2022年09月28日

Big Bub『Comin' At Cha』

元Todayメンバーの1stソロ☆Big Bub『Comin' At Cha』
big bub comin' at cha.jpg
発表年:1992年
ez的ジャンル:NJS/アーバンR&B
気分は... :アポロンかディオニュソスか・・・

TodayのメンバーBig Bubのソロ・デビュー・アルバム『Comin' At Cha』(1992年)です。

Big Bub(本名:Frederick Lee Drakeford)は、80年代後半から90年代初頭に活動していたMotown所属の男性R&BグループTodayの元メンバー。

当ブログでも紹介したTodayは、NJSブームの立役者となった人気グループGuyの弟分的グループであり、デビュー・アルバム『Today』(1988年)はTeddy Rileyがプロデュースしていました。

その後、2ndアルバム『The New Formula』(1990年)をリリースしますが、1991年にグループは解散してしまいます。

その後、Big Bubはソロ転向し、『Comin' At Cha』(1992年)、『Timeless』(1997年)、『Never Too Late』(2000年)といったアルバムをリリースしています。

ソロ・デビュー・アルバムとなる本作『Comin' At Cha』(1992年)はEastWest Records Americaからのリリース。

メイン・プロデュースはDown Low Productions
それ以外にDJ WildstyleThe FlexDinky Binghamがプロデュースしている曲もあります。

前半はNJSなダンサブル・チューン、後半はアーバンなスロウのオンパレードという、この時代らしい構成です。

この構成の場合、アルバム通しで聴くと、メリハリに欠けて単調に聴こえるケースも少なくないのですが、本作は全くダレることなく最後まで聴き切ることができます。

巧いけれども、力んで歌いすぎないBig Bubのヴォーカル・スタイルと声質が僕の嗜好にフィットしているのだと思います。

前半であれば、「I Don't Mind」「Talk Dirty」「Hittin Skinz」、後半であれば、「Tellin' Me Stories」「Work It Out」「Take My Heart」あたりがオススメです。

90年代R&B/NJS好きの人であれば、かなり楽しめる1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「Big Bub Intro」
The Bad Elfのラップを交えたイントロ。The Emotions「Blind Alley」Big Daddy Kane「Warm It Up, Kane」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=hvYtpHFrGvQ

「I Don't Mind」
シングルにもなったキャッチーなNJS。本作のハイライトといえばコレかもしれませんね。Five Stairsteps「Don't Change Your Love」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=GxSAk7WPHJY

「I Want U 4 Me」
Big Bootyのラップ入りのダンサブル・チューン。この時代にありがちなスタイルですが、なかなかキャッチーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=eN9_d5ahcrU

「Touch Me」
EastWest Records Americaのレーベル・メイトである女性ラッパーYo-Yoも参加。The Headhunters feat. Pointer Sisters「God Make Me Funky」、Brass Construction「Movin'」をサンプリングしたダンサブル・トラックです。少しダークなアクセントがあるのがいいですね。James Brown「I'm a Greedy Man」、「The Payback」ネタも使っています。
https://www.youtube.com/watch?v=3Oe6LRJlj4Q

「Hittin Skinz」
ダンサブルながらもBig Bubのヴォーカルを大切にしているのがいいですね。Big Bubの歌も力まず軽やかな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=iw6ZTfkohQ8

「Talk Dirty」
このトラックもかなりキャッチーですね。軽くラテン・フレイヴァーを効かせているのが僕好み。ESG「UFO」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=bldVxwXkyZ8

「Tellin' Me Stories」
この曲もシングルになりました。オーセンティックな魅力がある絶品スロウ。楽曲の良さとBig Bubの声質の良さが噛み合っています。
https://www.youtube.com/watch?v=4U_wH8ol_IQ

「Work It Out」
このトラックはThe Flexプロデュース。感動が込み上げてくる素敵なバラード。「Tellin' Me Stories」からの流れがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=75I4jcBFyKo

「Take My Heart」
女性コーラスも加ったアーバン・ナイトなスロウ。80年代ブラコンの香りも残っている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=R5d-3RP01oI

「Simon Sez」
アーバン・サウンドとBig Bubの声質がマッチしたスロウ。女性コーラスも加わったヴォーカル・ワークがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=B56OyaZeWsI

「24/7 (Good Lovin')」
ラストもアーバン・モードのセクシーなスロウで締め括ってくれます。熱唱しても力みすぎないのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ry7JaYlx10o

『Timeless』(1997年)


『Never Too Late』(2000年)
big bub never too late.jpg

Today『Today』(1988年)
Today

Today『The New Formula』(1990年)
New formula
posted by ez at 03:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月03日

Snowboy & The Latin Section『Mambo Rage』

グルーヴィーなアフロ・キューバン・ジャズ☆Snowboy & The Latin Section『Mambo Rage』

発表年:1998年
ez的ジャンル:アシッド・ジャズ系UKラテン・ジャズ
気分は... :猛暑と激辛料理!

UKのラテン・パーカッション奏者Snowboy『Mambo Rage』(1998年)です。

Acid Jazzを代表するラテン・パーカッション奏者Snowboyについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Descarga Mambito』(1991年)
 『Afro Cuban Jazz』(2000年)
 『New York Afternoon』(2016年)

本作はアシッド・ジャズを通過するなかで洗練されたSnowboyならではのアフロ・キューバン・ジャズ/ラテン・ジャズを満喫できます。

アフロ・キューバン・ジャズ/ラテン・ジャズ×グルーヴィー・オルガン・ジャズな感じが僕好み。

レコーディング・メンバーはSnowboy(congas、back vo)以下、Dave Pattman(bongos、congas、per)、Davide Giovannini(ds、timbales、vo)、Paul Taylor(tb)、Nico Gomez(b)、Neil Angilley(org、el-p)、Alex Wilson(org、el-p)、Paul Jayasinha(tp)、Gary Plumley(ts)という8名。

プロデュースはSnowboy自身。

人気曲「The New Avengers」をはじめ、「Half Step」「Sesenta Y Uno」「Time, Gentlemen, Please」あたりが僕のお気に入り。

軽快かつグルーヴィーなアフロ・キューバン・ジャズ/ラテン・ジャズで猛暑を乗り切りましょう!

全曲紹介しときやす。

「Mambo For Max」
Snowboy作。軽快なラテン・パーカッションのリズムが心地よいオープニング。こういうインストのアフロ・キューバン・ジャズでも野暮ったくならずモダンに聴かせてくれるのがSnowboyの魅力ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=MR_QnXWvq64

「Sesenta Y Uno」
Dave Pattman作。これも基本は開放的なアフロ・キューバン・ジャズですが、ハモンド・オルガンが加わっていることで、よりダンシング・ジャズ・フィーリングが増しています。
https://www.youtube.com/watch?v=SwHH_Ppr0Fg

「Half Step」
Nico Gomez作。作者Nico Gomezの格好良いベースラインと共に始まります。ラテン・ジャズ×モッド・ジャズなグルーヴにグッときます。「The New Avengers」と並ぶ僕のお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=Fg7il5yDNNk

「Tierra Va Temblar」
Davide Giovannini作。デスカルガ的な楽しさのあるエキサイティングな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=tOzQi9jdMh8

「Mambo Rage」
Jake Le Mesurier作。タイトル曲はSnowboyのコンガをより感じられるスリリングでモダンなマンボに仕上がっています。Snowboy

「The New Avengers」
Laurie Johnson作品のカヴァー。本作ハイライトと呼べるグルーヴィー・ラテン・ジャズ。グルーヴィーなオルガン、推進力のあるベースライン、軽快なラテン・リズム、開放的なホーン隊が相まったSnowboyらしいサウンドを聴かせてくれます。モッドな格好良さがあるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=OckC8YFTfqQ

「Time, Gentlemen, Please」
Snowboy作。グルーヴィー・オルガン・ジャズとラテン・ジャズのいいとこ取り。このあたりがSnowboyのセンスですね。

「The S.P.」
Nico Gomez作。コンパクトに各プレイヤーがソロを聴かせてくれるダンシング・ラテン・ジャズ。

「Cloudburst」
Leroy Kirkland/Jimmy Harris作。当ブログでも紹介したLambert, Hendricks & Rossヴァージョンでお馴染みの1曲。当ブログではPointer Sistersのカヴァーも紹介しています。ここではコミカルな雰囲気も取り入れたパーティー・ラテン・ジャズで楽しませてくれます。

他のSnowboy作品もチェックを!

『Ritmo Snowbo』(1989年)
Ritmo Snowbo

『Descarga Mambito』(1991年)
Descarga Mambito

『Something's Coming』(1993年)
Something's Coming

『Pitbull Latin Jazz 』(1995年)


『M.F.O.S. - Many Faces of Snowboy』(1996年)
メニー・フェイシス・オブ・スノーボーイ

『Afro Cuban Jazz』(2000年)
snowboy & the latin section afro cuban jazz.jpg

『Para Puente』(2002年)
Para Puente

『New Beginnings』(2004年)
New Beginnings

『Communication』(2008年)
Communication

『New York Afternoon』(2016年)
New York Afternoon
posted by ez at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月29日

Vinicius Cantuaria『Amor Brasileiro』

Nana Vasconcelosとの共演。N.Y.での第二弾アルバム☆Vinicius Cantuaria『Amor Brasileiro』

発表年:1998年
ez的ジャンル:N.Y.感覚ブラジル音楽
気分は... :簡にして要を得る・・・

ブラジルの男性シンガー/ギタリスト/ドラマーVinicius Cantuaria『Amor Brasileiro』(1998年)です。

1951年、ブラジル、アマゾナス州マナウス出身、現在はN.Y.在住のVinicius Cantuariaについて、当ブログで紹介したのは以下の5枚。

 『Sol Na Cara』(1996年)
 『Vinicius』(2001年)
 『Silva』(2005年)
 『Samba Carioca』(2010年)
 『Indio De Apartamento』(2012年)

本作は1994年にN.Y.へ移住したViniciusにとって、本作『Amor Brasileiro』(1998年)は『Sol Na Cara』(1996年)に続くN.Y.移住後の第二弾アルバムとなります。

本作の話題は世界的なパーカッショニスト/ビリンバウ奏者Nana Vasconcelosとの共演です。

プロデュースはVinicius Cantuaria自身とNana VasconcelosおよびSoli

レコーディング・メンバーはVinicius Cantuaria(g、vo、per)、Arto Lindsay(g)、Nana Vasconcelos(per)、Michael Leonhart(tp)。

アルバム全体はシンプルな演奏とViniciusの囁きヴォーカルによるビター・スウィートなブラジリアン・メロウです。

カヴァー6曲、オリジナル4曲の構成ですが、どの演奏もViniciusらしい引き算の美学を感じられるのがいいですね。

猛暑が続きますが、心のクールダウンにピッタリのブラジル作品です。

全曲紹介しときやす。

「Quem Te Viu, Quem Te Ve」
Chico Buarqueの名曲をカヴァー。当ブログではNara LeaoSonia RosaSylvia VrethammarBeto Calettiヴァージョンも紹介済みです。クールなジャズ・サンバですが、エレクトリック・ギターのアクセントがN.Y.レコーディングらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=k_y5QCFEe14

「O Batuque」
Vinicius Cantuaria/Nana Vasconcelos作。『Cymbals』(2007年)でも本曲を取り上げています。Nana Vasconcelosとの共演らしいパーカッシヴなアフロ・サンバ調の仕上がり。生命の鼓動を感じます。

「O Barquinho」
Roberto Menescal/Ronaldo Boscoli作の名曲「小舟」をカヴァー。『Horse and Fish』(2004年)でも本曲を取り上げています。名曲をサウダージな哀愁メロウで聴かせてくれます。Michael Leonhartのトランペットが雰囲気を盛り上げてくれます。

本曲について、当ブログではElis Regina『Elis, Como e Porque(Como & Porque)』『Elis Regina in London』『Aquarela Do Brasil』収録の3ヴァージョンやO QuartetoStacey KentTamba TrioHerbie Mann & Tamiko JonesMaysaのカヴァーを紹介済みです。

「Procissao」
Gilberto Gil作。作者Gilberto Gilのヴァージョンは『Louvacao』(1967年)および『Gilberto Gil(邦題:日曜日の公園で)』(1968年)に収録されています。Viniciusは『Horse and Fish』(2004年)でも本曲を取り上げています。余白をうまく使った土着ムードのアフロ・ブラジリアンに仕上がっています。この味わい好きです。

「So Danco Samba」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作。お馴染みの名曲をカヴァー。『Vinicius canta Antonio Carlos Jobim』(2015年)でも本曲を取り上げています。ビター・スウィートな「So Danco Samba」で楽しませてくれます。この演奏にも引き算の美学を感じます。Michael Leonhartのトランペットもシブいです。

本曲について、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66Wanda Sa(Wanda De Sah)Roberto MenescalGimmicksJazzlife SextetStan Getz & Luiz BonfaPeter FesslerTill BronnerA TresCharlie ByrdSergio MendesTamba TrioClare FischerBruno Battisti D'AmarioJoyce & Toninho Hortaのカヴァーを紹介済みです。

「Sao Joao Xango Menino」
Gilberto Gil/Caetano Veloso作。Caetano/Gal/Gil/Bethaniaによるオリジナルは『Doces Barbaros』(1976年)に収録されています。当ブログではMaria De Fatimaのカヴァーも紹介済みです。Nana Vasconcelosの叩くリズムが腹に響く、ミステリアスなアフロ・ブラジリアンに仕上がっています。

「Labrea」
Vinicius Cantuaria作。シブ〜いボッサ・チューン。派手さはありませんが、さりげない魅力があります。

「Amor Brasileiro」
Vinicius Cantuaria作。Viniciusの華麗なギター・プレイを満喫できるタイトル曲。『Tucuma』にも別ヴァージョンが収録されています。シンプルかつ幻想的なアコースティック・メロウの本ヴァージョンはかなり僕好み。

「Cliche Do Cliche」
Vinicius Cantuaria/Gilberto Gil作。Gilberto Gilとの共作。Gilberto Gilのオリジナルは『Dia Dorim Noite Neon』(1985年)に収録されています。Viniciusは『Nu Brasil』(1986年)、『Vinicius』(2001年)でも本曲を取り上げています。さり気ないですが、クールに疾走する素敵な哀愁メロウに仕上がっています。

「Minha Geisha」
Vinicius Cantuaria/Arto Lindsay作。作者Arto Lindsayもギターで参加。ノイジー&アヴァンギャルドなアクセントでN.Y.レコーディングらしさを感じさせます。

他のVinicius Cantuaria作品もチェックしてみて下さい。

『Vinícius Cantuaria/Gavea de manha』(1982/83年) ※2in1CD


『Siga-me』(1985年)


『Sol Na Cara』(1996年)
Sol Na Cara

『Tucuma』(1999年)
トゥクマ

『Vinicius』(2001年)
Vinicius

『Horse and Fish』(2004年)
Horses & Fish

『Silva』(2005年)
Silva

『Cymbals』(2007年)
Cymbals

『Samba Carioca』(2010年)
サンバ・カリオカ

Vinícius Cantuaria & Bill Frisell『Lagrimas Mexicanas』(2011年)


『Indio De Apartamento』(2012年)
アパート暮らしのインヂオ(Indio de apartamento)

Ricardo Silveira & Vinícius Cantuaria『RSVC』(2013年)


『Vinicius canta Antonio Carlos Jobim』(2015年)


Jesse Harris & Vinícius Cantuaria『Surpresa』(2021年)
posted by ez at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月18日

4KaST『Any Weather』

オトナな女性R&Bグループ☆4KaST『Any Weather』

発表年:1998年
ez的ジャンル:女性R&Bグループ
気分は... :落ち着き&みずみしさ!

今回は90年代女性R&Bグループから4KaST『Any Weather』(1998年)です。

4KaSTは、KishaKia (Kia Jeffries)、Sharissa (Sharissa Dawes)、Tashという4名がN.Y.で1995年に結成したグループ。

メンバーのうち、KiaはかつてOscarという女性グループのメンバーでした。また、Sharissa4KaST解散後、『No Half Steppin'』(2002年)、『Every Beat of My Heart』(2005年)という2枚のソロ・アルバムをリリースしています。

本作『Any Weather』(1998年)はグループ唯一のアルバム。

Gerald IssacTroy OliverBert PriceMalik PendletonFlavahood(Darryl "Big Baby" McClary/Mike "Suga Mike" Allen)Vincent HerbertHerb MiddletonKeny KornegayDarin Whittington等の多様なプロデューサーが起用されています。

なかなかのプロデューサー陣がそれぞれいい仕事をした好アルバムですが、商業的成功を収めることはできませんでした。

それでも90年代女性R&Bグループ好きは十分楽しめる1枚だと思います。

落ち着いた雰囲気のオトナR&Bながらも、キャッチーかつみずみずしい魅力があります。

シングルにもなった「I Tried」「Miss My Lovin'」、キャッチーなミディアム・グルーヴの「It's All Up To You」「If I Could」、オトナ・ヒップホップ・ソウルな「You Owe Me」「You Know」、素敵なバラードの「The Rose」「Rainy Daze」「Because I Love You」など僕好みのトラックに溢れています。

ガールズ・グループとは一味違うオトナ女性R&Bグループを満喫しましょう!

全曲を紹介しときやす。

「Ed Lover (Intro)」
雨音交じりのイントロ
https://www.youtube.com/watch?v=FiodA_Qhr0A

「Miss My Lovin'」
Mic Geronimoのラップをフィーチャー。シングルにもなりました。Nashiem Myrickプロデュース。James Brown「The Payback」ネタのグルーヴが心地よい、90年代女性R&Bグループらしい1曲に仕上がっています。グルーヴィーながらも落ち着いた雰囲気のオトナR&Bになっているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-FTFpMVeLS8

「I Tried」
アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第46位となっています。Gerald Issac/Troy Oliverプロデュース。抑えたホーンながらも、しっかり聴かせてくれるミディアム。ジワジワと胸の奥に沁み渡ってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=t0kmOKi9fkI

「Rain Drop (Interlude) 」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=OSguh5eUdF0

「If I Could」
Darryl "Big Baby" McClaryプロデュース。甘く切ないミディアム・グルーヴ。キャッチーなヴォーカルワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=t22IMsCipQY

「It's All Up To You」
Greg Smithプロデュース。90年代女性R&Bグループらしい雰囲気にグッとくる、僕好みのメロディアスなミディアム・グルーヴ。聴いていると自然と愛おしい思いが湧き上がってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=wzUbeGX8w1Y

「The Rose」
Bert Price/Lova Boiプロデュース。名バラードの雰囲気を醸し出す本トラックも大好き!透明感のあるリード・ヴォーカルとキャッチーなコーラスに魅せられます。
https://www.youtube.com/watch?v=_jQv6z7U3wU

「How Can I」
Malik Pendletonプロデュース。落ち着いた雰囲気のオトナR&Bですが、その一方でみずみずしい雰囲気もあるのが4KaSTの魅力かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=CqcA2gsDSFw

「Reality (Interlude)」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=IauuGULJRm4

「You Owe Me」
Flavahood(Darryl "Big Baby" McClary/Mike "Suga Mike" Allen)プロデュース。抑えたトーンのオトナ・ヒップホップ・ソウル。ここでも落ち着きとみずみずさのバランスにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=VZfiV69230s

「You Know」
Tracey Leeのラップをフィーチャーしたヒップホップ・ソウル。Vincent Herbertプロデュース。決して歌いすぎず、甘く切ないグルーヴ感を重視しているのがいいですね。。
https://www.youtube.com/watch?v=yMzy3fXZIwk

「This Feeling」
Herb Middletonプロデュース。妖しげなグルーヴィー・サウンドと素晴らしいヴォーカル・ワークに魅せられるダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=HqT3bwtEGs0

「Any Weather」
Herb Middletonプロデュース。タイトル曲は雨音と共に始まるバラード。ヴォーカル・ワークがしっかりしているグループなので、オーセンティック・バラードがよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=m_A12rnqtQ8

「Big Lez (Interlude)」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=PjhEnFzWOY8

「I Spoke To You (Interlude)」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=EZ5XL5ogqW4

「Rainy Daze」
Keny "Smoove" Kornegay/Daryl "88" Youngプロデュース。僕好みの甘く切ないバラード。彼女たちの素晴らしいヴォーカル・ワークを存分に堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=6aTRDHpUGug

「Because I Love You」
Kia Jeffries/Darin Whittingtonプロデュース。本編ラストはピュア・ムードのオーセンティックなラブ・バラードで感動的に締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=n0ni7f8Mxqo

CDにはさらにア・カペラのシークレット・トラックが1曲収録されています。

ご興味がある方はSharissaのソロ・アルバムもチェックを!

Sharissa『No Half Steppin'』(2002年)


Sharissa『Every Beat of My Heart』(2005年)
posted by ez at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月06日

III Frum Tha Soul『III Frum Tha Soul』

バラード中心で勝負!☆III Frum Tha Soul『III Frum Tha Soul』

発表年:1998年
ez的ジャンル:ラブ・バラード系R&B
気分は... :ツリーよりもリゾーム!

今日はIII Frum Tha' Soulの2ndアルバム『III Frum Tha Soul』(1998年)です。

オハイオ出身の男性R&BグループIII Frum Tha' Soulの紹介は、デビュー・アルバム『What Cha Missin'』(1993年)に続き2回目となります。

この2ndアルバムでは、ラッパーのLaMonte Richaedsonが抜け、Big Jim(Jimmy Johnson)Vic G(Victor Green)、新加入のRicardo Scottが加入という新ラインナップとなっています。

Gerald LevertEdwin "Tony" NicholasというLevert一派や、Keith Sweat、前作のプロデュースを務めたChip & Loなど多様なプロデューサーが関与しています。

アルバムはバラード中心ですが、それで全体が単調にならないのが、本作の魅力であり、このグループの実力であると思います。

多様なプロデューサーの起用を逆手にとって、プロデューサーの色にうまく溶け込んでいるのも飽きのこない要因だと思います。

先行シングルにもなった「Black Superman」Keith Sweatプロデュースの「Come On」Gerald Levert調のオープニング「You Played Me」Love Unlimited Orchestra「Midnight And You」をそのまま引用した「Fever」あたりが目立ちます。

個人的には「Damn」「Take It Slow」「Take It Slow」「Diamond In The Sky」「This Ring」といったバラードにグッときてしまいます。

商業的には不発でしたが、90年代男性R&Bグループ好きの人であれば、満足する内容の1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「You Played Me」
Gerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasプロデュース。曲調もヴォーカル・スタイルもGerald Levert調ですね。彼らとLevert一派の相性の良さを感じるオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=zvBuibWORFI

「Black Superman」
Aaron "Baby Boy" Griffinプロデュース。アルバムからのリード・シングルにもなったトラック。硬質ビートのキャッチーなミディアム・グルーヴ。女性R&BシンガーのLil' Moがバック・コーラスを務める。
https://www.youtube.com/watch?v=YO-41n0DS54

「Come On」
Keith Sweatプロデュース。Piakhanのラップをフィーチャリングした、夜遊びモードのセクシー・ミディアム。Keith Sweatプロデュースらしい雰囲気があります。
https://www.youtube.com/watch?v=BqXFX9uv7YA

「Damn」
Gerald Issacプロデュース。オーセンティックなバラードですが、このグループの魅力を実感できる素敵な仕上がりです。叶わぬ恋の甘く切ない思いを切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=4MItn1c_H90

「Treat You Right」
Chip & Loプロデュース。前作を全面プロデュースし、グループを良く知るChip & Loが哀愁ミディアムでグループの魅力を引き出します。90年代男性R&Bヴォーカル・グループらしい雰囲気を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=OJkSjFVIM2w

「Take It Slow」
Lova Boi/Bert Priceプロデュース。アーバン・ナイトなミディアム・バラード。セクシー&ロマンティックな感じがたまりません。かなり僕好みの仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=C9rUXF65T7g

「My Body」
Gerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasプロデュース。このトラックもLevertスタイルを上手く彼らにフィットさせています。
https://www.youtube.com/watch?v=TRrOviZ-JL0

「Fever」
Fabian Hamiltonプロデュース。Love Unlimited Orchestra「Midnight And You」をそのまま引用したラブ・バラード。「Midnight And You」がお好きな人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=pCaXGmDJAhM

「Diamond In The Sky」
Todd "Whiz" Pearseプロデュース。タイトルからしてロマンティックなラブ・バラード。熱唱しつつも、サウンドはクールなので全体的に暑苦しくならない感じが僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=GK6d13QCSGM

「That Ain't No Way To Treat A Lady」
Herb Middletonプロデュース。さり気ないですが、ジワジワくるバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=DpqpDliG2fA

「Denying My Love」
Gerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasプロデュース。Levertスタイルのバラードながらも、Levertよりも温度設定が少し低めになっているのが僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=Jc8tGdCxdvE

「Break Me Off A Piece」
Gerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasプロデュース。強弱のメリハリが絶妙メロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=dTBRhWg4gZM

「This Ring」
Herb Middletonプロデュース。Angie Stoneがソングライティング&ヴォーカル・アレンジを手掛けています。そんなAngie姐さんのいい仕事ぶりを実感できれる素敵なラブ・バラードでアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=ACYARwTYOR0

III Frum Tha' Soul関連の他作品もチェックを!

『What Cha Missin'』(1993年)


『Time Waits for No One』(2011年)


Big Jim『Commitment Episode 1』(2003年)


Big Jim『What Ever You Want』(2013年)
posted by ez at 00:47| Comment(2) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする