2021年10月06日

Joyce & Toninho Horta『Sem Voce』

Jobimに捧げた、ブラジル人気アーティストのコラボ☆Joyce & Toninho Horta『Sem Voce』

発表年:1996年
ez的ジャンル:ブラジル人気アーティスト・デュオ
気分は... :枯山水・・・

人気ブラジル人女性シンガー・ソングライターJoyce(Joyce Moreno)とブラジル、ミナス出身の人気ギタリストToninho Hortaによるコラボ作品、Joyce & Toninho Horta『Sem Voce』(1996年)です。

Joyce(Joyce Moreno)について、これまで当ブログで紹介した作品は以下の12枚。

 『Encontro Marcado』(1969年)
 『Feminina』(1980年)
 『Agua e Luz』(1981年)
 『Tardes Cariocas』(1983年)
 『Music Inside』(1990年)
 『Language And Love』(1991年)
 『Ilha Brasil』(1996年)
 『Hard Bossa』(1999年)
 『Gafieira Moderna』(2001年)
 Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
 『Bossa Duets』(2003年)
 『Tudo』(2012年)

Toninho Hortaについて、これまで当ブログで紹介した作品は以下の5枚。

 『Terra dos Passaros』(1979年)
 『Toninho Horta』(1980年)
 『Diamond Land』(1988年)
 『Moonstone』(1989年)
 『Harmonia & Vozes』(2010年)

この大物2人によるコラボは、1994年に亡くなったボサノヴァの父Antonio Carlos Jobimに捧げられた1枚であり、全曲Jobim作品のカヴァーです。

ギターとヴォーカルのみの演奏ですが、最初から最後まで全く飽きずに聴けるのは、二人のアーティストの実力と、Jobim作品の素晴らしさの相乗効果だと思います。

Jobimの名曲の数々に、JoyceToninho Hortaが新たな音魂を入れてくれます。

全曲紹介しときやす。

「Ela E Carioca」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作。「She's a Carioca」のタイトルでも知られる名曲をカヴァー。
Joyceのさり気ないけど。オトナの気品漂うヴォーカルがいいですね。途中「Garota De Ipanema」(「The Girl From Ipanema」)のメロディが聴こえてくるのもの楽しいです。
https://www.youtube.com/watch?v=yy6qPRGXERY

本曲について、当ブログではAstrud GilbertoWalter WanderleyCelso FonsecaJoao GilbertoVinicius CantuariaTill BronnerGretchen ParlatoOs Catedraticosのカヴァーを紹介済みです。

「Correnteza」
Antonio Carlos Jobim/Luiz Bonfa作。Hortaの美しいギターとJoyceの透明感のある歌声が調和した素敵な演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=q-D-_kUEouU

当ブログではMariana Meleroのカヴァーも紹介済みです。

「Inutil Paisagem」
Antonio Carlos Jobim/Aloysio de Oliveira作。名曲「無意味な風景」のカヴァー。ナチュラルなギターの音色が、シンプルながらも味わい深い音世界を描き出します。
https://www.youtube.com/watch?v=lUvtEPP-46w

本曲について、当ブログではTenorio Jr.Quarteto Em CyTitaVinicius CantuariaNu BrazWanda SaSteen Rasmussen Feat. Josefine CronholmThe Girls From Bahiaのカヴァーを紹介済みです。

「Frevo de Orfeu」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作。二人のギターが織り成すリズミックなアンサンブルがいいですね。ここではHortaもヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9nTb7wwhZP8

当ブログではElis ReginaQuarteto Em Cyのカヴァーも紹介済みです。

「Ligia」
Antonio Carlos Jobim作。枯山水の石庭のような引き算の美学を感じるシンプルかつエレガントな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=U2a7oPNzzbA

当ブログではTill BronnerOsmar Militoのカヴァーも紹介済みです。

「Vivo Sonhando」
Antonio Carlos Jobim作。この二人ならではの気品溢れるボサノヴァを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HpWlUuxhmfM

本曲について、当ブログではWanda Sa(Wanda De Sah)Diane Denoir/Eduardo MateoRosalia De SouzaEliane EliasSergio Mendesのカヴァーを紹介済みです。

「Dindi」
Antonio Carlos Jobim/Aloysio de Oliveira作。美しくも儚い雰囲気がたまらないセピア色な音世界を味わえます。
https://www.youtube.com/watch?v=2mUXJ8rKF2Y

本曲について、当ブログではFlora PurimPaprika SoulClaudine LongetLenita BrunoCharlie ByrdWayne ShorterThe Girls From Bahiaのカヴァーを紹介済みです。

「So Danco Samba」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作。少し前にカヴァーの特集記事を投稿した名曲をカヴァー。お馴染みの名曲を、シンプルなスタイルながらも、その魅力を余すところなく聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dhWOa-A6P4I

本曲について、当ブログではSergio Mendes & Brasil'66Wanda Sa(Wanda De Sah)Roberto MenescalGimmicksJazzlife SextetStan Getz & Luiz BonfaPeter FesslerTill BronnerA TresCharlie ByrdSergio MendesTamba TrioClare FischerBruno Battisti D'Amarioのカヴァーを紹介済みです。

「Outra Vez」
Antonio Carlos Jobim作。シンプルなメロウ・ボッサですが、実に雰囲気があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JBcheROFbt0

本曲について、当ブログではElis ReginaNara LeaoJon Hendricksのカヴァーを紹介済みです。

「Sem Voce」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作。タイトル曲はHortaならではの素晴らしいギターをバックに、Joyceが情感たっぷりのヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=yrsu-f5jb-4

「Este Seu Olhar/So Em Teus Bracos」
Antonio Carlos Jobim作。ここでは小気味よいテンポのメドレーで聴かせてくれます。二人のヴォーカル・ワークもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=g64GNp_mNvM

「Este Seu Olhar」について、当ブログではArto LindsayThe G/9 GroupCharlie Byrdのカヴァーを紹介済みです。

「Estrada do Sol」
Antonio Carlos Jobim/Dolores Duran作。二人のギター・アンサンブルに聴き惚れてしまう素敵な演奏です。Joyceらしいスキャットもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XWdUxOrlaXg

本曲について、当ブログではElis ReginaLe Trio CamaraMongo SantamariaGal Costaのカヴァーも紹介済みです。

「Ela E Carioca」
オープニングを飾った「Ela E Carioca」のテイク2。テイク1との違いを楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=PeRrkXMZ184

JoyceToninho Hortaの過去記事もご参照ください。

Joyce作品

『Encontro Marcado』(1969年)


『Feminina』(1980年)
フェミニーナ、そして水と光

『Agua e Luz』(1981年)
水と光

『Tardes Cariocas』(1983年)
Tardes Cariocas

『Music Inside』(1990年)
ミュージック・インサイド

『Language And Love』(1991年)
joyce language and love.jpg

『Ilha Brasil』(1996年)
イーリャ・ブラジル

『Hard Bossa』(1999年)
Hard Bossa

『Gafieira Moderna』(2001年)
Gafieira Moderna

Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
ジャスト・ア・リトル・ビット・クレイジー(2003年作)

『Bossa Duets』(2003年)
ボッサ・デュエッツ

『Tudo』(2012年)
トゥード

Toninho Horta作品

『Terra dos Passaros』(1979年)
Terra Dos Passaros

『Toninho Horta』(1980年)
トニーニョ・オルタ

『Diamond Land』(1988年)
ダイアモンド・ランド

『Moonstone』(1989年)
ムーンストーン

『Harmonia & Vozes』(2010年)
アルモニア&ヴォゼス
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2021年10月03日

Nao『And Then Life Was Beautiful』

3年ぶりの新作☆Nao『And Then Life Was Beautiful』

発表年:2021年
ez的ジャンル:UKオルタナティヴR&B
気分は... :人生は美しい・・・

今回は新作アルバムからUKオルタナティヴR&Bの女性シンガー・ソングライターNaoの最新作『And Then Life Was Beautiful』です。

ロンドン出身の女性シンガー/ソングライターNAO(本名:Neo Jessica Joshua)の紹介は、1stアルバム『For All We Know』(2016年)、2ndアルバム『Saturn』(2018年)に続き、3回目となります。

3年ぶりの新作となる、3rdアルバム『And Then Life Was Beautiful』

プライベートでの第一子の出産という人生の大きな転機を経て制作されたアルバムです。コロナ禍の影響もあり、Nao本人はこの新作を「人生は完璧じゃないわ― 山あり谷ありだけど、美しいものにもなる」と語っているようです。

その意味で、派手さはないものの、ポジティヴな雰囲気に満ちたアルバムに仕上がっています。

楽曲はすべてNaoらによるオリジナル。

Nao作品ではお馴染みのLoxeGRADESStintをはじめ、George MooreDernst "D'Mile" Emile IISarzJonah StevensScribz RileyAri PensmithMaths x Joがプロデュースしています。

また、Lianne La HavasSerpentwithfeetAdekunle GoldLucky Dayeといったアーティストがフィーチャリングされています。

シングルになったのは「Woman」「Messy Love」「Antidote」「And Then Life Was Beautiful」の4曲。

個人的には、注目のUK男性R&BシンガーSerpentwithfeetをフィーチャーした「Postcards」、キュートなネオソウル「Burn Out」、US R&BシンガーLucky Dayeをフィーチャーした「Good Luck」、リラックスしたバッキングの「Nothing's For Sure」あたりもおススメです。

美しく人生を生きるしなやかさを感じる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「And Then Life Was Beautiful」
Loxeプロデュース。タイトル曲がオープニング。Naoの歌声から天から降臨してくるかのようなビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=LM4DUrO358A

「Messy Love」
Dernst "D'Mile" Emile IIプロデュース。シングルにもなった楽曲。Naoらしい独特の歌声が映える1曲。サウンドの輪郭がヴィヴィッドな感じもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=twK9Xqj39QY

「Glad That You're Gone」
Stintプロデュース。ポジティヴ思考の別れの歌。凛としたしなやかさがいいですね。

「Antidote」
ナイジェリア出身の男性シンガーAdekunle Goldをフィーチャー。Sarzプロデュース。シングル・リリースしていた楽曲。ダンサブルになり過ぎない、リズミックな軽やかさが魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=XL3EsYbGC0M

「Burn Out」
Jonah Stevens/Scribz Rileyプロデュース。僕好みの曲調のネオソウル。Naoのキュートな歌声が映えます。

「Wait」
GRADES/Loxeプロデュース。切々と歌われるピアノ・バラード。ストリングスも入ったオーセンティックな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=XKQ3WjOhmI8

「Good Luck」
US R&BシンガーLucky Dayeをフィーチャー。Loxeプロデュース。二人の声質の組み合わせがとてもいい感じです。終盤のロッキン・ギターのアクセントもグッド!

「Nothing's For Sure」
GRADESプロデュース。リラックスした生音のバッキングが印象的です。本作らしいしなやかさを感じる1曲です。

「Woman」
UKの女性シンガーLianne La Havasをフィーチャー。Loxeプロデュース。2020年にシングル・リリースしていた楽曲。この曲については、娘を抱っこ紐で抱えながらレコーディングをしたのだとか。しなやかさと強さを兼ね備えている感じがいいですね。

「Better Friend」
GRADESプロデュース。さり気ないですが、グッド・ヴァイヴに満ちた1曲。

「Postcards」
注目のUK男性R&BシンガーSerpentwithfeetをフィーチャー。George Mooreプロデュース。個人的には本作で一番のお気に入りのビューティフル・バラード。

「Little Giants」
Ari Pensmith/George Mooreプロデュース。Naoの願いが切々と伝わってくる祈りのようなバラード。

「Amazing Grace」
Maths x Joプロデュース。あの有名な曲のカヴァーかと思いきやオリジナルでした。希望に満ちたバラードで締め括ってくれます。

『For All We Know』(2016年)
FOR ALL WE KNOW

『Saturn』(2018年)
サターン
posted by ez at 01:58| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月01日

『今の気分は...2021年10月1日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回70年代カテゴリーからブルーアイド・ソウル/ファンキー・ロックな10曲セレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

John Valenti「Anything You Want」
https://www.youtube.com/watch?v=eG50o_bdsJQ
From 『Anything You Want』(1976年)
エニシング・ユー・ウォント(紙ジャケット仕様)

Melissa Manchester「Bad Weather」
https://www.youtube.com/watch?v=GGMJ_bm4Kgk
From 『Don't Cry Out Loud』(1978年)
あなたしか見えない(期間生産限定盤)

Stylus「Feeling Blue」
https://www.youtube.com/watch?v=UBcVkRN8rEo
From 『Where In The World』(1976年)※CDボーナス・トラック
ホェア・イン・ザ・ワールド

Flaming Ember「Westbound #9」
https://www.youtube.com/watch?v=FI9qm3tLk5Q
From 『Westbound #9』(1970年)
ウエストバウンド・ナンバー9 +3

Bill Champlin「What Good Is Love」
https://www.youtube.com/watch?v=wweyag49yog
From 『Single』(1978年)
独身貴族(期間生産限定盤)

Spats「(Your Lovin' Is) Everywhere」
https://www.youtube.com/watch?v=RuY8cHMCOxo
From 『Spats』(1978年)
スパッツ[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5658)

Felix Cavaliere「Good To Have Love Back」
https://www.youtube.com/watch?v=n3kKDA3p2uA
From 『Castles In The Air』(1979年)
キャッスル・イン・ジ・エアー(期間生産限定盤)

Erik Tagg「Got To Be Lovin You」
http://www.youtube.com/watch?v=B3kwd1d62hk
From 『Rendez-Vous』(1977年)
ランデヴー

Crackin'「You'll Feel Better」
https://www.youtube.com/watch?v=T2uBzs-70-0
From 『Crackin'』(1977年)
クラッキン(SHM-CD紙ジャケット仕様)

Robert Palmer「Sailing Shoes」
https://www.youtube.com/watch?v=cS3XtZN-Stg
From 『Sneakin' Sally Through The Alley』(1974年)
スニーキン・サリー・スルー・ジ・アリー(紙ジャケット・生産数限定)
posted by ez at 00:27| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月29日

Francisco Mora Catlett『Mora!』

『Mora!』、『Mora! II』の2in1CD☆Francisco Mora Catlett『Mora!』

録音年:1987年
ez的ジャンル:ラテン・スピリチュアル・ジャズ/ブラジリアン・ジャズ
気分は... :コンプリート!

今回はラテン・スピリチュアル・ジャズ作品、Francisco Mora Catlett『Mora!』です。

Francisco Mora Catlettは1947年ワシントンD.C.で生まれのメキシコ系アメリカ人ドラマー。

The Sun Ra Arkestraのメンバーとして活動し、その後デトロイトに移住。1987年には自主制作で初リーダー作『Mora!』をリリースしています。

また、Carl Craig率いるInnerzone Orchestraのメンバーにもなり、当ブログでも紹介した名盤『Programmed』(1999年)にも参加しています。

本作は『Mora!』(1987年)とその続編『Mora! II』の2枚を収めた2in1CDです。

『Mora!』(1987年)の直後にレコーディングされた『Mora! II』は、長いことお蔵入りとなっていましたが、2005年に『River Drum』としてリリースされていました。

今年、Far Out Recordingsから『Mora!』『Mora! II』がアナログ再発され、同じタイミングで今回の2in1CDもリリースされました。

ちなみに『Mora! II』のジャケはこんな感じ。

『Mora! II』(1987年) ※アナログ盤


プロデュースはFrancisco Mora Catlett自身。

Francisco Mora Catlett(ds、per)以下、Rodney Whitaker(contrabass)、Kenny Cox(p)、Sherman Mitchell(tp、fl、oboe)、John Douglass(tp)、Marcus Belgrave(tp)、Vincent Bowens(ts、fl)、Alex Harding(bs、bass clarinet)、Alberto Nacif(steel ds、per)、Emile Borde(steel ds、per)、Jerome Le Duff(berimbau、per)、Teresa Mora(vo、per)等がレコーディングに参加しています。

この2作品を象徴するラテン・スピリチュアル・ジャズ「Afra Jum」、アフロ・キューバン・リズム×スティール・ドラムな「Rumba Morena」、サンバ・ジャズな「Samba De Amor」「Samba "Conga Do Amor"」、Teresa Moraのヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ジャズ・ダンサー「Amazona」、ミステリアスなラテン・スピリチュアル「El Moro」、スティール・ドラムが映えるカリビアン・ジャズ「Old Man Joe」あたりがおススメです。

再評価の高いスピリチュアル・ジャズの異色作をぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Prelude Welcome」
ジャングルの森林をイメージさせるパーカッシヴなプレリュード。
https://www.youtube.com/watch?v=stMkIyhHBFs

「Afra Jum」
本作を象徴する12分近くのラテン・スピリチュアル・ジャズ。ソウルフルでスピリチュアルでアフロ・キューバンなジャズ・ワールドに魅了されます。UK次世代ジャズ好きの人あたりも気に入る演奏なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=I0wOp4oVJF8

「Rumba Morena」
Franciscoの妻、Teresa Moraのヴォーカルと共に始まるパーカッシヴなアフロ・キューバン。後半のアフロ・キューバン・リズム×スティール・ドラムな感じもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ST0A82cOgbU

「Five AM」
ここではラテン/アフロ・キューバンを封印し、ストレート・アヘッドなジャズを小気味よく演奏しています。Moraのパワフルなドラミングを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=WPJ4ecDyE7U

「Samba De Amor」
ビリンバウの音色とTeresa Moraのヴォーカルが妖しげな雰囲気を醸し出すイントロから一転、Airto Moreiraあたりを彷彿させるグルーヴィーなサンバ・ジャズが展開されます。クラブジャズ好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=wPqBLI2f3BI

「Cultural Warrior」
壮大なスケールを感じる、9分半近くのスピリチュアルなバラード。汎アメリカ的な歴史が刻まれたジャズ演奏といった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JuqZeSFy7z4

「Epilogue Conga "Hasta La Vista"」
コンガが鳴り響くパーカッシヴなエピローグ。
https://www.youtube.com/watch?v=vxUybZrUE5Y

ここまでが『Mora!』。これ以降が『Mora! II』

「Afra Jum」
『Mora!』にも収録されていた「Afra Jum」のパート2。ダイナミックなホーン・アンサンブルが印象的なラテン・スピリチュアル・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=3mtrDfzx_mg

「Amazona Prelude "Dawn"」
ストリングスも入った美しいスピリチュアル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=XE4ViwD8VuE

「Amazona」
Teresa Moraのヴォーカルをフィーチャーしたブラジリアン・ジャズ・ダンサー。Teresa Moraの艶やかなヴォーカルを楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=sSawAZKKAmU

「Samba "Conga Do Amor"」
タイトルの通り、リズミックなサンバ・ジャズ。ブラジリアン・モードのアッパー感がいいですね。スティール・ドラムのアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=K6lQQN3TLrU

「El Moro」
ミステリアスなラテン・スピリチュアル。ミュート・トランペットの音色がフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=6bZ9uPz4ZY8

「Old Man Joe」
スティール・ドラムの音色が映える軽快なカリビアン・ジャズ。開放的な雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_bmXzOa6COs

「Por Que Paro」
子供の声を織り交ぜた短い即興演奏。
https://www.youtube.com/watch?v=3E2aDJnuyjM

「Afra Jum」
ラストは「Afra Jum」のパート3。躍動するスピリチュアル・ジャズといった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XDU_DfHjILs

『World Trade Music』(1998年)
posted by ez at 02:47| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月26日

Jordan Rakei『What We Call Life』

内省的な4thアルバム☆Jordan Rakei『What We Call Life』

発表年:2021年
ez的ジャンル:次世代ネオソウル系男性シンガー・ソングライター
気分は... :これが人生というもの?

新作アルバムから注目の男性シンガー・ソングライターJordan Rakeiの最新作『What We Call Life』です。

オーストラリア、ブリスベン出身、現在はロンドンを拠点とする男性シンガー・ソングライターJordan Rakeiについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Cloak』(2016年)
 『Wallflower』(2017年)
 『Origin』(2019年)

4thアルバムとなる本作『What We Call Life』も前2作に続き、Ninja Tuneからのリリースです。

前作『Origin』では、シンギュラリティ等を懸念し、行き過ぎたテクノロジーへ警鐘を鳴らす社会メッセージ色の強い楽曲が多く収録されていまた。それに対して、本作『What We Call Life』はコロナ禍の影響が色濃く反映された内省的な作品に仕上がっています。

また、マルチ・インストゥルメンタリストである彼が、本作ではアルバム全編に渡り、バンドとの共同作業によるレコーディングを行っています。

バンドの中核メンバーは、Jim Macrae(ds)、Imraan Paleker(g)、Jonathan Harvey(b)、Chris Hyson(key)、Ernesto Marichales(per)という5名。

プロデュースはJordan Rakei自身。
楽曲はすべてJordan Rakeiとバンド・メンバーによるオリジナルです。

内省的な作品なので、派手なトラックはありませんが、アンビエントな次世代ネオソウルは胸の奥に何か響くものがあります。

秋の夜長に聴くと、胸に染み入る1枚となるのでは?

全曲紹介しときやす。

「Family」
家族への思いを歌ったオープニング。コロナ禍で母国オーストラリアに帰郷できない辛さから生まれた楽曲。ファルセットを駆使した哀愁ネオソウルです。哀愁モードながらもビートは力強いのが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=azmC2txuE5g

「Send My Love」
アンビエント感覚のエレクトリック・サウンドが心地好いポップ・チューン。ヴァイヴの音色がいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=CjFu5pMy-S8

「Illusion」
The Police「Every Little Thing She Does Is Magic」からインスパイアされた楽曲なのだとか。ヴォーカルもStingを意識しているらしいです。「Every Little Thing She Does Is Magic」っぽくはありませんが、中期以降のThe Policeのエッセンスがホンノリ感じられます。
https://www.youtube.com/watch?v=DW7A8R3uoUE

「Unguarded」
美しくも切ない内省的バラードですが、悲しき過去と向き合い、さらけ出しているのが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=NHUoS_L4caY

「Clouds」
ジョージ・フロイドの死後に世界中で巻き起こったBLM運動に触発された楽曲。Rakei自身が(ポリネシア系と白人の)混血であり、2つの肌の色の狭間で葛藤してきた彼の思いが哀愁サウンドに乗って歌われます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZR8J7UYTDLw

「What We Call Life」
彼の内なる叫びを歌にしたタイトル曲。優しく包み込みながらも、懸命に自身を鼓舞している内省チューン。聴く者の胸に深く刻まれるバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=NFSi1HyE7cc

「Runaway」
救いを求めている歌ですが、その穏やかな語り口とアンビエントなサウンドを聴いていると心が落ち着きます。
https://www.youtube.com/watch?v=o25-kDKYeP4

「Wings」
美しいエレクトリック・サウンドと共に大空に飛び立つ気分になる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=pYfhhX9cSmk

「Brace」
SF映画のサントラのような壮大な近未来サウンドが印象的なトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=GA_S0WGBfT0

「The Flood」
本編ラストは7分半近くの長尺です。哀愁モードの前半からポジティヴな雰囲気の中盤以降へと、困難を乗り越えていく様が1曲の中で表現されているように感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=WujkBBK7pPU

「The Flood (Acoustic) 」
国内盤CDボーナス・トラック。前曲「The Flood」のアコースティック・ヴァージョン。

『Cloak』(2016年)
クローク

『Wallflower』(2017年)
Wallflower [帯解説 / 国内仕様輸入盤CD] (BRZN245)

『Origin』(2019年)
Origin [輸入盤CD] (ZENCD256)_742
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