2021年08月05日

Darrell Banks『Darrell Banks Is Here!』

ノーザン・ダンサー「Open The Door To Your Heart」収録☆『Darrell Banks Is Here!』
ダレル・バンク・イズ・ヒア
発表年:1967年
ez的ジャンル:悲運のソウル・シンガー
気分は... :ノーザン・ダンサー!

今回は悲運のソウル・シンガーDarrell Banksのデビュー・アルバム『Darrell Banks Is Here!』(1967年)です。

警官との銃撃戦となり、悲劇的な最期を遂げた悲運のソウル・シンガーDarrell Banks(1937-1970年)の紹介は、2ndアルバム『Here To Stay』(1969年)に続き2回目となります。

デビュー・アルバムとなる本作『Darrell Banks Is Here!』(1967年)は、ノーザン・ソウル名盤として再評価が高い1枚です。

実際にはRevilot Recordsからの2枚のシングルA/B面というデトロイト録音4曲と、ATCO Recordsからの2枚のシングルA/B面4曲+2曲というN.Y.録音6曲から構成されています。

プロデュースはDon Davis

やはり、ヒットしたデビュー・シングル「Open The Door To Your Heart」をはじめとする、Revilot時代のノーザン・ダンサー4曲に本作の魅力が凝縮されています。

N.Y.録音6曲の中では、ノーザン・ダンサー調の「Angel Baby (Don't You Ever Leave Me)」、漆黒のファンキー・グルーヴ「I've Got That Feelin'」、ディープなソウル・バラード「I'm Gonna Hang My Head And Cry」あたりが僕好み。

軽快なノーザン・ダンサーとディープなソウル・バラード。
Darrell Banksの魅力を存分に堪能できるデビュー・アルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Here Come The Tears」
Gerald Sims作。Gene Chandler、1965年のシングルをカヴァー。ATCOからシングル・リリースされました。雰囲気たっぷりに歌い上げるソウル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Fmgyn2Bf94w

「I've Got That Feelin'」
Gene Redd/Jimmy Crosby/Rosemarie McCoy作。シングル「Here Come The Tears」のB面曲。漆黒のファンキー・サウンドを堪能できる1曲。イケイケになりすぎない抑えたトーンが逆にいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=07dVSAnVYvw

「I'm Gonna Hang My Head And Cry」
Donald Bell/Cleveland Horn/Rosemarie McCoy/Gene Redd作。ディープなソウル・バラード。Darrellの濃厚ヴォーカルを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=cvv__JPQVvo

「Look Into The Eyes Of A Fool」
Gene Redd/Cleveland Horn/Donald Bell作。シングル「Angel Baby (Don't You Ever Leave Me)」のB面曲。少しテンポを落としたミディアム・グルーヴでDarrellの味わい深いヴォーカルを楽しめるようになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ie6zX0yaEF0

「Our Love (Is In The Pocket)」
George Clinton/Rosemarie McCoy作。シングル「Open The Door To Your Heart」のB面曲。作者にP-Funk軍団の総帥George Clintonの名がクレジットされている点で興味深いですね。George Clintonのイメージとかけ離れた、ビートの効いた軽快なノーザン・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gJ7BZZsRRi8

J.J. Barnesがカヴァーしています。
J.J. Barnes「Our Love (Is In The Pocket)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Wq1Igdv9AYs

「Open The Door To Your Heart」
Darrell Banks作。1966年にリリースされた、Revilotからのデビュー・シングル。前述のようにUSチャート第27位、同R&Bチャート第2位のヒットとなりました。ノーザン・ダンサー・クラシックとして人気の1曲。実にキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=8t9Y-YNxOy4

The Capitols、Jackie Wilson、Gloria Lynne、Tyrone Davis、Gregory IsaacsBetty Wrightがカヴァーしています。
The Capitols「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZwcJP6dFQzc
Jackie Wilson「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=7d8nglHHJ9s
Gloria Lynne「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=7_iYh8UJiZI
Tyrone Davis「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=z3Sys6lJkg0
Gregory Isaacs「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=_UJveBQPZc0
Betty Wright「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=uSAvcOnTv0I

「Angel Baby (Don't You Ever Leave Me)」
Sylvia Moy/Henry Cosby作。ATCOからシングル・リリースされました。Revilot時代を受け継ぐようなビートの効いた軽快なソウル・ダンサーに仕上がっています。聴いた途端に心躍らせるキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=6lZNJawjP6A

「Somebody (Somewhere Needs You)」
Frank Wilson/Marc Gordon作。Revilotからの2ndシングル。USチャート第34位、同R&Bチャート第50位となっています。「Open The Door To Your Heart」同様、キャッチーなノーザン・ダンサーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=4UQgmta7ECU

「Baby What'cha Got (For Me)」
Charles Hatcher(Edwin Starr)/J. J. Barnes作。シングル「Somebody (Somewhere Needs You)」のB面曲。ファンキーなノーザン・ダンサーな僕好み。女性コーラス隊もいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Yx9cFZApeE4

「You Better Go」
Teddy Randazzo/Lou Stallman/Bob Weinstein作。ラストは抑えたトーンのソウル・バラードで味わい深く締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=v3HD7Hctsiw

『Here To Stay』(1969年)
ヒア・トゥ・ステイ
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2021年07月20日

Barbara Acklin『Love Makes a Woman』

Brunswickの歌姫のデビュー・アルバム☆Barbara Acklin『Love Makes a Woman』

発表年:1968年
ez的ジャンル:Brunswick系レディ・ソウル
気分は... :センス・オブ・ワンダー!

今回はシカゴ・ソウルの名門レーベルBrunswickを代表する女性ソウル・シンガーBarbara Acklinのデビュー・アルバム『Love Makes a Woman』(1968年)です。

カリフォルニア州オークランド生まれ、シカゴ育ちの女性ソウル・シンガーBarbara Acklin(1943-1998年)の紹介は、『Seven Days Of Night』(1969年)に続き2回目となります。

プロデューサーCarl Davisに見出され、シカゴ・ソウルの名門レーベルBrunswickの歌姫となるBarbara Acklinですが、そのデビュー・アルバムとなるのが本作『Love Makes a Woman』(1968年)です。

プロデュースはCarl Davisと後に旦那様となるEugene RecordThe Chi-Lites)。アレンジはSonny Sanders

アルバムからはタイトル曲「Love Makes A Woman」がUSチャート第15位、同R&Bチャート第3位のシングル・ヒットとなりました。

アルバムは「What The World Needs Now Is Love」「The Look Of Love」というHal David/Burt Bacharach作の名曲カヴァー2曲でスタートします。

個人的には、チャーミングな「Come And See Me Baby」「Please Sunrise, Please」、切々とした哀愁バラード「Yes I See The Love (I Missed)」Luluの大ヒット曲カヴァー「To Sir, With Love」、グルーヴィー・ソウル「Be By My Side」、CDボーナス・トラックの1967年のシングル曲「Fool, Fool, Fool (Look in the Mirror)」あたりもおススメです。

チャーミングなデビュー・アルバムを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「What The World Needs Now Is Love」
Hal David/Burt Bacharach作品のカヴァー1曲目。オリジナルはJackie DeShannonのヒット曲。お馴染みの名曲をチャーミングなソウル・ヴォーカルで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pNt2iMj_p6I

本曲に関して、当ブログではCal TjaderEnoch LightDwight TribleSamuel Jonathan JohnsonThe Sweet InspirationsBuild An Arkのカヴァーも紹介済みです。

「The Look Of Love」
Hal David/Burt Bacharach作品のカヴァー2曲目。オリジナルはDusty Springfieldが歌った映画007シリーズ『Casino Royal』の主題歌。ビートを効かせたサウンドをバックに少し妖艶な雰囲気のヴォーカルで歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=lRGvolNzEgQ

本曲に関して、当ブログではDelfonicsGimmicksChristopher ScottCharles HullVoices In LatinDorothy AshbyWillie BoboThe Metersのカヴァーも紹介済みです。

「The Old Matchmaker」
Barbara Acklin/Eugene Record作。ポップ・ソウルなミディアム。華やかさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=nCK7b_j9_KA

「Come And See Me Baby」
Eugene Record作。彼女らしいチャーミングなソウル・ヴォーカルを満喫できる僕好みのミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=5LMIJtM3j4g

「I've Got You Baby」
Karl Tarleton/James Cleveland作。ホーン&ストリングスが盛り上げてくれるポップ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=w4BgUMnQa1w

「Love Makes A Woman」
Carl Davis/Eugene Record/Gerald Sims/William Sanders作。タイトル曲はUSチャート第15位、同R&Bチャート第3位となったヒット・シングル。彼女がBrunswick期待の新星であったことを実感できるスケールの大きなソウル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=aav2Dl9tdAw

Phoebe Snow、Joyce Simsがカヴァーしています。
Phoebe Snow「Love Makes A Woman」
 https://www.youtube.com/watch?v=73CSTozB_Ms
Joyce Sims「Love Makes A Woman」
 https://www.youtube.com/watch?v=iloBx1iOtkc

「Please Sunrise, Please」
Barbara Acklin/Eugene Record作。キュートに歌い上げるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=yUPbpaNr5ds

Young-Holt Unlimited、Lionel Hamptonがカヴァーしています。
また、Floppy Circus「All the Happy Days」のサンプリング・ソースとなっています。
Young-Holt Unlimited「Please Sunrise, Please」
 https://www.youtube.com/watch?v=fkPcxJ9SOZs
Lionel Hampton「Please Sunrise, Please」
 https://www.youtube.com/watch?v=Uo1s1ErhP74
Floppy Circus「All the Happy Days」
 https://www.youtube.com/watch?v=IKcggRmxhH4

「Your Sweet Loving」
Billy Butler作。ボーナス・トラックとして収録の1967年のシングル「Fool, Fool, Fool (Look in the Mirror)」のB面曲にもなったミディアム・バラード。味わいのあるヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=4sIkxq5DRac

「Yes I See The Love (I Missed)」
Eugene Record作。切々とした雰囲気にグッとくるポップ・ソウルな哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=gLtoPTOqUzM

「To Sir, With Love」
イギリス映画『To Sir, With Love(いつも心に太陽を)』(1967年)の主題歌。Luluが歌いUSチャートNo.1となった大ヒット曲をカヴァー(Don Black/Marc Loudon作)。ビートを効かせたキュートなポップ・ソウルで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jTihozrGpnI

「Be By My Side」
Barbara Acklin/Eugene Record作。本編ラストは僕好みのグルーヴィー・ソウルで締め括ってくれます。サックス・ソロも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y7nC8xAGOqo

「Fool, Fool, Fool (Look in the Mirror)」
CDボーナス・トラック。1967年のシングル曲。Peggy March、1966年のシングル曲をカヴァー(Rudy Clark作)。初々しくキュートなソウル・グルーヴは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=mflq51lCmOQ

Barbara AcklinBrunswick時代の他作品もチェックを!

『Seven Days Of Night』(1969年)
セヴン・デイズ・オブ・ナイト

『Someone Else's Arms』(1970年)
サムワン・エルスズ・アームズ

『I Did It』(1971年)
アイ・ディド・イット(期間限定価格盤)

『I Call It Trouble』(1973年)
アイ・コール・イット・トラブル+1
posted by ez at 02:03| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月01日

Al Kooper『I Stand Alone』

初ソロ・アルバム☆Al Kooper『I Stand Alone』

発表年:1969年
ez的ジャンル:ミュージシャンズ・ミュージシャン系ロック
気分は... :自由の女神は何処に!

今回はAl Kooperの初ソロ・アルバム『I Stand Alone』(1969年)です。

1944年N.Y.生まれのミュージシャンAl Kooperについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Super Session』(1969年)
 ※Mike Bloomfield, Al Kooper & Steve Stills名義
 『New York City (You're A Woman)』(1971年)
 『Naked Songs』(1972年)

自由の女神をコラージュしたジャケットも有名な本作『I Stand Alone』(1969年)。Mike BloomfieldStephen Stillsを招いたセッション・アルバム『Super Session』(1969年)に続きリリースされた本作がAl Kooper名義での初ソロ・アルバムとなります。

プロデュースはAl Kooper自身。

レコーディングにはAl Kooper(vo、p、org、g、orchestrations)以下、Wayne Moss(g)、Jerry Kennedy(g)、"Big" Charlie Daniels(g)、Charlie McCoy(b、orchestrations)、Ken Buttrey(ds)、The Blossoms(back vo)、Charlie Calello(orchestrations)、Don Ellis(orchestrations)、Jimmy Wisner(orchestrations)等が参加しています。

セッション・アルバム『Super Session』とは異なるスタジオ作ならではの緻密なサウンド作りを楽しめます。

また、ロック/ブルース色の強かった『Super Session』と比較すると、ソウル色やサイケ色が印象的です。

「One」(Harry Nilsson、Three Dog Night)、「Coloured Rain」Traffic)、「Blue Moon of Kentucky」(Elvis Presley)、「Toe Hold」(Johnnie Taylor)、「Hey, Western Union Man」Jerry Butler)という5曲のカヴァー・セレクトにも本作の方向性が反映されていますね。

個人的には「I Stand Alone」「Toe Hold」「Hey, Western Union Man」といったThe Blossomsのバック・コーラスを配したブルーアイド・ソウル調のトラック、「Camille」「Coloured Rain」といったサイケ・ポップや、「One」「I Can Love a Woman」といったシンガー・ソングライターらしい雰囲気のトラックが好みです。

大きくカテゴリーで括るならば、ロック・アルバムということになると思いますが、ロックに収まらないソウルで、サイケで、SSW的なAl Kooperを楽しめる1枚です。

Al Kooperという才能を存分に楽しめる初ソロ・アルバムだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Overture」
Al Kooper作。男女の笑い声、叫び声、デモでスローガンを叫ぶ声に続き、オーケストレーションが展開されるコンセプト・アルバム的なオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=q7lr3ZOllqI

「I Stand Alone」
Al Kooper作。ブルーアイド・ソウル的な魅力を持ったタイトル曲。The Blossomsのバック・コーラスやホーン・セクションらによるファンキーなアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=kNbtYM2OCOE

「Camille」
Al Kooper/Tony Powers作。後期The Beatlesの影響を感じるサイケ・ポップ。こういうをやりたかったからセッション・アルバムではなくスタジオ・アルバムでのソロをレコーディングしたのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=NrGz_c5pSCc

「One」
Three Dog Nightのカヴァー・ヒットでも知られる、Harry Nilssonのシングル曲をカヴァー。オリジナルは『Aerial Ballet』(1968年)収録。Three Dog Nightヴァージョンは『Three Dog Night』(1968年)収録。美しいオーケストレーションと共に、この曲の持つ切ない魅力を受け継ぐカヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=O23TZDgK1MY

Harry Nilsson「One」
 https://www.youtube.com/watch?v=DYzY7-V5vxY
Three Dog Night「One」
 https://www.youtube.com/watch?v=BvA5xFuDb0o

「Coloured Rain」
Trafficのカヴァー(Steve Winwood/Jim Capaldi/Chris Wood作)。オリジナルは『Mr. Fantasy』(1967年)収録。サイケ・ポップとしてもブルーアイド・ソウルとしても楽しめる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=IqSMnfmJN8Y

Traffic「Coloured Rain」
 https://www.youtube.com/watch?v=YJmQrfc6jGc

「Soft Landing on the Moon」
Al Kooper作。邦題「月面軟着陸」。アポロ11号による人類史上初の月面着陸にインスパイアされたタイトルですね。前曲の雰囲気を受け継ぐサイケでアヴァンギャルドなインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=QtJdcHzFidk

「I Can Love a Woman」
Al Kooper作。彼のソングライターとしての才を感じるシンガー・ソングライターらしい雰囲気の1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=zPTUkb6Rr4Q

「Blue Moon of Kentucky」
Bill Monroe作のブルーグラス名曲をカヴァー。Elvis Presleyもカヴァーしていますね。本ヴァージョンもElvisヴァージョンを意識したロカビリー調の仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=elq66iQXnLo

Elvis Presley「Blue Moon of Kentucky」
 https://www.youtube.com/watch?v=QLb99I86pE4

「Toe Hold」
Isaac Hayes/David Porter作。オリジナルは1966年のJohnnie Taylorヴァージョン。Wilson Pickett等もカヴァーしています。当ブログではフリーソウル・クラシックとして人気のEllen McIlwaineのカヴァー・ヴァージョンを紹介済みです。個人的にはこの曲といえば、Ellen McIlwaineヴァージョンがダントツで好きなのですが、本ヴァージョンはオリジナルやWilson Pickettヴァージョンの雰囲気を受け継ぐ仕上がりです。The Blossomsのバック・コーラスを従えたポップ・ソウルといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=_-J8x_kM3a0

Johnnie Taylor「Toe Hold」
 https://www.youtube.com/watch?v=qFw3l-QceIg
Wilson Pickett「Toe Hold」
 https://www.youtube.com/watch?v=AyHWGgvSzQY
Ellen McIlwaine「Toe Hold」
 https://www.youtube.com/watch?v=cgx5nIr0V4A

「Right Now for You」
Al Kooper作。銃撃音とともに始まる哀愁フォーキー。直接的に歌詞に出てきませんが、ベトナム戦争への反戦メッセージも込められている1曲なのでは?

「Hey, Western Union Man」
1968年にUS R&BチャートNo.1となったJerry Butlerのヒット・シングルをカヴァー(Jerry Butler/Kenny Gamble/Leon Huff作)。開放的なホーン・サウンドと共に始まるブルーアイド・ソウルに仕上がっています。ここでもThe Blossomsのバック・コーラスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=wBvI7WLKzjo

Jerry Butler「Hey, Western Union Man」
 https://www.youtube.com/watch?v=rRCciAVtP3s

「Song and Dance for the Unborn, Frightened Child」
Al Kooper作。ラストはストリングスを配したドラマティックなポップ・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=-KU8cMrkwbg

Al Kooperの他作品もチェックを!

Mike Bloomfield, Al Kooper & Steve Stills『Super Session』(1968年)


Mike Bloomfield & Al Kooper『The Live Adventures of Mike Bloomfield and Al Kooper』(1969年)


『You Never Know Who Your Friends Are』(1969年)


『Easy Does It』(1970年)


Al Kooper & Shuggie Otis『Kooper Session』(1970年)


『New York City (You're A Woman)』(1971年)
紐育市(お前は女さ)

『Naked Songs』(1972年)


『A Possible Projection of the Future/Childhood's End』(1972年)


『Act Like Nothing's Wrong』(1976年)


『Championship Wrestling』(1982年)
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2021年06月12日

Jerome Richardson『Going to the Movies』

映画音楽を集めたジャズ作品☆Jerome Richardson『Going to the Movies』

録音年:1962年
ez的ジャンル:映画音楽ジャズ
気分は... : 危険な関係のブルース・・・

今回は映画音楽を集めたジャズ作品Jerome Richardson『Going to the Movies』(1962年)です。

Jerome Richardson(1920-2000年)はカリフォルニア州オークランド生まれのマルチ・リード・プレイヤー。

本作はJerome Richardsonが自身のクインテットを率いて映画音楽の人気曲を演奏したアルバムです。

レコーディング・メンバーはJerome Richardson(bs、ts、fl)、Les Spaan(g、fl)、Richard Wyands(p)、Henry Grimes(b)、Grady Tate(ds)です。

「No Problem」(『危険な関係』)、「Moon River」(『ティファニーで朝食を』)、「Never On Sunday」(『日曜はダメよ』)、「Tonight」(『ウエスト・サイド物語』)、「Delilah」(『サムソンとデリラ』)といった名曲を、スタイリッシュな演奏で聴かせてくれます。

DJ方面でも再評価の高い「No Problem」が、今日的な本作のハイライトです。それ以外の4曲も今聴いても楽しめる演奏になっています。

映画音楽好きの人もジャズ好きの人も満喫できる1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「No Problem」
Duke Jordan作。Roger Vadim監督、Jeanne Moreau主演のフランス映画『危険な関係(Les Liaisons Dangereuses)』(1959年)のテーマ曲「危険な関係のブルース」のカヴァー。オリジナルはArt Blakey & the Jazz Messengers with Barney Wilenでの演奏です。ここではクールなボッサ・ジャズで聴かせてくれます。DJ方面でも再評価の高い本作のハイライト。
https://www.youtube.com/watch?v=FdbktRWQPD0

「Moon River」
Henry Mancini/Johnny Mercer作。Audrey Hepburn主演の映画『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany’s)』(1961年)の主題歌としてお馴染み、アカデミー歌曲賞およびグラミーを受賞した大名曲のカヴァー。6拍子4拍子と交錯する小粋なアレンジの「Moon River」で楽しませてくれます。主役Richardsonのサックスも快調でいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=rXwwpHz4KJc

本曲について、当ブログではRoman AndrenOs Tres BrasileirosQuarteto FormaGretchen ParlatoLaurindo Almeida & The Bossa Nova Allstarsのカヴァーを紹介済みです。

「Never On Sunday」
Manos Hadjidakis作。映画『日曜はダメよ(Never On Sunday)』(1960年)のテーマ曲のカヴァー。お馴染みの名曲ですが、こういったジャズ演奏ではあまり聴いたことがなかったので新鮮でした。本作らしい洒落た雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PB7w3TuiTA0

「Tonight」
Leonard Bernstein/Stephen Sondheim作。大ヒット・ミュージカル映画『ウエスト・サイド物語(West Side Story)』(1961年)の人気挿入歌のカヴァー。この曲もオリジナルの印象が強すぎて、あまりジャズ演奏のイメージがないですね。ここではHenry Grimesのベースが牽引し、Richardsonはフルートを演奏しています。
https://www.youtube.com/watch?v=RqPrQt1N6SQ

「Delilah」
Victor Young作。映画『サムソンとデリラ(Samson and Delilah)』(1949年)のために書かれた曲をカヴァー。Richardsonはフルートとアルト・サックスを演奏しています。Richardsonのソロに加え、Les Spaanのギター、Richard Wyandsのピアノもソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=IERLDAcaylY

本曲について、当ブログではClifford Brown & Max RoachMilt Jackson & Wes Montgomeryのカヴァーも紹介済みです。

『Flutes & Reeds』(1955年、Ernie Wilkins & Frank Wess名義)、『Roamin' With Richardson』(1959年)、『Midnight Oil』(1959年)、『Going to the Movies』(1962年)という4作品をCD2枚に収めたセットもあります。

『Flutes & Reeds/Roamin' With Richardson/Midnight Oil/Going to the Movies』 ※2CD
posted by ez at 00:39| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月22日

The Meters『The Meters』

衝撃のデビュー作☆The Meters『The Meters』
ザ・ミーターズ
発表年:1969年
ez的ジャンル:ニューオリンズ・ファンクの雄
気分は... :ファースト・インパクト!

ニューオリンズ・ファンクを代表するバンドThe Metersのデビュー・アルバム『The Meters』(1969年)です。

Art Neville(key、org)、George Porter, Jr.(b)、Leo Nocentelli(g)、Joseph "Zigaboo" Modeliste(Ziggy Modeliste)(ds)という最狂メンバー4名によるファンク・バンドThe Metersの紹介は、『Rejuvenation』(1974年)、『Struttin'』(1970年)に続き3回目となります。

1stとなる本作『The Meters』(1969年)、2nd『Look-Ka Py Py』(1969年)、3rd『Struttin'』(1970年)というJosieからの三部作は、レア・グルーヴ人気作として再評価の高い3枚です。

プロデュースは他のJosie三部作と同じくAllen ToussaintMarshall Sehorn

Classics IVのカヴァー「Stormy」Sly & The Family Stoneのカヴァー「Sing A Simple Song」以外はグループのオリジナルです。

レア・グルーヴ・クラシック「Cissy Strut」をはじめ、「Here Comes the Meter Man」「Cardova」「Live Wire」「Sophisticated Cissy」「Ease Back」「Stormy」といった人気サンプリング・ソースがズラリと並びます。

当時としてはかなり衝撃的なファンク・グルーヴだったのではないかと思います。

衝撃のデビュー・アルバムをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Cissy Strut」
本作を代表するファンク・クラシック。メンバーの掛け声と共に始まります。Zigabooの乾いたビートが先導しながらジワジワ高揚してくる感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=yBt-eXuog3k

当ブログで紹介したJohnny Lewis Quartetヴォ―ジョンをはじめ、Los Masters、King Herbert & the Knights and Jack Harden、Sunny & the Sunliners、Earl Van Dyke、The Mexican Revolution、Rod Piazza、Trinidad Steel Drummers Sissy Strut、The Dirty Dozen Brass Band等がカヴァーしています。
Johnny Lewis Quartet「Cissy Strut」
 https://www.youtube.com/watch?v=2y9i3TzHkgw
Los Masters「Cissy Strut」
 https://www.youtube.com/watch?v=FTreYJwCw9M
King Herbert & the Knights and Jack Harden「Cissy Strut」
 https://www.youtube.com/watch?v=R_Ii4dPGjRk
Sunny & the Sunliners「Cissy Strut」
 https://www.youtube.com/watch?v=MwiTVXvKcOU
Earl Van Dyke「Cissy Strut」
 https://www.youtube.com/watch?v=Mi8RbL-DVXA
Rod Piazza「Cissy Strut」
 https://www.youtube.com/watch?v=_8uzP86zDtI
Trinidad Steel Drummers「Cissy Strut」
 https://www.youtube.com/watch?v=g3JMq4wLWdw
The Dirty Dozen Brass Band「Cissy Strut」
https://www.youtube.com/watch?v=uVnm8ixW3pw

定番サンプリング・ソースとしても大人気!当ブログで紹介したA Tribe Called Quest「Da Booty」をはじめ、Pizzicato Five「Tout, Tout, Pour Ma Cherie」、「My Baby Portable Player Sound」、N.W.A「Niggaz 4 Life」、「Approach to Danger」、2 Live Crew「P-A-N」、King Tee「The Coolest」、Mr. Complex feat. Pharoahe Monch「Why Don't Cha」、Master P feat. Sonya C「211」、Vibraphonic「I See You」等70トラック以上のサンプリング・ソースとなっています。
A Tribe Called Quest「Da Booty」
https://www.youtube.com/watch?v=SPYK2xfHNwo
Pizzicato Five「My Baby Portable Player Sound」
https://www.youtube.com/watch?v=3EV7vWAv4mM
2 Live Crew「P-A-N」
https://www.youtube.com/watch?v=ys0Hy1Epm2Q
Mr. Complex feat. Pharoahe Monch「Why Don't Cha」
https://www.youtube.com/watch?v=fdbvZQdeCOA
Master P feat. Sonya C「211」
https://www.youtube.com/watch?v=9bR_-U7SLeU

「Here Comes the Meter Man」
ファンキー・オルガンが印象的なインスト・ファンク。George Porter, Jr.の唸るベースやLeo Nocentelliの怪しげなワウ・ギター、Zigabooの終盤のブレイクもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=QewMqUpoJ10

当ブログで紹介したBig Daddy Kane「Long Live the Kane」Digable Planets「Black Ego」をはじめ、Spoonie Gee「Take It Off (Remix)」、Run-D.M.C.「How'd Ya Do It Dee?」、Salt-N-Pepa「Let the Rhythm Run (Remix)」、KRS-One「Feel the Vibe, Feel the Beat」、Squarepusher「Windscale 2」、Toni Braxton「Take This Ring」、Talib Kweli and Strong Arm Steady「Go With Us」、Flying Lotus「Aqua Teen 24」、The Game「Savage Lifestyle」、キングギドラ「空からの力(Part 2)」等のサンプリング・ソースとなっています。
Big Daddy Kane「Long Live the Kane」
https://www.youtube.com/watch?v=b90X6EBECq0
Digable Planets「Black Ego」
https://www.youtube.com/watch?v=NbMGHEQNmgo
Spoonie Gee「Take It Off (Remix)」
https://www.youtube.com/watch?v=UctC9j6oYhs
Run-D.M.C.「How'd Ya Do It Dee?」
https://www.youtube.com/watch?v=HumziEwz6qM
Salt-N-Pepa「Let the Rhythm Run (Remix)」
https://www.youtube.com/watch?v=VwKhHON15DE
KRS-One「Feel the Vibe, Feel the Beat」
https://www.youtube.com/watch?v=wBumrm2eBQE
Squarepusher「Windscale 2」
https://www.youtube.com/watch?v=hY6_gWFUKHk
Toni Braxton「Take This Ring」
https://www.youtube.com/watch?v=u0pXNLI6G9A
Talib Kweli and Strong Arm Steady「Go With Us」
https://www.youtube.com/watch?v=nd-tAwg5krc
Flying Lotus「Aqua Teen 24」
https://www.youtube.com/watch?v=LitHy4US_Io
The Game「Savage Lifestyle」
https://www.youtube.com/watch?v=JABnCl-mma4

「Cardova」
George Porter, Jr.の野太いベースとZigabooのドラミングが織り成す重厚なビートが格好良いですね。レア・グルーヴ好きにはたまらないファンク・チューンなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=ZCEmT-goWkE

Syd Jones & the Troubadours等がカヴァーしています。
また、Poison Clan「The Neighborhood Haps」、Scarface「He's Dead」、Kwame「Boy Genius」、DJ Krush「Into the Water」、N.W.A「She Swallowed It」、MC Lyte「Shut the Eff Up! (Hoe)」、King Tee「Ko Rock Stuff」、Murs, 9th Wonder and The Soul Council「Give Me a Reason」等のサンプリング・ソースとなっています。
Syd Jones & the Troubadours「Cardova」
https://www.youtube.com/watch?v=TruAW_fdh54
Poison Clan「The Neighborhood Haps」
https://www.youtube.com/watch?v=FT-739aTEmw
Scarface「He's Dead」
https://www.youtube.com/watch?v=DbyytnvFHsg
Kwame「Boy Genius」
https://www.youtube.com/watch?v=xL_pomv1JkM
DJ Krush「Into the Water」
https://www.youtube.com/watch?v=AQWTPKd57Jw
N.W.A「She Swallowed It」
https://www.youtube.com/watch?v=sw2Yeeybjn8
MC Lyte「Shut the Eff Up! (Hoe)」
https://www.youtube.com/watch?v=CVphuKBla3Q
King Tee「Ko Rock Stuff」
https://www.youtube.com/watch?v=Wd62KtbeqjA
MURS, 9th Wonder and The Soul Council「Give Me a Reason」
https://www.youtube.com/watch?v=OuaUGwS9_RI

「Live Wire」
ファンキーな疾走感にグッとくる1曲。Leo Nocentelliのギター、Art Nevilleのオルガンの開放的な表情がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XiTrXAR5Ei4

Gang Starr「Cause and Effect」、Hardnoise「Mice in the Presence of the Lion」、Big Daddy Kane「Troubled Man」等のサンプリング・ソースとなっています。
Gang Starr「Cause and Effect」
https://www.youtube.com/watch?v=nJ1q2aHMXUM
Hardnoise「Mice in the Presence of the Lion」
https://www.youtube.com/watch?v=cbmymDwYJLM
Big Daddy Kane「Troubled Man」
https://www.youtube.com/watch?v=XPm4Fnbv_9s

「Art」
密かにお気に入りのトラック。推進力がありながらも、リラックスした雰囲気のファンキー・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=LwS28UbzeFw

「Sophisticated Cissy」
テンポを落としたミディアム・ファンクですが、それがイナたい味わいになっていい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=nR4356pVmI4

Salt-N-Pepa feat. Kid 'N Play「I Don't Know」、Boogie Down Productions feat. DJ Scott La Rock「Essays on BDP-ism」、Kilo「Baby Take a D-H」、Heather Victoria feat. Rapsody「Won't Stress Me」等のサンプリング・ソースとなっています。
Salt-N-Pepa feat. Kid 'N Play「I Don't Know」
https://www.youtube.com/watch?v=1wtOLQnoKZc
Boogie Down Productions feat. DJ Scott La Rock「Essays on BDP-ism」
https://www.youtube.com/watch?v=UyEfzqu4v7k
Kilo「Baby Take a D-H」
https://www.youtube.com/watch?v=R4yOtv9sP5U
Heather Victoria feat. Rapsody「Won't Stress Me」
https://www.youtube.com/watch?v=_cE-mBRA3bQ

「Ease Back」
Zigabooのキレのあるビート、Leo Nocentelliのギターが格好良いミディアム・ファンク。60年代と思えない先鋭的なグルーヴがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Eh3tfvUwklA

当ブログで紹介したGrant Greenヴァージョンをはじめ、The Bacao Rhythm & Steel Band等がカヴァーしています。また、当ブログで紹介したQueen Latifah「That's the Way We Flow」をはじめ、MC Lyte「Please Understand」、Born Jamericans「Why Do Girls」、Wolfpak「No Mo Drivebys」、Papa Chuk feat. Champ MC「Down N' Dirty」等のサンプリング・ソースとなっています。
Grant Green「Ease Back」
https://www.youtube.com/watch?v=LqvcR0NFHgc
The Bacao Rhythm & Steel Band「Ease Back」
https://www.youtube.com/watch?v=Sf7ZquRIFSA
Queen Latifah「That's the Way We Flow」
 https://www.youtube.com/watch?v=H0QPoiZCOM4
MC Lyte「Please Understand」
 https://www.youtube.com/watch?v=ihvJ88zMzso
Born Jamericans「Why Do Girls」
 https://www.youtube.com/watch?v=09kCPa89e-s
Wolfpak「No Mo Drivebys」
 https://www.youtube.com/watch?v=YEL0-mGkujs
Papa Chuk feat. Champ MC「Down N' Dirty」
 https://www.youtube.com/watch?v=lIIpRfGl09w

「6V6 LA」
ここでも先鋭的なリズム隊とオルガン、ギターのコンビネーションが抜群です。あまり注目されない曲ですが、Metersらしさを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=OhS31Hy7jQQ

「Sehorn's Farm」
Jimmy SmithGrant Greenといった雰囲気のファンキー・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=aKLstwCeKcE

Run-D.M.C.「How'd Ya Do It Dee?」、Ice Cube「Don't Trust 'Em」のサンプリング・ソースとなっています。
Run-D.M.C.「How'd Ya Do It Dee?」
https://www.youtube.com/watch?v=HumziEwz6qM
Ice Cube「Don't Trust 'Em」
https://www.youtube.com/watch?v=h15WfkeqB-g

「Ann」
レトロな雰囲気から一転してArchie Bell & The Drells「I Can't Stop Dancing」ライクなグルーヴが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=B4M7O7s5e2I

「Stormy」
Classics IVの名曲カヴァー(Buddy Buie/J.R. Cobb作)。お馴染みの名曲を哀愁バラード調で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=wQIJdpDJL5A

Big K.R.I.T.「Bigger Picture」、Juggaknots「Clear Blue Skies」、Okey Doke「Pass De Budda Sack」、Andy Cooper「Last of the Dying Breed」、Dave B「Cheap Sofa」等のサンプリング・ソースとなっています。
Big K.R.I.T.「Bigger Picture」
https://www.youtube.com/watch?v=vjqLtx28_GQ
Juggaknots「Clear Blue Skies」
https://www.youtube.com/watch?v=9mMfavxyFUI
Okey Doke「Pass De Budda Sack」
https://www.youtube.com/watch?v=iS48sETmd7k
Andy Cooper「Last of the Dying Breed」
https://www.youtube.com/watch?v=CWTbxxafg8s
Dave B「Cheap Sofa」
https://www.youtube.com/watch?v=nYjzdKAWFfo

本曲「Stormy」に関して、当ブログではCafe Apres-midiのコンピにも収録されているThird Waveのドリーミー・カヴァーやReuben WilsonGeorgie FameCelso FonsecaDuke Pearsonのカヴァーも紹介済みです。

「Sing A Simple Song」
Sly & The Family Stoneの名曲カヴァー。オリジナルは『Stand!』(1969年)収録。お馴染みの名曲をオリジナルに引けをとらないパワフルな演奏を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=z0uGFljLSvM

3rd Bass「Product of the Environment (Project Remix)」、Finsta Bundy「Finsta Baby」、Live N' Effect Posse「I'm a Soul Man」、Scary Eire「Rev It Up」等のサンプリング・ソースとなっています。
3rd Bass「Product of the Environment (Project Remix)」
https://www.youtube.com/watch?v=_eEdsD1kejU
Finsta Bundy「Finsta Baby」
https://www.youtube.com/watch?v=bmHZh2N1KRE
Live N' Effect Posse「I'm a Soul Man」
https://www.youtube.com/watch?v=o-xP6HEuqS0
Scary Eire「Rev It Up」
https://www.youtube.com/watch?v=1j8RwObxqp0

CDには以下の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

「The Look of Love」
Dusty Springfieldのヒットでお馴染みのBurt Bacharach/Hal David作品(映画007シリーズ『Casino Royal』の主題歌)のカヴァー。哀愁モードの「The Look of Love」で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=GYI9VJ3VH-c

本曲に関して、当ブログではDelfonicsGimmicksChristopher ScottCharles HullVoices In LatinDorothy AshbyWillie Boboのカヴァーも紹介済みです。

「Soul Machine」
淡々としたインスト・ファンクですが、The Metersらしい迫力のある演奏を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=GVqpDD3h8ls

The Metersの他作品もチェックを!

『Look-Ka Py Py』(1969年)
ルッカ・パイ・パイ

『Struttin'』(1970年)
ストラッティン

『Cabbage Alley』(1972年)
キャベージ・アレイ

『Rejuvenation』(1974年)
リジュヴェネイション

『Fire On The Bayou』(1975年)
ファイヤー・オン・ザ・バイユー

『Trick Bag』(1976年)
Trick Bag

『New Directions』(1977年)
New Directions
posted by ez at 06:51| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする