2021年04月07日

Calloway『All The Way』

Calloway兄弟ユニットの1st☆Calloway『All The Way』

発表年:1989年
ez的ジャンル:兄弟エレクトリック・ファンク
気分は... :Sugar Free・・・

今回は90年代R&BからCalloway『All The Way』(1989年)です。

Midnight StarのメンバーであったReggie CallowayVincent Calloway(Cino Calloway)Calloway兄弟によるユニットCallowayの紹介は、『Let's Get Smooth』(1992年)に続き2回目となります。

『Headlines』(1986年)を最後にMidnight Starを脱退した2人は、Calloway名義で『All The Way』(1989年)、『Let's Get Smooth』(1992年)という2枚のアルバムをSolarからリリースしています。

1stアルバムとなる本作『All The Way』(1989年)からは、シングル「I Wanna Be Rich」は、全米シングル・チャート第2位、同R&Bシングル・チャート第5位のヒットとなりました。

プロデュースはCalloway自身。

レコーディングにはReggie Calloway(vo、prog、fl、flh)、Vincent Calloway(vo、key、prog、tb、flh)以下、Paul Jackson Jr.(g)、Charles Fearing(g)、Gene Robinson(g)、Derek Nakamoto(key)、Odeen Mays(key)、Randy Kerber(key)、Freddie Washington(b)、Michael Sharfe(b)、Kenny Bobinger(ds)、Carlos Vega(ds)、Paulinho da Costa(per)、Tim Cornwell(per)、Chuckii Booker(key、prog)、Jeff Lorber(key、prog)、Joel Davis(key、back vo)、Gerald Albright(sax)、George Bohanon(tb)、Rasheeda Azar(vo)、D'LaVance(back vo)、Donnell Spencer Jr.(back vo)、
Keith John(back vo)、Kipper Jones(back vo)、Valerie K. Watson(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

前述のヒット曲「I Wanna Be Rich」や同じくシングルにもなったNJS「Sir Lancelot」あたりが目立ちますが、個人的にははスロウ〜ミディアム系やブラコンの名残りを留めるエレクトリック・ファンクに本作の魅力があるように思います。

昔も今も一番のお気に入りは素敵なメロウ・ミディアム「Sugar Free」。スロウ〜ミディアム系であれば、「Love Circles」「You Are My Everything」「You Can Count On Me」「Holiday」がおススメです。

エレクトリック・ファンク系であれば、「Freaks Compete」「All The Way」がおススメです。

とりあえず「Sugar Free」をチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Sir Lancelot」
アルバムからの2ndシングルとしてUS R&Bチャート第19位となったオープニング。この時代らしいNJSで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=KLFgXv8lZVo

「I Wanna Be Rich」
全米チャート第2位、同R&Bチャート第5位となったヒット曲。軽やかなダンサブル・チューン。良くも悪くもこの時代の打ち込みビートですが、トロピカルなスパイスがいい感じです。。
https://www.youtube.com/watch?v=PFytMWVgB_U

All City「Get Paid」等のサンプリング・ソースとなっています。
All City「Get Paid」
 https://www.youtube.com/watch?v=jAn07nI6TPw

「Love Circles」
素敵なアーバン・メロウ。80年代ブラコン好きの人も気に入るのでは?Gerald Albrightのサックスがメロウ・ムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BmWOijIN52k

「Freaks Compete」
ラップやヴォコーダーを織り交ぜたエレクトリック・ファンク。今聴いてもなかなかキャッチーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=_Gh0IGj8VDM

「You Are My Everything」
スケールの大きな感動バラード。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=xiQsMocHSpc

「All The Way」
タイトル曲はアルバムからの1stシングルにもなりました。ブラコンの名残りがあるエレクトリック・ファンク。ヒットしませんでしたが、悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=z4YXvY91Ntg

「I Want You」
甘く危険な香りの漂うエレクトリック・ファンク。80年代から90年代への移行期ならではのサウンドかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=jYfKrpa42fw

「Sugar Free」
昔も今も僕の一番のお気に入りはコレ。この素敵なメロウ・ミディアムを何度もリピートで聴いていた記憶があります。甘いムードの溶け込んでしまいそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=9r-FIY8fcWI

「You Can Count On Me」
Rasheeda Azarの女性ヴォーカルをフィーチャー。コンテンポラリーなメロウ・バラードをデュエットで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HENVzgEK4wM

「Holiday」
ラストはアーバンなメロウ・グルーヴで締め括ってくれます。ここでもGerald Albrightのサックスがムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HlRScQpKlm4

『Let's Get Smooth』(1992年)
Let's Get Smooth
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2021年03月27日

Big Audio Dynamite『Tighten Up Vol. 88』

元The ClashのMick Jones率いるB.A.D.☆Big Audio Dynamite『Tighten Up Vol. 88』

発表年:1988年
ez的ジャンル:ダンサブル・ミクスチャー・ロック
気分は... :踊るためのロック!

The ClashのギタリストMick Jones率いるミクチャ―・ロック・ユニットBig Audio Dynamiteの3rdアルバム『Tighten Up Vol. 88』(1988年)です。

Big Audio Dynamite(略称B.A.D.)は、人気パンク・ロック・バンドThe Clashを一方的に解雇されてしまったMick Jonesが映像作家のDon Lettsらと1984年に結成したダンス・ロック・ユニット。

結成メンバーはMick Jones(vo、g)、Don Letts(sound effects、vo)、Greg Roberts(ds、vo)、Dan Donovan (key、vo)、Leo 'E-Zee-Kill' Williams(b、vo)という5名。

デビュー・アルバム『This Is Big Audio Dynamite』(1985年)からは「E=MC2」というシングル・ヒットが生まれ、グループは幸先いいスタートを切りました。
Big Audio Dynamite「E=MC2」
 https://www.youtube.com/watch?v=cHTDkJ-bQqM

2ndアルバム『No. 10, Upping St.』(1986年)では、The Clash時代の同僚Joe Strummerが共同プロデューサーとして関与しています。

3rdアルバムとなる本作『Tighten Up Vol. 88』(1988年)では、同じくThe Clash時代の同僚Paul Simononがアルバム・ジャケットを手掛けています。

その後4thアルバム『Megatop Phoenix』(1989年)をリリースしてMick Jonesは第1期B.A.D.に終止符を打ちます。

そして、Mick Jones以外のメンバーを一新し、Big Audio Dynamite IIとして活動を継続させました。

僕にとってのThe ClashJoe StrummerよりもMick Jonesだったので、彼の新ユニットB.A.D.には当時注目していました。結果的に僕が最も愛聴したB.A.D.のアルバムが本作『Tighten Up Vol. 88』(1988年)でした。

まず音以外の部分、Trojan Recordsのロックステディ・コンピ『Tighten Up』シリーズに由来するアルバム・タイトル、Paul Simononが手掛けたストリート感覚のジャケにグッときますよね。

中身は、パンク・ロックなThe Clashを求めるファンにとっては真逆の方向性かもしれませんが、ダンス・ビートとロック・フィーリングを融合させたMick Jonesらしいミクスチャー・サウンドを楽しめます。『Tighten Up』シリーズを意識しているようにレゲエ/スカ/ラガのエッセンスも随所で聴けます。

プロデュースはMick Jones自身。

シングル曲はファンカラティーナ調のダンス・チューン「Just Play Music!」とダンサブル・ロック「Other 99」

それ以外であれば、ファンカラティーナ×ディスコなタイトル曲「Tighten Up Vol. '88」、Go-Go×レゲエ×ロックな「Rock Non Stop (All Night Long)」、「Other 99」と同タイプの「Hip, Neck & Thigh」、B.A.D.らしいダンサブル・ミクスチャー・ロック「Champagne」あたりがおススメです。

Mick Jonesならではのダンサブル・ミクスチャー・ロックを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Rock Non Stop (All Night Long)」
Go-Go×レゲエ×ロックなミクスチャー感覚が痛快なオープニング。何でもいいとこどりな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WmgnsPAgqYI

「Other 99」
アルバムからの2ndシングル。Mick Jonesらしいキャッチーで格好良いダンサブル・ロック。Mick Jonesの美学を実感できる1曲なのでは?久しぶりに聴きましたが、思わず体を揺らしてしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=NZaEOvey-bI

「Funny Names」
テンポを落とした1曲ですが、正直僕には面白さがあまり伝わってきません。
https://www.youtube.com/watch?v=tJ8M25aRrNA

「Applecart」
メロディアスなロックとクラシックとダンス・ビートを融合させた手腕はお見事!
https://www.youtube.com/watch?v=mexCyGjqv1g

「Esquerita」
意外とフツーにロックンロールしています。
https://www.youtube.com/watch?v=aDnAUgcieDE

「Champagne」
B.A.D.らしいダンサブル・ミクスチャー・ロック。踊るためのロックに徹しているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=tBRdOYsMpxQ

「Mr. Walker Said」
メロディアスなMick JonesとダンサブルなMick Jonesがうまく折り合いをつけている感じがグッド!

「The Battle Of All Saints Road」
Hip-Hop×トラッドという意外な組み合わせ。終盤にはラガマフィン調の展開になります。
https://www.youtube.com/watch?v=BR9flFVy8DM

「Hip, Neck & Thigh」
「Other 99」と同タイプのダンサブル・ロック。この曲調はMick Jonesの必勝パターンですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ATEZO48QZzc

「2000 Shoes」
B.A.D.流のファンク・チューンですが、タップ・リズムを取り入れているあたりが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ePSEA0h1Lg8

「Tighten Up Vol. '88」
ファンカラティーナ×ディスコなタイトル曲が僕の一番のお気に入り。チープなピコピコ電子ビートを逆手に取った感じがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=OkZ-Gk5Bj3k

「Just Play Music!」
アルバムから1stシングル。ファンカラティーナ調のダンス・クラシック。ファンカラティーナ×テクノ×ロッキン・ギターのミクスチャー感覚がサイコーです。途中のヴォーカルがラガマフィン調になるのもこのユニットらしくて好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=LA31hiYg_Vk

B.A.D.の他作品もチェックを!

『This Is Big Audio Dynamite』(1985年)


『No. 10, Upping St.』(1986年)


『Megatop Phoenix』(1989年)
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2021年03月12日

Lil Louis & The World『From The Mind Of Lil Louis』

大ヒット変態ハウス「French Kiss」収録☆Lil Louis & The World『From The Mind Of Lil Louis』
lil' Louis from the mind of lil louis.jpg
発表年:1989年
ez的ジャンル:レジェンド・シカゴ・ハウス
気分は... :「French Kiss」だけではない!

シカゴ・ハウスのレジェンドの一人Lil Louisの1stアルバム『From The Mind Of Lil Louis』(1989年)です。

1962年シカゴ生まれのDJ/ハウス・プロデューサーLil Louis(本名:Marvin Louis Burns)の紹介は、2ndアルバム『Journey with the Lonely』(1992年)に続き2回目となります。

個人的には前回紹介した2ndアルバム『Journey with the Lonely』(1992年)やそこからシングル・カットされUSダンス・チャート第1位となった「Club Lonely」を聴く頻度が圧倒的に多かったですが、Lil Louisの代表曲となれば、何といっても世界中で600万枚以上を売り上げた大ヒット・シングル「French Kiss」になってしまいますね。

「French Kiss」は、女性のセクシーな喘ぎ声を使った禁断の変態ハウスですが、Ukチャートで第1位、USダンス・チャート第1位をはじめ、世界中で大ヒットしました。

その「French Kiss」収録の1stアルバム『From The Mind Of Lil Louis』(1989年)ですが、どうしても「French Kiss」のイメージが先行してしまうかもしれません。しかし、アルバムは当時は新ジャンルであったハウス・ミュージックの魅力を伝える実に音楽的なアルバムに仕上がっています。

Lil Louisと同じくシカゴ・ハウスのレジェンド、Mr. FingersことLarry Heardが2曲に参加し、Lil Louisと共に作曲/プロデュースを手掛けています。

個人的にはそのLarry HeardMr. Fingers)との共演した「Tuch Me」「6 A.M.」、Lil LouisのDJ的センスが詰まった人気曲「I Called U」、Die Warzauとの共同プロデュースによる哀愁トラック「It's The Only Thing」、R&B調のメロウ・バラード「The Luv U Wanted」、セクシー&メロウなミディアム・グルーヴ「Nyce & Slo」あたりがお気に入りです。

「French Kiss」だけではないLil Louisのシカゴ・ハウス・ワールドを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「I Called U」
電話の呼び鈴が時代を感じますが、70年代からDJとして活動していたLil LouisのDJ的センスとシカゴ・ハウスらしいエッセンスが詰まった人気曲。ジャズ・フィーリングのピアノ入りのハウス大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=g2GZ1u01zB0

「Blackout」
アンダーグラウンドで不穏なミニマル感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=p2UG3sLkGgo

「Tuch Me」
Larry HeardMr. Fingers)との共演1曲目。シカゴ・ハウス・レジェンドの強力タッグが悪いはずありません。Fingers, Inc.や初期Mr. Fingersに通じる美しくも儚いハウス・ワールドが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=WHifmTt4eH0

「French Kiss」
前述の思わず赤面の大ヒット・シングル。聴くときには音漏れや他人に聴かれないていないかチェックしましょう(笑)。そういったセクシー要素以外に、BPMの緩急を巧みに駆使したDJ的センスもヒットの要因かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=LcKFSJTIC20

Fantastic Plastic Machine等がカヴァーしています。また、Michael Jackson「In the Closet (The Vow)」、Lil' Kim「Custom Made (Give It to You)」等のサンプリング・ソースとなっています。
Fantastic Plastic Machine「French Kiss」
 https://www.youtube.com/watch?v=3GdAOHeqG5U
Michael Jackson「In the Closet (The Vow)」
 https://www.youtube.com/watch?v=ucQ_iWgbFRk
Lil' Kim「Custom Made (Give It to You)」
 https://www.youtube.com/watch?v=ruGBHEw1hPc

「Wargames」
実験的なトラックですが、今聴くとL.A.ビートミュージックあたりにも通ずるものがあるかもしれませんね。

「It's The Only Thing」
Die Warzauとの共同プロデュース。儚いヴォーカル、トライバルなビート、哀愁シンセの音色が印象的な僕好みのトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=v9ReTnu8t-A

「6 A.M.」
Larry HeardMr. Fingers)との共演2曲目。Mr. Fingers『Introduction』(1992年)あたりに通ずるジャズ・フィーリング全開のインスト・ハウスに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=TeBaos479Ys

「Nyce & Slo」
セクシー&メロウなミディアム・グルーヴ。ハウス黎明期以前からDJとして活動していた彼らしくハウスの枠に収まらない音楽センスを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=M8ZMqFowhks

「Insecure」
Lil' Louis自身がヴォーカルをとる哀愁メロウ・バラード。アルバムの構成上、こういうアクセントをつけたいのも理解できますが僕はスルー(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=Ni3nNtya4tI

「The Luv U Wanted」
Eric Ferrranteとの共同プロデュース。バラードならば、前曲よりもこちらの方が断然いいです。Jadeの女性ヴォーカルをフィーチャーしたR&B調のメロウ・バラード。ジャズ・フィーリングのピアノもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=NEOTwvJZ8cc

「Brittany」
哀愁ピアノが印象的なインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=MDFBfExU9To

「Lil Tanya」
ジャズ・ミュージックである父Bobby Sims(vo、g)との共演。ハウスとは全く関係ないリラックスしたブルース調の親子共演です。
https://www.youtube.com/watch?v=zcN1znKou7Q

「6 A.M. (Reprise)」
「6 A.M.」のリプライズ。

「I Called U (Reprise)」
「I Called U 」のリプライズ。

未聴の方は2nd『Journey with the Lonely』(1992年)もチェックを!

『Journey with the Lonely』(1992年)

「Club Lonely」
 https://www.youtube.com/watch?v=AqLmmM_sXH8
「Saved My Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=ogJ1DuF-nvM
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2021年02月24日

Mica Paris『So Good』

ヒット曲「My One Temptation」を含むデビュー作☆Mica Paris『So Good』

発表年:1988年
ez的ジャンル:UKソウル・ディーヴァ
気分は... :歩き続けよう!

今回はUKソウル・ディーヴァMica Parisのデビュー・アルバム『So Good』(1988年)

1969年ロンドン生まれの女性R&BシンガーMica Parisについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚(発売順)。

 『Contribution』(1990年)
 『Whisper a Prayer』(1993年)
 『Black Angel』(1998年)

UKチャート第6位、US R&Bチャート第29位となったデビュー・アルバムである本作『So Good』(1988年)の発売時、彼女は19歳。そんな年齢を感じさせない風格・大物ぶりを感じさせます。

Sheena Eastonなどで知られる人気ソングライティング・チームMiles Waters/Peter ValeL'Equipe名義でプロデュースしています。

ソングライティングもMiles Waters/Peter Valeが中心です。

アルバムにはCourtney Pine(sax)、Will Downingがゲスト参加しています。

それ以外にレコーディングにはL'Equipe(key、org、prog、g、b、ds、back vo)、Milton McDonald(g)、Pete Wingfield(key)、Steve Ferrera(ds、per、prog)、Paul Powell(b)、Paul Johnson(back vo、元Paradise)、Candy McKenzie(back vo)、Janice Hoyte(back vo)、Katie Kissoon(back vo)、Neil Lockwood(back vo)等が参加しています。

ハイライトはUKチャート第7位のヒットとなったデビュー・シングル「My One Temptation」

それ以外にCourtney Pineをフィーチャーした「Like Dreamers Do」Will Downingをフィーチャーした、Roberta Flack & Donny Hathawayの大ヒット曲のカヴァー「Where Is the Love」、Mike Leeson/Peter ValeのRuss Taff提供曲をカヴァーした「Breathe Life Into Me」という3曲がシングル曲。

「Sway (Dance The Blues Away)」「So Good」といったバラードもゴスペル仕込みの歌唱力で聴き応えがあります。

「Nothing Hits Your Heart Like Soul Music」「Great Impersonation」あたりも、その後のMica Parisを予感させる感じでおススメです。

10代のデビュー作とは思えない、風格のある1枚をご堪能ください。

全曲紹介しときやす。

「Like Dreamers Do」
Miles Waters/Peter Vale/Sue Shifrin作。Courtney Pineのサックスをフィーチャー。2ndシングルとしてUKチャート第26位となっています。アーバン・コンテンポラリーなミディアム・グルーヴ。Courtney Pineのサックスがムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=fN5VIUpUEqY

「My One Temptation」
Mike Leeson/Miles Waters/Peter Vale作。UKチャート第7位のヒットとなったデビュー・シングル。鍵盤によるダンサブル・サウンドをバックに、Micaが艶やかなヴォーカルを聴かせてくれる魅惑のミディアム・グルーヴ。フリューゲルホーンによるアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=3OyiB-EJ1cc

「Nothing Hits Your Heart Like Soul Music」
Mike Leeson/Peter Vale作。Linda Ronstadt「You're No Good」のエッセンスを使った妖艶なミディアム。甘く危険な香りがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=KxXo6QKNArQ

「Sway (Dance The Blues Away)」
Mike Leeson/Peter Vale作。哀愁バラードを19歳とは思えない、大人びた雰囲気と風格さえ感じる堂々としたヴォーカルで聴かせてくれます。彼女の器の大きさを感じる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=bTpnCSZUPEU

「Don't Give Me Up」
Mica Paris/Paul Powell作。アーバン・ナイトな哀愁バラード。ここでも彼女の妖艶な歌いっぷりにメロメロです。
https://www.youtube.com/watch?v=YNZutzhToZ0

「Breathe Life Into Me」
Mike Leeson/Peter Vale作。元々はRuss Taffへ提供曲。Russ Taffヴァージョンはアルバム『Russ Taff』(1987年)収録。3rdシングルとしてUKチャート第26位となっています。Mike Leeson/Peter Valeコンビらしい楽曲ですが、Micaが歌うことでUKソウルの香りがしてくるのが不思議ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=zSQ8bRUE0L8

「I'd Hate To Love You」
Mike Leeson/Peter Vale作。Eddie Kendricks「Keep on Truckin'」を引用したイントロのベースが印象的です。プログラミングを駆使したこの時代らしいダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=wBLXr7Owe5w

「Great Impersonation」
Mike Leeson/Peter Vale作。セクシー・モードのダンサブル・チューン。妖艶なMicaの魅力をうまく引き出した僕好みの1曲。UKソウルらしい雰囲気もいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=xEsqeNCSuhQ

「Where Is the Love」
Roberta Flack &
Donny Hathawayの大ヒット曲をカヴァー(Ralph MacDonald/William Salter作)。オリジナルはアルバム『Roberta Flack & Donny Hathaway』(1972年)収録。ここではWill Downingをフィーチャーし、デュエットしています。Will Downingはプロデュースにも参画しています。4thシングルとしてUKチャート第19位となっています。お馴染みの名曲を80年代後半ならではのアーバン・コンテンポラリー感覚で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=kPN9Dr6qRB4

※盤によっては本曲の代わりに「Words Into Action」が収録されているのでご注意を

「So Good」
Miles Waters/Peter Vale/Sue Shifrin作。ラストはオーセンティックなバラードのタイトル曲で締め括ってくれます。ゴスペル仕込みの歌唱力を存分に披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Z-SDKavDdoM

Al Jarreauがカヴァーしています。
Al Jarreau「So Good」
 https://www.youtube.com/watch?v=L3BXpRYRJ6A

Mica Parisの他作品もチェックを!

『Contribution』(1990年)


『Whisper a Prayer』(1993年)


『Black Angel』(1998年)


『If You Could Love Me』(2005年)


『Soul Classics』(2005年)


『Born Again』(2009年)


『Gospel』(2020年)
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2021年02月12日

Smokey Robinson『Being With You』

大ヒット・タイトル曲収録☆Smokey Robinson『Being With You』

発表年:1981年
ez的ジャンル:ソウル・レジェンド系ブラコン
気分は... :オトナ・バラード!

ソウル・レジェンドSmokey Robinson『Being With You』(1981年)です。

Smokey Robinson & the Miracles、ソロ・アーティストと長年活躍し、プロデューサー/ソングライター、Motown副社長として手腕を発揮してきたソウル・レジェンドSmokey Robinsonについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『A Quiet Storm』(1975年)
 『One Heartbeat』(1987年)
 『Love, Smokey』(1990年)

本作『Being With You』(1981年)は、1973年にThe Miraclesからソロ転向したSmokey Robinsonが、それまでリリースしたソロ作以上の成功を収めた大ヒット・アルバムでUSアルバム・チャート第10位、同R&Bアルバム・チャート第1位となりました。

また、USシングル・チャート第2位、同R&Bシングル・チャート第1位の大ヒット・シングル「Being With You」を生みました。

プロデュースはGeorge Tobin
1曲のみSmokey Robinson/Michael Lizzioのプロデュース。

レコーディングにはBill Cuomo(key)、Mike Piccirillo(syn、org、g、key、per、steel ds)、Reginald "Sonny" Burke(key)、Ronnie Rancifer(key)、Paul Jackson Jr.(g)、Scott Edwards(b)、Robert "Pops" Popwell(b)、Ed Greene(ds)、James Gadson(ds)、Scotty Harris(ds)、Robert John(back vo)、当時のSmokeyの奥方Claudette Robinson(back vo)、Julia Tillman Waters(back vo)、Maxine Willard Waters(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

バラード中心の構成で、Smokeyのハイトーン・ヴォーカルによるオトナ・バラードが魅力のアルバムです。

ハイライトは前述の大ヒット・シングル「Being With You」。それ以外であれば、3rdシングルになった哀愁バラード「Who's Sad」、メロウなSmokeyを楽しめる「As You Do」、トロピカル・モードの「Food For Thought」あたりがおススメです。

とりあえず「Being With You」を満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Being With You」
Smokey Robinson作。USシングル・チャート第2位、同R&Bシングル・チャート第1位の大ヒット・シングル。ブラコン・ブームの波に乗ったアーバン・メロウ。ポップ・チャート第1位になれなかったのは、当時9週連続No.1のモンスター・ヒットだったKim Carnes「Bette Davis Eyes」が首位に君臨していたためです。Smokeyのハイトーン・ヴォーカルと都会的サウンドがよくマッチしたライト・タッチの1曲。Smokeyならではの歌い回しを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=0P2a6aLDkkM

Brotherhood of Man、John Holt等がカヴァーしています。また、Cam'ron feat. Charli Baltimore「Me & My Boo」等のサンプリング・ソースとなっています。
John Holt「Being With You」
 https://www.youtube.com/watch?v=WZ01zs-VcZc
Cam'ron feat. Charli Baltimore「Me & My Boo」
 https://www.youtube.com/watch?v=ierRsQoalXM

「Food For Thought」
Smokey Robinson作。スティール・パンの音色が印象的なトロピカル・モードの仕上がり。アルバムの中では異色の1曲ですが、リラックスした雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ML0TKbqZ9ZI

「If You Wanna Make Love (Come 'Round Here)」
Smokey Robinson作。60年代ソウル・マナーを81年仕様にアップデートさせたようなバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=J8E7u9Q6E54

「Who's Sad」
Gary Goetzman/Mike Piccirillo作。3rdシングルにもなりました。Smokeyがオトナのセクシーさ醸し出す素敵な哀愁メロウ・バラード。なかなかの名バラードだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=gWbxd60vD5I

Soundkail and Tairo「Enfants De La Terre」、Kamnouze「Derriere L'Echec」のサンプリング・ソースとなっています。
Soundkail and Tairo「Enfants De La Terre」
 https://www.youtube.com/watch?v=01lvlwUgrpc
Kamnouze「Derriere L'Echec」
 https://www.youtube.com/watch?v=EDpa0kndZ1w

「Can't Fight Love」
Gary Goetzman/Mike Piccirillo作。パーカッション、ホーンを効かせたリズミックなダンサブル・チューン。ポップなアレンジが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=JJQIawaA11M

「You Are Forever」
Smokey Robinson作。2ndシングルにもなりました。落ち着いた雰囲気のミディアム・バラード。オーセンティックな魅力がありますが、僕好みではないかな。
https://www.youtube.com/watch?v=VP7-BwDseWc

「As You Do」
Peter Kingsbery作。個人的におススメなのがコレ。この曲のみSmokey Robinson/Michael Lizzioのプロデュース。メロウなSmokeyを楽しめるミディアム・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=w788O-aSZHo

「I Hear The Children Singing」
Forest Hairston作。ラストはオーセンティックなビューティフル・バラードをしっとりと歌い上げて締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6Wa7ew2YUNQ

『A Quiet Storm』(1975年)
A Quiet Storm

『One Heartbeat』(1987年)
One heartbeat

『Love, Smokey』(1990年)
Love Smokey
posted by ez at 02:02| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする