2022年09月21日

Creative Source『Migration』

Michael Stokesプロデュース☆Creative Source『Migration』

発表年:1974年
ez的ジャンル:男女ソウル・ヴォーカル・グループ
気分は... :移行せよ!

今回はソウル・ヴォーカル・グループCreative Sourceの2ndアルバム『Migration』(1974年)です。

Barbara BerrymanBarbara LewisDon WyattSteve FlanaganCeleste Roseの5名がL.A.で結成したソウル・ヴォーカル・グループCreative Sourceの紹介は、1stアルバム『Creative Source』(1973年)に続き2回目となります。

2ndとなる本作『Migration』(1974年)も、前作『Creative Source』(1973年)と同じく名プロデューサーMichael Stokesがプロデュースしています。

レコーディングには"Wah Wah" Watson(g)、Ray Parker, Jr.(g)、James Jamerson(b)、Kenny Rice(ds)、Clarence McDonald(key)、
Michael Stokes(key)、Skip Scarborough(key)、Bobbye Hall(per)等の名うてのミュージシャン達が参加しています。

Paul Riserがアレンジを手掛けています。

オリジナルが4曲、カヴァーが3曲(Bill WithersCarole King、Carpenters)という構成です。

オリジナルはMichael StokesSkip Scarboroughに加え、メンバーのDon Wyatt、後にEnchantmentのメンバーとなるJoe Thomasがソングライティングを手掛けています。

「I'm Gonna Get There」「Harlem」「Migration」「Corazon」あたりのファンク・グルーヴがオススメです。

1974年としては実に洗練されたサウンドを楽しむことができます。

ジャケはチープですが、中身は充実の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「I'm Gonna Get There」
Don Wyatt/Joe Thomas/Michael Stokes作。女声リードによる華やかなファンク・グルーヴがオープニング。軽快なカッティング・ギターやハンドクラップもいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=Jmx4uR_4rjI

9th Wonder「Creativejam!!!!」のサンプリング・ソースとなっています。
9th Wonder「Creativejam!!!!」
 https://www.youtube.com/watch?v=oSg1DBbRxlU

「Harlem」
Bill Withers作品のカヴァー。オリジナルは『Just as I Am』(1971年)収録。ブラックスプロイテーションのサントラような雰囲気の怪しげなファンキー・グルーヴは僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=ar_QueqIC8k

Pogo「Take Those Pills」のサンプリング・ソースとなっています。
Pogo「Take Those Pills」
 https://www.youtube.com/watch?v=pAkey68yaV0

「I Just Can't See Myself Without You」
Skip Scarborough作。低音の男声ヴォーカルの魅力を活かしたスウィート・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=aLtQPpoFP2I

Freeway feat. Jay-Z and Beanie Sigel「What We Do...」、Richie Cunning「The City」等のサンプリング・ソースとなっています。
Freeway feat. Jay-Z and Beanie Sigel「What We Do...」
 https://www.youtube.com/watch?v=1swlUtEkXZ0
Richie Cunning「The City」
 https://www.youtube.com/watch?v=Kzla9obTRTg

「Keep On Movin'」
Joe Thomas/Michael Stokes/Skip Scarborough作。サイケデリック・ソウル風味のファンク・グルーヴで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LeeI_D824r4

「Migration」
Joe Thomas/Michael Stokes作。シングルにもなったタイトル曲。"Wah Wah" Watsonをはじめとする名うてのミュージシャン達による好バッキングが冴え渡るミステリアスなファンキー・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Kv1APBVqJ1s

「Corazon」
Carole King作品のカヴァー。オリジナルは『Fantasy』(1973年)に収録されています。当ブログでも紹介したLTG Exchangeヴァージョンも含めてガラージ・クラシックとしてお馴染みの楽曲ですね。1st『Creative Source』(1973年)のCDにはボーナス・トラックとして収録されていました。この曲らしいトライバルなファンキー・グルーヴで楽しませてくれます。Paul Riserによるストリングス・アレンジもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=huUyYX5ycpc

LTG Exchangeヴァージョンとセットで聴きたくなりますね。
LTG Exchange「Corazon」
 https://www.youtube.com/watch?v=4Iy2-1Ogjtw

「Let Me Be The One」
ラストはCarpentersのカヴァー(Paul Williams/Roger Nichols作)。オリジナルは『Carpenters』(1971年)収録。美しいアレンジが映えるポップ・ソウルなメロウ・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=-hgcK_8LO_4

国内盤CDには「Migration (Single Version)」「I Just Can't See Myself Without You (Single Version)」がボーナス・トラックとして追加収録されています。

未聴の方は、1stアルバム『Creative Source』(1973年)もチェックを!

『Creative Source』(1973年)
posted by ez at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月31日

Ruth Copeland『I Am What I Am』

初期Funkadelicがバックアップ☆Ruth Copeland『I Am What I Am』

発表年:1971年
ez的ジャンル:Invictus系女性SSW
気分は... :他力の風を捕まえろ!

今回はUK出身の女性シンガー・ソングライターRuth Copelandの2ndアルバム『I Am What I Am』(1971年)です。

1946年イギリス生まれの白人女性シンガー・ソングライターRuth Copelandの紹介は、デビュー・アルバム『Self Portrait』(1970年)に続き2回目となります。

本作『I Am What I Am』(1971年)は、デビュー・アルバム『Self Portrait』(1970年)と同じく、Holland-Dozier-HollandInvictusからのリリースであり、初期Funkadelicのメンバーががバックを務めています。George Clintonは本作ではレコーディングに参加していませんが、Ruthとの共作で3曲のソングライティングを手掛けています。

また、実際のプロデューサーはRuthの公私のパートナーJeffrey Bowenですが、契約上の問題で名前を出すことができず、名目上はRuth Copelandのセルフ・プロデュースとなっている点も『Self Portrait』(1970年)と同じです。

レコーディングにはEddie Hazel(g)、Ron Bykowski(g)、Ray Monette(g)、Billy Nelson(b)、Dawn Hatcher(b)、Bernie Worrell(p、org)、Dave Case(org)、Tiki Fulwood(ds)といったミュージシャンが参加しています。

『Self Portrait』(1970年)以上に、Funkadelicとのタッグ感を楽しめる1枚です。主役Ruth Copelandのヴォーカルにもファンク・ロック・サウンドがよく似合います。

反戦ファンク・ロック「The Medal」George Clintonとの共作「Hare Krishna」、後のP-Funk軍団を予感させる「Suburban Family Lament」、漆黒のファンク・ロック「Don't You Wish You Had (What You Had When You Had It?)」The Rolling Stonesの名曲カヴァー「Gimme Shelter」など初期Funkadelicらしいファンク・ロック・サウンドで楽しませてくれます。

異色の女性シンガー・ソングライター作品をご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「The Medal」
Donald Baldwin/Ruth Copeland作。哀愁の反戦ファンク・ロック。Ruthのシャウト、Eddie Hazelのギターの唸り、Tiki Fulwoodの激しいビート、Bernieの美しくも儚いピアノなど聴きどころ満載のオープニングです。
https://www.youtube.com/watch?v=1Zhcm2Is4cg

RZA「La Rhumba (Madlib Remix)」、Strong Arm Steady「Telegram」、Zebatack「Es Mas Fuerte」、Idontknowjeffery「No Rubbers」、Trouble and Mike WiLL Made It feat. The Weeknd「Come Thru」、Celly Ru and Money Man feat. Mozzy, Trae Tha Truth and Lex Aura「Straight to the Money」、Spanish Ran feat. Al Doe「Pain」等のサンプリング・ソースとなっています。
RZA「La Rhumba (Madlib Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=oB3ieMZAT0g
Strong Arm Steady「Telegram」
 https://www.youtube.com/watch?v=xQ-oBIhUorA
Zebatack「Es Mas Fuerte」
 https://www.youtube.com/watch?v=t0IjxIG7flw
Idontknowjeffery「No Rubbers」
 https://www.youtube.com/watch?v=7yny3kduoe4
Trouble and Mike WiLL Made It feat. The Weeknd「Come Thru」
 https://www.youtube.com/watch?v=AweZThT6CM8
Celly Ru and Money Man feat. Mozzy, Trae Tha Truth and Lex Aura「Straight to the Money」
 https://www.youtube.com/watch?v=6LfO8tSE_z0
Spanish Ran feat. Al Doe「Pain」
 https://www.youtube.com/watch?v=vQOF1KFO9eU

「Cryin' Has Made Me Stronger」
George Clinton/Ruth Copeland作。Ruthのソウルフル・ヴォーカルを堪能できるソウル・バラード。終盤のゴスペル調の展開も印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=Yhm2-wuryQY

「Hare Krishna」
George Clinton/Ruth Copeland作。Ruthのソウルフル・ヴォーカルが映えるカントリー・ソウル。Bernieの味のあるピアノがいいですね。途中からゴスペル・フィーリングのオルガンやストリングスも加わり、盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Jvhkf0iFgCM

「Suburban Family Lament」
Eddie Hazel/Ruth Copeland作。個人的には一番のお気に入り。後のP-Funk軍団を予感させるファンク・ロック。Funkadelic好きの人ならば、かなり楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=3BoY6lA4hYY

A Tribe Called Quest「Crew」、Latyrx「Off [With] Their Heads (Be Prompt)」等のサンプリング・ソースとなっています。
A Tribe Called Quest「Crew」
 https://www.youtube.com/watch?v=jyoJozoo6Zo
Latyrx「Off [With] Their Heads (Be Prompt)」
 https://www.youtube.com/watch?v=RoKGjYumQdo

「Play With Fire」
The Rolling Stonesのカヴァー(Nanker Phelge作 ※Stonesの仮名)。オリジナルはUS版『Out of Our Heads』(1965年)収録。初期FunkadelicによるStonesカヴァーとして捉えるとかなり興味深い演奏なのでは?ファンク・ロックなバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=PmsPVVaOZ88

Lil Wayne feat. Betty Wright「Playing With Fire」、Ghostface Killah and Trife「Fire」、Akrobatik feat. Diamond D「Feedback」のサンプリング・ソースとなっています。
Lil Wayne feat. Betty Wright「Playing With Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=TDU5jy4AB9s
Ghostface Killah and Trife「Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=YGGzZcmZfJI
Akrobatik feat. Diamond D「Feedback」
 https://www.youtube.com/watch?v=z-kY9QEaw50

「Don't You Wish You Had (What You Had When You Had It?)」
George Clinton/Ruth Copeland作。初期Funkadelic色の強い演奏で楽しませてくれます。漆黒のファンク・ロックをクセになります。
https://www.youtube.com/watch?v=JGkn-Mv0UHE

「Gimme Shelter」
ラストはThe Rolling Stonesの名曲カヴァー(Mick Jagger/Keith Richards作)。オリジナルは『Let It Bleed』(1969年)収録。格好良いブレイクと共に始まるファンク・ロックな「Gimme Shelter」を楽しめます。Ruthのシャウトもサウンドによくマッチしています。8分超の長尺ですが後半のドラマティックな雰囲気もいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=25tuJn111uk

国内盤CDには「Hare Krishna (single version)」「Gimme Shelter (single version)」の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

『Self Portrait』(1970年)
posted by ez at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月10日

The Emotions『Sunbeam』

Kalimba Productionによる第3弾☆The Emotions『Sunbeam』

発表年:1978年
ez的ジャンル:姉妹ソウル・グループ
気分は... :眩しい日差し!

Hutchinson姉妹による女性ソウル・ヴォーカル・グループThe Emotions『Sunbeam』(1978年)です。

The Emotionsについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『Untouched』(1972年)
 『Flowers』(1976年)
 『Rejoice』(1977年)
 『Sincerely』(1984年)

本作は『Flowers』(1976年)、『Rejoice』(1977年)に続くColumbiaからの第3弾アルバムであり、前2作と同様にEarth,Wind & Fire/Kalimba Productionがバックアップしています。

また、Wanda HutchinsonSheila HutchinsonJeanette Hutchinsonのメンバー3姉妹に加えて、前作ではメンバーとして参加していた、もう一人の姉妹Pamela Hutchinsonや弟のJoseph Hutchinsonもソングライティングで参加しています。

プロデュースはMaurice White

レコーディングにはMaurice White(ds)、Al McKay(g)、Fred White(ds)、Verdine White(b)というEW&F勢をはじめ、Marlo Henderson(g)、Keith Henderson(g)、Jon Lind(g)、Chuck-A-Luck(b)、Gary Grainger(b)、Donzell Davis(ds)、Skip Scarborough(key)、Terry L. Marshall(key)、Paulinho Da Costa(per)、Earl DeRouen(per)、Victor Feldman(vibe)、Chuck Findley(tp)等のミュージシャンが参加しています。

アルバムはUSアルバム・チャート第40位、同R&Bアルバム・チャート第12位となっています。前作『Rejoice』(USアルバム・チャート第7位、同R&Bアルバム・チャート第1位)ほどのヒットには至りませんでしたが、中身は充実しています。

Kalimba Productionらしい作品を楽しみたいのであれば、「Smile」「Love Vibes」「Whole Lot of Shakin'」をどうぞ!

「Walking the Line」「Love Is Right On」といったメロウ・バラード、メロウ・グルーヴ「Time Is Passing By」、シルキー・メロウ「I Wouldn't Lie」あたりもオススメです。

前2作と比べると、少し地味な印象を受けるかもしれませんが、それでも十分楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Smile」
Maurice White/Al McKay作。アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第6位のヒットとなっています。EW&Fモード全開のダンス・チューンで盛り上げてくれます。ヴォーカルがPhilip Baileyならば、そのままEW&Fのトラックといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=4D0XFXUUK90

「Love Is Right On」
Joseph Hutchinson, Jr./Keith Henderson作。しっとりと聴かせてくれるメロウ・バラード。ピュアな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=N4vC9XQNtdM

Consequence「Turn Ya Self In」、The Jacka「Writing Slaps (Remix)」のサンプリング・ソースとなっています。
Consequence「Turn Ya Self In」
 https://www.youtube.com/watch?v=dVjLidnnqGE
The Jacka「Writing Slaps (Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=53buTvlUX_4

「Time Is Passing By」
Joseph Hutchinson作。素晴らしいヴォーカルワークと開放的なホーン・サウンドが印象的なメロウ・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=OFfIuhIWCdc

「Walking the Line」
Maurice White/Skip Scarborough作。アルバムからの3rdシングル。美しいストリングスをバックに配したメロウ・ミディアム。バラード系であれば、これが一番お気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=Kd3NkjpPnl4

「Ain't No Doubt About It」
Sheila Hutchinson作。コーラス・グループとしてのテクニックを見せつけてくれる1曲。思わせぶりなファンキー・サウンドともマッチしています。

「Love Vibes」
Jeanette Hawes/Lonnie Reaves作。サマー・モードにフィットするファンキー・メロウ。Kalimba Productionらしいサマー・グルーヴは僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=SewhIjy73hU

「I Wouldn't Lie」
Jon Lind/Fred Tacker作。シルキー・サウンドとキュートなヴォーカルの組み合わせが心地好いメロウ・チューン。微風のような雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PTvjYNX7hbI

「My Everything」
Pamela Hutchinson/Wanda Hutchinson/Thomas McClary作。息の合ったコーラスを楽しむ1曲。品の良いファンキー・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=1wy1juKcxmw

「Spirit of Summer」
Eumir Deodato作。スキャット・ヴォーカルのサマー・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=lsVeaskzQfw

「Whole Lot of Shakin'」
Maurice White/Al McKay作。アルバムからの2ndシングル。軽快なギター・カッティングと共に始まるファンキー・メロウ・グルーヴ。Kalimba Production好きの人あれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=zvynqh81AV0

「Music Box」
Maurice White作。アウトロ的なインスト小曲。

The Emotionsの他作品もチェックを!

『So I Can Love You』(1969年)
ソー・アイ・キャン・ラヴ・ユー

『Untouched』(1972年)
アンタッチド

『Flowers』(1976年)
Flowers

『Sunshine』(1977年)


『Rejoice』(1977年)
リジョイス(紙ジャケット仕様)

『Come Into Our World』(1979年)
Come Into Our World: Expanded Edition

『New Affair』(1981年)
NEW AFFAIRS

『Sincerely』(1984年)
Sincerely
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2022年07月27日

The Awakening『Hear, Sense And Feel』

シカゴのブラック・ジャズ・ユニット☆The Awakening『Hear, Sense And Feel』

発表年:1972年
ez的ジャンル:Black Jazz Records系スピリチュアル・ジャズ・ユニット
気分は... :覚醒せよ・・・

今回はブラック・ジャズを象徴するレーベルBlack Jazz Recordsの作品からThe Awakening『Hear, Sense And Feel』(1972年)です。

The AwakeningKen Chaney(元Young-Holt Unlimited)とFrank Gordonを中心に、シカゴで結成されたジャズ・ユニット。

めんばーはKen Chaney(p、el-p)、Frank Gordon(tp、flh)、Richard Ari Brown(ts、fl)、Arlington Davis, Jr.(ds)、Steve Galloway(tb)、Reggie Willis(b)という6名。

グループはBlack Jazz Recordsから『Hear, Sense And Feel』(1972年)、『Mirage』(1973年)という2枚のアルバムをリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Hear, Sense And Feel』(1972年)には、Richard Evans(el-b)もゲスト参加しています。

プロデュースはレーベル・オーナーのGene Russell

スピリチュアルなブラック・ジャズですが、メロウ・エレピが目立ち、グルーヴィーな演奏もあるので、その分聴きやすいと思います。

個人的には「Kera's Dance」「Convulsions」がお気に入りです。

メロウな「Brand New Feeling」、壮大なオープニング「Awakening - Prologue Spring Thing」も人気です。

メロウ&グルーヴィーながらも雰囲気のあるブラック・ジャズをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Awakening - Prologue Spring Thing」
Ken Chaney作。ポエトリー・リーディングによるプロローグから連なるブラック・ジャズらしい壮大なオープニング。モーダルな美しさの向こう側にスピリチュアルな崇高さが見え隠れする感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Tr78gTYIosk

「When Will It Ever End」
Richard Ari Brown作。抑えたトーンのゆったりとした演奏のなかで、作者Richard Ari Brownのフリーキーなサックスが目立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=yVOuOHCK_wQ

「Convulsions」
Frank Gordon作。3管によるスリリングなアンサンブルにグッとくる、スピーディーなスピリチュアル・ジャズ・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fy_isNKkNQQ

「Kera's Dance」
John Stubblefield作。Richard Ari Brownのフルートが先導するミディアム・ジャズ・グルーヴ。穏やかななかにもスピリチュアル・フィーリングがあるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=C-7br4_sSOA

Klub Des Loosers「Mother City」のサンプリング・ソースとなっています。
Klub Des Loosers「Mother City」
 https://www.youtube.com/watch?v=SGADQbJahpQ

「Jupiter」
Frank Gordon作。Ken Chaneyの小気味よいピアノが印象的なアップテンポの演奏です。Richard Ari Brownのサックス・ソロ、Arlington Davis, Jr.のドラム・ソロも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9NC6A3WDZ5M

「Brand New Feeling」
Ken Chaney/William Keyes作。Richard Evansがエレクトリック・ベースでゲスト参加。エレピの響きが心地よい、穏やかなムードの電脳メロウ・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=i6Zsloe8MAo

当ブログで紹介したKero One「It's a New Day」をはじめ、Ty「Break the Lock」、DJ Day「Outro (Wrap It Up B)」等のサンプリング・ソースとなっています。
Kero One「It's a New Day」
 https://www.youtube.com/watch?v=pG3Y3GVXIE4
Ty「Break the Lock」
 https://www.youtube.com/watch?v=lbQEkh-Ftco
DJ Day「Outro (Wrap It Up B)」
 https://www.youtube.com/watch?v=dEJdarMhBcQ

「Awakening - Epilogue」
Ken Chaney作。ラストはポエトリー・リーディングで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Xn8gqev-_5s

2ndアルバム『Mirage』(1973年)もセットでどうぞ!

『Mirage』(1973年)


他のBlack Jazz Recordsの過去記事もご参照下さい。

Gene Russell『New Direction』(1971年)
New Direction (直輸入盤・帯・ライナー付き)

Kellee Patterson『Maiden Voyage』(1973年)
メイデン・ヴォヤージュ

Doug Carn『Revelation』(1973年)
Revelation (直輸入盤・帯・ライナー付き)

Henry Franklin『The Skipper at Home』(1974年)
THE SKIPPER AT HOME

Doug Carn『Adam's Apple』(1974年)
ADAMS APPLE
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2022年07月06日

Voyage『Let's Fly Away』

ヒットしたフレンチ・ディスコ作品☆Voyage『Let's Fly Away』

発表年:1978年
ez的ジャンル:フレンチ・ディスコ
気分は... :ディスコのお土産はいかが?

今回はUSダンス・チャートでヒットしたフレンチ・ディスコ作品、Voyage『Let's Fly Away』(1978年)です。

Voyage『Let's Fly Away』は、Marc Chantereau(key)、Pierre-Alain Dahan(ds)、Slim Pezin(g)、Sauveur Mallia(b)というフランス人ミュージシャン4名が結成しらフレンチ・ディスコ・グループ。

1977年にデビュー・アルバム『Voyage』をリリース。シングル「From East To West」と共にUSダンス・チャートでヒットしたことで注目を浴びます。

さらにイギリス人女性ヴォーカリストSylvia Masonを迎えて、制作されたのが2ndアルバムとなる本作『Let's Fly Away』(1978年)です。そして、シングル「Souvenirs」がUSダンス・チャートを賑わし、USチャートにもチャート・インさせることでフレンチ・ディスコ・ブームを巻き起こしました。

その後、『Voyage 3』(1980年)、『One Step Higher』(1982年)という2枚のアルバムをリリースしますが、1st、2ndほどの成功を収めることはできませんでした。

そんなグループのピークを堪能できるのが本作『Let's Fly Away』(1978年)です。

前述のヒット曲「Souvenirs」をはじめ、全7曲すべてディスコ・チューンで貫かれています。

「Souvenirs」であれば、「Kechak Fantasy」「Let's Fly Away」「Golden Eldorado」「Gone With The Music」あたりがオススメです。

ディスコ・チューンのオン・パレードは夏モードにピッタリです!

全曲紹介しときやす。

「Souvenirs」
本作のハイライト。前述のようにUSダンス・チャートでヒットし、USチャートにもチャート・インしたグループの代表曲。サマー・モードにぴったりな爽快ディスコ・サウンドに乗って、Sylvia Masonのキュートなヴォーカルが響き渡ります。中盤以降のアッパー感の増す展開もサイコーです!
https://www.youtube.com/watch?v=9lMb6ItTrWE

本作の翌年にFausto Papettiがカヴァーしています。
Fausto Papetti「Souvenirs」
 https://www.youtube.com/watch?v=n9oGUzoz7M4

「Kechak Fantasy」
本トラックはSylvia Masonはお休み。マッチョ感に溢れたディスコ・チューン。格好良いベースラインをはじめ、このバンドのインスト・グループとしての魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=TUJJiPpGyAw

「Eastern Trip」
2分強の短いインスト・ディスコ。少しオリエンタルな雰囲気も漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=yNKqBt2g3hs

「Tahiti, Tahiti...」
タイトルの通り、南国モードのアイランド・ディスコに仕上がっています。ディスコなのにほのぼのします(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=iYIqGKoqAx4

「Let's Fly Away」
タイトル曲はフレンチ・ディスコらしい雰囲気の仕上がり。ヴィヴィッドなシンセの音色とSylvia Masonの爽快キュートなヴォーカルが印象的です。ポップなコーラス・パートもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=8v8LAOvMLK0

「Golden Eldorado」
哀愁モードで疾走するディスコ・チューン。Santa Esmeraldaのフラメンコ・スタイルの哀愁ディスコを取り入れた感じでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=PcV5o6ZC6zs

「Gone With The Music」
ラストは開放的なパーティー・ディスコで締め括ってくれます。ある意味これが一番分かりやすくてキャッチーかも?特にホーン・セクションがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=q_jTTMjC4K8

ご興味がある方は1stアルバム『Voyage』(1977年)もチェックを!

『Voyage』(1977年)
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