2021年12月01日

Jerry Butler『The Best Love』

前作に続くPIRからのリリース☆Jerry Butler『The Best Love』
jerry butler the best love.jpg
発表年:1980年
ez的ジャンル:PIR系レジェンド・ソウル
気分は... :セクシー&メロウ再び・・・

レジェンド・ソウル・シンガーJerry Butlerが1980年にリリースした『The Best Love』です。

シカゴ・ソウルを代表するグループThe Impressionsの初代リード・ヴォーカルを務め、ソロ・アーティストとしても"Iceman"のニックネームで人気を博したレジェンド・ソウル・シンガーJerry Butler(1939年生まれ)の紹介は、『Nothing Says I Love You Like I Love You』(1978年)に続き2回目となります。

本作『The Best Love』(1980年)は、前作『Nothing Says I Love You Like I Love You』(1978年)に続き、Gamble & HuffKenneth Gamble/Leon Huff)のPhiladelphia International Records (PIR)からのリリースです。

Gamble & HuffJerry Butler以外に、Dexter WanselJohn L. Usry, Jr.David WilliamsDennis Williamsがプロデュースを手掛けています。

シングルにもなったタイトル曲「The Best Love I Ever Had (Up Tempo Version)」、こちらもシングルとなった女性シンガーDebra Henryとのデュエット「Don't Be An Island」あたりが目立つかもしれません。

個人的には、セクシー&テンダーなメロウ・ミディアム「Would You Mind」、ムーディーなラブ・バラード「Tell Me Girl (Why It Has To End)」、Bacharach作品のカヴァー「Reach Out For Me」、AORなアーバン・メロウ「We've Got This Feeling Again」、Gamble & Huffプロデュースのラブ・バラード「Angel Face」あたりもオススメです。

話題になることが少ないアルバムですが、レジェンド・ソウル・シンガーのセクシー&メロウな魅力を満喫できる充実作だと思います。

全曲紹介しときやす。

「The Best Love I Ever Had (Up Tempo Version)」
Gamble & Huffプロデュース。シングルにもなったセクシー・メロウ・ダンサー。オトナなアーバン・ナイトを演出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dFA1rp98YZ4

「Would You Mind」
Jerry Butler/John L. Usry, Jr.プロデュース。個人的には一番のお気に入り。セクシー&テンダーなメロウ・ミディアム。エレガントなムードがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=1KCyx7bLjcI

「Don't Be An Island」
女性シンガーDebra Henryとのデュエット。シングルにもなりました。オーセンティックな魅力がある男女バラードです。Dexter Wansel/Jerry Butlerプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=n9GU8yTGv6U

「Tell Me Girl (Why It Has To End)」
David Williams/Dennis Williamsプロデュース。ムーディーなサックスと共に始まるラブ・バラード。スロウ系ではコレが一番好き。

「Reach Out For Me」
Jerry Butler/John L. Usry, Jr.プロデュース。Dionne Warwickのヒットで知られるBurt Bacharach/Hal David作品をカヴァー。オリジナルはLou Johnsonヴァージョン。当ブログではDionne Warwickをはじめ、Michael HendersonThe CarnivalLyn Collinsのカヴァーも紹介済みです。お馴染みの名曲を軽快なメロウ・ダンサーで聴かせてくれます。なかなか秀逸なカヴァーだと思います。

「We've Got This Feeling Again」
Dexter Wanselプロデュース。「Don't Be An Island」に続き女性シンガーDebra Henryをフィーチャー。AOR好きの人も気に入るであろうアーバン・メロウ・ミディアムです。

「Angel Face」
Gamble & Huffプロデュース。ベテランならではのセクシーな語り口にグッとくるラブ・バラード。Gamble & Huffとのタッグらしい1曲に仕上がっているのでは?

「The Best Love I Ever Had (Slow Version)」
Gamble & Huffプロデュース。「The Best Love I Ever Had (Up Tempo Version)」のスロウ・ヴァージョン。個人的にはアップ・ヴァージョンの方が好き。

Jerry Butlerの他作品もチェックを!

『The Ice Man Cometh/Ice on Ice』(1968年/1969年)


Jerry Butler & Jerry Peters『Melinda』(1972年)


『Love's on the Menu/Suite for the Single Girl』(1976年/1977年)


Thelma Houston & Jerry Butler『Thelma & Jerry/Two to One』(1977年/1978年)


『Nothing Says I Love You Like I Love You』(1978年)
posted by ez at 00:08| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月03日

Genobia Jeter『Genobia』

ゴスペル仕込みの女性アーバン・ソウル☆Genobia Jeter『Genobia』

発表年:1986年
ez的ジャンル:ゴスペル出身系N.Y.アーバン・ソウル
気分は... :行雲流水・・・

ゴスペル仕込みのアーバン・ソウル・アルバムGenobia Jeter『Genobia』(1986年)です。

Genobia JeterはワシントンD.C.出身の女性ゴスペル/ソウル・シンガー。

Savoy Recordsと契約し、『Heaven』(1980年)、『Things Have Got to Get Better』(1981年)という2枚のゴスペル・アルバムをリリース。その後、RCAからリリースしたソウル・アルバムが本作『Genobia』(1986年)です。

プロデュースはHubert Eaves IIIRobert Byron WrightWayne BrathwaiteLesette WilsonMeli'sa Morgan

アルバムには後に夫となる男性ソウル・シンガーGlenn Jonesが4曲で参加し、さらにソングライティングにも関与しています。

それ以外にDoc Powell(g)、Edward Moore(g)、Howard King(ds)、V.Jefrey SmithThe Family Stand)(back vo)、James "D-Train" Williams(back vo)、Cindy Mizelle(back vo)、Audrey Wheeler(back vo)等のミュージックが参加しています。

Glenn Jonesとのデュエット「Together」「All Of My Love」というシングルにもなったバラード2曲がハイライト。

アーバン・ソウル好きには「Blessing In Disguise」「Sunshine」もオススメ。

Hubert Eaves III/James "D-Train" Williams絡みの「Peace Of Mind」「I Just Want What's Mine」、クラブプレイを意識した「We Got Love」といったダンサブル・チューンも悪くありません。

ゴスペル仕込みのGenobiaのヴォーカルとアーバンなメロウ・サウンド/エレクトリック・ファンクが調和した充実作です。

全曲紹介しときやす。

「Sunshine」
Wayne Brathwaiteプロデュース。80年代半ばらしいサウンド・プロダクションによるアーバン・ソウルがオープニング。ブラコン好きの人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=1ttQoWp-W04

「Peace Of Mind」
Hubert Eaves IIIプロデュース。Hubert Eaves III/James "D-Train" Williams作&アレンジ。打ち込みサウンドによるエレクトリック・ファンク調のアーバン・ディスコ・ブギー。 "D-Train" 好きの人は気に入るのでは?Glenn Jonesがバック・ヴォーカルで参加。
https://www.youtube.com/watch?v=Kr1HC8Ymb70

「Together」
Robert Byron Wrightプロデュース。Glenn Jonesとのデュエット。シングルにもなった本作のハイライト。Jon Lind/Martin Pageというヒット・メイカー・コンビによるソングライティングも強力です。良い楽曲、良いヴォーカルが揃った感動的なラブ・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=uJBMwmXlrIo

「Blessing In Disguise」
Wayne Brathwaiteプロデュース。Mark Riveraのムーディーなサックスと共に始まるアーバン・メロウ・ソウル。Glenn Jonesがバック・ヴォーカルで参加。
https://www.youtube.com/watch?v=sFlY0Rltank

「I Just Want What's Mine」
Hubert Eaves IIIプロデュース。Hubert Eaves III/James "D-Train" Williams作&アレンジ。Genobiaの躍動するヴォーカルと打ち込みダンサブル・サウンドが意外とマッチしています。Ed "Tree" Mooreのギターも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=bS5L4K2gQGA

「We Got Love」
Robert Byron Wrightプロデュース。Glenn Jonesもソングライターの一人として名を連ねています。クラブプレイを意識したアンダーグラウンド感のあるダンサブル・チューン。これがなかなかクセになります。
https://www.youtube.com/watch?v=0GZAkrApIFQ

「All Of My Love」
Lesette Wilson/Meli'sa Morgan作&プロデュース。この曲もシングルになりました。クワイエット・ストームな魅力があるミディアム・バラード。ゴスペル仕込みのGenobiaのヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=Ux1Qvscf9pM

Mndsgn「SPCURRY」のサンプリング・ソースとなっています。
Mndsgn「SPCURRY」
 https://www.youtube.com/watch?v=kI3jaYxcXQg

「Take A Look」
Robert Byron Wrightプロデュース。
Aretha Franklinのカヴァー。オリジナルは『Soul Sister』(1966年)収録。ラストはゴスペル・フィーリングたっぷりに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Dh4JizIOQIs

あっという間に11月・・・
ずるずるいかずに、日々を丁寧に過ごそう!
posted by ez at 00:54| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月29日

Francisco Mora Catlett『Mora!』

『Mora!』、『Mora! II』の2in1CD☆Francisco Mora Catlett『Mora!』

録音年:1987年
ez的ジャンル:ラテン・スピリチュアル・ジャズ/ブラジリアン・ジャズ
気分は... :コンプリート!

今回はラテン・スピリチュアル・ジャズ作品、Francisco Mora Catlett『Mora!』です。

Francisco Mora Catlettは1947年ワシントンD.C.で生まれのメキシコ系アメリカ人ドラマー。

The Sun Ra Arkestraのメンバーとして活動し、その後デトロイトに移住。1987年には自主制作で初リーダー作『Mora!』をリリースしています。

また、Carl Craig率いるInnerzone Orchestraのメンバーにもなり、当ブログでも紹介した名盤『Programmed』(1999年)にも参加しています。

本作は『Mora!』(1987年)とその続編『Mora! II』の2枚を収めた2in1CDです。

『Mora!』(1987年)の直後にレコーディングされた『Mora! II』は、長いことお蔵入りとなっていましたが、2005年に『River Drum』としてリリースされていました。

今年、Far Out Recordingsから『Mora!』『Mora! II』がアナログ再発され、同じタイミングで今回の2in1CDもリリースされました。

ちなみに『Mora! II』のジャケはこんな感じ。

『Mora! II』(1987年) ※アナログ盤


プロデュースはFrancisco Mora Catlett自身。

Francisco Mora Catlett(ds、per)以下、Rodney Whitaker(contrabass)、Kenny Cox(p)、Sherman Mitchell(tp、fl、oboe)、John Douglass(tp)、Marcus Belgrave(tp)、Vincent Bowens(ts、fl)、Alex Harding(bs、bass clarinet)、Alberto Nacif(steel ds、per)、Emile Borde(steel ds、per)、Jerome Le Duff(berimbau、per)、Teresa Mora(vo、per)等がレコーディングに参加しています。

この2作品を象徴するラテン・スピリチュアル・ジャズ「Afra Jum」、アフロ・キューバン・リズム×スティール・ドラムな「Rumba Morena」、サンバ・ジャズな「Samba De Amor」「Samba "Conga Do Amor"」、Teresa Moraのヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ジャズ・ダンサー「Amazona」、ミステリアスなラテン・スピリチュアル「El Moro」、スティール・ドラムが映えるカリビアン・ジャズ「Old Man Joe」あたりがおススメです。

再評価の高いスピリチュアル・ジャズの異色作をぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Prelude Welcome」
ジャングルの森林をイメージさせるパーカッシヴなプレリュード。
https://www.youtube.com/watch?v=stMkIyhHBFs

「Afra Jum」
本作を象徴する12分近くのラテン・スピリチュアル・ジャズ。ソウルフルでスピリチュアルでアフロ・キューバンなジャズ・ワールドに魅了されます。UK次世代ジャズ好きの人あたりも気に入る演奏なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=I0wOp4oVJF8

「Rumba Morena」
Franciscoの妻、Teresa Moraのヴォーカルと共に始まるパーカッシヴなアフロ・キューバン。後半のアフロ・キューバン・リズム×スティール・ドラムな感じもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ST0A82cOgbU

「Five AM」
ここではラテン/アフロ・キューバンを封印し、ストレート・アヘッドなジャズを小気味よく演奏しています。Moraのパワフルなドラミングを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=WPJ4ecDyE7U

「Samba De Amor」
ビリンバウの音色とTeresa Moraのヴォーカルが妖しげな雰囲気を醸し出すイントロから一転、Airto Moreiraあたりを彷彿させるグルーヴィーなサンバ・ジャズが展開されます。クラブジャズ好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=wPqBLI2f3BI

「Cultural Warrior」
壮大なスケールを感じる、9分半近くのスピリチュアルなバラード。汎アメリカ的な歴史が刻まれたジャズ演奏といった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JuqZeSFy7z4

「Epilogue Conga "Hasta La Vista"」
コンガが鳴り響くパーカッシヴなエピローグ。
https://www.youtube.com/watch?v=vxUybZrUE5Y

ここまでが『Mora!』。これ以降が『Mora! II』

「Afra Jum」
『Mora!』にも収録されていた「Afra Jum」のパート2。ダイナミックなホーン・アンサンブルが印象的なラテン・スピリチュアル・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=3mtrDfzx_mg

「Amazona Prelude "Dawn"」
ストリングスも入った美しいスピリチュアル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=XE4ViwD8VuE

「Amazona」
Teresa Moraのヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ジャズ・ダンサー。Teresa Moraの艶やかなヴォーカルを楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=sSawAZKKAmU

「Samba "Conga Do Amor"」
タイトルの通り、リズミックなサンバ・ジャズ。ブラジリアン・モードのアッパー感がいいですね。スティール・ドラムのアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=K6lQQN3TLrU

「El Moro」
ミステリアスなラテン・スピリチュアル。ミュート・トランペットの音色がフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=6bZ9uPz4ZY8

「Old Man Joe」
スティール・ドラムの音色が映える軽快なカリビアン・ジャズ。開放的な雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_bmXzOa6COs

「Por Que Paro」
子供の声を織り交ぜた短い即興演奏。
https://www.youtube.com/watch?v=3E2aDJnuyjM

「Afra Jum」
ラストは「Afra Jum」のパート3。躍動するスピリチュアル・ジャズといった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XDU_DfHjILs

『World Trade Music』(1998年)
posted by ez at 02:47| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月07日

Gal Costa『Baby Gal』

アーバン・メロウなGal Costa☆Gal Costa『Baby Gal』

発表年:1983年
ez的ジャンル:ミューズ系MPB
気分は... :花から花へ・・・

MPBの歌姫Gal Costa『Baby Gal』(1983年)です。

これまで当ブログで紹介したGal Costa作品は以下の11枚。

 『Gal Costa』(1969年)
 『Gal』(1969年)
 『India』(1973年)
 『Cantar』(1974年)
 『Gal Canta Caymmi』(1976年)
 『Gal Tropical』(1979年)
 『Aquarela Do Brasil』(1980年)
 『Fantasia』(1981年)
 『Minha Voz』(1982年)
 『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)
 『Gal(1992)』(1992年)

本作『Baby Gal』(1983年)は、この時期のGal Costaの充実ぶりが窺える1枚です。軽やかなシンセ/エレピが響くアーバン・メロウなトラックが多いのもいいですね。

プロデュースはMariozinho Rocha

Cesar Camargo MarianoEduardo Souto NetoRoupa Novaがアレンジを手掛けています。

メロウ・ダンサー「Sutis Diferencas」、コンテンポラリーなバイーア賛歌「Bahia De Todas As Contas」Djavanとの相性の良さを発揮した「Sim Ou Nao」「De Flor Em Flor」 、ラテン/カリビアン・テイストの開放的グルーヴ「Rumba Louca」、Ray Charles、Stevie WonderJose Felicianoに捧げられた「Olhos Do Coracao」 、Galの代表曲の再演「Baby」など充実の全10曲です。

MPBの歌姫Gal Costaらしい華のある1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Mil Perdoes」
Chico Buarque作。メロウ・バラードをGalがしっとり味わい深く歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=n_RhNkmhY10

Chico Buarque本人ヴァージョンは『Chico Buarque』(1984年)収録。
Chico Buarque「Mil Perdoes」
 https://www.youtube.com/watch?v=FFHQ8J53tvM

「Sutis Diferencas」
Caetano Veloso/Vinicius Cantuaria作。本作らしいアーバン・サウンドを楽しめるメロウ・ダンサー。AOR好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=9ymV36TTdR0

Vinicius Cantuaria本人のヴァージョンは『Sol Na Cara』(1996年)収録。
Vinicius Cantuaria「Sutis Diferencas」
 https://www.youtube.com/watch?v=7npvhhUuh-M

「Bahia De Todas As Contas」
Gilberto Gil作。邦題「バイーアの首飾り」。コンテンポラリーな雰囲気の中にもバイーアらしいリズム&コーラスを織り交ぜた1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=QEz5JTNmREU

The Manhattan Transferが英語でカヴァーしています。
The Manhattan Transfer「Hear The Voices」
 https://www.youtube.com/watch?v=CZ-Fn_04N4M

「Sim Ou Nao」
Djavan作品をカヴァー。Djavan作品のカヴァーは80年代Gal作品の定番ですね。Galの歌声とDjavan作品の相性の良さを感じるミディアム・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=nBz06uW6Tdg

Djavanのオリジナルは『Alumbramento』(1980年)に収録されています。
Djavan「Sim Ou Nao」
 https://www.youtube.com/watch?v=-Wm6mStGgWI

「Grande Final」
ブラジルの伝説的グループNovos Baianosの主要メンバーであったMoraes Moreiraの作品。Gal自身は本曲を"マルシャ・ポップ"と形容しているようです。開放的で軽快なサウンドと共にGalのヴォーカルも躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=x6GsPt-spyQ

「Rumba Louca」
Moacyr Albuquerque/Tavinho Paes作。ラテン/カリビアン・テイストの開放的グルーヴがいいですね。Galの華やかな雰囲気にピッタリの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=68yIiRegNmU

Willie Colonも『Criollo』(1984年)でスペイン語カヴァーしています。
Willie Colon「Noche Criolla」
 https://www.youtube.com/watch?v=HDqRZqE6BKc

「Olhos Do Coracao」
Tunai/Sergio Natureza作。邦題「心の瞳」。Ray Charles、Stevie WonderJose Felicianoという3人の偉大な盲目アーティストに捧げられたブラジリアン・メロウ・ソウル調の仕上がり。途中、Jose Feliciano調のギターも聴こえてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=9PLGO2p6vU8

Tunaiのオリジナルは『Olhos Do Coracao』(1983年)に収録されています。
Tunai「Olhos Do Coracao」
 https://www.youtube.com/watch?v=RGuOioL-7_4

「De Flor Em Flor」
Djavan作品の2曲目。邦題「花から花へ」。透明感のあるアコースティック・ギターの音色が心地好いメロウ・ボッサをGalらしい歌い回しで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=8dA4I9hi0ng

「Eternamente」
Lillane/Tunai/Sergio Natureza作。邦題「永遠に」。美しいバラードを切々と歌い上げる感動的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=AuqPTWoNjjs

「Baby」
ラストはCaetano Velosoの名曲の再レコーディング。Galはトロピカリズモの金字塔アルバム『Tropicalia: ou Panis Et Circencis』(1968年)と自身のアルバム『Gal Costa』(1969年)で本曲を歌っています。ここでは本作らしいアーバン・メロウなAOR調の「Baby」を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Z27tUuoJ4Cg

「Baby」 (From 『Tropicalia: ou Panis Et Circencis』
 https://www.youtube.com/watch?v=vLJIM9NjRwc
「Baby」 (From 『Gal Costa』
 https://www.youtube.com/watch?v=b7d6wnaRm2E

名曲「Baby」に関して、当ブログではOs Mutantesの2ヴァージョン(『Os Mutantes』収録ヴァージョン、Os Mutantes『Jardim Eletrico』収録ヴァージョン)とCaetanoの妹Maria Bethaniaヴァージョンも紹介済みです。

Gal Costaの過去記事もご参照下さい。

『Gal Costa』(1969年)
Gal Costa

『Gal』(1969年)
Gal

『India』(1973年)
インディア

『Cantar』(1974年)
カンタール

『Gal Canta Caymmi』(1976年)
Gal Canta Caymmi

『Gal Tropical』(1979年)
Gal Tropical by Gal Costa (2010-09-24)

『Aquarela Do Brasil』(1980年)
Aquarela Do Brazil

『Fantasia』(1981年)
Fantasia

『Minha Voz』(1982年)
Minha Voz

『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)
Lua De Mel Como O Diabo Gosta

『Gal(1992)』(1992年)
gal costa gal 1992.jpg
posted by ez at 02:26| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月25日

Gregory Isaacs『Night Nurse』

キャリアを代表するヒット・アルバム☆Gregory Isaacs『Night Nurse』

発表年:1982年
ez的ジャンル:四天王レジェンド・レゲエ・シンガー
気分は... :妄想ナイト・ナース・・・

今回はレジェンド・レゲエ・シンガーGregory Isaacs(1951-2010年)の代表作『Night Nurse』(1982年)です。

Dennis BrownFreddie McGregorSugar Minottと並び四天王と呼ばれたレゲエ・シンガーGregory Isaacsの紹介は、『Cool Ruler』(1978年)、『Soon Forward』(1979年)に続き3回目となります。

本作『Night Nurse』(1982年)は、レゲエ・ファン以外にも彼の名を広めた世界的なヒット・アルバムです。

僕が初めて聴いたGregory Isaacs作品も本作でした。当時の僕はレゲエ・アルバムなんて数えるほどしか聴いていませんでしたが、セクシー&メロウな雰囲気に他のレゲエ・アルバムとは異なる印象を受けた記憶があります。あとはエロさの漂うタイトルに惹かれたのかもしれません(笑)

バックを務めるのはErrol "Flabba" Holt(b)、Lincoln "Style" Scott(ds)、Dwight "Brother Dee" Pinkney(lead g)、Eric "Bingy Bunny" Lamont(rhythm g)、Wycliffe "Steelie" Johnson(key)というThe Roots Radicsの面々。さらにはWally Badarou(syn)も参加しています。

プロデュースはGregory IsaacsErrol "Flabba" Holt

ソングライティングは Gregory IsaacsSylvester Weise

一般的なハイライトは、レゲエ・クラシックのタイトル曲「Night Nurse」になると思います。

個人的には「Cool Down the Pace」「Stranger in Town」「Not the Way」がお気に入り。

「Objection Overruled」「Hot Stepper」も人気が高いと思います。

僕の場合、Gregory Isaacsのアルバムから1枚セレクトとなれば、やはり本作になりますかね。

いつ聴いても色褪せない名作だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Night Nurse」
彼の代表曲の1つであるタイトル曲。甘く危険な香りの漂うレゲエ・クラシック。昔はこのトラックを聴くたびにセクシー・ナースの姿を妄想していました(笑)。セクシー・ナースはGregoryの応急処置ができるのか?
https://www.youtube.com/watch?v=FE7lgCGQ48I

Sly & Robbie feat. Simply RedAswad、Dennis Brown、Dwight Pinkney、Sinead O'Connor等がカヴァーしています。
Sly & Robbie feat. Simply Red「Night Nurse」
 https://www.youtube.com/watch?v=SaQ_Zgf_mMc
Aswad「Night Nurse」
 https://www.youtube.com/watch?v=Lh4aoEgnt4g
Dennis Brown「Night Nurse」
 https://www.youtube.com/watch?v=7hqDGa7IU2Q
Dwight Pinkney「Night Nurse」
 https://www.youtube.com/watch?v=UWAZOMYSpPM
Sinead O'Connor「Night Nurse」
 https://www.youtube.com/watch?v=hJ94DwGE37g

「Stranger in Town」
Gregoryの甘くセクシーなヴォーカルが映えるラヴァーズ。ソウルフルな味わいもあって大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=wTMgcrPhR2M

「Objection Overruled」
やるせない脱力系メロウネスといった雰囲気がいいですね。Gregoryの切ないヴォーカルと脱力感のあるバッキングとのバランスがサイコー!
https://www.youtube.com/watch?v=CuIiRvBD7ag

「Hot Stepper」
開放的なラヴァーズ。Gregoryの歌い回しもRoots Radicsによるバッキングもソウルフル・レゲエといった感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=t49o-59kPyA

「Cool Down the Pace」
僕の一番のお気に入り。サマー・モードにフィットする至極のラヴァーズ。ペースを落とそうというGregoryの呼びかけが、彼女を落ち着かせようとする歌詞内容とサウンドの両方にかかっているのが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2r5V-__Xs8w

「Material Man」
本作の中では珍しくメッセージ性の高いトラックです。アルバムの中でいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=3MhreRjyZ6c

「Not the Way」
コレも大好き!Gregoryの甘くセクシーな歌い回しがサイコーです。リラックスしたバッキングもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jlZHNuBSlfA

「Sad to Know (You're Leaving)」
ラストは哀愁ラヴァーズですが湿っぽくないのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ukAhXKkxBwU

Gregory Isaacsの70年代、80年代の他作品もチェックを!

『Extra Classic』(1977年)
Extra Classic...Plus!

『Cool Ruler』(1978年)
Cool Ruler

『Mr. Isaacs』(1978年)
Mr. Isaacs

『Soon Forward』(1979年)
Soon Forward

『More Gregory』(1981年)


『Easy』(1984年)
Easy

Dennis Brown/Gregory Isaacs『Judge Not』(1984年)
Judge Not

『Private Beach Party』(1985年)
Private Beach Party

『All I Have Is Love, Love, Love』(1986年)
All I Have Is Love
posted by ez at 02:03| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする