2021年09月15日

The Friends Of Distinction『Highly Distinct』

フリーソウル方面で再評価を高めた1枚☆The Friends Of Distinction『Highly Distinct』

発表年:1969年
ez的ジャンル:黒人男女コーラス・グループ
気分は... :派手さはなくとも・・・

60年代後半から70年代初めに活躍した黒人男女コーラス・グループThe Friends Of Distinctionの2ndアルバム『Highly Distinct』(1969年)です。

単独CD化が未実現であり、上記ジャケおよびAmazonへのリンクはデビュー・アルバム『Grazin'』(1969年)との2in1CDです。

The Hi-Fi'sのメンバーであったFloyd ButlerHarry Elstonが、Jessica CleavesBarbara Jean Loveという2人の女性ヴォーカリストと1968年にL.A.で結成したグループThe Friends Of Distinctionの紹介は、『Grazin'』(1969年)に続き2回目となります。

2ndアルバムとなる本作『Highly Distinct』(1969年)は、デビュー・アルバム『Grazin'』(1969年)と同様にフリーソウル方面で再評価を高めた1枚ですね。

プロデュースはJohn Florez

Willie Hutchらがヴォーカル・アレンジを手掛けています。

目立つのはフリーソウルな「Workin' On A Groovy Thing」、エヴァーグリーンなポップ・ソウル「We Got A Good Thing Goin'」Doorsの名曲カヴァー「Light My Fire」あたりですね。

それ以外にソフトロックな「It's Sunday」、フリーソウルなポップ・ソウル「Let Yourself Go」あたりもおススメです。

デビュー・アルバム『Grazin'』のような成功を収めることはできませんでしたが、侮れない内容の1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Impressions - Dialogue」
幻想的なアルバムのプロローグ。

「It's Just A Game Love」
Quincy Jonesが音楽を手掛けた映画『The Split(汚れた7人)』(1968年)の挿入歌をカヴァー(Quincy Jones/Ernie Shelby作)。感動的なビューティフル・バラードで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=AzxjxnPx8QY

「We Got A Good Thing Goin'」
Willie Hutch作。このグループらしいエヴァーグリーンな魅力を持ったポップ・ソウルを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=uJERgZ4SS4Q

「Workin' On A Groovy Thing」
Neil Sedaka/Roger Atkins作。オリジナルは1968年のPatti Drewヴァージョン。The 5th Dimensionのカヴァー・ヒットでも知られる曲ですね。当ブログではRichard "Groove" Holmesのカヴァーも紹介済みです。フリーソウル好きの人は気に入るであろうハッピー&グルーヴィーなポップ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=K179f5uIt9I

「It's A Wonderful World」
Arthur Reynolds作。エレガントなストリングス・アレンジを施したポップ・ソウル。正にワンダフル・ワールドな音世界を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=WEAgdfLCcFY

「It's Sunday」
Les Baxter作。ソフトロック・グループThe Sunshine Companyもカヴァーしている楽曲です。ソフトロック好きの人は気に入るであろうワンダフル・ポップに仕上がっています。僕の一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=lUO43GJOwOM

「Why Did I Lose You」
Carl D'Errico/Roger Atkins作。Jerry Butlerも取り上げていた楽曲。哀愁ポップなミディアム・グルーヴ。胸に込み上げてくるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=pQTbQ94H910

「Light My Fire」
ご存知Doorsの大ヒット曲「ハートに火をつけて」のカヴァー。当ブログでは、Julie Driscoll,Brian Auger & The TrinityAnanda ShankarJose FelicianoBrasilia Modern Sixのカヴァーも紹介済みです。ここでは擬似ライヴ仕様で「ハートに火をつけて」を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pfUIdE5odJ8

「This Generation」
Joseph A. Peay作。素敵なヴォーカル・ワークを披露してくれるバラード。オーセンティックな魅力に溢れています。
https://www.youtube.com/watch?v=7aj03op4tFA

「Let Yourself Go」
Willie Hutch作。ラストはフリーソウル好きの人は気に入るであろうグルーヴィーなポップ・ソウルで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=GabTXgTXL4Q

『Love Can Make It Easier/Reviviscence - Live to Light Again』(1973/1976年)
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2021年09月03日

Thelma Houston『Sunshower』

Jimmy Webbプロデュースのソロ・デビュー・アルバム☆Thelma Houston『Sunshower』
Sunshower
発表年:1969年
ez的ジャンル:ダンヒル系女性ソウル
気分は... :This Is Your Life!

今回は70〜80年代に活躍した女性ソウル・シンガーThelma Houstonのソロ・デビュー・アルバム『Sunshower』(1969年)です。

1946年ミシシッピ生まれの女性ソウル・シンガー/女優であるThelma Houstonについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚(発売順)。

 『Any Way You Like It』(1976年)
 『The Devil In Me』(1977年)
 『Ride To The Rainbow』(1979年)

The Art Reynolds Singersのメンバーとして活動していたThelma Houstonのソロ・デビュー・アルバムが本作『Sunshower』です。

本作以前に1966年と1967年にCapitolから2枚のソロ・シングルをリリースしていましたが、このデビュー・アルバムはDunhillからのリリースです。

プロデュース&アレンジはJimmy Webb
The Rolling Stonesの大ヒット曲カヴァー「Jumpin' Jack Flash」以外は、ソングライティングもすべてJimmy Webbです。

Hal Blaine(ds)、Joe Osborn(b)、Fred Tackett(g)、Mike Deasy(g)、Larry Knechtel(p、org、harpsichord)、Sherlie Matthews(back vo)、Ginger Blake(back vo)、Patrice Holloway(back vo)等がレコーディングに参加しています。

Jimmy Webbプロデュース作らしさを楽しむのであれば、「Everybody Gets To Go To The Moon」「Mixed-Up Girl」「Sunshower (From "His Own Dark City")」がおススメです。

躍動するソウル・シンガーThelma Houstonを楽しむのであれば、「Jumpin' Jack Flash」「Cheap Lovin'」がおススメです。

バラード系であれば、僕の一番のお気に入り、Norman Connorsもカヴァーした「This Is Your Life」をはじめ、「Someone Is Standing Outside」「This Is Where I Came In」がおススメです。

いろいろな意味で聴き所の多いデビュー・アルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Sunshower (From "His Own Dark City")」
オープニングを飾るタイトル曲は2ndシングルにもなりました。ストリングス入りのフォーキー・チューンはJimmy Webbプロデュースらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_Rc3CKmNzoA

「Everybody Gets To Go To The Moon」
アルバムからの1stシングル。エレガントなストリングスを配した躍動するポップ・ソウル。Jimmy Webbのアレンジとスケールの大きなThelmaのヴォーカルが調和したドラマチックな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=lvhF855H7X8

「To Make It Easier On You」
オーセンティックなバラードを情感たっぷりに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=-wGnEmBOZx0

「Didn't We」
Richard Harris、1968年のシングルをカヴァー。しっとり歌い上げるバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=94kqibOSJgc

Skyzoo and 9th Wonder「Come Back」、Daniel Swain「This Time Around」のサンプリング・ソースとなっています。
Skyzoo and 9th Wonder「Come Back」
 https://www.youtube.com/watch?v=qbT5bfsM7c4
Daniel Swain「This Time Around」
 https://www.youtube.com/watch?v=jyIru1jxHKg

「Mixed-Up Girl」
しっとりとしたイントロから一転、軽快に疾走するフォーキー・ポップ・ソウルが展開されます。躍動するThelmaのヴォーカルがいいですね。美しいストリングスもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ZTx3UbtIrjY

「Someone Is Standing Outside」
素晴らしいストリングスを配したポップ・バラードをThelmaが素晴らしい表現力で歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=jEW6UkDNYA4

「Jumpin' Jack Flash」
The Rolling Stonesの大ヒット曲をカヴァー(Mick Jagger/Keith Richards作)。3rdシングルにもなりました。お馴染みのロック名曲のドライヴ感を受け継ぐ、躍動感のあるパンチの効いたカヴァーに仕上がっています。Jimmy Webbらしいストリングスのスパイスもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=2V1Gif8jOdU

「This Is Where I Came In」
味わい深いバラード。Thelmaのソウル・シンガーとしての魅力を存分に満喫できます。終盤のHal Blaine、Joe Osbornによるリズム隊の演奏が格好良いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=F9iMVj1YR7M

Alpha feat. Jarvis Cockerがカヴァーしています。また、Skyzoo and 9th Wonder「The Spirit」、Classified feat. Snak the Ripper and Slug「Never Stop the Show」のサンプリング・ソースとなっています。
Alpha feat. Jarvis Cocker「This Is Where I Came In」
 https://www.youtube.com/watch?v=kjcJpj5jhcw
Skyzoo and 9th Wonder「The Spirit」
 https://www.youtube.com/watch?v=dPA17gAWI3Q
Classified feat. Snak the Ripper and Slug「Never Stop the Show」
 https://www.youtube.com/watch?v=tFdjiScKUdw

「Pocketful Of Keys」
ハープシコードの音色が印象的な哀愁バラードをThelmaがしみじみと歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=-VNwbjSgKWc

Jimmy Webb自身のセルフ・カヴァーがアルバム『And So: On』(1971年)に収録されています。
Jimmy Webb「Pocketful Of Keys」
 https://www.youtube.com/watch?v=tSjoQ4ZHw3k

「This Is Your Life」
当ブログではNorman Connorsヴァージョンを紹介済みのバラード。僕の場合、Norman Connorsヴァージョンで本曲を先に知り、名バラードとして認知していたので、このオリジナルを聴き、さらに感動が増しました。
https://www.youtube.com/watch?v=e5tl2qNMaHU

前述のNorman Connorsをはじめ、The 5th Dimension、Billy Paul、Asha Puthliがカヴァーしています。また、M.E.D. feat. Blu「This Is Your Life」のサンプリング・ソースとなっています。
Norman Connors「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=8htjUKV8jBg
The 5th Dimension「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=HjTHSSIXMI0
Billy Paul「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=_MZB4FFKz9k
Asha Puthli「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=y9Q6fhSHvEo
M.E.D. feat. Blu「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=wlVhmYCwX58

「Cheap Lovin'」
Hal Blaineの格好良いドラミングと共にスタートするファンキー・グルーヴ。「Jumpin' Jack Flash」と並ぶ格好良さです!Thelmaのヴォーカルも躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=ntCwX62jOzo

Barbara Randolph、The Supremesがカヴァーしています。
The Supremes「Cheap Lovin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=vmG4mXhEEjY

「If This Was The Last Song」
ラストはカントリー・ゴスペル調のバラードで感動的なフィナーレを迎えます。
https://www.youtube.com/watch?v=8T9eiqJPWG8

Thelma Houstonの他作品もチェックを!

『Thelma Houston』(1972年)


Thelma Houston & Pressure Cooker『I've Got The Music In Me』(1975年)
I've Got the Music in Me

『Any Way You Like It』(1976年)
エニイ・ウェイ・ユー・ライク・イット

『The Devil In Me』(1977年)
ザ・デヴィル・イン・ミー

Thelma Houston & Jerry Butler『Thelma & Jerry/Two to One』(1977/1978年) ※2in1CD
Thelma & Jerry/Two to One

『Ride To The Rainbow』(1979年)
ライド・トゥ・ザ・レインボウ

『Breakwater Cat/Never Gonna Be Another One』(1980/1981年) ※2in1CD
BREAKWATER CAT + NEVER GONNA BE ANOTHER ONE
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2021年08月14日

Cal Tjader『Soul Burst』

レア・グルーヴ人気作☆Cal Tjader『Soul Burst』

発表年:1966年
ez的ジャンル:ヴァイヴ系クール・ラテン・ジャズ
気分は... :9年ぶり!失礼しました・・・

今回は人気ヴァイブ奏者Cal Tjader(1925-1982年)の『Soul Burst』(1966年)です。

これまで紹介したCal Tjader作品は以下の5枚。

 『Soul Sauce』(1968年)
 『The Prophet』(1968年)
 『Sounds Out Burt Bacharach』(1968年)
 Cal Tjader & Charlie Byrd『Tambu』(1974年)
 『Amazonas』(1976年)

Cal Tjaderはコンスタントに紹介してきたつもりですが、前回紹介したのが2012年、ロンドン五輪の前だったので約9年ぶりです。時が経つのはあっという間ですね。

さて、Verveからリリースされた本作『Soul Burst』(1966年)は『Rare Groove A to Z』にも掲載された再評価の高い作品です。

プロデュースはCreed Taylor

Cal Tjader(vibe、cabasa、cymbals)、Chick Corea(p)、Attila Zoller(g)、Richard Davis(b)、Bobby Rodriguez(b)、Grady Tate(ds)、Carlos "Patato" Valde(congas、vo)、Jose Mangual(timbales、bongos)、Victor Pantoja(per)、Jerome Richardson(fl)、Jerry Dodgion(fl)、Seldon Powell(fl)がレコーディングに参加しています。

Chick CoreaOliver Nelsonがアレンジャーを務めています。

レア・グルーヴとして、再評価が高いのは「Descarga Cubana」「Oran」「Cuchy Frito Man」「Manteca」の4曲。

The Pharcyde「Groupie Therapy」のサンプリング・ソースとして知られる「The Bilbao Song」、クールなラテン・ジャズ「Soul Burst(Guajera)」Joao Donato作品のカヴァー「It Didn't End(Nao Se Acabou)」あたりも要チェックです。

レア・グルーヴ人気作に相応しい1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Cuchy Frito Man」
Ray Rivera/Vin Roddie作。Tjaderのヴァイヴが映える洗練されたグルーヴィー・ブーガルーがオープニング。スパニッシュ・ヴォーカルのアクセントもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=t2QQBrCOGwE

「Descarga Cubana」
Osvaldo Estivill作。スリリングなラテン・パーカッションに、Chick Coreaのモーダルなピアノ、軽やかなフルートが絡むグルーヴィー・デスカルガ。文句なしに格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=xCn1swHdFKQ

Legion of D.U.M.E.「Son's of Sam」のサンプリング・ソースとなっています。
Legion of D.U.M.E.「Son's of Sam」
 https://www.youtube.com/watch?v=J6p415FZ4Rw

「Soul Burst(Guajera)」
Cal Tjader作。タイトル曲はパーカッションを効かせつつも、落ち着いた雰囲気のクールなラテン・ジャズに仕上がっています。Tjaderのヴァイヴ、Chick Coreaのピアノのエレガントな響きがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=EqEb28KI_tw

「The Bilbao Song」
Bertolt Brecht/Kurt Weill作。本作の中では異彩を放つミステリアスなバラード。時空を飛び越えて不思議な迷宮に入り込んだような気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=ZxgcZq-h5ro

The Pharcyde「Groupie Therapy」、D.I.T.C. feat. Sadat X and Grand Puba「I Flip Styles」、Dr. Who Dat?「Beat Rock」のサンプリング・ソースとなっています。
The Pharcyde「Groupie Therapy」
 https://www.youtube.com/watch?v=PhcZWsjZUis
D.I.T.C. feat. Sadat X and Grand Puba「I Flip Styles」
 https://www.youtube.com/watch?v=DTPCEpVpe3U
Dr. Who Dat?「Beat Rock」
 https://www.youtube.com/watch?v=6JHGm7dWJEk

「Manteca」
Dizzy Gillespieのアフロ・キューバン・ジャズ名曲をカヴァー(Dizzy Gillespie/Chano Pozo/Gil Fuller作)。当ブログではRay TerraceQuincy Jonesのカヴァーを紹介済みです。ここではアフロ・キューバン・ジャズ名曲をブーガルー調のグルーヴィー&スリリングなカヴァーで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=MTHihjUfERU

「It Didn't End(Nao Se Acabou)」
Joao Donato作品のカヴァー。オリジナルは『The New Sound of Brazil』(1965年)収録。
The Dust Brothers「Hessel, Raymond K.」のサンプリング・ソースとなっています。ラテン・パーカッション、フルート、Tjaderのヴァイヴ、Chick Coreaのピアノが一体となったモーダルなラテン・ジャズといった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PXWdGjjRkCY

「My Ship」
ブロードウェイ・ミュージカル『Lady in the Dark』(1941年)のために書かれた楽曲をカヴァー(Ira Gershwin/Kurt Weill作)。当ブログではAlice BabsJacky Terrasson & Cassandra Wilsonのカヴァーも紹介済みです。ここではポピュラー・スタンダードをフルートとヴァイヴが良く似合うソフトリーなラテン・ジャズで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Mwusdg4YkJw

「Morning」
Clare Fischer作。Chick Coreaの雰囲気のあるピアノがグッドなラウンジ・ラテン・ジャズで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=xNJJ-dnJByQ

INI feat. Pete Rock「No More Words」、Starving Artists Crew「Feed the Homeless」のサンプリング・ソースとなっています。
INI feat. Pete Rock「No More Words」
 https://www.youtube.com/watch?v=o6vt6q8DsXc
Starving Artists Crew「Feed the Homeless」
 https://www.youtube.com/watch?v=eFX65K4YAkY

「Oran」
Chick Corea作。スリリング&グルーヴィーな疾走感がたまらないデスカルガ。ここでも軽やかなTjaderのヴァイヴとモーダルなChick Coreaの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=8lpm-140Dt8

「Curacao」
Cal Tjader作。ラストは本作らしいモーダル&クールなラテン・ジャズで締め括ってくれます。ジャズとラテンのバランスが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=PAOJIuREvDc

Madlib「Rapper X Radio」等のサンプリング・ソースとなっています。
Madlib「Rapper X Radio」
 https://www.youtube.com/watch?v=XEyHcs8jiBw

Cal Tjaderの過去記事のご参照下さい。

『Soul Sauce』(1964年)
Soul Sauce

『The Prophet』(1968年)
ザ・プロフェット

『Sounds Out Burt Bacharach』(1968年)
サウンズ・アウト・バート・バカラック(紙ジャケット仕様)

Cal Tjader & Charlie Byrd『Tambu』(1974年)
Tambu

『Amazonas』(1976年)
Amazonas
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2021年08月05日

Darrell Banks『Darrell Banks Is Here!』

ノーザン・ダンサー「Open The Door To Your Heart」収録☆『Darrell Banks Is Here!』
ダレル・バンク・イズ・ヒア
発表年:1967年
ez的ジャンル:悲運のソウル・シンガー
気分は... :ノーザン・ダンサー!

今回は悲運のソウル・シンガーDarrell Banksのデビュー・アルバム『Darrell Banks Is Here!』(1967年)です。

警官との銃撃戦となり、悲劇的な最期を遂げた悲運のソウル・シンガーDarrell Banks(1937-1970年)の紹介は、2ndアルバム『Here To Stay』(1969年)に続き2回目となります。

デビュー・アルバムとなる本作『Darrell Banks Is Here!』(1967年)は、ノーザン・ソウル名盤として再評価が高い1枚です。

実際にはRevilot Recordsからの2枚のシングルA/B面というデトロイト録音4曲と、ATCO Recordsからの2枚のシングルA/B面4曲+2曲というN.Y.録音6曲から構成されています。

プロデュースはDon Davis

やはり、ヒットしたデビュー・シングル「Open The Door To Your Heart」をはじめとする、Revilot時代のノーザン・ダンサー4曲に本作の魅力が凝縮されています。

N.Y.録音6曲の中では、ノーザン・ダンサー調の「Angel Baby (Don't You Ever Leave Me)」、漆黒のファンキー・グルーヴ「I've Got That Feelin'」、ディープなソウル・バラード「I'm Gonna Hang My Head And Cry」あたりが僕好み。

軽快なノーザン・ダンサーとディープなソウル・バラード。
Darrell Banksの魅力を存分に堪能できるデビュー・アルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Here Come The Tears」
Gerald Sims作。Gene Chandler、1965年のシングルをカヴァー。ATCOからシングル・リリースされました。雰囲気たっぷりに歌い上げるソウル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Fmgyn2Bf94w

「I've Got That Feelin'」
Gene Redd/Jimmy Crosby/Rosemarie McCoy作。シングル「Here Come The Tears」のB面曲。漆黒のファンキー・サウンドを堪能できる1曲。イケイケになりすぎない抑えたトーンが逆にいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=07dVSAnVYvw

「I'm Gonna Hang My Head And Cry」
Donald Bell/Cleveland Horn/Rosemarie McCoy/Gene Redd作。ディープなソウル・バラード。Darrellの濃厚ヴォーカルを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=cvv__JPQVvo

「Look Into The Eyes Of A Fool」
Gene Redd/Cleveland Horn/Donald Bell作。シングル「Angel Baby (Don't You Ever Leave Me)」のB面曲。少しテンポを落としたミディアム・グルーヴでDarrellの味わい深いヴォーカルを楽しめるようになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ie6zX0yaEF0

「Our Love (Is In The Pocket)」
George Clinton/Rosemarie McCoy作。シングル「Open The Door To Your Heart」のB面曲。作者にP-Funk軍団の総帥George Clintonの名がクレジットされている点で興味深いですね。George Clintonのイメージとかけ離れた、ビートの効いた軽快なノーザン・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gJ7BZZsRRi8

J.J. Barnesがカヴァーしています。
J.J. Barnes「Our Love (Is In The Pocket)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Wq1Igdv9AYs

「Open The Door To Your Heart」
Darrell Banks作。1966年にリリースされた、Revilotからのデビュー・シングル。前述のようにUSチャート第27位、同R&Bチャート第2位のヒットとなりました。ノーザン・ダンサー・クラシックとして人気の1曲。実にキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=8t9Y-YNxOy4

The Capitols、Jackie Wilson、Gloria Lynne、Tyrone Davis、Gregory IsaacsBetty Wrightがカヴァーしています。
The Capitols「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZwcJP6dFQzc
Jackie Wilson「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=7d8nglHHJ9s
Gloria Lynne「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=7_iYh8UJiZI
Tyrone Davis「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=z3Sys6lJkg0
Gregory Isaacs「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=_UJveBQPZc0
Betty Wright「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=uSAvcOnTv0I

「Angel Baby (Don't You Ever Leave Me)」
Sylvia Moy/Henry Cosby作。ATCOからシングル・リリースされました。Revilot時代を受け継ぐようなビートの効いた軽快なソウル・ダンサーに仕上がっています。聴いた途端に心躍らせるキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=6lZNJawjP6A

「Somebody (Somewhere Needs You)」
Frank Wilson/Marc Gordon作。Revilotからの2ndシングル。USチャート第34位、同R&Bチャート第50位となっています。「Open The Door To Your Heart」同様、キャッチーなノーザン・ダンサーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=4UQgmta7ECU

「Baby What'cha Got (For Me)」
Charles Hatcher(Edwin Starr)/J. J. Barnes作。シングル「Somebody (Somewhere Needs You)」のB面曲。ファンキーなノーザン・ダンサーな僕好み。女性コーラス隊もいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Yx9cFZApeE4

「You Better Go」
Teddy Randazzo/Lou Stallman/Bob Weinstein作。ラストは抑えたトーンのソウル・バラードで味わい深く締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=v3HD7Hctsiw

『Here To Stay』(1969年)
ヒア・トゥ・ステイ
posted by ez at 13:22| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月20日

Barbara Acklin『Love Makes a Woman』

Brunswickの歌姫のデビュー・アルバム☆Barbara Acklin『Love Makes a Woman』

発表年:1968年
ez的ジャンル:Brunswick系レディ・ソウル
気分は... :センス・オブ・ワンダー!

今回はシカゴ・ソウルの名門レーベルBrunswickを代表する女性ソウル・シンガーBarbara Acklinのデビュー・アルバム『Love Makes a Woman』(1968年)です。

カリフォルニア州オークランド生まれ、シカゴ育ちの女性ソウル・シンガーBarbara Acklin(1943-1998年)の紹介は、『Seven Days Of Night』(1969年)に続き2回目となります。

プロデューサーCarl Davisに見出され、シカゴ・ソウルの名門レーベルBrunswickの歌姫となるBarbara Acklinですが、そのデビュー・アルバムとなるのが本作『Love Makes a Woman』(1968年)です。

プロデュースはCarl Davisと後に旦那様となるEugene RecordThe Chi-Lites)。アレンジはSonny Sanders

アルバムからはタイトル曲「Love Makes A Woman」がUSチャート第15位、同R&Bチャート第3位のシングル・ヒットとなりました。

アルバムは「What The World Needs Now Is Love」「The Look Of Love」というHal David/Burt Bacharach作の名曲カヴァー2曲でスタートします。

個人的には、チャーミングな「Come And See Me Baby」「Please Sunrise, Please」、切々とした哀愁バラード「Yes I See The Love (I Missed)」Luluの大ヒット曲カヴァー「To Sir, With Love」、グルーヴィー・ソウル「Be By My Side」、CDボーナス・トラックの1967年のシングル曲「Fool, Fool, Fool (Look in the Mirror)」あたりもおススメです。

チャーミングなデビュー・アルバムを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「What The World Needs Now Is Love」
Hal David/Burt Bacharach作品のカヴァー1曲目。オリジナルはJackie DeShannonのヒット曲。お馴染みの名曲をチャーミングなソウル・ヴォーカルで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pNt2iMj_p6I

本曲に関して、当ブログではCal TjaderEnoch LightDwight TribleSamuel Jonathan JohnsonThe Sweet InspirationsBuild An Arkのカヴァーも紹介済みです。

「The Look Of Love」
Hal David/Burt Bacharach作品のカヴァー2曲目。オリジナルはDusty Springfieldが歌った映画007シリーズ『Casino Royal』の主題歌。ビートを効かせたサウンドをバックに少し妖艶な雰囲気のヴォーカルで歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=lRGvolNzEgQ

本曲に関して、当ブログではDelfonicsGimmicksChristopher ScottCharles HullVoices In LatinDorothy AshbyWillie BoboThe Metersのカヴァーも紹介済みです。

「The Old Matchmaker」
Barbara Acklin/Eugene Record作。ポップ・ソウルなミディアム。華やかさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=nCK7b_j9_KA

「Come And See Me Baby」
Eugene Record作。彼女らしいチャーミングなソウル・ヴォーカルを満喫できる僕好みのミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=5LMIJtM3j4g

「I've Got You Baby」
Karl Tarleton/James Cleveland作。ホーン&ストリングスが盛り上げてくれるポップ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=w4BgUMnQa1w

「Love Makes A Woman」
Carl Davis/Eugene Record/Gerald Sims/William Sanders作。タイトル曲はUSチャート第15位、同R&Bチャート第3位となったヒット・シングル。彼女がBrunswick期待の新星であったことを実感できるスケールの大きなソウル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=aav2Dl9tdAw

Phoebe Snow、Joyce Simsがカヴァーしています。
Phoebe Snow「Love Makes A Woman」
 https://www.youtube.com/watch?v=73CSTozB_Ms
Joyce Sims「Love Makes A Woman」
 https://www.youtube.com/watch?v=iloBx1iOtkc

「Please Sunrise, Please」
Barbara Acklin/Eugene Record作。キュートに歌い上げるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=yUPbpaNr5ds

Young-Holt Unlimited、Lionel Hamptonがカヴァーしています。
また、Floppy Circus「All the Happy Days」のサンプリング・ソースとなっています。
Young-Holt Unlimited「Please Sunrise, Please」
 https://www.youtube.com/watch?v=fkPcxJ9SOZs
Lionel Hampton「Please Sunrise, Please」
 https://www.youtube.com/watch?v=Uo1s1ErhP74
Floppy Circus「All the Happy Days」
 https://www.youtube.com/watch?v=IKcggRmxhH4

「Your Sweet Loving」
Billy Butler作。ボーナス・トラックとして収録の1967年のシングル「Fool, Fool, Fool (Look in the Mirror)」のB面曲にもなったミディアム・バラード。味わいのあるヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=4sIkxq5DRac

「Yes I See The Love (I Missed)」
Eugene Record作。切々とした雰囲気にグッとくるポップ・ソウルな哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=gLtoPTOqUzM

「To Sir, With Love」
イギリス映画『To Sir, With Love(いつも心に太陽を)』(1967年)の主題歌。Luluが歌いUSチャートNo.1となった大ヒット曲をカヴァー(Don Black/Marc Loudon作)。ビートを効かせたキュートなポップ・ソウルで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jTihozrGpnI

「Be By My Side」
Barbara Acklin/Eugene Record作。本編ラストは僕好みのグルーヴィー・ソウルで締め括ってくれます。サックス・ソロも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y7nC8xAGOqo

「Fool, Fool, Fool (Look in the Mirror)」
CDボーナス・トラック。1967年のシングル曲。Peggy March、1966年のシングル曲をカヴァー(Rudy Clark作)。初々しくキュートなソウル・グルーヴは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=mflq51lCmOQ

Barbara AcklinBrunswick時代の他作品もチェックを!

『Seven Days Of Night』(1969年)
セヴン・デイズ・オブ・ナイト

『Someone Else's Arms』(1970年)
サムワン・エルスズ・アームズ

『I Did It』(1971年)
アイ・ディド・イット(期間限定価格盤)

『I Call It Trouble』(1973年)
アイ・コール・イット・トラブル+1
posted by ez at 02:03| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする