2020年09月09日

Repercussions『Charmed Life』

フューチャー・ソウル色が強調された2nd☆Repercussions『Charmed Life』
repercussions charmed life.jpg
発表年:1997年
ez的ジャンル:N.Y.フューチャー・ソウル
気分は... :ディオニソス神・・・

N.Y.ジャズ・ファンク・グループRepercussionsの2ndアルバム『Charmed Life』(1997年)です。

Repercussionsの紹介は、Steely Dan作品でお馴染みのGary Katzがプロデュースした1stアルバム『Earth And Heaven』(1995年)に続き2回目となります。

ジャズ・ファンク・バンド然としていた1st『Earth And Heaven』(1995年)に対して、本作『Charmed Life』(1997年)はドラムの生演奏は殆どなく、プログラミング中心のダンス・ミュージック/フューチャー・ソウル色が強調され、ドラムンベース、ジャングル、レゲエ/ダブなどのエッセンスも取り入れています。

『Earth And Heaven』(1995年)と同じグループのアルバムと思えない部分も多く、そこで賛否が分かれる1枚かもしれません。

本作におけるメンバーはNicole Willis(vo、key)、Andy Faranda(g)、Daniel Wyatt(congas、prog、key、vo)、Gordon "Nappy G" Clay(per、vo、prog)、Genji Siraisi(prog、b、back vo)、Jonathan Maron(key、b、g)という6名。

Gordon "Nappy G" ClayGenji SiraisiJonathan Maronの3名は同時期に同じくN.Y.で活動していたジャズ・ファンク・グループGroove Collectiveのメンバーも掛け持ちしていました。

ただし、本作ではバンドというよりも、曲単位のプロジェクト色が強くなっています。

メンバー以外にNikki & Ivy Hewlett(back vo)、Itaal Shur (el-p、prog)、Charles Stella(g、key、melodica)、Maj(vo、g)、Rob Solomon(vo)、Dennis Martin(key)、Bill Ware III(vibe)、Rozz Nash(back vo)、Barney McCall(p)、Albin Janosczka(key)、Jay Denes(key、prog)、Lisa Shaw(vo)、Aya(vo)、Gordon Clay(rap、key)、Tanveer(tabla)、Babee Power(vo)、Scott Barkham(key)、Courtney Williams(ds)といったミュージシャンが参加しています。

特に「Love, Again」「Moving On」「Let The Games Begins」「Charmed Life」「Personal Favorite」あたりを聴けば、本作の魅力を実感できると思います。

破壊と創造の神ディオニソスを思い起こすような2ndアルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Love, Again」
Charles Stella/Daniel Wyattプロデュース。本作らしいプログラミングを駆使したダンサブルなフューチャー・ソウル。Nicole Willisのヴォーカルが映える仕上がりです。ジャズ・ファンク好きよりもクラブミュージック好き向けのオープニングです。
https://www.youtube.com/watch?v=MdKnSNZVaPM

「Remember」
Genji Siraisiプロデュース。Nicole Willisと共にRob Solomonがリード・ヴォーカルをとるダンサブルなフューチャー・ソウル。シングル向きのキャッチーな仕上がりです。

「Climbling」
Gordon "Nappy G" Clay/Jay Denesプロデュース。リード・ヴォーカルはLisa Shaw。クラブ仕様のセクシー&コズミックなダンサブル・チューンは僕好み。

「Moving On」
Jonathan Maron/Itaal Shurプロデュース。リード・ヴォーカルはAyaAyaの透明感のあるヴォーカルとアコースティックな質感が映えるメロウなダンサブル・チューン。Aya好きの僕には大歓迎の1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=HMM13FbAaow

ロンドン生まれ、シンガポール育ちの女性シンガーAya(Lysa Aya Trenier)については、当ブログでもソロ・アルバム『Strange Flower』(2004年)や、彼女を大きくフィーチャーしたBlue Six『Beautiful Tomorrow』(2002年)を紹介済みなので、ご興味がある方はそちらもチェックを!

Aya『Strange Flower』(2004年)
Strange Flower

Blue Six『Beautiful Tomorrow』(2002年)
Beautiful Tomorrow

「Let The Games Begins」
Gordon Clayのラップをフューチャーしたフューチャー・ソウル。フューチャリスティックな雰囲気にタブラによるアクセントが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=DweZtrXUbfk

「Time To Say Goodbye」
Jonathan Maronプロデュース。リード・ヴォーカルはMaj。アーバンなミディアム・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=DtmAJ5-QAjM

「From The Control Tower」
Charles Stella/Daniel Wyattプロデュース。ダンスホール・レゲエ/ダブのエッセンスを取り入れたインスト・チューン。メロディカによるアクセントがいい感じです。

「Love Me Now」
Andy Faranda/Jay Denesプロデュース。リード・ヴォーカルはNicole WillisとBabee Power。このトラックもレゲエ調です。
https://www.youtube.com/watch?v=8_QKbHxJLuE

「Dream」
Genji Siraisiプロデュース。ドラムンベースを全面に取り入れたダンサブル・チューン。完全にフロア仕様ですね。

「Charmed Life」
Nicole Willis/Charles Stella/Daniel Wyattプロデュース。タイトル曲はフューチャリスティックな疾走感が格好良いフューチャー・ソウル。Nicole Willisのヴォーカルの躍動感が映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=r8etQuR5Www

「Friendly Way」
Andy Faranda/Genji Siraisiプロデュース。少しジャングル風のエッセンスも取り入れたインスト・チューン。

「Personal Favorite」
Nicole Willis/Charles Stella/Daniel Wyattプロデュース。Hip-Hop×レゲエ/ダブ×ネオソウル×ドラムンベースなクロスオーヴァーが面白い1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=qMvX_fVyZJo

「Natural High」
Jonathan Maronプロデュース。リード・ヴォーカルはMaj。本作で唯一生ドラムの演奏が聴けるネオソウル・チューン。

「If You Ever」
Nicole Willis/Charles Stella/Daniel Wyattプロデュース。ラストはアコギをバックにNicole Willisが素敵な歌声を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1gXRsfVWoII

『Earth And Heaven』(1995年)
アース・アンド・ヘヴン
posted by ez at 02:30| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月08日

Utopia『Deface The Music』

ToddのBeatlesへのオマージュ☆Utopia『Deface The Music』

発表年:1980年
ez的ジャンル:Todd Rundgren系ポップ・ロック
気分は... :擬くアート!

今回は今回は根強い人気を誇るロック・アーティストTodd Rundgren率いるUtopia『Deface The Music』(1980年)です。

これまで当ブログで紹介したTodd Rundgren作品は以下の11枚。
Nazz
 『Nazz』(1968年)
 『Nazz Nazz』
 『Nazz III』(1970年)
Todd Rundgren
 『Runt:The Ballad Of Todd Rundgren』(1971年)
 『Something/Anything』(1972年)
 『Faithful』(1976年)
 『Hermit Of Mink Hollow』(1977年)
 『Healing』(1981年)
 『The Ever Popular Tortured Artist Effect』(1983年)
 『Nearly Human』(1989年)
Utopia
 『Swing to the Right』(1982年)

プログレ路線でスタートしたUtopiaですが、1980年代に入りポップ路線へ大きく舵を切ります。グループ最大のヒット・シングル「Set me free」(USチャート第31位)を含む『Adventures in Utopia』(1980年)に続いてリリースされたのは本作『Deface The Music』(1980年)です。

本作はジャケにも反映されているように、The Beatlesへのオマージュ・アルバムです。楽曲は全てThe Beatlesの楽曲を擬いています。単純にThe Beatlesソングのパクりで片付けられないところが本作の魅力です。

以前の記事で僕は本作のことを"パロディ・アルバム"と書いてしまいましたが、今回の記事を書くにあたって、その部分を訂正しました。"パロディ・アルバム"と評すると、The Beatlesを真似て面白がっているだけの中身の薄いアルバムのように受け取られると感じたからです。

ここ数年、「擬(もどき)」という言葉が、僕の中で1つの重要ワードになっています。そのきっかけは敬愛する松岡正剛氏の著作『擬 MODOKI』でした。

松岡正剛 著『擬 MODOKI』(2017年)


本作『Deface The Music』「擬(もどき)」を関連づければ、The Beatlesを敬意を持って擬くことで、単なるコピーでは見えてこないThe Beatlesの音世界の本質に迫っているのが本作『Deface The Music』だと思います。「擬(もどき)」は立派なアートなのです。

本作におけるメンバーはTodd Rundgren(g、vo)、Roger Powell(key、vo)、John Wilcox(ds、vo)、Kasim Sulton(b、vo)という4名。

プロデュースはTodd RundgrenUtopia

単純に音を楽しむのもいいですが、この曲はどのBeatlesソングが元ネタか?どこがBeatlesらしさなのかという点もアレコレ想起しながら聴くのは一番楽しめると思います。

全曲紹介しときやす。

「I Just Want to Touch You」
邦題「抱きしめたいぜ」。英語版Wikiで元ネタとして示されているのが「I Want to Hold Your Hand」と「Please Please Me」。邦題も「I Want to Hold Your Hand」を意識したものですね。初期Beatlesのヒット・シングルのエッセンスを強調したオープニング。個人的には「I Should Have Known Better」や「Not A Second Time」あたりも想起します。
https://www.youtube.com/watch?v=HaYFzXyChUk

「Crystal Ball」
邦題「キャント・バイ・ミー・クリスタル・ボール」。英語版Wikiで元ネタとして示されているのが「Can't Buy Me Love」と「She's A Woman」。初期Beatlesをガレージロックっぽくした雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=KOz3_ULEwso

「Where Does the World Go to Hide」
邦題「泣きたいダンス」。英語版Wikiで元ネタとして示されているのがPeter and Gordon「A World Without Love」と「You've Got to Hide Your Love Away」。一方、邦題は「I'm Happy Just Dance With You(すてきなダンス)」を意識したもの。このトラックが一番元ネタを特定しづらいかも?
https://www.youtube.com/watch?v=YJAwHxydZVU

「Silly Boy」
邦題「アクト・シリィリィ」。英語版Wikiで元ネタとして示されているのが「I'm a Loser」「I'll Cry Instead」。一方、邦題は「Act Naturally」を意識したもの。個人的には「I'll Cry Instead」と「Act Naturally」の合わせ技という気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=XY84phZzgj4

「Alone」
邦題「ホワイル・マイ・ロンリネス・ジェントリー・ウィープ」。英語版Wikiで元ネタとして示されているのが「And I Love Her」。一方、邦題は「While My Guitar Gently Weeps」を意識したもの。でもコレは「While My Guitar Gently Weeps」ではない気が・・・。個人的には「And I Love Her」に加えて、「I'll Be Back」あたりのエッセンスも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=7QDBxGk3hD0

「That's Not Right」
邦題「エイト・デイズ・ア・ウィーク・イズ・ノット・ライト」。これは英語版Wikiも邦題も「Eight Days a Week」元ネタで一致。モロに似ている訳ではないけど、エッセンスを見事に掴んでいるという点にToddのBeatles愛を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=04Xb6-UtoHs

「Take It Home」
邦題「ドライヴ・マイ・カー・トゥ・ホーム」。英語版Wikiで元ネタとして示されているのが「Day Tripper」。一方、邦題は「Drive My Car」を意識したもの。これはどちらもアリという気がします。でも、このトラックはフツーにTodd Rundgrenっぽいですね(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=jOXKQds8YhE

「Hoi Poloi」
邦題「ユア・マザー・シュッド・ノウ・ザ・ホイ・ポリィ」。英語版Wikiで元ネタとして示されているのが「Penny Lane」。一方、邦題は「Your Mother Should Know」を意識したもの。どちらもアルバム『Magical Mystery Tour』(1967年)収録曲であり、この頃のPaul McCartneyのポップ・センスを目指したトラックといえます。
https://www.youtube.com/watch?v=dG2fqo9Ifpo

「Life Goes On」
邦題「エリナー・リクビーはどこへ」。これは英語版Wikiも邦題も「Eleanor Rigby」元ネタで一致。ただし、シンセの代わりにストリングスを用いている分、雰囲気は似ていても質感はかなり異なります。
https://www.youtube.com/watch?v=UHTIBanmkww

「Feel Too Good」
邦題「フィクシング・ア・ホール・イズ・ゲティング・ベター」。これも英語版Wikiも邦題も「Getting Better」、「Fixing a Hole」元ネタで一致。「With a Little Help from My Friends」、「Lucy in the Sky with Diamonds」、「She's Leaving Home」あたりも含めて、この1曲に『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の音世界を凝縮させた感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=r4ad9uHTfQE

「Always Late」
邦題「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー・イズ・オールウェイズ・レイト」。英語版Wikiで元ネタとして示されているのが「Martha My Dear」と「Yellow Submarine」。一方、邦題は「Maxwell's Silver Hammer」を意識したもの。また、「Lady Madonna」を元ネタに指摘するリソースもあります。確かに、アクセントで「Yellow Submarine」のエッセンスを取り入れている気がしますが、それ以外の元ネタとされる3曲はピンと来ません。「Martha My Dear」大好きの僕ですが、この曲に「Martha My Dear」らしさは全く感じません。それより、この曲を聴いているとBilly Joel「Movin' Out」を想起するのは僕だけでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=jVD9pOhjhwY

「All Smiles」
邦題「ミッシェルの微笑み」。英語版Wikiも邦題も「Michelle」元ネタで一致。英語版Wikiでは「I Will」も示されていますが、「I Will」大好きの僕は賛同しかねます。
https://www.youtube.com/watch?v=kUBK0u8Y6X4

「Everybody Else Is Wrong」
邦題「エヴリバディ・フィールズ・フォーエヴァー」。英語版Wikiも邦題も「Strawberry Fields Forever」元ネタで一致。英語版Wikiでは「I Am the Walrus」も示されています。個人的には「Baby, You're a Rich Man」あたりも少し入っている気がします。いずれにしても『Magical Mystery Tour』的なサイケ・ワールドを再現しています。
https://www.youtube.com/watch?v=__npIDX9aGs

Todd Rundgren関連作品の過去記事もご参照下さい。

Nazz『Nazz』(1968年)


Nazz『Nazz Nazz』
ナッズ・セカンド(紙ジャケット仕様)

Nazz『Nazz III』(1970年)
ナッズ・サード(紙ジャケット仕様)

Todd Rundgren『Runt:The Ballad Of Todd Rundgren』(1971年)
ラント:ザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン(紙ジャケット仕様)

Todd Rundgren『Something/Anything』(1972年)
Something/Anything

Todd Rundgren『Faithful』(1976年)
誓いの明日(K2HD/紙ジャケット仕様)

Todd Rundgren『Hermit Of Mink Hollow』(1977年)
ミンク・ホロウの世捨て人(紙ジャケット仕様)

Todd Rundgren『Healing』(1981年)
ヒーリング(トッドの音楽療法)(紙ジャケット仕様)

Utopia『Swing to the Right』(1982年)
Swing to the Right

Todd Rundgren『The Ever Popular Tortured Artist Effect』(1983年)
トッドのモダン・ポップ黄金狂時代(紙ジャケット仕様)

Todd Rundgren『Nearly Human』(1989年)
Nearly Human
posted by ez at 02:57| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月07日

The Blackbyrds『Action』

定番サンプリング・ソース「Mysterious Vibes」、「Dreaming About You」収録☆The Blackbyrds『Action』
blackbyrds action better days.jpg
発表年:1977年
ez的ジャンル:Donald Byrd系ジャズ・ファンク
気分は... :スタート・ダッシュ!

今回は70年代に活躍したジャズ・ファンク・バンドThe Blackbyrdsの6thアルバム『Action』(1977年)です。

単独CD化が未実現であり、上記ジャケおよびAmazonへのリンクは7thアルバム『Better Days』(1980年)との2in1CDです。

人気ジャズ・トランぺッターDonald Byrdが教鞭をとっていたハワード大学で、彼の教え子達が結成したバンドThe Blackbyrdsの紹介は、2ndアルバム『Flying Start』(1974年)、デビュー・アルバム『The Blackbyrds』(1974年)に続き3回目となります。

6thアルバムとなる本作『Action』(1977年)は、師匠Donald Byrdがプロデュースした最後のアルバムです。

メンバーはメンバーはJoe Hall(b)、Keith Killgo(ds)、Kevin Toney(key、syn)、Orville Saunders(g)、Stephen Johnson(sax)。

メンバー以外にDonald Byrd(tp)、Ray Parker, Jr.(g)、David Shields(b)、Eddie "Bongo" Brown(congas)、Ollie Brown(ds、per、vo)、Ernie Watts(ts、ss)、Bili Thedford(vo)、Jim Gilstrap(vo)、John Lehman(vo)、Ronnie Mayez(vo)、Roy Galloway(vo)といったミュージシャンが参加しています。

シングルにもなった「Soft And Easy」「Supernatural Feeling」、定番サンプリング・ソースとして大人気の「Mysterious Vibes」「Dreaming About You」、ディスコ・ファンク調の「Lookin' Ahead」、美しいピアノが映えるメロウ・ジャズ・ファンク「Something Special」、スペイシー・シンセ・ファンク「Street Games」という充実の全7曲。

The Blackbyrdsファンならば満足度の高いジャズ・ファンク作品に仕上がっています。

全曲紹介しときやす。

「Supernatural Feeling」
Donald Byrd作。2ndシングルとしてUS R&Bチャート第19位となっています。爽快なファンキー・メロウ・グルーヴ。リラックスした正に"スーパー・ナチュラル・フィーリング"なファンキー・サウンドが実に心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=ScQN5GpsWGU

当ブログで紹介したK.M.D.「808 Man」のサンプリング・ソースとなっています。
K.M.D.「808 Man」
 https://www.youtube.com/watch?v=IQtozMPF1GY

「Lookin' Ahead」
Kevin Toney作。ストリングスを配したディスコ・ファンク調の仕上がり。キレのあるディスコ・サウンドで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=yZB1beJYxwE

「Mysterious Vibes」
Keith Killgo作。スペイシー・シンセのメロウな響きが心地好いアーバン・メロウ・ミディアム。伸びやかのサックスもアーバン・ムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=qBKho2K2q-g

印象的なメロウ・シンセは定番サンプリング・ソースとしても大人気!当ブログで紹介したShello「Good Thang」をはじめ、Shakespeare & the Last Empire「School Hit」、Paris「The Days of Old」、The Almighty RSO feat. M.O.P.「One in the Chamba」、Domino「Sweet Potatoe Pie (Sweet Vibes Remix)」、Kurious「I'm Kurious」、Ghetto Mafia「Downtown Glory」、Sampa Crew「Sexy」、5th Ward Juvenilez「G- Groove」、Horace Brown「One for the Money」、Dom Kennedy「Still Lookin'」、Wiz Khalifa「Ink My Whole Body」、Kooley High feat. HaLo「Atmosphere」、Big K.R.I.T.「Highs & Lows」等60トラック以上のサンプリング・ソースとなっています。
Shello「Good Thang」
 https://www.youtube.com/watch?v=eqkMEwx77zw
Shakespeare & the Last Empire「School Hit」
 https://www.youtube.com/watch?v=CneqPKn0fm0
Paris「The Days of Old」
 https://www.youtube.com/watch?v=RSliJeVhMho
The Almighty RSO feat. M.O.P.「One in the Chamba」
 https://www.youtube.com/watch?v=9P_Hl_eNGPo
Domino「Sweet Potatoe Pie (Sweet Vibes Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=8a7-5tcS2lY
Kurious「I'm Kurious」
 https://www.youtube.com/watch?v=E_Ylyb-mg_M
Ghetto Mafia「Downtown Glory」
 https://www.youtube.com/watch?v=ci_VnYevH3s
Sampa Crew「Sexy」
 https://www.youtube.com/watch?v=FFTCWvMpEYg
5th Ward Juvenilez「G- Groove」
 https://www.youtube.com/watch?v=mU4YGjdvxVY
Horace Brown「One for the Money」
 https://www.youtube.com/watch?v=5kZekpTYWqI
Dom Kennedy「Still Lookin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=UCe0qy646vE
Wiz Khalifa「Ink My Whole Body」
 https://www.youtube.com/watch?v=3h23WgVYDbQ
Kooley High feat. HaLo「Atmosphere」
 https://www.youtube.com/watch?v=OxRD25w6xy4
Big K.R.I.T.「Highs & Lows」
 https://www.youtube.com/watch?v=trvSo8ms_K0

「Something Special」
Keith Killgo作。Kevin Toneyの美しいピアノが映えるメロウ・ジャズ・ファンク。サンセットが似合う演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=R65ZB21obYE

「Street Games」
Kevin Toney作。スペイシー・シンセでアクセントを効かせたダンサブルなファンク・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=bFkVRq4lW3o

Tuff Crew「My Part of Town」、Luke「Breakdown」、MC J-Witt「Get With It」、Sam the Beast「Knock Some Boots」、Too Hard Too Hype「Let It Drop」等のサンプリング・ソースとなっています。
Tuff Crew「My Part of Town」
 https://www.youtube.com/watch?v=EUiKSkCyRIs
MC J-Witt「Get With It」
 https://www.youtube.com/watch?v=92tEMO2rlQM
Sam the Beast「Knock Some Boots」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZYj6F06aUTk
Too Hard Too Hype「Let It Drop」
 https://www.youtube.com/watch?v=F23vFvzbI08

「Soft And Easy」
Orville Saunders作。アルバムからの1stシングルとしてUS R&Bチャート第20位となっています。爽快ヴォーカル隊の歌声が心地好いピースフルなメロウ・グルーヴは僕の一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=DGyl-UHFsOU

Sunz of Man feat. Trebag「Israeli News」、Shorty「Izdanje S Banje」等のサンプリング・ソースとなっています。
Sunz of Man feat. Trebag「Israeli News」
 https://www.youtube.com/watch?v=gBzNhatfQC8
Shorty「Izdanje S Banje」
 https://www.youtube.com/watch?v=j6k0Zt0_UA8

「Dreaming About You」
Kevin Toney作。格好良いドラム・ブレイクと共に始まるメロウ・ミディアム。師匠Donald Byrdがトランペット・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=lKFnjYhKIvg

格好良いドラム・ブレイクは定番サンプリング・ソースとしても大人気!当ブログで紹介したZhane「Crush」Dwele「Find a Way」をはじめ、De La Soul「Ghetto Thang」、Eminem「Drug Ballad」、Snoop Dogg「Doggyland」、Ice-T feat. Brother Marquis「99 Problems」、Da Lench Mob「Lord Have Mercy」、Kool G Rap & DJ Polo「Live and Let Die」、Dru Down「Weak Move」、Scientifik「I Used to Know Ya」等40トラック以上のサンプリング・ソースとなっています。
Zhane「Crush」
 https://www.youtube.com/watch?v=EUg0u1Ul25Y
Dwele「Find a Way」
 https://www.youtube.com/watch?v=yxGkLOY0lwI
De La Soul「Ghetto Thang」
 https://www.youtube.com/watch?v=l_dczSc7VeQ
Eminem「Drug Ballad」
 https://www.youtube.com/watch?v=eMs6eI1VRBQ
Snoop Dogg「Doggyland」
 https://www.youtube.com/watch?v=yJBWvi20YOo
Ice-T feat. Brother Marquis「99 Problems」
 https://www.youtube.com/watch?v=LAoNBFwEnMA
Da Lench Mob「Lord Have Mercy」
 https://www.youtube.com/watch?v=NemupVUaoCE
Dru Down「Weak Move」
 https://www.youtube.com/watch?v=r9WIevM4ztc
Scientifik「I Used to Know Ya」
 https://www.youtube.com/watch?v=wF9RJABg9b0

The Blackbyrdsの他作品もチェックを!

『The Blackbyrds』(1974年)
ブラックバーズ

『Flying Start』(1974年)
フライング・スタート

『City Life/Unfinished Business』(1975年/1976年) ※2in1CD
City Life/Unfinished Business by Beat Goes Public Bgp 【並行輸入品】
posted by ez at 02:07| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月06日

History of Colour『Antumbra』

エレクトリック・フォルクローレの強力ユニット☆History of Colour『Antumbra』

発表年:2020年
ez的ジャンル:エレクトリック・フォルクローレ
気分は... :陰翳礼讃・・・

新作から新世代エレクトリック・フォルクローレ作品、History of Colour『Antumbra』です。

History of Colourは、Barrio LindoEl BuhoというShika Shikaレーベルの主宰者二人によるエレクトリック・フォルクローレ・ユニット。

Barrio LindoことAgustin Rivaldoは、アルゼンチン、ブエノスアイレス出身のプロデューサー。現在はベルリンを拠点に活動しています。

一方のEl BuhoことRobin Perkinsは、イギリス、マンチェスター近郊のグロソップ出身のプロデューサー。オランダ、メキシコ、アルゼンチンやフランスなど世界各地を転々とし、現在はパリを拠点に活動しています。El Buhoとは、スペイン語でフクロウを意味します。

そんな二人がネット上で意気投合し、結成したのがHistory of Colour。2014年に6曲入りEP「History of Colour」をリリースし、さらにはShika Shikaレーベルを共同を設立しました。

当ブログで紹介した作品でいえば、少し前に紹介したアルゼンチン産エレクトリック・フォルクローレ作品Federico Estevez『De Aqui Hasta Aqui』(2020年)もShika Shikaからのリリースです。

さて、本作『Antumbra』ですが、南米フォルクローレとハイパーなエレクトリック・サウンドを融合させたフューチャリスティックなエレクトリック・フォルクローレ作品に仕上がっています。

アルバムには、ベルリンのプロデューサーM.RUX、ポルトガル出身のパーカッション奏者でShika Shikaから作品もリリースしているMaguPiがフィーチャリングされています。

アルバム・タイトルには日食が見える状態という意味があるそうです。

光と影のエレクトリック・フォルクローレを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Cerro Abajo」
桃源郷のエレクトリック・フォルクローレといった雰囲気のオープニング。俗界を離れた仙境のようなサウンドの響きに惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dODaJC0bB6M

「Nachtwanderung」
M.RUXをフィーチャー。フューチャリスティックなエキゾチック・サウンドが印象的なトラックです。不気味なデジタル・サウンドの響きが鮮烈です。
https://www.youtube.com/watch?v=b6GOlCEMaFA

「Viva la Convolucion!」
女性の声のコラージュがアクセントになっているアンビエント感覚のエレクトリック・フォルクローレ。
https://www.youtube.com/watch?v=DXXHHMsTly8

「Sugarcane」
ダンサブルでハイパーなエレクトリック・フォルクローレ。クラブミュージックとしても楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=qRtjw4dyjx4

「Taifu」
このトラックもアンビエント感覚ですね。秘境のエレクトリック・フォルクローレって感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=pRqrKwVT4Qg

「Trip Trup」
レトロ・フューチャー感覚のテクノ/エレクトロニカ・サウンドがいい感じです。滲み出てくる哀愁サウンドがジワジワきます。
https://www.youtube.com/watch?v=tI1kVQBaF4E

「Cinco y Cuatro」
MaguPiをフィーチャー。軽快なリズムに乗って、南米らしいフォルクローレ感覚とエレクトロニカな響きが見事に融合しています。
https://www.youtube.com/watch?v=dcgYY_vywE0

「Apu Punchau」
本編ラストは、エコー感覚を重視したエレクトリック・フォルクローレで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=J067hFjPBGs

「Cinder」
CDボーナス・トラックその1。本編と比較して、「エレクトリック<フォルクローレ」な仕上がり。

「In the Hold (History of Colour Remix)」
CDボーナス・トラックその2。前曲とは反対にフロア仕様のダンサブルでなエレクトリック・フォルクローレ。

Shika ShikaからリリースされているBarrio LindoEl Buhoのソロ・アルバムもチェックを!

Barrio Lindo『Albura』(2017年)


Barrio Lindo『Fulgor』(2019年)


El Buho『Camino De Flores』(2018年)
posted by ez at 01:51| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月05日

Os Catedraticos『Impulso!』

若きDeodatoの才能が開花したジャズ・サンバ・ユニット☆Os Catedraticos『Impulso!』

発表年:1964年
ez的ジャンル:ブラジル新世代SSW
気分は... :Zまでやり抜く・・・

世界的な成功を収めたブラジル人プロデューサー/アレンジャー/キーボード奏者Eumir Deodatoが若き時代に組んでいたジャズ・サンバ・ユニットOs Catedraticosの1stアルバム『Impulso!』(1964年)です。

1943年ブラジル、リオデジャネイロ生まれのキーボード奏者Eumir Deodatoについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『Os Catedraticos 73』(1973年)
 『Whirlwinds』(1974年)
 『Love Island』(1978年)
 『Night Cruiser』(1980年)

Os CatedraticosDeodatoが20代前半に組んでいたジャズ・サンバ・ユニット。

Os Catedraticos名義で『Impulso!』(1964年)、『Tremendao』(1964年)、『Ataque』(1965年)という3枚のアルバムをリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Impulso!』(1964年)のレコーディング・メンバーは、Eumir Deodato(org、p)、Wilson Das Neves(ds)、Dom Um Romao(ds)、Luiz Marinho(b)、Jorge Arena(congas)、Humberto Garin(guiro)、Neco(g)、Rubens Bassini(pandeiro)、Maurílio Santos(tp)、Edson Maciel(tb)、Cipo(ts)、Walter Rosa(ts)、Alberto Goncalves(bs)。

アレンジャー/キーボード奏者としてのDeodatoの才能を存分に楽しめる1枚です。

Deodatoがあの手この手で素敵なジャズ・サンバ/ボサノヴァを聴かせてくれます。

全曲インストですが、お馴染みの名曲カヴァーも多いので聴きやすいと思います。

20代前半で見事にコントロールされたジャズ・サンバ/ボサノヴァ・ワールドを展開するDeodatoのセンスに脱帽の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Menina Certinha」
Durval Ferreira/Luiz Fernando Freire作。Deodatoのオルガン&ピアノとホーン・アンサンブルのバランスが絶妙なグルーヴィーなジャズ・サンバがオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=SD5usMVUopE

「Samba de Verao」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。「Summer Samba」「So Nice」のタイトルでも知られる名曲「Samba de Verao」をカヴァー。Marcos自身のヴァージョンは『Samba '68』(1968年)で聴くことができます。お馴染みの名曲をラウンジ・ボッサ調のメロウ・チューンで聴かせてくれます。中盤のホーン・アンサンブルが気が利いていていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=7qf8XreIRjY

本曲について、当ブログではWalter WanderleyAstrud Gilberto/Walter Wanderley TrioBebel GilbertoO QuartetoBossa TresDoris MonteiroEliane EliasMario Castro Neves & Samba S.A.のカヴァーも紹介済みです。

「Cesteiro Que Faz Um Cesto Faz Um Cento」
Toni Vestane作。小気味良さの中にもエレガントさが漂うジャズ・サンバ。
https://www.youtube.com/watch?v=A2iKwxucF4A

「Baiaozinho」
Eumir Deodatoのオリジナル。華のあるジャズ・サンバはバカンス・モードにフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=yo3iwJLbwCU

当ブログではRoberto MenescalDoris Monteiroのカヴァーも紹介済みです。

「Muito a Vontade」
Joao Donato作。Joao Donatoのオリジナルは『Sambou, Sambou(Muito a Vontade)』(1962年)収録。ムーディーながらも軽快さも兼ね備えたジャズ・サンバに仕上がっています。Deodatoの小粋なピアノもいい感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=sx-39-4f1_8

当ブログではWanda de Sah featuring The Sergio Mendes TrioDoris MonteiroMario Castro Neves & Samba S.A.のカヴァーも紹介済みです。

「Samba Novo」
Durval Ferreira作。当ブログではLe Trio CamaraTamba Trioのカヴァーも紹介済みです。素敵なホーン・アンサンブルと共に始まるムーディーな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=Vj-cRzEjeEA

「Esperanca」
Durval Ferreira/Luis Fernando Freire/Maurício Einhorn作。当ブログではTamba Trioのカヴァーも紹介済みです。哀愁メロウなジャズ・サンバは実にいい雰囲気です。去りゆく夏に思いを馳せながら聴きたい気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=iN8qc2608y4

「Cheers」
Henry Mancini作。Deodatoのアレンジ・センスが冴えまくる軽々なジャズ・サンバ。溌剌とした中にも寛げるムードがあるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=wBWlCxviM78

「Ainda Mais Lindo」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。当ブログではWalter Wanderleyのカヴァーも紹介済みです。オルガンの音色がフィットするメロウ・ボッサは実にロマンティックです。
https://www.youtube.com/watch?v=2tX-OOG22jw

「Diz Que Fui Por Ai」
Ze Keti/Hortencio Rocha作。当ブログではNara LeaoDoris Monteiroのカヴァーも紹介済みです。グルーヴィー・オルガンが映える格好良い1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=B2T44isWrTY

「So Por Amor」
Baden Powell/Vinicius de Moraes作。哀愁の音色が印象的なオルガン・ボッサに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=0ysSD5SCf2U

「Ela e Carioca」
「She's a Carioca」のタイトルでも知られるAntonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraes作の名曲をカヴァー。お馴染みの名曲をエレガントなアレンジで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=AvZdkNNqe68

本曲について、当ブログではAstrud GilbertoWalter WanderleyCelso FonsecaJoao GilbertoVinicius CantuariaTill BronnerGretchen Parlatoのカヴァーを紹介済みです。

「Pouca Duracao」
Pacifico Mascarenhas作。当ブログでは作者Pacifico Mascarenhas率いるSambacanaヴァージョンも紹介済みです。ラストは華のあるメロウ・ボッサでエレガントに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BoXnkeqpcwo

Black Eyed Peas「Street Livin'」のサンプリング・ソースとなっています。
Black Eyed Peas「Street Livin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=1EC8lBwroOc

Os Catedraticosの他作品もチェックを!

『Tremendao』(1964年)


『Ataque』(1965年)


Eumir Deodatoの過去記事もチェックを!

『Os Catedraticos 73』(1973年)
オス・カテドラーチコス 73(紙ジャケット仕様)

『Whirlwinds』(1974年)
旋風

『Love Island』(1978年)
Love Island

『Night Cruiser』(1980年)
ナイト・クルーザー<FUSION 1000>
posted by ez at 02:25| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする