UK次世代ネオソウル・バンドの日本独自編集アルバム☆
Yakul『In Our World』♪
発表年:2023年
ez的ジャンル:UK次世代ネオソウル・バンド
気分は... :『もののけ姫』のヤックル・・・
前回の投稿で今後のブログ継続に関するモヤモヤを吐露しました。
そこから数日経ちましたが、モヤモヤの原因であるアマゾンの画像リンク作成機能が11/30で廃止となったはずにも関わらず、12/2時点でまだ利用可能となっています。
アマゾンのお知らせ欄を確認しても、11月30日で機能廃止、12月31日で既存の画像リンクも表示不可という11/14付けの内容はその後更新されていませんが、どうなんでしょうね。
しばらくはアマゾン側の動向を注視したく思います。
とりあえず通常の記事投稿をします。
今回はUK期待の
Yakulの日本独自編集アルバム
『In Our World』です。
YakulはUKブライトンで結成された次世代ネオソウル・バンド。ブライトンはサッカー日本代表、三苫選手のおかげでかなり有名になりましたね。
メンバーは
James Berkeley(vo、key)、
Leo Utton(g)、
Tom Caldwell-Nichols(b)、
Sam Hughes(ds)という4名。
ソングライティング&プロデュースも手掛けるバンドの中心メンバー
James Berkeleyについては、当ブログでもお馴染みのサウス・ロンドンの新星トラックメイカー
edblと共演した
edbl『edbl & friends: James Berkeley』(2022年)でご存知の方も多いかもしれませんね。
Yakulというグループ名はスタジオジブリ、宮崎駿監督の大ヒット・アニメ映画
『もののけ姫』(1997年)に登場する架空の動物
ヤックルに因んだもの。
これまで
「Getting Late」(2019年)、
「Kaleidoscope」(2020年)、
「Outlines」(2023年)という3枚のEPと、
Jordan Rakeiとの仕事で知られる
Jim Macraeを共同プロデューサーに迎えたアルバム
『Rise Indigo』(2021年)をリリースしています。
本作は上記のEP3枚、アルバム1枚からセレクトした日本独自編集CDとなります。1枚でこれまでの
Yakulの足跡をコンパクトに確認できる便利な1枚だと思います。
次世代ネオソウル・バンドという括りですが、AOR/シティ・ポップ好きの人も気に入りそうなトラックもあるのが
Yakulの魅力だと思います。
Nu Discoバンド
Escortの女性シンガー
Adi Oasisをフィーチャーした
「Time To Lose」、AOR好きの人も気に入りそうな哀愁メロウ
「April」、
edblなどに通ずるトラックメイカー的な演奏の
「Take Flight」や
「Cross My Line」、シティ・ポップ調の
「Wrong Way」や
「Blossoming」、ブルーアイド・ソウル的な
「Streetlight」、次世代ネオソウルらしいメロウ・ミディアム
「Company」あたりが僕のオススメです。
日本人の感性にフィットする1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Time To Lose」EP「Outlines」(2023年)収録曲。Adi Oasisをフィーチャー。Adi Oasisはパリ出身の女性シンガー。N.Y.を拠点とするNu DiscoバンドEscortのメンバーでもあり、今年は初ソロ・アルバム『Lotus Glow』もリリースしています。少し脱力したメロウネスがいい感じの次世代ネオソウルらしいミディアム。キュートなAdi Oasisのヴォーカルがいいアクセントになっています。James Berkeley作・プロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=4KEX8_JmN1s「April」アルバム『Rise Indigo』(2021年)収録曲。AOR好きの人も気に入りそうな哀愁メロウ。甘く切ないJames Berkeleyのヴォーカルにグッとくる前半と、バンドのクロスオーヴァー感覚の演奏が楽しめる後半という二段構えです。James Berkeley作・プロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=_YOcbDB_F5Y「North & South」EP「Kaleidoscope」(2020年)収録曲。抑えたトーンのメロウ・チューン。押し引きのバランス、特に音のない間の部分にJames Berkeleyのセンスを感じます。James Berkeley作・プロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=XG-4edbVIUY「Take Flight」EP「Outlines」(2023年)収録曲。バンド演奏ですが、トラックメイカー的な演奏です。まさに
edblなどのローファイ・ヒップホップ好きの人にフィットするメロウ・チューンなのでは?James Berkeley作・プロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=RDOjXqH-2Aw「Wrong Way」アルバム『Rise Indigo』(2021年)収録曲。AOR/シティ・ポップ好きの人が気に入るであろうアーバン・メロウ・グルーヴ。80代へのオマージュ的な雰囲気もあります。Jim Macrae作。Jim Macrae/James Berkeleyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=xBrIrHbkMSU「Streetlight」EP「Kaleidoscope」(2020年)収録曲。ブルーアイド・ソウル的な雰囲気があるメロウ・ミディアム。James Berkeleyの声質の良さを実感できます。Sam Barsh作。Sam Barsh/James Berkeleyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=sBEOOqGly70「Out Of Reach」アルバム『Rise Indigo』(2021年)収録曲。美しい鍵盤の音色が映える哀愁ミディアム・バラード。何処となく寂しげなJames Berkeleyのヴォーカルが印象的です。
Jim Macrae作。Jim Macrae/James Berkeleyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=ByyKK83y-f0「Falling Sky」EP「Outlines」(2023年)収録曲。落ち着いた前半から後半は徐々にヒートアップしていきます。後半のクロスオーヴァー感覚が次世代ネオソウル・バンドらしいですね。James Berkeley作・プロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=xxVh1EPUJRk「Blossoming」EP「Getting Late」(2019年)収録曲。シティ・ポップ的な雰囲気と次世代ネオソウル的な雰囲気がいい具合に融合した、ドリーミー&ミステリアスな音世界が展開されます。Jim Macrae作。Jim Macrae/James Berkeleyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=saW8OoyIgI8「Company」EP「Kaleidoscope」(2020年)収録曲。James Berkeleyのハイトーン・ヴォーカルが映える次世代ネオソウルらしいメロウ・ミディアム。ほんのりシティ・ポップの香りもします。Sam Barsh作。Sam Barsh/James Berkeleyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=kMcmfuh0BVo「Cross My Line」アルバム『Rise Indigo』(2021年)収録曲。サウス・ロンドンのHip-HopアーティストChe Lingoのラップをフィーチャー。ここではHip-Hopバンド的な演奏で楽しませてくれます。
edblのメロウ・トラックとセットで聴くとフィットするのでは?Jim Macrae作。Jim Macrae/James Berkeleyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=9V0s_HXkosk「What Does It Feel Like?」アルバム『Rise Indigo』(2021年)収録曲。Camilla Georgeのサックスをフィーチャー。前半のエクスペリメンタルな雰囲気、後半のドライブ感のある演奏に他のトラックは少し異なる雰囲気を感じます。Jim Macrae作。Jim Macrae/James Berkeleyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=w1MYCqaAw64「The Space」EP「Outlines」(2023年)収録曲。ラストはコズミック&フューチャリスティックな雰囲気で締め括ってくれます。James Berkeley作・プロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=ovwtP6iZB-Uご興味がある方は間もなくリリースされるライヴ・アルバム
『At Pizzaexpress Live - In London 2023』(2023年)もチェックを!
『At Pizzaexpress Live - In London 2023』(2023年)
未聴の方は
James Berkeleyと
edblの共演作
edbl『edbl & friends: James Berkeley』(2022年)もお試しあれ!
edbl『edbl & friends: James Berkeley』(2022年)