2021年01月16日

The Vogues『Till』

コーラス・グループらしい王道作品☆The Vogues『Till』
愛の誓い
発表年:1969年
ez的ジャンル:男性コーラス・グループ
気分は... :愛の誓い・・・

今回は60年代男性コーラス・グループ作品からThe Vogues『Till』(1969年)です。

ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外のタートル・クリークで結成されたBill BurketteDon MillerHugh GeyerChuck Blaskoによる4人組男性コーラス・グループThe Voguesの紹介は、『Turn Around, Look At Me』(1968年)に続き2回目となります。

本作『Till』(1969年)は、前作『Turn Around, Look At Me』(1968年)に続くReprise移籍第二弾アルバムとなります。

プロデュースは前作と同じくDick Glasser 。アレンジャーも同じErnie Freeman

全体的には時代左右されない王道コーラス作品という印象を受けます。

『Turn Around, Look At Me』(1968年)のエントリーでも書きましたが、僕の嗜好でいえば、いつも聴きたい音ではありませんが、たまにはこんな作品もいいのでは?といった感じでしょうか。

シングルになったのは「Till」「Woman Helping Man」

個人的には「A Taste Of Honey」「On Broadway」「The Sun Shines Out Of Your Shoes」あたりがお気に入り。

コーラス・グループらしいポップ・ワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「I've Got My Eyes On You」
Jackie Rae/Les Reed作。美しいストリングスをバックに歌う哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=R7-zLECg8fE

「I Will」
Dick Glasser作。オリジナルは1962年のVic Danaヴァージョン。Dean Martinが1965年にカヴァー・ヒットさせています。コーラス・グループらしいビューティフル・ポップに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=2EKFPkrM9BU

「On Broadway」
Barry Mann/Cynthia Weil/Jerry Leiber/Mike Stoller作。The Drifters、1963年のヒット・シングルをカヴァー。George Bensonのカヴァー・ヒットでも知られる楽曲ですね。徐々に盛り上がっていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jrQQF-oWm2g

「I'll Know My Love (By The Way She Talks)」
イングランド民謡「Greensleeves」に新たな歌詞をつけたもの。コーラス・グループらしい魅力を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=6FM4Oy6ybiY

「A Taste Of Honey」
Bobby Scott/Ric Marlow作。Herb Alpert & The Tijuana Brassの大ヒットでお馴染みの曲。The Beatlesもカヴァーしていましたね。よく知られた曲ですが、コーラス・グループらなではの一味違った「A Taste Of Honey」を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=U_w2sPQ0lvM

「Till」
邦題「愛の誓い」。Carl Sigman/Charles Danvers作。タイトル曲はPercy Faith And His OrchestraやRoger Williamsのヒットで知られる曲です。ストリングスを配したノスタルジックなロマンティック・バラードで聴かせてくれます。シングルにもなり、USチャート第27位となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fvK5ebF1VH4

「She Was Too Good To Me」
Richard Rodgers/Lorenz Hart作。1930年のブロードウェイ・ミュージカル『Simple Simon』のために書かれた曲です。美しいストリングスの小粋なピアノの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=KHyXQ7AfKq0

「No, Not Much」
The Four Lads、1956年のヒット・シングルをカヴァー(Al Stillman/Robert Allen作)。この時代らしからぬノスタルジックな雰囲気が逆に新鮮です。
https://www.youtube.com/watch?v=ktValOmKJ4Q

「The Sun Shines Out Of Your Shoes」
Jackie Trent & Tony Hatch作。オリジナルは1968年のPetula Clarkヴァージョン。軽快なポップ・チューンで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=mPNBPw6uHyk

「Woman Helping Man」
Mark Charron作。ラストはシングルにもなった甘酸っぱい青春の味がする素敵なポップ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=JARjvrriGbQ

Reprise時代のThe Voguesの他作品もチェックを!

『Turn Around, Look At Me』(1968年)
ふりかえった恋

『Memories』(1969年)
メモリーズ

『The Vogues Sing the Good Old Songs』(1970年)
シング・ザ・グッド・オールド・ソングス
posted by ez at 02:07| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月04日

Joyce『Encontro Marcado』

個性が開花した2nd☆Joyce『Encontro Marcado』

発表年:1969年
ez的ジャンル:ブラジル人女性SSW
気分は... :ドルフィンズ一歩及ばず・・・

NFLは最終週のゲームが行われ、我がドルフィンズはビルズに敗れて10勝6敗でシーズン終了。最近の低迷を考えれば、素晴らしい成績ですが、プレーオフまで1勝届かずシーズン終了となりました。

人気ブラジル人女性シンガー・ソングライターJoyce(Joyce Moreno)の2ndアルバム『Encontro Marcado』(1969年)です。

これまで当ブログで紹介したJoyce作品は以下の11枚。

 『Feminina』(1980年)
 『Agua e Luz』(1981年)
 『Tardes Cariocas』(1983年)
 『Music Inside』(1990年)
 『Language And Love』(1991年)
 『Ilha Brasil』(1996年)
 『Hard Bossa』(1999年)
 『Gafieira Moderna』(2001年)
 Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
 『Bossa Duets』(2003年)
 『Tudo』(2012年)

本作『Encontro Marcado』(1969年)は、『Joyce』(1968年)に続く2ndアルバム。

プロデュースはNelson Motta
アレンジはLuiz Eca

Joyce本人は本作を"混乱のアルバム"と称しており、サウンドの鮮やかさに戸惑いを感じているのかもしれませんが、80年代以降のJoyceを予感させる濃密な1枚に仕上がっています。全体的にリズミックなのが今聴いても新鮮な要因かもしれません。

「Adam, Adam」「Encontro Marcado」「Bom Dia」「Copacabana, Velha De Guerra」という冒頭4曲を聴けば、本作の魅力がすぐに分かります。

Joyceの個性が開花した1枚をお楽しみください!

全曲紹介しときやす。

「Adam, Adam」
鮮やかなリズミック・サウンドが印象的なオープニング。80年代のJoyceを予感させる歌い回しがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=gTRYdIxwebY

「Encontro Marcado」
Joyce作。タイトル曲はLuiz Ecaが映える軽快なメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=wRp3MOPXnhw

「Bom Dia」
Gilberto Gil/Nana Caymmi作。軽快なギター・カッティングと流麗なストリングスをバックに、艶やかなヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SDNI2Am-n-c

「Copacabana, Velha De Guerra」
Joyce/Sergio Flaksman作。ベースラインの格好良いリズミックな軽快メロウ・グルーヴ。少しミステリアスな雰囲気もいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_hNBFv9T4p8

「Como Vai, Vai Bem?」
後に最初の旦那様となるNelson Angeloの作品。当時21歳のJoyceのヴォーカルが躍動する楽しげな1曲に仕上がっています。スキャットもいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=7-_AUXuBT34

「Asa Branca」
Humberto Teixeira/Luiz Gonzaga作の名曲をカヴァー。1969年という時代らしく少しラブ&ピースな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=FMOcxNrT2zs

本曲について、当ブログではCaetano VelosoCravo & CanelaMade In BrazilWalter WanderleyToquinhoのカヴァーを紹介しています。

「Longe Do Tempo」
Danilo Caymmi/Joao Carlos Padua作。リズミックな躍動感は今聴いても新鮮です。
https://www.youtube.com/watch?v=5qXmlOwCsuo

「A Saudade Que Mata A Gente」
Antonio Almeida/Joao De Barro作。タイトルの通り、少しサウダージなメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=JXnhEeBC7zg

「Preparando Um Luminoso」
Capinan/Joyce作。流麗でありながらリズミックなアレンジが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=UFwOh1uHEVI

「Pra Saber De Nada」
Joyce作。シンガー・ソングライターJoyceの才能を感じる1曲。しっかりJoyceワールドを展開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=TToTAT8lcj4

「Caminho Pro Sol」
Nelson Angelo/Sergio Flaksman作。鮮やかなLuiz Ecaのアレンジが映える1曲で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gYkSJggZeD0

Joyceの過去記事もご参照下さい。

『Feminina』(1980年)
フェミニーナ、そして水と光

『Agua e Luz』(1981年)
水と光

『Tardes Cariocas』(1983年)
Tardes Cariocas

『Music Inside』(1990年)
ミュージック・インサイド

『Language And Love』(1991年)
joyce language and love.jpg

『Ilha Brasil』(1996年)
イーリャ・ブラジル

『Hard Bossa』(1999年)
Hard Bossa

『Gafieira Moderna』(2001年)
Gafieira Moderna

Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
ジャスト・ア・リトル・ビット・クレイジー(2003年作)

『Bossa Duets』(2003年)
ボッサ・デュエッツ

『Tudo』(2012年)
トゥード
posted by ez at 11:28| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月23日

Cannonball Adderley With Bill Evans『Know What I Mean?』

もう1つの「Waltz for Debby」☆Cannonball Adderley With Bill Evans『Know What I Mean?』

録音年:1961年
ez的ジャンル:ハード・バップ/クール・ジャズ
気分は... :静と動・・・

今回はジャズ・サックス奏者Cannonball Adderleyがジャズ・ピアニストBill Evansを迎えてレコーディングした1枚、『Know What I Mean?』(1961年)です。

Bill Evansについては、今月『Alone (Again)』(1975年)を紹介したばかりですが、本作はあくまでCannonball Adderley枠ということで。

大物ジャズ・アルトサックス奏者Julian "Cannonball" Adderley(1928-1975年)について、当ブログでこれまで紹介したのは以下の5枚。

 『Cannonball's Bossa Nova』(1962年)
 『Mercy, Mercy, Mercy!』(1966年)
 『Country Preacher』(1969年)
 『Inside Straight』(1973年)
 『Love, Sex, And The Zodiac』(1974年)

1958年のMiles Davisのセクステットで同僚であったAdderleyEvansによる再会セッションです。

レコーディング・メンバーは、Cannonball Adderley(as)、Bill Evans(p)、さらにはPercy Heath(b)、Connie Kay(ds)というThe Modern Jazz Quartet(MJQ)のリズム隊が加わったカルテット編成。

Riversideからリリース。
プロデュースはOrrin Keepnews

ハイライトはBill Evansの名曲「Waltz for Debby」ですね。本作と同じ1961年レコーディングの『Waltz For Debby』(1961年)ヴァージョンがあまりにも有名ですが、同じ年にレコーディングされたもう1つの「Waltz for Debby」も要チェックです。

それ以外にも「Goodbye」「Elsa」「Nancy (With the Laughing Face)」なんかはEvansを意識した選曲だと思います。

一方、「Who Cares?」「Toy」Adderleyらしいプレイを楽しめます。

さらにMJQへのリスペクトを感じる「Venice」も僕のお気に入り。

クリスマス・シーズンに聴くジャズとしては案外フィットしていると思います。

全曲紹介しときやす。

「Waltz for Debby」
Bill Evans/Gene Lees作。冒頭のEvansのピアノは『Waltz For Debby』ヴァージョンそのままな感じですが、Adderleyのサックスが入ると軽やかでスウィンギーな本ヴァージョンらしい演奏を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=acX3MhM_dpw
『Waltz For Debby』(1961年)ヴァージョンと聴き比べるのも楽しいと思います。
「Waltz for Debby」(From Bill Evans『Waltz For Debby』
https://www.youtube.com/watch?v=P0FIsFD9MXU

「Goodbye」
Gordon Jenkins作。Benny Goodman Orchestraでお馴染みのスタンダードをカヴァー。Milt Jackson With Hubert Lawsのカヴァーも紹介済みです。これはAdderleyというよりEvans向けの選曲ですね。Evans、Heath、Kayのトリオ演奏でも良かったかも?
https://www.youtube.com/watch?v=GQSxofFjc1E

「Who Cares? (Take 5)」
George Gershwin/Ira Gershwin作品。当ブログではAnita O'Dayのカヴァーも紹介済みです。Heath、Kayのリズム隊が先導し、Adderleyのサックスが躍動する軽快な演奏です。Evansのソロも実にいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=kHQrQtIW60k

「Who Cares? (Take 4)」
ボーナス・トラック。「Who Cares?」の別ヴァージョン。コチラの方がリズム隊が目立ちますね。
https://www.youtube.com/watch?v=zkAxJyNT-NU

「Venice」
MJQ作品をカヴァー(John Lewis作)。MJQメンバーへの敬意を表したカヴァー・セレクトですね。演奏自体もMJQへのリスペクトを感じる落ち着いたトーンの穏やかな演奏がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=oRbYmVd1mrs

「Toy」
Clifford Jordan作。。メンバー全員がリラックスした雰囲気の軽やかに疾走する演奏がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6wcErvs_Dlk

「Elsa」
Earl Zindars作。Bill Evans『Explorations』(1961年)収録曲としても知られていますね。やはりこの曲はEvansの繊細な美しさを持つピアノが主役です。AdderleyもEvansワールドに必死に合わせている感じが面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=CN4pzCVql9M

「Nancy (With the Laughing Face)」
Phil Silvers/Jimmy Van Heusen作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。これもEvansのためにAdderleyが用意した楽曲かもしれませんね。実にロマンティックなバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=6dt4p1Zt5s4

「Know What I Mean? (Re-take 7)」
Bill Evans作。静のEvans、動のAdderleyという緩急のコントラストを明確にした、この二人の共演ならではの演奏が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=WVVROe83TVU

「Know What I Mean? (Take 12)」
「Know What I Mean? 」の別テイク。こちらは7分超の長尺です。上記テイクのようなEvansとAdderleyのコントラストは強調しておらず、ある意味こちらの方が自然な流れな気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=F3iPSfib4m4

Cannonball Adderleyの過去記事もご参照ください。

『Cannonball's Bossa Nova』(1962年)
キャノンボールズ・ボサノバ

『Mercy, Mercy, Mercy!』(1966年)
マーシー・マーシー・マーシー

『Country Preacher』(1969年)
カントリー・プリーチャー

『Inside Straight』(1973年)
Inside Straight

『Love, Sex, And The Zodiac』(1974年)
ラヴ・セックス・アンド・ザ・ゾディアック
posted by ez at 01:59| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月10日

Joelma『Muito Mais』

ブラジル人女性シンガー☆Joelma『Muito Mais』

発表年:1968年
ez的ジャンル:ブラジル人女性シンガー
気分は... :伏せて開く!

今回は60年代ブラジルものからJoelma『Muito Mais』(1968年)です。

Joelma Giroは1945年生まれのブラジル人女性シンガー。

1960年代後半から70年代にかけて7枚のアルバムをリリースしています。

本作『Muito Mais』(1968年)は2ndアルバムとなります。

僕がJoelma Giroというアーティストについて知っているのはこの程度。

中古ショップのラテン/ブラジル・コーナーで見つけ、ジャケが気になり値段も手頃だったので購入した記憶があります。

本作は英米のみならず、ポルトガル、スペイン、イタリア、メキシコのアーティスト/コンポーザーの作品をカヴァーしているポピュラー作品です。

予備知識がなくわからないことだらけの1枚ですが、それが逆に面白いアルバムだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Tem Pena Desse Homem (Pity The Man)」
Roger Cook/Roger Greenaway作。多分、オリジナルは1966年、Bobbi Jeanヴァージョンだと思います。哀愁のメロディを思い入れたっぷりに歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=45NR-rvH6II

「Tem Que Ser Ele (It Must Be Him)」
US女性シンガーVikki Carr、1967年の大ヒット曲をカヴァー(Gilbert Becaud/Maurice Vidalin作)。元々フランス語の歌が英語歌詞でヒットし、さらにブラジル人シンガーでポルトガル語で歌うという流れが興味深いですね。明らかにフランス語が似合う曲調ですが、ポルトガル語の響きも悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=eP-qy0GwOdI

「Jo-Jo (Jo-Jo) 」
Alan Moorhouse/David Gold/Gordon Rees作。The King BrothersやLarry Page Orchestraが1966年レコーディングしている楽曲をカヴァー。美しいストリングスを配したワルツ調のバッキングに合わせて、Joelmaが華麗な歌声を披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=03mnDhPOZ9U

「O Mar Nao Falara」
Jorge Costa Pinto作。オリジナルはポルトガルの女優/シンガーMadalena Iglesiasの1966年ヴァージョン。僕好みのビートの効いたグルーヴィー・ポップに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=7f5FNkr8otk

「Silencio」
Sergio Odilon作。オーケストレーションをバックに従えた哀愁バラード。悲しい結末のドラマのエンディングテーマといったムードです。
https://www.youtube.com/watch?v=vucp2HAmjIU

「Toureiro」
Geraldo Nunes/Zito作。昭和歌謡のブラジル版といった雰囲気です。ホーン・サウンドジやマーチ調パートのメリハリが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=RVUvwcIbTtY

「Setembro (Septiembre)」
Jorge Domingo/Esperanza Navarro作。オリジナルはスペインの男性シンガーSantyの1966年ヴァージョン。哀愁のメロディを切なく歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=kkdWU4Dbwhc

「Esta Tarde Vi Chover (Esta Tarde Vi Llover)」
メキシコ人シンガー/コンポーザーArmando Manzaneroの作品をカヴァー。気品溢れるビューティフル・バラードは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=T6fiK2jgfyE

「Bonequinho De Barro」
Joelmaのオリジナル。少しエキゾチックなバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=QJcjXF4Ut1I

「O Teu Passado (Il Tuo Passato)」
イタリア人シンガーMemo Remigi、1967年のシングルをカヴァー(Memo Remigi/Alberto Testa作)。イタリアの香りのするメロディを情感たっぷりに歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=7oiXoxL0yJM

「Cordao De Cores」
Franco Dilano/Glaucia Prado作。マーチ調リズムの哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=WvnxgXeUG1Q

「Pranto Teu」
Carlos Cesar作。ラストはムーディーなバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=qsZC7g2w8G4

『Joelma』(1966年)
posted by ez at 10:48| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月23日

The Left Banke『The Left Banke, Too』

バロック・ポップで人気を博したグループの2nd☆The Left Banke『The Left Banke, Too』

発表年:1968年
ez的ジャンル:バロック・ポップ/サイケ・ポップ
気分は... :ジャケ買いした1枚!

今回は60年代サイケ・ポップ作品からThe Left Banke『The Left Banke, Too』(1968年)です。

The Left Bankeは、Michael Brown(key)を中心に1965年N.Y.で結成されたバンド。

1966年にリリースしたデビュー・シングル「Walk Away Renee(邦題:いとしのルネ)」がUSチャート第5位のヒットとなり、いきなり商業的な成功を収めます。続くシングル「Pretty Ballerina」も同チャート第15位のヒットとなりました。

「Walk Away Renee」
 https://www.youtube.com/watch?v=qDfrW5cWqMU
「Pretty Ballerina」
 https://www.youtube.com/watch?v=m-Ep5x-DETc

その2曲のヒット・シングルを収めたデビュー・アルバム『Walk Away Renee/Pretty Ballerina』(1967年)をリリースしています。

The Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1967年)の影響を受けたクラシックのエッセンスを取り入れた彼らのポップ・サウンドは"バロック・ポップ"と呼ばれました。

ここまでは順調であったグループですが、その後はトラブルで混迷を極めます。中心であったMichael Brownがメンバー以外のミュージシャンと録音した音源をThe Left Banke名義でリリースしたことで、他メンバーと訴訟トラブルとなり、最終的にMichaelは脱退することになります。

さらにマネジメント側とメンバーの対立で何名かのメンバーが去り、残ったのは本作のジャケに写るSteve Martin Caro(vo)、Tom Finn(b)、George Cameron(ds、vo)の3名となってしまいました。

こんな状況下で制作されたのが本作『The Left Banke, Too』(1968年)です。

実際には、Michael Brown在籍のレコーディングも2曲あり、それ以外にTom Feher(p、g)もメンバーとして参加しています。

それ以外にSteve Tallarico(back vo)、Paul Griffin(key)、Hugh McCracken(g)等の外部ミュージシャンも参加しています。Steve Tallaricoは後にAerosmithのリード・ヴォーカルとなるSteven Tylerです。

本作でも『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1967年)、『Magical Mystery Tour』(1967年)の影響を受けたバロック・ポップが展開されます。サイケ・ポップな楽曲が多いのもいいですね。

メイン・プロデュースはPaul Leka。それ以外にArthur Schroeck/Gene RadiceMichael Brownプロデュース曲も含まれます。

シングルにもなったMichael在籍時の「Desiree」が目立ちますが、バロック・サイケ・ポップな「Nice to See You」「There's Gonna Be a Storm」、美しいハーモニーを満喫できる「Dark is the Bark」「My Friend Today」あたりも僕のおススメです。

『Sgt. Pepper's』『Magical Mystery Tour』好き、サイケ・ポップ好き、ソフトロック好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Goodbye Holly」
Tom Feher作。Buddy Hollyに捧げられたオープニング。素敵なヴォーカルワークで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=uRWHdP3uWkM

「There's Gonna Be a Storm」
Tom Finn作。クラシカルなエッセンスとサイケなエッセンスを織り交ぜたバロック・サイケ・ポップがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=wO0geDRTTRc

「Sing Little Bird Sing」
Tom Feher作。幻想的かつ牧歌的なバロック・・ポップに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=GFoVjUUJTi4

「Nice to See You」
Tom Finn作。僕好みのサイケなバロック・ポップ。バック・コーラスにはSteve Tallarico(Steven Tyler)も参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=fQqxuQHDZJM

「Give the Man a Hand」
Marvin Potocki作。『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の影響を強く感じる1曲ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=uDwAVXqbuco

「Bryant Hotel」
Tom Feher作。バンジョーでアクセントをつけた哀愁チューン。カントリー・ロック×Sgt. Pepper'sみたいな雰囲気が面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jKKQaOc3lpQ

「Desiree」
Michael Brown/Tom Feher作。シングルにもなったMichael在籍時のレコーディング。ストリングス&ホーンを駆使した美しいハーモニーのソフトロックに仕上がっています。ギターはHugh McCracken。
https://www.youtube.com/watch?v=iHqy6EMr5Ro

「Dark is the Bark」
George Cameron/Tom Finn/Steve Martin Caro作。美しいハーモニーを満喫できる1曲。迷宮に迷い込んでしまったような感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=aPwMicQ1ca0

「In the Morning Light」
Michael Brown/Tom Feher作。この曲もMichael在籍時のレコーディング。『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』経由のポップ・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=HiioT8k5cug

「My Friend Today」
Tom Finn作。同じThe Beatlesでもコレは『Magical Mystery Tour』って感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=yT-3_Wm9LTs

1stアルバム『Walk Away Renee/Pretty Ballerina』(1967年)もセットでどうぞ!

『Walk Away Renee/Pretty Ballerina』(1967年)
posted by ez at 00:54| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする