2022年05月04日

Human Body『Cosmic Round Up』

Zappファミリーのヴォーカル・トリオ☆Human Body『Cosmic Round Up』

発表年:1985年
ez的ジャンル:Zapp系エレクトリック・ファンク
気分は... :脱構築せよ!

今回は80年代に活動していたZappファミリーのヴォーカル・トリオHuman Bodyの2ndアルバム『Cosmic Round Up』(1985年)です。

Human Bodyは、Zappファミリーの総帥Roger Troutmanの全面バックアップで結成されたヴォーカル・トリオ。

オリジナル・メンバーはBilly BeckLarry HatcherRay Davis。このメンバーで1stアルバム『Make You Shake It』(1984年)をリリース。同作にはZappファミリーの歌姫Shirley Murdockのカヴァー・ヒットで知られる「As We Lay」のオリジナルも収録されています。

その後、Billy Beckが脱退し、新メンバーとしてShirley Murdockの旦那様Dale DeGroatが加入し、2ndアルバムとなる本作『Cosmic Round Up』(1985年)をリリ−スしました。

結局、商業的には成功を収めることができず、この2枚のみでグループの歴史に幕を下ろすことになります。

Zapp/Roger好きには外せないグループですね。70年代のZappの前身グループがRoger and The Human Bodyを名乗っていた点を見てもRoger TroutmanHuman Bodyへの思い入れが伝わってきます。

さて、本作『Cosmic Round Up』(1985年)ですが、勿論プロデュースはRoger Troutman。ソングライティング面にも全曲にRogerの名がクレジットされています。

レコーディングにはZappファミリーが多数参加しています。

当然Zappらしさに溢れた1枚なのですが、Prince/ミネアポリス・ファンクやHerbie Hancock「Rockit」/Hip-Hopのエッセンスを取り込んでいる点も興味深いです。

Zappらしさを求めるならば、「Cosmic Round Up」「Everything」あたりがオススメです。

Prince/ミネアポリス・ファンク調の「Dreams」「Can We Touch」Herbie Hancock「Rockit」な「Desire」あたりにも注目です。

Zapp×Prince×Hip-Hopな「Let Me Get You Wet」も興味深いです。

Zapp/Roger好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Cosmic Round Up」
Dale DeGroat/Larry Troutman/Roger Troutman作。Ray Davisの低音ヴォーカルと共に始まるタイトル曲。Zappモード全開のエレクトリック・ファンクです。カラフル&ヴィヴィッドな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=yCkdWNPrflA

「Let Me Get You Wet」
Dale DeGroat/Roger Troutman作。
Shirley Murdockのヴォーカルや(多分)Rogerのロッキン・ギターが印象的なエレクトリック・ファンク。Princeを意識している面もあるかも?Hip-Hop感覚も取り入れています。
https://www.youtube.com/watch?v=pnZQNZ7otRE

「Desire」
Dale DeGroat/Roger Troutman作。
Herbie Hancock「Rockit」を意識したものであろうHip-Hop感覚のエレクトリック・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=WIg-OLHISpw

「Can We Touch」
Dale DeGroat/Roger Troutman作。ブラコン×Princeな雰囲気のメロウ・バラード。80年代らしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=TvvUf5WEoDM

「Everything」
Larry Troutman/Roger Troutman作。曲調・サウンド共にZappファミリーならではの雰囲気があるスロウ・ジャム。
https://www.youtube.com/watch?v=AIlIxyiFSSc

「DX3-T18」
Dale DeGroat/Roger Troutman作。Prince/ミネアポリス・ファンクのエッセンスをうまく取り込んだファンク・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=nJl6qhFoykw

「Gimme What You've Got」
Dale DeGroat/Roger Troutman作。ハードなギター・サウンドが印象的なダーク・トーンのエレクトリック・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=gieR2IvUx6A

「Dreams」
Dale DeGroat/Larry Troutman/Roger Troutman作。ラストはPrinceに通じる妖しげな雰囲気のエレクトリック・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=06zpgV4BfDs

『Make You Shake It』(1984年)


ご興味がある方は、Zappの前身グループRoger and The Human Body名義のアルバム『Introducing Roger』(1976年)もチェックを!

Roger and The Human Body『Introducing Roger』(1976年)
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2022年03月30日

Gilberto Gil『Um Banda Um』

自己のバンドUm Banda Umを率いた初レコーディング☆Gilberto Gil『Um Banda Um』

発表年:1982年
ez的ジャンル:男性MPB
気分は... :俺のバンドだ!

今回はMPBを代表する大物アーティストGilberto Gilが1975年にリリースした『Um Banda Um』(1982年)です。

Caetano Velosoと並ぶブラジル音楽界の牽引者Gilberto Gilについて、これまで当ブログで紹介した作品は以下の5枚。

 『Gilberto Gil(邦題:日曜日の公園で)』(1968年)
 『Gilberto Gil (1969)』(1969年)
 『Gilberto Gil(邦題:イン・ロンドン)』(1971年)
 『Refazenda』(1975年)
 『Realce』(1979年)

本作は彼が初めて自己のバンドUm Banda Umを結成し、レコーディングした第一弾アルバムとなります。

プロデュースはLiminha

Rubens Sabino(b)、Wilson Meirelles(ds)、Jorge Barreto (Jorjao)(key)、Ricardo Silveira(g)、
Celso Fonseca(g)、Givaldo Jose (Repolho)(per)等がバンドUm Banda Umのメンバーとして参加しています。

後の名ギタリストCelso Fonsecaにとっては、本作が実質的な初レコーディングだったらしいです。

「Pula, Caminha」「E Menina」以外はGilberto Gilのオリジナルです。

アルバム全体を通じて、モダンなメロウ・サウンドが印象的です。

AOR/シティ・ポップ調の「Deixar Voce」「Pula, Caminha」、リズミックで開放的な「Banda Um」
ブラジルの伝統リズムとメロウ・フィーリングを融合させた「Andar Com Fe」「Afoxe E」、レゲエ調の「Esoterico」「Drao」あたりが僕のオススメです。

自己のバンドを率いる充実感や喜びがそのままサウンドになったような1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Banda Um」
新たなバンド名と同時に、アフリカ伝来の宗教ガンドンブレから派生したブラジル南部で信仰される心霊主義的習合宗教ウムバンダ(Umbanda)の意味も含むタイトル曲。リズミックで開放的なサウンドが春の訪れのこの時期にフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=x7ukusQ3v0s

「Afoxe E」
ガンドンブレの儀式でのリズムを起源とするアフォシェーを讃えた歌。伝統的なリズムと都会的なメロウ・サウンドが違和感なく融合させているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=gbHNay68zZQ

「Metafora」
「隠喩」という邦題が示すように、詩人としてのGilの才を楽しめるSSWらしい仕上がり。終盤にはThe Beatles「Penny Lane」のメロディの口笛が聴こえてくるのが嬉しいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2lAxQILeg-g

「Deixar Voce」
ムーディーなサックスと共に始まるブラジリアンAOR調のラブ・ソング。アーバン・メロウなGilberto Gilを楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=WOX7mqaEA2c

「Pula, Caminha」
Manezinho Araujo/Marino Pinto作。1950年代に書かれたカーニヴァルのマルシャのカヴァー。ここではシティ・ポップ調の爽快チューンで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=8l4jBBj-Kaw

「Andar Com Fe」
本作からのヒット曲。ブラジルの伝統リズムとメロウ・フィーリングを融合させ、リズミックながらもゆったりとした雰囲気を醸し出しているのが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=FCIeFrxgbfM

「Drao」
爽快メロウ・チューンですが、レゲエのようなムードも醸し出します。その意味ではレゲエのラヴァーズ・ロックとセットで聴いてもフィットするかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=LAsAYoZ0aKs

「Esoterico」
Bob Marley & The Wailers「Is This Love」を思わせるイントロが印象的なレゲエ調の仕上がり。「Is This Love」大好きの僕としては大歓迎です。
https://www.youtube.com/watch?v=9eayEjCdiys

「Menina Do Sonho」
このトラックもレゲエ調ですが、フラメンコ調のギターが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=QBrlwnjoY1c

「E Menina」
Joao Donato/Gutemberg Guarabira作品をカヴァー。メロウなシンセ音色や女性コーラス隊、Gilの歌声が一体になったピースフルな雰囲気が好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=kKonyJb3Mls

「Nossa」
ラスト的な感動的で味わい深く締め括ってくれます。シンセの音色のセンスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2xLh1T_anFg

僕の保有CDには以下の収録曲の別ヴァージョン6曲が追加収録されています。
「Afoxe E (Primeira Versao)」
「Deixar Voce (Primeira Versao)」
「Esoterico (Primeira Versao)」
「Banda Um (Primeira Versao)」
「E Menina (Primeira Versao)」
「Esoterico (Regravacao Take1)」

他のGilberto Gil作品もチェックを!

『Louvacao』(1967年)
ロウヴァサォン

『Gilberto Gil(1968)』(1968年)
Gilberto Gil 1968

『Gilberto Gil (1969)』(1969年)
Gilberto Gil

『Gilberto Gil(1971)』(1971年)
Gilberto Gil

『Expresso 2222』(1972年)
Expresso 2222

Caetano Veloso e Gilberto Gil『Barra 69 - Caetano e Gil Ao Vivo na Bahia』(1972年)
Barra 69

『Gilberto Gil Ao Vivo』(1974年)
Ao Vivo

Gilberto Gil & Jorge Ben『Gil & Jorge - Ogum - Xango』(1975年)
Gil & Jorge

『Refazenda』(1975年)
ヘファゼンダ(BOM1801)

『Refavela』(1977年)
Refavela

Gilberto Gil & Rita Lee『Refestanca』(1977年)
Refestanca - Ao Vivo

『Gilberto Gil Ao Vivo Em Montreux』(1978年)
Ao Vivo Em Montreux

『Realce』(1979年)
Realce

『Nightingale』(1979年)
Nightingale

『Luar (A gente precisa ver o luar)』(1981年)


『Extra』(1983年)


『Raca humana』(1984年)


『Parabolicamara』(1992年)


Caetano Veloso & Gilberto Gil『Tropicalia 2』(1993年)


『Quanta』(1997年)


『O sol de Oslo』(1998年)


Gilberto Gil & Milton Nascimento『Gil & Milton』(2000年)


『Kaya N'Gan Daya』(2002年)


『Gil luminoso』(2006年)


『Gilbertos Samba』(2014年)


『Ok Ok Ok』(2018年)
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2022年02月16日

Brief Encounter『We Want To Play』

2ndもレア・グルーヴ人気作☆Brief Encounter『We Want To Play』

発表年:1981年
ez的ジャンル:激レア系ローカル・ソウル/ファンク
気分は... :虹の彼方に・・・

今回はレア・グルーヴ人気作The Brief Encounterr『We Want To Play』(1981年)です。

ノース・カロライナ在住のBailey四兄弟を中心とする9人組ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループThe Brief Encounterrの紹介は、『The Brief Encounter』(1977年)に続き2回目となります。

1stアルバム『The Brief Encounter』(1977年)は、レア・グルーヴ名盤として大人気の1枚ですが、2ndとなる本作『We Want To Play』(1981年)も再評価の高いアルバムです。

本作におけるメンバーはLarry Bailey(sax、syn)、Velmar Bailey(p、el-p、syn)、Montie Bailey(vo、syn、g)、Bernard Bailey(b、g、p、syn、vo)、Maurice Whittington(vo)、Rufus Wilborn(ds、fl)、Charles Graham(tp)、Fredrick Alexander(ds、per、vo)、Michael Carter(g)という9名。

また、女性シンガーJulia Grantもゲスト参加しています。

プロデュース&アレンジはThe Brief Encounterr自身とRobert Holmes

ソングライティングもグループおよびRobert Holmesのオリジナルです。

個人的にはゲストのJulia Grantがリード・ヴォーカルをとる「Just For Love」「Sweet Tender Loving」の2曲がおススメです。

それ以外にCameoテイストのファンク「Rocking」、イナたいミディアム・ファンク「We Want To Play For You」、ハンド・クラップ入りのファンク「Open Up Your Heart」、素敵なメロウ・バラード「Together In Love」あたりもいい雰囲気です。

1st『The Brief Encounter』と並びレア・グルーヴ好きは外せない1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「Rocking」
ファンク・グループとしての彼らの魅力を楽しめるオープニング。この時期のCameoあたりがお好きな人であれば気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=p2M5DnV41_c

「Since I Met You Girl」
シンセ・サウンドとファルセット・ボーカルの組み合わせが印象的なメロウ・ミディアム・グルーヴ。煌びやかな80'sモードがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=0jgx8Ajhp64

「Now I Know I Love You」
悪くないフォーキー・バラードですが、アルバムの中で少し浮いているかも?
https://www.youtube.com/watch?v=t2TMtVJg5GY

「Just For Love」
ゲストのJulia Grantがリード・ヴォーカルをとるメロウ・ソウル。Bill Withers「Lovely Day」的なラブリー・リズムがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=hCPznCKBTxs

「Sweet Tender Loving」
この曲もJulia Grantがリード・ヴォーカル。メロウに疾走するダンサブル・サウンドとJuliaのキュート・ヴォーカルがマッチした素敵なモダン・ソウル。レア・グルーヴ好きが歓喜する1曲ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9CwPStvRCbc

「We Want To Play For You」
タイトル曲はメロディアスなミディアム・ファンク。洗練されているのに何処かイナたい感じが魅力かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=fCX8CnhctZw

「Open Up Your Heart」
軽やかなハンド・クラップ入りのファンク・グルーヴ。爽快に駆け抜けていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SeWisqznsl4

「Together In Love」
スウィートなヴォーカル・ワークが映えるメロウ・バラード。ヴォーカル・グループとしての彼らの魅力を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=EEfTRu5Vz5Y

「If You Want My Love」
ラストは独特の雰囲気を持ったソウル・チューンで締め括ってくれます。多分、The Doobie Brothers「What A Fool Believes」ライクなトラックにしたかったのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=x6PjMpwzBhA

未聴の方は1stアルバム『The Brief Encounter』(1977年)もチェックを!

『The Brief Encounter』(1977年)
ザ・ブリーフ・エンカウンター [世界初CD化] [紙ジャケット仕様]
posted by ez at 01:06| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月19日

Julie Kelly『We're On Our Way』

人気ブラジリアン・ポップ・ジャズ「We're On Our Way」収録☆Julie Kelly『We're On Our Way』

発表年:1984年
ez的ジャンル:女性ジャズ・ヴォーカル
気分は...:元気になるジャズ・ヴォーカル!

女性ジャズ・ヴォーカル作品Julie Kelly『We're On Our Way』(1984年)です。

Julie Kelly With Tom Garvin『Some Other Time』(1989年)です。

1947年カリフォルニア州オークランド生まれの女性ジャズ・シンガーJulie Kellyの紹介は、3rdアルバムJulie Kelly With Tom Garvin『Some Other Time』(1989年)に続き2回目となります。

本作『We're On Our Way』(1984年)は彼女のデビュー・アルバムであり、『Some Other Time』(1989年)と並んで再評価の高い1枚です。

プロデュースはSteve KaplanBarney Fuller、そしてJulie Kelly本人。

レコーディングにはSteve Kaplan(p、org)、Mike Stephans(ds、per)、Dave Parlato(b)、Steve Larrance(per)、Doug Wintz(tb)、Frank Szabo(tp)、Bobby Ojeda(tp)、Gordon Goodwin(sax)、Vince Denham(sax)といったミュージシャンが参加しています。

ハイライトはブラジリアン・リズムを取り入れた爽快ポップ・ジャズ「We're On Our Way」 。コンピ・アルバム収録のBob Doroughのカヴァー「Better Than Anything」も人気なのでは?

個人的には大好きなSeawindソングのカヴァー「Follow Your Road」 、AOR好きの人も楽しめそうな「Dream Of A Lifetime」あたりもオススメです。

ジャズ・ヴォーカル好きの人は、女性黒人ジャズ・シンガーBetty Carterのカヴァー「Do Something」Young Rascalsの名曲カヴァー「Groovin'」あたりも楽しめるはず!

普段ジャズ・ヴォーカル作品を聴かない人でも楽しめる、センス抜群の女性ジャズ・ヴォーカル作品です。

全曲紹介しときやす。

「We're On Our Way」
David Benoit/Lorraine Feather作。本作のハイライトと呼べるブラジリアン・リズムを取り入れた爽快ポップ・ジャズ。サンバ・フュージョン好きの人も気に入るはず。聴いているだけで晴れやかな気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=MAu7TM48xOY

「Follow Your Road」
大好きなハワイのフュージョン・グループSeawindのカヴァー(Bob Wilson作)。
オリジナルは当ブログでも紹介した『Light the Light』(1979年)収録。AORなメロウ・バラードのオリジナルが大好きなので、オリジナルの雰囲気を受け継ぐ本カヴァーも大歓迎です。

Seawind「Follow Your Road」
 https://www.youtube.com/watch?v=E3dio4ACqto

「Do Something」
女性黒人ジャズ・シンガーBetty Carterのカヴァー。スウィンギーな演奏をバックに、軽やかに弾けたヴォーカルを聴かせてくれます。軽妙なスキャットもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=wyoAOWBZKNQ

「Dream Of A Lifetime」
Diana Reed Samuels/Mike Garson作。AOR好きの人も楽しめそうなアーバン・メロウなポップ・ジャズ。作者の一人Mike GarsonはDavid Bowie等への楽曲提供で知られる人ですね。

「Groovin'」
Young Rascals、1967年の大ヒット曲をカヴァー(Felix Cavaliere/Eddie Brigati作)。お馴染みの名曲を小粋なムードのファンキー・ポップ・ジャズで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NwlV4RKKayQ

「Groovin'」に関して、当ブログではAretha FranklinCollageJudy Mowattのカヴァーも紹介済みです。

「All My Tomorrows」
Jimmy Van Heusen/Sammy Cahn作のスタンダードをカヴァー。当ブログではGretchen Parlatoのカヴァーも紹介済みです。ロマンティックなトランペット・ソロと共に始まるバラード。スタンダードらしい雰囲気で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=knnHlwHwsSI

「Better Than Anything」
Bob Dorough作品のカヴァー。オリジナルは『Just About Everything』(1966年)収録。本ヴァージョンはコンピ・アルバムにも収録された人気曲です。スウィンギーかつアーバン・メロウなアレンジがサイコーですね。
https://www.youtube.com/watch?v=HAuQYnJ6XNo

「Somebody Else That Will」
ラストはブルースの帝王B.B. Kingのカヴァーで締め括ってくれます。ファンキーなホーン・サウンドやオルガン、ピアノを従え、ブルースを開放的な雰囲気で聴かせてくれます。

ご興味がある方はJulie Kellyの他作品もチェックを!

Julie Kelly With Tom Garvin『Some Other Time』(1989年)
Some Other Time

『Stories to Tell』(1993年)
Stories to Tell

『Into the Light』(2001年)
Into the Light

『Everything I Love』(2006年)
Everything I Love

『Happy to Be』(2014年)
Happy to Be
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2021年12月15日

The 28th St. Crew『I Need A Rhythm』

David Cole/Robert Clivillesの匿名ユニット☆The 28th St. Crew『I Need A Rhythm』

発表年:1989年
ez的ジャンル:N.Y.アンダーグラウンド・ハウス
気分は... :アンダーグラウンドorメジャー?

人気ハウス・ユニットC + C Music Factoryで有名なプロデューサー・コンビDavid Cole/Robert Clivillesの別名ユニットThe 28th St. Crew『I Need A Rhythm』(1989年)です。

アルバム『Gonna Make You Sweat』(1990年)と同作からのシングル「Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now)」「Here We Go (Let's Rock & Roll)」「Things That Make You Go Hmmm...」の世界的な大ヒットで、一躍人気アーティストとなったC + C Music Factory

そのC + C Music Factoryのイメージがあまりにも強いので、David Cole/Robert Clivillesのコンビは少し誤解されている部分もあるように思います。

僕が最初にDavid Cole/Robert Clivillesに出会ったのは、アナログ盤で購入した2 Puerto Ricans, A Blackman And A Dominican「Do It Properly」(1987年)でした。

2 Puerto Ricans, A Blackman And A Dominicanは、David Cole/Robert Clivilles、さらにはDavid MoralesJose "Chep" Nunezによるユニットであり、そのシングル「Do It Properly」はアンダーグラウンドな魅力に満ちたハウス・チューンでした。

2 Puerto Ricans, A Blackman And A Dominican「Do It Properly」(1987年)
 https://www.youtube.com/watch?v=ZSENSbNn6Dg

でもC + C Music Factoryとは、かなり違うイメージですよね。

続いて、僕が購入したDavid Cole/Robert Clivilles作品がThe 28th St. Crew名義の『I Need A Rhythm』(1989年)でした。

改めてCDを見直してみると、どこにもDavid Cole/Robert Clivillesのクレジットはなく(プロデュースはThe Done Properly Posse!名義)、当時はDavid Cole/Robert Clivillesプロデュース作という認識もないままに本作を購入していたのだと思います(記憶が曖昧です)。

倒錯の世界に一歩足を踏み入れた感覚になる、匿名性の高いアンダーグラウンドなハウス・ワールドが今聴いても心地好いです。

全曲紹介しときやす。

「I Need A Rhythm」
怪しい魅力に満ちたN.Y.のアンダーグラウンドな夜をイメージさせるタイトル・トラック。Jomanda「Make My Body Rock」、Adeva「Respect」、Maurice Joshua「This Is Acid (K&T Mix)」等がサンプリングされています。当ブログでも紹介したAdeva「Respect」が大好きだったので、そのネタ使いも手伝ってよく聴きました。
https://www.youtube.com/watch?v=r_aFDMG6vWQ

「Inch By Inch」
この時代らしいヒップ・ハウス的なエッセンスを感じられるトラック。当時、こういうサウンド好きだったなぁ・・・
https://www.youtube.com/watch?v=uTvTJIdyU0o

「Steppin' Out」
妖しいダビー感覚に包まれたトラックには独特の悩殺ムードがあります。

「Get It Up」
ハウス然としたサウンドに悩殺ヴォイスが絡むトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=N3EIhujgWMk

「Where's The Party」
アルバム通して聴き直してみると、このトラックが最もN.Y.アンダーグラウンド・ハウスらしいかもしれませんね。当時、アンダーグラウンド・ハウスのコンピ・アルバムを聴くと、必ずこのタイプのトラックが収録されていた気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=4EEXieETNss

「It's In The Groove (No Games)」
アンダーグラウンドらしさを保ちながらも、キャッチーに聴かせてくれるのが、David Cole/Robert Clivillesのセンスの良さかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=013lOl8SzUc

「Pump It Up (Let's Groove)」
Total Scienceをフィーチャー。アンダーグラウンドな雰囲気の中にも、C + C Music Factoryの登場を予感させるものも感じられます。
https://www.youtube.com/watch?v=Ud66PzAYw3Q

「Sex On The Dance Floor (LP Version)」
このトラックを本作のハイライトに挙げる人も多いのでは?無機質なビートに少しトライバルなアクセントをつけたアンダーグラウンド・ワールドがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=AE9iPm1ZGC4

僕の中では、本作こそがDavid Cole/Robert Clivillesであり、C + C Music Factoryは彼等の仮の姿と思っているのですが・・・
posted by ez at 01:58| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする