2020年07月02日

The Friends Of Distinction『Grazin'』

デビュー・ヒット「Grazing in the Grass」収録☆The Friends Of Distinction『Grazin'』

発表年:1969年
ez的ジャンル:黒人男女コーラス・グループ
気分は... :withコロナな夏・・・

いよいよ7月ですね。
withコロナな夏はどうなるのか・・・

60年代後半から70年代初めに活躍した黒人男女コーラス・グループThe Friends Of Distinctionのデビュー・アルバム『Grazin'』(1969年)です。

単独CD化が未実現であり、上記ジャケおよびAmazonへのリンクは2ndアルバム『Highly Distinct』(1969年)との2in1CDです。

The Friends Of Distinctionは、元The Hi-Fi'sのメンバーであったFloyd ButlerHarry Elstonが、Jessica CleavesBarbara Jean Loveという2人の女性ヴォーカリストと1968年にL.A.で結成したグループ。

ちなみにThe Hi-Fi'sには、Lamonte McLemoreMarilyn McCooというThe 5th Dimensionのメンバーも在籍していました。

本作『Grazin'』(1969年)でデビューしたグループは、いきなり「Grazing in the Grass」(USチャート第3位、同R&Bチャート第5位)、「Going in Circles」(USチャート第15位、同R&Bチャート第3位)という2曲のヒットを飛ばし、人気を博しました。

その後、『Highly Distinct』(1969年)、『Real Friends』(1970年)、『Whatever』(1970年)、『Friends & People』(1971年)、『Love Can Make It Easier』(1973年)、『Reviviscence - Live to Light Again』(1975年)といったアルバムをリリースしています。

ソウル好きのみならず、ソフトロック好き、フリーソウル好きからの支持も高いグループですね。

そんなグループの魅力が最も凝縮されたアルバムがデビュー・アルバムとなる本作『Grazin'』(1969年)です。

オリジナル・ジャケはこんな感じです。
『Grazin'』(1969年)
the friends of distinction grazin.jpg

アルバムはUSアルバム・チャート第35位、同R&Bアルバム・チャート第10位となっています。

プロデュースはJohn Florez

レコーディングにはAl Casey(g)、Arthur G. Wright(g)、Max Bennett(b)、Jim Gordon(ds、per)、King Errison(congas)、Gary Coleman(per)、Buddy Childers(tp、flh)、Bud Brisbois(tp)、Plas Johnson(fl、clarinet)、Jim Horn(fl、ts)等のミュージシャンが参加しています。

ハイライトは当然「Grazing in the Grass」ということになりますが、Beatles「And I Love Her」のカヴァー「And I Love Him」Kenny Rankin作のカヴァー「Peaceful」、Ray Charlesのカヴァー「(A) Sweet Young Thing Like You」、ソフトロックな「Help Yourself (To All of My Lovin')」あたりも個人的にはおススメです。

まずは「Grazing in the Grass」を聴いてみてください!
できればPizzicato Five「Happy Sad」とセットで聴きましょう!

全曲紹介しときやす。

「Grazing in the Grass」
Hugh Masekelaのカヴァー(Philemon Hou/Harry Elston作)。Masekelaのオリジナル(インスト)はアルバム『The Promise of a Future』(1968年)に収録されています。シングルにもなり、USチャート第3位、同R&Bチャート第5位の大ヒットとなったグループの代表曲。爽快ハッピーなポップ・ソウルは聴いているだけでスマイルになりますね。
https://www.youtube.com/watch?v=cjYrski71II

この曲といえば、Pizzicato Five「Happy Sad」の元ネタとしてお馴染みですね。「Happy Sad」大好き人間としては、その意味でも聴き逃せない1曲です。
Pizzicato Five「Happy Sad」
 https://www.youtube.com/watch?v=Pyz6jxodGKs

「I've Never Found a Girl (To Love Me Like You Do)」
Eddie Floyd、1968年のヒット曲をカヴァー(Booker T. Jones/Eddie Floyd/Alvertis Isbell作)。ソウル・コーラス・グループらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ss2n6aZcnuw

「I Really Hope You Do」
The Sophisticates、1967年のシングル曲をカヴァー(Anita Poree/Jerry Peters作)。しっとりとしたバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=Z1JAq1N4AM4

Ghostface Killah feat. Masta Killa and Killa Sin「Revenge Is Sweet (The Brown Tape)」、Panacea「Speak-O-Vision」のサンプリング・ソースとなっています。
Ghostface Killah feat. Masta Killa and Killa Sin「Revenge Is Sweet (The Brown Tape)」
 https://www.youtube.com/watch?v=cjWNTD3i0g4

「(A) Sweet Young Thing Like You」
Ray Charles、1967年のシングル曲をカヴァー(Big Dee Irwin作)。スウィートなポップ・ソウル感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=aHdgtfed7JI

Create & Devastate feat. Masta Ace and Stricklin「The Hitman」のサンプリング・ソースとなっています。
Create & Devastate feat. Masta Ace and Stricklin「The Hitman」
 https://www.youtube.com/watch?v=aBL2_tsGuEc

「Going in Circles」
Anita Poree/Jerry Peters作のオリジナル。「Grazing in the Grass」と並ぶグループの代表曲であり、シングルとしてUSチャート第15位、同R&Bチャート第3位のヒットとなりました。「Grazing in the Grass」とは好対照な哀愁バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=vBkYN7wYQFk

The Gap BandIsaac Hayes、Carolyn Franklin、The Natural Four、Wayne McGhie & the Sounds of Joy、Luther Vandross、Dwight T. Ross、Esther Phillips、Carrie Lucas、Tierra等がカヴァーしています。

また、Hocus Pocus「W0:00」、Ideal J「Attaque Contre Attaque」、Reks「Til Ya Hair Turns Grey」等のサンプリング・ソースとなっています。

The Gap Band「Going in Circles」
 https://www.youtube.com/watch?v=meV45IAecW0
Isaac Hayes「Going in Circles」
 https://www.youtube.com/watch?v=ocm8M0BvOhI
Carolyn Franklin「Going in Circles」
 https://www.youtube.com/watch?v=mwJi9lgERGQ
The Natural Four「Going in Circles」
 https://www.youtube.com/watch?v=_j6l2JaWEm0
Wayne McGhie & the Sounds of Joy「Going in Circles」
https://www.youtube.com/watch?v=HYwgxw0VwUk
Luther Vandross「Going in Circles」
https://www.youtube.com/watch?v=BxlYSV2dMY8
Dwight T. Ross「Going in Circles」
https://www.youtube.com/watch?v=rNYOzLnAcNc
Carrie Lucas「Going in Circles」
https://www.youtube.com/watch?v=vWh2_ZSuutI
Tierra「Going in Circles」
 https://www.youtube.com/watch?v=mRM1CZTtGOI
Hocus Pocus「W0:00」
 https://www.youtube.com/watch?v=mxFpjTM8GXs
Ideal J「Attaque Contre Attaque」
 https://www.youtube.com/watch?v=wXDK6Ha1IY0
Reks「Til Ya Hair Turns Grey」
 https://www.youtube.com/watch?v=cZDzHuratus

「Eli's Comin」
Three Dog Nightのヒットでも知られるLaura Nyro作品をカヴァー。オリジナルは『Eli And The Thirteenth Confession』(1968年)収録。コーラス・グループとししての実力の高さを存分に示してくれるドラマティックな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=xHqbDz5jigg

Curren$y「Moe Chettah」のサンプリング・ソースとなっています。
Curren$y「Moe Chettah」
 https://www.youtube.com/watch?v=m36ET0mQC_c

「Help Yourself (To All of My Lovin')」
ソウル・デュオJames & Bobby Purify、1968年のシングル曲をカヴァー(Scott English/Mark Barkan/Jerry Ross作)。ソフトロック好きの人が気に入りそうな仕上がり。

「Baby I Could Be So Good at Loving You」
男性R&BシンガーClyde McPhatter、1968年のシングルB面曲をカヴァー(Buzz Clifford作)。クラリネットの音色が印象的なコーラス・グループらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=CSWftqXp2cU

Black Sheep「Forever Luvlee」のサンプリング・ソースとなっています。
Black Sheep「Forever Luvlee」
 https://www.youtube.com/watch?v=Fm-ttJ55_mo

「And I Love Him」
Beatles「And I Love Her」のカヴァー(John Lennon/Paul McCartney作)。オリジナルは『A Hard Day's Night』(1964年)に収録されています。オリジナルとは異なる魅力を持ったThe Friends Of Distinctionならではの絶品カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=-cSH2Gxv37M

Nas feat. Chrisette Michele「Hope」、Rick Ross feat. Jay-Z「Maybach Music」、Young Chris「Never Die」、Rapsody feat. Raheem DeVaughn and Ab-Soul「Nonfiction」等30トラック以上のサンプリング・ソースとなっています。
Nas feat. Chrisette Michele「Hope」
 https://www.youtube.com/watch?v=zrCcIiz5RBA
Rick Ross feat. Jay-Z「Maybach Music」
 https://www.youtube.com/watch?v=U8phE-QTaQU
Young Chris「Never Die」
 https://www.youtube.com/watch?v=UverNKsE32k
Rapsody feat. Raheem DeVaughn and Ab-Soul「Nonfiction」
 https://www.youtube.com/watch?v=hzOCOQhS_6A

「Peaceful」
Georgie FameやHelen Reddyのヒットでも知られるKenny Rankin作品をカヴァー。Kenny Rankinのオリジナルはデビュー・アルバム『Mind Dusters』(1967年)収録。また、人気作『Like a Seed』(1972年)にニュー・アレンジ・ヴァージョンが収録されています。本ヴァージョンは60年代後半らしいラブ&ピース感があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=aqw7pP7e5Pk

「Lonesome Mood」
Roy Porter作。ラストはムーディーなバラードですが、サイケなアクセントをつけているのはこの時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mJTb2waNNDA

Talib Kweli feat. Kanye West and Roy Ayers「In the Mood」、Little Brother feat. Dynas「Deeper」等のサンプリング・ソースとなっています。
Talib Kweli feat. Kanye West and Roy Ayers「In the Mood」
 https://www.youtube.com/watch?v=_hkEFrQk21Q
Little Brother feat. Dynas「Deeper」
 https://www.youtube.com/watch?v=qaVDrrZVmPo

The Friends Of Distinctionの場合、多くのオリジナル・アルバムのCD化未実現なのが残念ですね。
posted by ez at 00:54| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月19日

John Barry『The Knack...And How To Get It (Soundtrack)』

スウィンギン・ロンドンなサントラ☆John Barry『The Knack...And How To Get It (Soundtrack)』

発表年:1965年
ez的ジャンル:スウィンギン・ロンドン系サントラ
気分は... :いよいよ全面解禁!

今回は映画サントラJohn Barry『The Knack...And How To Get It (Soundtrack)』(1965年)です。

映画『The Knack...And How To Get It』(1965年)は、監督Richard Lester、主演Rita Tushinghamの青春コメディ。無名時代のJane Birkinも出演しています。

ロンドンを席捲したスウィンギン・ロンドンのムーヴメントを反映した本作は、1965年のカンヌ映画祭でグランプリ(パルムドール)を受賞しています。

DVD『The Knack...And How To Get It』(1965年)


監督のRichard Lesterは、『A Hard Day's Night』(1964年)、『Help』(1965年)という2本のBeatles映画でもお馴染みですね。

その2本のBeatles映画の間に撮影されたのが『The Knack...And How To Get It』(1965年)です。

音楽を手掛けたのは『007』シリーズでお馴染みのJohn Barry

彼が手掛けた音楽もスウィンギン・ ロンドンを象徴するサントラとして高い人気を誇っています。随所で印象的なオルガンを聴かせてくれるのはAlan Haven

『Blow-Up』(1966年)、『Here We Go 'Round The Mulberry Bush 』(1968年)といった過去に紹介したスウィンギン・ ロンドンのサントラのようなキャッチーさはありませんが、John Barryのセンスの良さが詰まったオーケストレーション・サウンドを楽しめます。

スウィンギン・ ロンドンにご興味がある方は映画とサントラをセットでチェックしてみては?

全曲紹介しときやす。

「The Knack - Main Theme」
メイン・テーマはエレガントなジャズ・ワルツですが、Alan Havenのグルーヴィーなオルガンを隠し味で効かせているのがスウィンギン・ ロンドンらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DRP-4XDVI8M

「Here Comes Nancy Now!」
映画音楽らしいオーケストレーションの中にもJohn Barryらしいスタイリッシュなセンスが感じられます。
https://www.youtube.com/watch?v=mhMt8dzn5Bs

「Photo Strip」
Alan Havenのオルガンを前面に打ち出したスウィンギン・ ロンドンらしい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=OrkA6qfk2xk

「Three On A Bed」
オーケストレーションによるムーディーな演奏ですが、クールなミュート・トランペットの音色がいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=qW_VzXMcev0

「Blues And Out」
Alan Havenによるブルージーでモッドなオルガンの音色にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=xfAOFRzndKM

「The Knack」
タイトル曲のJohnny De Littleによるヴォーカル・ヴァージョン。少し哀愁ムードが漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=_TmtNzvSQq8

「And How To Get It」
スリリングなシネ・ジャズとして人気なのが本トラック。オーケストレーション、女性スキャット、Alan Havenのグルーヴィー・オルガンのバランスが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=uHAoHKd0prk

「Something's Up!」
格好良いオルガン・ジャズに仕上がっているのがこのトラック。スウィンギン・ ロンドンらしさを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=ReSRtd68lws

「Doors & Bikes And Things」
青春コメディのサントラらしいコミカルな演奏を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=cuTJJO3R4eQ

「Ecstasy!」
リラックスしたオーケストレーションが印象的な演奏ですが、Alan Havenのオルガンが加わると一気にスウィンギン・ ロンドンらしくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=SaKTkLdajDM

「End Title - The Knack」
ラストは青春の甘酸っぱさを感じる美しいオーケストレーションで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=4_M5Xea2qSk

ご興味がある方は他のスウィンギン・ ロンドン・サントラ作品の過去記事もご参照ください。

Original Soundtrack『Blow-Up』(1966年)
Blow Up

The Spencer Davis Group/Traffic『Here We Go 'Round The Mulberry Bush (Original Motion Picture Soundtrack) 』(1968年)
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2020年06月11日

Francoise Hardy『Ma Jeunesse Fout Le Camp』

ヒット曲「もう森へなんか行かない」収録☆Francoise Hardy『Ma Jeunesse Fout Le Camp』
もう森へなんか行かない
発表年:1967年
ez的ジャンル:イエイエ系女性シンガー・ソングライター
気分は... :もう森へなんか行かない!

1960年代後半から70年代前半にかけて流行したフレンチ・ポップ"イエイエ(Ye-Ye)"を代表する女性アーティストの1人であるFrancoise Hardy『Ma Jeunesse Fout Le Camp』(1967年)です。

女性シンガー・ソングライターであると同時に、モデル、映画女優としても活躍したFrancoise Hardyの紹介は、『Gin Tonic』(1980年)、『Et Si Je M'en Vais Avant Toi』(1972年)に続3回目となります。

タイトル曲「Ma Jeunesse Fout Le Camp(もう森へなんか行かない)」で有名なアルバムです。

バックのオーケストレーションはCharles Blackwell Orchestraがメインですが、2曲ではLed ZeppelinJohn Paul Jonesが手掛けています。

少し寂しげなフレンチ・ヴォーカルがフィットする魅惑のフレンチ・ポップを満喫できます。

タイトル曲以外であれば、「La Fin De L'Ete」「Mon Amour Adieu」「Qui Peut Dire」「Des Ronds Dans L'eau」「Mais Il Y A Des Soirs」あたりがおススメです。

6月はフレンチ・ポップが似合う季節なのでは?

全曲紹介しときやす。

「Ma Jeunesse Fout Le Camp」
Guy Bontempelli作。邦題「もう森へなんか行かない」で知られるタイトル曲。日本でも山田太一脚本のTVドラマ『沿線地図』(1979年)のテーマ曲に使われたらしいです。哀愁メロディと寂しげなフランス語の響きが印象的です。何かを喪失していく悲しみ、寂しさのようなものがしみじみ伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=pBOncEj8Wt0

「Viens La」
Francoise Hardy作。憂いを帯びたHardyのヴォーカルにグッとくる、フレンチ・ポップならではの美しも切ないバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=7YEauPiTe8U

「Mon Amour Adieu」
Francoise Hardy/Tina Hasell作。アコギの響きとキュートなHardyのヴォーカルの組み合わせがいい感じのフレンチ・フォーキー。
https://www.youtube.com/watch?v=uU-E9r8cwXc

「La Fin De L'Ete」
Jean-Max Riviere/Gerard Bourgeois作。フレンチ・ポップならではの愛らしさにグッとくる1曲。個人的に好きな1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=pP2-2Tuid7g

「En Vous Aimant Bien」
Francoise Hardy作。Led ZeppelinのJohn Paul Jonesがオーケストレーションを手掛けている美しいフレンチ・ポップ。
https://www.youtube.com/watch?v=QxhrJJAdlAA

「Qui Peut Dire」
Francoise Hardy作。フレンチ・ポップにロック・フィーリングも取り入れてアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=TCugKgvgpTk

「Des Ronds Dans L'eau」
Pierre Barouh/Raymond Le Senechal作。映画『Vivre Pour Vivre』(1967年)挿入歌のカヴァー。美しいオーケストレーションを配したフレンチ・ポップらしいビューティフル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=32sJszxSgWA

「Il N'y A Pas D'amour Heureux」
Louis Aragon/Georges Brassens作。美しいピアノをバックに切々と歌う寂しげなバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=wGKxW9rLWTQ

「Il Est Trop Loin」
Daniel Hortis/Danyel Gerard作。フォーク・ロック調のミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=9MnAxDrXtHA

「Mais Il Y A Des Soirs」
Francoise Hardy作。この曲もLed ZeppelinのJohn Paul Jonesがオーケストレーションを手掛けています。夢の中のフレンチ・ポップといった感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=0Yf_nSKh_LM

「Voila」
Francoise Hardy作。フレンチ・ポップらしい艶めかしいウィスパー・ヴォーカルが映える1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=c1mDUrexTKo

「C'etait Charmant」
Francoise Hardy作。ラストはフランス語の語感の響きがよく似合う、寂しげなバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=-lhqyU7W3qU

他のFrancoise Hardy作品もチェックを!

『Francoise Hardy』(1962年)
フランソワーズ・アルディ

『Le premier bonheur du jour』(1963年)
Le Premier Bonheur Du Jou

『L'amitie』(1965年)
L'amitie

『La Maison Ou J'ai Grand』(1966年)
La Maison Ou J'ai Grandi

『Comment Te Dire Adieu』(1968年)
さよならを教えて

『En Anglais』(1969年)
En Anglais

『Soleil』(1970年)
アルディのおとぎ話

『La question』(1971年)
La Question (Fra)

『Et Si Je M'en Vais Avant Toi』(1972年)
Et Si Je M'En Vais Avant Toi

『Message personnel』(1973年)
私小説

『Entr'acte』(1974年)
夜のフランソワーズ

『Musique saoule』(1978年)
J'Ecoute De Musique Saoule

『Gin Tonic』(1980年)
Gin Tonic
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2020年06月01日

Mike Bloomfield, Al Kooper & Steve Stills『Super Session』

ロック史に残るスーパー・セッション☆Mike Bloomfield, Al Kooper & Steve Stills『Super Session』

発表年:1968年
ez的ジャンル:スーパー・セッション系ロック/ブルース・ロック
気分は... :元祖スーパー・セッション!

今回はロック名盤としてお馴染みの1枚、Mike Bloomfield, Al Kooper & Steve Stills『Super Session』(1968年)です。

Al KooperMike BloomfieldStephen Stillsという3名のミュージシャンの共演アルバムですが、Al Kooperが2人を招いたセッションであり、実質的にはAl Kooperのアルバムと呼べると思います。

その主役Al Kooperについて、当ブログでの紹介は『New York City (You're A Woman)』(1971年)、『Naked Songs』(1972年)に続き、3回目となります。調べたら、約13年ぶりのAl Kooperのエントリーとなります。

往年のロック・ファンには名盤としてお馴染みの1枚ですね。スーパー・スターの共演という訳ではありませんが、玄人好みのミュージシャンが集まって"スーパー・ユニット"を結成し、ジャム・セッション・スタイルでロック・アルバムを作り上げた点で当時としては画期的な作品だったようです。アルバムはUSアルバム・チャート第12位のヒットとなりました。

元々はAl KooperPaul Butterfield Blues BandThe Electric Flagへの参加で知られる敏腕ギタリストMike Bloomfieldに声をかけ、2人の共演アルバムとなる予定であったのが、Bloomfieldが途中で離脱(逃亡)してしまったため、急遽Stephen Stillsを呼び寄せて、残りのセッションを行ったものです。

こんな経緯ですが、レコーディング・メンバーはAl Kooper(p、org、vo、g)、Mike Bloomfield(g)、Stephen Stills(g)、Harvey Brooks(b)、Eddie Hoh(ds)。

全9曲のうち、前半5曲がMike Bloomfield参加セッション、残り4曲がStephen Stills参加セッションです。Mike Bloomfield参加セッションはブルース・ロック色が強く、それと比較してStephen Stills参加セッションはバラエティに富んだ印象です。

Mike Bloomfieldのブルージーなギターを堪能したいのであれば、「Albert's Shuffle」「Really」ですが、格好良いブルース・ロック「Stop」、サイケな「His Holy Modal Majesty」もKooper/Bloomfieldの共演らしいと思います。

Stephen Stills参加セッションならば、Bob Dylan「It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry」Donovan「Season of the Witch」という2曲のカヴァーが目立ちます。また、格好良いロック・チューン「You Don't Love Me」も気に入っています。「Season of the Witch」はサンプリング・ソースとしても人気です。

スーパー・セッションという割に派手さはありません。
でも、それがこのセッション・アルバムの魅力でもあると思います。

全曲紹介しときやす。

「Albert's Shuffle」
Al Kooper/Mike Bloomfield作。Mike Bloomfieldのギター・プレイを堪能できるブルージーなインストがオープニング。セッション・アルバムらしい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=UHFPVOEKEfA

「Stop」
Howard TateのR&Bヒットをカヴァー(Jerry Ragovoy/Mort Shuman作)。ソウルフルなKooperのオルガンとBloomfieldのブルージー・ギターの組み合わせが絶妙な
ブルース・ロックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=2QzxtVvt9M0

Diamond D & The Psychotic Neurotics「Check One, Two」、Blumentopf「Neulich in Der City」等のサンプリング・ソースとなっています。
Diamond D & The Psychotic Neurotics「Check One, Two」
 https://www.youtube.com/watch?v=Bb1d5qQv3pw
Blumentopf「Neulich in Der City」
 https://www.youtube.com/watch?v=biwag64pL0I

「Man's Temptation」
Curtis Mayfield作品のカヴァー。オリジナルは1963年のGene Chandlerヴァージョン。Kooperのヴォーカル入りのソウル・チューンに仕上がっています。オーバー・ダビングしたホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=cBopPNUn8kA

Killer Mike「The Next Bitch」のサンプリング・ソースとなっています。
Killer Mike「The Next Bitch」
 https://www.youtube.com/watch?v=9QW2fW3Ga0A

「His Holy Modal Majesty」
Al Kooper/Mike Bloomfield作。この時代らしい空気が漂うサイケなブルース・ロック。Kooperの電子キーボードのマッドな音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=C7Srl6ED2sA

「Really」
Al Kooper/Mike Bloomfield作。Kooper/Bloomfieldの共演らしいブルース・チューン。2人のオルガン&ギターを存分に楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=XmPtLMFunKo

ここまでがstrong>Mike Bloomfield参加セッション。
次からがStephen Stills参加セッションです。

「It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry」
Bob Dylan作品をカヴァー。オリジナルは『Highway 61 Revisited』(1965年)に収録されています。
当ブログではLeon Russellのカヴァーも紹介済みです。これはいかにもStephen Stills参加曲といった雰囲気のフォーク/カントリー・ロックです。KooperファンよりもStillsファンが喜ぶ1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Qz47XGsi2e0

「Season of the Witch」
Donovanのサイケ名曲をカヴァー。オリジナルは『Sunshine Superman』(1966年)に収録されています。当ブログではJulie Driscoll, Brian Auger & The Trinityのカヴァーを紹介済みです。セッション・アルバムらしいソウル・フィーリングがいい感じですね。ギタリストとしてのStillsに注目しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=NWkMMXgQohc

本曲はサンプリング・ソースとしても人気です。Main Source「Just Hangin' Out」The Pharcyde「Ya Mama」Pete Rock & C.L. Smooth feat. Heavy D,Deda, Grap Luva and Rob-O「The Basement」、Black Moon「Son Get Wrec」、Ali Dee「Bring It On」、Bobby Hughes Experience「Seasons」、Rob Swift「Funk Time」、DJ Stitches & Rhyme Valore「Sleepy Theme」等のサンプリング・ソースとなっています。
Main Source「Just Hangin' Out」
 https://www.youtube.com/watch?v=cDz29sva4FM
The Pharcyde「Ya Mama」
 https://www.youtube.com/watch?v=lnCeZY6nxjQ
Pete Rock & C.L. Smooth and Heavy D feat. Deda, Grap Luva and Rob-O「The Basement」
 https://www.youtube.com/watch?v=oaSB6MIZkSc
Black Moon「Son Get Wrec」
 https://www.youtube.com/watch?v=kJOrcZMEKyA
Ali Dee「Bring It On」
 https://www.youtube.com/watch?v=-_sXwVOBJtg
Bobby Hughes Experience「Seasons」
 https://www.youtube.com/watch?v=Q_7rLAGDOfQ
DJ Stitches & Rhyme Valore「Sleepy Theme」
 https://www.youtube.com/watch?v=qKyJy_qH5dg

「You Don't Love Me」
Willie Cobbsのカヴァー。ロック・チューンという意味ではこのセッションが一番キャッチーで格好良いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=5kgeqWv7a1o

「Harvey's Tune」
ラストはベースで参加のHarvey Brooksの作品。この演奏だけは他のトラックと異なり、やけに耳障りの良いホーン・サウンド中心のジャズ風インストになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=QUT_NQ4tbTI

Schkoonk!「Sale Histoire」、Gang Society「Dem Streetz」、Blood of Abraham「Paranoia Is Awareness」、Masta Ace feat. Punchline & Wordsworth「I Like Dat」のサンプリング・ソースとなっています。
Schkoonk!「Sale Histoire」
 https://www.youtube.com/watch?v=KJ71QF5UK1M
Gang Society「Dem Streetz」
 https://www.youtube.com/watch?v=RZ972wjgSlo
Blood of Abraham「Paranoia Is Awareness」
 https://www.youtube.com/watch?v=CBZa3Al3qeU
Masta Ace feat. Punchline & Wordsworth「I Like Dat」
 https://www.youtube.com/watch?v=K9v9eixnw6c

Al Kooperの他作品もチェックを!

『I Stand Alone』(1968年)


Mike Bloomfield & Al Kooper『The Live Adventures of Mike Bloomfield and Al Kooper』(1969年)


『You Never Know Who Your Friends Are』(1969年)


『Easy Does It』(1970年)


Al Kooper & Shuggie Otis『Kooper Session』(1970年)


『New York City (You're A Woman)』(1971年)
紐育市(お前は女さ)

『Naked Songs』(1972年)


『A Possible Projection of the Future/Childhood's End』(1972年)


『Act Like Nothing's Wrong』(1976年)


『Championship Wrestling』(1982年)

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2020年05月21日

Dave Pike『Limbo Carnival』

カリプソにアプローチした1枚☆Dave Pike『Limbo Carnival』

発表年:1963年
ez的ジャンル:カリプソ系ジャズ・ヴァイヴ
気分は... :リンボー・ダンス!

ジャズ・ヴァイヴ奏者Dave Pike『Limbo Carnival』(1963年)です。

当ブログでこれまで紹介したDave Pike関連作品は以下の6枚。

 The Dave Pike Quartet『Pike's Peak』(1961年)
 Dave Pike『Bossa Nova Carnival』(1962年)
 Dave Pike And His Orchestra『Manhattan Latin』(1964年)
 The Dave Pike Set『Noisy Silence-Gentle Noise』(1969年)
 The Dave Pike Set『Four Reasons』(1969年)
 The New Dave Pike Set & Grupo Baiafro In Bahia『Salomao』(1972年)

本作『Limbo Carnival』(1963年)は、Pikeがカリプソにアプローチした作品です。アルバム・タイトルにあるリンボ(Limbo)はリンボー・ダンスでお馴染みのカリプソのダンス音楽のことです。

トリニダード・トバゴ起源のスティールパンの代わりに、Pikeがヴァイヴ/マリンバを奏でるといった感じです。

レコーディング・メンバーはDave Pike(vibe、marimba)、Leo Wright(as)、Jimmy Raney(g)、Tommy Flanagan(p)、George Duvivier(b)、Ahmed Abdul-Malik(b)、William Correo(ds)、Ray Barretto(congas)

カリビアンな楽曲のカヴァーが中心です。

ただし、僕のお気に入りはスウィンギーな「Mambo Bounce」「Catin' Latin'」の2曲。

カリプソらしい演奏であれば、Sonny Rollinsの名曲カヴァー「St. Thomas」をはじめ、Chubby Checkerのヒットで知られる「Limbo Rock」、Charlie Parker作品のカヴァー「My Little Suede Shoes」あたりがおススメです。

開放的なカリビアン・ジャズを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「La Bamba」
Ritchie ValensやLos Lobosでお馴染みのメキシカン・トラディショナルをカヴァー。当ブログではWillie Boboのカヴァーも紹介済みです。お馴染みの名曲をカリプソ・テイストで楽しめます。ここでのPikeはマリンバを軽快に奏でます。
https://www.youtube.com/watch?v=Tq_wS05qSwU

「My Little Suede Shoes」
Charlie Parker作品のカヴァー。当ブログではGrant Greenのカヴァーも紹介済みです。軽やかで開放的な疾走感が心地好い演奏です。落ち着いた煌びやかさのあるPikeのヴァイヴが映えます。Flanaganのピアノ・ソロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=HA2rkIn7-WM

「Matilda」
Norman Span作。Harry Belafonteヴァージョンで知られるカリプソ・ソングをカヴァー。マリンバの音色が似合うトラディショナルで軽快な演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=7mOOD--ScX4

「Mambo Bounce」
Sonny Rollins作品のカヴァー1曲目。冒頭のPikeのヴァイヴとFlanaganのピアノの掛け合いが印象的です。スウィンギーなジャズ演奏にほんのりとカリビアンな隠し味を効かせています。
https://www.youtube.com/watch?v=2nNbNY4MdJQ

「Limbo Rock」
Jon Sheldon/Billy Strange作。Chubby Checkerのヒットで知られる楽曲をカヴァー。オリジナルはThe Champsヴァージョンです。開放的に疾走するカリビアン・ジャズに仕上がっています。スティールパン代わりのPikeのマリンバも実に軽やかです。
https://www.youtube.com/watch?v=hOQYtQaTjzc

「Calypso Blues」
Nat King Coleのカヴァー(Nat King Cole/Don George作)。土着的な演奏ですが、独特なミステリアス感があります。
https://www.youtube.com/watch?v=9S2menfduAs

「Catin' Latin'」
ジャズ・サックス奏者Pony Poindexterの作品をカヴァー。大好きなJohnny Lytle「Selim」あたりに通ずる格好良さがある演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=HQmdGI5ZLPE

「St. Thomas」
Sonny Rollins作品のカヴァー2曲目。当ブログでも紹介した名盤『Saxophone Colossus』(1956年)収録の名曲ですね。ここでは少しアップテンポにして軽快に疾走する演奏で楽しめませてくれます。この曲にはヴァイヴの音色がよく似合いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=1uwFEL2RY0s

「Jamaica Farewell」
Harry Belafonteでお馴染みの楽曲をカヴァー(Lord Burgess作)。当ブログではThe Gramophone Allstars Big Bandのカヴァーも紹介済みです。ノスタルジックな雰囲気のカリビアン・ジャズで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pbM1CmV3Aqs

Dave Pike関連の他作品もチェックを!

Dave Pike『It's Time for Dave Pike』(1961年)
It's Time for Dave Pike

The Dave Pike Quartet『Pike's Peak』(1961年)
PIKE'S PEAK

Dave Pike『Bossa Nova Carnival』(1962年)
ボサ・ノヴァ・カーニヴァル+リンボ・カーニバル

Dave Pike And His Orchestra‎『Manhattan Latin』(1964年)
Manhattan Latin (Dig)

The Dave Pike Set『Got the Feeling』(1968年)
Got the Feeling

The Dave Pike Set『Noisy Silence-Gentle Noise』(1969年)
ノイジー・サイレンス-ジェントル・ノイズ(紙ジャケット仕様)

The Dave Pike Set『Four Reasons』(1969年)
Four Reasons

Dave Pike『The Doors of Perception』(1970年)
Doors of Perception

The Dave Pike Set『Live at the Philharmonie』(1970年)
Live at the Philharmonie (Mlps)

The Dave Pike Set『Infra-Red』(1970年)
Infra-Red

The Dave Pike Set『Album』(1971年)
アルバム

The New Dave Pike Set & Grupo Baiafro In Bahia『Salomao』(1972年)
Salomao
posted by ez at 03:24| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする