2020年08月13日

Sandra Cross『This Is Sandra Cross』

Mad Professorプロデュース。Ariwaの歌姫☆Sandra Cross『This Is Sandra Cross』

発表年:1991年
ez的ジャンル:Ariwa系UKラヴァーズ・ロック
気分は... :Ariwaラヴァーズの夏...

Mad Professor率いるAriwaレーベルを代表する歌姫Sandra Crossが1991年にリリースした『Comet In The Sky』です。

UKラヴァーズ・ロックを代表する歌姫Sandra Crossの紹介は、『Foundation Of Love』(1992年)、『Comet In The Sky』(1988年)に続き3回目となります。

本作『Comet In The Sky』(1991年)は『Foundation Of Love』(1992年)と共に当時愛聴していたAriwaラヴァーズです。

この2枚にKofi『Black...with Sugar』(1989年)、Susan Cadogan『Soulful Reggae』(1992年)、Carroll Thompson『The Other Side of Love』(1992年)の3枚を加えた5枚が、当時僕にとってAriwaラヴァーズ最強の5枚でした。

Mad Professorがプロデュースし、Black Steel(b、g、key、back vo)、Victor Cross(key、back vo)、Robotiks(ds)、Errol Reid(key)、Preacher(b)、Tan Tan(horns)等がレコーディングに参加しています。

「Stop, Look, Listen」The Stylistics)、「My Guy」Mary Wells)、「Put It On」Bob Marley & The Wailers)というカヴァー3曲が目立ちますが、個人的には「Holding On」「Can't Let You Go」「Hard Up Bachelor」というAriwaラヴァーズらしい3曲がおススメです。

また、マッド教授のダビー・ワールドをAriwaラヴァーズと融合させた「Just Don't Care」あたりも僕好み。

キュートで変幻自在のSandraのヴォーカルは清涼飲料のように渇いた喉を潤してくれます。。

全曲紹介しときやす。

「Holding On」
1988年にシングル・リリースされた楽曲がオープニング。Ariwaらしいキュートなラヴァーズがオープニング。軽やかなテンポも心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=X7bhYoIPelI

「Stop, Look, Listen」
The Stylisticsのヒット曲をカヴァー(Thom Bell/Linda Creed作)。Diana Ross & Marvin Gayeヴァージョンでも知られる名曲を素敵なラヴァーズで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y-exADeenhc

「Can't Let You Go」
僕のお気に入りの1曲。当時のAriwaラヴァーズらしさに溢れた哀愁メロウな仕上がり。Mad Professorらしいダビーなアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=29xFN-1zT78

「Bear With Me」
ソウルフル・レゲエと称したくなるSandraの艶やかなヴォーカルの魅力を実感できる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=vlnLSJA89Fg

「Hard Up Bachelor」
コレも大好きな1曲。今の季節にピッタリのサマー・モードのビーチ・レゲエ。Sandraの透明感のあるヴォーカルがよく映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=6q1vkZ0k86Q

「Put It On」
Bob Marley & The Wailersのカヴァー。声質の良さを生かした気負わない歌いっぷりにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=sdEhLRqskGc

「Just Don't Care」
マッド教授のダビー・ワールドをAriwaラヴァーズに違和感なく融合させています。マッド教授の手腕に拍手!
https://www.youtube.com/watch?v=-w7QmoIThEE

「My Guy」
Mary Wells、1964年のヒット曲をカヴァー(Smokey Robinson作)。 如何にもなカヴァーですが、Sandraのキュートな歌声で聴くとやはりいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WJZwonn3i78

「Take Your Time」
ラストは軽快なラヴァーズで締め括ってくれます。どうってことない曲な感じもしますが、Sandraの華やかな歌声が加わると全体の表情が一変するのが凄いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=B6ILRjf_xkU

Sandra Crossの他のAriwa作品もチェックを!

The Wild Bunch『The Wild Bunch』(1984年)
THE WILD BUNCH +2 (ボーナス・トラック・日本語解説付き国内盤)

『Country Life』(1985年)
CONTRY LIFE (WITH STEPPING IN A DUBWISE COUNTRY) + 1 (2in1仕様 ボーナス・トラック・日本語解説付き国内盤)

『Comet In The Sky』(1988年)
Comet In The Sky

『Foundation Of Love』(1992年)
Foundation Of Love

『100% Lovers Rock』(1994年)
100% Lovers Rock
posted by ez at 01:46| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月03日

Rude Boys『Rude Awakening』

Gerald Levertがバックアップ☆Rude Boys『Rude Awakening』

発表年:1990年
ez的ジャンル:Levert系男性R&Bグループ
気分は... :ルードじゃありません!

今回は90年代男性R&Bグループ作品からRude Boys『Rude Awakening』(1990年)です。

Rude Boysは、クリーブランドで結成されたLarry MarcusMelvin SephusEdward Lee BanksJoe Little IIIの4人組。

Gerald Levertのバックアップの下、1990年にデビュー・アルバムとなる本作『Rude Awakening』をリリース。シングル・カットされた「Written All Over Your Face」はUS R&BチャートNo.1に輝き、同曲は1991 Billboard Music AwardのNo.1 R&B Single of the Yearも獲得しました。さらにシングル「Are You Lonely For Me」もはUS R&BチャートNo.1となっています。

デビュー・アルバム成功の勢いに乗って、1992年に2ndアルバム『Rude House』をリリース。シングル「My Kinda Girl」がUS R&Bチャート第2位になるなど、グループの活動は順調に思えましたが、Joe Little IIIがソロ活動のため脱退してしまいます。

Joe Little IIIのソロ・アルバム『Puttin' It Down Blues』(1994年)は、当ブログで既に紹介済みです。

一方、Rude Boysの方は、後釜にDwight Thompsonを迎え、1997年に3rdアルバム『Rude As Ever』をリリースしますが、以前のような成功を収めることはできませんでした。

さて、デビュー・アルバムとなる本作『Rude Awakening』(1990年)ですが、実力派グループとしての魅力と、Gerald Levertのバックアップが噛み合った完成度の高い1枚に仕上がっています。

アルバムはUS R&Bアルバム・チャート第10位となっています。

Gerald LevertEdwin NicholasMarc GordonJim SalamoneLarry MarcusMike FergusonというTrevelプロダクション(Levertのスペルを逆にしたもの)メンバーがプロデュースしています。

US R&BチャートNo.1となった「Written All Over Your Face」「Are You Lonely For Me」をはじめ、「Come On Let's Do This」「Heaven」といったシングル曲が目立ちますが、個人的には「I'm Going Thru」「I Need You」のスロウ2曲もおススメです。

アップ系でいえば、「Pressure」「Never Get Enough Of It」「Fool For You」が僕好みの仕上がりです。

Levertファミリーの勢いを感じる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Come On Let's Do This」
Gerald Levert/Marc Gordon作&プロデュース。1stシングルにもなったオープニング。ラップも織り交ぜ、James Brown「I Don't Want Nobody to Give Me Nothing (Open Up the Door I'll Get It Myself)」をサンプリングしたアップ・チューン。弾け方が少し足りない気もしますが、キャッチーな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=RNMTq7V41EI

「Written All Over Your Face」
Jim Salamone/Larry Marcusプロデュース。Larry Marcus作。2ndシングルとしてUSチャート第16位、同R&BチャートNo.1となった大ヒット・シングル。Gerald Levertもバック・ヴォーカルで参加し、存在感を示しています。実力派グループらしいミドルですが、大ヒットに至ったのはGerald Levert参加の効果が大きかったかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=a0bnlxYl3HQ

Zo! & Tigallo(Phonte)がカヴァーしています。
Zo! & Tigallo「Written All Over Your Face」
 https://www.youtube.com/watch?v=mQ_5vSK9sNk
また、A Tribe Called Quest「Everything Is Fair」、Rumpletilskinz「Attitudes」、South Circle「New Day」、C-Note feat. Lil' Flip and Deep Threat「Diamondz All-N-Yo Face」Knxwledge.「Writtnallovrurface_」のサンプリング・ソースとなっています。

「I Feel For You」
Gerald Levert/Marc Gordon作&プロデュース。少し妖しい雰囲気の漂うミディアム。90年代らしいですか、必ずもこのグループ向きではない気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=mSz7-VkX0JM

「Heaven」
Jim Salamone/Larry Marcusプロデュース。Larry Marcus作。アルバムからの3rdシングル。ダンス系ですが、ヴォーカルを大切にするメロディアスな展開がこのグループらしくてグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=rdnbFxAkwlY

「Pressure」
Gerald Levert/Marc Gordonプロデュース。Gerald Levert/Larry Marcus/Marc Gordon作。この時代らしいNJSです。ダンス系ではコレが一番好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=OxoiZ2XSzrc

「Never Get Enough Of It」
Gerald Levert/Marc Gordonプロデュース。Gerald Levert/Larry Marcus/Marc Gordon作。これも勢いのあるNJS。Rude Boysらしいかどうか別にして、ノリのいいNJSで楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=lFK0Rtr-gbo

「I'm Going Thru」
Jim Salamone/Edwin Nicholasプロデュース。Ed Banks/Larry Banks/Melvin Sephus作。グループの魅力を存分に満喫できる素敵なスロウ。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=4aW3Owne4ZI

「Are You Lonely For Me」
Jim Salamone/Edwin Nicholas/Mike Fergusonプロデュース。Edwin Nicholas/JJoe Little III/Mike Ferguson作。4thシングルとして「Written All Over Your Face」に続き、US R&BチャートNo.1となったヒット・シングル。このグループらしい素晴らしいヴォーカルワークを満喫できるバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=5z_JG-xgkzk

「I Need You」
Jim Salamone/Larry Marcusプロデュース。Larry Marcus作。アーバン・ナイトなスロウ・チューン。やはり彼らにはこういうバラードがよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=A3AGCiypXRA

GQ「Forever in a Day」、Ross From Friends「Bootman」のサンプリング・ソースとなっています。
GQ「Forever in a Day」
 https://www.youtube.com/watch?v=VVXOTuT8MOM

「Fool For You」
Gerald Levert/Marc Gordonプロデュース。Gerald Levert/Marc Gordon/Rob Cunningham作。ラストは
https://www.youtube.com/watch?v=JwjDhkwYh-U

ご興味がある方は、Rude Boysの他作品やJoe Little IIIのソロ・アルバムもチェックを!

『Rude House』(1992年)


『Rude As Ever』(1997年)


J. Little『Puttin' It Down Blues』(1994年)
j. little puttin' it down blues.jpg
posted by ez at 00:24| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月25日

Jacky Terrasson & Cassandra Wilson『Rendezvous』

ピアニストJacky Terrassonとの共演盤☆Cassandra Wilson『Rendezvous』

発表年:1997年
ez的ジャンル:ブルージー女性ジャズ・ヴォーカル
気分は... :整った!!!

最高峰の女性ジャズ・シンガーの一人、"プリンセス・オブ・ダークネス"ことCassandra Wilsonがジャズ・ピアニストのJacky Terrassonと共演した『Rendezvous』(1997年)です。

これまで当ブログで紹介したCassandra Wilsonは以下の8枚(発売年順)。

 『Point Of View』(1986年)
 『Days Aweigh』(1987年)
 『Jumpworld』(1990年)
 『Blue Light 'Til Dawn』(1993年)
 『New Moon Daughter』(1995年)
 『Traveling Miles』(1999年)
 『Belly Of The Sun』(2002年)
 『Glamoured』(2003年)

Blue Noteへ移籍し、『Blue Light 'Til Dawn』(1993年)、『New Moon Daughter』(1995年)という2枚で、ブルース、R&B、カントリー、ロック、ポップも飲み込んだディープ・ヴォーカルで女性ジャズ・ヴォーカリストの頂点に上り詰めたCassandra Wilson

そんな絶頂期の"プリンセス・オブ・ダークネス"がジャズ・ピアニストのJacky Terrassonを迎えて制作した共演アルバムが本作『Rendezvous』(1997年)です。

前2作のあまりに完成度が高く、濃密だったので、一度リフレッシュする意味でこういった共演アルバムを挟んだのかもしれませんね。

レコーデイング・メンバーはCassandra Wilson(vo)、Jacky Terrasson(p、el-p)、Lonnie Plaxico(b)、Mino Cinelu(per)というシンプルな編成。2曲のみPlaxicoに代わりKenny Davis(el-b)が参加しています。

プロデュースはBob Belden

楽曲はポピュラー・スタンダードのカヴァーが中心です。前2作はギターによるバッキングが中心だったで、ギターなしのピアノによるバッキングが新鮮に映るかもしれませんね。

『Blue Light 'Til Dawn』『New Moon Daughter』以上にストレートなジャズ作品ですが、別の視点からプリンセス・オブ・ダークネスの魅力に触れることができる1枚なのでは?

上記ジャケは国内盤です。
輸入盤ジャケはこんな感じです。
『Rendezvous』(輸入盤)
jacky terrasson & cassandra wilson rendezvous.jpg

全曲紹介しときやす。

「Old Devil Moon」
Yip Harburg/Burton Lane作。1947年のミュージカル『Finian's Rainbow』挿入歌をカヴァー。静寂の中に流れるプリンセス・オブ・ダークネスの低音ヴォーカルの凄みを感じるディープなオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=CedVJagXFOY

本曲に関して、当ブログではSonny RollinsChet BakerBossa RioMilt Jackson With Hubert Lawsのカヴァーも紹介済みです。

「Chan's Song」
ジャズ・サックス奏者Dexter Gordonが主演し、ジャズ・ジャイアントBud Powellをモデルとして描かれたジャズ・ミュージシャンの映画『Round Midnight』(1986年)の挿入歌をカヴァー(Herbie Hancock/Stevie Wonder作)。僕も大学生のときに本作を観て、ジャズへの興味を喚起された一本です。オリジナルではBobby McFerrinがヴォーカルをとっていました。ここでは主役のCassandra抜きのインスト演奏で聴かせてくれます。抑えたトーンながらも軽やかな雰囲気がいいですね。ピアノのみならずエレピの音色がいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=qwhvehDzn7A

「Tennessee Waltz」
スタンダードとしてのお馴染みのポピュラー・カントリー名曲をカヴァー(Pee Wee King/Redd Stewart作)。エレピをバックにディープでブルージーな「Tennessee Waltz」を楽しめます。プリンセス・オブ・ダークネスらしさ全開の絶品カヴァーです。
https://www.youtube.com/watch?v=4zqAcbwlxEs

本曲に関して、当ブログではLou DonaldsonRamsey Lewis Trioのカヴァーも紹介済みです。

「Little Boy Lost」
Shirley Basseyが歌った映画『美しき愛のかけら(Pieces of Dreams)』(1970年)の主題歌「Pieces of Dreams」をカヴァー(Alan Bergman/Marilyn Bergman/Michel Legrand作)。ピアノのみのバッキングで抑えながらも感情の機微を絶妙に表現した素晴らしいヴォーカルを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=_H60sr0Ivyg

「Autumn Leaves」
シャンソン名曲であり、英語詞版もポピュラー・スタンダードとしてお馴染みの「枯葉」をカヴァー(Joseph Kosma/Johnny Mercer/Jacques Prevert作)。この演奏もCassandra抜きのインストです。Terrassonのピアノ、エレピのみによるミステリアスな「枯葉」を聴くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=dFTh5hOe3iI

当ブログではBill Evans Trioのカヴァーも紹介済みです。

「It Might as Well Be Spring」
Oscar Hammerstein II/Richard Rodgers作。映画『State Fair』のために1945年に書かれ、アカデミー賞のBest Original Songを受賞した名曲をカヴァー。Cassandraらしいダーク&ミステリアスなジャズ・ワールドとTerrassonらのバッキングが見事に調和した演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=PgbFTOZyR4c

当ブログではStacey KentLou Donaldsonのカヴァーも紹介済みです。

「My Ship」
ブロードウェイ・ミュージカル『Lady in the Dark』(1941年)のために書かれた楽曲をカヴァー(Ira Gershwin/Kurt Weill作)。オーセンティックな雰囲気の中でLonnie PlaxicoのベースがCassandraのヴォーカルをナビゲートします。
https://www.youtube.com/watch?v=8suTdDvBNJE

当ブログではAlice Babsのカヴァーも紹介済みです。

「I Remember You」
映画『The Freet's In!(邦題:艦隊入港)』(1942年)の挿入歌をカヴァー(Johnny Mercer/Victor Schertzinger作)。スウィンギーに疾走するバッキングに合わせて、Cassandraのヴォーカル&スキャットも軽やかです。
https://www.youtube.com/watch?v=0zhRbNeffIk

「Tea for Two」
1924年のミュージカル『No, No, Nanette』のために書かれたポピュラー・スタンダードをカヴァー(Irving Caesar/Vincent Youmans作)。このメンバーらしい雰囲気で個人的にもお気に入りの演奏です。笑い声が交じり、リラックスしながらもコントロールの効いたCassandraのヴォーカルもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=IVxWIv2DaDo

当ブログではNick DeCaroのカヴァーも紹介済みです。

「If Ever I Would Leave You」
1960年のミュージカル『Camelot』挿入歌をカヴァー(Alan Jay Lerner/Frederick Loewe作)。引き算の美学を感じる抑えたトーンと間の表現が素晴らしい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=bxeAojEhZbw

当ブログではFred Hersch TrioKenny Dorhamのカヴァーも紹介済みです。

「Chicago 1987」
Jacky Terrasson作。本編ラストはJacky Terrassonのオリジナルによるブルージーなピアノ・ソロで締め括ってくれます。。
https://www.youtube.com/watch?v=IEnO7INb8Ic

ここから2曲は国内盤CDボーナス・トラック。

「Come Rain or Come Shine」
ミュージカル『St.Louis Woman』(1946年)のために書かれたスタンダードをカヴァー(Johnny Mercer/Harold Arlen作)。オーセンティックな中にもプリンセス・オブ・ダークネスらしさが滲み出てくるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=LyMLXPxeRVw

当ブログではBill Evans TrioDinah WashingtonWes MontgomeryMonica Zetterlund with Bill EvansAura Urziceanuのカヴァーも紹介済みです。

「Medieval Blues」
Mino Cinelu作。Cassandra抜きのブルージーなインストです。T

Cassandra Wilsonの過去記事もご参照下さい。

『Point Of View』(1986年)
ポイント・オブ・ヴュー

『Days Aweigh』(1987年)
デイズ・アウェイ

『Jumpworld』(1990年)
ジャンプワ−ルド(JUMPWORLD) (MEG-CD)

『Blue Light 'Til Dawn』(1993年)
Blue Light 'Til Dawn

『New Moon Daughter』(1995年)


『Traveling Miles』(1999年)
トラヴェリング・マイルス

『Belly Of The Sun』(2002年)
Belly of the Sun

『Glamoured』(2003年)
Glamoured by Wilson, Cassandra 【並行輸入品】
posted by ez at 01:23| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月16日

Mica Paris『Whisper a Prayer』

Narada Michael Walden、Rod Tempertonプロデュース☆Mica Paris『Whisper a Prayer』

発表年:1993年
ez的ジャンル:UKソウル・ディーヴァ
気分は... :トラブル徹夜はつらいよ!

昨晩からメールの不具合で徹夜してしまいお疲れモード
リモートワーク下でこうした不具合はダメージ大きいですね。

今回はUKソウル・ディーヴァMica Parisの3rdアルバム『Whisper a Prayer』(1993年)です。

1969年ロンドン生まれの女性R&BシンガーMica Parisの紹介は、2ndアルバム『Contribution』(1990年)、4thアルバム『Black Angel』(1998年)に続き3回目となります。

既に紹介済みの作品だと思い込んでいたのですが、その誤りに気づき、今回エントリーすることにしました。

少し前にTower of Power『Back to Oakland』を紹介したましたが、同作収録の定番サンプリングソース「Squib Cakes」のサンプリング曲の1つに本作収録の「I Wanna Hold On to You」があり、そのときに未エントリーであることに気づきました。

僕の場合、2nd『Contribution』(1990年)をかなり気に入り、相当聴きまくっていたので、次作となった本作への期待もかなり大きかったですね。

当時の僕のMica Parisへの思い入れは、本作のみならず、リミックス・ヴァージョンやアルバム未収録曲を求めて「I Never Felt Like This Before」「I Wanna Hold On to You」という2枚のCDシングルまで購入していた点からも確認できます。

CD Single「I Never Felt Like This Before」

CD Single「I Wanna Hold On to You」
mica paris i wanna hold on to you.jpg

結果として、『Contribution』(1990年)ほどに熱狂したわけではありませんでしたが、2枚のCDシングルも含めて愛聴した作品です。

メイン・プロデューサーはNarada Michael Walden。さらにRod Tempertonも4曲プロデュースしています。

この2人が関与することで、80年代アーバン・ソウル/ディスコな雰囲気と90年代UKソウルがうまく融合した作品に仕上がっていると思います。

今回通しで久々に聴きましたが、昔以上に素晴らしい作品に聴こえました。特に最初の8トラックにグッときます。

Narada Michael Waldenプロデュースによる「I Never Felt Like This Before」「I Wanna Hold On to You」という僕がCDシングルまで購入した2曲。

Rod Tempertonの名ソングライターぶりが冴える「You Put a Move on My Heart」「We Were Made for Love」「Two in a Million」という3曲。

「Whisper a Prayer」「Too Far Apart」「I Bless the Day」という素晴らしいバラード3曲。

この8曲のみでもかなりお腹いっぱいになるはずです。

90年代R&Bに抵抗感のある80年代ソウル/ディスコ好きの人も楽しめる1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「I Never Felt Like This Before」
Narada Michael Walden/Mike Mani/Monty Sewardプロデュース。アルバムからの1stシングルとなったオープニング曲。UKシングル・チャート第15位となっています。アーバンなコンテンポラリー感に軽くダンサブルな要素を加えたNarada Michael Waldenプロデュースらしい1曲に仕上がっているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=_CwBMz0BKmw

アルバム未収録ですが、Frankie Knucklesリミックスによるフロア仕様のClassic Club MixやOmarがプロデュースしたシングルのみの収録曲「I Should've Known Better」も要チェックです。
「I Never Felt Like This Before (Classic Club Mix)」
https://www.youtube.com/watch?v=LY_R3NjjV_M
「I Should've Known Better」
https://www.youtube.com/watch?v=KaA7kt5DLLE

「I Wanna Hold On to You」
Narada Michael Walden/Mike Maniプロデュース。アルバムからの2ndシングル。『Contribution』の流れを汲むグラウンドビート調のUKらしいダンサブル・チューン。当時の僕がMica Parisに求めていたのもこのタイプの音でしたね。
https://www.youtube.com/watch?v=_wj9geZ-tzs

アルバム未収録ですが、Absoluteによるリミックスもよく聴きました。
「I Wanna Hold On to You (Absolute Radio Mix)」
https://www.youtube.com/watch?v=YWSGPKwCMC4

「You Put a Move on My Heart」
Rod Tempertonプロデュース。Rod Tempertonのソングライティングが冴える素敵なバラードをMicaが艶やかに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=NYSsyv3NMjQ

「We Were Made for Love」
Rod Tempertonプロデュース。これもRod Temperton好きの人は思わずニンマリする曲調のメロウ・グルーヴ。1980年前後にHeatwaveが歌っていそうな感じですよね。Micaのキュートな魅力がうまく引き出されています。
https://www.youtube.com/watch?v=Hm26O-V94UE

「Whisper a Prayer」
Jon Lindプロデュース。タイトル曲はアルバムからの4thシングルにもなりました。聴いているだけでピュアな気持ちになる感動的なビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=hHLLRXvDDYc

「Too Far Apart」
Narada Michael Walden/Louis Biancanielloプロデュース。ラブ・ストーリーのエンディングに流れそうな切ないバラード。何故だかわかりませんが、昔も今もこの曲を聴いていると胸に込み上げてくるものがあります。Micaのシンガーとしての素晴らしさを実感できる1曲でもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=w6_iLbnbmAI

「I Bless the Day」
Mica Paris/Paul Johnsonプロデュース。80年代AORやクワイエットストーム的な魅力を持ったオーセンティックなメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=G5R_hO0vu8Q

「Two in a Million」
Rod Temperton/Driza Boneプロデュース。アルバムからの3rdシングルにもなりました。アーバン・ディスコ・ファンク調のダンサブル・チューン。80年代テイストを90年代仕様で聴かせてくれる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=GZV-qTzRrlk

「Positivity」
Narada Michael Waldenプロデュース。Narada Michael Waldenらしい雰囲気のコンテンポラリーなミディアムに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=3-XObOSdi8w

「Can't Seem to Make Up My Mind」
Narada Michael Waldenプロデュース。ロマンティックな雰囲気の中でしっとりと歌い上げるソウル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=wE2TwPfmex8

「You Got a Special Way」
Narada Michael Waldenプロデュース。妖艶なミディアム・グルーヴでMicaが迫ってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=QZm3vq-T2T4

「Love Keeps Coming Back」
Rod Tempertonプロデュース。ラストは7分半近くのメロウ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=z3eTxdnEoWg

Mica Parisの他作品もチェックを!

『So Good』(1988年)


『Contribution』(1990年)


『Black Angel』(1998年)
Black Angel

『If You Could Love Me』(2005年)


『Soul Classics』(2005年)


『Born Again』(2009年)
posted by ez at 15:08| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月04日

The Gablz『The Gablz』

ミディアム〜スロウ中心、実力派男性R&Bグループ☆The Gablz『The Gablz』

発表年:1997年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bグループ
気分は... :動十分心、動七分身!

90年代R&B作品からThe Gablz『The Gablz』(1997年)

The Gablzは、コネティカット州ハートフォードで結成された男性R&Bグループ。

メンバーはGeorge AlstonWillie CottonSamuel L. Johnson, IVの3名。

本作『The Gablz』(1997年)は、グループ唯一のアルバムです。

正直、ヒットはしませんでしたが、個人的に当時かなり愛聴していました。多分、音楽雑誌の輸入盤レビューか何かで気になり購入したような記憶があります。

ミディアム〜スロウ中心の構成で勝負しているあたりにグループの自信を感じます。聴けばわかりますが、自分たちの技巧を強調するのではなく、七分位の力でスムーズなヴォーカルワークを重視している点に惹かれます。ヴォーカルワークで自分たちの必勝パターンを持っているのが強みなのでは?

The UntouchablesNevelle Hodgeがプロデュースしたシングル曲「Shookie Shookie (Gimmie Some Of Your Sweet Cookie)」がグループの代表曲です。

それ以外に「Who's Gonna Love You」「Forgive Me」「Bon Appetit」「Do You Want Me」「Work It Out」あたりが僕のおススメです。

久々に聴いて、改めて再評価されるべき作品だと実感しました。

全曲紹介しときやす。

「Shookie Shookie (Gimmie Some Of Your Sweet Cookie)」
Nevelle Hodgeプロデュース。シングルにもなった代表曲。クラシックの風格を感じる絶品スロウ。このオープニングにThe Gablzの魅力が凝縮されています。
https://www.youtube.com/watch?v=5dnP7QUanLI

「Who's Gonna Love You」
Kevin Jackson/Erik "Lil Rick" Whiteプロデュース。僕好みの美メロ・スロウ。力みのないスムーズなヴォーカルワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9BFYdgfrV9o

「It's Ladies Night At Chocolate City (Remix)」
Terrance Nelson/Brian Williamsプロデュース。ダンサブル・チューンですが、浮つかず余裕のあるヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hAnHTCL68Bk

「Thanks To The Most High (Interlude)」
Bernard Liltonプロデュース。インタールード。

「Forgive Me」
Maurice Wilcher/Terrance Nelsonプロデュース。実力派グループらしいヴォーカルワークで魅せるスロウ。グイグイ惹き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=EjLs3f-qhWs

「Bon Appetit」
Joel Kipnis/David Flemmingプロデュース。ヴォーカルワークの素晴らしさで聴かせるミディアム・スロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=l6mImQjfTFU

「It's About That Time」
Joel Kipnis/David Flemmingプロデュース。ダンサブルなミディアムですが、グループのスキルの高さを見せつけてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=cgVEzmB_5Ho

「Do You Want Me」
Joel Kipnis/David Flemmingプロデュース。ジワジワと盛り上げるスロウ。必殺パターンのヴォーカルワークで魅せます。
https://www.youtube.com/watch?v=dHfA8FKl3CQ

「Work It Out」
Ivan Hampden/Andre Egansプロデュース。この曲も大好き!モロに僕好みの絶品ミディアム・スロウ。リードとコーラスが共に主役な感じがサイコー!
https://www.youtube.com/watch?v=duDyzh8wGsk

「Milk」
Bernard Liltonプロデュース。このミディアム・スロウは実力派グループでなければ表現できない味わいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2i3PW06wdCQ

「Can't Get Enough」
Nevelle Hodgeプロデュース。ヴィンテージ・テイストのサウンドやラップで変化をつけたミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=1FjNIwFXR8Q

「Don't Let Money Change You」
Maurice Wilcher/Terrance Nelsonプロデュース。ここでもラップ調ヴォーカルでアクセントをつけています。

「Chills」
Joel Kipnis/David Flemmingプロデュース。ラストもステキなミディアム・スロウで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DNuUVYADQ9s

新型コロナの新規感染者がまた増大していますね。
日常の仕事・生活と感染防止の間でどう折り合いをつけるのか、一人ひとりが試されている感じですね。僕もCDショップへの中古品漁りに行けずにフラストレーションが溜まっていますが、しばらくはネットで我慢しなければいけない感じですね。
posted by ez at 02:24| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする