2021年01月21日

Angela Moyra『Fickle Island』

ウクレレに癒される女性SSW作品☆Angela Moyra『Fickle Island』

発表年:2014年
ez的ジャンル:オーガニック系女性SSW
気分は... :ウクレレの響き・・・

サンフランシスコで活動する女性シンガー・ソングライターAngela Moyraのデビュー・アルバム『Fickle Island』(2014年)です。

Angela Moyraはオランダ出身、USサンフランシスコを拠点とする女性シンガー・ソングライター。

現時点でリリースされているアルバムは本作『Fickle Island』(2014年)のみですが、ウクレレ、ギター片手に歌われるオーガニックでナチュラルなポップ・サウンドとキュートなAngelaの歌声は、聴く者を癒し、穏やかな気持ちにさせてくれます。

僕はもっとオーガニック・ソウル的な作品をイメージしていたのですが、実際に聴いてみるとフォーキーなポップ作品といった印象です。特にウクレレの音色の使い方が絶妙ですね。

プロデュースはReyn Ouwehand。ギター、ベース、ピアノ、エレピ、キーボード、オルガン、チェレスタ、メロトロン、ヴィブラフォンなど演奏面でも本作に大きく貢献しています。

楽曲はボーナス・トラック「Loving You」を除き、Angela Moyraのオリジナルです。

個人的には、オープニングを飾る「Nothing Lasts」、アイランド&バカンス・モードの「Emma's Island」、シングルにもなったフォーキー・ポップ「Bubbalu」、キュートな歌声がたまらない「Little Town By The Sea」、ドリーミーで透明感のある「Who Knows Tomorrow」、ウクレレの響きが素敵な「Your Name/My Name」あたりがおススメです。

流行に左右されないオーガニックでナチュラルなポップ・ワールドに癒されましょう!

全曲紹介しときやす。

「Nothing Lasts」
甘く切ないラブソングがオープニング。微風のようなオーガニック&ナチュラルなサウンドに乗った、少し切ないAngelaの歌声にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=EjmaCW4n6SA

「Emma's Island」
本作らしいウクレレの音色に癒される1曲。聴いているだけで都会の喧騒を忘れて、アイランド&バカンス・モードに浸ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=zMxF83nlHcM

「Fickle」
女性SSWらしいタイトル曲。彼女の生き方の決意表明のような歌詞が印象的です。颯爽と駆け抜けていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_N8bjO7rTWg

「I Won't Stop」
彼との最後の夜を歌う切ないラブソング。聴いていると、星が綺麗な澄んだ夜空がイメージされます。
https://www.youtube.com/watch?v=unahQ9cFcuo

「Draw A Picture」
ビートを効かせたフォーキー・ロック。Angelaのキュートな歌声の魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=u03MfhmGV9c

「Hati Sakit」
自分の居場所を探す心模様を歌った哀愁ソング。
https://www.youtube.com/watch?v=HgYrwwbOxek

「Little Town By The Sea」
美しさと脆さが同居するキュートな歌声にグッとくる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=tkxgz3HauHU

「Bubbalu」
シングルにもなったフォーキー・ポップ。透明感のあるポップ・ワールドにAngelaの魅力が凝縮されています。
https://www.youtube.com/watch?v=5gkIQI7bXBg

「Sand In My Mouth」
ウクレレの音色に癒される1曲。こんな曲を聴きながら眠るといい夢見られそう!
https://www.youtube.com/watch?v=WRkQSn-uwFA

「Poppin'」
少しレトロなアクセントをつけたオーガニック・ポップ。
https://www.youtube.com/watch?v=K_qhLbCNWLM

「Who Knows Tomorrow」
透明感のあるドリーミーなフォーキー・チューンは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=DYwOCoB9I3Y

「Your Name/My Name」
本編ラストはウクレレの響きが素敵なラブソングで締め括ってくれます。癒しのラブソングって感じがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=E2VcFE7Ktfg

「Loving You」
国内盤CDボーナス・トラックその1。Minnie Ripertonの名曲カヴァー(Minnie Riperton/Richard Rudolph作)。Angelaらしい歌い回しの「Loving You」を聴かせてくれます。

「Timid」
国内盤CDボーナス・トラックその2。2012年リリースのデビュー・シングルのライヴ・アコースティック・ヴァージョン。ウクレレの弾き語りがいい感じ!

この音世界もっと聴きたいなぁ・・・
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2020年12月11日

The Original 7ven『Condensate』

The Time、21年ぶりのリユニオン☆The Original 7ven『Condensate』

発表年:2011年
ez的ジャンル:ミネアポリス・ファンク
気分は... :アンチエイジング!

今回はプリンス・ファミリーとしてお馴染みのThe Timeが、The Original 7ven名義で再結成したアルバム『Condensate』(2011年)です。

前身グループFlyte Tymeを母体にPrince殿下の全面バックアップでデビューしたThe Timeの紹介は、2ndアルバム『What Time Is It?』(1982年)、デビュー・アルバム『The Time』(1981年)に続き3回目となります。

前作『Pandemonium』(1990年)もリユニオン的な1枚でしたが、その『Pandemonium』以来、21年ぶりとなる本作『Condensate』

Morris Day(vo)、Jesse Johnson(g)、Jimmy Jam(key)、Monte Moir(key)、Terry Lewis(b)、Jellybean Johnson(ds、per)、Jerome Benton (per)という7名が再集結しました。

バンド名がThe Original 7venなのは、"The Time"というバンド名の使用権をPrinceが認めなかったためらしいです。

ということで、本作はPrinceが全く関与していない初めての作品であり、その意味でもオリジナルな1枚といえますね。

プロデュースはJimmy Jam & Terry LewisJesse Johnson

Sly & The Family Stoneテイストの「Strawberry Lake」
セクシーなファンク・グルーヴ「Condensate」、シングル曲「#Trendin」、キャッチーで若々しい「If I Was Yo Man」、妖しい魅力のスロウ・ファンク「Role Play」という前半が圧巻です。

聴いているだけで80年代のあの時代を思い出す、若々しく躍動感のあるリユニオン作です。

全曲紹介しときやす。

「O7ven Intro」
James Harris III/Terry Lewis作。アルバムのイントロですが、虫の鳴き声が使われているあたりに、『Pandemonium』のラスト「Pretty Little Women」からの流れを感じます。

「Strawberry Lake」
James Harris III/Terry Lewis/Morris Day作。Sly & The Family Stoneのテイストも取り入れたパワフルなファンク・チューンで楽しませてくれます。この1曲だけで彼らが健在であることを強烈に印象づけてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=f_jHYku47EA

「O7ven Press Conference」
James Harris III/Terry Lewis作。インタールード。

「Condensate」
James Harris III/Terry Lewis作。時代に左右されないファンク・グルーヴって感じがいいでうね。オトナなセクシーさがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Isxkx3lNwYs

「#Trendin」
James Harris III/Terry Lewis作。シングルになったトラック。80年代にタイムスリップしたかのようなミネアポリス・ファンクでファンを楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=cWfzqNHAnqA

「If I Was Yo Man」
James Harris III/Terry Lewis/Morris Day作。僕好みのキャッチーなファンク・グルーヴ。年齢を感じさせない若々しさ、セクシーさがいいですね。
Jellybean Johnsonのドラミングが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=2qBjS0D2D3o

「Role Play」
Jesse Johnson/James Harris III/Terry Lewis/Morris Day作。プリンス・ファミリーならではの妖しいセクシーさが漂うスロウ・ファンク。この雰囲気嫌いじゃありません。

「Sick」
Jesse Johnson/James Harris III/Terry Lewis作。Jesse Johnsonのギターが唸りを上げるブラック・ロック・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=Jk2nCd4NpJ4

「Lifestyle」
Jesse Johnson/John Dixson作。ミディアム・バラードで一度落ち着かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LzpgpSrJ2Jo

「Faithful」
James Harris III/Terry Lewis作。派手さはありませんが、ほんのりミネアポリスの香りがするいい雰囲気のミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=eB9vanfiMYs

「Cadillac」
James Harris III/Terry Lewis作。(ローファイじゃありませんが)ローファイ的な少ない音数が印象的なトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=c9qeiI4rLEM

「AYDKMN」
Jesse Johnson/James Harris III/Terry Lewis作。Jesse Johnsonのギターが先導する格好良いブラック・ロック。
https://www.youtube.com/watch?v=CC-loLFbv78

「One Step」
James Harris III/Terry Lewis作。このバンドのエンターテイナー的なムードを楽しめる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=IdIScSINmcA

「Toast To The Party Girl」
James Harris III/Terry Lewis作。このトラックも80年代にタイムスリップしますね。プリンス・ファミリーらしい華やかでポップなダンサブル・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=wuYpoWf2KZ0

「Hey Yo」
James Harris III/Terry Lewis/Morris Day作。メリハリの効いたミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=Uo2gXuWdwVo

「GoHomeToYoMan」
James Harris III/Terry Lewis/Monte Moir作。ラストはバラードで締め括ってくれます。虫の効果音で終わるところに次を期待した人も多かったのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Isxkx3lNwYs

The Timeの他作品もチェックを!

『The Time』(1981年)
THE TIME

『What Time Is It?』(1982年)
ホワット・タイム・イズ・イット?

『Ice Cream Castle』(1984年)
アイスクリーム・キャッスル

『Pandemonium』(1990年)
Pandemonian
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2020年11月28日

Roots Manuva『4everevolution』

Hip-Hopの枠に囚われない1枚☆Roots Manuva『4everevolution』

発表年:2011年
ez的ジャンル:UKオルタナティブHip-Hop
気分は... :変革のとき!

UKオルタナティブHip-Hop作品からRoots Manuva『4everevolution』(2011年)です。

Roots Manuva(本名:Rodney Hylton Smith)は1972年ロンドン生まれ。

Hip-HopユニットIQ Procedureのメンバーとして活動した後、ソロ・アーティストへ転向。

1998年にNinja Tune傘下のBig Dadaと契約し、1999年にデビュー・アルバム『Brand New Second Hand』(1999年)をリリースします。

以来、レゲエ、ダブ、エレクトロニカを取り入れたスタイルでUK Hip-Hopを牽引してきました。

本作『4everevolution』(2011年)は、そんな様々な音楽エッセンスを取り込んだHip-Hopの枠を飛び越えたRoots Manuvaワールドを存分に楽しめる1枚です。

メイン・プロデュースはRoots Manuva本人ですが、何曲かで外部プロデューサーも起用しています。

アルバムにはUKロック・バンドSkunk AnansieSkin(vo)、Richard 'Cass' Lewis(b)、Big Dadaのレーベル・メイトである女性シンガーElan Tamara、ロンドンのラガ系MC Spikey Tee、女性シンガーRokhsan、さらにはRoots Manuva自身が主宰するコレクティヴBanana KlanのクルーであるRicky RankingDJ MKBig Daddy KopeAmazireeが参加しています。

シェフィールド出身のDJ/プロデューサーToddla Tとのコラボ・シングルでも話題になった「Watch Me Dance」Cameo「The Sound Table」をサンプリングしたブギー・ディスコ「Beyond This World」、シングルにもなったダンサブル・トラック「Get The Get」Toddla Tと共作したミクスチャー・トラック「In The Throes Of It」、USとUKのHip-Hopを融合させた「First Growth」Spikey TeeのラガMC をフィーチャーした「Here We Go Again」Skunk Anansieのメンバーが参加した「Skid Valley」、トリップ・ホップ的な「Who Goes There?」、レゲエ・テイストのメロウ・トラック「Wha' Mek」あたりが僕のおススメです。

Hip-Hop好きというよりも、UKクロスオーヴァー/クラブミュージック好きの人にフィットする1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「First Growth」
USとUKのHip-Hopを融合させたようなオープニング。キャッチーなリズム・トラックがいいですね。プロデューサーとしてのManuvaのセンスを感じるオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=ngbklHF8ePM

「Here We Go Again」
Dizz1プロデュース。Spikey TeeによるラガMCをフィーチャー。UKならではのオルタナティブな魅力を持ったハイパー哀愁トラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xAglv1p9pAE

「Skid Valley」
UKロック・バンドSkunk Anansieから女性ヴォーカルSkinとベースのRichard 'Cass' Lewisが参加した哀愁トラック。
https://www.youtube.com/watch?v=SjRz--PHUdU

「Who Goes There?」
Monkeymarcプロデュース。レゲエ/ダブのエッセンスを取り込んだトリップ・ホップ的な仕上がり。Ukらしくて好きです
https://www.youtube.com/watch?v=8mb1NYIR5Yk

「Watch Me Dance」
シェフィールド出身のDJ/プロデューサーToddla Tとのコラボ・シングルでも話題になった楽曲の別ヴァージョン。オリジナルのコラボ・トラックはToddla Tのアルバム『Watch Me Dance』(2011年)収録。Manuva流のディスコ・ファンクを楽しめます。Rokhsanがバック・ヴォーカルで華を添えています。
https://www.youtube.com/watch?v=E3Vezcqen_Q

Toddla Tとのコラボ・シングルと聴き比べるのも楽しいと思います。
Toddla T & Roots Manuva「Watch Me Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=9rw9yeS6nqA

「Revelation」
Gibbs Kingプロデュース。荘厳なトラックとまさに啓示のようなManuvaのラップが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=-AMIvXNnGmg

「Wha' Mek」
レゲエ・テイストのメロウ・トラックは僕好み。Banana KlanのクルーであるRicky Rankingがバック・コーラスを務めます。
https://www.youtube.com/watch?v=E3Vezcqen_Q

「Takes Time To」
アブストラクトな哀愁トラックが印象的です。何ともいえない不気味な雰囲気がありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=z9nnQfmxRgE

「Beyond This World」
Rokhsanの女性ヴォーカルをフィーチャー。当ブログでも紹介したブギー・ディスコCameo「The Sound Table」をサンプリングしたダンサブル・チューン。シングル向きのキャッチーなトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=ebjBTlp3Q0U

「Go Champ」
イントロのヴォーカルはDaddy Kope。重低音を効かせたUKらしいダンサブル・チューン。少しラガ調のフロウを軽快に聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pMiSmZWA0fU

「Get The Get」
Rokhsanの女性ヴォーカルをフィーチャー。シングルにもなったダンサブル・トラック。Rokhsanの妖艶なヴォーカルとManuvaの扇動的なラップの組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=42riyqgQ3IU

「Crow Bars」
Daddy Kope、Ricky Rankingのヴォーカルをフィーチャーした哀愁トラック。
https://www.youtube.com/watch?v=Jqcnxs0qvqo

「In The Throes Of It」
Toddla Tとの共作。ロック、エレクトロニカとのミクスチャー感が印象的なトラック。なかなかインパクトがあって好きです。Banana KlanのRicky Ranking、Amazireeがバック・ヴォーカルで参加。
https://www.youtube.com/watch?v=Q-y-UC_HXqY

「Noddy」
ダーク・トーンのアッパー・チューン。こういうのもUKらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8rlcn2IjGYs

「Much Too Plush」
ベースミュージック的なトラックが印象的です。派手さはありませんがいい感じなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=8ri8apda_Lg

「The Path」
Big Dada所属の女性シンガーElan Tamaraをフィーチャー。重心の低い哀愁グルーヴがManuvaらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=VANeb3RZHug

「Banana Skank」
Banana KlanのDJ MKとAmazireeが参加。本編ラストは少しラガっぽいラップで煽っています。
https://www.youtube.com/watch?v=YyXv2yEHcbg

「Snakebite」
ボーナス・トラックその1。ダーク・トーンのトラックが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=LYQ2ndfDyFM

「Bust It」
ボーナス・トラックその2。アブストラクトなトラックですが、Manuvaのセンスを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=UkSIwhu6e4E

Roots Manuvaの他作品もチェックを!

『Brand New Second Hand』(1999年)


『Run Come Save Me』(2001年)


『Dub Come Save Me』(2002年)


『Awfully Deep』(2005年)


『Alternately Deep』(2006年)


The Blacknificent Seven『Ridin Thru Da Underground』(2006年)


『Slime & Reason』(2008年)


Roots Manuva Meets Wrong Tom『Duppy Writer』(2010年)


『Bleeds』(2015年)
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2020年11月14日

7 Days Of Funk『7 Days Of Funk』

Dam-FunkとSnoop Doggによるモダン・ファンク・プロジェクト☆7 Days Of Funk『7 Days Of Funk』

発表年:2013年
ez的ジャンル:80年代ファンク・リバイバル
気分は... :7日間では足りません!

今回は80年代ファンク・リバイバルの先駆者Dam-FunkSnoopzilla(Snoop Dogg)の共演アルバム7 Days Of Funk『7 Days Of Funk』(2013年)です。

1971年L.A.郊外のパサディナ生まれDam-Funk(本名:Damon Garrett Riddick)の紹介は、『Invite The Light』(2015年)に続き2回目となります。

Stones Throwとの契約に成功し、『Toeachizown』(2009年)で注目の存在となった80年代ファンク・リバイバルの先駆者Dam-Funk

そんなDam-FunkSlaveの元メンバー
Steve Arringtonとの共演アルバム『Higher』(2013年)に続いてリリースしたのが、Snoopzilla(Snoop Dogg)と共演した7 Days Of Funk『7 Days Of Funk』(2013年)です。本作もStones Throwからのリリースです。

プロデュースはDam-Funk

ソングライティングはDam-FunkSnoop Dogg(フィーチャリング・アーティストとの共作含む)。

アルバムにはBootsy CollinsSteve Arrington(元Slave)、Snoop Dogの従兄弟であるKurupt、さらにKuruptとDaz DillingerによるHip-HopユニットTha Dogg Poundがフィーチャリングされています。

さらにGeorge Clintonに見出され、
80年代にはRick Jamesのバックアップでソロ・アルバムをリリースし、90年代以降はG-Funkをはじめ数多くのHip-Hop作品に参加している女性ソウル・シンガーVal Youngがバック・コーラスで参加しています。

アルバム全体としては、テンポを落としたメロウなモダン・ファンクが魅力の1枚に仕上がっています。

シングルになった「Faden Away」BootzillaBootsy Collins)からSnoopがSnoopzillaの名を授かる「Hit Da Pavement」あたりが目立つかもしれませんが、個人的には「Let It Go」「Ride」「Do My Thang」といったメロウ・ファンクがおススメです。

普段Snoop Doggを聴かない人であっても、メロウ・ファンク/アーバン・ファンク好きの人であれば楽しめると思います。

1週間ファンク三昧を意図した1日1ファンクの全7トラック(本編)ですが、7日間じゃ物足りない!

全曲紹介しときやす。

「Hit Da Pavement」
Bootsy Collinsをフィーチャー。Bootzilla(Bootsy)からSnoopzillaの名を授かってSnoopが登場する!といった雰囲気のオープニングです。G-Funkとモダン・ファンクの融合を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=Cltcs5ge48M

「Let It Go」
Patrice Rushen「Feels So Real (Won't Let Go)」を引用した僕好みのメロウ・ファンク。Val Youngら女性コーラス陣も盛り上げてくれます。後半はシンセのみならずギター・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=HuismoaZ4Bg

「Faden Away」
先行シングルにもなったトラック。Dam-Funkらしいピーヒャラ・シンセが唸るモダン・ファンク・ワールドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=DVNGfK7gP1M

「1Question?」
本作と同じ年にDam-Funkとの共演アルバム『Higher』をリリースしたSteve Arringtonをフィーチャー。ヴォーカル・スタイルでファンクネスを訴求するトラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=eeXLKrZ17N8

「Ride」
Kuruptをフィーチャー。80年代ファンクへのリスペクトに満ちたメロウ・ファンクを聴かせてくれます。アーバン・メロウとしても楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=74VPrtd25jo

「Do My Thang」
80年代ファンク・リバイバルの完成度としてはコレが一番かも?Dam-Funkによるモダン・ファンク・サウンドとSnoopのフロウが見事に融合したキャッチーなトラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=TCG366PW4mc

「I'll Be There 4U」
本編のラストは、アルバムの余韻を楽しむかのようなトラック。メロウ・ファンクに乗ったSnoopの歌心のあるフロウを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=9dKR6WDMEH4

「Systamatic」
ボーナス・トラックその1。Tha Dogg Poundをフィーチャー。G-Funk×モダン・ファンクなムードを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=yPb598k8b2A

「High Wit Me」
ボーナス・トラックその2(国内盤CDのみ)。USではiTunes限定リリースだったトラックです。タイトルの通り、聴く者を静かにハイにするトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=g-_TLRBlIp8

Dam-Funkの他作品もチェックを!

Dam-Funk『Toeachizown』(2009年)
Toeachizown

Dam-Funk『Adolescent Funk』(2010年)
Adolescent Funk

Steve Arrington & Dam-Funk『Higher』(2013年)
Higher

Dam-Funk『Invite The Light』(2015年)
Invite the Light
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2020年10月26日

Lindstrom & Christabelle『Real Life Is No Cool』

北欧Nu Disco☆Lindstrom & Christabelle『Real Life Is No Cool』

発表年:2010年
ez的ジャンル:北欧Nu Disco
気分は... :幽玄の美・・・

今回は北欧Nu Disco作品、Lindstrom & Christabelle『Real Life Is No Cool』(2010年)です。

Lindstromは1973年ノルウェー生まれのプロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリスト/DJ。

2002年に自身のレーベルFeedelityを立ち上げ、それ以降コンスタントに作品をリリースしています。

来月には久々にPrins Thomasとタッグを組んだアルバム『Lindstrom & Prins Thomas III』もリリースされます。

本作『Real Life Is No Cool』(2010年)は、女性ヴォーカリストChristabelle Sandooを迎えて制作されたNu Disco作品です。

正直、Lindstrom作品には明るくありませんが、本作はそんな僕でも楽しめるキャッチーな1枚です。

「Music In My Mind」「Baby Can't Stop」「Lovesick」というシングルにもなった3曲がやはりインパクトがありますね。

Vangelisのカヴァー「Let It Happen」、様々なダンス・ミュージックのエッセンスを楽しめる「So Much Fun」も好きです。

北欧ならではのNu Discoを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Looking For What」
Christabelleのセクシー・ヴォイスと電脳サウンドが印象的なオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=f8-tkv3DMfk

「Lovesick」
シングルにもなった悩殺モードのダンス・チューン。アンダーグラウンド・ハウス/ディスコな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=iCsR3go7xJ8

「Let It Happen」
「Chariots of Fire」の大ヒットで知られるギリシャのミュージシャンVangelisのカヴァー(Richelle Dassin/Vangelis作)。シンセ・ポップ×ディスコな魅力があるダンス・チューン。北欧らしいヒンヤリ感がいいですね。

「Keep It Up」
煌びやかでドリーミーなポップ・ダンス・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=lqWhU1fKU3Y

「Music In My Mind」
2003年に2人の初共演となったシングル曲。Christabelleの妖艶なヴォーカルを活かしたコズミックなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=aJ9ZS3OYsjE

「Baby Can't Stop」
2009年にシングル・リリースされていたディスコ・ブギー。ホーン隊も加わり、本作で最もキャッチーで華やかな仕上がりなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=qEq2SeyiFsI

「Let's Practise」
「Music In My Mind」の同タイプのダンサブル・チューン。トリッピーな魅力があります。

「So Much Fun」
ハウス、ディスコ、ファンク、Hip-Hopなど様々なダンス・ミュージックのエッセンスを融合させたような仕上がり。

「Never Say Never」
アヴァンギャルドなトラックです。

「High & Low」
ラストはコケティッシュ&ドリーミーなミディアムで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OOnh_zcwz90

Lindstromの他作品もチェックを!

Lindstrom & Prins Thomas『Lindstrom & Prins Thomas』(2005年)


Lindstrom & Prins Thomas『Reinterpretations』(2007年)


『Where You Go I Go Too』(2008年)


Lindstrom & Prins Thomas『Lindstrom & Prins Thomas II』(2009年)


『Six Cups of Rebel』(2012年)


『Smalhans』(2012年)


Todd Rundgren, Emil Nikolaisen, Hans-Peter Lindstrom『Runddans』(2015年)


『It's Alright Between Us As It Is』(2017年)


『On a Clear Day I Can See You Forever』(2019年)
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