弦楽カルテットMagnolia Cuarteto de Cuerdas等のアーティストがフィーチャリングされています。

多彩な楽器が使われながらもミニマルな美学を感じる、緻密に計算された繊細で美しい音世界に魅せられます。

フォルクローレの原始的な瑞々しさを残しつつ、進化している新世代フォルクローレの創造性を楽しみましょう。

深夜に大自然の映像を観てるような癒しがあります。

全曲紹介しときやす。

「Antes Del Tiempo」
繊細な美しさを感じる素敵な"静かなる音楽"がオープニング。聴く者の心を浄化し、優しく包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=GxcnUTPvYXY

「Hora Minima」
フォルクローレらしい素朴なのに緻密な創造性に溢れた音世界に魅せられます。バンドネオンの響きがアルゼンチン。フォルクローレらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SESnPBkDnsU

「Mis Ideas」
El David Aguilar/Santiago Vazquezをフィーチャー。マリンバの響きが心地好い牧歌的な仕上がり。El David Aguilarの口笛にも癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=Mephk8h1R5M

「So Pra Ficar」
To Brandileone/Pedro Pastor/Lior Shoov/Leila Martialというブラジル、フランスのミュージシャンをフィーチャー。全体としてはブラジリアンSSW風の仕上がり。アルバムの中では異色のトラックかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=BQccPVwmjgQ

「Una Luna」
Santiago Vazquezをフィーチャー。フォルクローレらしい味わいの中に新世代ならではのサムシングを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=mui97vXqYPo

「Horas Este Mar」
枯山水の石庭でも眺めながら聴きたくなる和を感じるトラック。ミニマルな美学を感じるところもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9ukALaeTxfk

「Miradas Nuevas」
素朴なフォルクローレで始まりますが。途中から弦楽カルテットMagnolia Cuarteto de Cuerdasの美しい弦の響きが加わり、一気に音世界が広がる感じがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=aEkH4dJNlz0

「Valparaiso」
この曲でもMagnolia Cuarteto de Cuerdasをフィーチャー。音で埋め尽くすのではなく、あえて余白を残すところがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=GUxFmH6p36s

「Nosmica」
フォーキーなフォルクローレ(変な表現?)といった感じですね。ロードムービーのBGMなんかに似合いそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PrCKydn-GF0

「Cantabrico」
ラストも緻密な創造性に溢れたフォルクローレで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=WSacY95rv7U

ご興味がある方はRodrigo Carazoの他作品や本作に参加しているSantiago Vazquezの作品もチェックを!

『Oir E Ir』(2015年)


Santiago Vazquez『Raamon』(2004年)


Santiago Vazquez『Santiago Vazquez』(2014年)
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