2020年03月21日

Somethin' For The People『Issue』

人気プロデュース・チームの3rd☆Somethin' For The People『Issue』
Issues by Somethin' for the People (2000-07-18)
発表年:2000年
ez的ジャンル:人気プロデュース・チーム系男性R&B
気分は... :情動を呼び覚ます!

プロデュース・チームとしても活躍した男性R&BグループSomethin' For The Peopleの3rdアルバム『Issues』(2000年)です。

Curtis "Sauce" WilsonJeff "Fuzzy" YoungRochad "Cat Daddy" Holidayの3名がL.A.で結成したプロデュース・チーム/男性R&BグループSomethin' For The Peopleの紹介は、デビュー・アルバム『Somethin' For The People』(1993年)に続き2回目となります。

男性R&Bグループというよりも人気プロデュース・チームの印象が強いSomethin' For The Peopleですが、前作『This Time It's Personal』(1997年)からは全米チャート第4位、同R&Bチャート第2位の大ヒット・シングル「My Love Is the Shhh!」が生まれました。

それに続く3rdアルバムとなった本作『Issues』(2000年)は、ヒット・シングルは生まれなかったものの、人気プロデュース・チームらしい充実作に仕上がっています。

勿論プロデュースはSomethin' For The People

アルバムには前述の大ヒット・シングル「My Love Is the Shhh!」でフィーチャリングされていたTrina & Tamara、人気男性R&BシンガーEric Benet、人気ラッパーXzibit、元The 2 Live CrewLuke Campbell、さらにはDiabloTashShauntaといったアーティストがフィーチャリングされています。

Trina & Tamaraをフィーチャーしたシングル曲「Ooh Wee」Xzibitをフィーチャーした「Now U Wanna」Luke Campbellをフィーチャーした「Take It Off」あたりが目立つかもしれません。

個人的にはメロディアスなR&Bグルーヴ「Come Clean」XzibitTashをフィーチャーした「Last Call」、前作『This Time It's Personal』収録曲の再収録であるEric Benetをフィーチャーした「Act Like You Want It」、アコースティックなラブ・バラード「Can We Make Love」あたりもおススメです。

プロデュース・チームと男性R&Bグループのバランスの取れたSomethin' For The Peopleのトータルな魅力を満喫できる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Flossin' (Interlude)」
アルバムのイントロ。

「Now U Wanna」
Xzibitをフィーチャー。本曲のみArmando Colonとの共同プロデュース。金目当てで近寄ってくる女性をディスったダンサブル・チューン。それに関連して、軽くTLCDestiny's Childをディスっています。
https://www.youtube.com/watch?v=QBv3euQCNpw

「Where U At」
Diabloのラップをフィーチャー。Eric Clapton「I Shot the Sheriff」をサンプリングしたミディアム・グルーヴ。

「Last Call」
Xzibit、Tashをフィーチャー。ナンパな軽さとキャッチーなプロダクションがグッドな僕好みの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=dVIs4EeXGUo

「Come Clean」
Shauntaの女性ラップをフィーチャー。僕の一番のお気に入り。彼らのセンスの良さを満喫できるメロディアスなR&Bグルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=Ky0zWekXJJQ

「Ooh Wee」
前述のように大ヒット・シングル「My Love Is the Shhh!」でフィーチャリングされていたTrina & Tamara(男性R&BシンガーJesse Powellの兄妹)をフィーチャー。シングルにもなりました。華のあるキャッチーなダンサブル・チューンで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=V_oNPouSY6w

「You」
この時代らしいバウンス・ビートの効いた1曲。良くも悪くも2000年前後のR&Bサウンドです。

「Bitch With No Man」
シングルにもなったミディアム。男性R&BグループとしてのSomethin' For The Peopleの実力を再確認できます。
https://www.youtube.com/watch?v=fy8SCh3MRXM

「Act Like You Want It」
Eric Benetをフィーチャー。前作『This Time It's Personal』にも収録されていた楽曲を再収録。Eric Benet好きにはたまらないセクシーR&B。Trina & Tamaraもバック・コーラスで参加。
https://www.youtube.com/watch?v=-GcmwQVeUWQ

「Can We Make Love」
アコギの質感がグッドなラブ・バラード。さり気ないセクシー感がたまりません。

「Things Must Change」
美しいサウンドとは裏腹にシリアスな内容の1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=E0JIL4nHwfc

「I Apologize」
Eric Benetをフィーチャー。ただし、リード・ヴォーカルはFuzzy。神を讃えるゴスペル・ライクなビューティフル・ソングに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=dvVQD8ZnkHg

「Take It Off」
元The 2 Live CrewのLuke Campbellをフィーチャー。Elton John「Bennie and the Jets」をサンプリングしたパーティー・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=stien_nSwKE

僕が所有する国内盤にはボーナス・トラックとして、「Last Call (Remix)」 が追加収録されています。

Somethin' For The Peopleの他作品もチェックを!

『This Time It's Personal』(1997年)
This Time It's Personal

『Somethin' For The People』(1993年)
Somethin for the People
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2020年03月13日

Lenine『Labiata』

独得の音世界は健在☆Lenine『Labiata』
Labiata by Lenine (2009-03-17)
発表年:2008年
ez的ジャンル:異才ブラジリアン・ロック
気分は... :クセになる音世界・・・

今回はブラジル音楽シーンの異才Lenine『Labiata』(2008年)です。

これまで当ブログで紹介したLenine作品は以下の4枚。

 Lenine & Suzano『Olho De Peixe』(1993年)
 『O Dia Em Que Faremos Contato』(1997年)
 『Na Pressao』(1999年)
 『Falange Canibal』(2002年)

オリジナル・スタジオ作としては、『Falange Canibal』(2002年)以来の新作となるのは本作『Labiata』(2008年)です。

メイン・プロデュースはLenineJR Tostoi

それ以外にKassinRodrigo Campelloが共同プロデュースで加わっている曲もあります。

ミクスチャー感覚のサウンドやパーカッシヴなギターによるLenine独得の音世界は健在です。

ラテン・グラミー賞「ベスト・ブラジルソング」受賞の「Martelo Bigorna」、ミステリアスな「Magra」、故hico Scienceとの共作「Samba E Leveza」、ホーン隊も加わった「E Fogo」、ハイパーな「Ciranda Praieira」あたりはLenineワールドを存分に楽しめます。

さらに元TitasのメンバーArnaldo Antunesとの共演「O Ceu E Muito」などハードなロック・サウンドが強調された楽曲も印象的です。

いつ聴いてもクセになるLenineワールド・・・

全曲紹介しときやす。

「Martelo Bigorna」
Lenine作。ラテン・グラミー賞「ベスト・ブラジルソング」を受賞したオープニング。Lenineらしい独得のサウンドにストリングスも加わった完成度の高い1曲で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OSDZh5OXx5w

「Magra」
Lenine/Ivan Santos作。決して派手な曲ではありませんが、ギター、パーカッション、ハンドクラップらが織り成すミステリアスな音世界にグイグイ引き込まれていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=KvHSOygIweo

「Samba E Leveza」
Lenine/Chico Science作。Nacao Zumbiのフロントマンであった故hico Scienceとの共作。Kassinもプロデューサー/キーボードでクレジットされています。Lenine流ハイブリッド・サンバといった趣の1曲に仕上がっています。無機質な質感が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=iUjblUHqBTE

「A Mancha」
Lenine/Lula Queiroga作。哀愁モードで疾走するロック・チューン。Lenineらしいギター・ワークが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=fUeWw-K1xXs

「La Vem A Cidade」
Lenine/Braulio Tavares作。Lenine独得の音世界を楽しめる哀愁チューン。スクラッチ、エフェクトのアクセントも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=l7tbgGaNeYI

「O Ceu E Muito」
Lenine/Arnaldo Antunes作。ブラジリアン・ロック・バンドTitasのメンバーであったArnaldo Antunesとの共演・共作。ここではヘヴィなロック・サウンドで突き進みます。
https://www.youtube.com/watch?v=KW2fkGujyyA

「E Fogo」
Lenine/Carlos Renno作。コレもLenineらしいリズミックな仕上がりの1曲。ホーン隊も加わり、メリハリの効いたサウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=MmZHXhMXhBY

「E O Que Me Interessa」
Lenine/Dudu Falcao作。しみじみと歌い上げる弾き語り風の仕上がり。ヴァイヴの音色のアクセントがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8e_hDxWkNQQ

「Ciranda Praieira」
Lenine/Paulo Cesar Pinheiro作。Rodrigo Campelloもプロデュースに加わっています。哀愁モードのイントロからLenine流ハイパー・サウンドへ突入します。
https://www.youtube.com/watch?v=TjlKvyt6Vog

「Excesso Exceto」
Lenine/Arnaldo Antunes作。China(Flavio Augusto)がヴォーカルで参加しています。ハードなブラジリアン・ロックで攻めています。
https://www.youtube.com/watch?v=2fUFKpoaZmY

「Continuacao」
Lenine作。ラストも摩訶不思議な雰囲気のハイパー・フォーキーで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=TqUn217_Szc

Lenineの他作品もチェックを!

Lenine & Suzano『Olho De Peixe』(1993年)
魚眼

『O Dia Em Que Faremos Contato』(1997年)
O Dia Em Que Faremos Contato

『Na Pressao』(1999年)
アンダー・プレッシャー

『Falange Canibal』(2002年)
FALANGE CANIBAL

『In Cite』(2004年)
In Cite

『Chao』(2012年)
Chao

『Carbono』(2015年)
lenine carbono.jpg
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2020年03月07日

Eric Roberson『The Appetizer』

魅惑の未発表/レア音源集☆Eric Roberson『The Appetizer』
Appetizer by Eric Roberson (2005-12-21)
発表年:2005年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bシンガー/ソングライター
気分は... :前菜で店の良さがわかる!

今回は実力派男性R&BシンガーEric Roberson『The Appetizer』(2005年)です。

1976年生まれ、ニュージャージー出身の男性R&Bシンガー/ソングライター/キーボード奏者であるEric Robersonについて、これまで当ブログで紹介したのか以下の3枚。

 『Esoteric...』(2004年)
 『...Left』(2007年)
 Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』(2016年)

"前菜"と名付けられた本作『The Appetizer』(2005年)は、純然たるスタジオ新作ではなく、これまでのレコーディングの中から未発表/レア音源を集めたアルバムです。

このように書くと寄せ集めの中途半端な作品をイメージするかもしれませんが、各曲のクオリティは高いので、そのバラエティ感が魅力の1枚となっています。

レジェンド・プロデューサーDJ Jazzy Jeff、そのDJ Jazzy Jeffが率いていたA Touch Of Jazzの元クルーで、これまでもEric Roberson作品を手掛けてきたKev Brown、人気プロデューサー・デュオDre & VidalAndre HarrisVidal Davis、90年代にHip-HopユニットDown Low Productionsメンバーとして活動していたRedhead Kingpinなど多彩なプロデューサーが起用されています。

また、当時FloetryのメンバーであったMarsha AmbrosiusRaheem DevaughnV(Valvin Roane)がフィーチャリングされています。

Marsha Ambrosiusをフィーチャーした「N2U」DJ Jazzy Jeffプロデュース、Raheem DevaughnV(Valvin Roane)をフィーチャーした「For Da Love Of The Game」あたりが目立ちますが、本作のハイライトはデビュー・シングル「The Moon」(1994年)だと思います。

それ以外に僕の一番のお気に入り「Painkiller」、ネオ・フィリーな「What I Gotta Do」Larry Gold絡みの「Just A Dream」あたりも僕のおススメです。

未発表/レア音源を侮ることなかれ!
"前菜"が美味しい店こそ良い店なり・・・

全曲紹介しときやす。

「N2U」
当時FloetryのメンバーであったMarsha Ambrosiusをフィーチャー。彼女は『The Vault, Vol. 1.5』(2004年)にも参加していましたが、その時のセッションでレコーディングされた楽曲です。Eric Robersonと彼のハワード大学時代からの友人であるJermaine Mobleyの共同プロデュース。Les McCann「Sometimes I Cry」をサンプリング。ジャジー・メロウHip-Hop的な肌触りの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=oc_wFOTsPfY

「What I Gotta Do」
Kev Brownプロデュース。ネオ・フィリーらしい雰囲気のネオソウル。やはり、この頃のネオ・フィリーはサイコーでしたね。
https://www.youtube.com/watch?v=Nk_1x3SYW_s

「Painkiller」
ニュージャージー出身のソングライターMarqeesプロデュース。とてもEric Robersonらしい雰囲気の1曲であり、僕の一番のお気に入り曲でもあります。さり気ないですが、Eric Robersonならではの味があります。
https://www.youtube.com/watch?v=7XU4umBju-4

「Hesitation」
Redhead Kingpinプロデュース。国内盤ライナーノーツに"R. Kelly"的と評されていましたが、確かにR. Kelly調のステッパーズですね。
https://www.youtube.com/watch?v=f_3nICd-yAw

「Just A Dream」
これまでもEric作品を手掛けてきたOsunladeプロデュース。元々はLarry Gold『Don Cello And Friends』(2003年)に収録されていた楽曲です。美しいストリングスをバックに、Ericがジェントルなヴォーカルで聴く者を包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=RiJI46gM4dU

「Softest Lips」
人気プロデューサー・デュオDre & VidalのVidal Davisプロデュース。セクシー・モードのエロEricを聴くことができます。これは貴重かも?
https://www.youtube.com/watch?v=8f3zy5YXq_Y

「Momma Told Me」
こちらはDre & Vidalのもう一人Andre Harrisプロデュース。New Edition「Is This the End」のフレーズも引用したソウル・テイストのミディアムに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=_5ftKca7TAo

「The Moon」
Boogaloo & Camilleプロデュース。記念すべきEricのデビュー・シングル(1994年、US R&Bチャート第33位)。ある意味本作のハイライトなのでは?その後のEricとはギャップがある1曲ですが、それだけに貴重な1曲なのでは?個人的にはJam & Lewisプロデュース曲っぽい感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=UxGJwE_OJUI

「We Can't Pretend」
Kev Brownプロデュース。ネオソウルらしい雰囲気のミディアム。乾いたリズムがこの時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2SOUKqCgJxU

「For Da Love Of The Game」
DJ Jazzy Jeffプロデュース。オリジナルはDJ Jazzy Jeff『The Magnificent』(2002年)に収録されています。Raheem DevaughnとV(Valvin Roane)をフィーチャーし、Pete Kuzmaがキーボードで参加しています。George Benson「Face It Boy, It's Over」をサンプリングしたメロウ・トラックが印象的なミディアムです。
https://www.youtube.com/watch?v=MQL5AyhzI0s

Eric Robersonの他作品もチェックを!

『Esoteric...』(2004年)
Esoteric

『The Vault, Vol. 1.5』(2004年)
Presents: The Vault 1.5

『...Left』(2007年)
レフト

『Music Fan First』(2009年)
Music Fan First

『Mister Nice Guy』(2011年)
Mr. Nice Guy

『The Box』(2014年)
The Box

Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』(2016年)
TIGALLERRO (ティガレロ) (直輸入盤帯付国内仕様)

『Fire』(2017年)
Fire

『Wind』(2017年)
Wind

『Earth』(2017年)
Earth
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2020年02月19日

Paula Lima『Sinceramente』

サンバ・ソウルのディーヴァ☆Paula Lima『Sinceramente』
シンセラメンチ
発表年:2006年
ez的ジャンル:サンバ・ソウル系ブラジリアン女性シンガー
気分は... :サンバ・ソウルで免疫力アップ!

今回はブラジルのサンバ・ソウル作品Paula Lima『Sinceramente』(2006年)です。

1971年サンパウロ生まれの女性シンガーPaula Limaの紹介は、毎年恒例の『ezが選ぶ2013年の10枚』にもセレクトした『O Samba E Do Bem』(2013年)に続き2回目となります。

また、彼女を大きくフィーチャリングしたFunk Como Le Gusta『Roda de Funk』(1999年)も紹介済みです。

本作『Sinceramente』(2006年)は、初めて国内盤がリリースされたアルバムであり、当時のハイブリッドな最新型サンバ・ソウルを提示してくれたアルバムです。

プロデュースはLuis Paulo SerafimBruno CardozoPaula LimaWalmir Borges

レコーディングにはWalmir Borges(cavaquinho、banjo、g、shaker、surdo)、Bruno Cardozo(org、el-p、clavinet、p、key)、Marcos "xuxa" Levy(key、syn、el-p)、Sizao Machado(b)、Robinho(b)、Laercio da Costa(conga、banjo、per)、Beto Vai-Vai(pandeiro、per effect)、Wilson Teixeira(fl)、DJ Marco(scratches、sampling)といったミュージシャンが参加しています。

Fundo de QuintalのメンバーArlindo Cruz、人気アーティストSeu Jorge、女性サンバ・シンガーAna Costa、大御所Joao Donato等の楽曲を取り上げています。

作者Ana Costaヴァージョンもお気に入りだった「Novos Alvos」、艶やかなメロウ・サンバ・グルーヴ「Tirou Onda」、70年代ジャズ・ファンク調のコズミック・サンバ「Negras Perucas」、サンセット・モードのSeu Jorge作品「Let's Go」、ダンサブルなブラジリア・ファンク「Eu Ja Notei」、ハイブリッドなモダン・サンバ・ソウル「Quero Pegar」あたりがおススメです。

今聴いて実にモダン&ハイブリッドなサンバ・ソウル作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Novos Alvos」
Mart'nalia/Ana Costa/Zelia Duncan作のメロウ・サンバがオープニング。。当ブログではアルバム『Novos Alvos』(2009年)に収録された作者Ana Costaのヴァージョンも紹介済みです。スタイリッシュなAna Costaヴァージョンが大好きでしたが、メロウネスの効いたサンバ・ソウルの本ヴァージョンも絶品です。この1曲を聴くだけでも本作をゲットした価値があります。
https://www.youtube.com/watch?v=TFNHbqvMwrs

Ana Costa「Novos Alvos」
 https://www.youtube.com/watch?v=06wFNJdjQps

「Como Diz o Ditado」
Edu Tedeschi作。ファンキーなハイブリッド・ジャズ・サンバ。スクラッチのアクセントがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=TqR5zEqugi0

「Tirou Onda」
Acyr Marques/Arlindo Cruz/Mauricao作。艶やかなメロウ・サンバ・グルーヴ。モダンなアレンジで僕好みの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=9KvLhXeqvwk

「Negras Perucas」
Marcus Vinicius/Nilo Pinheiro作。70年代ジャズ・ファンク調のクラヴィネットが格好良い1曲。コズミック&ダイナミックなサウンドとスケールの大きなPaulaのヴォーカルがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=1Sra3lf24YY

「Tudo Certo ou Tudo Errado」
Arlindo Cruz/Mauricao作。さり気ないですが実にモダンなサンバ・ソウルに仕上がっています。少し抑えたトーンの軽やかな語り口で歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=vX0X0kxKd1I

「Let's Go」
Seu Jorge/Tatta Spalla作。ビーチでのサンセット・モードが似合いそうなメロウ・チューン。実にロマンティックです。
https://www.youtube.com/watch?v=txBs3eeUGB4

「Eu Ja Notei」
Ana Carolina/Totonho Villeroy作。ダンサブルなブラジリア・ファンク。サウンド・センスが実に巧妙です。ファンク/ディスコ好きの人も気に入りそうな1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=T7Ffiun9qgQ

「Cuidar de Mim」
Seu Jorge/Roge/Gabriel Moura作。切ないラブ・ソングを情感たっぷりに歌い上げる哀愁メロウ・サンバ。
https://www.youtube.com/watch?v=5gEXj7EIFYI

「Ja Pedi pra Voce Parar」
Arlindo Cruz/Babi作。軽妙な語り口が印象的なモダン・サンバ。サウンドも実にお洒落です。
https://www.youtube.com/watch?v=bCLFz81XrkY

「Flor de Maracuja」
Joao Donato/Lysias Enio作。当ブログでも紹介したGal Costaヴァージョンでもお馴染みの1曲。ファンキーなGal Costaヴァージョンと対して、Paulaヴァージョンは落ち着いたモダン・サンバに仕上がっています。シンセやスクラッチのアクセントもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=nc0FyujUH1M

Gal Costa「Flor de Maracuja」
 https://www.youtube.com/watch?v=OCGYBrg5CAk

「Quero Pegar」
Totonho Villeroy作。R&Bテイストのモダン・サンバ・ソウル。本作らしいハイブリッド感覚を存分に楽しめます。抜群のサウンド・センスがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=0eaE2dXsLls

「Saudacoes」
Leci Brandao/Paulo Henrique作。本編ラストは哀愁サンバでしっとりと締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=vsdhC63szgk

「Eu Ja Notei (Versao Maxpop Radio Mix)」
国内盤ボーナス・トラック。「Eu Ja Notei」のリミックス。フロア仕様のハウス・チューンで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=n-0R5qY3eHo

ご興味がある方はPaula Limaの他作品もチェックを!

Funk Como Le Gusta『Roda de Funk』(1999年)
Roda De Funk

『E Isso Ai』(2001年)
E Isso Ai

『Diva Paulista』(2003年)
Diva Paulista

『Paula Lima』(2003年)
Paula Lima

『Samba Chic』(2008年)
Sambachic

『Outro Esquema』(2011年)
Outro Esquema

『O Samba E Do Bem』(2013年)
サンバの贈りもの
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2020年02月10日

DKD『Future Rage』

西ロンドンの最強トリオ☆DKD『Future Rage』
Future Rage
発表年:2003年
ez的ジャンル:西ロンドン系フューチャー・ソウル/ブギー/ブロークンビーツ
気分は... :センスメイキングが大事!

2000年代西ロンドンのクラブ・ミュージック/ブラック・ミュージックを隆盛を象徴する1枚、DKD『Future Rage』(2003年)です。

DKDは、4Heroでの活動を皮切りに、ロンドンの音楽シーンにインパクトを与えてきたDegoDennis McFarlane)、Bugz In The Atticの活動に加え、Degoとのタッグでもお馴染みのKaidi Tatham、同じくBugz In The AtticDaz-I-KueDarren Benjamin)によるユニット。

ユニット名はメンバー3名の頭文字です。

結局、DKD名義の作品は本作『Future Rage』(2003年)のみでしたが、西ロンドンの強力トリオによるフューチャー・ソウル/ブギー/ブロークンビーツは、今聴いて魅力的です。

プロデュースはDKD

アルバムにはLady AlmaBembe Segueといった西ロンドンの歌姫、4HeroMondo Grosso作品への参加で日本でもお馴染みの女性シンガーFaceRasiyahTammariah LewisMotet、さらにはUS男性ネオソウル・シンガーDonnieといったシンガーがフィーチャリングされています。

フューチャリスティックなブギーの「Future Rage」、Lady Almaをフィーチャーしたアーバン・フューチャー・ファンク「Getaway」、Bembe Segueをフィーチャーしたアーバン・メロウ「You Know It」、Degoらしさ全開のダンサブル・チューン「Super Amazing」、フューチャリスティックなアフロビート「Breakers Yard」Donnieをフィーチャーしたフューチャー・ソウル「We Can Make It」あたりが僕のおススメです。

2000年代西ロンドンの勢いを感じたい方はぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Getaway」
Lady Almaをフィーチャー。ブロークンビーツなフューチャー・ファンク。アーバンな雰囲気がLady Almaの艶やかなヴォーカルともフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZNEdtjqlZXc

「Brighter Day」
Rasiyah/Tammariah Lewisをフィーチャー。80年代エレクトリック・ファンクを2003年西ロンドン仕様にアップデートした仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=p_Fj1o4WDks

「You Know It」
Bembe Segueをフィーチャー。アーバン・メロウなフューチャー・ソウル。薄っすらとしたブラジリアン・フレイヴァーがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hsLR70Pw6t4

「No Time」
コズミック・ジャズ・ファンク調のインスト。70年代ジャズ・ファンクを西ロンドン仕様にしたような仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=V9CTJQKhSOQ

「Interlude: The Gravitational Pull Of Her (X3)」
インタールード。

「Future Rage」
タイトル曲はブロークンビーツなフューチャー・ブギー。ヴォーカルはFace、Dego、Kaidi Tatham。フューチャリスティックなファンキー・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fVS09se27Is

「Natty Head」
Rasiyahのヴォーカルをフィーチャー。印象的なビートのダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=tTnaO1aiedI

「Super Amazing」
ヴォーカルはFace、D.T.X.(Dego)。今聴くとDegoらしさ全開のダンサブル・チューン。西ロンドンならではのフューチャー・ブギーといった趣です。
https://www.youtube.com/watch?v=_THq28PSM5I

「Breakers Yard」
フューチャリスティックなアフロビートといった雰囲気のインスト・チューン。近未来的なトライバル・サウンドは刺激的です。

「Look Who's Talking」
本編ラストはMotetをフィーチャー。Adam Rockのスクラッチ入りのサウンド・システム的な仕上がりです。

「We Can Make It」
国内盤ボーナス・トラック。この曲のみBugz In The AtticのOrin Waltersとの共同プロデュース。US男性ネオソウル・シンガーDonnieをフィーチャー。ミッドナイトな疾走感がたまらないフューチャー・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=yzjyEJ2AEBY

DegoKaidi Tatham関連の過去記事もご参照ください。

4Hero『Parallel Universe』(1994年)
Parallel Universe

Tek 9『Simply』(1999年)
Simply (+ Bonus Tracks)

Neon Phusion『The Future Ain't the Same as It Used 2 B』(1999年)
The Future Ain't the Same as It Used 2 B

4Hero『Creating Patterns』(2001年)
Creating Patterns

Silhouette Brown『Silhouette Brown』(2004年)
シルエット・ブラウン

Bugz In The Attic『Back In The Doghouse』>(2006年)
Back in the Doghouse

4Hero『Play with the Changes』(2007年)
Play With the Changes (Dig)

2000Black『A Next Set A Rockers』(2008年)
ア・ネクスト・セット・ア・ロッカーズ

Dego『A Wha' Him Deh Pon?』(2011年)
A Wha Him Deh Pon ?

Dego『The More Things Stay The Same』(2015年)
The More Things Stay The Same (ザ・モア・シングズ・ステイ・ザ・セイム)

Dego & Kaidi『A So We Gwarn』(2017年)
ソー・ウィー・グワン (SO WE GWARN)

Kaidi Tatham『It's A World Before You』(2018年)
イッツ・ア・ワールド・ビフォア・ユー

Dego『Too Much』(2019年)
トゥー・マッチ
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