2019年12月24日

Trin-i-tee 5:7『Angel & Chanelle』

デュオ体制となった5thアルバム☆Trin-i-tee 5:7『Angel & Chanelle』
Angel & Chanelle by Trin-I-Tee 5:7 (2011-05-03)
発表年:2011年
ez的ジャンル:女性コンテンポラリー・ゴスペル・グループ
気分は... :メリー・クリスマス!

クリスマスの時期になるとゴスペルが聴きたくなりますね。

女性ゴスペル・グループTrin-i-tee 5:7の5thアルバム『Angel & Chanelle』(2011年)です。

ニューオリンズで結成された女性ゴスペル・グループTrin-i-tee 5:7の紹介について、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Trin-i-tee 5:7』(1998年)
 『Spiritual Love』(1999年)
 『T57』(2007年)

2010年にAdrian Andersonが脱退し、Angel TaylorとのChanelle Hayesのデュオ体制となったTrin-i-tee 5:7。そのデュオ体制でリリースしたのが本作『Angel & Chanelle』(2011年)です。

そんなデュオに頑張りが報われ、アルバムはUSゴスペル・アルバム・チャート第1位、同R&Bアルバム・チャート第2位、同アルバム・チャート第20位となり、2012年グラミーのBest Gospel Albumにノミネートされました。

ゴスペルらしい感動的なバラードとコンテンポラリー・ゴスペルならではのR&B調のダンサブル・チューンがバランス良く配されています。

アルバムで目を引くのは人気男性R&Bシンガー/キーボード奏者PJ Mortonの参加です。また、Hip-HopプロデューサーRockwilderが2曲を手掛けているのも興味深いです。

クリスマス・イヴに女性ヴォーカルのゴスペルでホーリー気分を味わうのもいいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Over and Over」
PJ Mortonをフィーチャー。プロデュースもPJ Morton。感動的なゴスペル・バラードでアルバムは幕を開けます。Angel & Chanelleの素晴らしい歌いっぷりに魂を揺さぶれらます。
https://www.youtube.com/watch?v=efutVQs1fdQ

「Heaven Hear My Heart」
Surefire Music Groupプロデュース。R&B好きも気に入るであろうクールなダンサブル・チューン。コンテンポラリー・ゴスペルらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SkT1fZfEKa4

「God's Grace (Remix)」
PJ Mortonプロデュース。デビュー・アルバム『Trin-i-tee 5:7』収録曲のリミックスです。アコースティックな質感の透明感のあるリミックスです。
https://www.youtube.com/watch?v=3fPdB9Weyac

「I Need You Now」
Surefire Music Groupプロデュース。R&Bテイストのドラマチック・バラード。スケールの大きなサウンドに負けない堂々とした歌いっぷりがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=g4As9_hUANI

「I Don't Need a Reason」
Surefire Music Groupプロデュース。ハンド・クラップで盛り上げながら、素晴らしいヴォーカル・ワークを披露してくれる1曲。クリスマスにもフィットする1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=KcJqQEKAvhw

「Let It Go」
Surefire Music Groupプロデュース。R&Bテイストのミステリアス・グルーヴ。揺らめく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=McNaEmc9gqc

「Some Kind of Amazing」
Andrew "Druski" Scottプロデュース。ゴスペルらしい厳かさと温かさが同居するミディアム・バラード。聴いているだけで優しい気分になってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=CYaFSbkifh4

「I Worship Your Name」
Stan Jonesプロデュース。抑えたトーンでスタートし、溜めに溜めてからスパークする感じがたまらないバラード。ロッキン・ギターもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fdVJE-_4oIM

「I'm Still Holding On」
Stan Jonesプロデュース。Luther Barnes & The Red Budd Gospel Choirのカヴァー。ゴスペルらしい荘厳さが魅力ですが、仰々しいの一歩手前寸止めな感じがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=yDQSJ1I8XIM

「Bring Your Praise」
Fred Jerkins III/Imani Pressleyプロデュース。完全にR&Bサウンドのダンサブル・チューン。こういうのもTrin-i-tee 5:7の魅力ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=lrTCp6GwUog

「Blessing Me」
Rockwilder/Ronny "Flip" Colsonプロデュース。Hip-HopプロデューサーRockwilderを迎えた意欲的トラック。Trin-i-tee 5:7の魅力を維持したままRockwilderワールドを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6CezJOU4hyM

「Just Remember」
Rockwilder/Ronny "Flip" Colsonプロデュース。ラストはR&B調のダンサブル・チューンながらも2人の素晴らしいヴォーカルを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=tcDzMXXw_vE

ご興味のある方は他のアルバムもどうぞ!

『Trin-i-tee 5:7』(1998年)
Trin-I-Tee 5:7

『Spiritual Love』(1999年)
Spiritual Love

『The Kiss』(2002年)
Kiss

『T57』(2007年)
T57
posted by ez at 00:01| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月22日

The Pendoltons『2 Steps Away』

モダン・ファンクのイチオシ作品☆The Pendoltons『2 Steps Away』
the pendoltons 2 steps away.jpg
発表年:2019年
ez的ジャンル:西海岸モダン・ファンク
気分は... :クリスマス・モード突入!

新作アルバムからモダン・ファンクの超おススメ作品The Pendoltons『2 Steps Away』です。

The PendletonsE Da BossTrailer Limonによるモダン・ファンク・デュオ。

本作『2 Steps Away』が初アルバムですが、初シングル「Coming Down/Waiting On You」のリリースは2010年なので約9年の活動歴があります。

特にEP「Gotta Get Out」(2016年)はGilles Petersonの人気コンピ『Brownswood Bubblers Twelve』(2017年)にも収録され、The Pendletonsへの注目を高めるきっかけとなりました。

The Pendletons feat. I, Ced, Jimetta Rose「Gotta Get Out」(2016年)
 https://www.youtube.com/watch?v=IvgrgtIrYRI

メンバーのうち、E Da Bossは男性R&BシンガーMyron Glasperとのソウル・デュオMyron And Eの活動でも知られています。

Myron And E『Broadway』(2013年)、『Cold Game』(2013年)、『Going In Circles』(2014年)という3枚のアルバムをリリースしています。

さて、Bastard Jazz Recordingsからリリースされた初アルバム『2 Steps Away』ですが、

Tuxedo『Tuxedo III』Cool Million『Stronger』といった強力モダン・ファンク/ディスコ作品がリリースされた2019年において、一番僕の嗜好にフィットしているモダン・ファンク/ディスコ作品かもしれません。

アーバン・メロウな魅力が高く、AOR的なエッセンスも随所に感じられるのが要因かもしれません。

Dam-Funkに通じるディスコ/ブギー・リバイバル作品をイメージしていましたが、実際に聴いてみるとディスコ/ブギーよりもアーバン・ソウル色の強いアルバムという印象を受けました。

アルバムには元NiteflyteHoward Johnson、ベイエリア出身のベテラン・ラッパー/プロデューサーK-Maxx、ドイツの現行ファンク・バンドThe Mighty Mocambosとの共演で知られる女性R&BシンガーGizelle SmithE Da BossとのユニットLucid Paradise名義で作品をリリースしたこともあるIshtarFeliliといったアーティストがフィーチャリングされています。

また、往年の名セッション・ミュージシャンCarl Lockett(g)をはじめ、Dame The Drummer(ds)、Bobby Menacho(b)、Elive(key)、Joe Ferrone(tp)、Dakota Iyall(sax、fl)、Johnny Drop(per)といったミュージシャンが参加しています。

先行シングルにもなった爽快メロウ・ダンサー「You Do You」、華やかなメロウ・ディスコ・ファンク「Keep It Working」、AOR的魅力もあるメロウ・ファンクの「2 Steps Away」「No Regrets」、煌びやかなアーバン・ファンク「Life To Me」、ボッサ・フィーリングの「There Goes My Mind」など捨て曲なしの充実の全9曲。

僕にとってのクリスマス・プレゼントかもしれない素敵なモダン・ファンク・アルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Blessings For The World」
オープニングはアーバンなメロウ・ミディアム。メロウなジャズ・ファンク好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=up6DXiQAuV0

「2 Steps Away」
AOR好きも気に入るであろうアーバン・メロウ・ファンク。イントロの爽快コーラスを聴いた途端、一発で好きになりました。
https://www.youtube.com/watch?v=ukAfvEZ6mdk

「You Do You」
先行シングル曲。元NiteflyteのHoward Johnsonをフィーチャー。Niteflyteといえば、『Niteflyte』(1979年)、『Niteflyte II』(1981年)という2枚のフリーソウル人気盤で再評価の高いグループですね。爽快に疾走するメロウ・ダンサーはフリーソウル好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=qGuJwxByS-M

「No Regrets」
K-Maxxをフィーチャー。アーバンに疾走するメロウ・ファンク。AOR/シティ・ソウル的な魅力もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=qyCoWZmquFI

「Keep It Working」
Gizelle Smithをフィーチャー。Gizelle Smithはドイツの現行ファンク・バンドThe Mighty Mocambosとの共演アルバム『This Is Gizelle Smith & The Mighty Mocambos』で知られ、昨年久々のアルバム『Ruthless Day』をリリースしたUKマンチェスター出身の女性R&Bシンガーです。ホーン隊も加わった華やかなメロウ・ディスコ・ファンクはモロに僕好み!迸るキラキラ感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=HhB4ZhHxkRo

「Life To Me」
メロウネスの効いたアーバン・ファンク。煌びやかなシンセの音色とカッティング・ギターが織りなすアーバン・サウンドがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=aVqrwsZNU0A

「Running Away」
アーバン・ナイトがよく似合うミディアム・ファンク。80年代モード全開の男女ヴォーカルもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=vd8TddM-3WM

「There Goes My Mind」
Feliliをフィーチャー。FeliliはEP「Gotta Get Out」でもフィーチャリングされていました。ボッサ・フィーリングを隠し味に取り入れたAOR的なメロウ・ミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=Z246SI0FA-U

「19 Flavours」
Ishtarをフィーチャー。IshtarはE Da BossとのユニットLucid Paradise名義でシングルをリリースしています。ラストはパーカッシヴなディスコ・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DtCJr7bOKFY

Myron & E With The Soul Investigators『Broadway』(2013年)
Broadway
posted by ez at 00:18| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月15日

Robert Glasper『Fuck Yo Feelings』

Loma Vista移籍第一弾!☆Robert Glasper『Fuck Yo Feelings』
ファック・ヨ・フィーリングス
発表年:2019年
ez的ジャンル:進化形ジャズ
気分は... :トランジション!

新作アルバムから進化形ジャズの牽引者Robert GlasperLoma Vista移籍第一弾作品『Fuck Yo Feelings』です。

1978年、テキサス州ヒューストン出身のジャズ・ピアニストRobert Glasperに関して、これまで当ブログで紹介した作品は以下の9枚(Robert Glasper Experiment(RGE)名義や彼の参加ユニットR+R=Nowの作品も含む)。

 『In My Element』(2007年)
 『Double Booked』(2009年)
 『Black Radio』(2012年)
 『Black Radio Recovered: The Remix EP』(2012年) ※リミックスEP
 『Black Radio 2』(2013年)
 『Covered』(2015年)
 Miles Davis & Robert Glasper『Everything's Beautiful』(2016年)
 『ArtScience』(2016年)
 R+R=Now『Collagically Speaking』(2018年)

長年、Blue Noteに在籍し、『Black Radio』(2012年)等の衝撃作でジャズ・シーンに革命をもたらしたRobert Glasper

そのRobert GlasperBlue Noteを離れ、Concord傘下のLoma Vistaと契約し、レコーディングしたのが本作『Fuck Yo Feelings』。元々はミックステープとしてレコーディングされたものであり、日本でのみCD化されました。

今年の5月にL.A.のスタジオを2日間確保し、共に『Black Radio』をレコーディングしたRobert Glasper Experiment(RGE)の盟友Derrick Hodge(b)、Chris Dave(ds)を核に、多様なミュージシャン、シンガー、ラッパーを招き、セッションを行ったものが本作のベースとなっています。

Robert Glasper(key)、Derrick Hodge(b)、Chris Dave(ds)、DJ Jahi Sundanceがレコーディングの中心。

さらにR+R=Nowの盟友Taylor McFerrin(sounds)とTerrace Martin(syn)、Herbie HancockJames Poyser(key)といったミュージシャンが参加しています。

ゲスト・シンガー/ラッパーとして、俳優Affion Crockett新進ラッパーYBN Cordae、Glasperの旧友Bilal、アーカンソー出身の新進女性シンガーYebbaAbbey Smith)、女性R&BシンガーAndra Day、ジャマイカ出身、現在はN.Y.を拠点とする女性詩人Staceyann Chin、当ブログでもお馴染みの西海岸の男性R&Bシンガー・ソングライターSiR、女性シンガー/プロデューサーMuhsinahMuhsinah Abdul-Karim)、Yasiin BeyMos Def)等がフィーチャリングされています。

何よりRobert GlasperDerrick HodgeChris Daveの最強トリオが復活したのが嬉しいですね。やはり、Chris DaveのドラミングがGlasperのジャズ革命に果たした役割は大きいと再認識できます。

キャッチーな「This Changes Everything」、ダークなオルタナティヴ感のある「Gone」、新進女性シンガーYebba(Abbey Smith)をフィーチャーしたタイトル曲「Fuck Yo Feelings」SiRのアトモスフィアな魅力を生かした「All I Do」Herbie Hancockとの掛け合い「Trade In Bars Yo」J Dilla的ジャズを楽しめる「Liquid Swords」、Yasiin Bey(Mos Def)をフィーチャーした「Treal」あたりが僕のおススメです。

Blue Noteの看板アーティストという立場から解放され、仲間とのセッションにより新たな音世界を自由に創造するRobert Glasperを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Intro」
俳優Affion Crockettをフィーチャーしたオープニング。本作の空気感がよく伝わってきます。やはり、Chris Daveのドラムが加わると、J Dilla経由の進化形ジャズと雰囲気が一気に高まりますね。
https://www.youtube.com/watch?v=RdvAOfash4Q

「This Changes Everything」
BuddyとDenzel Curryという2人のラッパー、さらにはTerrace Martin、James Poyserをフィーチャー。Denzel CurryはLoma Vistaのレーベル・メイトです。Hip-Hop/R&B好きも気に入るであろうキャッチーなメロウ・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jY_EZdcv2X0

「Gone」
新進ラッパーYBN Cordae、Glasperの旧友Bilal、大御所Herbie Hancockをフィーチャー。ダークなオルタナティヴ感のある演奏は新境地なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=W2wTE3D_sGo

「Let Me In」
ラッパーMick Jenkinsをフィーチャー。Glasper、HodgeDaveのトリオ演奏とMick Jenkinsのラップがよく馴染んでいます。ついついDaveのドラム中心に聴いてしまいますが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=0M-ZYleFdsc

「In Case You Forgot」
さり気ないインスト小曲ですが、Glasper、HodgeDaveならではの感覚が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=2VoYH5W1Fpg

「Indulging in Such」
ターンテーブルを交えた不穏な空気感の漂う前衛的な演奏です。これまでのGlasper作品にはない雰囲気で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=J5iOWlnsu9Q

「Fuck Yo Feelings」
タイトル曲はアーカンソー出身の新進女性シンガーYebba(Abbey Smith)をフィーチャー。『Black Radio』を彷彿させるネオソウル的な演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=vpP0hAqqfmU

「Endangered Black Woman」
女性R&BシンガーAndra Day、ジャマイカ出身、現在はN.Y.を拠点とする女性詩人Staceyann Chinをフィーチャー。この曲も『Black Radio』的なネオソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=D6-w2avV4Vw

「Expectations」
Baby Rose、Rapsodyという女性シンガー/ラッパー2人をフィーチャー。ヴォコーダーを使ったRGE的な演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=uKTAZJ5iC3Q

「All I Do」
当ブログでもプッシュしていた西海岸R&Bシンガー・ソングライターSiRとBridget Kelly、Song Birdをフィーチャー。SiRの持つアトモスフィアな音世界が生かされているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=snxvxtKZH3k

「Aah Woah」
女性シンガー/プロデューサーのMuhsinah(Muhsinah Abdul-Karim)とQueen Shebaをフィーチャー。アーバン・メロウな演奏に乗ったMuhsinahのスキャットがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=vPDzPmStIgc

「I Want You」
さり気ないですが、アーバン・メロウな雰囲気があります。
https://www.youtube.com/watch?v=9GI_lwD6d3s

「Trade In Bars Yo」
Herbie Hancockをフィーチャー。GlasperとHancockの掛け合いが楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=7tVlMd7b4Ts

「DAF Fall Out」
Taylor McFerrinが貢献しているサウンド・コラージュ的な仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=M52JkdmmBXA

「Sunshine」
YBN Cordaeをフィーチャー。Glasperらしいピアノ・プレイを楽しめる小曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=drGfCVkeJqA

「Liquid Swords」
Glasper、HodgeDaveのトリオ演奏によるJ Dilla的ジャズを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=wgxmhIMu4aY

「DAF FTF」
不穏な空気感の漂う演奏はジャケのイメージと重なります。
https://www.youtube.com/watch?v=r_rdv7kmj_g

「Treal」
Yasiin Bey(Mos Def)をフィーチャー。約7分半の演奏ですが、もはやジャズとHip-Hopの融合という形容が不要なほどジャズにHip-Hopが溶け込んでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=-PWD4SEnQew

「Cold」
本曲はこれまでもJewels名義でGlasper作品に関わってきたCurtis Jewsとの共同プロデュース。美しいインストでラストを締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=n8ycDHAER50

Robert Glasper関連の過去記事もチェックを!

『In My Element』(2007年)
イン・マイ・エレメント

『Double Booked』(2009年)
Double Booked

Robert Glasper Experiment『Black Radio』(2012年)
ブラック・レディオ

Robert Glasper Experiment『Black Radio Recovered: The Remix EP』(2012年)
Black Radio Recovered: the Remix Ep

Robert Glasper Experiment『Black Radio 2』(2013年)
ブラック・レディオ2

『Covered』(2015年)
カヴァード

Miles Davis & Robert Glasper『Everything's Beautiful』(2016年)
エヴリシングス・ビューティフル

Robert Glasper Experiment『ArtScience』(2016年)
アートサイエンス

R+R=Now『Collagically Speaking』(2018年)
コラージカリー・スピーキング
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2019年12月08日

Steve Lacy『Apollo XXII』

いきなりグラミー・ノミネート!☆Steve Lacy『Apollo XXII』

発表年:2019年
ez的ジャンル:次世代官能R&B
気分は... :ローファイ再ブーム!

新作アルバムから最注目R&BユニットThe Internetの中心メンバーでもある若き才能Steve Lacyのソロ・デビュー・アルバム『Apollo XXII』です。

1998年生まれ。若干18歳にしてL.A.の最注目R&BユニットThe Internetに参加して以降、目まぐるしい活躍を見せるSteve Lacy

The Internetメンバーとして、『Ego Death』(2015年)、『Hive Mind』(2018年)という2枚のアルバムに参加。

また、プロデューサーとしてもSyd『Fin』(2017年)、Matt Martians『The Drum Chord Theory』(2017年)といったThe Internetメンバーのソロや大ヒット・アルバムKendrick Lamar『Damn』(2017年)を手掛け、その才を存分に見せてつけてくれました。

上記以外に、J. Cole『4 Your Eyez Only』(2017年)、Mac Miller『 Swimming』(2018年)、Vampire Weekend『Father Of The Bride』(2019年)、Solange『When I Get Home』(2019年)といった話題作のプロデュースも手掛けています。

そんなSteve Lacyが今年リリースした初ソロ・アルバムが『Apollo XXII』です。

当初はデジタル配信のみでしたが、アナログ、CDでようやくリリースされました。

しかも、先日発表された第62回グラミー賞ノミネートBest Urban Contemporary Albumの候補に選ばれました。

プロデュース&ソングライティング(共作含む)はSteve Lacy自身。

ゲストもL.A.のラウド・ジャズ・バンドDaisy、トークで参加の女優Amandla Stenberg、実妹の実妹Asiatica(Asia Lacy)程度で演奏の殆ども彼自身によるものです。

全体としてはミニマルな体制によるローファイ次世代R&Bといった感じですね。また、バイセクシャルであるSteve Lacyの思いなども綴られた内省的で官能的な1枚に仕上がっています。Prince殿下に通じるものもあります。

個人的にはシングルにもなったJesse Boykins IIIとの共作曲「Playground」Prince殿下を思わせる官能的な「Guide」、美しくも切ない「Love 2 Fast」「Hate CD」、ローファイな魅力に溢れた「N Side」あたりが僕のお気に入り。

本作も含めて。最近になって再びローファイ・サウンドがブームになりつつありますね。

全曲紹介しときやす。

「Only If」
ローファイながらもメロディアスな小曲がオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=ODQLN3ghuj4

「Like Me」
L.A.ラウド・ジャズ・バンドDaisyをフィーチャーした3パートからなる9分超の大作。バイセクシャルである自身の気持ちを歌い上げます。さまざまな心模様が表現されています。
https://www.youtube.com/watch?v=B51T9xidovw

「Playground」
Jesse Boykins IIIとの共作。シングルにもなったブギー・ファンク調の仕上がり。最近のThe Internetがお好きな人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=g_ICWul5hqQ

「Basement Jack」
確信犯的なチープ感が魅力のラップトップ・ミュージック。
https://www.youtube.com/watch?v=hVemKitrKQ8

「Guide」
Prince殿下を思わせる官能的なダンサブル・チューン。こういうの大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=zPaS59yCcjk

「Lay Me Down」
愛を懇願する心の叫びといった雰囲気のミディアム。泣きのギターの官能的な雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=TPxjMjh4jEU

「Hate CD」
白日夢のラブソングといった美しくも儚いムードがたまりません。ある意味The Internetメンバーらしい音世界かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=k_LHO8Hobmk

「In Lust We Trust」
性の解放をストレートに歌った官能的な1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Ks4Tydeo1_o

「Love 2 Fast」
美しくも切ないギターと共に歌われるラブソング。美しさと苦悩が交錯する音世界に惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HMa5LnRuWRQ

「Amandla's Interlude」
女優Amandla Stenbergのトークをフィーチャーしたアコースティックな雰囲気の1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=hs65JwOadb8

「N Side」
本作らしいローファイな魅力に溢れた1曲。シンプルだからこそ伝わる歌世界がある・・・
https://www.youtube.com/watch?v=udOf9cPnR1A

「Outro Freestyle/4ever」
ローファイなアウトロの後、しばらく無音が続き、隠れトラックのように「4ever」が始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=PUQfNBzMjiw

「The Night Owl」
国内盤ボーナス・トラック。実妹Asiatica(Asia Lacy)をフィーチャー。本編にはない躍動感のあるオルタナ・ロック調の1曲に仕上がっています。

The Internet『Ego Death』(2015年)
Ego Death

The Internet『Hive Mind』(2018年)
ハイヴ・マインド
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2019年12月01日

Da Lata『Birds』

UKクロスオーヴァー・ユニット、6年ぶりの新作☆Da Lata『Birds』

発表年:2019年
ez的ジャンル:UKアフロ/ブラジリアン・クロスオーヴァー
気分は... :いよいよ12月・・・

いよいよ12月ですね。
公私のTo Doリストが増える一方で、消し込みが進まない状態です。
忘年会シーズンにも突入ですが、この2週間の自己コントロールが勝負!

新作からロンドンのクラブジャズ/クロスオーヴァー・ユニットDa Lataの4thアルバム『Birds』です。

DJとしてロンドンのクラブ・シーンを牽引してきたPatrick ForgeSmoke CityZeepといったユニットの活動でも知られるChris FrankとのユニットDa Lataの紹介は、1stアルバム『Songs From The Tin(2000年)、『Serious』(2003年)に続き3回目となります。

前作『Fabiola』(2013年)から6年ぶりとなる新作『Birds』

アルバムにはVanessa FreemanBembe Segueといった西ロンドンの歌姫2人をはじめ、Diabel CissokhoSyren RiversAdriana VasquesRichard CollinsLuiz Gabriel Lopesといったシンガーがフィーチャリングされています。

それ以外にMike PattoReel People)(key、syn)、Matt CooperOutside)(el-p、syn)、Ernie McKone(b、ds)Tristan Banks(ds)、Jason Yarde(sax)等のミュージシャンが参加しています。

プロデュースはChris Frank

アルバム全体はアフロ/ブラジリアンのエッセンスを取り入れたDa LataらしいUKクロスオーヴァーに仕上がっています。

アフロ・ビート×ブロークンビーツな「Oba Lata」、Bembe Segueをフィーチャーしたジャズ・ファンク×ブロークンビーツな「Thunder Of Silence」、Vanessa Freemanをフィーチャーしたブラジリアン・グルーヴ「Sway」、Syren Riversをフィーチャーしたボッサ・グルーヴ「Memory Man」、Adriana Vasquesをフィーチャーしたアコースティック・ブラジリアン・グルーヴ「To B」あたりが僕のおススメです。

ロンドン次世代ジャズも面白いですが、こういったクラブジャズ/クロスオーヴァーも僕には欠かせません。

全曲紹介しときやす。

「Mentality」
Diabel Cissokhoをフィーチャー。アフロ・ジャズ×レゲエといった趣のクロスオーヴァー・チューンがオープニング。これには意表を突かれました。
https://www.youtube.com/watch?v=s0KzheEZSzs

「Dakar」
アフロ・ジャズ×ラテンなインスト。エスニックなミステリアス感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=egqGnuYfWoY

「Sway」
西ロンドンの歌姫Vanessa Freemanをフィーチャー。クラブジャズ・モードのブラジリアン・グルーヴ。バカンス・モードにフィットする仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=DiLedTr0OBU

「Memory Man」
Syren Riversをフィーチャー。このグループらしいボッサ・グルーヴ。Syren Riversのセクシーな男性ヴォーカルと哀愁ボッサが実にマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=dzBOckKSL1o

「To B」
Adriana Vasquesをフィーチャー。アコースティックな質感が心地よいブラジリアン・メロウ・グルーヴ。透明感のあるAdriana Vasquesのスキャットがビーチ・モードへ誘ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=IcnRIvRCvnE

「Lunar View」
Richard Collinsの男性ヴォーカルをフィーチャー。ライト・タッチのブラジリアン・グルーヴですが、メリハリが効いていていい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=VJcJ9o8BgnE

「Thunder Of Silence」
西ロンドンの歌姫Bembe Segueをフィーチャー。ジャズ・ファンク×ブロークンビーツなDa Lataらしいサウンドをバックに、Bembe Segueが素晴らしいヴォーカルを披露してくれます。Jason Yardeのサックスも格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=59nCGLDdbjU

「Oba Lata」
アフロ・ビート×ブロークンビーツなロンドンらしいクロスオーヴァー。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=bc9FzqJxK9k

「Hollickwood Park」
Chris Frankが全ての楽器を演奏しているインスト小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=6fWerFHHHiQ

「Birds」
Luiz Gabriel Lopesをフィーチャー。ラストはフォーキーなタイトル曲で、しみじみと味わいのある雰囲気で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ibEhjWA1g14

Da Lataの他作品もチェックを!

『Songs From The Tin(2000年)
Songs from the Tin

『Serious』(2003年)
Serious

『Fabiola』(2013年)
ファビオラ
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