2022年07月27日

The Awakening『Hear, Sense And Feel』

シカゴのブラック・ジャズ・ユニット☆The Awakening『Hear, Sense And Feel』

発表年:1972年
ez的ジャンル:Black Jazz Records系スピリチュアル・ジャズ・ユニット
気分は... :覚醒せよ・・・

今回はブラック・ジャズを象徴するレーベルBlack Jazz Recordsの作品からThe Awakening『Hear, Sense And Feel』(1972年)です。

The AwakeningKen Chaney(元Young-Holt Unlimited)とFrank Gordonを中心に、シカゴで結成されたジャズ・ユニット。

めんばーはKen Chaney(p、el-p)、Frank Gordon(tp、flh)、Richard Ari Brown(ts、fl)、Arlington Davis, Jr.(ds)、Steve Galloway(tb)、Reggie Willis(b)という6名。

グループはBlack Jazz Recordsから『Hear, Sense And Feel』(1972年)、『Mirage』(1973年)という2枚のアルバムをリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Hear, Sense And Feel』(1972年)には、Richard Evans(el-b)もゲスト参加しています。

プロデュースはレーベル・オーナーのGene Russell

スピリチュアルなブラック・ジャズですが、メロウ・エレピが目立ち、グルーヴィーな演奏もあるので、その分聴きやすいと思います。

個人的には「Kera's Dance」「Convulsions」がお気に入りです。

メロウな「Brand New Feeling」、壮大なオープニング「Awakening - Prologue Spring Thing」も人気です。

メロウ&グルーヴィーながらも雰囲気のあるブラック・ジャズをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Awakening - Prologue Spring Thing」
Ken Chaney作。ポエトリー・リーディングによるプロローグから連なるブラック・ジャズらしい壮大なオープニング。モーダルな美しさの向こう側にスピリチュアルな崇高さが見え隠れする感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Tr78gTYIosk

「When Will It Ever End」
Richard Ari Brown作。抑えたトーンのゆったりとした演奏のなかで、作者Richard Ari Brownのフリーキーなサックスが目立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=yVOuOHCK_wQ

「Convulsions」
Frank Gordon作。3管によるスリリングなアンサンブルにグッとくる、スピーディーなスピリチュアル・ジャズ・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fy_isNKkNQQ

「Kera's Dance」
John Stubblefield作。Richard Ari Brownのフルートが先導するミディアム・ジャズ・グルーヴ。穏やかななかにもスピリチュアル・フィーリングがあるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=C-7br4_sSOA

Klub Des Loosers「Mother City」のサンプリング・ソースとなっています。
Klub Des Loosers「Mother City」
 https://www.youtube.com/watch?v=SGADQbJahpQ

「Jupiter」
Frank Gordon作。Ken Chaneyの小気味よいピアノが印象的なアップテンポの演奏です。Richard Ari Brownのサックス・ソロ、Arlington Davis, Jr.のドラム・ソロも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9NC6A3WDZ5M

「Brand New Feeling」
Ken Chaney/William Keyes作。Richard Evansがエレクトリック・ベースでゲスト参加。エレピの響きが心地よい、穏やかなムードの電脳メロウ・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=i6Zsloe8MAo

当ブログで紹介したKero One「It's a New Day」をはじめ、Ty「Break the Lock」、DJ Day「Outro (Wrap It Up B)」等のサンプリング・ソースとなっています。
Kero One「It's a New Day」
 https://www.youtube.com/watch?v=pG3Y3GVXIE4
Ty「Break the Lock」
 https://www.youtube.com/watch?v=lbQEkh-Ftco
DJ Day「Outro (Wrap It Up B)」
 https://www.youtube.com/watch?v=dEJdarMhBcQ

「Awakening - Epilogue」
Ken Chaney作。ラストはポエトリー・リーディングで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Xn8gqev-_5s

2ndアルバム『Mirage』(1973年)もセットでどうぞ!

『Mirage』(1973年)


他のBlack Jazz Recordsの過去記事もご参照下さい。

Gene Russell『New Direction』(1971年)
New Direction (直輸入盤・帯・ライナー付き)

Kellee Patterson『Maiden Voyage』(1973年)
メイデン・ヴォヤージュ

Doug Carn『Revelation』(1973年)
Revelation (直輸入盤・帯・ライナー付き)

Henry Franklin『The Skipper at Home』(1974年)
THE SKIPPER AT HOME

Doug Carn『Adam's Apple』(1974年)
ADAMS APPLE
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2022年07月24日

J. Lamotta Suzume『So I've heard』

全編ヘブライ語の最新作☆J. Lamotta Suzume『So I've heard』

発表年:2022年
ez的ジャンル:イスラエル産次世代ネオソウル
気分は... :ドライブ・マイ・カー・・・

昨日はTV(WOWOW)で映画「ドライブ・マイ・カー」を観ました。
今年のアカデミー賞で「国際長編映画賞」を受賞した話題作ですね。

ほぼ3時間という長い作品ですが、昼と夜の2回観たので計6時間も見入っていました。というよりも1回目は気を抜いて観たせいか、自分の中で消化しきれない部分があったので、2回目は鰻丼食べながら気合い入れて観ました(笑)

観る者の理解力・教養・創造力が試される作品かもしれませんね。観るたびに発見がありそうなので、あと2、3回はリピートしたいです。

さて。新作からイスラエル出身の女性アーティストJ. Lamotta Suzumeの最新作『So I've heard』です。

イスラエル、テルアビブでモロッコ系の両親の元に生まれ、ベルリンを拠点に活動するビートメイカー、シンガー/ラッパーJ. Lamotta Suzumeに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Concious Tree』(2017年)
 『Suzume』(2019年)
 『Brand New Choice』(2020年)

これまでドイツ、ベルリンを拠点に活動してきた彼女ですが、本作は故郷のテルアビブでレコーディングし、全編ヘブライ語で歌われています。やはり新型コロナの影響が大きかったようです。

プロデュース&ソングライティングはJ. Lamotta Suzume自身ですが、共同プロデュース&共作曲も多く含まれます。

テルアビブ・レコーディング、ヘブライ語になっても、J. Lamotta Suzumeらしいビートメイカー感覚のキュートで儚い次世代ネオソウルに変りはありません。

その意味では従来からのファンであれば問題なく楽しめると思います。

ヘブライ語歌詞も語感や言い回し等で特に気になりませんでした。

いつものSuzumeを楽しみたいのであれば、「Twist」「Haderech (The Way)」「Linshom Et Ze (Breathe It)」「Haideal (The Ideal)」がオススメです。

本作らしい音を楽しみたいのであれば、エキゾチックなオープニング「Perot (Fruits)」、四つ打ちビートを織り交ぜた「Ota Yabeshet (Same Continent)」、UKっぽいビートの「Einaym (Eyes)」、Solange「Binz」を引用している「Laasot Tov (Do Good)」あたりをどうぞ!

日本独自CD化です。

全曲紹介しときやす。

「Perot (Fruits)」
少しエキゾチックなアクセントが印象的なオープニング。両親がモロッコ系という彼女のルーツを感じるダンサブル・サウンドで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9ZYyk18qWYM

「Twist」
Michael Moshonovのラップをフィーチャー。ヘブライ語という点を除けば、哀愁メロウR&Bとして楽しめると思います。ドリーミーだけど少しレイジーな雰囲気もあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SneIm4gL7Pk

「Haderech (The Way)」
オリジナル・ビートは彼女ではありませんが、ビートメイカーでもあるSuzumeによく馴染む哀愁メロウです。

「Linshom Et Ze (Breathe It)」
美しくも儚いムードにグッとくる次世代ネオソウル。ローファイ感覚なのが今時なのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=EhC4_6zUgCU

「Ota Yabeshet (Same Continent)」
途中で90年代ハウスを思わせる四つ打ちビートを織り交ぜたダンサブル・トラック。90年代ハウス好きとしては大歓迎です。

「Haideal (The Ideal)」
ある意味とても彼女らしい次世代ネオソウル。メロウだけど適度にビートが効いているのがいいですね。途中までヘブライ語で歌われているが全く気にならないのに、終盤少しだけエキゾチックな雰囲気になった途端にヘブライ語の語感が浮き出てくるのが面白いですね。

「Einaym (Eyes)」
Avri Gのラップをフィーチャー。少しアブストラクトでUKっぽいビートが印象的です。終盤には♪目を閉じて♪耳を澄ます♪という日本語歌詞も飛び出します。
https://www.youtube.com/watch?v=MN3DI7UIGqs

「Laasot Tov (Do Good)」
Solange「Binz」を引用していると思われるメロウR&B。Solange「Binz」好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=gHSNBTu_yPI

Solange「Binz」
 https://www.youtube.com/watch?v=83LeK-t-kTw

「2020」
コロナ禍の2020年を嘆く小曲。

「Kenna (Honest)」
ビートメイカー的センスに溢れたメロウ・グルーヴ。軽やかなのにメランコリックなのがいいですね。

「247」
哀愁R&Bですが、何処となく80年代を感じるサウンドが僕好み。

「Ma Ze (What's That)」
ラストはラップ調ヴォーカルを織り交ぜたHip-Hop調トラックで締め括ってくれます。

未聴の方は彼女の他作品もチェックを!これらはすべて英語歌詞です。

『Concious Tree』(2017年)
コンシャス・トゥリー

『Suzume』(2019年)
すずめ

『Brand New Choice』(2020年)
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2022年07月22日

『今の気分は...2022年7月22日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は60年代カテゴリーからサイケな10曲をセレクトしました。
ハワイアンAOR多めです!

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

The Crazy World Of Arthur Brown「Prelude/Nightmare」
https://www.youtube.com/watch?v=F7fQJiKcoDU
From 『The Crazy World Of Arthur Brown』(1968年)


Hollies「Then The Heartaches Begin」
https://www.youtube.com/watch?v=kXTCbpVEuAQ
From 『Evolution』(1967年)


The Jimi Hendrix Experience「You Got Me Floatin'」
https://www.youtube.com/watch?v=GyaiG01wqEg
From 『Axis: Bold As Love』(1967年)


Cream「Swlabr」
https://www.youtube.com/watch?v=NwTSfNtghAc
From 『Disraeli Gears』(1967年)


Soft Machine「Hope for Happiness」
https://www.youtube.com/watch?v=GsLH75HiZZM
From 『The Soft Machine』(1968年)


Tomorrow「Real Life Permanent Dream」
https://www.youtube.com/watch?v=8_WrPdRr8Qk
From 『Tomorrow』(1968年)
トゥモロウ(紙ジャケット仕様)

Donovan「Hurdy Gurdy Man」
https://www.youtube.com/watch?v=CHxfOZH8cew
From 『The Hurdy Gurdy Man』(1968年)


Wendy & Bonnie「It's What's Really Happening」
https://www.youtube.com/watch?v=XAA4agx6WmM
From 『Genesis』(1969年)


Steve Miller Band「Roll With It」
https://www.youtube.com/watch?v=-omYFB3qL7o
From 『Children Of The Future』(1969年)


Love「Live and Let Live」
https://www.youtube.com/watch?v=O2T-dz1k9bI
From 『Forever Changes』(1968年)
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2022年07月20日

Crown Heights Affair『Think Positive!』

人気トラック「Somebody Tell Me What To Do」収録☆Crown Heights Affair『Think Positive!』
THINK POSITIVE! +3 (日本独自企画、最新リマスター、解説、ボーナストラック付)
発表年:1982年
ez的ジャンル:N.Y.アーバン・ディスコ/ファンク
気分は... :ポジティブにいこう!

80年代アーバン・ディスコ/ファンク作品からCrown Heights Affair『Think Positive!』(1982年)です。

70〜80年代に活躍したディスコ/ファンク・グループCrown Heightsの紹介は、3rdアルバム『Do It Your Way』(1976年)に続き2回目となります。

7thアルバムとなる本作『Think Positive!』(1982年)は、De-Liteでの6枚目となります。

80年代に入り、メンバーのWilliam AndersonRaymond Reidはプロデュース・チームとしても活躍するようになり、Unlimited TouchEnchantmentAmii StewartTerri GonzalezFrance JoliEmpressIntensive Heat等を手掛けています。

そんなプロデュース・チームとしての成果を自らのグループに還元したアルバムが本作です。

勿論、プロデュースはWilliam AndersonRaymond Reidの二人。

本作におけるメンバーは、Philip Thomas(vo、per)、William Anderson(g、vo)、Arnold "Muki" Wilson(b、vo)、Raymond "Sugar Ray" Rock(ds、per、back vo)、James "Ajax" Baynard(tp、back vo)、Raymond Reid(ds、back vo)、Skip Boardley(vo、per)の8名。

メンバー以外にClarence "Blinky" Brice(g)、Frederick "M.C. Count" Linton(rap)、Sammy Figueroa(per、conga)、Charles Morais(key)、Fred McFarlane(key)、Terry Burrus(key)、Daryl Gibbs(as)が参加しています。

シングルになった「Somebody Tell Me What To Do」をはじめ、「Love Rip Off」「I Got Somethin' For Ya」あたりはモロに僕好みのアーバン・ディスコ/ファンクです。

それ以外にも絶品スロウ「Heart Upside Down」、ラップ入りのタイトル曲「Think Positive」もオススメです。

残りの3トラックもキャッチーなディスコ/ファンクに仕上がっており、アルバム全体としての仕上がりとしても相当充実しています。

80年代ならではのモダンなアーバン・ディスコ/ファンクをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Somebody Tell Me What To Do」
William Anderson作。シングル・カットされてUS R&Bチャート第33位となりました。クラシックの雰囲気漂うキャッチーでモダンなメロウ・ディスコ。華やかなアーバン・ナイトを演出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ivJfLI8udaA

「Love Rip Off」
Philip Thomas/Skip Boardley作。80年代らしいエレクトリックな質感を楽しめるアーバンなディスコ・ファンク。東西の違いはありますが、Solar系作品がお好きな人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=jMFlxn0tgpg

「Heart Upside Down」
James Baynard/Skip Boardley作。ディスコ/ファンクだけではない彼らの魅力を満喫できる絶品スロウ。本作唯一のスロウですが、こんなに素晴らしいのであれば、あと1、2曲入っていても良かったかな(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=ZkRiZSPVsy4

Knxwledge「Bankakkount」のサンプリング・ソースとなっています。
Knxwledge「Bankakkount」
 https://www.youtube.com/watch?v=KPeK6e58Lro

「Think Positive」
Arnold "Muki" Wilson/Frederick "M.C. Count" Linton/James Baynard/Ray Rock/Raymond Reid/Skip BoardleyWilliam Anderson作。タイトル曲はFrederick "M.C. Count" Lintonのラップをフィーチャーしたマッスルなファンク・チューン。オールドスクールHip-Hopとして十分に楽しめるキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=6i95HvOZQfk

「I Got Somethin' For Ya」
Ray Rock/Skip Boardley作。このトラックも大好き!軽快なカッティング・ギターと共に始まるRick Jamesスタイルのディスコ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=E9Etnd7utis

「Wine And Dine You」
William Anderson作。ハンド・クラップによる重量ファンク。前曲「I Got Somethin' For Ya」のスマートさとのコントラストで、こちらのトラックは同じファンクでも猥雑な雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=Rxhy577QwQQ

「Your Love Makes Me Hot」
Arnold "Muki" Wilson/Philip Thomas作。モダンなアーバン・ファンク。良いトラック続きで割を食っている感もありますが、コレもなかなかです。
https://www.youtube.com/watch?v=U-QbPcMg7T4

「Let Me Ride On The Wave Of Your Love」
Clarence "Blinky" Brice/Ray Bryant作。本編ラストはN.Y.らしい華のあるアーバン・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=lREmUm93-xI

国内盤CDには「Let Me Ride On The Waves Of Your Love (Original 12" Version)」「Somebody Tell Me What To Do (Original Single Version) 」「Wine And Dine You (Original Single Version)」の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

ご興味がある方はCrown Heightsの他作品もチェックを!

『Dreaming a Dream』(1975年)
DREAMING A DREAM +4 (日本独自企画、最新リマスター、解説、ボーナストラック付)

『Do It Your Way』(1976年)
DO IT YOUR WAY +4 (日本独自企画、最新リマスター、解説、ボーナストラック付)

『Dream World』(1978年)
DREAM WORLD +7 (日本独自企画、最新リマスター、解説、ボーナストラック付)

『Dance Lady Dance』(1979年)
DANCE LADY DANCE +3 (日本独自企画、最新リマスター、解説、ボーナストラック付)

『Sure Shot』(1980年)
SURE SHOT +3 (日本独自企画、最新リマスター、解説、ボーナストラック付)

『Struck Gold』(1983年)
STRUCK GOLD +5 (日本独自企画、最新リマスター、解説、ボーナストラック付)
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2022年07月17日

Sessa『Estrela Acesa』

サンパウロ出身の男性SSWの2nd☆Sessa『Estrela Acesa』

発表年:2022年
ez的ジャンル:ブラジリアン・メロウ・フォーキー
気分は... :囁き声でヒンヤリ・・・

新作からサンパウロ出身の男性シンガー・ソングライターSessaの2ndアルバム『Estrela Acesa』です。

Sessaは、サンパウロ出身の男性シンガー・ソングライター。

ソロ・デビュー以前は、本名のSergio Sayeg名義で、サンパウロのサイケ・ファンク・バンドGarotas Suecasのメンバーとして活動したり、N.Y.を拠点とするギタリストYonatan Gatのレコーディングに参加したりしていました。

本作『Estrela Acesa』は、ソロ・デビュー・アルバム『Grandeza』(2019年)に続く2ndアルバムとなります。

シンプルながらも、サイケで、土着的なのにメロウな印象深いブラジリアン・フォーキー作品に仕上がっています。

Sessaの線の細いヴォーカルは、Caetano Velosoあたりに通じるものがあります。

プロデュースはSessaBiel Basile

レコーディングにはSessa(vo、g、per)、Biel Basile(ds、per、p)、Marcelo Cabral(b)、Cica Goes(vo、per)、Ina(vo、per)、Paloma Mecozzi(vo、per)、Lau Ra(vo、per)等のミュージシャンが参加しています。

楽曲はすべてSessaのオリジナル。

とりあえず、幻想的な「Gostar do Mundo」、サイケな「Cancao da Cura」、アコースティック・メロウ「Pele da Esfera」、魅惑のブラジリアン・フォーキー「Ponta de Faca」あたりを聴けば、本作の魅力を実感できると思います。

シンプルながらもクセになる、魅惑のブラジリアン・メロウ・フォーキーを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Gostar do Mundo」
ドリーミーなCaetano Velosoといった雰囲気のオープニング。Sessaの囁きヴォーカルにヤラれてしまいます。幻想的ムードのなかでメロウに揺らめく感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=PP5gFdXwSog

「Cancao da Cura」
サイケなブラジリアン・フォーキーといった仕上がり。フォーキーな疾走感と土着的リズムとサイケな空気感が一体となった僕好みの仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=u_6zYvcod4M

「Sereia Sentimental」
ミステリアスなメロウ・チューン。夢の中でまったりとした過ごしているような気分になります。美しいストリングスも効果的です。
https://www.youtube.com/watch?v=klR87K745XI

「Musica」
土着的リズムとヴォーカル、エフェクトのみ演奏ですが、素朴さのなかにサイケなムードが漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=RBDyXfExFLk

「Helena」
女性ヴォーカルも入り、ギター、ストリングスが織り成す美しい音世界を生み出します。雲がゆったりと流れていくような気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=mMn8VDJ5fRY

「Pele da Esfera」
ギター、ベースに軽くリズムをつけたシンプルなバッキングによるアコースティック・メロウ。さり気なさが魅力です。女性コーラスによるアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=rIU3lTWrw9A

「Dor Fodida」
Sessaの囁きヴォーカルが冴える1曲。時間がゆっくり流れていきます。これもCaetano Veloso好きの人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=12MClXwMVzU

「Irmao de Nuvem」
幻想的なサウダージ・モードのメロウ・チューン。夢の中で懐かしい光景を見ているような気分になります。美しいストリングスもフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=WrK3BLIyW3U

「Que Lado Voce Dorme?」
囁きヴォーカルの打ち水のようなヒンヤリ感が心地よい1曲。涼みながら聴きたい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=ayNFvWO87ug

「Ponta de Faca」
魅惑のブラジリアン・フォーキー。軽くパーカッシヴなリズムと終盤の華のある女性コーラスも僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=Itk4Y6In8BU

「Voce e a Musica」
伝統リズムと女性コーラスによるトライバルな小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=px1SDgrEcuw

「Estrela Acesa」
ラストはストリングスを配した、美しいアコースティック・メロウで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dtnJD9oWBME

ご興味がある方はソロ・デビュー・アルバム『Grandeza』(2019年)やGarotas Suecas時代のアルバムもチェックを!

『Grandeza』(2019年)


Garotas Suecas『Escaldante Banda』(2010年)
posted by ez at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする