2020年04月26日

Ego Ella May『So Far』

サウス・ロンドンからネオソウルの新星☆Ego Ella May『So Far』

発表年:2019年
ez的ジャンル:サウス・ロンドン・ネオソウル
気分は... :和敬清寂・・・

新作からUKの女性ネオソウル・シンガーEgo Ella Mayのデビュー・アルバム『So Far』です。

2019年9月にTru Thoughtsからリリースの本作『So Far』ですが、CD化されたのは今年に入ってからです。

同じUKの若手女性R&Bシンガーということで、Ella Maiと混同しやすいですかね?

Ego Ella Mayはサウス・ロンドンを拠点とする女性ネオソウル・シンガー。

これまで「The Tree」(2013年)、「Breathing Underwater」(2014年)、「Zero」(2015年)といったEPをリリースしています。

デビュー・アルバムとなる本作『So Far』ですが、全12曲(CDボーナス・トラック2曲を含む)のうち、10曲は前述の3作品からのピックアップであり、これまでの彼女のキャリアを総括したベスト盤的なアルバムとなっています。

本作の後も「Girls Don't Always Sing About Boys」(2019年11月)、「How Long 'Til We're Home」(2020年3月)といった楽曲をデジタル配信で発表しています。

サウス・ロンドンといえば、ネオソウルより次世代ジャズのメッカという印象が強いですよね。

実際、Ego Ella Mayもサウス・ロンドンのジャズ・ミュージシャンと交流を持っており、当ブログで紹介した作品でいえば、Joe Armon-Jones『Starting Today』(2018年)に彼女は参加しています。

アルバム全体は幻想的なネオソウル作品という印象を受けます。同じTru Thoughtsのレーベル・メイトになぞられて、販売元は"真夜中のMoonchild"と謳っていますが、あながち間違ってはいないと思います。

コケティッシュなヴォーカルと幻想的なサウンドのUKネオソウルは心に安らぎを与えてくれます。

聴いていると自然と穏やかな気分になる1枚をご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Bull (Intro)」
Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。EP「Zero」収録曲。ジャズ・フィーリングの幻想的なオープニング。夢の世界に溶け込んでいくようです。
https://www.youtube.com/watch?v=0xxJH-vlNXg

「How Far」
Wu-Lu/Reiss Goodridgeプロデュース。EP「Zero」収録曲。"真夜中のMoonchild"という形容が相応しい、幻想的な静寂のネオソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=TQ7smE3dZug

「Tea & Sympathy」
Budgieプロデュース。EP「Zero」収録曲。ブラジリアン・テイストを取り入れたメロウネスたっぷりのネオソウルは僕好み。コケティッシュな彼女のヴォーカルの魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=_yIbLv-dNGg

「Underwater」
IAMNOBODIプロデュース。EP「Breathing Underwater」収録曲。何処となく儚さが漂う幻想的なダンサブル・サウンドが印象的です。夢の中を漂流しているかのような雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=TusGlvCzfL4

「Come On」
Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。EP「Breathing Underwater」収録曲。Kojey Radicalのラップをフィーチャー。フューチャリスティックな幻想ワールドに引き込まれるコズミック・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=TKwNo5NR2q4

「Last Time I Checked (Interlude)」
Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。EP「Breathing Underwater」収録曲。チルアウトな音世界がアンコンシャスへ誘います。終盤のダンサブルな展開もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=HCJVwlXtYVc

「Being Loved」
Warren Xclnceプロデュース。切ない祈りのようなヴォーカル、美しいピアノ、幻想的なシンセ、乾いたHip-Hopビート、鳥の囀りのSEの組み合わせが絶妙なビューティフル・トラック。サウナの"ととのった!"感覚のような癒しの音世界です。
https://www.youtube.com/watch?v=DDmo3vbIZ5o

「Rush Hour Crush」
Siv Mngazaプロデュース。EP「The Tree」収録曲。幻想的なシンセの音色が異空間へ連れていってくれます。憂いを帯びたEllaのヴォーカルもサウンドとよく調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=kNNSD96jxIQ

「Head」
Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。EP「Breathing Underwater」収録曲。静寂のダンサブル・チューンといった雰囲気がいいですね。枯山水のように実際は音がないのに、そこに刻まれるビートを想像してしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=3IUqQCTu6x8

「Nature (Outro)」
IAMNOBODIプロデュース。本編のラストはチルアウトな雰囲気で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=JRFVlEdZbhE

「Waiting」
CDボーナス・トラック。EP「The Tree」収録曲。Emmavie Mbongoプロデュース。哀愁モードのネオソウルに仕上がっています。

「Pay My Bills」
CDボーナス・トラック。EP「The Tree」収録曲。Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。ラストは"真夜中のMoonchild"といった雰囲気で締め括ってくれます。

うつるとも月もおもはずうつすとも水もおもはぬ広沢の池
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2020年04月19日

Gang Starr『One Of The Best Yet』

Hip-Hop最強ユニット奇跡の新作☆Gang Starr『One Of The Best Yet』
One of the Best Yet
発表年:2019年
ez的ジャンル:レジェンドHip-Hopユニット
気分は... :まだオレ達がベストだ!

今回はDJ Premier(Primo)と故Guru(2010年逝去)から成る90年代Hip-Hop最強ユニットGang Starrの奇跡の新作『One Of The Best Yet』(2019年)です。

2019年11月リリースなので、新作と呼ぶには少し時間が経っていますが、未紹介だったので日曜の新作枠でエントリーしたく思います。

Gang Starrについて、当ブログでこれまで紹介したのは以下の3枚。

 『Daily Operation』(1992年)
 『Hard to Earn』(1994年)、
 『Moment of Truth』(1998年)

GuruによるプロジェクトJazzmatazzシリーズ

 『Jazzmatazz』(1993年)
 『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』(1995年)
 『Jazzmatazz (Streetsoul)』(2000年)
 『Jazzmatazz, Vol. 4』(2007年)

2010年のGuruの逝去により、その歴史に幕を閉じた90年代Hip-Hop最強ユニットGang Starr

しかしながら、Guruが生前残していた未発表バースをPrimoが買取り、スタジオにGuruの遺灰を持ち込み、彼の魂を感じながら完成させた渾身の1枚が、『The Ownerz』(2003年)以来16年ぶりの新作となる本作『One Of The Best Yet』です。

アルバムにはJeru The DamajaGroup HomeというGang Starr FoundationのメンバーやJ. ColeNe-YoQ-TipTalib KweliM.O.P.(Lil' Fame/Billy Danze)、、Nitty ScottRoyce da 5'9"Big ShugFreddie Foxxxといったアーティスト達がフィーチャリングされています。

このエントリーを書いていましたが、彼らが最高のHip-Hopユニットであったことを再認識させてくれる1枚です。

本作とベスト盤『Full Clip: A Decade of Gang Starr』(1999年)を交互に聴きながらエントリーを書いていましたが、聴くことに夢中になり、全然記事が進まなくなってしまいました(笑)

今は亡きGuruの遺志をPrimoや参加アーティストがしっかり受け継いでいる感じが伝わってきます。そして、Primo先生のトラック、スクラッチの素晴らしさ、格好良さに興奮してしまいます。

また、随所にGang Starrの過去トラックが散りばめられているのもファンにはたまらないのでは?

16年の歳月を感じさせないレジェンドのHip-Hopwワールドを堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「The Sure Shot (Intro)」
「Royalty」、「Full Clip」、「2 Deep」、「The ? Remainz」、「Work」、「Same Team, No Games」、「Mass Appeal」Code of the Streetsといった過去トラック・ネタが散りばめられたライヴ仕立てのオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=64sXvlyOAYc

「Lights Out」
Gang Starrにはお馴染みのM.O.P.(Lil' Fame/Billy Danze)をフィーチャー。男臭いハードコア・トラックに仕上がっています。定番サンプリング・ソースFunkadelic「Get Off Your Ass and Jam」やThe Temprees「Dedicated to the One I Love」をサンプリング。Guru, Agallah, Lotto and Preach「Lights Out」ネタも挿入されています。
https://www.youtube.com/watch?v=oWXTB9yZxqg

「Bad Name」
アルバムからの2ndシングル。Hip-Hopの原点は何かを問いかける、レジェンドHip-Hopユニットならではの1曲。Primoらしいトラック、Guruのライムを存分に満喫できます。Edo G「Sayin' Somethin'」、LL Cool J「To Da Break of Dawn」ネタも挿入されています。
https://www.youtube.com/watch?v=-iNpdrhzDxI

「Hit Man」
Q-Tipをフィーチャー。個人的にはこのトラックが一番のお気に入り。Gang Starrの持っていた格好良さがココにはあります。Qちゃんの客演も嬉しいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=skK5oLJ0V6s

「What's Real」
Group Home/Royce da 5'9"をフィーチャー。ソウルフル・トラックをバックに、Guruバース音源をGroup Homeらがうまく繋いでくれるタイトル通りのリアルHip-Hop。終盤にはGang Starr「Suckas Need Bodyguards」ネタも使われています。Fugees feat. A Tribe Called Quest, Busta Rhymes and John Forte「Rumble in the Jungle」、Blahzay Blahzay「Danger」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=I7r8wLtqpu0

「Keith Casim Elam (Interlude)」
Guruの肉声による短いインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=FG9jQnaz4xM

「From a Distance」
Gang Starr FoundationメンバーであったJeru The Damajaをフィーチャー。「PLAYTAWIN」、「Natural」といったGang Starrネタも使われ、Primo先生のスクラッチも楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=r9a4JdEfEJ8

「Family and Loyalty」
人気ラッパーJ. Coleをフィーチャー。アルバムからの1stシングル。Guru亡き後、16年ぶりリリースされた本作らしいタイトルですね。Larnelle Harris「He Looked Beyond My Faults」をサンプリングした美しいトラックをバックに、GuruからJ. Coleへのマイクリレーを堪能できます。MC Lyte「Stop, Look, Listen」、Black Sheep「The Choice Is Yours」、Mikey Dread「Comic Strip」ネタも挿入されています。
https://www.youtube.com/watch?v=iMsdzxuldQM

「Get Together」
Ne-Yo/Nitty Scottをフィーチャー。このトラック大好き!ソウルフルなメロウ・トラックとGuruのフロウがよくマッチしています。客演のNe-Yo/Nitty Scottも見事にハマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=mT2QJFYxCFc

「NYGz/GS 183rd (Interlude)」
Andre Davisによるインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=MIwb6OVMS_4

「So Many Rappers」
Guru節とPrimo先生のハードボイルドなトラックがハマった格好良い仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=v7p8SPwGX5w

「Business or Art」
Talib Kweliをフィーチャー。ビジネスかアートか?という問題をHip-Hopシーンに問いかける1曲に仕上がっています。そんなGuruの意志を、Talib Kweliのライムが繋ぎます。「In This Life...」、「Betrayal」といったGang Starrネタが散りばめられています。
https://www.youtube.com/watch?v=xmbvg6i7uAM

「Bring It Back Here」
約50秒の短いトラックですがキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=8XWOKsTRgII

「One of the Best Yet (Big Shug Interlude)」
Big ShugによるGang Starrを称えるインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=nks_KXZdj5k

「Take Flight (Militia, Pt. 4)」
Big Shug/Freddie Foxxxをフィーチャー。『Moment of Truth』以降、『Full Clip』、『The Ownerz』と続いてきた「Militia」のパート4という位置づけです。天国へと飛び立ってしまったGuruを思うと少し複雑ですね。Rampage feat. Busta Rhymes「Wild for Da Night」、LL Cool J & Canibus feat. Method Man, Redman & DMX「4, 3, 2, 1」ネタ。
https://www.youtube.com/watch?v=YynRP7YrX_U

「Bless the Mic」
ラストはGuruのHip-Hopアーティストとしての矜持を感じるトラックで締め括ってくれます。「What I'm Here 4」「DWYCK」という過去トラック・ネタやSinbad「Rap Reunion」、Eric B. & Rakim「My Melody」ネタが使われています。
https://www.youtube.com/watch?v=E5Q8PMfBq2s

Gang Starrの他作品もチェックを!

『No More Mr. Nice Guy』(1989年)
No More Mr. Nice Guy

『Step in the Arena』(1991年)
Step in the Arena

『Daily Operation』(1992年)
Daily Operation

『Hard to Earn』(1994年)
HARD TO EARN

『Moment of Truth』(1998年)
MOMENT OF TRUTH

『Full Clip: A Decade of Gang Starr』(1999年) ※ベスト盤
Full Clip: Decade of Gang Starr

『The Ownerz』(2003年)
Ownerz

ご興味がある方はGuruによるプロジェクトJazzmatazzシリーズの過去記事もチェックを!

『Jazzmatazz』(1993年)
JAZZMATAZZ 1

『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』(1995年)
Jazzmatazz Vol 2

『Jazzmatazz (Streetsoul)』(2000年)
STREETSOUL

『Jazzmatazz, Vol. 4』(2007年)
Jazzmatazz 4: Hip Hop Jazz Messenger Back to the
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2020年04月08日

Nathan Haines『Zoot Allure』

西ロンドンらしさ全開☆Nathan Haines『Zoot Allure』
Zoot Allure
発表年:2018年
ez的ジャンル:西ロンドン系ジャズ/クロスオーヴァー
気分は... :緊急事態宣言が発動!

いよいよ緊急事態宣言が発動!

在宅ワーク、巣籠り生活はお手のものなので、読書でも楽しみながら粛々とこの1か月を過ごしたいと思います。

今回はニュージーランド出身、ロンドンを拠点に活躍するサックス奏者Nathan Haines『Zoot Allure』(2018年)です。

1972年ニュージーランド、オークランド生まれのサックス奏者Nathan Hainesの紹介は、『Sound Travels』(2000年)、a href="http://eastzono.seesaa.net/article/419643071.html">『Squire For Hire』(2003年)に続き3回目となります。

本作『Zoot Allure』(2018年)は、本国ニュージーランドのみでリリースされた『5 a Day』(2014年)に、OpolopoBugz In The Atticによるリミックス2曲を追加収録したワールドワイド盤です。

プロデュースはMike PattoReel People)とNathan Haines。さらにP-Moneyが共同プロデュースしている曲もあります。

レコーディング・メンバーはNathan Haines(ts、ss、tp、fl、key、vo)以下、Mike Patto(key、g、ds、kalimba、vo)、Marc Mac4Hero)、Mark De Clive-Lowe(key)、Vanessa Freeman(vo)、Ernie McKone(b)、P-Money(p)、Leon Stenning(g)、Nathanの兄弟Joel Haines(g、b)、Luke Parkhouse(ds)、Davide Giovannini (per)、Kevin Mark Trail(vo)、Tama Waipara(vo)、Jaimie Webster Haines(spoken word)、Marlena Shaw(spoken word)といった面々。

これらのメンバーからもイメージできるように、西ロンドンらしいクロスオーヴァー作品に仕上がっています。

個人的にはVanessa Freemanのヴォーカルがフィーチャリングされた「Got Me Thinking」「5 a Day」、ボッサ×ファンクなクロスオーヴァー「Count On Me」、爽快に疾走する「Wait and See」、コズミックな「Zoot Allure」あたりがおススメです。

追加収録されたリミックス2曲もOpolopoBugz In The Attic好きの人であれば満足できるはずです。

西ロンドン好きの人を満足させてくる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Zoot Allure」
Nathan Haines/Marc Mac作。Marc Macがビートを手掛けたコズミックなダンサブル・サウンドに乗ってNathanのソプラノ・サックスが爽快に響き渡ります。
https://www.youtube.com/watch?v=jk78A4WQr2A

「Got Me Thinking」
Nathan Haines/Mike Patto/Vanessa Freeman作。Vanessa Freemanのヴォーカルをフィーチャー。西ロンドン流アーバン・ブギーといった雰囲気がたまらない!僕好みの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZFGNTtcqWvw

「Hidden Fortress」
Nathan Haines/Marc Mac/Kevin Mark Trail作。ここでのNathanはバンスリ(インド発祥の竹製フルート)をプレイ。その音色も含めて、何処となく大地の神秘的な音世界が展開されます。ヴォーカルはKevin Mark Trail。
https://www.youtube.com/watch?v=YIY-_U__S8s

「5 a Day」
Nathan Haines/Mike Patto/Marc Mac作。Kevin Mark TrailとVanessa Freemanがヴォーカルをとるアーバン・ソウル風の仕上がり。ここでのNathanはサックス、フルート、トランペット、キーボードをプレイ。
https://www.youtube.com/watch?v=-MqbnDP-Ay4

「Madmazelle Midnight」
Nathan Haines/Mike Patto/Marc Mac/Vanessa Freeman作。Vanessa Freemanのヴォーカルが映えるジャズ・ファンク調身ミディアム・グルーヴ。Ernie McKoneのベースが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=QEah92WZYB8

「Count On Me」
Nathan Haines/Mike Patto/P-Money/Leon Stenning/Vanessa Freeman作。Nathan Haines/Mike Pattoに加えてP-Moneのプロデューサーに名を連ねます。ボッサ×ファンクな雰囲気のクロスオーヴァー・サウンドが面白い1曲。Leon Stenningのアコギがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=8oyWkBOr1Js

「Mastermind」
Nathan Haines/Mike Patto/Marc Mac作。Nathanのサックスを存分に楽しめるインスト。ここでもErnie McKoneのベースが格好良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=55D2gvon58Y

「Wait and See」
Nathan Haines/Mike Patto/Tama Waipara作。Tama Waiparaのヴォーカルをフィーチャー。Nathanのソプラノ・サックスがフィットする爽快な疾走感が心地好い1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=OWH8A3wm_Ss

「Got Me Thinking (Opolopo Remix)」
「Got Me Thinking」のOpolopoによるリミックス。Opolopo好きの人であれば気に入るであろう爽快ソウルフル・ハウスに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=eawas3Cdioc

「Got Me Thinking (Bugz In The Attic Remix)」
Bugz In The Atticによるリミックス。Mark De Clive-Loweも参加しています。Bugz In The Atticらしさ全開の100%西ロンドン仕様のリミックスにニンマリです。
https://www.youtube.com/watch?v=2hTScABWlwI

Nathan Hainesの他作品もどうぞ!

『Sound Travels』(2000年)
Sound Travels

『Squire For Hire』(2003年)
Squire for Hire

Marco Di Marco feat. Nathan Haines『My London Friends』(2004年)
My London Friends

『Life Time』(2005年)
Life Time

『Right Now』(2007年)
Right Now

『Music for Cocktail Lovers』(2008年)
Music for Cocktail Lovers

『Heaven and Earth』(2010年)
Heaven & Earth

『The Poet's Embrace』(2012年)
Poet's Embrace

『Vermillion Skies』(2013年)
Vermillion Skies * New Zealand Jazz *

『5 a Day』(2014年)
5 A Day
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2020年02月24日

Bluestaeb『Everything Is Always A Process』

ベルリン出身、パリを拠点とするビートメイカー☆Bluestaeb『Everything Is Always A Process』
Everything Is Always a Process (エヴリシング・イズ・オールウェイズ・ア・プロセス)
発表年:2018年
ez的ジャンル:欧州ビートメイカー
気分は... :気まぐれを楽しむ!

今回は欧州ジャジー&メロウHip-Hop作品Bluestaeb『Everything Is Always A Process』(2018年)です。

BluestaebことLeon Gisekeはベルリン出身のプロデューサー/ビートメイカー。

現在はパリを拠点に活動している模様です。

これまで『1991 Extraterrestrial 』(2013年)、『Rodalquilar』(2015年)、JuJu Rogers & Bluestaeb『LIT - Lost In Translation』(2016年)、Harleighblu & Bluestaeb『She』(2019年)、Underground Canopy, Bluestaeb, S. Fidelity『Bluestaeb and S. Fidelity Present Underground Canopy』(2020年)といったアルバムをリリースしています。

本作『Everything Is Always A Process』(2018年)は、『Rodalquilar』(2015年)、JuJu Rogers & Bluestaeb『LIT - Lost In Translation』(2016年)に続くイツの気鋭レーベルJakartaからのリリースです。

アルバムにはNZ出身、ベルリンを拠点にする新世代R&BシンガーNoah Slee、UKの男性シンガーAsh Shakur、UKの女性シンガーHarleighbluMAIA、USアトランティック出身のラッパーPete Flux、スイス出身のプロデューサーMelodiesinfonieS. Fidelityといったアーティストがフィーチャリングされています。

ジャジー&メロウHip-Hop×ネオオウル×エレクトロニクスなハイブリッド感のあるトラックが印象的な1枚です。

Noah Sleeをフィーチャーしたネオソウル「Mr.」、フリーソウル・クラシックMichael Wycoff「Looking Up To You」ネタも聴こえてくる「Left & Right」、Ash Shakurをフィーチャーした「All Smooth」、Harleighbluをフィーチャーしたコズミック・ソウル「No Way」、ブラジル/フュージョン/ジャズ・ファンクを消化した「Alright」、アーバン・メロウな「Mind」、Pete Fluxをフーチャーしたジャジー&メロウ「All Day」あたりがおススメです。

ハイブリッドな欧州Hip-Hopをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「No Time For Small Talk」
シンセの響きが印象的なジャジー&メロウなインストがオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=_hCtgEr35RI

「Mr.」
Noah Sleeをフィーチャーしたネオソウル・チューン。僕好みのメロウ・トラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=PkmIr5Zy-PE

「Hey (Interlude)」
メロウなインタールード。

「Left & Right」
エレクトロニカな音像が印象的なインスト・トラック。アウトロではフリーソウル・クラシックMichael Wycoff「Looking Up To You」ネタをモロ使いしています。
https://www.youtube.com/watch?v=Zyj0yg4GhWo

「All Smooth」
Ash Shakurをフィーチャー。トータルなバランスが良いキャッチーな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=tTM-zabA9-k

「STAAAY」
浮遊するエレクトロニカ・サウンドが印象的なインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=duP7AFALZnA

「No Way」
Harleighbluの艶やかなソウルフル・ヴォーカルが映えるコズミック・ソウル。生音ベースとハイブリッド感のあるトラックが格好良いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dASTq9qLfkA

「How It's Done」
ソウルフルな味わいのメロウ・トラックがいい感じの短いインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=NpiWigaBogc

「Complete」
これも1分半に満たないトラックですが、もっと長尺で聴きたいメロウ・トラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=MHmKyvcZxIg

「Alright」
ブラジル/フュージョン/ジャズ・ファンクのエッセンスをBluestaebらしいセンスでまとめ上げたインスト。インストではコレが一番好き。
https://www.youtube.com/watch?v=FGw2hVBV4zA

「Hot Shit」
ジャジー・フィーリングの小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=spz7jklusUw

「Mind」
MAIAとNoah Sleeをフィーチャー。前半はアーバンなメロウ・ソウル、後半はよりジャジー&メロウな展開となります。
https://www.youtube.com/watch?v=3pPXxjD3CfI

「What It Is」
ネオソウル・フィーリングのインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=lRJNunM-C7E

「All Day」
Pete Fluxをフーチャー。The Avalanches「Etoh」をサンプリング。ジャジー&メロウHip-Hop好きには間違いないトラックだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=aevZqRcalTo

「Last Minute Session Cut」
ラストはMelodiesinfonie、S. Fidelityをフーチャー。さり気ないですがセンスを感じるインストで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gUhMqqK4wqA

アナログ盤のみですが、Bluestaebの他作品もチェックを!

『Rodalquilar』(2015年)
Rodalquilar [12 inch Analog]

JuJu Rogers & Bluestaeb『LIT - Lost In Translation』(2016年)
LIT-Lost In Translation [12 inch Analog]

Harleighblu & Bluestaeb『She』(2019年)
She (deluxe Edition) [Analog]

Underground Canopy, Bluestaeb, S. Fidelity『Bluestaeb and S. Fidelity Present Underground Canopy』(2020年)
Bluestaeb & S.fidelity Present Underground Canopy
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2020年02月12日

Jameszoo『Fool』

Brainfeederからリリースの1stアルバム☆Jameszoo『Fool』
Fool [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC513)
発表年:2016年
ez的ジャンル:Brainfeeder系エレクトロニカ×前衛ジャズ
気分は... :ピカソの絵を観るように・・・

オランダ出身の新進アーティストJameszooBrainfeederからリリースした1stアルバム『Fool』です。

Jameszoo(本名Mitchel Van Dinther )はオランダ南部デン・ボスの出身のミュージシャン/DJ/プロデューサー。

2007年頃からDJとしての活動を開始し、2011年に初シングル「Leaf People/Krishnan Feathers」をリリースします。

「Faaveelaa」(2012年)、「Jheronimus」(2013年)といったEPでJameszooサウンドの原型を固めます。

そして、Flying Lotus率いるBrainfeederJameszooの才能を発掘し、1stアルバムとなる本作『Fool』のリリースにこぎ着けました。

プロデュースはJameszoo自身。

アルバムにはベテラン・ジャズ・ピアニストSteve Kuhn(key、vo)、名アレンジャーとして知られるブラジル人ミュージシャンArthur Verocai(g)がフィーチャリングされています。

さらにThundercat(b)、Richard Spaven(ds)をはじめ、Julian Sartorius(Colin Vallon Trio)(ds)、Niels Broos(p、syn、org)、Raphael Vanoli(Knalpot)(b)、John Dikeman(ts)、 Frans Petter Eldh(b)等のミュージシャンが参加しています。

正直、聴く人を選ぶ前衛的で難解なアルバムです。
非ミュージシャン的感性で作られた進化形ジャズといった感じですかね。

僕もリリース当時にCDショップで試聴しましたが、そのときはピンと来ずにスルーし、その後中古CDで購入しました。

決して、毎日繰り返し聴くような作品ではないと思いますが、キャッチーな音楽の洪水の合間に聴くと、得体の知れない刺激をもらえると思います。

Steve Kuhnのカヴァー「The Zoo」以外はJameszooのオリジナルです。

ピカソの絵を観るような感性で聴きましょう(笑)

全曲紹介しときやす。

「Flake」
音のおもちゃ箱のようなエレクトロニカがオープニング。そんな中でもしっかりジャズしているのが本作らしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=1EEeEnrHZTA

「Lose」
Jameszooらしい不調和な音世界が展開されます。不調和なのに美しい!不思議な感覚に陥ります。
https://www.youtube.com/watch?v=ZAOHAsXsmZE

「Soup」
エレクトロニカ×新世代ジャズな仕上がり。John Dikemanのフリーキーなサックスも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=GGLAt4SWCDQ

「Flu」
Arthur Verocaiをフィーチャー。ジャズらしいセッション感のある演奏が印象的です。本作においては比較的聴きやすい(?)演奏なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=THYTYF4ihLs

「Wrong」
Richard Spaven(ds)参加曲。数秒の無音状態があるなど実験的すぎて凡人には理解不能です(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=DbgSIMfB-_k

「Meat」
Thundercat(b)参加曲。静かなる狂気を感じるアヴァンギャルドな仕上がり。John Dikemanのマッドなサックスを聴かせてくれます。サスペンス・スリラーのサントラに似合いそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XM-ZnkFC2rg

「The Zoo」
Steve Kuhn本人をフィーチャーしたSteve Kuhnのカヴァー。オリジナルは『Steve Kuhn』(1971年)収録の「Pearlie's Swine」。正にJameszooに相応しいタイトルの曲ですね。新世代ジャズの格好良さを備えた前衛電化ジャズに仕上がっています。これであれば一般のジャズ・ファンも聴けるのでは(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=i7cREtQQ1wE

「Crumble」
現在進行形ジャズらしいドラミングが格好良い1曲。少し前のThundercat作品がお好きな人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=3Jc-fbYf800

「Nail (Skit)」
コズミックなシンセ・サウンドによるスキット。
https://www.youtube.com/watch?v=wnM8-U2wJyo

「Toots」
前半は「Wrong」同様に実験的すぎて戸惑います。後半はなかなかエキサイティングなセッションを繰り広げます。
https://www.youtube.com/watch?v=A7tY7TDYzR8

「Teeth」
キーボードとヴィオラによる美しい展開・・・しかし一筋縄ではいかないのがJameszooワールド。予測不能な終盤へ・・・
https://www.youtube.com/watch?v=7HEcYX--l_c

「Virus」
国内盤ボーナス・トラック。不調和かつ不穏なサウンドに背筋が寒くなります。これもサスペンス・スリラーのサントラに似合いそうです。

Philip Akkermanによるジャケがアーティスティックでいいですよね。
posted by ez at 01:32| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする