2021年04月09日

Herbie Hancock『Head Hunters』

新時代のサウンドを提示したヒット・アルバム☆Herbie Hancock『Head Hunters』

発表年:1973年
ez的ジャンル:ブラック・ミュージック/ジャズ・ファンク
気分は... :新時代の幕開け!

今回はスーパー・ピアニストHerbie Hancockが1973年にリリースした『Head Hunters』です。

これまで紹介したHancock作品は以下の13枚(録音年順)。

 『Inventions And Dimensions』(1963年)
 『Empyrean Isles』(1964年)
 『Maiden Voyage』(1965年)
 Original Soundtrack『Blow-Up』(1966年)
 『Speak Like A Child』(1968年)
 『The Prisoner』(1969年)
 『Fat Albert Rotunda』(1969年)
 『Sextant』(1973年)
 『Thrust』(1974年)
 『Sunlight』(1978年)
 『Feets Don't Fail Me Now』(1979年)
 『Magic Windows』(1981年)
 『Lite Me Up』(1982年)

『Sextant』(1973年)に続くColumbia Recordsへの移籍第2弾アルバムとなる本作『Head Hunters』

それまでジャズ・アルバム・チャート以外のチャート・アクションに乏しかったHerbie Hancock作品ですが、本作はUSアルバム・チャート第13位、同ジャズ・アルバム・チャート第1位、同R&Bアルバム・チャート第2位となった大ヒット・アルバムです。

ヒットの要因は、Sly & The Family Stoneあたりを意識しつつ、ジャズ・サイドから新時代のファンク/ブラック・ミュージックを提示した点にあると思います。

プロデュースはDavid Rubinson

レコーディング・メンバーは(el-p、clavinet、syn)以下、Bennie Maupin(ts、ss、bass cla、fl)、Paul Jackson(b、g、marimbula)、Harvey Mason(ds)、Bill Summers(per、congas)という5名。

Paul Jacksonは先月惜しくも逝去しましたね。ご冥福をお祈りいたします。

このレコーディングをきっかけに、Bennie MaupinPaul JacksonBill SummersThe Headhuntersを結成することになります。

本作を象徴するファンク・グルーヴ「Chameleon」、自身の名曲をジャズ・ファンクに変貌させた「Watermelon Man」Sly Stoneを意識した「Sly」の3曲がサイコーです。

Herbie Hancockが提示した新時代のブラック・ミュージックを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Chameleon」
Herbie Hancock/Paul Jackson/Harvey Mason/Bennie Maupin作。シングルにもなりUSチャート第42位、同R&Bチャート第18位となっています。本作を象徴する新時代のファンク・グルーヴ。JacksonとMasonによる最高のリズム隊を従え、Hancockがカメレオンのような変幻自在の色彩の音色を響かせます。特にJacksonの地を這うベース・ラインが印象的です。今聴いてもフツーに格好良いですが、当時は斬新なサウンドとして大きなインパクトを与えたのでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=UbkqE4fpvdI

Buddy Rich、Maynard Ferguson、Lionel Hampton、笠井紀美子、BreakestraAzymuth等がカヴァーしています。

また、当ブログで紹介したKool G Rap feat. B-1 and MF Grimm「Money on My Brain」、Digital Underground「Underwater Rimes (Remix)」213「Groupie Luv」、2Pac「Words of Wisdom」、Organized Konfusion「Open Your Eyes」、Spoonie Gee「Did You Come to Party?」、Hell Razor「No More James」、Schoolly D「We Don't Rock, We Rap」等45トラック以上のサンプリング・ソースとなっています。
Buddy Rich「Chameleon」
 https://www.youtube.com/watch?v=jhEJWZd5NPs
Maynard Ferguson「Chameleon」
 https://www.youtube.com/watch?v=3Ipns0jneLY
笠井紀美子「Chameleon」
 https://www.youtube.com/watch?v=7-GccyrnCtk
Breakestra「Chameleon」
 https://www.youtube.com/watch?v=iRw5OUQe1qc
Azymuth「Chameleon」
 https://www.youtube.com/watch?v=8Xhu8EhP8bI
Kool G Rap feat. B-1 and MF Grimm「Money on My Brain」
 https://www.youtube.com/watch?v=2AsSZLbT-oY
Digital Underground「Underwater Rimes (Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=ru7RVQs3P6o
213「Groupie Luv」
 https://www.youtube.com/watch?v=cWUYBtxaflg
2Pac「Words of Wisdom」
 https://www.youtube.com/watch?v=NhvwbnB5WTo
Organized Konfusion「Open Your Eyes」
 https://www.youtube.com/watch?v=03a4_rA2Big
Spoonie Gee「Did You Come to Party?」
 https://www.youtube.com/watch?v=zOMebB9zYx8
Hell Razor「No More James」
 https://www.youtube.com/watch?v=FTz9CnczjMk
Schoolly D「We Don't Rock, We Rap」
 https://www.youtube.com/watch?v=fPPWGkvKHLw

「Watermelon Man」
初リーダー作『Takin' Off』(1962年)収録曲の再演(Herbie Hancock作)。自らのジャズ名曲を本作らしいジャズ・ファンクに変貌させています。密林をイメージさせるアクセントが印象的です。ブラックスプロイテーションのサントラ的な格好良さがありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=4bjPlBC4h_8

J Dilla「Zen Guitar」、Madonna「Sanctuary」、Schoolly D「Here We Go Again」、Ultramagnetic MC's「Chilling with Chuck Chill Out」、LL Cool J「1-900 L.L. Cool J」、Geto Boys「Cereal Killer」、Heavy D & the Boyz feat. Johnny Gill「Letter to the Future」Da Bush Babees「Get on Down」Xscape「Feels So Good (Untouchables Flava Mix)」、Aaliyah「Death of a Playa」、Les Nubians「Demain」、George Michael「Spinning the Wheel」、Rapsody「Whoopi」等90トラック以上のサンプリング・ソースとなっています。
J Dilla「Zen Guitar」
 https://www.youtube.com/watch?v=fhJZjndYrdY
Madonna「Sanctuary」
 https://www.youtube.com/watch?v=4acqFSN0Sjg
Ultramagnetic MC's「Chilling with Chuck Chill Out」
 https://www.youtube.com/watch?v=69BqCuGV4R0
LL Cool J「1-900 L.L. Cool J」
 https://www.youtube.com/watch?v=Bidz80HF6Jg
Geto Boys「Cereal Killer」
 https://www.youtube.com/watch?v=XuttUtUrF-o
Heavy D & the Boyz feat. Johnny Gill「Letter to the Future」
 https://www.youtube.com/watch?v=sjWS9ElBC70
Xscape「Feels So Good (Untouchables Flava Mix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=mms3l9PlU2E
Aaliyah「Death of a Playa」
 https://www.youtube.com/watch?v=SxyLwcjUglE
Les Nubians「Demain」
 https://www.youtube.com/watch?v=Lux9J5ckKFw
George Michael「Spinning the Wheel」
 https://www.youtube.com/watch?v=qSoMTkn_Qfg
Rapsody「Whoopi」
 https://www.youtube.com/watch?v=fFPvw43l7dk

「Sly」
Herbie Hancock作。タイトルはSly Stoneを意識したものでしょうね。スピーディーに駆け抜けるスリリングなジャズ・ファンクにアドレナリン出まくりです。
https://www.youtube.com/watch?v=hNlm-W3m1qc

Mark Murphyがカヴァーしています。また、Keith Murray「Media」、Nas「You Can't Kill Me」等のサンプリング・ソースとなっています。
Mark Murphy「Sly」
 https://www.youtube.com/watch?v=izs6BU53fUo
Keith Murray「Media」
 https://www.youtube.com/watch?v=l9T2g-svN6s
Nas「You Can't Kill Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=RpqNzFOWq9E

「Vein Melter」
Herbie Hancock作。ラストはテンポを落としたゆったりとした美しくも幻想的な演奏で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=mZy7v_-ss74

Supreme NTM「Old Skool」のサンプリング・ソースとなっています。
Supreme NTM「Old Skool」
 https://www.youtube.com/watch?v=orr2ZZLaUGA

Herbie Hancock作品の過去記事もご参照下さい。

『Inventions And Dimensions』(1963年)
Inventions & Dimensions

『Empyrean Isles』(1964年)
エンピリアン・アイルズ+2

『Maiden Voyage』(1965年)
処女航海

Original Soundtrack『Blow-Up』(1966年)
Blow Up

『Speak Like A Child』(1968年)


『The Prisoner』(1969年)
ザ・プリズナー

『Fat Albert Rotunda』(1969年)
ファット・アルバート・ロトゥンダ<紙ジャケット仕様>

『Sextant』(1973年)
Sextant by Herbie Hancock

『Thrust』(1974年)
Thrust

『Sunlight』(1978年)


『Feets Don't Fail Me Now』(1979年)
フィーツ

『Magic Windows』(1981年)
マジック・ウィンドウズ(期間生産限定盤)

『Lite Me Up』(1982年)
Lite Me Up
posted by ez at 03:09| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月05日

Dick St. Nicklaus『Magic』

日本独自のAOR名盤☆Dick St. Nicklaus『Magic』

発表年:1979年
ez的ジャンル:AOR系男性SSW
気分は... :日本人好み!

今回は日本独自のAOR名盤として知られる1枚、Dick St. Nicklaus『Magic』(1979年)です。

Dick St. Nicklausはワシントン州ヤマキ出身の男性シンガー・ソングライター。

60年代にはロック・バンドThe Kingsmenのドラマーとして活動していました(Dick Peterson名義)。

1969年のThe Kingsmen解散後はシンガー・ソングライターとして活動するようになります。

そして、1979年に1stソロ・アルバム『Magic』をリリースします。そして、タイトル曲「Magic」と共に大阪の輸入レコード店で人気となり、1980年1月には国内盤が関西限定でリリースされ、3月には全国販売されるに至りました。

日本独自のAOR名盤としてお馴染みですね。リリースされた当時僕は中学生でしたが、ラジオで「Magic」が盛んに流れていたので、自然によく聴いていました。

正直言えば、タイトル曲「Magic」を聴くためのアルバムですが、アルバム全体としてもAOR作品として楽しめます。

プロデュースはDick St. NicklausVelton Ray Bunch

レコーディングにはLeland Sklar(b)、Steve Schaeffer(ds)、Mitch Holder(g)、Bill Mays(key)、Ian Underwood(syn)、Gary Coleman(per)、Chuck Findley(horns)、Ernie Watts(horns)、Steve Madaio(horns)、James Horn(horns)、Sid Sharp(strings)、Lisa Roberts(back vo)、Scherrie Payne(back vo)等が参加しています。

「Magic」以外であれば、ブルーアイド系AORな魅力のある「Help Yourself」「Born To Love You」が僕のお気に入り。バラード系であれば「Our Goodbye」がおススメです。

AORに拘らなければ、爽快ポップ「Can't Give Up」やピアノ・バラード「What's The Reason」もおススメです。

日本独自のAOR名盤を楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Magic」
Mackenzie Colt/Dick St. Nicklaus作。Bobby Caldwell「Special To Me」が流行った日本だからこそ、この曲も受け入れられたのかもしれませんね。AORだけど歌謡曲っぽくもあるところがポイントですね。
https://www.youtube.com/watch?v=tyE_KS3pmOA

「Help Yourself」
Heidi Peterson/Dick St. Nicklaus作。ブルーアイド・ソウル的な魅力を持った僕好みのアーバン・ミディアム。

「What's The Reason」
Mackenzie Colt/Dick St. Nicklaus作。ストリングスを配したピアノ・バラード。このあたりは王道ポップ路線ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2PURr1Nb-kU

「Can't Give Up」
Harold Pruett/Dick St. Nicklaus作。疾走感が心地好い爽快ポップ。これもAORというよりアメリカン・ポップですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CvTLTF2vbwA

「Our Goodbye」
Harris R. Sherline/Dick St. Nicklaus作。素敵なストリングス・アレンジの感動バラード。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=BPtFLS5T8PA

「Born To Love You」
Harris R. Sherline/Dick St. Nicklaus作。僕のお気に入りの1曲。派手さはありませんが、都会的なファンキー・メロウは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=7IJwum5WI78

「Sad Price To Pay」
Harris R. Sherline/Dick St. Nicklaus作。オーセンティックなバラードですが、ソウルフルな女性コーラス隊が盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=tOXF8RBzbZ0

「She's My Music」
Dick St. Nicklaus作。躍動するポップ・ロック。商業ロックの一歩手前で寸止めしている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=zn3c8UurNX0

「Changing」
Michael Huedobro/Dick St. Nicklaus作。ラストもしっとりとしたバラードで締め括ってくれます。

本作に続き、1980年には2ndアルバム『Sweet and Dandy』がリリースされています。

『Sweet and Dandy』(1980年)
posted by ez at 01:07| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月02日

Bruno Battisti D'Amario『Samba Pa Ti & More』

悩殺スキャット!イタリアン・ラウンジ☆Bruno Battisti D'Amario『Samba Pa Ti & More』

発表年:1974年
ez的ジャンル:悩殺スキャット系イタリアン・ラウンジ
気分は... :悩殺されます!

イタリアン・ラウンジ作品Bruno Battisti D'Amario『Samba Pa Ti & More』(1974年)です。

Bruno Battisti D'Amarioは1937年、ローマ生まれのクラシック/ジャズ・ギタリスト。60年代後半から70年代にかけて数多くのレコーディング作品を残しています。

そんなBruno Battisti D'Amario作品の中で再評価されているのが、Bruno Battisti D'Amario, Chitarra E Orchestra Con La Voce Di Edda名義でリリースした『Samba Pa Ti & More』(1974年)と『Granada』(1975年)の2枚。

ブラジル音楽をテーマにし、イタリア映画音楽の巨匠Ennio Morriconeの作品でお馴染みの女性シンガーEdda Dell'Orsoをフィーチャーしているのが人気の理由です。

ブラジリアン・グルーヴ好き、ラウンジ・ボッサ好きにには、どこを聴いても楽しめる充実作だと思います。

有名曲カヴァーが目立ちますが、実はオリジナル「Playa Sin Sol」がキラー・チューン。もう1曲のオリジナル「Show Samba」もかなりいいです。

Edda Dell'Orsoの悩殺スキャットを求める方には、「O Pato」「C'E Piu Samba」「Berimbau」あたりもおススメです。

Bruno Battisti D'Amarioのギターを満喫したい方には、「Samba De Una Nota So」「Samba Pa' Ti」「Brasileirinho」あたりが楽しめるのでは?

ボーナス・トラックの「Mas Que Nada」「Desbocado」「Su Delicia」もサイコーです。

何度聴いても飽きのこない重宝する1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Berimbau」
Baden Powell/Vinicius de Moraes作の名曲カヴァー。お馴染みのブラジル名曲をEddaのスキャットが妖しく響くセクシー&ミステリアスな雰囲気で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=0n0fVmW4Xmk

本曲について、当ブログではLennie DaleDiane Denoir/Eduardo MateoAgustin Pereyra LucenaSambalanco TrioNara LeaoFelicidade A BrasilGary McFarlandKenny RankinLe Trio CamaraTrio 3DWanda de Sah featuring The Sergio Mendes Trio With Rosinha De Valenca Giulio Camarca & TrinidadThe Girls From BahiaVida NovaTamba Trioのカヴァーも紹介済みです。

「Soleado」
イタリアのポップ・グループDaniel Sentacruz Ensembleのヒット曲をカヴァー(Zacar作)。Brunoのジェントル・ギターを堪能できるビューティフル・ラウンジに仕上がっています。適度にパーカッシヴなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=h2kdMaN4va0

「Brasileirinho」
Waldir Azevedo作によるショーロ名曲をカヴァー。哀愁モードならがもスリリング&リズミックな演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=yup00gosliM

「Tristeza」
Haroldo Lobo/Niltinho作の名曲をカヴァー。Birgit LystagerSergio Mendes & Brasil'66Elis ReginaLill Lindforsヴァージョンのイメージが強い曲ですが、Eddaのスキャットが涼しげに響く本ヴァージョンも洗練されたラウンジ・ボッサで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jkutxdck9Aw

当ブログではBirgit LystagerSergio Mendes & Brasil'66Elis ReginaCarlos LyraSonido 5Lill LindforsGreetje KauffeldMilton Banana Trioのヴァージョンを紹介済みです。

「Show Samba」
Neidesco(Bruno Battisti D'Amarioの変名)作。ラウンジ・ロックとでも呼びたくなる仕上がり。エロティックなEddaの悩殺スキャットもヤバいです。
https://www.youtube.com/watch?v=FN_GYZMZx9k

「Samba De Una Nota So」
Antonio Carlos Jobim作の名曲カヴァー。Brunoのギター・テクニックで魅せてくれるファンキーなラウンジ・ボッサに仕上がっています。

本曲に関して、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66以外にもNara Leao、、Trio 3DChris MontezNico Gomez & His Afro Percussion Inc.Stacey KentWanda de Sah featuring The Sergio Mendes TrioTamba TrioPeter FesslerLaurindo Almeida & The Bossa Nova AllstarsClare Fischerのカヴァーも紹介済みです。

「O Pato」
Jayme Silva/Neuza Teixeira作。Eddaのお色気スキャットが映える僕好みのポップなラウンジ・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=83hyKuBlyHQ

当ブログではこれまでSergio Mendes & Brasil'66Lennie Dale & Sambalanco TrioJon HendricksSamba Trioのカヴァーを紹介済みです。

「Samba Pa' Ti」
Santana『Lotus』(1974年)収録曲をカヴァー(Carlos Santana作)。Brunoのギタリストとしての美学を感じるSantana調ラウンジな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=O_hDRGYMrPo

「So Dancao Samba」
Antonio Carlos Jobim作の名曲をカヴァー。お馴染みの名曲ですが、Brunoのギタリストとしてのセンスが冴える素敵なインスト・ラウンジ・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jApVNCwGQ9w

本曲に関して、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66Wanda Sa(Wanda De Sah)Roberto MenescalGimmicksJazzlife SextetStan Getz & Luiz BonfaPeter FesslerTill BronnerA TresCharlie ByrdSergio MendesTamba TrioClare Fischerのカヴァーを紹介済みです。

「C'E Piu Samba」
Chico Buarque作。
当ブログではQuintetto X‎のカヴァーを紹介済みです。EddaのスキャットとBrunoのギターのバランスが絶妙なグルーヴィー・ラウンジに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=T0x5zk9ETlM

「Playa Sin Sol」
Neidesco(Bruno Battisti D'Amarioの変名)作。本作のキラー・チューンと呼べる1曲。ラウンジ×ジャズ・ファンクなクロスオーヴァー感がいいですね。Eddaのスキャットもサイコー!
https://www.youtube.com/watch?v=waDXy-JKtb0

「Meditacao」
Antonio Carlos Jobim作。Eddaのスキャットが優しく包み込んでくれるロマンティックなラウンジ・ボッサです。
https://www.youtube.com/watch?v=yipHLd7ptvQ

本曲に関して、当ブログではJoanie SommersElsie Bianchi TrioOscar PetersonClaudine Longetによるカヴァーも紹介済みです。

ここから4曲はCDボーナス・トラック。いずれも本作の続編的アルバム『Granada』(1975年)収録曲です。

「Garota De Ipanema」
Antonio Carlos Jobim作の名曲です。軽快な「イパネマの娘」で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ifP5jdGM-Qw

本曲に関して、当ブログではAgustin Pereyra LucenaDiane Denoir/Eduardo MateoRoberto MenescalBossacucanova & Roberto MenescalSheila Landis/Rick MatlePapikTrio 3DFreddie McCoyLaurindo AlmeidaCharlie ByrdSirius BSergio MendesTamba TrioClare Fischerのカヴァーも紹介済みです。

「Mas Que Nada」
Jorge Ben作の名曲をカヴァー。Eddaのお色気スキャットが映える僕好みのポップなラウンジ・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=i_HzrlHLhZg

本曲に関して、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66Tamba TrioLill LindforsSteen Rasmussen Feat. Josefine CronholmOscar PetersonIsabelle AubretSonido 5Sirius BThe GimmicksPatato & Toticoのカヴァーも紹介済みです。

「Desbocado」
Bruno Battisti D'Amarioのオリジナル。Eddaの悩殺スキャットが映える、セクシー・コメディ映画のサントラに似合いそうな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=ZSF1RNdsPW8

「Su Delicia」
Bruno Battisti D'Amarioのオリジナル。スリリングなファンキー・グルーヴ。Eddaのスキャットも絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=EZFkn4CxsDI

Bruno Battisti D'Amarioの他作品も聴いてみたいですね。
posted by ez at 02:22| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月29日

Pucho & His Latin Soul Brothers『Jungle Fire』

Puchoサウンドの集大成!☆Pucho & His Latin Soul Brothers『Jungle Fire』

pucho & the latin soul brothers‎ heat jungle fire,jpg.jpg

発売年:1970年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ジャズ・ファンク/ラテン・ジャズ
気分は... :Puchoサウンド完成形!

70年代ラテン・ジャズからPucho & His Latin Soul Brothers『Jungle Fire』(1970年)です。

上記ジャケは『Heat』(1968年)との2in1CDであり、Amazonへのリンクも同作のものです。

ティンバレス奏者"Pucho"ことHenry Brown(1938年生まれ)が率いたラテン・ジャズ・グループPucho & The Latin Soul Brothers(Pucho & His Latin Soul Brothers)について、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Tough!』(1966年)
 『Heat』(1968年)
 『Yaina』(1971年)

本作『Jungle Fire』(1970年)は、Prestigeでのラスト作であり、ラテン、ジャズ、ファンク、ソウルがブレンドされたPuchoサウンドの集大成的な1枚に仕上がっています。

Pucho(timbales)以下、Bernard Purdie(ds)、Seaborn Westbrook(b)、Neal Creque(el-p)、Billy Butler(g)、Norberto Appellaniz (bongos)、Joe Armstrong(congas)、Eddie Pazant (ts)、Seldon Powell(ts、bs、fl)、Alvin Pazant(tp)、Willie Bivens(vibe、per)等がレコーディングに参加しています。何といってもBernard Purdieの参加が目を引きますね。

プロデュースはBob Porter

全5曲ということで曲数少なめですが、どの演奏も充実しています。

「Friendship Train」「Got Myself A Good Man」「Cloud 9」というカヴァー3曲がすべてBarrett Strong/Norman Whitfield作品です。

「Friendship Train」「Got Myself A Good Man」Gladys Knight & the Pipsのカヴァーであり、The Temptationsのヒット曲として知られる「Cloud 9」Gladys Knight & the Pipsがカヴァーしています。このあたりのGladys Knight & the Pips縛りも興味深いですね。

その「Friendship Train」「Got Myself A Good Man」「Cloud 9」というカヴァー3曲に本作のレア・グルーヴとしての魅力が凝縮されています。特にPuchoから主役の座を奪うようなBernard Purdieのドラミングが冴えまくるスリリング&グルーヴィーなジャズ・ファンクは圧巻です。

そのジャズ・ファンク3曲と対照的なのが、カリプソな「The Spokerman」、メロウなラテン・ジャズ「Jamilah」の2曲。Puchoのラテン志向の側面を楽しめます。

Puchoサウンドの完成形を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Friendship Train」
Gladys Knight & the Pips、1969年のヒット・シングルをカヴァー(Barrett Strong/Norman Whitfield作)。文句なしに格好好いジャズ・ファンク・グルーヴ。Purdie & Westbrookのリズム隊がサイコーです。Puchoらのラテン・リズム、豪快なホーン・サウンド、ファンキー・ギターも相まったエキサイティングな演奏に一発KOされてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=HGhppDfuqjU

「Got Myself A Good Man」
前曲に続きGladys Knight & the Pipsのカヴァー(Barrett Strong/Norman Whitfield作)。オリジナルはアルバム『Nitty Gritty』(1969年)収録。
Purdieのドラミングの威力を満喫できるラテン・ジャズ・ファンク。Purdieのドラムとパーカッションのエキサイティングなリズムにアドレナリン出まくりです。イントロのパーカッション・ブレイクはサンプリング・ソースとしてもお馴染みですね。
https://www.youtube.com/watch?v=g8nWaezOMp4

London Elektricity「South Eastern Dream」、Outlaw Posse「II Dam Funky」、Finesse & Showbiz「Annasette」、The Chemical Brothers「Life Is Sweet」、スチャダラパー「コロコロなるまま」等のサンプリング・ソースとなっています。
London Elektricity「South Eastern Dream」
 https://www.youtube.com/watch?v=u28i6b5lByg
Outlaw Posse「II Dam Funky」
 https://www.youtube.com/watch?v=ueVe1GcwZiw
Finesse & Showbiz「Annasette」
 https://www.youtube.com/watch?v=-3JJ3PNjxj4

「The Spokerman」
Jim Phillips作。開放的なカリプソをグルーヴィーに聴かせてくれます。汎ラテン的な演奏がアルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=cgKobPJ4Ad4

「Cloud 9」
The Temptationsのヒット曲をカヴァー(Barrett Strong/Norman Whitfield作)。オリジナルはアルバム『Cloud Nine』(1968年)収録。Gladys Knight & the Pipsも本曲をカヴァーしています。Purdieの推進力のあるドラムが牽引するジャズ・ファンク。そこに絡むパーカッシヴなラテン・リズムが格好好さをマシマシにしてくれます。終盤にはPuchoがティンバレス・ブレイクで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=VS_DGRh9uSQ

「Jamilah」
Jim Phillips作。テンポを落としたメロウなラテン・ジャズで締め括ってくれます。ヴァイヴとエレピの音色が映える僕好みの演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=S-p7a-20Y8I

『Tough!』(1966年)
タフ!

『Heat/Jungle Fire』(1968/1970年)
pucho & the latin soul brothers‎ heat jungle fire,jpg.jpg

『Yaina』(1971年)
Yaina
posted by ez at 00:54| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月24日

Narada Michael Walden『Awakening』

その才能を知らしめた3rd☆Narada Michael Walden『Awakening』

発表年:1979年
ez的ジャンル:敏腕ドラマー系アーバン・ファンク/ソウル
気分は... :目覚め・・・

人気プロデューサー/ドラマーとしても活躍したNarada Michael Waldenの3rdアルバム『Awakening』です。

は、1952年ミシガン州カラマズー生まれの人気プロデューサー/ドラマーNarada Michael Waldenの紹介は、4thアルバム『The Dance Of Life』(1979年)に続き2回目となります。

プロデューサーはNarada Michael Walden、さらに曲によってPatrick AdamsSonny BurkeWayne Hendersonが共同プロデュースしています。

また、次作では共同プロデュースも務めたBob Clearmountainがエンジニアリング、ミキシングを務めています。

Narada Michael Walden(ds、per、p、org)以下、Hiram Bullock(g)、Jay Graydon(g)、Pat Thrall(g)、Carlos Santana(g)、
Cliff Carter(moog、el-p、clavinet、syn b)、Greg Phillinganes(key、el-p)、Sonny Burke(p、syn)、Bobby Lyle(key)、Michael Boddicker(syn)、Pat Adams(syn)、Keni Burke(b)、Victor Feldman(per)、Airto Moreira(per)、Randy Brecker(tp)、Michael Brecker(ts)等がレコーディングに参加しています。

また、Angela WinbushPointer SistersTawatha AgeeAlex BrownCarla VaughnJim Gilstrap等がバック・ヴォーカルを務めています。

アルバムはPatrick Adamsと組んだダンサブルなA面(1-4曲目)、Sonny BurkeWayne Hendersonと組んだダンサブルなB面(5-9曲目)という構成になっています。

A面であれば、シングル・ヒットもしたダンス・クラシック「I Don't Want Nobody Else (To Dance with You)」、同じくシングルにもなったメロウなミディアム「Give Your Love a Chance」、華やかなアーバン・ディスコ「Love Me Only」がおススメです。

B面であれば、一番のお気に入りのタイトル曲「The Awakening」、サンセットなメロウ・ミディアム「Listen to Me」、トロピカル・モードのリラックスした「Full and Satisfied」がおススメです。

楽曲はすべてNarada Michael Waldenのオリジナルです。

Narada Michael Waldenがそのトータルな才能を知らしめた1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Love Me Only」
Narada Michael Walden/Patrick Adamsプロデュース。ストリングスとTawatha Ageeらの女性コーラスが華やかな雰囲気を演出するアーバン・ディスコがオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=occzMt8O32Y

Ingemar Bergman Troopがカヴァーしています。
Ingemar Bergman Troop「Just Mej」
 https://www.youtube.com/watch?v=nirosf4JyAM

「I Don't Want Nobody Else (To Dance with You)」
Narada Michael Walden/Patrick Adamsプロデュース。シングルとしてUS R&Bチャート第9位となったダンス・クラシック。Patrick AdamsとのタッグらしいN.Y.アーバン・ディスコに仕上がっています。Narada自身のティンバレスによるラテン・スパイスがいい感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=AJ8bfISpUn8

「Give Your Love a Chance」
Narada Michael Walden/Patrick Adamsプロデュース。シングルにもなったメロウなミディアム・グルーヴ。派手さはありませんが、メロウ好きにはグッとくる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=1iqvzck1Eh4

「They Want the Feeling」
Narada Michael Walden/Patrick Adamsプロデュース。アッパーなダンス・チューンですが、正直これは駄作の印象を受けます。
https://www.youtube.com/watch?v=pSNQ2y592Lw

「Awakening Suite Part I: Childhood-Opening of the Heart」
Narada Michael Walden/Sonny Burkeプロデュース。次曲へとつながる美しいインスト。Jay Graydonも参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=oRJX60kJkos

「The Awakening」
Narada Michael Walden/Sonny Burkeプロデュース。タイトル曲はメロウ&ビューティフルなミディアム。僕の一番のお気に入り。Carlos Santanaがギター・ソロで盛り上げてくれます。Naradaのドラミングもサイコー!
https://www.youtube.com/watch?v=DyW5DRW3sj4

当ブログでも紹介したSpectac & Amiri「Soul Beautiful」やDudley Perkins「Dear God」のサンプリング・ソースとなっています。
Spectac & Amiri「Soul Beautiful」
 https://www.youtube.com/watch?v=-lsf_sGP2RM

「Listen to Me」
Narada Michael Walden/Sonny Burkeプロデュース。サンセット・モードのメロウ・ミディアムは僕好み。リード・ギターはJay Graydon。
https://www.youtube.com/watch?v=WpYQtm7ux8U

「Full and Satisfied」
Narada Michael Walden/Wayne Hendersonプロデュース。バカンス&トロピカル・モードのリラックスしたメロウ・ミディアム。開放的な気分にしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rvM5FtWTFPg

「Will You Ever Know」
Narada Michael Walden/Wayne Hendersonプロデュース。ラストは感動的なピアノ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HyZMdAUs3XQ

Narada Michael Waldenの他作品もチェックを!

『Garden of Love Light』(1976年)


『I Cry, I Smile』(1977年)


『The Dance Of Life』(1979年)


『Victory』(1980年)


『Confidence』(1982年)


『Looking at You, Looking at Me』(1983年)


『The Nature of Things』(1985年)


『Divine Emotion』(1988年)
posted by ez at 02:07| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする