2020年10月22日

The Byrds『The Notorious Byrd Brothers』

サイケデリックな1枚☆『The Notorious Byrd Brothers』

発表年:1968年
ez的ジャンル:サイケデリック・フォーク・ロック
気分は... :第4のメンバーは馬?

久々にThe Byrdsのエントリーです。
前回The Byrdsを取り上げたのが2008年なので12年ぶりですね。

自分ではそのような感覚はまったくないのですが、多分12年間The Byrds作品を殆ど聴いていなかったということだと思います。

今回セレクトしたのは、ファンの間では評価の高い1枚、『The Notorious Byrd Brothers』(邦題:名うてのバード兄弟)(1968年)です。

1960年代から70年代初めに活躍したフォーク・ロック/カントリー・ロック・バンドThe Byrdsについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『Mr. Tambourine Man 』(1965年)
 『Fifth Dimension』(1966年)
 『Younger Than Yesterday』(1967年)
 『Ballad Of Easy Rider』(1969年)

本作『The Notorious Byrd Brothers』(1968年)は、グループの転換期の1枚であり、時代の流れとグループ内の混乱が入り混じった1枚です。

プロデュースは前作『Younger Than Yesterday』(1967年)と同じくGary Usher

本作はThe Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1967年)の影響を感じるサイケデリックなトータル・コンセプトに仕上がっています。これはメンバーというよりGary Usherの志向性だったのかもしれませんね。

ジャケに写るメンバーは、Roger McGuinn(vo、g、moog)、Chris Hillman(vo、b、mandolin)、Michael Clarke(ds)の3名。

David Crosby(vo、g、b)はアルバム収録曲を巡って対立し、レコーディング途中でグループを脱退してしまっています。そのDavid Crosbyの代わりに馬がメンバーと共に写っているのがビミョーですね。

そんな状況で元メンバーGene Clarkにも声がかかり、バック・ヴォーカルで参加しています。

また、レコーディングにはClarence White(g)、Red Rhodes(pedal steel)、Jim Gordon(ds)、Hal Blaine(ds)、Curt Boettcher(back vo)James Burton(g)、Paul Beaver(p、moog)、Barry Goldberg(org)等のミュージシャンが参加しています。

アルバムを貫く幻想的なサイケ・フィーリングが今日の僕の気分に実にフィットします。

いきなりのブラス・サウンドに驚かされる「Artificial Energy」Crosby脱退の一因となった曰くつきのシングル曲「Goin' Back」、ソフト・サイケな魅力にあふれた「Natural Harmony」「Draft Morning」The CityでセルフカヴァーしたCarole King作品「Wasn't Born to Follow」、異色のカントリー・ワルツ「Get to You」というオリジナルLPのA面の流れがとてもいいですね。

長らく我が家のCD棚の奥に眠っており、アルバム通しで聴いたのは15年ぶり位ですが、サイケデリックなフォーク・ロックが昔よりも僕の耳にフィットした気がします。

全曲紹介しときやす。

「Artificial Energy」
Roger McGuinn/Chris Hillman/Michael Clarke作。意表を突くブラス・サウンドが印象的なオープニング。ブラス・ロックのイメージが強いですが、よく聴くとR&Bフィーリングもある掴みどころのない感じが魅力かも?
https://www.youtube.com/watch?v=WLGsh611Qk4

「Goin' Back」
Carole King/Gerry Goffin作。Dusty Springfield、1966年のシングル曲のカヴァー。David Crosby作の「Triad」の巡る対立からアルバムの制作の遅れていたため、レコード会社からの提案でレコーディングし、シングル・リリースした楽曲です(ヒットはしませんでしたが)。結局、本曲のアルバム収録、「Triad」のアルバム収録否決が原因でCrosbyはグループを去りました。そんな背景が絡んだシングル曲ですが、サイケでバロックなソフトロックはアルバムで最もキャッチーな仕上がりです。もっとも、そのポップさをCrosbyは嫌っていたのですが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=i849OKrpPms

「Natural Harmony」
Chris Hillman作。ソフトなサイケ感覚が魅力のフォーキー・チューン。霧の中を彷徨うような幻想ワールドがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=3P1vtN6bUq0

「Draft Morning」
David Crosby/Chris Hillman/Roger McGuinn作。サイケで、『Sgt. Pepper's 』的で、ラブ&ピースで反戦というこの時代らしいエッセンスが凝縮された1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=1ancCWvjm80

「Wasn't Born to Follow」
Carole King/Gerry Goffin作。その後のカントリー・ロック路線を連想させますが、途中のアシッドなアクセントは本作ならではですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PrU9iI2VxPE

作者Carole Kingは自身が参加していたThe Cityでセルフ・カヴァーしています。当ブログでも紹介した『Now That Everything's Been Said』(1968年)に収録されています。

「Get to You」
Gene Clark/Roger McGuinn作(※クレジット上はRoger McGuinn/Chris Hillman作)。ストリングスを配したカントリー・ワルツ。独特の雰囲気があっていい感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=ZzwvuEGnVbs

ここまでがオリジナルLPのA面です。折り返しでオリジナルLPのB面へ・・・

「Change Is Now」
Roger McGuinn/Chris Hillman作。本作ならではのサイケデリック・カントリー。カントリー嫌いの僕でも、こういうのは大歓迎です。
https://www.youtube.com/watch?v=sJOmHWxS-Jc

「Old John Robertson」
Roger McGuinn/Chris Hillman作。これはモロにカントリー色が前面に出ていますが、ストリングスやヴォーカル・ワークのおかげで、僕の嫌いなカントリーの一歩手前で踏みとどまっています。
https://www.youtube.com/watch?v=7lQtKZ6NPf0

「Tribal Gathering」
David Crosby/Chris Hillman作。ジャズ、ロック、サイケ、ソフトロックのエッセンスが入り混じった印象的な1曲。アルバムのいいアクセントになっているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=6sdlv420roM

「Dolphin's Smile」
David Crosby/Chris Hillman/Roger McGuinn作。タイトルの通り、イルカの鳴き声を模したようなシンセ音と共に始まるDavid Crosbyらしいサイケ・フォーキー・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=-6fS2gLRBUc

「Space Odyssey」
Roger McGuinn/Robert J. Hippard作。ラストはタイトル通り、スペイシーな仕上がり。Stanley Kubrick監督の『2001: A Space Odyssey(2001年宇宙の旅)』(1968年)にインスパイアされた曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=lWiSmhUBDi8

オリジナルは以上の11曲ですが、最近の再発CDにはDavid Crosby脱退の原因となった「Triad」もボーナス・トラックで追加収録されています。「Triad」Jefferson Airplaneも取り上げていますね(アルバム『Crown of Creation』収録)。
「Triad」
https://www.youtube.com/watch?v=6e2BEqFD798

The Byrdsの他作品もチェックを!

『Mr. Tambourine Man 』(1965年)


『Turn! Turn! Turn!』(1965年)


『Fifth Dimension』(1966年)


『Younger Than Yesterday』(1967年)


『Sweetheart of the Rodeo』(1968年)


『Dr. Byrds & Mr. Hyde』(1969年)


『Preflyte』(1969年)


『Ballad Of Easy Rider』(1969年)


『(Untitled)』(1970年)


『Byrdmaniax』(1971年)


『Farther Along』(1971年)


『Byrds』(1973年)
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2020年10月07日

Eddie Cano & His Quintet『Brought Back Live From P.J.'s』

レア・グルーヴ方面でも人気のラテン・ジャズ☆Eddie Cano & His Quintet『Brought Back Live From P.J.'s』

発表年:1967年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系グルーヴィー・ラテン・ジャズ
気分は... :超適応!

今回は60年代ラテン・ジャズからEddie Cano & His Quintet『Brought Back Live From P.J.'s』(1967年)です。

レア・グルーヴ方面でも人気のラテン・ジャズ作品ですね。

Eddie Cano(1927-1988年)はL.A.出身のメキシコ系アメリカ人ラテン・ジャズ・ピアニスト。

40年代後半からプロ・ミュージシャンとして活動し、50年代後半から自身のリーダー作をリリースするようになりました。

アルバム『Eddie Cano At P.J.'s』(1961年)収録の「A Taste Of Honey」はグラミーにもノミネートされました。

今回紹介する『Brought Back Live From P.J.'s』(1967年)はDunhillからリリースされたハリウッドのナイトクラブでのライヴ・アルバムです。

メンバーはEddie Cano(p)、David Troncoso(b)、Eddie Talamantes(ds)、Max Garduno(congas)、Frank Gutierrez(per)。

プロデュースはBones Howe

本作の再評価を決定づけた「I Can't Cry Anymore」「I'll Never Forget You」の2曲がハイライトですかね。

個人的にはオープニングを飾るヒップ「Slip, Slip」が一番のお気に入り。それ以外にYoung Holt Trioのカヴァー「Wack Wack」「El Pito (I'll Never Go Back To Georgia)」「Louie Louie」というグルーヴィーなブーガルー2曲、ラテン・ソウルな「Guantanamera」もおススメです。

レア・グルーヴ好きのためのラテン・ジャズ・ライヴ作品とでも言いたくなる格好良い1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Slip, Slip」
David Troncoso/Eddie Cano作。個人的には一番のお気に入り。今聴いても鮮度が落ちていないオシャレなラテン・ジャズがオープニング。センス抜群のヒップなCanoのピアノに一発でKOされてしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=RCAQz1ft4qI

「La Bamba」
Lauro Bianco作。Ritchie ValensやLos Lobosでお馴染みのメキシカン・トラディショナルをカヴァー。当ブログではWillie BoboDave Pikeのカヴァーも紹介済みです。リズミックなCanoのピアノを強調したライヴならではのノリノリの「La Bamba」を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=FRWDM50IhcA

「Wack Wack」
Young Holt Unlimitedの前身Young Holt Trioのカヴァー(Eldee Young/N.D. Walker/Red Holt作)。随所で格好良いパーカッション・ブレイクを満喫できる軽快かつエキサイティングなラテン・ジャズ。ライヴならではの臨場感がサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=L4rEXl5KUGA

「Mira Como Es」
Eddie Cano/Eddie Talamantes作。ヴォーカル入りの哀愁ラテン・ジャズ・グルーヴ。華麗なタッチのピアノで楽しませてくれます。

「I Can't Cry Anymore」
Eddie Cano作。本作に再評価を決定づけたグルーヴィー・ラテン・ジャズ。リズミックなCanoのピアノ、打楽器隊が繰り出すアッパーなリズム・シャワー(特にコンガのパーカッシヴな響きがサイコー)が灼熱のラテン・ワールドへ誘ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=bo_rTFDgAco

「Monday Monday」
同じDunhillのレーベル・メイトThe Mamas & The Papas、1966年USチャートNo.1の大ヒット曲をカヴァー(John Phillips作)。お馴染みのヒット曲をラテン・タッチで聴かせてくれます。Canoのピアニストとしての魅力に触れることができます。

「Louie Louie」
Richard Berry And The Pharaohs、1961年のシングル曲をカヴァー(Richard Berry作)。ラテン好きにはたまらないグルーヴィーなブーガルー!聴いていれば自ずとテンション上がってきますね。
https://www.youtube.com/watch?v=Xh2qAOQtnPA

「Guantanamera」
David Troncoso/Eddie Cano作。ストリート感のあるラテン・ソウル。会場全体が盛り上がっているのがよく分かります。彼らの感度の良さに脱帽です。
https://www.youtube.com/watch?v=ZINmXM5CK6M

「Brown & Blue」
David Troncoso作。アイスブレイクのラテン・ジャズといった雰囲気の演奏です。

「I'll Never Forget You」
Eddie Cano作。この演奏も人気が高いのでは?打楽器隊のハイテンションなラテン・リズムにアドレナリン出まくりです。ラテン・ジャズならではのエレガントさを織り交ぜたメリハリを効かせ方もオシャレです。
https://www.youtube.com/watch?v=hGTWqqXGwmc

「Don't Ever Change」
Eddie Cano作。ラテン・リズムを効かせつつ、落ち着いた雰囲気の哀愁ラテンで会場を一度クール・ダウンさせてくれます。

「El Pito (I'll Never Go Back To Georgia)」
Joe Cuba Sextet、1966年のシングル曲をカヴァー(Jimmy Sabater作)。ラストはパーティー・ブーガルーで盛り上がって締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=xWzUj9__EAY

『Cole Porter & Me』(1956年)


Eddie Cano and His Sextet『Deep in a Drum』(1958年)


Eddie Cano『Here Is The Fabulous Eddie Cano』(1961年)
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2020年09月28日

Steve Miller Band『Children Of The Future』

サイケでブルースなデビュー・アルバム☆Steve Miller Band『Children Of The Future』

発表年:1968年
ez的ジャンル:サイケデリック・ロック/ブルース・ロック
気分は... :サイケ?ブルース?

今回はSteve Miller Bandのデビュー・アルバム『Children Of The Future』(1968年)です。

リーダーSteve Millerを中心にサンフランシスコで結成されたロック・グループSteve Miller Bandの紹介は、2ndアルバム『Sailor』(1968年)に続き2回目となります。

コロナ禍でCDショップに全く行っていない影響もあって、この半年間、久々にロックを聴く機会が増えています。家のCD棚からしばらく聴いていなかったアルバムたちを引っ張り出し、懐かしさと以前は気づかなかった新たな発見を楽しんでいます。

本作Steve Miller Band『Children Of The Future』(1968年)もそんな1枚です。

1967年6月のモントレー・ポップ・フェスティバルへの出演で注目を浴び、
Capitolとの契約に成功し、デビューのチャンスを得たSteve Miller Band

本作はロンドン録音ですが、まだ何の実績もない新人アーテイストをロンドンへ送り込むあたりにレコード会社の期待を感じます。

プロデュースはGlyn Johns

本作におけるメンバーはSteve Miller(g、vo、harmonica)、Boz Scaggs(g、vo)、Lonnie Turner(b、back vo)、Jim Peterman(org、mellotron、back vo)、Tim Davis(ds、back vo)。

また、次作からバンドに参加するBen Sidranも1曲レコーディングに参加しています。

オリジナルLPのA面がサイケデリック・ロック、B面がブルース・ロックというように両面でかなり違った表情を見せるアルバムです。

サイケなA面がこの時代らしいのかもしれませんが、個人的にはブルース・ロックなB面の方が好きです。

Boz Scaggs作の「Steppin' Stone」「Baby's Callin' Me Home」、ブルース・ロックにサイケなエッセンスも加わった「Roll With It」、R&Bテイストのグルーヴィー・ロック「Junior Saw It Happen」The Beatlesの影響が強いサイケ・チューン「Children of the Future」あたりが僕のおススメです。

サイケでブルースなデビュー・アルバムをお楽しみください。

全曲紹介しときやす。

「Children of the Future」
Steve Miller作。タイトル曲はサイケデリックなストレンジ・ポップ。The Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』、『Magical Mystery Tour』の影響を強く感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=YQCog4hqS8A

「Pushed Me to It」
Steve Miller作。40秒に満たない小曲ですが、なかなかキャッチー&ポップなサイケ・ロックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=YF7MRal3xPA

「You've Got the Power」
Steve Miller作。こちらも1分に満たない小曲。「Pushed Me to It」とセットで1曲といった感じですね。オルガンの音色が効いたグルーヴィー・ロックはもっと長尺で聴きたいです。
https://www.youtube.com/watch?v=DoNIdcnXwiY

「In My First Mind」
Steve Miller/Jim Peterman作。打って変わって7分半の長尺。スケールの大きなサイケ・ロックは60年代後半らしいムードにどっぷり浸ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=LCkA8Evrj-0

「The Beauty of Time Is That It's Snowing (Psychedelic B.B.)」
Steve Miller作。ある意味このバンドらしいサイケ×ブルースなサイケ・チューン。ミサのようなコーラスワークも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=akZvjhs-HzU

ここまでがオリジナルLPのA面。

「Baby's Callin' Me Home」
Boz Scaggs作。Ben Sidranがハープシコードで参加。60年代後半らしい雰囲気のアコースティック・ブルースです。
https://www.youtube.com/watch?v=9cK--Mt5iKE

Abner Burnett、S. S. Foolsがカヴァーしています。
Abner Burnett「Baby's Callin' Me Home」
 https://www.youtube.com/watch?v=FCyX6o4Gr20
S. S. Fools「Baby's Callin' Me Home」
 https://www.youtube.com/watch?v=BMIvwe1Mizc

「Steppin' Stone」
Boz Scaggs作。本来のバンドの姿に近いドライヴ感のあるブルース・ロック。アルバムで一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=rtX89g1beUg

「Roll With It」
Steve Miller作。基本はグルーヴィーなブルース・ロックですが、ヴォーカルワーク、サイケなエッセンスも加わり、この時代ならではの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=-omYFB3qL7o

「Junior Saw It Happen」
The Disciples、1966年のシングルB面曲をカヴァー(Jim Pulte作)。R&Bテイストのグルーヴィー・ロックはなかなか格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=vmkUaskSjaQ

「Fanny Mae」
Buster Brown、1960年のシングル曲をカヴァー(Buster Brown作)。Steveのハーモニカも効かせたオーソドックスなブルース・ロックで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NsXntdGtrA0

Mad Kap feat. Daddy Freddy「Phuck What Ya Heard (Thoughts on the Indoe From Joe)」がサンプリングしています。
Mad Kap feat. Daddy Freddy「Phuck What Ya Heard (Thoughts on the Indoe From Joe)」
 https://www.youtube.com/watch?v=PnLpyV74ON8

「Key to the Highway」
Derek & The Dominosヴァージョンでお馴染みのブルース・スタンダードをカヴァー。オリジナルはブルース・ピアニストCharlie Segar。Derek & The Dominosのイメージが強い曲なので、それと比較すると地味な印象ですが、逆にシブさがあっていいかも?
https://www.youtube.com/watch?v=41Y3IGO3MpE

Steve Miller Bandの他作品もチェックを!

『Sailor』(1968年)


『Brave New World』(1969年)


『Your Saving Grace』(1969年)


『Number 5』(1970年)


『Rock Love』(1971年)


『Recall the Beginning ... A Journey From Eden』(1972年)


『The Joker』(1973年)


『Fly Like an Eagle』(1976年)


『Book of Dreams』(1977年)


『Circle of Love』(1981年)


『Abracadabra』(1982年)


『Italian X Rays』(1984年)


『Living in the 20th Century』(1986年)
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2020年09月05日

Os Catedraticos『Impulso!』

若きDeodatoの才能が開花したジャズ・サンバ・ユニット☆Os Catedraticos『Impulso!』

発表年:1964年
ez的ジャンル:ブラジル新世代SSW
気分は... :Zまでやり抜く・・・

世界的な成功を収めたブラジル人プロデューサー/アレンジャー/キーボード奏者Eumir Deodatoが若き時代に組んでいたジャズ・サンバ・ユニットOs Catedraticosの1stアルバム『Impulso!』(1964年)です。

1943年ブラジル、リオデジャネイロ生まれのキーボード奏者Eumir Deodatoについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『Os Catedraticos 73』(1973年)
 『Whirlwinds』(1974年)
 『Love Island』(1978年)
 『Night Cruiser』(1980年)

Os CatedraticosDeodatoが20代前半に組んでいたジャズ・サンバ・ユニット。

Os Catedraticos名義で『Impulso!』(1964年)、『Tremendao』(1964年)、『Ataque』(1965年)という3枚のアルバムをリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Impulso!』(1964年)のレコーディング・メンバーは、Eumir Deodato(org、p)、Wilson Das Neves(ds)、Dom Um Romao(ds)、Luiz Marinho(b)、Jorge Arena(congas)、Humberto Garin(guiro)、Neco(g)、Rubens Bassini(pandeiro)、Maurílio Santos(tp)、Edson Maciel(tb)、Cipo(ts)、Walter Rosa(ts)、Alberto Goncalves(bs)。

アレンジャー/キーボード奏者としてのDeodatoの才能を存分に楽しめる1枚です。

Deodatoがあの手この手で素敵なジャズ・サンバ/ボサノヴァを聴かせてくれます。

全曲インストですが、お馴染みの名曲カヴァーも多いので聴きやすいと思います。

20代前半で見事にコントロールされたジャズ・サンバ/ボサノヴァ・ワールドを展開するDeodatoのセンスに脱帽の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Menina Certinha」
Durval Ferreira/Luiz Fernando Freire作。Deodatoのオルガン&ピアノとホーン・アンサンブルのバランスが絶妙なグルーヴィーなジャズ・サンバがオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=SD5usMVUopE

「Samba de Verao」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。「Summer Samba」「So Nice」のタイトルでも知られる名曲「Samba de Verao」をカヴァー。Marcos自身のヴァージョンは『Samba '68』(1968年)で聴くことができます。お馴染みの名曲をラウンジ・ボッサ調のメロウ・チューンで聴かせてくれます。中盤のホーン・アンサンブルが気が利いていていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7qf8XreIRjY

本曲について、当ブログではWalter WanderleyAstrud Gilberto/Walter Wanderley TrioBebel GilbertoO QuartetoBossa TresDoris MonteiroEliane EliasMario Castro Neves & Samba S.A.のカヴァーも紹介済みです。

「Cesteiro Que Faz Um Cesto Faz Um Cento」
Toni Vestane作。小気味良さの中にもエレガントさが漂うジャズ・サンバ。
https://www.youtube.com/watch?v=A2iKwxucF4A

「Baiaozinho」
Eumir Deodatoのオリジナル。華のあるジャズ・サンバはバカンス・モードにフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=yo3iwJLbwCU

当ブログではRoberto MenescalDoris Monteiroのカヴァーも紹介済みです。

「Muito a Vontade」
Joao Donato作。Joao Donatoのオリジナルは『Sambou, Sambou(Muito a Vontade)』(1962年)収録。ムーディーながらも軽快さも兼ね備えたジャズ・サンバに仕上がっています。Deodatoの小粋なピアノもいい感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=sx-39-4f1_8

当ブログではWanda de Sah featuring The Sergio Mendes TrioDoris MonteiroMario Castro Neves & Samba S.A.のカヴァーも紹介済みです。

「Samba Novo」
Durval Ferreira作。当ブログではLe Trio CamaraTamba Trioのカヴァーも紹介済みです。素敵なホーン・アンサンブルと共に始まるムーディーな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=Vj-cRzEjeEA

「Esperanca」
Durval Ferreira/Luis Fernando Freire/Maurício Einhorn作。当ブログではTamba Trioのカヴァーも紹介済みです。哀愁メロウなジャズ・サンバは実にいい雰囲気です。去りゆく夏に思いを馳せながら聴きたい気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=iN8qc2608y4

「Cheers」
Henry Mancini作。Deodatoのアレンジ・センスが冴えまくる軽々なジャズ・サンバ。溌剌とした中にも寛げるムードがあるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=wBWlCxviM78

「Ainda Mais Lindo」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。当ブログではWalter Wanderleyのカヴァーも紹介済みです。オルガンの音色がフィットするメロウ・ボッサは実にロマンティックです。
https://www.youtube.com/watch?v=2tX-OOG22jw

「Diz Que Fui Por Ai」
Ze Keti/Hortencio Rocha作。当ブログではNara LeaoDoris Monteiroのカヴァーも紹介済みです。グルーヴィー・オルガンが映える格好良い1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=B2T44isWrTY

「So Por Amor」
Baden Powell/Vinicius de Moraes作。哀愁の音色が印象的なオルガン・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=0ysSD5SCf2U

「Ela e Carioca」
「She's a Carioca」のタイトルでも知られるAntonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作の名曲をカヴァー。お馴染みの名曲をエレガントなアレンジで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=AvZdkNNqe68

本曲について、当ブログではAstrud GilbertoWalter WanderleyCelso FonsecaJoao GilbertoVinicius CantuariaTill BronnerGretchen Parlatoのカヴァーを紹介済みです。

「Pouca Duracao」
Pacifico Mascarenhas作。当ブログでは作者Pacifico Mascarenhas率いるSambacanaヴァージョンも紹介済みです。ラストは華のあるメロウ・ボッサでエレガントに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BoXnkeqpcwo

Black Eyed Peas「Street Livin'」のサンプリング・ソースとなっています。
Black Eyed Peas「Street Livin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=1EC8lBwroOc

Os Catedraticosの他作品もチェックを!

『Tremendao』(1964年)


『Ataque』(1965年)


Eumir Deodatoの過去記事もチェックを!

『Os Catedraticos 73』(1973年)
オス・カテドラーチコス 73(紙ジャケット仕様)

『Whirlwinds』(1974年)
旋風

『Love Island』(1978年)
Love Island

『Night Cruiser』(1980年)
ナイト・クルーザー<FUSION 1000>
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2020年08月25日

Willie Bobo『A New Dimension』

ムーディー&ファンキー!デュアリティを楽しむ☆Willie Bobo『A New Dimension』
New Dimension (Special Packaging)
発表年:1968年
ez的ジャンル:N.Y.ラテン・ジャズ
気分は... :デュアリティ!

月曜から嵐の1週間を覚悟していましたが、昨日はさまざまな出来事が集中し、心身共に疲労困憊・・・こんなときはラテンな音で活性化しよう!

今回はラテン・パーカッション/ティンバレス奏者Willie Bobo『A New Dimension』(1968年)です。

N.Y.スパニッシュ・ハーレム出身のニューヨリカンWillie Bobo(本名:William Correa)(1934-1983年)に関して、当ブログでこれまで紹介したのは以下の5枚。

 『Bobo's Beat』(1963年)
 『Uno Dos Tres 1-2-3』(1966年)
 『Juicy』(1967年)
 『Bobo Motion』(1967年)
 『Bobo』(1979年)

本作はBobo自身がヴォーカルをとるムーディーなバラードと、本来のBoboらしい躍動するN.Y.ラテンがバランス良く配された1枚です。

プロデュースはEsmond Edwards

レコーディング・メンバーはWillie Bobo(timbales、vo)以下、Jimmy Owens(tp)、Felix Wilkins(fl)、Stan Webb(fl)、Phil Bodner(fl、as)、Kenny Rogers(as、ts)、Sonny Henry(g)、Chuck Rainey(b)、Freddie Waits(ds)、John Rodriguez(bongos、cowbell)、Victor Pantoja(congas)、Osvaldo Martinez(per、cowbell)、Jack Jennings(per、mallets)。

またDon Sebeskyがストリングス・アレンジを手掛けています。

個人的にはムーディーなBoboより、躍動するBoboが聴きたいです。

その意味ではHugh Masekelaのカヴァー「Grazing In The Grass」Eddie Harrisのカヴァー「Sham Time」、アッパーな「Lisa」の3曲がおススメです。

「The Look Of Love」「This Guy's In Love With You」という2曲のBurt Bacharach/Hal David作品カヴァーをはじめとするムーディー・トラックは、Bobo自身がヴォーカルとDon Sebeskyによるストリングスを楽しみましょう。

Willie Boboの音楽のデュアリティを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Psychedelic Blues」
Sonny Henry作。タイトルに偽りアリのオープニング(笑)。全然サイケデリックでもブルースでもない軽快なラテン・ジャズで駆け抜けます。N.Y.ラテンらしい洗練を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=II8dJLLjUvw

「The Look Of Love」
Dusty Springfieldのヒットでお馴染みのBurt Bacharach/Hal David作品(映画007シリーズ『Casino Royal』の主題歌)のカヴァー。当ブログではDelfonicsGimmicksChristopher ScottCharles HullVoices In LatinDorothy Ashbyのカヴァーも紹介済みです。Bobo自身のヴォーカルによるロマンティック・バラードで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=lsFB93fuNHs

「Grazing In The Grass」
Hugh Masekelaのカヴァー(Philemon Hou作)。Masekelaのオリジナルはアルバム『The Promise of a Future』(1968年)に収録されています。また、少し前に紹介したThe Friends Of Distinctionのカヴァー・ヒットでもお馴染みの曲ですね。僕の一番のお気に入り。ラテン・リズムがよく似合う秀逸カヴァーに仕上がっています。同時期のN.Y.ラテンであれば、Orchestra Harlow「Horsin Up」と繋いで聴きたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=c1HM5KwUVyU
Orchestra Harlow「Horsin Up」
 https://www.youtube.com/watch?v=4apz8X6tCEo

「Quieres Volver」
Jose Feliciano/Nick Jimenez作。オリジナルはアルバム『Sombras... Una Voz, Una Guitarra』(1967年)収録。Bobo自身の甘いヴォーカルを楽しめるムーディーなボレロ。Don Sebeskyの素晴らしいストリングス・アレンジを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=eEI1x7jO0kU

「Yellow Days」
Alan Bernstein/Alvarrzo Carrillo作。前曲に続き、この曲もDon Sebeskyの素晴らしいストリングス・アレンジが映えるムーディーな仕上がり。ここでのBoboはヴォーカリストに徹しています。Sonny Henryがメロウなギター・ソロを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=URmA7EkBWSc

「Lisa」
Sonny Henry作。アッパーかつ洗練されたN.Y.ラテン・サウンドで疾走します。クール&ホットのバランスが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=8ir3SKYy5TM

「This Guy's In Love With You」
Herb Alpert & The Tijuana Brassが全米No.1を獲得したBurt Bacharach/Hal David作品をカヴァー。お馴染みの名曲をメロウなラテンで聴かせてくれます。マレットのアクセントがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=lAgT8XjCVbg

「Sham Time」
Eddie Harris作品をカヴァー。オリジナルはアルバム『The Electrifying Eddie Harris』(1968年)収録。ラストはイケイケのファンキー・ラテン・ジャズで躍動します。ホーン隊の活躍も聴きどころです。
https://www.youtube.com/watch?v=BtLAqANWwcY

Willie Boboの他作品もチェックを!

『Bobo's Beat』(1963年)
ボボズ・ビート

『Bobo! Do That Thing/Guajira』(1963年)
Do That Thing

『Let's Go Bobo!』(1964年)
レッツ・ゴー・ボボ

『Uno Dos Tres 1-2-3』(1966年)
Uno Dos Tres & Spanish Grease

『Bobo Motion』(1967年)
Bobo Motion (Dig)

『Juicy』(1967年)
Juicy

Willie Bobo & The Bo-Gents『Do What You Want To Do, Tomorrow Is Here』(1971年)
Do What You Want to Do

『Tomorrow Is Here』(1977年)
トゥモロー・イズ・ヒア

『Hell of an Act to Follow/Bobo』(1978/1979年) ※2in1CD
HELL OF AN ACT TO FOLLOW / BOB

『Bobo』(1979年)
ボボ【完全生産限定盤】
posted by ez at 01:18| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする