2020年07月06日

Johnny Mathis & Deniece Williams『That's What Friends Are For』

新旧男女シンガーによるデュエット作☆Johnny Mathis & Deniece Williams『That's What Friends Are For』

発表年:1978年
ez的ジャンル:男女デュエット・ソウル
気分は... :愛に包まれて・・・

今回はキュートな歌声が魅力の女性ソウル・シンガーDeniece Williamsが、黒人ポップ・スターJohnny Mathisと共演したJohnny Mathis & Deniece Williams『That's What Friends Are For』(1978年)です。

1951年生まれのUS女性ソウル・シンガーDeniece Williamsに関して、当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『This Is Niecy』(1976年)
 『Song Bird』(1977年)
 『When Love Comes Calling』(1979年)
 『I'm So Proud』(1983年)

本作のきっかけとなったのがJohnny Mathisのアルバム『You Light Up My Life』(1978年)。同作収録の「Emotion」「Too Much, Too Little, Too Late」という2曲でDeniece Williamsが客演しています。

Johnny Mathis『You Light Up My Life』(1978年)
johnny mathis you light up my life.jpg
Johnny Mathis & Deniece Williams「Emotion」
 https://www.youtube.com/watch?v=L5d6sAxC50M
Johnny Mathis & Deniece Williams「Too Much, Too Little, Too Late」
 https://www.youtube.com/watch?v=G3ceb5OVG7k

この客演をさらに発展させるかたちで制作されたデュエット・アルバムが本作『That's What Friends Are For』(1978年)です。

レコーデイングにはDavid T. Walker(g)、Lee Ritenour(g)、Wah Wah Watson(g)、Steve Lukather(g)、Lee Sklar(b)、Scott Edwards(b)、Ed Greene(ds)、Mike Baird(ds)、Michel Rubini(p)、Greg Phillinganes(key)、Sylvester Rivers(key)、Paulinho Da Costa(per)、Bob Zimmitti(per)、Plas Johnson(fl)、Ernie Watts(ts)、Bill Green(bs)、Dorothy Ashby(harp)、Stevie Wonder(harmonica)、 Jim Gilstrap(back vo)、Lani Groves(back vo)、Maxine Waters(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

プロデュースはJack GoldGene PageGlen Spreenがアレンジを手掛けています。

シングルにもなったMarvin Gaye & Tammi Terrellのカヴァー「You're All I Need to Get By」Aretha Franklinのカヴァー・ヒットでも知られるStevie Wonder作品「Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do)」The Emotions「Special Part」のカヴァー「You're a Special Part of My Life」、僕の一番のお気に入りの都会的ファンキー・メロウ「Ready or Not」Billy Joelの大ヒット曲カヴァー「Just the Way You Are」『This Is Niecy』(1976年)収録曲の再録「That's What Friends Are For」、さり気なさが魅力のメロウ・チューン「Touching Me With Love」がおススメです。

温かい愛に包まれた素敵なデュエット・アルバムをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「You're All I Need to Get By」
Marvin Gaye & Tammi Terrell、1968年のヒット・シングルをカヴァー(Nickolas Ashford/Valerie Simpson作)。本カヴァーもシングル・カットもされ、USチャート第47位、同R&Bチャート第10位となっています。若さ弾けるDenieceとベテランらしい落ち着きのMathisとのバランスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ufbrp9HWFjg

「Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do)」
Stevie Wonderのカヴァー(Morris Broadnax/Clarence Paul/Stevie Wonder作)。Aretha Franklinのカヴァー・ヒット(1973年)でも知られる楽曲ですね。都会的なバッキングによるアーバンな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=LoLcbWVj51Y
Stevie Wonder「Until You Come Back To Me (That's What I'm Gonna Do)」
 https://www.youtube.com/watch?v=a2MJLXYBNv4
Aretha Franklin「Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Nbokg0KM-n8

「You're a Special Part of My Life」
The Emotions「Special Part」のカヴァー(Lani Groves/Clarence McDonald/J.D. Williams作)。オリジナルは『Flowers』(1976年)収録。Mathisのオトナ・ヴォーカルがDenieceのハイトーン・ヴォーカルを優しく包み込む感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=rtFT9QpxYjo
The Emotions「Special Part」
 https://www.youtube.com/watch?v=tQVksAVJqmA

「Ready or Not」
Amber DiLena/Jack Keller作。本作と同じ1978年にリリースされたDeborah Washington、Helen Reddyの両ヴァージョンでも知られる楽曲。僕の一番のお気に入りです。都会的なファンキー・メロウがモロに僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=z2uz_61Ot6c
Deborah Washington「Ready or Not」
 https://www.youtube.com/watch?v=upyeutwOK6o
Helen Reddy「Ready or Not」
 https://www.youtube.com/watch?v=OO42GuPxTe0
Epik High「Top Gun」のサンプリング・ソースとなっています。
Epik High「Top Gun」
 https://www.youtube.com/watch?v=CCEaegLmPgg

「Me for You, You for Me」
The Emotions「Me For You」のカヴァー(Fritz Baskett/Clarence McDonald作)。オリジナルは『Flowers』(1976年)収録。ストリングスを配したメロウ・バラード。愛に満ちた雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=G5m5QWgCyfQ
The Emotions「Me For You」
 https://www.youtube.com/watch?v=yXnMqAEPuvE
Non Phixion「We Are the Future」のサンプリング・ソースとなっています。
Non Phixion「We Are the Future」
 https://www.youtube.com/watch?v=RRomQ9PR-VM

「Heaven Must Have Sent You」
The Elgins、1966年のシングル曲をカヴァー(Lamont Dozier, Eddie Holland, Brian Holland作)。60年代スタイルのバラードをスマートに聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Pkq_FX4Ap2Q

オリジナルLPでは「Heaven Must Have Sent You」の代わりに、Marvin Gaye and Tammi Terrell 1967年のヒット・シングルをカヴァー「Your Precious Love」(Nickolas Ashford/Valerie Simpson作)が収録されていましたが、CDリリースの際に「Heaven Must Have Sent You」に差し替えられました。

「Just the Way You Are」
Billy Joelの大ヒット曲「素顔のままで」をカヴァー。オリジナルは『The Stranger』(1977年)収録。美しいストリングスをバックに、この名曲をデュエットします。Stevie Wonderがハーモニカ・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=U77CgAD0qjM

永遠の名曲「Just The Way You Are」に関して、当ブログではMeta Roos & Nippe Sylwens BandTill BronnerDardanellesGenaiJose Jamesのカヴァーも紹介済みです。

「That's What Friends Are For」
『This Is Niecy』(1976年)収録曲のデュエットによる新録(Fritz Baskett/Lani Groves/Clarence McDonald/Deniece Williams作)。オリジナルが大好きですが、このデュエット・ヴァージョンも都会的なメロウ・フィーリングは実にいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=uLGSh1OzNww
「That's What Friends Are For」(From 『This Is Niecy』
 https://www.youtube.com/watch?v=uVwuJBSbAIY

「I Just Can't Get Over You」
Nat Kipner/Winston Sela作。男女デュエットらしい実直なラブ・バラードに胸に込み上げてくるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=VuaYeN9Jy4I

「Touching Me With Love」
Mel Besher/Corey Maass作。ラストはさり気なさが魅力のメロウ・チューンで締め括ってくれます。愛に包まれる感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=n4bnJkcQKQM

Deniece Williamsの他作品もチェックを!

『This Is Niecy』(1976年)
This Is Niecy

『Song Bird』(1977年)
Song Bird

『When Love Comes Calling』(1979年)
ラヴ・コーリン(期間生産限定盤)

『My Melody』 (1981年)
マイ・メロディ

『Niecy』 (1982年)
NIECY ~ EXPANDED EDITION

『I'm So Proud』(1983年)
シークレット・ラブ(エクスパンデッド・エディション)

『Let's Hear It for the Boy』 (1984年)
Let's Hear It for the Boy
posted by ez at 00:28| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月03日

Alice Babs『Music With A Jazz Flavour』

『サバービア』誌掲載の女性ジャズ・ヴォーカル作品☆Alice Babs『Music With A Jazz Flavour』

発表年:1973年
ez的ジャンル:スウェーデン産女性ジャズ・ヴォーカル
気分は... :スイングしなけりゃ意味ないね!

今回は『サバービア』誌にも掲載された女性ジャズ・ヴォーカル作品Alice Babs『Music With A Jazz Flavour』(1973年)です。

Alice Babs(1924-2014年)は、スウェーデンの国民的女性シンガーとして活躍した人。

15歳でデビューし、50年代後半からはジャズ・シンガーとして数多くの作品をリリースしています。彼女を有名にしたのがジャズ・ジャイアントDuke Ellingtonとの共演。TVで偶然Aliceを見たEllingtonが気に入り、Ellingtonが1974年に亡くなるまでの約10年間に渡り、数多くの共演を果たしました。

本作『Music With A Jazz Flavour』(1973年)は、鍵盤奏者Nils Lindbergをリーダーとするオーケストラがバッキングを務めています。アレンジもNils Lindbergです。

本作が『サバービア』誌にも掲載され、下の世代の人々から注目されたのは、Carole Kingの絶品カヴァー「Been To Canaan」への評価です。正直、僕も「Been To Canaan」1曲ねらいで本作を購入しました。

サバービア好きの人が喜びような曲は「Been To Canaan」のみですが、女性ジャズ・ヴォーカル好きの人であれば楽しめると思います。彼女のヴォーカリストとしての間口の広さ、表現力の豊かさを実感できます。

「Been To Canaan」以外であれば、
スウィンギーな「Song For The Dreamer」、ロマンティック・バラードの「My Ship」「A Hundred Years From Today」、もう1曲のCarole Kingカヴァー「Tapestry」、Duke Ellingtonの名曲カヴァー「It Don't Mean A Thing(スイングしなけりゃ意味ないね)」あたりがおススメです。

スウェーデンの国民的女性シンガーの表現豊かなジャズ・ワールドを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Song For The Dreamer」
John Lewis/Margo Guryan作。オリジナルは1962年のNancy Harrowヴァージョン。寛いだスウィンギー感が心地好いです。Aliceの語り口にもベテランらしい落ち着きがあっていいですね。終盤のホーン・アンサンブルもいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=pYLBJdq8rqc

「My Ship」
Ira Gershwin/Kurt Weill作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。元々はブロードウェイ・ミュージカル『Lady in the Dark』(1941年)のために書かれた楽曲です。美しいストリングスをバックに、情感豊かなヴォーカルを聴かせてくれるロマンティック・バラードに仕上がっています。Rune Gustafssonの素敵なギター・ソロにも注目です。
https://www.youtube.com/watch?v=wcnMFj0zeko

「Been To Canaan」
Carole King作品をカヴァー。オリジナルはアルバム『Rhymes & Reasons』(1972年)収録。前述のように本作の再評価を決定づけた1曲。ファンキー・ベース、ガット・ギター、軽快なコンガ、ドラムのバッキングとはつらつとしたAliceのヴォーカルが織り成す、至極の爽快グルーヴィー・チューン。そよ風のような気持ちよさがありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=SRTW2WJkL6w

「Flow Gently, Sweet Afton」
スコットランド民謡をカヴァー。ハープシコードの音色が印象的な牧歌/トラッド的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=n5dDZvPEq8E

「Hodgy」
Alice Babsのオリジナル。タイトルはDuke Ellington楽団のメンバーであったJohnny Hodgesのニックネームからつけたもの。Alice自らがピアノを弾いて歌うブルースです。
https://www.youtube.com/watch?v=5BrJHvQz2rE

「Tapestry」
Carole King作品のカヴァーその2。名盤『Tapestry』(1971年)のタイトル曲です。北欧ジャズ・シンガーならではの表現力で感動的なバラードを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=qeY2zy5aSCU

「It Don't Mean A Thing」
Duke Ellington/Irving Mills作の名曲「スイングしなけりゃ意味ないね 」をカヴァー。Duke Ellingtonにベタ惚れされた女性シンガーとしての面目躍如といったところでしょうか。スウィンギーで軽やか案バッキングも含めて素晴らしい仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=T7I1cV4JPPc

「How About A Blues」
Alice Babs/Nils Lindberg作。Aliceが雰囲気たっぷりのスキャットを聴かせてくれるブルース。
https://www.youtube.com/watch?v=7Yy8QExMGn8

「Checkered Hat」
Judy Spencer/Norris Turner作。この曲もDuke Ellington楽団のメンバーであったJohnny Hodgesに捧げられた曲のようです。ノスタルジックな雰囲気にグッとくるムーディーなバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=i0XumHaBiWU

「A Hundred Years From Today」
Ned Washington/Victor Young/Joe Young作。本編のラストはポピュラー・スタンダードのカヴァー。抑えたトーンのバッキングがAliceの素敵なヴォーカルを引き立てるロマンティック・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=_T6UNpEIfr4

「Natural Affection」
再発国内CDボーナス・トラックその1。1978年のレコーディング。ピアノ・トリオをバックに品格のあるヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OdThL2zhOfE

「Say When」
再発国内CDボーナス・トラックその2。1978年のレコーディング。ピアノ・トリオをバックにベテランらしい表現力で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=kOzArxPu3lE

オリジナル・アルバムのCD化はあまり進んでいませんが、ご興味がある方はチェックを!

『Alice Babs & The Swe-Danes』(1959年)


Alice Babs & Duke Ellington『Serenade to Sweden』(1966年)


Alice Babs/Duke Ellington/Nils Lindberg『Far Away Star』(1984年)
posted by ez at 01:30| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月29日

Kay-Gees『Kilowatt』

スペイシー・ディスコ・ファンクな3rd☆Kay-Gees『Kilowatt』

発表年:1978年
ez的ジャンル:スペイシー・ディスコ・ファンク
気分は... :コンヴィヴィアリティ・・・

70年代ディスコ作品からKay-Gees『Kilowatt』(1978年)です。

Kool & the GangRobert "Kool" BellRonald Bellの弟Kevin Bellがリーダーとして在籍し、Kool & the Gangが設立したGang Recordsからデビューしたファンク・グループKay-Gee'sの紹介は、デビュー・アルバム『Keep on Bumpin' & Masterplan』(1974年)に続き2回目となります。

3rdアルバムとなる本作『Kilowatt』(1978年)は、ジャケに写るメンバーの姿が示唆しているように、スペイシーなアクセントを強調したディスコ・ファンク作品に仕上がっています。ジャケにはB級感が漂いますが(笑)

プロデュース、アレンジ、ソングライティングはKay-Gee's自身。

メンバーはKevin Bell(g)、Michael Cheek(b、per、vo、syn)、Callie Cheek(ds、per、timpani、vo)、Wilson Beckett(congas、bongos、timbales、g、per、vo)、Peter Duarte(as、p、per、vo、strings)、Dennis White(ts、fl、per、vo)、Ray Wright (tb、tp、flh、p、strings、syn、per、vo)という7名。

ディスコ・ファンク・クラシックとして人気のインスト「Tango Hustle」、グループのテーマ「Kay Gee's Theme Song」、猥雑なキャッチーさが魅力の「Kilowatt」「Kilowatt/Invasion」、開放的ファンク・グルーヴ「Fat Daddy」がおススメです。

スペイシーなディスコ・ファンク・ワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Kay Gee's Theme Song」
グループのテーマがオープニング。オーディエンスのガヤ入り、疑似ライヴ調の鮮やかなディスコ・ファンクがオープニング。ダイナミックなホーン・アンサンブルとグルーヴィーなリズム隊が織り成す至高のファンキー・ワールドを満喫できます。ティンバレスによるラテン・フレイヴァーのブレイクもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=JfjUSbSArBk

「Cheek To Cheek」
シングルにもなった曲。グイグイと突き進むファンキー・グルーヴ。Michael Cheekのファンキー・ベースが牽引します。少しP-Funk調のヴォーカル・ワークも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=_8uWdM1AcVk

「Fat Daddy」
Kool & the Gangの弟分バンドらしいファンキー魂がさく裂する開放的ファンク・グルーヴ。ホーン隊を中心としたダイナミックなファンキー・サウンドがサイコーです。シンセによるスペイシーなアクセントも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=lhXkvJPcDg8

「Tango Hustle」
ディスコ・ファンク・クラシックとして人気のインスト。ラテン・フレイヴァーの効いたファンキー・グルーヴ。シンセも駆使し、インパクトのあるスペイシー・サウンドに仕上がっているのがクラシックとして人気の要因かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=qCnxvlPhBZQ

「Celestial Vibration」
本作らしいスペイシー感覚のインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=eH1GNrkuokU

「Kilowatt」
馬力の重量ファンクながらも猥雑なキャッチーさのあるタイトル曲。Michael Cheekのチョッパー・ベース、パーカッション・ブレイクもグッド!シングルにもなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=k1gYt0S9Yo8

「Kilowatt/Invasion」
Michael Cheekのチョッパー・ベース、パーカッション、スペイシーなアクセントが強調された「Kilowatt」のパート2といったところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=uEfTtHh4j8I

「Space Disco」
本作らしいスペイシー感覚を強調したインスト・ディスコ。終盤にはKevin Bellが格好良いギターを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=CJnvVP-XF98

「Good Feel」
ラストもキャッチーなファンキー・グルーヴで締め括ってくれます。本作らしい巧みなシンセ使いが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=iZRhc4JME1w

僕の保有するCDには以下の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「Kilowatt Unreleased (12" Mix) 」
https://www.youtube.com/watch?v=ESOG44RwSls
「Kilowatt (Unreleased 12" Extended Version)」
https://www.youtube.com/watch?v=a6eAgjIhEqA
「Cheek To Cheek (Unreleased 12" Mix)」
https://www.youtube.com/watch?v=kOKGFRQ-m5s

Kay-Geesの他作品もチェックを!

『Keep on Bumpin' & Masterplan』(1974年)


『Find a Friend』(1976年)


『Burn Me Up』(1979年)
posted by ez at 00:37| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月26日

Lena Horne & Michel Legrand『Lena & Michel』

ベテラン女性シンガー、Michel Legrandとの共演作☆Lena Horne & Michel Legrand『Lena & Michel』

発表年:1975年
ez的ジャンル:N.Y.ソウルフル・ジャズ
気分は... :逍遥遊・・・

今回は1930年代後半からシンガー、女優として活躍してきた"Ice Beauty"Lena Horneが映画音楽の巨匠Michel Legrandと共演したアルバムLena Horne & Michel Legrand『Lena & Michel』(1975年)です。

Lena Horne(1917-2010年)はN.Y.ブルックリン出身。

父は黒人と白人のハーフ、母はアフリカン・アメリカン・シアターの女優という家系に生まれ、1938年にミュージカル映画『The Duke is Tops』で、美人ジャズ歌手としてデビュー。

アフリカ系アメリカ人の女優として差別的な待遇を受けた経験から、公民権運動に参加するなど高い政治意識を持っていました。夫であった白人ピアニスト/指揮者Lennie Haytonと共にフランスで活動していたこともあります。

Michel Legrandとの共演アルバムとなる本作『Lena & Michel』(1975年)は、70年代のLena Horneを代表する1枚であり、彼女のソウルフルな魅力を味わえる1枚に仕上がっています。

N.Y.レコーディングであり、レコーディングにはLena Horne(vo)、Michel Legrand(cond)
The Howard Roberts Chorale(back vo)、Cornell Dupree(g)、Joe Beck(g)、Paul Griffin(p)、Richard Tee(org)、Ron Carter(b)、Grady Tate(ds)、Ralph MacDonald(per)、(tp)、(tp)、(tp)、(tp)、Ray Beckenstein(fl)、Seymour Barab(cello)等のミュージシャンが参加しています。

プロデュースはMichel LegrandNorman Schwartz

Lena Horneの他作品を聴いたことがなく、Michel Legrandの名とバッキングを務める名うてのミュージシャンの面々に惹かれて本作を購入したというのが正直なところです。

そんな主役そっちのけで聴いた不届き者の僕ですが、アルバムを聴き終える頃にはLena Horneの豊かな表現力にすっかり魅了されていました。基本はジャズ仕込みのシンガーだと思いますが、LegrandやN.Y.の名うてのミュージシャンたちが彼女のソウルフルな魅力を引き出すことに成功しています。

個人的にはソウルフルな魅力を満喫できる「Being A Woman」「Nobody Knows」、ジャズ・サンバのエッセンスを取り入れた「Let Me Be Your Mirror」、そして「I Got A Name」「Loneliness」「Everything That Happens To You, Happens To Me」「Sad Song」といった感動バラードがおススメです。

ベテラン・シンガーらしい芳醇な魅力を堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「I Will Wait For You」
Michel Legrandが音楽を担当し、第17回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、Jacques Demy監督のミュージカル映画『Les Parapluies de Cherbourg(シェルブールの雨傘)』(1964年)のテーマ曲の英語カヴァー(Michel Legrand/Jacques Demy作)。お馴染みの名曲をソウルフル&スウィンギーに聴かせてくれます。Lenaの雰囲気のあるヴォーカルをRon Carterのベース、Richard Teeのオルガンが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=acfGTPSUDLo

「I Got A Name」
スポーツ・アクション映画『The Last American Hero』(1973年)の主題歌をカヴァー(Charles Fox/Norman Gimbel作)。オリジナルを歌っていたのはJim Croce。ビューティフル・バラードをベテラン・シンガーらしい表現力で感動的に歌い上げます。Ray Beckensteinのフルート、Seymour Barabのチェロが感動を盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=-HXRBzN1DFY

「Nobody Knows」
Michel Legrandが音楽を手掛けた映画『The Magic Garden Of Stanley Sweetheart』(1970年)の主題歌をカヴァー(Alan Bergman/Marilyn Bergman/Michel Legrand作)。オリジナルを歌っていたのはBill Medley。N.Y.レコーディングらしい都会的なバッキングがLenaのソウルフルな魅力を見事に引き出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=rJBR0gsGv-M

「Being A Woman」
Hal Hackady/Larry Grossman作。アルバムで最もソウル・フィーリングが色濃く出た曲。僕の一番のお気に入り曲でもあります。アルバム全編この雰囲気でも良かった位ですね。トランペット・ソロも格好良いです!
https://www.youtube.com/watch?v=STv0DDquZxM

「Let Me Be Your Mirror」
Hal David/Michel Legrand作。ジャズ・サンバのエッセンスを取り入れたメロウ・グルーヴは僕好み。Lenaの生き生きとしたヴォーカルと都会的なメロウ・サウンドの組み合わせがサイコー!
https://www.youtube.com/watch?v=L0q4kaJQ_2k

「Loneliness」
Ken Ascher/Paul Williams作。Paul Williamのオリジナルはアルバム『A Little Bit Of Love』(1974年)に収録されています。情感を見事にコントロールしたLenaの表現力が際立つ素敵なバラード。孤独に負けない不屈の心を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y9wyql42Mrg

「Time In A Bottle」
USチャートNo.1となったJim Croceの大ヒット曲をカヴァー(Jim Croce作)。哀愁バラードを堂々とドラマティックに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=v-YQzVg14fI

「Everything That Happens To You, Happens To Me」
Hal David/Michel Legrand作。味わい深いバラードながらポップな魅力もあるのがいいですね。Hal David絡みということで、Dionne Warwickが歌うHal David/Burt Bacharach作品のような趣があります。
https://www.youtube.com/watch?v=osPjqerSxPE

「Sad Song」
Ken Ascher/Paul Williams作。「Loneliness」と同じく、Paul Williamのオリジナルはアルバム『A Little Bit Of Love』(1974年)に収録されています。ベテラン・シンガーらしい人生の年輪を感じる歌いぶりが実に味わい深いです。
https://www.youtube.com/watch?v=juUBEdB3fV4

「I've Been Starting Tomorrow All Of My Life」
Hal David/Michel Legrand作。バック・コーラス隊を従えて、ゴスペル・フィーリングで歌い上げます。ミュージカルの一場面のような盛り上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=rUprFndf91U

「Thank You Love」
Bob Freedman作。夫婦の愛に感謝する感動バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=9FldFnKEBoI

「One At A Time」
ラストはMichel Legrandが音楽を担当した、Jacques Deray監督、Alain Delon主演の映画『La Piscine(太陽が知っている)』(1969年)の主題歌を英語歌詞でカヴァー(Alan Bergman/Marilyn Bergman/Michel Legrand作)。最初の英語ヴァージョンは(多分)Jack Jones(1971年)ではないかと思います。ラストはスウィンギーにリラックスした演奏で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HMk9d_B66G8

ご興味がある方は、本作でも取り上げたMichel Legrandのサントラ作品、『Les Parapluies de Cherbourg(シェルブールの雨傘)』(1964年)、『La Piscine(太陽が知っている)』(1969年)あたりもチェックしてみては?

『Les Parapluies de Cherbourg(シェルブールの雨傘)』(1964年)


『La Piscine(太陽が知っている)』(1969年)
posted by ez at 00:04| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月22日

Uncle Louie『Uncle Louie's Here』

定番サンプリング・ソース「I Like Funky Music」収録☆Uncle Louie『Uncle Louie's Here』

発表年:1979年
ez的ジャンル:T.K. Records系ディスコ
気分は... :五蘊盛苦・・・

70年代ディスコ・アルバムからUncle Louie『Uncle Louie's Here』(1979年)です。

T.K. Records傘下のMarlin Recordsからのリリースです。

Uncle Louieは、表向きにはFrank T. Dillard(vo、b)、Eddie Dillard(vo、g)による男性ディスコ・デュオ。

しかし実体はディスコ・プロデューサーWalter Murphyによるディスコ・プロジェクト。

プロデュース&アレンジはWalter Murphy
ソングライティングはWalter Murphy/Gene Pistilli

レコーディングにはWalter Murphy(key)、Wah Wah Watson(g)、Jim Hughart(b)、Bobby May(ds)、Ed Greene(ds)、Greg "The Professor" Westhoff(per)、Don Menza(sax)、Alex Brown(back vo)、Angela Winbush(back vo)、Stephanie Spruill(back vo)といったミュージシャンも参加しています。

ハイライトは『Ultimate Breaks & Beats』収録の定番サンプリング・ソース「I Like Funky Music」とシングルにもなったオープニング曲「Full-Tilt Boogie」の2曲。

それ以外にも「Badd Motor Folk」「We Came To Play」「Sky High」「Everybody's Got One」といったT.K.らしい爽快ディスコが揃っています。

アルバム全体としての完成度の高いディスコ・アルバムだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Full-Tilt Boogie」
シングルにもなったオープニング。ディスコ・チューンとしての格好良さは「I Like Funky Music」以上かもしれませんね。鮮やかなホーン・サウンド、ファンキーなリズム隊、セクシーな女性コーラスと実に完成度の高い1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=qM1aZMgqxXk

「I Like Funky Music」
本作のハイライト。『Ultimate Breaks & Beats』収録の定番サンプリング・ソースとして大人気のファンキー・ディスコ。お馴染みのホーン・サウンドはいつ聴いてもハイテンションになります。T.K.らしい爽快メロウな雰囲気もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=XzfDxrX4Wf0

Run-D.M.C.「Pause」、Dynamite Two「Can't Stop (Till I Reach the Top)」、T La Rock and Jazzy Jay「It's Yours」、Steady B「Just Call Us Def」、Big Daddy Kane「Get Into It」、Davy DMX「Have You Seen Davy」、Public Enemy「Miuzi Weighs A Ton」、Kool Moe Dee「Way Way Back」、Massive Attack feat. Carlton「Any Love(12" single)」、Cash Money & Marvelous「All About Partyin'」、Tall Dark & Handsome「We Don't Need Crack」、Queen Latifah feat. De La Soul「Mama Gave Birth to the Soul Children」、3rd Bass「Soul in the Hole」、Slick Rick「It's a Boy (King remix)」、P.K.O.「Comin' Up With Dope」、MC Lyte「Ice Cream Dream (Remix 12")」、O.F.T.B.「Watt's Life」、Da Brat「Fa All Y'all (Remix)」、Gee Rock & Tha C.N.D. Coalition「Sway to the Funk」、Beyonce, Missy Elliott, MC Lyte & Free「Fighting Temptations」、Comp「Rollin」等120曲以上のサンプリング・ソースとなっています。
Run-D.M.C.「Pause」
 https://www.youtube.com/watch?v=3PbtKX5GVuY
Dynamite Two「Can't Stop (Till I Reach the Top)」
 https://www.youtube.com/watch?v=zO_CVSiqiYo
T La Rock and Jazzy Jay「It's Yours」
 https://www.youtube.com/watch?v=1MLaUp3m3BU
Steady B「Just Call Us Def」
 https://www.youtube.com/watch?v=kahssZM5Dj0
Big Daddy Kane「Get Into It」
 https://www.youtube.com/watch?v=qKbiwQxNLJg
Davy DMX「Have You Seen Davy」
 https://www.youtube.com/watch?v=2_h2pG2CAn8
Public Enemy「Miuzi Weighs a Ton」
 https://www.youtube.com/watch?v=yPkNE1fdlJ8
Kool Moe Dee「Way Way Back」
 https://www.youtube.com/watch?v=VDFx8hJY5x8
Massive Attack feat. Carlton「Any Love(12" single)」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZdueXE2KZS8
Cash Money & Marvelous「All About Partyin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=niXGKoPbHHg
Tall Dark & Handsome「We Don't Need Crack」
 https://www.youtube.com/watch?v=lYnOMl3_cag
Queen Latifah feat. De La Soul「Mama Gave Birth to the Soul Children」
 https://www.youtube.com/watch?v=Aj8v3wSfFV8
3rd Bass「Soul in the Hole」
 https://www.youtube.com/watch?v=WbuzA1E3aLI
Slick Rick「It's a Boy (King remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=318idP4jleM
P.K.O.「Comin' Up With Dope」
 https://www.youtube.com/watch?v=m8jjQajzZzU
MC Lyte「Ice Cream Dream (Remix 12")」
 https://www.youtube.com/watch?v=zbTXnnTf4_s
O.F.T.B.「Watt's Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=pFx_Tf_dj6I
Da Brat「Fa All Y'all (Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=7rcIHoyg9w8
Gee Rock & Tha C.N.D. Coalition「Sway to the Funk」
 https://www.youtube.com/watch?v=naexjBX0kZw
Beyonce, Missy Elliott, MC Lyte & Free「Fighting Temptations」
 https://www.youtube.com/watch?v=1pr_UUiPK5c
Comp「Rollin」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZmPYkLCm5rs

「Badd Motor Folk」
ドラム・ブレイクと共に始まる爽快ディスコ。Wah Wah Watsonのワウ・ギターにグッときます。前の2曲のインパクトが大きすぎで割を喰っていますが、なかなか良いトラックだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=R9LiU1OMTxw

「We Came To Play」
ファンキー・ベースとファルセット・ヴォーカルが印象的なファンク・チューン。都会的かつ開放的なサウンドがT.K.らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=t4tJiKIATEQ

「Sky High」
パーティー・モードの軽快なディスコ・チューン。10分近くのロング・ヴァージョンです。鮮やかなホーン・サウンドがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=_23PYmXvmHw

「Everybody's Got One」
ラストはアーバンなディスコ・ファンク。都会的で洗練された疾走感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=aNlA-7eS5jw

徹頭徹尾ディスコしている潔い1枚です。
posted by ez at 00:22| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする