発表年:1979年
ez的ジャンル:UK男性R&B系シンセ・ポップ/ディスコ
気分は... :然善けむ・・・
今回はUK男性R&B/ソウル・シンガーLemarの最新作『Page In My Heart』です。
Lemar(本名:Lemar Obika)は1978年北ロンドン、トッテナム出身。
2002年に参加したBBCの人気オーディション番組『Fame Academy』でその才能が認められます。
それを受けて、2003年にリリースしたシングル「Dance (With U)」がUKチャート第2位の大ヒットとなりました。
その後も2003-5年にかけて、「50/50 & Lullaby」(同第5位)、「Another Day」(同第9位)、「If There's Any Justice」(同第3位)、「Time to Grow」(同第9位)とヒット・シングルを連発しました。
アルバムとしては、これまで『Dedicated』(2003年)、『Time to Grow』(2004年)、『The Truth About Love』(2006年)、『The Reason』(2008年)、『Invincible』(2012年)、『The Letter』(2015年)という6枚をリリースしています。
USチャートでのヒットがないので、イマイチ日本での知名度は低いかもしれませんね。
そんなLemarが8年ぶりにリリースした最新7thアルバム『Page In My Heart』。
前作『The Letter』(2015年)のヴィンテージ・ソウル路線からは大きく異なり、ダンサブルなトラックが目立つアルバムとなっています。
プロデュースはLemar本人、Craig Hardy、Mathias Andermo。
Craig Hardyは「Dance (With U)」のプロデュースも手掛けた長年の盟友です。
前述のようにダンサブルなトラックが魅力です。
その意味で「Glorious!」、「Free Your Mind」、「Future Love」、「The Weekend」のディスコ/ダンスな4トラックが本作を象徴していると思います。
個人的には「Take Care」、「Where Do We Get Off?」という2曲の感動的なピアノ・バラードもオススメです。
シンセが鳴り響くポップ/ディスコ路線、悪くないと思います。
全曲紹介しときやす。
「Page In My Heart」
Mathias Andermoプロデュース。タイトル曲は、シンセの音色が印象的な荘厳なポップ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=XvbsEr7xs30
「Glorious!」
Craig Hardyプロデュース。本作を象徴するディスコ・チューン。Nile Rodgers調のカッティング・ギターが心地好いです。Jessica Agombarのラップ調の女性ヴォーカルがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xSdIRsbOl8k
「Future Love」
Lemarプロデュース。UKの女性ハウス・シンガーAmanda Wilsonが参加。シンセ・ポップ調のダンス・チューンに仕上がっています。このキラキラ感は80年代っぽいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Uy80Lr3qSwA
「Dust」
Mathias Andermoプロデュース。シンセ・ポップなミディアム・グルーヴ。荘厳ながらも軽やかなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=MkaBia0kXbk
「Take Care」
Lemarプロデュース。ピアノをバックに切々と歌い上げる感動バラード。ドラマのエンディング・テーマとかにフィットしそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FhBZ0dB9iwk
「Free Your Mind」
Craig Hardyプロデュース。「Glorious!」と同タイプのディスコ・チューン。キャッチーなベースラインがいいですね。Lemarのファルセット・ヴォーカルがディスコ・サウンドによくフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=dg1Pv6be9Og
「Turn My Love」
Mathias Andermoプロデュース。抑えたトーンのミディアム・グルーヴ。ヒンヤリとした雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mW5ffzPVI2Y
「I Been」
Mathias Andermoプロデュース。ジワジワと高揚してくるミディアム・バラード。壮大なスケールを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=wvN0BsGH7kk
「The Weekend」
Craig Hardyプロデュース。煌びやかなシンセが鳴り響くポップ・ディスコ・チューン。ある意味とても本作らしいトラックなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=5Rsfk4GReVo
「Where Do We Get Off?」
Lemarプロデュース。N.Y.出身のソングライター/ピアニストのJeff Franzelがソングライティング/ピアノで参加。Jeff Franzelの美しいピアノをバックに、Lemarが感動的なヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NPREUR2Azi8
Lemarの他作品もチェックを!
『Dedicated』(2003年)
『Time to Grow』(2004年)
『The Truth About Love』(2006年)
『The Reason』(2008年)
『Invincible』(2012年)
『The Letter』(2015年)