2023年08月23日

Peyton『PSA』

次世代女性R&B/ネオソウル☆Peyton『PSA』

発表年:2021年
ez的ジャンル:次世代女性R&B/ネオソウル
気分は... :尾を泥中に曳く・・・

今回はPeyton『PSA』(2021年)です。
新作として紹介できなかった買いそびれていた1枚です。

Peyton(本名:Peyton Nicole Booker)は1997年テキサス州生まれの女性R&B/ネオソウル・シンガー。

グラミー・ノミネートの経歴を持つ女性ゴスペル・シンガーTheola Bookerを祖母に持ちます。

人気レーベルStones Throwからリリースされた本作『PSA』(2021年)についてネットで調べると、デビュー・アルバム扱いと2ndアルバム扱いという2通りの説明があります。

これは2016年にデジタル配信された『Peace in the Midst of a Storm』を含めるか否かの違いだと思います。

Joyce Wriceや当ブログでも紹介したAri Lennoxといった女性シンガーと一緒に説明されることも多いPeytonですが、個人的には少し系統が違うかなという気もします。これら2アーティストほど王道系ではなく、オルタナ系という位置づけでしょうか。。

本作『PSA』(2021年)も、儚いキュートさと脱力感に魅せられる王道R&Bとは一味違う1枚に仕上がっています。

CD(輸入盤)にクレジットが記載されていないので詳細は不明ですが、BiakoJay AnthonyVicky FarewellJulia LewisKeys N Kratesといったプロデューサーが起用されているようです。

ドリーミーなオープニング「What Did I Do」、Brice Blancoのラップをフィーチャーした「Let It Flow」、美しいピアノが響く「Haters」、コケティッシュな「Ppl Say」、Peyton流モダン・ブギー「Don't U Wanna Fly」、癒されるビューティフル・メロウ「It's Been So Long」、映画名曲カヴァー「Pure Imagination」あたりがオススメです。

儚くもキュートで、脱力系で癒されるPeytonワールドを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「What Did I Do」
PeytonとHope Shorterの共作。ドリーミーなメロウ・チューンがオープニング。美しくも儚い感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=P9LUtG596f4

「Let It Flow」
Brice Blancoをフィーチャー。楽曲もPeytonとBrice Blancoのの共作です。シンセ・ベースの重低音が腹に響くメロウ・チューン。儚いPeytonの歌声とBrice Blancoのラップのコントラストが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=CdI2dHkYpoM

「Haters」
美しいピアノとPeytonのキュートな歌声が印象的な幻想的トラック。ただし、控えめなリズムが一筋縄ではいかない感じがStones Throwっぽいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=kTDZgCn7LhQ

「Ppl Say」
Peyton作。Peytonのヴォーカルのコケティッシュな魅力を満喫できるミディアム・グルーヴ。夢の中で彷徨うようなムードです。
https://www.youtube.com/watch?v=NMFd5VlVW3A

「IRLMB」
Peyton作。1分半の短いトラックですが、レイジーな雰囲気が印象的な脱力系トラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=x0B1kJ3jfDI

「Vicky's Interlude」
Vicky Farewell作。幻想的で美しいインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=VMtYXzLFVJw

「Big Flexer」
Peyton作。Ian McGilberをフィーチャー。ギターの音色と力強いビートが印象的なインディー・ロック調のトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=p8nH7nnPFuA

「Don't U Wanna Fly」
Peyton作。Peyton流モダン・ブギーといったところでしょうか。ベッドルームのダンス・ミュージックといった雰囲気が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=num7e2kK7DE

「Tad Bit」
Peyton作。幻想的な美しさと実験的な雰囲気が同居するトラック。Peytonのキュートな魅力が際立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=JOc6bpI4n5k

「It's Been So Long」
Peyton作。儚いPeytonの歌声に癒されるビューティフル・メロウ。ゆっくりと時間が流れていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FzjuXAn7gIE

「Perfect Peach」
PeytonとHope Shorterの共作。脱力系のミディアム・メロウ・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=rP1IhCfyJhc

「Pure Imagination」
映画『Willy Wonka & the Chocolate Factory』(1971年)のサントラ曲をカヴァー(Leslie Bricusse/Anthony Newley作)。オリジナルはGene Wilderが歌っていました。そんな楽曲を甘く切ないメロウ・バラードで聴かせてくれます。アコギとせつねい歌声の組み合わせがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=WmSJn0agrTE

ここ数日、三笘選手の衝撃のドリブル弾動画を繰り返し観てニンマリしています。これでだけで酒が何杯も呑めますね!
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2023年08月20日

Fabiano Do Nascimento『Das Nuvens』

最新作はLeaving Recordsからのリリース☆Fabiano Do Nascimento『Das Nuvens』

発表年:2023年
ez的ジャンル:ブラジル人ギタリスト
気分は... :肯綮に中る・・・

新作からブラジル出身、現在はL.A.を拠点に活動するギタリストFabiano Do Nascimentoの最新作『Das Nuvens』です。

1983年リオ・デジャネイロ生まれのギタリストFabiano Do Nascimentoの紹介は、『Ykytu』(2021年)

現在はL.A.を拠点に活動しています。

今年初めにArthur Verocaiと共演したアルバム『Lendas』(アナログ盤のみ)をリリースしたばかりですが、約半年という短いインターバルで最新作『Das Nuvens』が届けられました。

本作はFabianoとの親交も深いSam Gendelなどニューエイジ/アンビエント作品のリリースで知られるLeaving Recordsからのリリースです。

プロデュースはDaniel Santiago
これもでもFabiano作品に参加していますし、当ブログでも紹介したPedro Martinsvとの共演でも知られるブラジル人ギタリストです。

演奏もすべてFabianoとDaniel Santiagoの二人によるものです。
楽曲はすべてFabianoのオリジナル。

Baden Powellらの流れを汲む、ブラジル人ギタリストらしいテクニックとスピリチュアルな雰囲気で楽しませてくれてきたFabiano Do Nascimentoですが、本作はLeaving Recordsからのリリースらしくニューエイジ/アンビエントなテイストも取り込み、ブラジル音楽の枠を飛び越えた音世界を展開します。

美しいギターの音色と無機質なプログラミングの組み合わせによるクールな音世界は、打ち水のような清涼感とモダンな癒やしを聴く者に届けてくれます。

全曲紹介しときやす。

「Babel」
Fabianoらしいスピリチュアル感覚とLeaving Recordsらしいニューエイジ/アンビエント感覚がうまくブレンドしたようなオープニング。また、「バベルの塔」を冠したタイトルを踏まえて、神の怒りを買った人類への警鐘のような意味合いも妄想すると、より味わい深くなるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=G8E5dN6AvCU

「Thrdwrld」
プログラミングによる無機質なリズムとBaden Powellばりの美しい響きのギターとのコントラストが印象的なトラック。無機質なリズムが逆に美しいギターを際立たせているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=AR6IPFWc8I4

「Train To Imagination」
このトラックも無機質なビートと美しい響きのギターの融合を試みたトラック。ビートミュージックの影響も少し感じるエクペリメンタルな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=18atGd7M0Zs

「Das Nuvens」
タイトル曲はモダン感覚のアンビエント・ミュージックといった趣です。静なるエナジーを感じます。現代アートのBGMなんか合っているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=ae9mE4f1b2M

「Yugen」
アンビエント感覚の短い演奏ですが、少しモダン・フォルクローレなテイストも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=92RrTgq7OAg

「Aurora」
6分超と本作で最も長尺のトラック。タイトルの通り、オーロラを想起させる幻想的なスピリチュアル&コズミックな音世界が展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=uRNjPHElAws

「Eterno」
僕の好きな引き算の美学を感じるトラック。一音一音の余韻を感じることができるサウンドスケープ的な音世界を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=wqmBIWTwhMA

「Stranger Nights」
星空のタイムラプス動画(一定間隔で撮影した静止画をつないだ動画)のBGMにフィットしそうな幻想的トラック。
https://www.youtube.com/watch?v=DwwUGeez5-0

「Blu's Dream」
本作では珍しいギターのみの演奏です。美しいギターの響きを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=4wWIfdrQRBU

「3 Pontas」
ギターを封印してエレクトロニカを前面に打ち出したトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=v9Mszx_Zb4E

「Amoroso」
本編ラストはブラジルの土着リズムを取り入れつつ、現代音楽的なテイストで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=qdMlmPzyQ4g

「Das Nuvens Live」
国内盤CDボーナス・トラック。「Das Nuvens」のライヴ・レコーディングです。オリジナルと異なる生ドラムによる演奏なので、また違ったテイストの演奏を楽しめます。

Fabiano Do Nascimentoの他作品もチェックを!

Sumiko Fukatsu & Fabiano Do Nascimento『Leaf And Root』(2011年)


『Danca Dos Tempos』(2015年)


『Tempo Dos Mestres』(2017年)


『Preludio 』(2020年)


『Ykytu』(2021年)


Fabiano Do Nascimento & Itibere Zwarg Collective『Rio Bonito』(2022年)
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2023年08月13日

Secret Night Gang『Belongs On A Place Called Earth』

UKジャズ・ファンク/ネオソウル作品☆Secret Night Gang『Belongs On A Place Called Earth』

発表年:2023年
ez的ジャンル:ブリット・ファンク×ネオソウル
気分は... :前後際断・・・

新作からUKジャズ・ファンク/ネオソウル作品、Secret Night Gang『Belongs On A Place Called Earth』です。

Secret Night GangKemani Anderson(vo、el-p)、Callum Connell(sax、fl、vocoder、syn、clav、org)の2人がUKマンチェスターで結成されたジャズ・ファンク/ソウル・ユニット。

Gilles PetersonBrownswood Recordingsからリリースされたデビュー・アルバム『Secret Night Gang』(2021年)は、Brownswood絡みもあって大きな注目を集め、高い評価を得ました。

2022年にはKhruangbinのEUツアーをサポートしています。

2ndアルバムとなる本作『Belongs On A Place Called Earth』は、前作と同じくブリット・ファンクをベースにしつつ、前作以上にネオソウルを強く感じる1枚に仕上がっています。よりKemani Andersonのヴォーカルの魅力を満喫できるのではないでしょうか。

レコーディングにはMyke Wilson(ds)、Immanuel Simelane(b)、Jack Duckham(g)、Nicola Guida(el-p、p、key)、Aaron Wood(flh)、Elias Atkinson(tp、flh)、Jonathan Moko(b)、Rioghnach Connelly(fl)、Alberto Pico Borrero Alvarez(per)、Alan Keary(strings)といったミュージシャンが参加しています。

プロデュースは前作と同じくYvonne Ellis

Soulquariansを彷彿させるネオソウルであれば、「Don't Know What Tomorrow Brings」「Never Ever」「When Will The Sun Rise Again」「Out Of My Head」「Things Will Work Out」がオススメです。

ダンサブルに疾走するブリット・ファンクであれば、「Find A Way」「Do For You」「Every Nation」をどうぞ!

Brownswood好き、Soulquarians好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Respect Me」
本作を象徴するドープなソウルフル・チューンがオープニング。ヴォーカルはディープに、演奏は重くなりすぎず小粋にというバランスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=z03aV3iD_Jg

「Don't Know What Tomorrow Brings」
BilalTerrace Martinらの影響を受けて制作されたトラックなのだとか。確かにSoulquarians好きの人が歓喜しそうなネオソウルなミディアム・グルーヴに仕上がっています。Kemaniのヴォーカルも何処となくBilal調です。
https://www.youtube.com/watch?v=Wym7LhmUdL8

「One And Only」
哀愁ホーン・アンサンブルと共に始まりますが、トライバルなパーカッションが加わり、さらにはラテン・ビートが前面に打ち出される変わった雰囲気を持つ演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=BcglsqYa-cM

「Never Ever」
ブリット・ファンク×ネオソウルなミディアム。Kemaniの濃厚ながらも温かみのあるソウルフル・ヴォーカルに魅せられます。
https://www.youtube.com/watch?v=nK3m_4Vzhzw

「Find A Way」
疾走するブリット・ファンクですが、Kemaniのソウルフル・ヴォーカルが加わることで軽やかなディープ感(なんじゃそれは?)を醸し出すのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=MS9DPldujRY

「When Will The Sun Rise Again」
ゴスペル調ヴォーカルワークがいい感じのネオソウルなミディアム。これもSoulquarians好きの人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=jQceKuxfMtg

「Do For You」
ダンサブルに疾走する爽快ブリット・ファンク。ここではKemaniのヴォーカルも軽やかです。UKジャズ・ファンク好きの人であれば間違いない1曲でしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=QSwcQc299vM

「Out Of My Head」
ソウルフルなヴォーカル・ワークと共に始まるミディアム・ソウル・グルーヴ。これもSoulquarians好きの人はヤラれるトラックでしょう。2000年代前半にタイムスリップしたような感覚になります。
https://www.youtube.com/watch?v=pSSZUWKLmWI

「Every Nation」
ギター・カッティングが心地よいブリット・ファンクらしい爽快グルーヴ。ここでもKemaniのソウルフル・ヴォーカルが軽やかなディープ感を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=_WCOtyD9X70

「Things Will Work Out」
ラストはゴスペル・フィーリングのネオソウル・バラードで締め括ってくれます。Kemaniのヴォーカルを存分に堪能してアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=WqDYt8EKt0w

未聴の方はデビュー・アルバム『Secret Night Gang』(2021年)もチェックを!

『Secret Night Gang』(2021年)
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2023年08月06日

Mahalia『IRL』

UK R&B期待の新星の2nd☆Mahalia『IRL』

発表年:2023年
ez的ジャンル:UK女性R&Bシンガー
気分は... :軒の玉水・・・

新作からUK期待の女性R&BシンガーMahaliaの2ndアルバム『IRL』です。

Mahalia(本名:Mahalia Burkmar)は1998年イギリス・レスター生まれのシンガー/ソングライター/女優。

なんと13歳でAsylum Recordsと契約したという才女であり、これまで『Diary of Me』(2016年)、『Love and Compromise』(2019年)といったアルバムをリリースしています。
※ただし、『Diary of Me』(2016年)はコンピ・アルバム扱いで、『Love and Compromise』(2019年)がデビュー・アルバムという扱いのようです。『Love and Compromise』はUKアルバム・チャート第28位、同R&Bアルバム・チャート第4位となっています。

また、Jacob Collier『Djesse Vol. 3』(2020年)からのシングル「All I Need」にフィーチャリングされ、同曲は2021年グラミーBest R&B Performanceにもノミネートされました。
Jacob Collier with Mahalia & Ty Dolla $ign「All I Need」
 https://www.youtube.com/watch?v=ue6g7SPSyAM

2ndアルバムのタイトル『IRL』は、"In Real Life"の頭文字をとったもの。彼女のリアルが描かれ、家族や周囲の人の名も登場します。

メイン・プロデュースはJD Reid
それ以外にHartTheElementsRayeSpencer StewartGradesもプロデュースを手掛けています。

アルバムにはJoyce WriceJoJoStormzyDestin ConradKojey Radicalといったアーティストがフィーチャリングされています。

演奏面ではJD Reidに加えて、Max Pope(g、b)も大きく貢献しています。

「Terms And Conditions」「Cheat」「Ready」といったシングル曲、甘く切ないメロウR&B「In My Head」、ダンサブルなのに内省的な「Isn't It Strange」、"In Real Life"感のある「In My Bag」、新世代アーティストらしい感性の「It's Not Me, It's You」、さり気ないメロウ・ミディアム「Lose Lose」あたりが僕のオススメです。

アルバムは既にUKアルバム・チャート第31位、同R&Bアルバム・チャート第2位となっています。

僕の感性にフィットする今時の女性R&Bに出会えて思わずニンマリです。

全曲紹介しときやす。

「Ready」
JD Reid/Hartプロデュース。切々と歌われる哀愁メロウ・ミディアムがオープニング。シングルにもなりました。内省的な雰囲気にグッときます。Mahaliaの少し抑えたトーンながらも思いが伝わってくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=KNHgQdx2CAc

「In My Bag」
TheElementsプロデュース。今時のR&Bらしいヴォーカル・スタイルの哀愁メロウ・ミディアム。"In Real Life"をさらけ出している雰囲気もあって刺さるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=i0EPaHUWkiw

「Terms And Conditions」
TheElements/Rayeプロデュース。UK女性シンガーRayeはプロデュースのみならずバック・コーラスでも参加しています。Mahaliaも今年リリースされたRayeのデビュー・アルバム『My 21st Century Blues』に参加しており、そのお返しといったところでしょうか。リズミックな中にもジワジワとエモーションが伝わってくるR&Bグルーヴに仕上がっています。シングルにもなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=EuVcfJLxmcI

「In My Head」
US女性R&BシンガーJoyce Wriceをフィーチャー。JD Reidプロデュース。僕好みの甘く切ないメロウR&B。楽曲自体も良いですし、女性R&Bらしい艶やかな歌声にもグッときてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=a-NTOoysdSE

「Cheat」
US女性シンガーJoJoをフィーチャー。Spencer Stewart/JD Reidプロデュース。シングルにもなりました。JoJoとMahaliaの掛け合いに惹かれる哀愁R&Bグルーヴに仕上がっています。哀愁モードですが湿っぽくないのがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=nmPu4zO_AXw

「November」
UK男性シンガー/ラッパーStormzyをフィーチャー。JD Reid/Hartプロデュース。意外にもレトロ・ソウル調のソウル・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=i2gfssnFA2M

「Hey Stranger」
JD Reidプロデュース。Mahaliaの切々とした語り口にグッとくるバラード。リズムを最小限に抑えて、Mahaliaのヴォーカルを際立たせているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9jZemk3BEYA

「Isn't It Strange」
Grades/JD Reidプロデュース。ダンサブルなのに内省的なのが今時のR&Bらしいですね。淡々としているのに、知らぬ間に魅せられてしまうのがMahaliaのヴォーカルの魅力だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=k_Hmtex1vmg

「It's Not Me, It's You」
USシンガーDestin Conradをフィーチャー。JD Reidプロデュース。哀愁メロウ・ミディアムですが、新世代アーティストらしい感性に溢れている感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=UCM4MPMPaFg

「Wassup」
UKラッパーKojey Radicalをフィーチャー。ここ数年、当ブログでは彼をフィーチャリングしているアルバムを結構紹介しています。JD Reidプロデュース。Soul for Real「Candy Rain」をサンプリングしたトラックが印象的なダンサブル・チューン。90年代R&B/NJSのエッセンスを2023年仕様にアップデートしている感じに惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=O8xPxerBJpk

「Lose Lose」
JD Reidプロデュース。メロウ・ギターの音色をバックに、Mahaliaがキュートに語りかけるメロウ・ミディアム。さり気なさが魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=Q5soSJucWOo

「Goodbyes」
JD Reidプロデュース。アコースティックな質感でスタートしますが、一変してプログラミングによるダンサブル・サウンドが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=J4nO6K4aQ6I

「IRL」
JD Reidプロデュース。ラストはタイトル曲で締め括ってくれます。タイトルの通り、自然体のあるがままの自分で歌っている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6nc-T1TjJvg

『Love and Compromise』(2019年)
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2023年07月30日

Nicola Conte『Umoja』

最新作はFar Outから☆Nicola Conte『Umoja』

発表年:2023年
ez的ジャンル:マエストロ系ジャズ・グルーヴ
気分は... :マエストロは今も健在!

新作から当ブログでもお馴染みのジャズ・マエストロNicola Conteの最新作『Umoja』です。

イタリアを代表するジャズ・プロデューサー/アーティストNicola Conteに関して、これまで当ブログで紹介した作品は以下の6枚。

 『Other Directions』(2004年)
 『Rituals』(2008年)
 『Love & Revolution』(2011年)
 『Free Souls』(2014年)
 Nicola Conte Presents Stefania Dipierro『Natural』(2016年)
 『Let Your Light Shine On』(2018年)

最新作『Umoja』はUKの人気レーベルFar Out Recordingsからのリリース。タイトルはスワヒリ語で「統一」「一体感」という意味らしいです。

プロデュースはNicola Conte自身。

楽曲はNicola ConteAlberto Parmegiani

アルバムにはUKジャマイカンの女性シンガーZara McFarlane(vo)、Nicola Conte作品ではお馴染みのBridgette Amofah(vo)、ガーナ出身、現在はロンドンを拠点とする男性シンガーMyles Sanko(vo)がフィーチャリングされています。

それ以外に、活動休止中のフィンランドの人気バンドThe Five Corners Quintet(FCQ)のメンバーとしても知られるTimo Lassy(ts)、同じくFCQのメンバーTeppo Makynen(Teddy Rok(ds、per)、LTCSchema Sextetの活動で知られるイタリア人ピアニストPietro Lussu(p、el-p)、Alberto Parmegiani(g)、エチオピア出身のパーカッション奏者Abdissa Assefa(congas、per)、USジャズ・ベーシストAmeen Saleem(b)、イタリア人ジャズ・ベーシストMarco Bardoscia(b)、フランス人ヴァイヴ奏者Simon Mullier(vibe)とLuca Alemanno(b)というSimon Moullier Trioの面々、イタリア人キーボード奏者Dario Bassolino(el-p、syn)、スウェーデン人サックス奏者Magnum Lindgren(fl)、Fernando Damon(ds)、Milena Jancuric(fl)、Pasquale Calo(ts)、Hermon Mehari(tp)、Paola Gladys(vo)、Chantal Lewis(vo)、Jaelee Small(vo)といったミュージシャンが参加しています。

アルバム全体としては、70年代レア・グルーヴを2023年モードにアップデートさせたかのような演奏が印象に残りました。

その意味ではジャズ好きよりも、レア・グルーヴ好きに響く1枚のように感じます。

Roy Ayersを思わせる「Arise」、アフロ・サンバ・フュージョン「Life Forces」、可憐で儚いヴォーカルのメロウ・ジャズ「Flying Circles」、アフロ・カリビアン・グルーヴ「Freedom & Progress」、ブラックスプロイテーション調の褐色ファンク「Soul of the People」、コズミック・スピリチュアル・ジャズ「Heritage」Gil Scott-Heron & Brian Jackson「The Bottle」を彷彿させる「Into the Light of Love」、Nicola Conte初期作品を思い出す「Umoja Unity」あたりがオススメです。

マエストロは今も健在です!

全曲紹介しときやす。

「Arise」
Zara McFarlaneをフィーチャー。Simon Mullierのヴァイヴが印象的な70年代Roy Ayersを思わせるレア・グルーヴ調のメロウ・グルーヴ。艶やかなZara McFarlaneのヴォーカルもよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=DIwR5xtCu-8

「Dance of Love & Peace (Part 1)」
Bridgette Amofahをフィーチャー。Marco Bardosciaのベースが印象的なミステリアス&スピリチュアルな演奏です。Bridgette Amofahのヴォーカルと共に、Timo Lassyのサックスが演奏を牽引します。
https://www.youtube.com/watch?v=Yq01T_F8Vbo

「Life Forces」
Zara McFarlaneをフィーチャー。アフロ・サンバのリズムを取り入れた爽快ブラジリアン・フュージョンです。Timo Lassyのサックスを中心に聴くと、ブラジリアン・フュージョンを演奏するKamasi Washingtonといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=oCmviyqBtBg

「Flying Circles」
Bridgette Amofahをフィーチャー。Bridgette Amofahの可憐で何処となく儚いヴォーカルに魅せられるメロウ・ジャズ。Pasquale Caloのテナー・サックスも含めていい色気のある演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=Kt2kx4J6xS0

「Freedom & Progress」
Zara McFarlaneをフィーチャーした開放的なアフロ・カリビアン・グルーヴ。8分超の演奏はアルバムで最も長尺です。パーカッシヴな演奏はモロに僕好み。UKジャマイカンなZara McFarlaneのヴォーカルがよくフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=3Z_md2Qkncw

「Soul of the People」
Bridgette Amofahをフィーチャー。ブラックスプロイテーション映画のサントラに収録されていそうな褐色ファンクをスマート&アンダーグラウンドに洗練させたような仕上がりです、と書いても伝わりづらいですよね(笑)。妖しげなレア・グルーヴがお好きな人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=5lDna_1y4Uw

「Heritage」
Milena JancuricのフルートとSimon Mullierのヴァイヴが印象的なコズミック・スピリチュアル・ジャズ。インストですがヴォーカルがない分、その音世界が余計に際立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=ySeKgp4MOc0

「Into the Light of Love」
Myles Sankoをフィーチャー。ライナノーツでレア・グルーヴ名曲Gil Scott-Heron & Brian Jackson「The Bottle」が引き合いに出さされていましたが、確かにMyles Sankoのヴォーカルも含めて通じるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=YyOiuBcar0A

「Umoja Unity」
タイトル曲はトライバル/スピリチュアルに疾走するジャズ・グルーヴ。マエストロの初期作品の生演奏版といった雰囲気もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=85O34ZFTLxE

「Dance of Love & Peace (Part 2)」
Bridgette Amofahをフィーチャー。本編ラストは「Dance of Love & Peace」のパート2。雰囲気は同じですが、パート2の方がよりリズミックです。
https://www.youtube.com/watch?v=rwzHZuQet-M

「Arise (Instrumental)」
CDボーナス・トラックその1。「Arise」のインスト・ヴァージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=UGzVrZts7YM

「Into the Light of Love (Instrumental)」
CDボーナス・トラックその2。「Into the Light of Love」のインスト・ヴァージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=z_Nvv7NPA0w

Nicola Conteの他作品もチェックを!

『Jet Sounds』(2000年)
Jet Sounds

『Bossa Per Due』(2001年)
Bossa Per Due

『Jet Sounds Revisited』(2001年)
Jet Sounds Revisited

『Other Directions』(2004年)
Other Directions

『Rituals』(2008年)
リチュアルズ

『Love & Revolution』(2011年)
ラヴ&レヴォリューション

『Free Souls』(2014年)
nicola conte free souls.jpg

Nicola Conte Presents Stefania Dipierro『Natural』(2016年)
ナチュラル(NATURAL)(直輸入盤帯ライナー付国内仕様)

『Let Your Light Shine On』(2018年)
レット・ユア・ライト・シャイン・オン
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