2020年08月06日

Lia Cordoni『Samba-Fusao』

魅惑のネオ・サンバ・グルーヴ☆Lia Cordoni『Samba-Fusao』

発表年:2010年
ez的ジャンル:ネオ・サンバ・グルーヴ
気分は... :猛暑にはサンバを!

本格的な猛暑に突入しましたね。

今回はブラジルのネオ・サンバ・グルーヴ作品、Lia Cordoni『Samba-Fusao』(2010年)

Lia Cordoniは、パラナ州ロンドリーナでシンガーとしてのキャリアをスタートさせ、その後サンパウロに拠点を移して本作『Samba-Fusao』(2010年)をレコーディングしました。

楽曲すべて彼女の音楽パートナーJairo Cechinによるオリジナル

僕が彼女について知っているのはこの程度。
中古CDショップで直感的に購入した1枚です。

内容としては、Maria RitaPaula Limaあたりに通じるネオ・サンバ作品に仕上がっています。

アフロ色の強いサンバ・グルーヴ、アーバンでモダンなコンテンポラリー・サウンド、そして少しハスキーなLiaのヴォーカルの絶妙にバランスするソウルフルなネオ・サンバ・グルーヴに仕上がっています。

猛暑にはサンバ・グルーヴがよく似合う・・・

全曲紹介しときやす。

「Contra Mare」
ミステリアスな哀愁サンバがオープニング。都会的なサウンドにアフロなエッセンスでアクセントをつけているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=X7qB0UjkOGA

「Sete Ervas」
エレピの音色が心地好いネオ・サンバ。Maria Rita好きの人であれば、気に入るはず。少しハスキーなLiaのヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=gTgh1LVKeyU

「Linda Maravilhosa」
ギターのアクセントをはじめ、ファンキー・メロウな味わいにグッとくる都会的ソウルフル・サンバ。ビール飲みながら聴きたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=MaErMlcub8k

「Nego Vivido」
このソウルフル・サンバにもファンキー・メロウな魅力があります。中盤以降のアフロ・サンバな展開もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=DtMPtDy86OA

「A Flor」
ビートレスのアコースティック・メロウ。哀愁のメロディを寂しげに歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=fAudnpm-Me0

「Dona das Aguas」
土着的アフロ・サンバにエレクトロニカなエッセンスも織り交ぜたネオ・サンバ・グルーヴらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Kl8Krqf2plk

「Seu Jogo」
哀愁モードのジャジー・メロウ。しっとりとした雰囲気で落ち着かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SB9V25dcCcI

「To no Samba」
Maria Ritaあたりも歌いそうな哀愁サンバ。情感が滲み出てくるようなサンバの音色がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=4EdlPEK_TAI

「Samba-Fusao」
タイトル曲はエレピの音色が似合うコンテンポラリーな哀愁サンバ。ネオ・サンバ・グルーヴらしいアクセントも効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=STIhiM21j3I

「Samba da Exclusao」
ストリングスを巧みに配した幻想的な1曲。素晴らしいアレンジに魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=_l367Gnv290

「Oracao ao Mar」
ピアノ・トリオによるシンプルなサウンドをバックに憂いを帯びたヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=EKHTpaPoMnc

「Descarrego」
ラストは躍動するサンバ・グルーヴで締め括ってくれます。アーバンな疾走感がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=5F413dVcyL8

仕事で脳みそフル稼働の濃密な2日間を過ごし、脳みそがお疲れモード・・・
今日のエントリーを書くのもひと苦労でした。
早く寝て脳の疲れをとろう!
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2020年07月10日

Rhye『Woman』

ベッドルーム系のオルタナティヴR&B☆Rhye『Woman』

発表年:2013年
ez的ジャンル:ベッドルーム系オルタナティヴR&B
気分は... :ジェンダーについて考える・・・

昨日ニュースで、新作映画でトランスジェンダー役を演じる予定であった女優のハル・ベリーが、「男性になった女性」と語ったことで批判を浴び、謝罪すると同時に降板を発表したというニュースを見ました。

そのせいでジェンダーについてあれこれ考えていたら、ふと今回紹介する1枚が思い浮かびました。

ということで、今回はジェンダーレスなヴォーカルが印象的なオルタナティヴR&B作品Rhye『Woman』(2013年)です。

Rhyeは、カナダ出身のシンガー/プロデューサーMike Miloshとデンマーク出身のプロデューミュージシャン/プロデューサーRobin Hannibalが結成したL.A.を拠点とする男性デュオとしてスタート。

Robin Hannibalは、Little DragonSelah Sue『Reason』(2015年)のプロデュース等でも知られていますね。

デビュー・アルバムとなる本作『Woman』(2013年)は、各方面で絶賛され、音楽シーンに大きなインパクトを残した1枚となりました。

その後、Robinがユニットを抜けてMiloshのソロ・プロジェクトとなり、2017年に2ndアルバム『Blood』をリリースしています。

『Woman』(2013年)は、リリース当時に当ブログでもエントリーしようと思っていたのですが、何となく機を逸してしまい、そのまま僕の中で埋没していました。

美しくも儚いムードが魅力のベッドルーム・ミュージック的なオルタナティヴR&Bというのが僕の本作に対する印象です。

そして、その印象を最も特徴づけているのがMike Miloshのジェンダーレスなヴォーカルです。リリース当時、Miloshのヴォーカルを女性シンガーと勘違いし、Rhyeを男女ユニットだと信じ込んでいた人も結構いたと思います。

特にMiloshのヒンヤリしたヴォーカルをSade(Sade Adu)に重ねた人も多かったのでは?

確かにSadeがシンセ・ポップすると、こんな雰囲気かもしれませんね。

プロデュース、ソングライティングはRhye自身。

レコーディングにはThomas Drayton(b)、Andreas Halberg(b)、Elizabeth Lea(tb)、Tom Lea(viola、violin)、Rebekah Raff(harp)、August Rosenbaum(p)、Itai Shapiro(g)、Todd Simon(flh、tp)、Tracy Wannomae(clarinet、fl、sax)といったミュージシャンも参加しています。

シングルにもなった「Open」「The Fall」という人気の冒頭2曲がハイライト。

それ以外であれば、「Last Dance」「Shed Some Blood」「One Of Those Summer Days」「Major Minor Love」が僕のおススメです。

今聴き直しても素敵なベッドルーム・ミュージックだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Open」
2012年のRhyeのデビュー・シングル。美しいストリングス、ハープ、ホーンに続いて発せられるMiloshのSade調ヒンヤリ・ヴォーカルにゾクっとしますね。夢の中で彷徨うような音世界がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=sng_CdAAw8M

「The Fall」
この曲もアルバムに先駆けて2012年にシングル・リリースされた人気曲。ハウス調のピアノも含めてダンサブルなのですが、Miloshのヴォーカルが入るとアンニュイなムードが支配します。この美しくも儚い感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=JJS5ywEIsA4

「Last Dance」
Miloshのジェンダーレス・ヴォーカルの魅力を堪能できる官能的な哀愁グルーヴ。吐息まじりのMiloshのヴォーカルがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=KGmevoyiVPI

「Verse」
哀愁バラードですが、シンセとスリングスのバランスが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=-1L__280NSo

「Shed Some Blood」
オルタナティヴR&B好きの人は気に入りそうな哀愁ミディアム・グルーヴ。打ち水のようなヒンヤリ感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=eWFw89g5P7k

「3 Days」
美しいハープ・ソロによるイントロに続き、北欧シンセ・ポップ調のダンサブル・チューンが展開されます。このあたりはHannibalの色でしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=Gkh5Glu-1Yo

「One Of Those Summer Days」
幻想的なバラード。夏の静かな夜明けといった趣の幻想的なバラード。遠くで響くようなギターの音色もいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=R4zfrj0BzAk

「Major Minor Love」
Miloshの魅力を生かした美しいヴォーカルワークに魅了されます。万華鏡を見ているような楽しさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=e-Lok6dgkXw

「Hunger」
アルバムで最もシンセ・ポップ感が強調されているダンサブル・チューン。Hannibal主導の曲かもしれませんが、Miloshのヴォーカルはこのタイプの曲では生きない気もします。
https://www.youtube.com/watch?v=W1-X6knHC7U

「Woman」
ラストはビートレスのタイトル曲で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=g-qPb-KX_C4

『Blood』(2017年)
posted by ez at 03:07| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月28日

SEED Ensemble『Driftglass』

ロンドン新世代ジャズ・アンサンブル☆SEED Ensemble『Driftglass』

発表年:2019年
ez的ジャンル:ロンドン新世代ジャズ
気分は... :Black Lives Matter!

今回は新作アルバムからロンドン新世代ジャズSEED Ensemble『Driftglass』です。

昨年リリースされた作品ですが、今年5月に国内盤がリリースされました。

SEED Ensembleはロンドンで結成されたジャズ・アンサンブル。

グループのリーダーはロンドンのアフロビート・バンドKokorokoのメンバーとしても知られるCassie Kinoshi(as)。

同じくKokorokoのメンバーであるSheila Maurice-Grey(tp)、南ロンドン・ジャズの活況を象徴するアフロ・ジャズ・ファンク・バンドEzra CollectiveのメンバーJoe Armon-Jones(p、el-p)、Shabaka Hutchings率いるSons Of KemetMoses BoydNubya Garciaとの共演でも知られるTheon Cross(tuba)、南ロンドンを拠点とするジャズ・ユニットMaishaのメンバーShirley Tetteh(g)、それ以外にChelsea Carmichael(ts、fl)、Miguel Gorodi(tp)、Joe Bristow(tb)、Sarah Tandy(p、el-p)、Rio Kai(b)、Patrick Boyle(ds)という全11名が本作のグループ・メンバーです。

XanaCherise Adams-BurnettMr Ekowといったヴォーカル、スポークンワードがフィーチャリングされています。

楽曲はすべてCassie Kinoshiのオリジナルです。

プロデュースはロンドンのジャズ・サックス奏者Jason Yarde

UKのプロデューサー/ビートメイカーEric Lauがミックスを手掛けています。

アルバム・タイトルは黒人SF作家Samuel R. Delanyの短編に由来したもの。また、「The Dreamkeeper」「W A K E (For Grenfell)」の歌詞にはアメリカの黒人作家Langston Hughesの作品が引用されています。

このように本作は黒人のアイデンティティとしてのジャズの伝統と未来が意識されています。その意味では黒人ジャズ・ミュージシャンの先人達が築いてきたジャズの伝統と、これから自分たちが切り拓こうとしているジャズの未来の融合を図ったようなジャズ・アンサンブルを楽します。

ダイナミックなブラス・アンサンブルに、ロンドン新世代らしいPatrick Boyleのドラミング、Joe Armon-JonesSarah Tandyの鍵盤、Shirley Tettehのギターなどが絡みます。

Black Lives Matterが叫ばれる今だからこそ聴くべきジャズ作品かもしれません。

全曲紹介しときやす。

「The Darkies」
Rio KaiのCharles Mingusばりのダブル・ベースと共に始まるオープニング。黒人のアイデンティティとしてのジャズの歴史を感じる演奏です。素晴らしいブラス・アンサンブルに続きMiguel Gorodiのトランペット、Theon Crossのチューバとソロが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=Q0NRu4poYSA

「Afronaut」
Xanaのスポークンワードをフィーチャー。ロンドン新世代らしいビートが躍動するフューチャリスティックなコズミック・ジャズ。鮮やかなブラス・アンサンブルに惹き込まれます。終盤のSarah Tandyのエレピ・ソロも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=ZV-WmZjyJxo

「Stargaze #1: Katin」
ゆったりとした流れの中で、滲み出るようなブラス・アンサンブルが溶け込んでいきます。
https://www.youtube.com/watch?v=IsYdop8pYsk

「The Dreamkeeper」
Cherise Adams-Burnettのヴォーカルをフィーチャー。Joe Armon-Jonesのピアノを中心に夢の中の新世代ジャズといった趣の美しく瑞々しい演奏を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=wKuzEmWBOPg

「W A K E (For Grenfell)」
Cherise Adams-Burnettのヴォーカルをフィーチャー。足で踏み鳴らすリズムに合わせて、合唱される様はゴスペル風です。黒人音楽の伝統とロンドン新世代の感覚がダイナミックに融合している感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=erdmu6SlL2M

「Stargaze #2: Lau」
コズミックな小曲。ギター、エレピ、ドラムを中心にコズミック・ワールドへ誘ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=AMDF1C1w2EM

「Mirrors」
迫力のあるブラス・アンサンブル、夜に漂うようなShirley Tettehのギター、Chelsea Carmichaelのテナー・サックスのブロウが印象的な演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=GYxJ0w2wAEM

「Interplanetary Migration」
Mr Ekowのスポークンワードをフィーチャー。Patrick Boyleのロンドン新世代らしいドラミングが牽引するダイナミックで広大な宇宙を感じるアンサンブルでアルバムを締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=GuHsMwfyLf4

ご興味がある方は本作に参加しているSarah Tandyのリーダー作あたりもチェックしてみては?

Sarah Tandy『Infection in the Sentence』(2019年)
posted by ez at 00:45| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月25日

Jorge Ailton『Arembi』

ブラジリアン・アーバン・ソウル作品☆Jorge Ailton『Arembi』

発表年:2018年
ez的ジャンル:ブラジリアン・アーバン・ソウル
気分は... :レッセ・フェール・・・

今回はブラジリアン・アーバン・ソウル作品Jorge Ailton『Arembi』(2018年)です。

Jorge Ailtonはブラジル人男性シンガー・ソングライター、ベーシスト。

Lulu SantosPaula Toller等のバンドのベーシストとして知られると同時に、『O Ano 1』(2010年)、『Apresenta Cancoes em Ritmo Jovem』(2013年)、『Arembi』(2018年)という3枚のソロ・アルバムをリリースしています。

正直、本作『Arembi』以外の作品は聴いていないので、彼のアーティストとしての全体像を把握している訳ではありませんが、少なくとも本作はブラジル人アーティストならではのアーバンなソウル/R&B作品に仕上がっています。

レコーディングにはJorge Ailton(vo、b)以下、Fael Mondego(prog、vo)、Gustavo Corsi(g)、Claudio Cost(g)、Donatinho(key)、Rodrigo Tavares(key)、Marcos Kinder(ds)、Diogo Gomes(tp)、Wanderson Cunha(tb)、Julio Merlino(sax)、Lilian Valeska(vo)、Flavia Santana(vo)等のミュージシャンが参加しています。

Ed Motta好きも気に入りそうなタイトル曲「Arembi」、アーバンなブラジリアン・モダン・ソウル「Coadjuvante」、アーバン・メロウな「Isso Que Nao Tem Nome」、ブラジリアンAORな「Terceiro Sinal」「Deliciosamente」アコースティックなビューティフル・ソウル「Sine Qua Non」あたりが僕のおススメです。

ブラジリアン・アーバン・ソウルの魅力を十分に伝えてくれる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Arembi」
タイトル曲はホーン・サウンドが印象的なアーバン・ソウル。Ed Mottaあたりが好きな人も気に入りそうなオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=p6g_Ksdh9W0

「Coadjuvante」
ブラジリアン・モダン・ソウルと呼びたくなるモダンなセンスがいいですね。メリハリの効いたアーバン・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dHCSLzgsX88

「Isso Que Nao Tem Nome」
シンセの響きが印象的なアーバン・メロウ。80年代ブラコンを現代ブラジリアン・ソウルにアップデートさせた感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=o1jTPMebjGM

「Terceiro Sinal」
アコースティックな質感をうまく取り入れたミディアム・ソウル。ブラジリアンAORとしての楽しめる1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=rZXs4H7UQaA

「Caroco」
哀愁モードのブラジリアン・モダン・ソウル。口ずさみやすいキャッチーなサビが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=ypOchKTM_Vg

「Deliciosamente」
このトラックもブラジリアンAOR的な魅力があります。さり気ないですが、いい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=v_iwfsFQJps

「Bate E Volta」
ヴォコーダー使いのミディアム・グルーヴ。ヴォコーダーに頼りすぎない感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Qk7Jgp6YuT8

「Sansara」
ジェントルな雰囲気のメロウ・チューン。少し寂しげな雰囲気が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=Rj-EsumpgvI

「Sine Qua Non」
アコースティックなビューティフル・ソウル。ブラジル音楽好きの人であれば、このメロディアスな雰囲気も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Z6OE1vu_N3I

「Nao Necessariamente Nessa Ordem」
ポップ・ソウル調の仕上がり。80年代な雰囲気もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=tPBfHvsv-vo

「O Inicio」
格好良いブレイクと共には始まるダンサブル・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=g6DiUyEkMe0

ご興味がある方はJorge Ailtonの他作品もチェックを!

『O Ano 1』(2010年)
posted by ez at 01:29| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月23日

The Floacist『Floetry Re:Birth』

Floetryの元メンバーによるUKネオソウル☆The Floacist『Floetry Re:Birth』

発表年:2012年
ez的ジャンル:UK産女性ネオソウル
気分は... :境界を超えて!

今回は女性R&BデュオFloetryの元メンバーThe Floacistの2ndソロ・アルバム『Floetry Re:Birth』(2012年)です。

The FloacistことNatalie Stewartは1979年ドイツ生まれ、ロンドン育ちの女性R&Bシンガー/ラッパー/詩人。

1999年にMarsha Ambrosiusと女性R&BデュオFloetryをロンドンで結成。2000年にアメリカ、フィラデルフィアに拠点を移し、Jazzy Jeff率いるプロダクションA Touch Of Jazz(ATOJ)の一員に加わります。

Floetryはネオ・フィリーを担うアーティストとして、『Floetic』(2002年)、『Flo'Ology』(2005年)という2枚のアルバムをリリースしています。2枚共に当ブログでも紹介済みです。

その後、二人はそれぞれソロ・アーティストの道を歩み始め、NatalieThe Floacist名義で『Floetic Soul』(2010年)、『Floetry Re:Birth』(2012年)、『Rise of the Phoenix Mermaid』(2014年)という3枚のアルバムをリリースしています。

2ndソロ・アルバムとなる本作『Floetry Re:Birth』(2012年)は、タイトルからしてFloetry再興への思いが込められていますね。

プロデュースはThe Floacist自身と当時の彼女の公私のパートナーであったUkのプロデューサー/ドラマーNolan Weekes。ロンドンでのレコーディングです。

前作にも参加していたUS男性R&BシンガーRaheem DeVaughn、南アフリカのユニットBongo Maffinのメンバーである女性ヴォーカリストThandiswa Mazwaiがフィーチャリングされています。

元々ラップ/ポエトリーリーディング担当であり、実力派シンガーという訳ではないThe Floacistですが、それを逆手にとって、実に雰囲気のあるヴォーカルで魅せてくれるメロウなUK産ネオソウルに仕上がっていると思います。

Floetryのヒット曲のセルフ・リメイク「Say Yes (10 Year Anniversary Edition)」Raheem DeVaughnをフィーチャーしたMarvin Gaye「I Want You」へのオマージュ「Start Again」の2曲がハイライトだと思います。

それ以外に人力ドラムンベース調の「Children Of The Sun」、自然体のネオソウル「Step Out」、素敵なラブ・バラード「Slow Down」、アコギのメロウ・チューン「Speechless」あたりも僕のおススメです。

Floetryファンは楽しめるであろう1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Start Again」
Raheem DeVaughnをフィーチャー。このオープニングを本作のハイライトに挙げる人も多いのでは?聴けば一発でわかるように、Marvin Gaye「I Want You」へのオマージュです。しっとりとした大人のメロウR&Bグルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=VAQOIMSPSdM

「Children Of The Sun」
しっとりとしたネオソウルと思いきや、いきなり人力ドラムンベース調になるあたりがUK制作らしいですね。この爽快な疾走感は僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=UTY9BVaThZM

「Step Out」
自然体のネオソウルといった趣がいいですね。聴いていると知らぬ間に体を揺らしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=yngahVMWHIo

「Slow Down」
美しいピアノのイントロが印象的なラブ・バラード。実に雰囲気がいいですね。爽やかな艶やかさがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=5J3dtdGowSI

「Soul」
妖艶なソウル・グルーヴ。しっとりとした中にほんのりと香るセクシーさがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=VD04GSEvny4

「Say Yes (10 Year Anniversary Edition)」
全米R&Bシングル・チャート第8位のヒットとなったFloetryの代表曲のセルフ・リメイク。寛いだ雰囲気のオトナのジャジー・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=NcsqHzUz_EI

オリジナル・ヴァージョンと聴き比べるのも楽しいのでは?
Floetry「Say Yes」
https://www.youtube.com/watch?v=PCCGIXME164

「Could It Be You?」
やさしく語り掛けるような歌声に癒されるビューティフル・バラード。優しい歌声とフルートの音色を聴いていると童心に帰ります。
https://www.youtube.com/watch?v=rPzpIUJqxPA

「Speechless」
アコギの音色が心地よいメロウ・チューン。歌いすぎないThe Floacistのヴォーカル・スタイルと実にマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=qJEq8KwgRmg

「This Love」
哀愁ミディアム。レゲエではありませんが、随所にレゲエの影響を感じるのが面白い演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=5Qdr6ElvdJw

「Roots Of Love」
南アフリカの女性ヴォーカリストThandiswa Mazwaiをフィーチャー。南アフリカの民族色を打ち出したサウンドをバックに、The Floacistがポエトリー・リーディングを披露します。
https://www.youtube.com/watch?v=oM29g1BMUx4

The Floacistの他のソロ・アルバムやFloetryの2枚のアルバムもチェックを!

『Floetic Soul』(2010年)


『Rise of the Phoenix Mermaid』(2014年)


『Floetic』(2002年)


『Flo'Ology』(2005年)

posted by ez at 01:09| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする