2020年04月21日

Dusko Goykovich『Samba Do Mar』

バルカンの至宝によるジャズ・ボッサ第一弾☆Dusko Goykovich『Samba Do Mar』
サンバ・ド・マー
発表年:2003年
ez的ジャンル:バルカンの至宝系ジャズ・ボッサ
気分は... :必然性のあるジャズ・ボッサ

ジャズ・ボッサ作品からDusko Goykovich『Samba Do Mar』(2003年)です。

1931年に旧ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のヤイツェ生まれで"バルカンの至宝"と称されるジャズ・トランぺッターDusko Goykovichの紹介は、代表作『Swinging Macedonia』(1966年)に続き2回目となります。

本作『Samba Do Mar』(2003年)は、タイトルから想像できるようにGoykovichがボサノヴァにアプローチした作品です。

本作以降、Goykovichは『Samba Tzigane』(2006年)、『Latin Haze』(2015年)といったジャズ・ボッサ作品をリリースしています。

レコーディング・メンバーはDusko Goykovich(tp)、ハンガリー出身のFerenc Snetberger(g)、マケドニア出身のMartin Gjakonovski(b)、US出身のJarrod Cagwin(ds)という多国籍カルテット。

全10曲。Goykovichのオリジナルが3曲。残る7曲がカヴァー。

Antonio Carlos JobimHeitor Villa-Lobosといったブラジル人コンポーザーの作品に加えて、アルゼンチン人ジャズ・ピアニストSergio Mihanovich(1937-2012年)の作品を4曲取り上げている点が実に興味深いです。東欧からの移民の家系であるMihanovichに対して、Goykovichは何か相通じるものを感じたのかもしれませんね。

"バルカンの至宝"Goykovichが突如ブラジル音楽に目覚めて・・・というイメージもありましたが、本作を聴くと、反対になぜこの人は今までこういったジャズ・ボッサ作品をリリースしなかったのだろうと思ってしまいます。

その位、Goykovichの哀愁トランペットとボサノヴァの相性はバッチリです。加えて、Ferenc Snetbergerの素晴らしいギターも本作の魅力向上に大きく貢献しています。彼のプレイのみを聴いていても飽きないくらいです。

ジャズ・ミュージシャンによるジャズ・ボッサ作品は数あれど、これほど必然性を感じるアルバムはそうは多くないと思います。

"バルカンの至宝"による至極のジャズ・ボッサをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Samba Do Mar」
Dusko Goykovich作。軽やかなリズムとは対照的なGoykovichの哀愁ミュート・トランペットにグッとくるタイトル曲。涼しげなSnetbergerのギター、中盤のGjakonovskiの歌うベースも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=kYGfUDu6X5o

「Jim's Ballad」
Sergio Mihanovich作。しみしみと歌い上げるバラード。憂いを帯びたGoykovichのミュート、優しく語りかけるSnetbergerのギターにウットリしてしまいます。

「Chega De Saudade (No More Blues)」
Antonio Carlos Jobim作品のカヴァーその1。Joao Gilbertoなどでお馴染みの名曲を気品溢れるジャズ・サンバとして聴かせてくれます。甘く切ないGoykovichのフリューゲル・ホーンも味がありますが、それと同じ位目立つのがSnetbergerの技巧派ギター・ソロです。
https://www.youtube.com/watch?v=QvuvH5TYrZs

本曲に関して、当ブログではTania MariaDaniela Basso/Ernesto SalgueiroJon HendricksGretchen Parlatoのカヴァーも紹介済みです。

「Insensatez (How Insensitive)」
Antonio Carlos Jobim作品のカヴァーその2。こちらは哀愁ミュート・トランペットがよく似合うメロウ・ボッサで聴かせてくれます。Snetbergerのギター・ソロも実に雰囲気があります。
https://www.youtube.com/watch?v=JdmCBsZdw1I

本曲に関して、当ブログではTriste JaneroDuke PearsonOscar PetersonEarl OkinStacey KentStan Getz & Luiz BonfaFlora Purimのカヴァーを紹介済みです。

「Bachianas Brasileiras No. 5」
Heitor Villa-Lobos作。哀愁ジャズの美学のようなものを感じる、美しくも寂しげな演奏の序盤・終盤と、いきなりリズミックになる中盤とのコントラストにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=FbilHz77p8g

「The Fish」
Sergio Mihanovich作。これは誰しも好きそうなジェントルなメロウ・ボッサに仕上がっています。Goykovichの伸びやかなソロもいいですが、それ以上にSnetbergerのお洒落なギターに惹かれます。

「Quo Vadis」
Dusko Goykovich作。軽やかで瑞々しいジャズ・サンバ。クールに駆け抜けていく感じがいいですね。『Latin Haze』(2015年)でも再演されています。
https://www.youtube.com/watch?v=TqMNqA9c0Zk

「Love And Deception」
Sergio Mihanovich作。ロマンティックなサンバ・カンサォン。GoykovichやSnetbergerのソロもひらすらロマンティックです。
https://www.youtube.com/watch?v=hhhpyOM94fk

「Danca Comigo」
Dusko Goykovich作。透き通った雰囲気の爽快ジャズ・サンバ。Goykovichのハイ・トーンなソロやSnetbergerの瑞々しいソロも素敵です。
https://www.youtube.com/watch?v=tKPc1So-WJ0

「Sunset」
Sergio Mihanovich作。ラストはまさにサンセット・モードな美しいバラードで締め括ってくれます。Goykovichの素敵すぎるミュートを堪能しましょう。

本作を気に入った方は、『Samba Tzigane』(2006年)、『Latin Haze』(2015年)もチェックを!

『Samba Tzigane』(2006年)
SAMBA TZIGANE

Dusko Goykovich and Bigband RTS『Latin Haze』(2015年)
Latin Haze

他のDusko Goykovich作品もチェックを!

『Swinging Macedonia』(1966年)
スインギン・マケドニア

『Belgrade Blues』(1966年)
ベオグラード・ブルース

『Ten To Two Blues』(1971年)
テン・トゥー・ツー・ブルース

『After Hours』(1971年)
After Hours

『Slavic Mood』(年)
Slavic Mood

『Celebration』(1987年)
セレブレーション(紙ジャケット仕様)

『Soul Connection』(1994年)
ソウル・コネクション

『Bebop City』(1995年)
BEBOP CITY

『Balkan Connection』(1996年)
BALKAN BLUE

『In My Dreams』(2001年)
IN MY DREAMS

『5 Horns And Rhythm』(2002年)
5 HORNS & RHYTHM UNIT

『Samba Do Mar』(2003年)
サンバ・ド・マー

『A Handful o' Soul』(2005年)
ア・ハンドフル・オブ・ソウル
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2020年04月04日

Guy『Guy III』

10年ぶりの復活アルバム☆Guy『Guy III』
Guy III
発表年:2000年
ez的ジャンル:Teddy Riley系男性R&Bユニット
気分は... :音楽聴きながら、読書でも・・・

外出自粛モードの週末2週目。
こんなときには音楽聴きながら、読書でも・・・

さてTeddy Riley率いるGuyの復活アルバム『Guy III』(2000年)です。

80年代後半〜90年代初めのNJSブームを牽引したGuyの紹介は、デビュー・アルバム『Guy』(1988年)、2ndアルバム『The Future』(1990年)に続き2回目となります。

3rdアルバムとなる本作ム『Guy III』(2000年)は、2ndアルバム『The Future』(1990年)をリリースした後、1991年に解散したグループが9年ぶりにリユニオンした復活アルバムです。

メンバーはTeddy RileyAaron Hall、Aaronの弟Damion Hallの3名。

Guy解散後はBlackstreetを立ち上げたTeddy Rileyでしたが、当時Blackstreetの直近作『Finally』(1999年)に少しパワーダウンを感じていたので、Aaron Hallと再び組んだGuyの復活は嬉しい限りでした。

その一方で、NJSブームもから約10年が経過した2000年において、Guyというグループに過度の期待を寄せるはやめよう、という思いで本作を聴いた記憶があります。

結果、ずば抜けた作品ではないけど、Teddy RileyAaron Hall好きを十分楽しませてくれる1枚に仕上がっています。

アルバムには、かつてTeddy Rileyがプロデュースした男性R&Bグループ911のメンバーであったDarryl "Dezo" AdamsWalter "Mucho" ScottBlackstreet時代の同僚Eric WilliamsTerrell Phillips等も参加しています。

また、Leon Sylvers IIIがプロデュースに関与している曲や、Tony RichTeddy Rileyと共作している曲もあります。

シングル・ヒットした「Dancin'」、映画『Wild Wild West(1999年)サントラ収録曲「The Best」、、Zapp「Dance Floor」/「I Can Make You Dance」ネタの「Teddy's Jam III」、Teddy Rileyらしいセンスの「Tellin Me No」、Leon Sylvers III絡みの「Love Online」、911が歌っていた曲のセルフ・カヴァー「Spend Time」あたりが僕のおススメです。

10年ぶりの復活を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Intro」
アルバムのイントロ。

「The Best」
Big Yams/Teddy Rileyプロデュース。Will Smith主演の映画『Wild Wild West(1999年)サントラ収録曲。サントラ収録のオリジナル・ヴァージョンとは少しだけ異なります。Wu-Tang Clan「Shame on a Nigga」ネタが印象的なダンサブル・チューン。終盤には有名アーティストの名が連呼されます。
https://www.youtube.com/watch?v=vyaAXY123Ic

「We're Comin」
Eric "E Ballad" Williams/Wesley Hogges/Teddy Rileyプロデュース。B.R.E.T.T.のラップをフィーチャー。2000年ならではの雰囲気の1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=uH8awsS-8CQ

「Dancin'」
DJ Eddie F/Darrin Lighty/Teddy Rileyプロデュース。アルバムからのリード・シングルとしてUSチャート第22位、同R&Bチャート第4位となりました。やはり、Aaronのヴォーカルが映えるダンサブル・チューンがGuyらしくていいですね。同時に10年の歳月を経て、よりオトナのグループとなったことを実感できる1曲です。George McCrae「I Get Lifted」ネタ。 Veronica McKenzieの女性コーラスもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=MibT9cPslUU

「Rescue Me」
Teddy Rileyがプロデュースした男性R&Bグループ911がアルバム『The Pressure』(1994年)で歌っていた楽曲をセルフ・カヴァー。911メンバーのDarryl "Dezo" Adams/Walter "Mucho" ScottがTeddy Rileyと共にプロデュースを手掛けています。Aaronのヴォーカルを堪能できるバラードに仕上がっています。James Brown「It's A Man's Man's World」ネタ。
https://www.youtube.com/watch?v=zxA8SCV7O0k

「Teddy's Jam III」
Teddy Rileyプロデュース。Guy作品でお馴染み「Teddy's Jam」のパート3。トークボックスを交えたZapp「Dance Floor」Zapp「I Can Make You Dance」 ネタが印象的なミディアム・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vlcAZvz2DiM

「Do It」
Teddy Rileyプロデュース。Teddyの弟Markell RileyとAntwone Dickeyのラップをフィーチャー。不穏なデンジャラス感が印象的です。あまりGuyらしいとは思いませんが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=CaqgrbxjKTc

TeddyがMJと共同プロデュースしたMichael Jackson「Shout」でサンプリングされています。
Michael Jackson「Shout」
 https://www.youtube.com/watch?v=O4o7rpbeTtY

「Why You Wanna Keep Me From My Baby」
Teddy Rileyプロデュース。TeddyとTony Richとの共作。シングルにもなりました。Aaronが歌い上げるバラードです。初期Guyのようなトキメキ感はありませんが、その分落ち着きと味わいがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=MCs31CGWv7k

「Tellin Me No」
Walter "Mucho" Scott/Teddy Rileyプロデュース。Teddy Rileyらしいセンスの1曲に仕上がっているのでは?The Meters「People Say」ネタ。
https://www.youtube.com/watch?v=T-h1Cevb4_w

「Not A Day」
Teddy Rileyプロデュース。哀愁バラードですが、少し仰々しいかな・・・
https://www.youtube.com/watch?v=egzbWkEqiIo

「Love Online」
Leon Sylvers III/Teddy Rileyプロデュース。Leon Sylvers III×Teddy Rileyのコラボは興味深いですね。80年代ブラコン×90年代R&Bのエッセンスを感じる素敵なバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=kAibaWuTMzk

「Spend Time」
Walter "Mucho" Scott/Teddy Rileyプロデュース。この曲も911がアルバム『The Pressure』(1994年)で歌っていた楽曲のセルフ・カヴァー。Tha Dogg Pound feat. Snoop Dogg「New York, New York」Mary Jane Girls「All Night Long」ネタのトラックが印象的なミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=bMPb0qb5PfU

「Don't U Miss Me」
J. Max/Rich Lightning/Teddy Rileyプロデュース。スパニッシュなアクセント、この時代らしいビートが印象的です。女声ラップはJoi'e Chancelor。
https://www.youtube.com/watch?v=6q7cJlEYQkw

「2004」
Teddy Rileyプロデュース。再びTeddyとTony Richとの共作。つなぎの小曲ですが、いい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=i3cPeeAMTQM

「Fly Away」
Darryl Marshall/Teddy Rileyプロデュース。Damion Hallがリードをとるミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=N-thYOeWa0E

「Someday」
Aaron Hall/Teddy Rileyプロデュース。ラストはDonny Hathaway「Someday We'll All Be Free」ネタのバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=L9vpbWLZ6wo

GuyBlackstreetの過去記事もご参照ください。

『Guy』(1988年)
Guy

『The Future』(1990年)
Guy the Future

Blackstreet『Blackstreet』(1994年)
Blackstreet

Blackstreet『Another Level』(1996年)
Another Level

Blackstreet『Greatest Remixes + 1』(2003年)
blackstreet greatest remixes.jpg
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2020年03月21日

Somethin' For The People『Issue』

人気プロデュース・チームの3rd☆Somethin' For The People『Issue』
Issues by Somethin' for the People (2000-07-18)
発表年:2000年
ez的ジャンル:人気プロデュース・チーム系男性R&B
気分は... :情動を呼び覚ます!

プロデュース・チームとしても活躍した男性R&BグループSomethin' For The Peopleの3rdアルバム『Issues』(2000年)です。

Curtis "Sauce" WilsonJeff "Fuzzy" YoungRochad "Cat Daddy" Holidayの3名がL.A.で結成したプロデュース・チーム/男性R&BグループSomethin' For The Peopleの紹介は、デビュー・アルバム『Somethin' For The People』(1993年)に続き2回目となります。

男性R&Bグループというよりも人気プロデュース・チームの印象が強いSomethin' For The Peopleですが、前作『This Time It's Personal』(1997年)からは全米チャート第4位、同R&Bチャート第2位の大ヒット・シングル「My Love Is the Shhh!」が生まれました。

それに続く3rdアルバムとなった本作『Issues』(2000年)は、ヒット・シングルは生まれなかったものの、人気プロデュース・チームらしい充実作に仕上がっています。

勿論プロデュースはSomethin' For The People

アルバムには前述の大ヒット・シングル「My Love Is the Shhh!」でフィーチャリングされていたTrina & Tamara、人気男性R&BシンガーEric Benet、人気ラッパーXzibit、元The 2 Live CrewLuke Campbell、さらにはDiabloTashShauntaといったアーティストがフィーチャリングされています。

Trina & Tamaraをフィーチャーしたシングル曲「Ooh Wee」Xzibitをフィーチャーした「Now U Wanna」Luke Campbellをフィーチャーした「Take It Off」あたりが目立つかもしれません。

個人的にはメロディアスなR&Bグルーヴ「Come Clean」XzibitTashをフィーチャーした「Last Call」、前作『This Time It's Personal』収録曲の再収録であるEric Benetをフィーチャーした「Act Like You Want It」、アコースティックなラブ・バラード「Can We Make Love」あたりもおススメです。

プロデュース・チームと男性R&Bグループのバランスの取れたSomethin' For The Peopleのトータルな魅力を満喫できる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Flossin' (Interlude)」
アルバムのイントロ。

「Now U Wanna」
Xzibitをフィーチャー。本曲のみArmando Colonとの共同プロデュース。金目当てで近寄ってくる女性をディスったダンサブル・チューン。それに関連して、軽くTLCDestiny's Childをディスっています。
https://www.youtube.com/watch?v=QBv3euQCNpw

「Where U At」
Diabloのラップをフィーチャー。Eric Clapton「I Shot the Sheriff」をサンプリングしたミディアム・グルーヴ。

「Last Call」
Xzibit、Tashをフィーチャー。ナンパな軽さとキャッチーなプロダクションがグッドな僕好みの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=dVIs4EeXGUo

「Come Clean」
Shauntaの女性ラップをフィーチャー。僕の一番のお気に入り。彼らのセンスの良さを満喫できるメロディアスなR&Bグルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=Ky0zWekXJJQ

「Ooh Wee」
前述のように大ヒット・シングル「My Love Is the Shhh!」でフィーチャリングされていたTrina & Tamara(男性R&BシンガーJesse Powellの兄妹)をフィーチャー。シングルにもなりました。華のあるキャッチーなダンサブル・チューンで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=V_oNPouSY6w

「You」
この時代らしいバウンス・ビートの効いた1曲。良くも悪くも2000年前後のR&Bサウンドです。

「Bitch With No Man」
シングルにもなったミディアム。男性R&BグループとしてのSomethin' For The Peopleの実力を再確認できます。
https://www.youtube.com/watch?v=fy8SCh3MRXM

「Act Like You Want It」
Eric Benetをフィーチャー。前作『This Time It's Personal』にも収録されていた楽曲を再収録。Eric Benet好きにはたまらないセクシーR&B。Trina & Tamaraもバック・コーラスで参加。
https://www.youtube.com/watch?v=-GcmwQVeUWQ

「Can We Make Love」
アコギの質感がグッドなラブ・バラード。さり気ないセクシー感がたまりません。

「Things Must Change」
美しいサウンドとは裏腹にシリアスな内容の1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=E0JIL4nHwfc

「I Apologize」
Eric Benetをフィーチャー。ただし、リード・ヴォーカルはFuzzy。神を讃えるゴスペル・ライクなビューティフル・ソングに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=dvVQD8ZnkHg

「Take It Off」
元The 2 Live CrewのLuke Campbellをフィーチャー。Elton John「Bennie and the Jets」をサンプリングしたパーティー・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=stien_nSwKE

僕が所有する国内盤にはボーナス・トラックとして、「Last Call (Remix)」 が追加収録されています。

Somethin' For The Peopleの他作品もチェックを!

『This Time It's Personal』(1997年)
This Time It's Personal

『Somethin' For The People』(1993年)
Somethin for the People
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2020年03月13日

Lenine『Labiata』

独得の音世界は健在☆Lenine『Labiata』
Labiata by Lenine (2009-03-17)
発表年:2008年
ez的ジャンル:異才ブラジリアン・ロック
気分は... :クセになる音世界・・・

今回はブラジル音楽シーンの異才Lenine『Labiata』(2008年)です。

これまで当ブログで紹介したLenine作品は以下の4枚。

 Lenine & Suzano『Olho De Peixe』(1993年)
 『O Dia Em Que Faremos Contato』(1997年)
 『Na Pressao』(1999年)
 『Falange Canibal』(2002年)

オリジナル・スタジオ作としては、『Falange Canibal』(2002年)以来の新作となるのは本作『Labiata』(2008年)です。

メイン・プロデュースはLenineJR Tostoi

それ以外にKassinRodrigo Campelloが共同プロデュースで加わっている曲もあります。

ミクスチャー感覚のサウンドやパーカッシヴなギターによるLenine独得の音世界は健在です。

ラテン・グラミー賞「ベスト・ブラジルソング」受賞の「Martelo Bigorna」、ミステリアスな「Magra」、故hico Scienceとの共作「Samba E Leveza」、ホーン隊も加わった「E Fogo」、ハイパーな「Ciranda Praieira」あたりはLenineワールドを存分に楽しめます。

さらに元TitasのメンバーArnaldo Antunesとの共演「O Ceu E Muito」などハードなロック・サウンドが強調された楽曲も印象的です。

いつ聴いてもクセになるLenineワールド・・・

全曲紹介しときやす。

「Martelo Bigorna」
Lenine作。ラテン・グラミー賞「ベスト・ブラジルソング」を受賞したオープニング。Lenineらしい独得のサウンドにストリングスも加わった完成度の高い1曲で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OSDZh5OXx5w

「Magra」
Lenine/Ivan Santos作。決して派手な曲ではありませんが、ギター、パーカッション、ハンドクラップらが織り成すミステリアスな音世界にグイグイ引き込まれていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=KvHSOygIweo

「Samba E Leveza」
Lenine/Chico Science作。Nacao Zumbiのフロントマンであった故hico Scienceとの共作。Kassinもプロデューサー/キーボードでクレジットされています。Lenine流ハイブリッド・サンバといった趣の1曲に仕上がっています。無機質な質感が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=iUjblUHqBTE

「A Mancha」
Lenine/Lula Queiroga作。哀愁モードで疾走するロック・チューン。Lenineらしいギター・ワークが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=fUeWw-K1xXs

「La Vem A Cidade」
Lenine/Braulio Tavares作。Lenine独得の音世界を楽しめる哀愁チューン。スクラッチ、エフェクトのアクセントも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=l7tbgGaNeYI

「O Ceu E Muito」
Lenine/Arnaldo Antunes作。ブラジリアン・ロック・バンドTitasのメンバーであったArnaldo Antunesとの共演・共作。ここではヘヴィなロック・サウンドで突き進みます。
https://www.youtube.com/watch?v=KW2fkGujyyA

「E Fogo」
Lenine/Carlos Renno作。コレもLenineらしいリズミックな仕上がりの1曲。ホーン隊も加わり、メリハリの効いたサウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=MmZHXhMXhBY

「E O Que Me Interessa」
Lenine/Dudu Falcao作。しみじみと歌い上げる弾き語り風の仕上がり。ヴァイヴの音色のアクセントがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8e_hDxWkNQQ

「Ciranda Praieira」
Lenine/Paulo Cesar Pinheiro作。Rodrigo Campelloもプロデュースに加わっています。哀愁モードのイントロからLenine流ハイパー・サウンドへ突入します。
https://www.youtube.com/watch?v=TjlKvyt6Vog

「Excesso Exceto」
Lenine/Arnaldo Antunes作。China(Flavio Augusto)がヴォーカルで参加しています。ハードなブラジリアン・ロックで攻めています。
https://www.youtube.com/watch?v=2fUFKpoaZmY

「Continuacao」
Lenine作。ラストも摩訶不思議な雰囲気のハイパー・フォーキーで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=TqUn217_Szc

Lenineの他作品もチェックを!

Lenine & Suzano『Olho De Peixe』(1993年)
魚眼

『O Dia Em Que Faremos Contato』(1997年)
O Dia Em Que Faremos Contato

『Na Pressao』(1999年)
アンダー・プレッシャー

『Falange Canibal』(2002年)
FALANGE CANIBAL

『In Cite』(2004年)
In Cite

『Chao』(2012年)
Chao

『Carbono』(2015年)
lenine carbono.jpg
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2020年03月07日

Eric Roberson『The Appetizer』

魅惑の未発表/レア音源集☆Eric Roberson『The Appetizer』
Appetizer by Eric Roberson (2005-12-21)
発表年:2005年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bシンガー/ソングライター
気分は... :前菜で店の良さがわかる!

今回は実力派男性R&BシンガーEric Roberson『The Appetizer』(2005年)です。

1976年生まれ、ニュージャージー出身の男性R&Bシンガー/ソングライター/キーボード奏者であるEric Robersonについて、これまで当ブログで紹介したのか以下の3枚。

 『Esoteric...』(2004年)
 『...Left』(2007年)
 Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』(2016年)

"前菜"と名付けられた本作『The Appetizer』(2005年)は、純然たるスタジオ新作ではなく、これまでのレコーディングの中から未発表/レア音源を集めたアルバムです。

このように書くと寄せ集めの中途半端な作品をイメージするかもしれませんが、各曲のクオリティは高いので、そのバラエティ感が魅力の1枚となっています。

レジェンド・プロデューサーDJ Jazzy Jeff、そのDJ Jazzy Jeffが率いていたA Touch Of Jazzの元クルーで、これまでもEric Roberson作品を手掛けてきたKev Brown、人気プロデューサー・デュオDre & VidalAndre HarrisVidal Davis、90年代にHip-HopユニットDown Low Productionsメンバーとして活動していたRedhead Kingpinなど多彩なプロデューサーが起用されています。

また、当時FloetryのメンバーであったMarsha AmbrosiusRaheem DevaughnV(Valvin Roane)がフィーチャリングされています。

Marsha Ambrosiusをフィーチャーした「N2U」DJ Jazzy Jeffプロデュース、Raheem DevaughnV(Valvin Roane)をフィーチャーした「For Da Love Of The Game」あたりが目立ちますが、本作のハイライトはデビュー・シングル「The Moon」(1994年)だと思います。

それ以外に僕の一番のお気に入り「Painkiller」、ネオ・フィリーな「What I Gotta Do」Larry Gold絡みの「Just A Dream」あたりも僕のおススメです。

未発表/レア音源を侮ることなかれ!
"前菜"が美味しい店こそ良い店なり・・・

全曲紹介しときやす。

「N2U」
当時FloetryのメンバーであったMarsha Ambrosiusをフィーチャー。彼女は『The Vault, Vol. 1.5』(2004年)にも参加していましたが、その時のセッションでレコーディングされた楽曲です。Eric Robersonと彼のハワード大学時代からの友人であるJermaine Mobleyの共同プロデュース。Les McCann「Sometimes I Cry」をサンプリング。ジャジー・メロウHip-Hop的な肌触りの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=oc_wFOTsPfY

「What I Gotta Do」
Kev Brownプロデュース。ネオ・フィリーらしい雰囲気のネオソウル。やはり、この頃のネオ・フィリーはサイコーでしたね。
https://www.youtube.com/watch?v=Nk_1x3SYW_s

「Painkiller」
ニュージャージー出身のソングライターMarqeesプロデュース。とてもEric Robersonらしい雰囲気の1曲であり、僕の一番のお気に入り曲でもあります。さり気ないですが、Eric Robersonならではの味があります。
https://www.youtube.com/watch?v=7XU4umBju-4

「Hesitation」
Redhead Kingpinプロデュース。国内盤ライナーノーツに"R. Kelly"的と評されていましたが、確かにR. Kelly調のステッパーズですね。
https://www.youtube.com/watch?v=f_3nICd-yAw

「Just A Dream」
これまでもEric作品を手掛けてきたOsunladeプロデュース。元々はLarry Gold『Don Cello And Friends』(2003年)に収録されていた楽曲です。美しいストリングスをバックに、Ericがジェントルなヴォーカルで聴く者を包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=RiJI46gM4dU

「Softest Lips」
人気プロデューサー・デュオDre & VidalのVidal Davisプロデュース。セクシー・モードのエロEricを聴くことができます。これは貴重かも?
https://www.youtube.com/watch?v=8f3zy5YXq_Y

「Momma Told Me」
こちらはDre & Vidalのもう一人Andre Harrisプロデュース。New Edition「Is This the End」のフレーズも引用したソウル・テイストのミディアムに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=_5ftKca7TAo

「The Moon」
Boogaloo & Camilleプロデュース。記念すべきEricのデビュー・シングル(1994年、US R&Bチャート第33位)。ある意味本作のハイライトなのでは?その後のEricとはギャップがある1曲ですが、それだけに貴重な1曲なのでは?個人的にはJam & Lewisプロデュース曲っぽい感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=UxGJwE_OJUI

「We Can't Pretend」
Kev Brownプロデュース。ネオソウルらしい雰囲気のミディアム。乾いたリズムがこの時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2SOUKqCgJxU

「For Da Love Of The Game」
DJ Jazzy Jeffプロデュース。オリジナルはDJ Jazzy Jeff『The Magnificent』(2002年)に収録されています。Raheem DevaughnとV(Valvin Roane)をフィーチャーし、Pete Kuzmaがキーボードで参加しています。George Benson「Face It Boy, It's Over」をサンプリングしたメロウ・トラックが印象的なミディアムです。
https://www.youtube.com/watch?v=MQL5AyhzI0s

Eric Robersonの他作品もチェックを!

『Esoteric...』(2004年)
Esoteric

『The Vault, Vol. 1.5』(2004年)
Presents: The Vault 1.5

『...Left』(2007年)
レフト

『Music Fan First』(2009年)
Music Fan First

『Mister Nice Guy』(2011年)
Mr. Nice Guy

『The Box』(2014年)
The Box

Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』(2016年)
TIGALLERRO (ティガレロ) (直輸入盤帯付国内仕様)

『Fire』(2017年)
Fire

『Wind』(2017年)
Wind

『Earth』(2017年)
Earth
posted by ez at 05:04| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする