2021年03月03日

Stacey Kent『In Love Again: The Music of Richard Rodgers』

素敵なRichard Rodgers作品集Stacey Kent『In Love Again: The Music of Richard Rodgers 』(2002年)
In Love Again
発表年:2002年
ez的ジャンル:ロマンティック系女性ジャズ・ヴォーカル
気分は... :哀れにも又おかし・・・

今回は大好きな女性ジャズ・ヴォーカリストStacey Kent『In Love Again: The Music of Richard Rodgers 』(2002年)です。

キュートな歌声の女性ジャズ・ヴォーカリストStacey Kentに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の6枚。

 『Dreamsville』(2000年)
 『Breakfast On The Morning Tram』(2007年)
 『Raconte Moi』 (2010年)
 『The Changing Lights』(2013年)
 『Tenderly』(2015年)
 『I Know I Dream:The Orchestral Sessions』(2017年)

本作はタイトルの通り、名作曲家Richard Rodgersの作品集です。

プロデュースは公私のパートナーJim Tomlinson

レコーディング・メンバーはStacey Kent(vo)、Jim Tomlinson(ts、fl)、Colin Oxley(g)、David Newton(p)、Simon Thorpe(b)、Jasper Kviberg (ds)。前作『Dreamsville』(2000年)と同じメンバーです。

日本映画『Shall we ダンス?』でもお馴染みの「Shall We Dance?」、軽やかなスウィング感が気持ちいい「My Heart Stood Still」
、素敵なギターを伴ったメロウ・バラード「It Might as Well Be Spring」、長閑なジャジー・ムードの「I'm Gonna Wash That Man Right Outta My Hair」、メンバーの一体感を感じるスウィンギーな「This Can't Be Love」、お馴染みの名バラードをStaceyらしく魅せる「Easy to Remember」、小粋な雰囲気の「Manhattan」あたりが僕のおススメです。

Staceyの歌声の魅力を存分に満喫できる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Shall We Dance?」
Oscar Hammerstein II/Richard Rodgers作。ミュージカル『The King and I』(1951年)のために書かれた曲。日本では周防正行監督の映画『Shall we ダンス?』(1995年)でお馴染みの曲ですね。当ブログではPeter Brownのカヴァーを紹介済みです。ここではリラックスした中にもキュートなStaceyの歌声が映える「Shall We Dance?」を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DiZCeEoPCUY

「Bewitched, Bothered and Bewildered」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。ミュージカル『Pal Joey』(1940年)のために書かれた曲。抑えたトーンの歌声、バッキングでしっとりと、ちょっぴり切なく聴かせてくれるバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=gpRDUsHDQDU

「My Heart Stood Still」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。ミュージカル『One Dam Thing after Another』(1927年)のために書かれた曲。当ブログではChet Bakerのカヴァーを紹介済みです。軽やかなスウィング感が気持ちいい演奏をバックに、Staceyが涼しげな歌声を聴かせてくれます。David Newtonがピアノ・ソロで魅せてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=X1YgEHhKhSw

「It Never Entered My Mind」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。ミュージカル『Higher and Higher』(1940年)のために書かれた曲。当ブログではCybill ShepherdThe Oscar Peterson Trio + The Singers UnlimitedAnn Burtonのカヴァーを紹介済みです。前半がJim Tomlinsonのサックス、後半がStaceyのヴォーカルという夫婦共演で楽しませてくれるバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=8RT9IWmjbzs

「I Wish I Were in Love Again」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。ミュージカル『Babes in Arms』(1937年)のために書かれた曲。当ブログではThe Latin Jazz Quintet with Eric Dolphyのカヴァーを紹介済みです。ここではコケティッシュなStaceyの語り口にグッときてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=dFDM2Skzdcg

「Thou Swell」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。ミュージカル『A Connecticut Yankee』(1927年)のために書かれた曲。ゆったりとした雰囲気のバラードで和ませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=t9OQdihANhE

「It Might as Well Be Spring」
Oscar Hammerstein II/Richard Rodgers作。映画『State Fair』(1945年)のために書かれた曲。Colin Oxleyの素敵なギターをバックに、Staceyが優しく語りかける僕好みのメロウ・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=YPACHxI5rEY

「Nobody's Heart (Belongs to Me)」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。ミュージカル『By Jupiter』(1942年)のために書かれた曲。ピアノとギターのみのシンプルなバッキングで、Staceyの切ない歌声が胸の奥に沁み渡ります。
https://www.youtube.com/watch?v=zahgf6TbrKU

「I'm Gonna Wash That Man Right Outta My Hair」
Oscar Hammerstein II/Richard Rodgers作。ミュージカル『South Pacific』(1949年)のために書かれた曲。Staceyの歌声のチャーミングな魅力を満喫できる1曲。長閑なジャジー・ムードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-Abw4rDKtlk

「This Can't Be Love」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。ミュージカル『The Boys from Syracuse』(1938年)のために書かれた曲。やり慣れたメンバーの一体感を感じるスウィンギーな演奏が魅力です。そんなバッキングと共にStaceyの歌声も実に晴れやかです。
https://www.youtube.com/watch?v=4XdHkQjyUBM

「Easy to Remember」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。映画『Mississippi』(1935年)のために書かれた曲。Billie Holiday等が歌い、John Coltrane『Ballads』での演奏もお馴染みですね。当ブログではPharoah SandersAnn Burtonのカヴァーを紹介済みです。お馴染みの名バラードを、Staceyの歌声の魅力でさらにグレードアップしてくれます。ロマンティックなDavid Newtonのピアノもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=4PuqXXqcnLw

「Manhattan」
Lorenz Hart/Richard Rodgers作。ミュージカル『The Garrick Gaieties』(1925年)のために書かれた曲。
当ブログではThe Girls From Bahiaのカヴァーを紹介済みです。ピアノのみのバッキングですが、小粋な雰囲気の1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=KrPh_L01qik

「Bali Ha'i」
Oscar Hammerstein II/Richard Rodgers作。ミュージカル『South Pacific』(1949年)のために書かれた曲。この曲の持つエキゾチックなムードをStaceyらしく表現してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=3bP57RGfSLU

他のStacey Kent作品もチェックを!

『Close Your Eyes』(1997年)
Close Your Eyes

『Love Is...The Tender Trap』(1998年)
Love Is...The Tender Trap

『Let Yourself Go: Celebrating Fred Astaire』(2000年)
Let Yourself Go: Celebrating Fred Astaire

『Dreamsville』(2000年)
ドリームズヴィル [日本語帯・解説付] [輸入CD]

『The Boy Next Door』(2003年)
The Boy Next Door

Jim Tomlinson Feat. Stacey Kent『The Lyric』(2005年)
The Lyric featuring Stacey Kent

『Breakfast On The Morning Tram』 (2007年)
Breakfast on the Morning Tram

『Raconte Moi』 (2010年)
パリの詩

『Dreamer in Concert』(2011年)
Dreamer in Concert

『The Changing Lights』(2013年)
Changing Light

Marcos Valle & Stacey Kent『Ao vivo』(2014年)
Marcos Valleとの共演ライブ
マルコス・ヴァーリ&ステイシー・ケント・ライヴ~マルコス・ヴァーリ・デビュー50周年記念

『Tenderly』(2015年)
Tenderly

『I Know I Dream:The Orchestral Sessions』(2017年)
アイ・ノウ・アイ・ドリーム
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2021年02月18日

Sandra St. Victor『Gemini : Both Sides』

双子座に潜む二面性☆Sandra St. Victor『Gemini : Both Sides』

発表年:2001年
ez的ジャンル:ディーヴァ系女性R&Bシンガー
気分は... :あなたの二面性は??

昨日は朝から晩まで終日オンラインMTG Day。
TeamsやらZoomやらで途中すき間時間があったものの、拘束10時間近くの濃密なオンライン・コミュニケーションはエネルギー全て使い果たした感じです。MTG中は頭が活性化されて、かなりハイな状態だったので、全く疲労を感じませんでしたが、カメラオフにした途端に一気に疲れが出た感じです。

通常、1日2食、しかも炭水化物は殆ど採らない僕が、珍しく1日3食、すべて炭水化物摂取という年に1、2回あるか無いかという日になった点でも、頭をフル回転させたせいでエネルギー消費量も大きかったことを実感しています。

さて、今回は元The Family StandのR&BディーヴァSandra St. Victorの2ndソロ・アルバム『Gemini : Both Sides』(2001年)です。

1963年テキサス州ダラス出身の女性R&Bシンガーで、元The Family Standのメンバーとしても知られるSandra St. Victorの紹介は、初ソロ・アルバム『Mack Diva Saves The World』(1996年)に続き2回目となります。

上記は国内盤ジャケですが、オリジナル・ジャケはこんな感じです。
『Gemini: Both Sides』(2001年)
Gemini: Both Sides by Sandra St. Victor (2002-02-26)

2ndソロ・アルバムとなる本作『Gemini : Both Sides』(2001年)は、タイトルの通り、彼女が双子座(Gemini)生まれであることに因んで、自分の中にある二面性をテーマにアルバムが構成されています。

アルバム前半がOUTside、後半がINsideというタイトルが付けられており、国内盤ライナーノーツによれば前者が「現実を見つめる面」、後者が「前向きな面」を意味するのだそうです。

The Family Standの同僚であったV.Jefrey SmithPeter Lord
前作『Mack Diva Saves The Worldも手掛けたMixzoMark Batson、さらにはTy MacklinThe RootsTom Hammerがプロデュースを手掛けています。

また、かつてのSandraのボス、Roy Ayersやジャズ・トランぺッターDonald Byrdという大物ジャズ・ミュージシャンやThe Rootsがゲスト参加しています。

OUTsideでいえば、Warの名曲カヴァー「Slippin' Into Darkness」Donald Byrd(tp)、Roy Ayers(vibe)参加の話題曲「Dizzy」The Roots全面バックアップの「Keep Playin' Me」あたりが注目です。

INsideでいえば、オーガニック・ソウルな「They're Cool」、Mixzoプロデュースの「In A Zone」、生演奏とドラム・プログラミングの組み合わせが絶妙な「Molasses Rain」、そして、個人的には本作のハイライトだと思う、豪華バック・ヴォーカルと共に盛り上げる荘厳なソウル・バラード「Conversation With 'G'」がおススメです。

彼女の持つ二面性を楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

OUTside

「Slippin' (Intro)」
Mark Batsonプロデュース。次曲へつながるイントロ。ピアノをバックに、Sandraがソウルフル・ヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gzr8XNaPWBY

「Slippin' Into Darkness」
Warの代表曲をカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介済みの『All Day Music』(1971年)に収録されています。Mark Batsonプロデュース。オリジナルの雰囲気を受け継ぎつつ、21世紀仕様のダークなファンク・グルーヴで楽しませてくれます。Sandraにフィットしたカヴァー・セレクトですね。
https://www.youtube.com/watch?v=s3mnKlanUnw

「If You Loved Yourself More」
Peter Lord/V.Jefrey Smithプロデュース。90年代UKソウル調のグルーヴは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=C4W-y1kl3i0

「Child's Gotta Gun」
Peter Lord/V.Jefrey Smithプロデュース。ヘヴィな変則ビート、シンセ・ストリングスは当時のUS R&B風ですが、The Family Stand勢揃いで一ひねり効いている感じもします。
https://www.youtube.com/watch?v=aHvSKi7Ctpw

「Winter In My Heart」
Peter Lord/V.Jefrey Smithプロデュース。同じThe Family Standコンビのプロデュースでも前曲から一転して、生音重視のソウル・グルーヴに仕上がっています。

「Dizzy」
Ty Macklinプロデュース。Donald Byrd(tp)、Roy Ayers(vibe)参加の話題曲。Questloveもドラムで参加しています。このメンバーらしいメロウ・ヴァイヴの映えるジャジー・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=2EoCsT6TKtY

「Move Me」
Peter Lord/V.Jefrey Smithプロデュース。Sandraのソウルフルな魅力を存分に満喫できるディープなソウル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=_EczMncuwcE

「Keep Playin' Me」
The Rootsがプロデュース&演奏で全面バックアップ。スタジオ・セッションの臨場感が伝わってくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=eWt4y0suDeg

INside

「They're Cool」
V.Jefrey Smithプロデュース。アコギの質感が印象的なオーガニック・ソウル。OUTsideとガラリと変わった雰囲気があります。
https://www.youtube.com/watch?v=6wA7dgB4yo8

「In A Zone」
Mixzoプロデュース。Mixzoのトラック・メイカーとしてのセンスが冴える1曲。アルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fNIaqzTzzEw

「Holding Out」
Tom Hammerプロデュース。肩肘張らない感じが印象的なミディアム。フルート・ソロはV. Jeffrey Smith。
https://www.youtube.com/watch?v=yNf4y6oA2hM

「Molasses Rain」
Peter Lord/V.Jefrey Smithプロデュース。生演奏のオーガニック感とドラム・プログラミングの組み合わせによる凛とした音世界がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=jfg9fOAKGuQ

「Conversation With 'G'」
Mark Batsonプロデュース。ストリングスを配した荘厳なソウル・バラード。Sandraのヴォーカルが素晴らしいのは勿論のこと、Cindy MizelleTawatha Agee、Audrey Wheeler、Nikki Richards、Paulette McWilliamsといった豪華なバック・コーラス陣も含めて、素晴らしいソウル・ワールドを堪能できます。個人的には本作のハイライト!
https://www.youtube.com/watch?v=qF26wvn0_jE

「Act Of Beauty」
Tom Hammerプロデュース。情感たっぷり歌われる哀愁バラード。美しくも切ないムードがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=gFBuIcvP7t0

「Forgiving Light」
Tom Hammerプロデュース。神の導きを渇望しているバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=r-TGw2jtUiA

「Angel's Speak」
Mark Batsonプロデュース。本編ラストはCindy MizelleTawatha Agee、Audrey Wheeler、Nikki Richards、Paulette McWilliamsらとの素晴らしいヴォカリーズで締め括ってくれます。

「Free」
国内盤CDボーナス・トラック。Tom Hammerプロデュース。ビートの効いたポジティヴ・ヴァイヴの僕好みのミッド・グルーヴ。

Sandra St. Victorの他作品もチェックを!

『Mack Diva Saves The World』(1996年)
Mack Diva Saves the World by Sandra St Victor

『Oya's Daughter』(2013年)
オーヤズ・ドーター

Sandra St. Victorが参加したThe Family Stand作品もチェックを!

Evon Geffries And The Stand『Chapters: A Novel』(1987年)
Chapters: A Novel By

The Family Stand『Chain』(1989年)
Chain

The Family Stand『Moon in Scorpio』(1991年)
Moon in Scorpio
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2021年02月06日

Ladi6『Time Is Not Much』

NZのクロスオーヴァーな歌姫☆Ladi6『Time Is Not Much』

発表年:2008年
ez的ジャンル:NZ産クロスオーヴァー
気分は... :ロココ・バジリスク

今回はNZ産クロスオーヴァーからLadi6『Time Is Not Much』(2008年)です。

Ladi6(本名:Karoline Tamiti)は1982年ニュージーランド、クライストチャーチ生まれ。

ガール・ヒップホップ・ユニットSheelahroc、ヒップホップ・ソウル・バンドVerse Twoで活躍した後、本作『Time Is Not Much』(2008年)でソロ・デビュー。

その後、『The Liberation Of...』(2010年)、『Automatic』(2013年)といったアルバムをリリースしています。

当ブログで紹介したアーティストであれば、NZを代表するレゲエ/ダブ・バンドFat Freddy's Dropのアルバムにも参加しています。

さて、初ソロ・アルバムとなる本作『Time Is Not Much』(2008年)ですが、Hip-Hop、ソウル/R&B、レゲエ/ダブ/ラガを融合させたクロスオーヴァー作品に仕上がっています。

プロデュースは彼女の良きパートナーParksFat Freddy's DropMuDJ Fitchie)。

レコーディングにはFat Freddy's Dropのメンバーや関連ミュージシャンも参加しています。

必ずしもキャッチーなアルバムではないかもしれませんが、Fat Freddy's Dropをはじめ、NZ産クロスオーヴァーがお好きな人であれば楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。
※盤によって曲順、ボーナス・トラックが異なるのでご注意を

「Walk Right Up」
レゲエ/ダブなオープニング。モロにレゲエではなくてクロスオーヴァー感覚なのがNZのアーティストらしいですね。Fat Freddy's Dropあたりがお好きな人であれば気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=iKuUMPGwhuM

「So Far」
乾いたビートが印象的なソウルフル・チューン。途中MC調のヴォーカルも聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=n9qpXyEp5YA

「Question?」
ナチュラルな質感がいい感じの哀愁ソウル。少し憂いを帯びたヴォーカルがフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=PCZJD-JXUKs

「Danger Part2」
国内盤ボーナス・トラック。Verse Two時代の楽曲。レゲエ×Hip-Hopの哀愁トラック。ダーク&クールな雰囲気がいいですね。

「Down And Out」
ダウナーな哀愁ミディアム・ソウル。スタジオ・ライヴのような臨場感があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VGIZ1GoVh1M

「Give Me The Light」
Hip-Hop×ラガな仕上がり。こういうのがLadi6らしいスタイルなのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=M23LStHVCmQ

「Call You Out」
ビートの効いたソウル・グルーヴですが、ラップによるアクセントも含めてクロスオーヴァー感覚なのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2J1nlw15ZFw

「Time Is Not Much (Boogie's Interlude)」
アコギとローズのみのバックでLadi6のヴォーカルもサウンドに溶け込んでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=1cGAHgdwVg8

「Dark Brown」
Parksのトラック・メイカー的センスを楽しめる1曲。ローファイな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=c61Mi0Sog1I

「Believe Me」
ムーグを効かせたファンクネス・トラックと少しダークなLadi6のヴォーカルがよくフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=h9HVVu0E48Q

「Jacknife」
レゲエ/ダブ×ファンク×Hip-Hopなクロスオーヴァー感覚のダークなエレクトリック・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=QSOA0zrAOo4

「Gold」
国内盤ボーナス・トラック。Verse Two時代の楽曲。生音バンドによるメロウR&B×Hip-Hopな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=-RBVQNXQZn0

「More Than Fake」
Hip-Hop調のクロスオーヴァー。本編の後にしばらく空白があり、隠れトラックが収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=zK-QuzBDlfA

ご興味がある方はLadi6の他作品もチェックを!

『The Liberation Of...』(2010年)


『Automatic』(2013年)
posted by ez at 02:16| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月30日

Moodymann『Silence in the Secret Garden』

美学が貫かれた漆黒デトロイト・ハウス☆Moodymann『Silence in the Secret Garden』
サイレンス・イン・ザ・シークレット・ガーデン [名盤1000円]
発表年:2003年
ez的ジャンル:漆黒デトロイト・ハウス
気分は... :暗黒に咲く一輪の薔薇・・・

デトロイト・ハウス・シーンを長年牽引し続けるMoodymannの4thアルバム『Silence in the Secret Garden』(2003年)です。

Moodymann(本名Kenny Dixon Jr.について、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Silentintroduction』(1997年)
 『Mahogany Brown』(1998年)
 『Forevernevermore』(2000年)

4thアルバム『Silence in the Secret Garden』(2003年)もMoodymannらしい美学が貫かれた漆黒デトロイト・ハウスを満喫できます。

MoodymannがリミックスしたInnerzone Orchestra「People Make The World Go Round (Kenny Dixon, Jr. Remix)(1999年)の後半部分を再構築した「People」、神秘的なミニマル・テクノ「LiveInLA 1998」、美しくも儚い「Shine」、狂乱の中の美を感じる漆黒ハウス「Silence In The Secret Garden」Pitch Black Cityをフィーチャーしたソウルフル・ハウス「Sweet Yesterday」あたりが僕のおススメです。

暗黒に咲く一輪の薔薇のような漆黒デトロイト・ハウスをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Entrance 2 The Garden」
秘密の庭園のエントランス。美しくも危険な香りのするプロローグ。
https://www.youtube.com/watch?v=_sAie8uO6g8

「People」
デトロイト・テクノの巨人Carl CraigによるThe StylisticsのカヴァーをMoodymannがリミックスしたInnerzone Orchestra「People Make The World Go Round (Kenny Dixon, Jr. Remix)(1999年)の後半部分を再構築したトラック。Norma Jean Bellのサックスをフィーチャーしたソリッドなビートのジャジー・ハウス。
https://www.youtube.com/watch?v=o0AYP6d6w6s
Innerzone Orchestra Featuring Paul Randolph「People Make The World Go Round (Kenny Dixon, Jr. Remix)」(1999年)
 https://www.youtube.com/watch?v=3nhdz9QdqgA

「Backagainforthefirsttime?」
鳥の囀りが聞こえてくる美しい前半から赤ん坊の泣き声を使った意味深な後半という2段構えの構成です。
https://www.youtube.com/watch?v=Zu6j6Dumnbo

「LiveInLA 1998」
神秘的なミニマル・テクノ。不気味なダビー感も魅力です。中盤からのピアノによるアクセントもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8yQAK-T7fFI

「P.B.C.」
約1分20秒の短いトラック。繋ぎの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=iNhTr_-pgLg

「Shine」
美しいピアノ・リフとチョップ・ヴォーカル織り成す美しくも儚いトラック。静寂を突き破って疾走していく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1K45-t65wZs

「Yesterdays Party Watta Bout It」
少しテンポを落とし緩急をつけたトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=mOtSNk484Lo

「Silence In The Secret Garden」
10分半近くのタイトル曲。狂乱の中の美といった雰囲気の漆黒ハウス。迷宮の中を彷徨っているような気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=ZPvMmNR68ds

「On My Way Home」
サイバー空間に放り込まれ、電脳パルスに脳内が侵食されていくような感覚に陥るトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=c_VOU1LtpTM

「Sweet Yesterday」
Pitch Black Cityをフィーチャー。真夜中の官能的なソウルフル・ハウスといった雰囲気がモロに僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=jX8Ubexyh5Y

『Silentintroduction』(1997年)
A Silent Introduction

『Mahogany Brown』(1998年)
マホガニー・ブラウン [名盤1000円]

『Forevernevermore』(2000年)
フォエヴァーネヴァーモア [名盤1000円]

『Black Mahogani』(2004年)
BLACK MAHOGANI

『Black Mahogani II』(2004年)
BLACK MAHOGANI II ( 直輸入盤・帯ライナー付 )

『Moodymann』(2014年)
Moodymann
posted by ez at 01:17| Comment(2) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月20日

The RH Factor『Distractions』

ジャズ×R&B/Hip-Hopプロジェクトの第二弾☆The RH Factor『Distractions』

発表年:2006年
ez的ジャンル:ジャズ×R&B/Hip-Hop
気分は... :気晴らし!

人気ジャズ・トランペット奏者Roy HargroveによるプロジェクトThe RH Factorの第二弾アルバム『Distractions』(2006年)です。

テキサス州出身のトランペット奏者で、音楽コレクティヴSoulquariansのメンバーでもあったRoy Hargrove(1969–2018年)がジャズとR&B/Hip-Hopの接点拡大を図ったプロジェクトThe RH Factorの紹介は、第一弾アルバム『Hard Groove』(2003年)に続き2回目となります。

第一弾『Hard Groove』(2003年)には、D'AngeloErykah BaduQ-TipCommonPino Palladino(b)、James Poyser(key)というSoulquariansメンバーが大挙して参加したアルバムとして大きな注目を浴びました。

それ以外にもAnthony Hamilton(vo)、Renee Neufville(元Zhane)(vo)、Meshell Ndegeocello(b)等が参加していました。

この豪華メンバーの名前を眺めただけでも必聴のアルバムが『Hard Groove』(2003年)でした。

それに対して、第二弾となる本作『Distractions』(2006年)は、目立ったゲストはD'Angeloのみであり、豪華ゲストの名前ではなく、音楽の中身で勝負する姿勢が打ち出された1枚に仕上がっています。

本作におけるThe RH Factorメンバーは、Roy Hargrove(tp、flh、vo)以下、Renee Neufville(元Zhane)(vo、key)、Keith Anderson(sax)、現Snarky PuppyBobby Sparks(key)、Charles McCampbell(key)、Bobby Sparks(g)、Lenny Stallworth(b)、Reggie Washington(b)、Jason Thomas(ds)、Willie Jones III(ds)という面々。

さらにゲストとして、D'AngeloDavid "Fathead" Newman(sax、fl)が参加しています。

プロデュースはRoy Hargrove自身。1曲のみD'Angeloとの共同プロデュースです。

やはり一番目立つのはD'Angelo参加&共同プロデュース&ソングライティングの「Bullshit」ですね。D'Angeloファンも満足するはず!

それ以外であれば、Renee Neufvilleがヴォーカル&ソングライティングで参加した「On The One」「Family」「A Place」「Hold On」The RH Factorらしいファンク・グルーヴを楽しめる「Can't Stop」「Distractions 4」あたりがおススメです。

『Hard Groove』(2003年)のような華やかさには欠けるかもしれませんが、このプロジェクトらしいジャズ×R&B/Hip-Hopな演奏を楽しめるはずです。

全曲紹介しときやす。

「Distractions (Intro)」
Roy Hargrove作。タイトル曲はパート1からパート4まで収録されていますが、パート1はそのイントロ。短いながらもファンキー&スリリングな演奏を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=t3y3ETGh5tw

「Crazy Race」
Roy Hargrove作。元ZhaneのRenee Neufvilleがジャズ・フィーリングのヴォーカルを聴かせてくれる1曲。ビバップ調の演奏を楽しめますが、Earth, Wind & Fire「Brazilian Rhyme (Beijo)」調のフレーズが飛び交うホーン・アンサンブルが僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=v201PxvQ4qM

「Kansas City Funk」
Roy Hargrove作。エフェクトを駆使したプレイが印象的なジャズ・ファンク。なかなかスリリングな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=RKX6OF51XMk

「On The One」
Renee Neufville作。Renee Neufvilleのヴォーカルが映えるネオソウル。ジャズ×R&B/Hip-Hopの融合をコンセプトとしたThe RH Factorらしいサウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=IY_WhS5ShtI

「Family」
Roy Hargrove/Renee Neufville作。しっとりとしたRenee NeufvilleとHargroveのヴォーカル、さらにHargroveの美しいフリューゲル・ホーンが印象的なミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=amlkzJE3g3E

「Distractions 2」
Roy Hargrove作。「Distractions」のパート2。短い演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=piTh4z1lkHQ

「A Place」
Roy Hargrove/Renee Neufville作。Renee NeufvilleとHargroveがヴォーカルをとるミディアム・ファンク。スペイシーなアクセントが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=6rLHVMes-cw

「Hold On」
Roy Hargrove/Renee Neufville作。この曲でもRenee NeufvilleとHargroveがヴォーカル。J Dilla以降のHip-Hopの影響を感じる演奏は、Robert Glasper Experiment『Black Radio』(2012年)に繋がっているかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=h1wOQ3cN7hA

「Bullshit」
D'Angelo参加&プロデュース&ソングライティングの話題曲。D'Angelo好きの人は気に入るであろうスクラッチ入りのダークなデビルR&Bに、本プロジェクトならではのジャズ・テイストをうまく織り交ぜています。
https://www.youtube.com/watch?v=nVXD0ed7u8w

「Distractions 3」
Roy Hargrove作。「Distractions」のパート3。パート4のフル演奏への期待が膨らみます。
https://www.youtube.com/watch?v=fyxzGK7xBH0

「Can't Stop」
Roy Hargrove作。70年代ファンクを2006年仕様にアップデートさせたようなファンキー・グルーヴ。ファンク好きの人も十分に楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=JXEUarvRFyM

「Distractions 4」
Roy Hargrove作。いよいよパート4でフル演奏を披露してくれます。躍動感のあるダイナミックなジャズ・ファンク・グルーヴをバックに、Roy Hargroveが素晴らしいトランペット・ソロを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=aqebBQeTIdk

未聴の方は、『Hard Groove』(2003年)やその未発表トラック集『Strength』(2004年)もチェックを!

『Hard Groove』(2003年)
ハード・グルーヴ

『Strength』(2004年)
『Hard Groove』セッションの未発表トラック集
posted by ez at 02:59| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする