2021年08月17日

Don Downing『Doctor Boogie』

唯一のアルバムは良質なディスコ作品☆Don Downing『Doctor Boogie』

発表年:1978年
ez的ジャンル:Roadshow系ディスコ
気分は... :僕好みのキャッチーさ!

今回は70年代ディスコ作品からDon Downing『Doctor Boogie』(1978年)です。

Don Downingは1945年オクラホマ生まれの男性ソウル・シンガー。
実兄はシンガー/ソングライター/ピアニストのAl Downing

60年代初めにシングルを2枚リリースしています。
その後、1973年に「Dream World」「Lonely Days, Lonely Nights」といったアーリー・ディスコ作品をRoadshowからシングル・リリースしています。

そして、ディスコ全盛期の1978年に前述のシングル2曲を含むディスコ・アルバムとしてリリースしたのが、唯一のアルバムである本作『Doctor Boogie』(1978年)です。Roadshowが新設したRS Internationalからのリリースです。

プロデュースはLance QuinnTony Bongiovi

オリジナルLPのA面に収録された「Dream World」「Lonely Days, Lonely Nights」「Doctor Boogie」がハイライトですが、B面の5曲もなかなか充実しています。

個人的には「Playtime」「Love Doctor」「Half Past Love」の3曲がおススメです。

アッパーでイケイケのモロにディスコになりすぎていない、ソウルフル&メロディアスな雰囲気を併せ持っているのが魅力の1枚だと思います。

ボーナス・トラックの充実も含めて、お得感のある1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Dream World」
Casey Spencer/Douglas Bright作。前述のように1973年のシングル曲をアルバム・ヴァージョン。アーリー・ディスコ名曲として、人気の高い1曲です。オリジナル・シングルは2分40秒弱でしたが、ここでは5分40秒弱の長尺で聴かせてくれます。ボーナス・トラックに収録されている「Tom Moulton Disco Version」とセットでどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=ebeXy-r5HAg

「Lonely Days, Lonely Nights」
Don Downing作。1973年のシングル曲のアルバム・ヴァージョン(長尺)。華やかな女性コーラスとの絡みがいい感じのメロウ・ソウル・ダンサー。
https://www.youtube.com/watch?v=9nkuzZu48iE

「Doctor Boogie」
Gary Knight/Gene Allan作。シングルにもなったタイトル曲はメロウ・ダンス・クラシック。ダンサブルでありながら、Donのヴォーカルが映えるメロディアスな仕上がりが絶妙です。ムーディーなサックス・ソロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=xusIeWR7AgA

「I Don't Love You Like I Used To」
Robert Lance Quinn/Moe Daniel/Preston Fisher作。Donのソウルフルなヴォーカルの魅力を楽しめるミディアム・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=tqvd7lMMFTM

「Playtime」
Al Downing/Robert Lance Quinn/Michael Lee/Moe Daniel/Preston Fisher作。開放的なホーン・サウンドとうねるベースが格好良いファンキー・グルーヴ。ロッキン・ギターのアクセントもいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=tiX49t1sdWo

「Sugar & Spice」
Robert Lance Quinn/Moe Daniel/Preston Fisher作。軽快なディスコ・チューン。ポジティヴなヴァイヴに溢れているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PnxE2DQDz24

「Love Doctor」
Robert Lance Quinn/Michael Lee/Moe Daniel/Preston Fisher作。ある意味、アルバムで最もディスコ然としているトラックかもしれません。パーティー・モードで盛り上がりましょう!
https://www.youtube.com/watch?v=jG-AngC8NOA

「Half Past Love」
Gene Hall/Gary Knight作。ラストはスケールの大きな哀愁ディスコ・チューンで締め括ってくれます。ソウルフルなDonのヴォーカルとダイナミックなサウンドのバランスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mARFdggWkU0

CDにはボーナス・トラックとして、「Lonely Days, Lonely Nights (Original Single Version)」「Dream World (Original Tom Moulton Disco Version)」「I'm Not Loving (Original Tom Moulton Disco Version)」「Doctor Boogie (Original Single Version)」が追加収録されています。

特に前述の「Dream World (Original Tom Moulton Disco Version)」と1974年のシングルのTom Moultonによるミックス「I'm Not Loving (Original Tom Moulton Disco Version)」の2曲が嬉しいですね。
posted by ez at 03:13| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月12日

Jerry Corbetta『Jerry Corbetta』

元SugarloafメンバーによるAOR名盤☆Jerry Corbetta『Jerry Corbetta』

発表年:1978年
ez的ジャンル:ポップ・ロック系AOR
気分は... :大穴AOR!

今回は隠れたAOR名盤として評価の高い1枚、Jerry Corbetta『Jerry Corbetta』(1978年)です。

Jerry Corbetta(1947-2016年)は、デンバー出身のキーボード奏者/シンガー/ソングライター。

1968年にロック・バンドSugarloafを結成。デビュー・アルバム『Sugarloaf』(1970年)からのシングル「Green-Eyed Lady」がUSチャート第3位の大ヒットとなります。さらに1975年にはシングル「Don't Call Us,We'll Call You」がUSチャート第9位となりますが、グループは解散してしまいます。

Sugarloaf解散後、Corbettaはソロ活動を開始し、1976年にはシングル「You Set My Dreams To Music」をリリースしています。1977年にはWarner Brosとの契約に成功し、制作されたのが本作『Jerry Corbetta』(1978年)です。

プロデュースはSteve BarriJerry Corbettaが共同プロデュースでクレジットされている曲もあります。

レコーディングにはJerry Corbetta(vo、key)以下、Jay Graydon(g)、Bob Webber(g)、Mike Porcaro(b)、(g)、Rusty Buchanan(b)、Myron Pollock(ds)、Mike Baird(ds)、Michael Omartian(syn)、Victor Feldman(per、vibe)、Chet McCracken(per)、Chuck Findley(tp、horns)、Ernie Watts(fl、horns)、Gary Grant(horns)、Bill Champlin(back vo)、Cindy Bullens(back vo)、Venette Gloud(back vo)等が参加しています。

Jay Graydonはアレンジも手掛けています。

それまでロック・バンドで活動していたCorbettaですが、本作で彼が目指したのはBilly Joelスタイル。実際に聴いてみると、あまりBilly Joel感はありませんが、結果として、ポップなAOR/シティ・ソウル作品に仕上がりました。

シングルにもなったシティ・ソウル「Sensitive Soul」、アーバン・メロウな「Caribbean Lady」Alessiもカヴァーした「I Wish I Was Makin' Love (To You Tonight)」、メロウ&ソフトリーな「Celebrate Our Love」、ブルーアイド・ソウルなメロウ・ダンサー「Between A Rock And A Hard Place」が僕のおススメです。

また、Sugarloafの大ヒット曲のセルフ・カヴァー「Green-Eyed Lady」にも注目です。

本作『Jerry Corbetta』を経て、Corbettaは1979年にThe Four Seasonsに加入。1985年まで在籍していました。

AOR/シティ・ソウル好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Sensitive Soul」
Bob Crewe/Jerry Corbetta作。シングルにもなったオープニング。まさにセンシティヴなシティ・ソウルに仕上がっています。本作の魅力が凝縮された1曲ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-js5wJaE8Ds

「If I Never Had Your Love」
Bob Crewe/Jerry Corbetta作。メロウなポップ・バラード。さり気ないですがJay Graydonのギターもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=wW4MVE3OMEA

「I'm A Lover, Not A Fighter」
Jerry Corbetta/Sky Keegan作。ソウルフルな女性コーラス隊がいい感じのメロウ・ミディアム。都会的なサウンドが似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=h0f2EU3sqFY

「Caribbean Lady」
Jerry Corbetta/Robert Yeazel作。ブルーアイド・ソウルな魅力のあるアーバン・メロウ。Victor Feldmanのメロウ・ヴァイヴの音色がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=OdtAXLLPNpM

「Free Man」
Jerry Corbetta/Robert Yeazel作。SSW的なポップ・ロック。ロック色を強くしすぎないさじ加減が本作らしいのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=Im6Peqwht10

「I Wish I Was Makin' Love (To You Tonight)」
Jerry Corbetta/Molly Ann Leikin作。Alessiも『Words & Music』(1979年)でカヴァーしたメロウ・ミディアム。Jay Graydonが格好良いギター・ソロをキメてくれます。AOR好きの人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=jg-lWsdPBsQ

「Green-Eyed Lady」
前述のSugarloafの大ヒット曲をセルフ・カヴァー(David Riordan/J.C. Phillips/Jerry Corbetta作)。Bob Webber、Rusty Buchanan、Myron PollockというSugarloaf時代の同僚たちがバックを務めます。オリジナルの雰囲気を受け継ぎつつ、本作らしいポップ・ロック感覚で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NZknmDFscCk

Sugarloafとのオリジナルと比較するのも楽しいのでは?
Sugarloaf「Green-Eyed Lady」
 https://www.youtube.com/watch?v=i_i7PKdQJU4

「Celebrate Our Love」
Jerry Corbetta/Molly Ann Leikin作。AOR好きの人は気に入るであろう、メロウ&ソフトリーな仕上がり。浜辺のサンセット・モードにジャスト・フィットするはず!
https://www.youtube.com/watch?v=5kUXGtrB9mE

「Between A Rock And A Hard Place」
Bob Crewe/Jerry Corbetta作。ラストはブルーアイド・ソウルなメロウ・ダンサーで締め括ってくれます。ラテンなスパイスも含めてモロに僕好みの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=4wY_mNBScSc

ご興味がある方はSugarloafの作品もチェックしてみては?

Sugarloaf『Sugarloaf/Spaceship Earth』(1970/1971年)


Sugarloaf『Don't Call Us - We'll Call You』(1975年)
posted by ez at 00:50| Comment(2) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月07日

Meireles E Sua Orquestra『Brasilian Explosion』

名アレンジャーによるムーグ・サンバ☆Meireles E Sua Orquestra『Brasilian Explosion』

発表年:1974年
ez的ジャンル:ブラジル産ムーグ・サンバ
気分は... :これはユニーク!

今回はJoao Theodoro MeirellesによるプロジェクトMeireles E Sua Orquestra『Brasilian Explosion』(1974年)です。

Joao Theodoro Meirelles(1940-2008年)は、リオ・デジャネイロ生まれのサックス奏者/コンポーザー/アレンジャー。

60年代にMeirelles E Os Copa 5名義で作品をリリースし、60年代後半から70年代初めにかけてMeireles E Sua Orquestra名義で『Brazilian Beat』シリーズを手掛けました。

本作『Brasilian Explosion』(1974年)は、ムーグとサンバを融合させたユニークなサウンドいよるブラジル名曲を中心としたカヴァー集。

「ツァラトゥストラはかく語りき」のカヴァー「Also Sprach Zarathustra (2001 Uma Odisseia No Espaco)」、ユニークなムーグ・サンバ「Kriola」、ファンキー・ムーグ・サンバ「Na Baixa Do Sapateiro (Bahia)」、ムーグとメロウ・エレピを駆使したメロウ・サンバ「Cosa Nostra」あたりが本作らしくておススメです。

他にはないユニークなムーグ・サンバを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Also Sprach Zarathustra (2001 Uma Odisseia No Espaco)」
Richard Strauss作。映画『2001年宇宙の旅』のオープニングでお馴染み「ツァラトゥストラはかく語りき」をカヴァー。スペイシーなシンセ・サウンドとサンバ・ビートが融合する本作ならではのムーグ・サンバ・ワールドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=EKHpjy5uuvQ

「Aquarela Do Brasil (Brasil)」
Ary Barroso作。名曲「ブラジルの水彩画(Aquarela Do Brasil)」をカヴァー。サックスとメロウ・エレピが心地好い軽快な「ブラジルの水彩画」を聴かせてくれます。

本曲に関して、当ブログではElis ReginaSonzeiraGal CostaGeoff & Maria Muldaur映画『未来世紀ブラジル』サントラGrant GreenAntonio Carlos Jobimのカヴァーも紹介済みです。

「Tristeza Pe No Chao」
Armando Fernandes "Mamao"作。ヴォーカル入りの哀愁サンバを賑やかなホーン・サウンドと共に聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=L6THRriOmDY

「Kriola」
Helio Matheus作。本作らしいムーグ・サンバ。少しユーモラスなムーグの音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=KKONwzlq_FM

「Regra Tres」
Toquinho/Vinicius De Moraes作。オリジナルは当ブログで紹介したToquinho & Vinicius『Sao Demais Os Perigos Desta Vida... 』(1972年)収録。当ブログではOsmar Militoのカヴァーも紹介済みです。ここでは涼しげな哀愁メロウ・サンバで楽しませてくれます。

「Na Baixa Do Sapateiro (Bahia)」
Ary Barroso作。ディズニー映画『三人の騎士(The Three Caballeros )』でも使われた名曲。当ブログではLennie Dale & Sambalanco TrioSteen Rasmussen Feat. Josefine CronholmBanda Black RioGal Costaのカヴァーを紹介済みです。ここではファンキーなムーグ・サンバで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LZB1BzDFzB8

「Nuvens Douradas」
Antonio Carlos Jobim作。エレピが映えるメロウ・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=KjOuqLhZQdI

「Cosa Nostra」
Jorge Ben作。ムーグとメロウ・エレピを駆使したメロウ・サンバに仕上がっています。。
https://www.youtube.com/watch?v=U-QqKPALz7U

「Nao Tenho Lagrimas」
Max Bulhoes/ Milton de Oliveira作。当ブログではLuiz Eca/Bebeto/Helcio Militoのカヴァーも紹介済みです。カーニバル・モードの陽気なヴォーカル入りサンバで盛り上げてくれます。

「Carinhoso」
Joao De Barro/Pixinguinha作。当ブログではTania MariaElis ReginaMade In Brazilヴァージョンも紹介済みです。ラストは少し寂しげなメロウ・ボッサで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=f0_XD2WaQHI

ご興味がある方は、Meireles E Sua Orquestraのコンピ・アルバム『Raízes Do Samba』(2000年)あたりもチェックいてみては?

『Raízes Do Samba』(2000年)
posted by ez at 12:59| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月04日

Player『Danger Zone』

「Baby Come Back」だけじゃありません?☆Player『Danger Zone』

発表年:1978年
ez的ジャンル:USポップ・ロック/AOR
気分は... :「Baby Come Back」の一発屋?

今回は70年代AOR作品からPlayer『Danger Zone』(1978年)です。

Playerは、前身のBandanaが発展するかたちでL.A.で結成されたロック・バンド。

メンバーはPeter Beckett(vo、g)、J.C. Crowley(vo、g、key)、Ronn Moss(b、vo)、John Friesen(ds)という4名。

そして、Brian Potter/Dennis Lambertがプロデュースしたデビュー・アルバム『Player』(1977年)をレコーディング。ご存知の通り、同作からはUSチャートNo.1の大ヒット・シングル「Baby Come Back」が生まれました。続くシングル「This Time I'm in It for Love」もTop10シングルとなりました。
「Baby Come Back」(From 『Player』
 https://www.youtube.com/watch?v=vLtmmFjxSoc
「This Time I'm in It for Love」(From 『Player』
 https://www.youtube.com/watch?v=LMaClle-0c8

その後、同じBrian Potter/Dennis Lambertプロデュースでリリースしたのが本作『Danger Zone』(1978年)です。さらにメンバー交代も経て、3rd『Room With a View』(1980年)、4th『Spies of Life』(1981年)といったアルバムをリリースしています。

さらにPeter BeckettRonn MossPlayerを復活させ、『Electric Shadow』(1995年)、『Baby Come Back....』(2005年)、『Too Many Reasons』(2013年)といったアルバムをリリースしています。

どうしても「Baby Come Back」の一発屋!というイメージが強いバンドですが、この2ndアルバム『Danger Zone』(1978年)を聴けば、そそのイメージを払拭できるはず!と言いたいのですが、賛否両論分かれる1枚かもしれませんね。

確かに、AOR的な側面と産業ロック的な側面が同居したアルバムであり、その部分がビミョーかもしれませんし、そこが面白いかもしれません(笑)

僕のおススメは、USシングル・チャート第27位となったブルーアイド・ソウルなポップ・ロック「Prisoner Of Your Love」、ポップ・ロック系AORな「Love In The Danger Zone」「Baby Come Back」路線のバラード「I Just Wanna Be With You」、ブルーアイド・ソウルなメロウ・ミディアム「Wait Until Tomorrow」あたりです。

あなたはこの1枚をどう評価しますか???

全曲紹介しときやす。

「Love In The Danger Zone」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。ポップ・ロック系AORなオープニング。メロディアスでありながら、ロック・グループらしいサウンドも強調されています。
https://www.youtube.com/watch?v=4I37ge1Z9uk

「Silver Lining」
Peter Beckett作。思い切りロック・バンドしています。いわゆる当時流行りの産業ロックに近い感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=36jMI4tGaSQ

「I Just Wanna Be With You」
Peter Beckett作。ロック色が強まった「Baby Come Back」といった雰囲気のバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=j8u9iwNhYyU

「Forever」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。彼らの素晴らしいヴォーカル・ワークを活かしたポップ・ロック。
https://www.youtube.com/watch?v=tO1HIsOJ1KE

「I've Been Thinkin」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。何処となく寂しげなバラード。良くも悪くもドラマティックです。
https://www.youtube.com/watch?v=n1iin8NImBg

「Prisoner Of Your Love」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。シングル・カットされ、USチャート第27位となっています。ブルーアイド・ソウルなポップ・ロックといった雰囲気です。彼ららしいヴォーカル・ワークを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=wX1zv-RvkoU

「Join In The Dance」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。改めて聴くと産業ロックしていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=33U61VqC2Hw

「Wait Until Tomorrow」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。ブルーアイド・ソウルなメロウ・ミディアム。僕好みの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=EeWZDtzOLd4

「Let Me Down Easy」
J.C. Crowley作。ラストはドラマティックなメロウ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6VYNMIjI4Ww

Playerの他作品もチェックを!

『Player』(1977年)


『Room With a View』(1980年)


『Spies of Life』(1981年)


『Electric Shadow』(1995年)


『Baby Come Back....』(2005年)


『Too Many Reasons』(2013年)
posted by ez at 01:23| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月31日

Mutiny『Mutiny Оn Тhe Mamaship』

George Clintonへの反発が原動力!☆Mutiny『Mutiny Оn Тhe Mamaship』

発表年:1979年
ez的ジャンル:反逆のP-Funk
気分は... :MorhershipよりMamaship?

Funkadelic/Parliamentのドラマーとして活躍したJerome Brailey率いるP-FunkユニットMutinyの1stアルバム『Mutiny Оn Тhe Mamaship』(1979年)です。
※上記ジャケおよびAmazonへのリンクは『Funk Plus the One』(1980年)との2in1CDです。

1975年からFunkadelic/Parliamentのドラマーとして活躍してきたJerome Braileyですが、金銭面の問題で総帥George Clintonとトラブルとなり(Clintonのピンハネが原因)、1978年にP-Funk軍団を離脱します。

その後、同じくP-Funk軍団離脱組のGlen Goinsが結成したバンドQuazarに参加しますが、1stアルバム『Quazar』(1978年)のリリース前にリーダーのGlen Goinsが癌で死去してしまったため、Quazarは解散します。

そして、JeromeがGlenの遺志を継ぐかたちで結成したのがMutinyです。

70年代後半から80年代にかけて、『Mutiny on the Mamaship』(1979年)、『Funk Plus the One』(1980年)、『A Night Out with the Boys』(1983年)という3枚のアルバムをリリースしています。さらに『Aftershock 2005』(1996年)、『Funk Rd.』(2013年)といったアルバムもリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Mutiny on the Mamaship』(1979年)におけるメンバーは、Jerome Brailey(ds、per、vo)、Lenny Holmes(g、vo)、Skitch Lovett(g、vo)、Raymond Carter(b、vo)、Nat Lee(key、vo)、Daryl Dixon(horns)、Marvin Daniels(horns)、Melvin El(horns)。

プロデュースはJerome Brailey
楽曲はすべてJerome Braileyらのオリジナルです。

アルバムはマザーシップが空を飛ぶジャケ、中ジャケにはGeorge Clintonを皮肉るメッセージが記載されるなど、George Clintonへの批判や反発が原動力となっているような反逆のP-Funk作品に仕上がっています。

Parliament的視点でClintonを批判しつつ、P-Funk軍団を支えた自負からP-Funk的なサウンドを展開するのが興味深いですね。

ジャケやタイトルを見ると、Parliament的なサウンドがイメージされますが、どちらかといえば、ギター・サウンドが目立つFunkadelic的ファンク・ロックに近い音になっています。

シングルにもなった痛快P-Funk「Funk 'n' Bop」George Clintonを♪間抜け野郎♪と徹底的にこき下ろす「Lump」、スタイリッシュなヘヴィ・ファンク「Burning Up」Thundercat「Day & Night」のサンプリング・ソースにもなった「Go Away From Here」、Lenny HolmesのMichael Hampton的ギターが印象的な「What More Can I Say」など、色々な意味でP-Funk好きを楽しませてくれる全8曲+ボーナス・トラック1曲です。

反逆のP-Funkを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Go Away From Here」
George Clintonに対して、"ここから出て行け!"と言い放つP-Funkチューンがオープニング。P-Funkの総帥を罵倒しながらも、サウンドはモロにP-Funk的なのが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=q8hQV-7d-tQ

Thundercat「Day & Night」のサンプリング・ソースとなっています。
Thundercat「Day & Night」
 https://www.youtube.com/watch?v=i4pNOBIAaLI

「What More Can I Say」
Lenny HolmesのMichael Hampton的ギターが印象的な哀愁ファンク・チューン。Funkadelicがお好きな人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=6vi3hUhE9c8

「Lump」
シングル曲。George Clintonを♪間抜け野郎♪と徹底的にこき下ろす、反逆のハイテンション・ファンク。まさに怒りが原動力となった演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=Sq04fZqncCc

「Funk 'n' Bop」
シングル曲。軽快なギター・リフが格好良い格好良いP-Funk。本家P-Funkをファンキーに洗練させた感じがたまりません。僕の一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=2QU7wBGm4KU

Double Dee & Steinski「Lesson 2 (James Brown Mix)」、Beats International「Blame It on the Bassline」、Natural Born Chillers「Rock the Funky Beat (Urban Takeover Remix)」のサンプリング・ソースとなっています。

「Burning Up」
ダイナミックなホーン・サウンドとファンキー・ギターが格好良いヘヴィ・ファンク。本家P-Funk的でありながら、灰汁抜きしてよりスタイリッシュになっている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=4huTa18jPTE

「Voyage To The Bottom Of The "P"」
自分がP-Funk軍団の土台であったというJeromeの自負を感じるタイトルですね。格好良いギター・サウンドに魅了されるファンク・ロックです。
https://www.youtube.com/watch?v=Xdxc7_7kP1w

「Everytime You Come Around」
Glen Goinsへの追悼の意が込められた美しいソウル・バラード。ソウル・バラードといっても本作らしい格好良いギター・サウンドを存分に聴けるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=pKnElEJRY64

「Romeo」
本編ラストは、Jeromeの愛称を冠したファンク・チューン。P-Funkを皮肉りつつ、70年代ロックのピースフルなエッセンスをミクスチャーさせているのが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=p2y4mgwqTsM

「Sneakin'」
CDボーナス・トラック。1992年のレコーディングです。ラップ入りのファンキー・チューンで楽しませてくれます。

『Aftershock 2005』(2005年)


ご興味がある方はQuazar『Quazar』(1978年)をチェックするのも楽しいのでは?

Quazar『Quazar』(1978年)
posted by ez at 03:02| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする