2021年07月10日

Quantic『The 5th Exotic』

記念すべき1stアルバム☆Quantic『The 5th Exotic』
The 5th Exotic
発表年:2001年
ez的ジャンル:UKブレイクビーツ
気分は... :俺ってQuantic好き?

UK出身のDJ/ミュージシャン/プロデューサーQuanticの記念すべき1stアルバム『The 5th Exotic』(2001年)です。

QuanticことWill Hollandに関して、これまで当ブログで紹介した作品は以下の12枚。

 Quantic『Apricot Morning』(2002年)
 The Quantic Soul Orchestra『Stampede』(2003年)
 The Quantic Soul Orchestra『Pushin On』(2005年)
 Quantic『An Announcement to Answer』(2006年)
 Quantic Presenta Flowering Inferno『Death Of The Revolution』(2008年)
 Quantic & Alice Russell With The Combo Barbaro『Look Around The Corner』(2012年)
 Quantic『Magnetica』(2014年)
 Quantic Presents The Western Transient『A New Constellation』(2015年)
 Quantic Presenta Flowering Inferno『1000 Watts』(2016年)
 Ondatropica『Baile Bucanero』(2017年)
 Quantic & Nidia Gongora『Curao』(2017年)
 Quantic『Atlantic Oscillations』(2019年)

自分ではそれほど意識していませんでしたが、こうやって過去エントリーを整理すると、僕ってかなりのQuantic好きかもしれませんね(笑)

本作『The 5th Exotic』(2001年)は、そんなQuanticの記念すべき1stアルバムとなります。勿論、Tru Thoughtsからのリリースです。

全体としては、ジャジーなUKブレイクビーツ作品といった印象です。
決して派手さはありませんが、ノスタルジックで、シネマチックな雰囲気がいい感じです。ダビーなトラックも印象的です。

他のQuantic作品をある程度聴いてから聴くと、この1stアルバムは逆に新鮮に聴こえてくるかもしれません。

1stアルバムならではのQuanticワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Introduction」
アルバムのイントロ。

「The 5th Exotic」
Martin Denny「Martinique」をサンプリング。タイトルの通り、エキゾチックなブレイクビーツ。少しダビーな感じもQuanticらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=x-10X7w6dCU

「Snakes In The Grass」
Idris Muhammad「Power of Soul」をサンプリング。タブラに合わせて、うねり回るスネークのような不気味さが漂うダビー・トラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ff36fm2HZFk

「Infinite Regression」
映画『新・猿の惑星(Escape from the Planet of the Apes)』(1971年)でのDr. Otto Hassleinのセリフをサンプリング。『新・猿の惑星』のイメージとは異なりますが、シネマチックな雰囲気のトラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=tuRW6dVfLWY

「Life In The Rain」
Dave Woodhouse(el-p)、Jon Hughes(g)が参加。Dave Brubeck Quartet「Take Five」をサンプリングしたジャジー・フィーリングのブレイクビーツに仕上がっています。。
https://www.youtube.com/watch?v=Gc2vrFcvar4

「Long Road Ahead」
少しノスタルジックな雰囲気のシネマチックなブレイクビーツです。
https://www.youtube.com/watch?v=itrF5acJjEs

「Common Knowledge」
Quanticの妹(or姉)のLucy Hollandもサックス等で参加したジャジー・ブレイクビーツ。ここでも少しノスタルジックな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Zy3c7p1fcRU

「The Picture Inside」
ミステリアスでダビーなジャジー・フィーリングにグッときます。迷宮に迷い込んだ感覚がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=Hkw3UbjC7fI

「Through These Eyes」
本作の中では最もダンサブルなトラック。ダークなジャジー・フィーリングで疾走します。UKブレイクビーツ好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=hOaftGSzKOc

「Time Is The Enemy」
Lena Horne「And I Love Him」、Tony Newman「Soul Thing」、Rare Earth「Get Ready」をサンプリング。ピアノのループが印象的な哀愁ジャジー・グルーヴ。滲み出てくるリリシズムがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=3zNz8D8RcSg

Fixpen Sill feat. Nekfeu「Garde a Vous」、RELLIM「Broken Dreams」等のサンプリング・ソースとなっています。
Fixpen Sill feat. Nekfeu「Garde a Vous」
 https://www.youtube.com/watch?v=gE4iYMyi0J0
RELLIM「Broken Dreams」
 https://www.youtube.com/watch?v=3Txuwg0yb_g

「In The Key Of Blue」
ウッドベースのループが心地好いジャジー・ブレイクビーツ。前半は抑えたトーンで貫き、中盤以降ジワジワとテンションを上げていきます。タブラの怪しげな響きがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=0t2rOZwlmwI

「Meaning」
ラストは哀愁モードのトラックで余韻に浸りながらアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=XbVYrha1A_0

Quantic関連の他作品もチェックを!

Quantic『Apricot Morning』(2002年)
Apricot Morning (TRUCD034)

The Quantic Soul Orchestra『Stampede』(2003年)
Stampede

The Limp Twins『Tales From Beyond the Groove 』(2003年)
Tales from Beyond the Groove (TRUCD057)

Quantic『Mishaps Happening』(2004年)
Mishaps Happening

The Quantic Soul Orchestra『Pushin On』(2005年)
Pushin On (TRUCD074)

Quantic『An Announcement to Answer』(2006年)
An Announcement to Answer (TRUCD100)

The Quantic Soul Orchestra with Spanky Wilson『I'm Thankful』(2006年)
I'm Thankful

The Quantic Soul Orchestra『Tropidelico』(2007年)
Tropidelico (TRUCD139)

Quantic Presenta Flowering Inferno『Death Of The Revolution』(2008年)
Death Of The Revolution [日本語解説付き国内盤] (BRTRU163)

Quantic & His Combo Barbaro『Tradition in Transition』(2009年)
Tradition in Transition (TRUCD190)

Quantic Presenta Flowering Inferno『Dog With a Rope』(2010年)
Dog With A Rope [ボーナストラック2曲・日本語解説付き国内盤] (BRC-262)

Quantic & Alice Russell With The Combo Barbaro『Look Around The Corner』(2012年)
Look Around The Corner [解説付 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC325)

Ondatropica『Ondatropica』(2012年)
Ondatropica

Quantic『Magnetica』(2014年)
Magnetica [帯解説・ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC415)

Quantic Presents The Western Transient『A New Constellation』(2015年)
A NEW CONSTELLATION [帯解説・ボーナストラック収録] (BRC477)

Quantic Presenta Flowering Inferno『1000 Watts』(2016年)
1000 Watts [帯解説・ボーナストラック4曲収録 / 国内盤CD] (BRC514)

Ondatropica『Baile Bucanero』(2017年)
バイレ・ブカネロ

Quantic & Nidia Gongora『Curao』(2017年)
Curao [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC547)

Quantic『Atlantic Oscillations』(2019年)
Atlantic Oscillations [解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC599)
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2021年07月03日

Orquestra Imperial『Carnaval So No Ano Que Vem』

新世代ミュージシャンらによるビッグ・バンド☆Orquestra Imperial『Carnaval So No Ano Que Vem』

発表年:2007年
ez的ジャンル:ブラジル新世代ビッグバンド
気分は... :ノスタルジックで新しい!

今回はブラジル新世代ミュージシャンらによるビッグ・バンド・ユニットOrquestra Imperialの1stアルバム『Carnaval So No Ano Que Vem』(2007年)です。

Orquestra Imperialは古いサンバのカヴァーを演奏するガフェイラ・オーケストラとして2002年から活動開始。ライヴ活動を重ねるうちに、オリジナル作品を作るようになり、2007年に1stアルバム『Carnaval So No Ano Que Vem』、2012年に2ndアルバム『Fazendo As Pazes Com O Swing』をリリースしています。

第一弾となる本作『Carnaval So No Ano Que Vem』におけるメンバーは、Moreno Veloso(per、vo)、 Domenico Lancellotti(ds)、Kassin(b)、Pedro Sa(g)、Stephane Sanjuan(per)、Berna Ceppas(syn、per)、Nina Becker(vo)、Thalma de Freitas(vo)、Rodrigo Amarante(vo)、Max Sette(tp、flh)、Rubinho Jacobina(ley)、Nelson Jacobina(g)、Bartolo(g)、Felipe Pinaud(fl)、Bidu Cordeiro(tb)、Mauro Zacharias(tb)、Leo Monteiro(per)、Cesar Farias(per)、Wilson das Neves(per、vo)という19名。

まず+ 2ユニットで知られるMoreno VelosoDomenico LancellottiKassinというブラジル新世代を代表するミュージシャン3名が揃って参加しているのが目を引きます。

それ以外にCaetano Velosoとの活動やJTNC方面からも注目されたギタリストPedro SaDomenicoらと多国籍ユニット
Os Ritmistasを結成し、本作と同じ2007年にアルバム『Os Ritmistas』をリリースしたStephane Sanjuan、ブラジル音楽シーンの重鎮ドラマーWilson das Neves等注目のミュージシャンが参加しています。

プロデュースはKassinBerna Ceppas Mario Caldato Jr.

アルバムは全15曲。オリジナルが11曲、カヴァー4曲という構成です。

伝統的なブラジル音楽と現代のブラジル音楽、さらにはラテンのエッセンスまで取り入れた多様なサウンドで楽しませてくれます。

ノスタルジックとモダンをうまく両立させたブラジル音楽の真髄を満喫できる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Me Deixa Em Paz」
Ayrton Amorim/Monsueto作。名盤Milton Nascimento & Lo Borges『Clube Da Esquina』(1972年)収録曲としてお馴染みの楽曲のカヴァーがオープニング。Ivan Lins作品にも同じタイトルがありますが同名異曲です。ここではNina Beckerがヴォーカルをとります。ノスタルジックな香りを漂わせたダイナミックな演奏のサンバを楽しめます。Nina Beckerの華のあるヴォーカルもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6BTH4wbEeNs

「Sem Compromisso」
Chico BuarqueTania Mariaも取り上げたGeraldo Pereira/Nelson Trigueiro作品をカヴァー。ここでのヴォーカルはMoreno Veloso。少しノスタルジックで小気味よいサンバ演奏とMoreno Velosoの父Caetano Veloso譲りの線の細いヴォーカルがよくフィットしています。

「Obsessao」
Milton de Oliveira/Mirabeau作のサンバ名曲をカヴァー。オリジナルは1956年のJorge Veiga E Carmen Costaヴァージョン。ここではRodrigo Amaranteがヴォーカル。ブラジルのロック・バンドLos Hermanosの元メンバーであるRodrigo Amaranteの少ししゃがれたヴォーカルが、洗練されたメロウ・サンバにフィットしています。Max Setteがトランペット・ソロで盛り上げてくれます。

「Nao Foi Em Vao」
Thalma de Freitas作/ヴォーカル。Thalma de Freitasの艶やかなヴォーカルに魅せられる哀愁メロウ・サンバ。初期Maria Ritaがお好きな人ならば気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Q9XACPsuO6U

「Erecao」
Max Sette/Domenico Lancellotti/Nina Becker/Pedro Sa/Rubinho Jacobina/Sandra De Sa作。
ヴォーカルは Max Sette。洗練されたモダン・ジャズ・サンバ。オーセンティックな雰囲気にエレクトロニクスなアクセントを加えるあたりがブラジル新世代らしいのでは?Bidu Cordeiroのトロンボーン・ソロがいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=oggt73ZCVYQ

「Salamaleque」
Rubinho Jacobina/Max Sette作。ヴォーカルは Max Sette。テンポの良い哀愁サンバ。ノスタルジックな味わいがいいですね。

「O Mar E O Ar」
Domenico Lancellotti/Kassin/Rodrigo Amarante作。ヴォーカルはRodrigo Amarante。開放的なサウンドと少しレイジーなRodrigoのヴォーカルの組み合わせがグッド!真夏の昼寝モードにピッタリな1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=SGIiwXPFfbk

「Jardim De Ala」
Moreno Veloso/Quito Ribeiro作。ヴォーカルはMoreno Veloso。ここでも父Caetano譲りの線の細いMoreno oのヴォーカルが引き立つ、素敵なメロウ・ボッサに仕上がっています。

「Rue De Mes Souvenirs」
Wilson das Neves/Stephane Sanjuan作。ヴォーカルはThalma de Freitas。Thalma de Freitasの妖艶なヴォーカルに魅了される素敵なメロウ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=X5_D7EnGQF8

「Era Bom」
Max Sette/Wilson das Neves作/ヴォーカル。味わいのあるメロウ・サンバ。ビール片手に寛ぎながら聴きたい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=6_A5jr7WyOg

「Iara Iarucha」
Nelson Jacobina/Tavinho Paes作。ヴォーカルはRodrigo Amarante。海辺の鳥の鳴き声と共に始まります。寛いだラテン・モードの演奏はアルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=033GiSYL-l8

「Ela Rebola」
Jorge Mautner/Nelson Jacobina作。ヴォーカルはMoreno Veloso。前曲に続き、ラテン・サウンドで楽しませてくれます。

「Supermercado Do Amor」
Bartolo/Jorge Mautner作。ヴォーカルはNina Becker。次世代ミュージシャンらしい遊び心のあるサウンドで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=G_fqMaLGnTs

「Popcorn」
1972年にHot ButterがUSチャートやUKチャートでTop10ヒットさせたGershon-Kingsley作の有名曲をカヴァー。Marlon Setteのトロンボーン・ソロ、 Bartoloのギター・ソロを交えた新世代ビッグ・バンドらしいダイナミックな演奏を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=B3fvi6T7XOQ

「De Um Amor Em Paz」
国内盤ボーナス・トラック。Domenico Lancellotti/Delcio Carvalho作。ヴォーカルはNina Becker。ミステリアスで妖艶な哀愁バラードは本編にない雰囲気です。

ご興味がある方は2nd『Fazendo As Pazes Com O Swing』(2012年)もチェックを!

『Fazendo As Pazes Com O Swing』(2012年)
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2021年06月24日

Jesse Boykins III『The Beauty Created』

カリスマ的男性R&Bアーティストのデビュー・アルバム☆Jesse Boykins III『The Beauty Created』

発表年:2008年
ez的ジャンル:カリスマ系男性R&B
気分は... :非相称性の美学・・・

今回はカリスマ的存在感を放つ男性R&BアーティストJesse Boykins IIIのデビュー・アルバム『The Beauty Created』(2008年)です。

1985年シカゴ生まれの男性R&BアーティストJesse Boykins IIIの紹介は、『Love Apparatus』(2014年)、N.Y.出身のDJ/プロデューサー/ラッパーMelo-Xと共同名義でリリースした『Zulu Guru』(2012年)に続き3回目となります。

ニュースクール大学時代にはBilalRobert Glasperと交流を持っていたJesse Boykins III

デビューEP『Dopamine: My Life On My Back EP』(2008年)を経てリリースされたデビュー・アルバムとなる『The Beauty Created』(2008年)には、"ネオソウルの新星"として高い評価を得た1枚です。もっとも彼自身は"ネオソウルの新星"という称されるのを嫌ったようですが。

サウンド面では異なるかもしれませんが、D'Angeloに通じる孤高のカリスマ感があるアーティストですよね。

僕もそうですが、The Soulquarians好きの人は、このデビュー・アルバムにThe Soulquarians関連の諸作を重ねてしまうのでは?

レコーディングにはJeremy Most(instruments、prog)、Anthony Coleman II(key)、Earl Travis II(b)、Steve Wyreman(el-p、key、b、g、talkbox)、Jhair Sala(congas)、 James "Booya" Richards(b)、Basil Wajdowicz(key)、Rene Del Fierro(g、prog)、Marion Ross III(tp)、Irv Washington(org、vocoder)、Daniel Moran(key)、Nicholas Ryan Gant(back vo)、Tone Whitfield(key、b)、Steve McKie(ds)、Jeremy Most(strings)、A. Blatt(instruments)、Afta-1(instruments)といったミュージシャンが参加しています。

また人気プロデューサー88-Keys、当ブログでもアルバム『Vibes』(2014年)を紹介したラッパーTheophilus London等がフィーチャリングされています。

楽曲はすべてJesse Boykins IIIと参加ミュージシャンによるオリジナルです。

ダンサブルなトラックは殆どなく、ミディアム/バラード系中心ですが、才気と色気に満ちた独特の存在感でアルバム1枚飽きることなく聴かせてくれます。

セクシーな魅力を高い音楽性を併せ持った1枚をご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Fever」
やはり"ネオソウルの新星"と呼びたくなる、才気と色気に満ちたオープニング。The Soulquarians好きの人はグッとくるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=9eHNs_SBWng

「Amorous」
憂いを帯びたヴォーカルに惹かれる哀愁メロウ。派手さはありませんがジワジワくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Vy5ajEoh8jk

「Come To My Room」
アコースティック・ギターの響きを活かしたメロウ・バラード。儚い夢のような切ないムードがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=tTTtUBjL3Go

「Whispers」
正にウィスパー・モードの短いラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=U67fFDuLtd8

「Shine」
トークボックスも含めて80年代エレクトリック・ファンクのエッセンスを取り入れたミディアム。僕好みの1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=AhK8YPREI9g

「Trust」
ネオソウル好きは気に入るであろう1曲。ジャジー・フィーリングとミステリアス・ムードをうまく融合させている感じがいいですね。ヴォコーダーによるアクセントも僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=KTMcFytpPRU

「Victoria」
Devin The Poet、Sinoriceをフィーチャー。インタールード的な美しくも儚いムードの小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=SfoiO-BRWAk

「Pantyhose」
セクシー・モードのラブ・バラード。こういうエロエロな歌詞を歌っても似合ってしまうのが、この人のカリスマ性なのかも?
https://www.youtube.com/watch?v=VKi_xKRfljA

「Itis」
Steve McKieが生ドラムを叩くミディアム。ジャジー・トランペットも含めて、心地好いネオソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=tUBKSU12qC8

「SunStar」
メロウ・ボッサ調のロマンティックなビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=CKH4LN2WYT4

「Loopy」
A. Blattによる電脳モードのトラックが格好良い1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Eu8-CuLP5sw

「Connected」
人気プロデューサー88-KeysとTheophilus Londonをフィーチャー。J Dilla好きの人は気に入るであろうHip-Hopトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=2y4f5_I2BiY

「Chanel」
Afta-1による煌びやかシンセを駆使したトラックがいい感じのミディアム。ネオソウルに止まらないJesse Boykins IIIワールドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=jvsfQL1HGDc

「Be All Truth」
ラストは映画『Inside A Change』(2009年)のサントラにも収録されたビューティフル・ラブ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=uzliUpUhGts

国内盤CDには以下の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「Tabloids (Machine Drum Remix)」
『Dopamine: My Life On My Back EP』収録曲のリミックスその1。『Love Apparatus』のプロデュースも務めたMachinedrumによるリミックス。Machinedrumとの相性の良さを感じるエレクトリック色の強い仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=50xJjJglU7A

「Tabloids (Melo X /House Drum Remix)」
『Dopamine: My Life On My Back EP』収録曲のリミックスその2。後に『Zulu Guru』を共同名義でリリースするMeLo-Xによるリミックス。フロア仕様のダンサブル・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ecQU_40Vk4w

Jesse Boykins IIIの他作品もチェックを!

Jesse Boykins III & MeLo-X『Zulu Guru』(2012年)
Zulu Guru [帯・解説付き・国内盤仕様 / 輸入盤] (BRZN191)

『Love Apparatus』(2014年)
LOVE APPARATUS [国内盤/解説付/ボーナス・トラック3曲収録]
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2021年06月05日

Antibalas『Who Is This America?』

アフロビートの魅力をダイレクトに楽しめる1枚☆Antibalas『Who Is This America?』

発表年:2004年
ez的ジャンル:N.Y.産アフロビート
気分は... :Fela Kutiもご満悦!

今回はN.Y.のアフロビート・バンドAntibalasの3rdアルバム『Who Is This America?』(2004年)です。

1998年にN.Y.ブルックリンで結成された大所帯アフロビート・バンドAntibalas(Antibalas Afrobeat Orchestra)の紹介は『Antibalas』(2012年)、『Government Magic』(2006年)に続き3回目です。

3rdアルバムとなる本作『Who Is This America?』(2004年)は、彼らの作品の中でもアフロビートの元祖Fela Kutiからの影響がダイレクトに伝わってくる1枚です。

闘うアフロビートを感じるアルバム・タイトルからしてFela Kutiに通じるものがありますね。

本作におけるAntibalasのメンバーは、Amayo(vo、per)、Ernesto Abreu(vo、congas)、Victor Axelrod(el-p、org、clavinet)、Philip Ballman(ds)、Stuart Bogie(ts)、Dylan Fusillo(per)、Aaron Johnson(tb)、Jordan McLean(tp)、Nick Movshon(b)、Luke O'Malley(g)、Martin Perna(bs)、Gabe Roth(g)、Del Stribling(b)、Fernando Velez(congas)という14名。

メンバー以外にも10名のミュージシャンが参加しています。

プロデュースはAntibalas

全8曲で75分。10分以上の長尺も3曲という構成もアフロビートらしいですね。

「Who Is This America Dem Speak Of Today?」「Big Man」「Elephant」「Sister」をアフロビート/アフロ・ファンク好きを大満足させる演奏がズラリと並んでいます。

Antibalasというバンドの魅力をダイレクトに満喫できる、Antibalas入門編あるいはアフロビート入門編にも適した1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Who Is This America Dem Speak Of Today?」
タイトル曲はモロにFela Kutiしているアフロビート直球の演奏です。躍動するビート、覚醒的なオルガンの響き、軽快なギター・カッティング、豪快なホーン・アンサンブル、扇動的なヴォーカル、どこを切っても100%アフロビート全開の演奏に徹しています。アフロビート好きの人は、12分超のこのオープニングだけでも大満足するはず!
https://www.youtube.com/watch?v=IAoEZ0FEhgc

「Pay Back Africa」
不穏なイントロと共にスタートするアフロ・ファンク。彼らの素晴らしいホーン・アンサンブルを楽しめる演奏に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=yi8P0JIqo2Q

「Indictment」
ダビーなアフロ・ファンク。ダビーなエッセンスが加わることで第三世界的パワーが増しているのがいいですね。豪快さの中にも緻密さを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=zP13dbAEa_E

「Big Man」
直線的で前のめりなアフロビートらしいサウンドを存分に楽しめます。ダンスミュージックとしてのアフロビートを楽しみたい方にはフィットするはず!扇動的ビートとダイナミックなホーン・サウンドが格好良すぎます。
https://www.youtube.com/watch?v=5_JuwnUKbqI

「Obanla'e」
2分にも満たない短い演奏ですが、アフロ・パーカッション全開の演奏は僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=1iiysg-36mQ

「Elephant」
コレもアフロビート好きにはたまらない演奏です。ただし、ダビーなアクセントや洗練されたホーン・アンサンブルにFela Kutiのコピーに終わらないAntibalasらしさを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZhX6eYGL8a8

「Sister」
本編ラストは19分超の長尺。本作のアフロビートの徹底ぶりを満喫できる演奏です。大所帯バンドならではのスケールの大きなサウンドがいいですね。不穏なクラヴィネットの音色も僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=i_qtcQ4zPkY

「Na Fo Iyawo Mi」
国内盤ボーナス・トラック。開放的なアフロ・ファンク。テンション高い本編よりはリラックスして聴けるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=5615ttjGqfw

Antibalasの他作品もチェックを!

『Albums Liberation Afrobeat』(2000年)
Liberation Afro Beat

『Talkatif』(2002年)
Talkatif

『Government Magic』(2006年)
ガバメント・マジック

『Security』(2007年)
Security (Dig)

『Antibalas』(2012年)
Antibalas

『Where the Gods Are in Peace』(2017年)


『Fu Chronicles』(2020年)
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2021年05月26日

Lionel Loueke『In A Trance』

ベナン共和国出身のギタリスト☆Lionel Loueke『In A Trance』

発表年:2005年
ez的ジャンル:アフリカ系ジャズ・ギタリスト
気分は... :余白の味わい!

今回は西アフリカ、ベナン共和国出身のギタリストLionel Loueke『In A Trance』(2005年)です。

フランスとアメリカで音楽教育を受けた後、Herbie Hancockに見出されてプロとしてデビューしたギタリストLionel Louekeの紹介は、Robert Glasperプロデュースの下でリリースした『Heritage』(2012年)に続き2回目となります。

また、彼が組んだジャズ・トリオGilfemaの1stアルバム『Gilfema』(2005年)も紹介済みです。

Lionel Louekeの初期作品となる『In A Trance』(2005年)は、Louekeによるギターとヴォーカル、そしてギターを駆使した音をループさせたパーカッションのみの演奏を収めたアルバムです。

ジャズ・ギタリストとしてのテクニックを駆使しつつ、ルーツとなるアフリカのエッセンスも取り入れたLouekeならではのギター・ワールドを披露してくれます。

シンプルすぎる演奏に物足りなさを感じる人がいるかもしれませんが、余白が多いからこその味わいがあります。

たまにはこんな純度の高い音を聴いてみるのもいいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Nonvignon」
アフリカン・フォーキーと呼びたくなる素朴な味わいのオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=6NZ6HhLP9FI

「Benny's Tune」
Louekeのジャズ・ギタリストとしてのセンスを感じる演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=-sGyFzdL16E

「In A Trance」
タイトル・チューンは1分に満たない演奏ですが、ジャズ・ギタリストらしさを示してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=RNuSLp2XAAY

「Mivakpola」
アフリカをルーツにもつジャズ・ギタリストらしいパーカッシヴな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=TdO5UEwSun4

「Gbeto」
アフリカのトラディショナルといった趣の演奏&ヴォーカルです。
https://www.youtube.com/watch?v=nbBcZLgXzXA

「Fifa」
バラード調の美しい演奏です。一人心を鎮めながら聴きたい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZM71TZKN1R4

「Nagbe」
ハンド・クラップのヴォーカルのみのトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=PkVvz7wD1mc

「Okagbe」
インドのタブラのようなパーカッションを用いたミステリアスな演奏です。かなり僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=CCAnGcwY5vY

「Be-Nin-Bop」
ブルージーでアーシーなジャズ・ギターで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=7kWGeZz0Hh4

「Boum-Boum !!!」
アンプラグドなギターの格好良さを満喫できる演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=GXwmR1uO7oI

「Always Will Be」
サウンドスケープのような味わいのある演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=RZSMdRow36s

「A Prayer For Peace」
ラストは平和への祈りを込めたミステリアスな演奏で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6mbolIu1LM0

Lionel Louekeのソロ作やGilfema名義の作品もチェックを!

『Karibu』(2008年)
カリブ

『Mwaliko』(2010年)
Mwaliko

『Heritage』(2012年)
ヘリテッジ

Jeff Ballard Trio With Lionel Loueke & Miguel Zenon『Time's Tales』(2014年)
Time's Tales

『Virgin Forest』(2014年)
ヴァージン・フォレスト

『Gaia』(2015年)


『The Journey』(2018年)


『HH』(2020年)


Gilfema『Gilfema』(2005年)
GILFEMA

Gilfema『Gilfema +2』(2008年)
Gilfema Gilfema+2 Other Modern Jazz

『Three』(2020年)
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