2023年10月11日

Isaac Hayes『The Isaac Hayes Movement』

『Hot Buttered Soul』に続く1枚☆Isaac Hayes『The Isaac Hayes Movement』

発表年:1970年
ez的ジャンル:シンフォニック・ニュー・ソウル
気分は... :偶然の飼いならし!

70年代前半に絶大な人気を誇った男性R&Bシンガー/キーボード奏者Isaac Hayesのヒット・アルバムの1枚『The Isaac Hayes Movement』(1970年)です。

Isaac Hayes(1942-2008年)の紹介は、『...To Be Continued』(1970年)、『Hot Buttered Soul』(1969年)に続き3回目となります。

『The Isaac Hayes Movement』(1970年)は、ヒットした『Hot Buttered Soul』(1969年)に続く作品であり、より統一感があるアルバムに仕上がっています。

アルバムはUSアルバム・チャート第8位、同R&Bアルバム・チャート第1位となっています。

『Hot Buttered Soul』(1969年)同様、全4曲構成。Isaac Hayes自身がプロデュース&アレンジを務め、前作と同じくThe Bar-Kaysメンバーがリズム・セクションを務めます。

Jerry Butlerのカヴァー「I Stand Accused」「One Big Unhappy Family」という前半の2曲はイナたさが魅力のバラード、Bacharach作品のカヴァー「I Just Don't Know What to Do with Myself」Beatles名曲カヴァー「Something」という後半2曲はHayesならではのシンフォニック・ソウルを楽しめます。

昔は全4曲という収録曲の少なさに物足りなさを感じていましたが、今聴くと全4曲ならではの統一感みたいなものが感じられ、Hayesワールドに浸りやすい気がします。

年を重ねて、段々とこのアルバムが僕に馴染んできたようです。

全曲紹介しときやす。

「I Stand Accused」
Jerry Butler、1964年のシングル曲をカヴァー(Jerry Butler/William Butler作)。感動ドラマのエンディング・テーマのようなソウル・バラードを11分超の長尺で聴かせてくれます。適度にイナたい雰囲気があるので長尺にも耐えうるのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=RNTkiYAuRjU

The Diplomats「I Love You」、B-Tribe「La Unica Excusa」、Agency 1.9.9.4 feat. Donnie Darko「Devil's Bastard」等のサンプリング・ソースとなっています。

「One Big Unhappy Family」
Charles Chalmers/Sandra Rhodes作。これも「I Stand Accused」同様にイナたい郷愁感が印象的なバラード。Hayesのしみじみとしたヴォーカルが胸の奥に沁み渡ります。
https://www.youtube.com/watch?v=WnopjBYHB9Q

One Be Lo「Decepticons (Pete Rock Remix)」のサンプリング・ソースとなっています。
One Be Lo「Decepticons (Pete Rock Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=w1NsL4l3LG4

「I Just Don't Know What to Do with Myself」
Dusty Springfieldのヒットなどで知られるBurt Bacharach/Hal David作品をカヴァー。Hayesならではの美学が貫かれたシンフォニック・ソウル・バラード。BacharachワールドとHayesワールドを見事に融合させています。黄昏モードで物思いに耽ながら聴きたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=3puIefHREC8

Texta feat. Blumentopf「Bettgeschichten」のサンプリング・ソースとなっています。
Texta feat. Blumentopf「Bettgeschichten」
 https://www.youtube.com/watch?v=w7k3keis8JQ

「Something」
George Harrison作のBeatles名曲を12分近い長尺でカヴァー。オリジナルは『Abbey Road』に収録されています。お馴染みの名曲をHayesならではのシンフォニック・ソウルに変貌させています。後半は少しアヴァンギャルドな雰囲気もあって刺激的です。
https://www.youtube.com/watch?v=bbowCxFXLPc

R De Rumba feat. Kase.O and Kami「Quieres」のサンプリング・ソースとなっています。
R De Rumba feat. Kase.O and Kami「Quieres」
 https://www.youtube.com/watch?v=b5GBPpz8JjM

Isaac Hayesの他の初期作品もチェックを!

『Hot Buttered Soul』(1969年)


『...To Be Continued』(1970年)


『Shaft (motion picture soundtrack) 』(1971年)


『Black Moses』(1971年)


『Joy』(1973年)


『Chocolate Chip』(1975年)
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2023年10月08日

Zackey Force Funk & Xl Middleton『Blue Blade Piranha』

西海岸モダン・ファンクの強力タッグ☆Zackey Force Funk & Xl Middleton『Blue Blade Piranha』

発表年:2023年
ez的ジャンル:西海岸モダン・ファンク
気分は...:ビルドアップが物足りなかった!

アジア大会の男子サッカー決勝は残念な結果でしたね。
点差以上に実力差が明らかな試合でした。

パリ五輪世代のトップチーム編成で、オーバーエイジを加えたU-24韓国代表にどの程度通用したのか見たかったですね。特にビルドアップの部分がどの程度改善されるのか見たかったなぁ・・・

新作から西海岸モダン・ファンク作品、Zackey Force Funk & Xl Middleton『Blue Blade Piranha』です。

カリフォルニア州パサディナ出身、今や西海岸を代表するモダン・ファンカーとなったXL Middleton(本名:Matthew Hudgins)の紹介は、XL Middleton & Delmar Xavier VII『XL Middleton / Delmar Xavier VII』(2021年)に続き2回目となります。

今回、XL Middletonがコラボ・パートナーに選んだのはZackey Force Funk。両者の共同名義のアルバムは今回が初めてですが、これまで何度も共演しており、コラボ・アルバムのリリースは自然な流れだったのかもしれません。

XL Middletonがプロデュース、Zackey Force Funkがソングライティング&パフォーマンスというクレジットになっています。

Mofunk Recordsからのリリースです。

西海岸モダン・ファンクの魅力をキャッチーに伝えてくれる1枚です。

80年代ファンク愛を感じる「Commando」「Tie Me Up」、キャッチーなブギー・ファンク「Jam Likely」、アーバン・メロウな「Glide Through Galaxy (Beat Knock Remix)」「Don't Be Late」、ダンサブルな「Rude Sensation」など充実の全9トラックです。

西海岸モダン・ファンクをあまり聴いたことがない人でも入りやすい1枚ではないかと思います。

全曲紹介しときやす。

「Commando」
モダン・ファンク好きにも、80年代ファンク好きにもグッとくるであろうオープニング。シンセをブリブリ唸らせながらも、しっかりメロウネスを効かせているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PI9bo6_DORk

「Jam Likely」
思わずハンドクラップしてしまうキャッチーなブギー・ファンク。西海岸モダン・ファンクの魅力を象徴するようなトラックなのでは?少し妖しげな雰囲気もいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=RXUoKrcTj0o

「Girls and Gangsters」
少しテンポを落としたメロウ・ファンク。甘く危険な香り漂います。G-Funk好きの人なんかも気に入るのでは?シンセのピロリ〜ン感がいいですね(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=Pbn4Ke5ghRw

「Ego Check」
キャッチーなのに何処となく儚いシンセの音色が印象的なトラック。泡沫の夢のダンス・チューンといった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JjXVgbfM0ME

「Glide Through Galaxy (Beat Knock Remix)」
ロマンティック・モードにもフィットしそうなメロウ・ファンク。抑えたトーンが良い効果を生んでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=h9dv8lEQvwA

「Rude Sensation」
疾走感が心地よいダンサブルなモダン・ファンク。クラブミュージック好きの人も気に入りそうなトラックなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=cA6HGgdVx3U

「Tie Me Up」
西海岸モダン・ファンクらしいトラック。80年代ファンクへのオマージュを感じるシンセの音色がたまりませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=F9N5OePTrXk

「Don't Be Late」
アーバン・テイストのメロウ・ファンク。西海岸モダン・ファンクのメロウな側面も象徴するようなトラック。アーバン・メロウなコンピにピッタリです。
https://www.youtube.com/watch?v=JZHzh8BJIrw

「Cocaine Cream」
ラストは少しミニマルな雰囲気のダンサブル・トラックで締め括ってくれます。妖しげなアンダーグラウンド感があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6dW1xHWhaq0

XL MiddletonZackey Force Funkの他作品もチェックを!

XL Middleton『Music 4 A Drunken Evening』(2004年)


XL Middleton『100 Proof Music: The Alcothology』(2006年)


XL Middleton『Drunken Evening Pt. 2: The Refill』(2006年)


XL Middleton『Barliament Drunkadelic』(2007年)


XL Middleton『Middle Class Blues』(2009年)


XL Middleton & Young Sau『There Goes The Neighborhood』(2010年)


XL Middleton『The Hedonistic Album』(2012年)


XL Middleton『Bright Lights Palm Trees』(2012年)


XL Middleton『From the Vaults Vol. 2』(2014年)


XL Middleton『G-Funk Vibes』(2015年)


XL Middleton『Tap Water』(2015年)


XL Middleton + Eddy Funkster『XL Middleton + Eddy Funkster』(2016年)


XL Middleton『All Day We Smash』(2016年)


Zackey Force Funk『Bodyrock Shotgun』(2018年)


XL Middleton『Things Are Happening』(2017年)


XL Middleton『2 Minutes Till Midnight』(2019年)


XL Middleton & Delmar Xavier VII『XL Middleton / Delmar Xavier VII』(2021年)
xl middleton & delmar xavier vii.jpg
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2023年10月06日

『今の気分は...2023年10月6日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は90年代カテゴリーからHip-Hopを10曲セレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Main Source「Looking At The Front Door」
https://www.youtube.com/watch?v=DykoaS5kaBI
From 『Breaking Atoms』(1991年)


Digital Underground「Humpty Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=mU1p-uS_58k
From 『Sex Packets』(1990年)


A Tribe Called Quest「Bonita Applebum」
https://www.youtube.com/watch?v=6xE6ZWwJezg
From 『People's Instinctive Travels And The Paths Of Rhythm』(1990年)
People's instinctive travels and the paths of rhythm

The Pharcyde「Passin' Me By」
https://www.youtube.com/watch?v=a-mAK3uB2_0
From 『Bizarre Ride II』(1992年)


Digable Planets「Where I'm From」
https://www.youtube.com/watch?v=JMQHQy7fIp8
From 『Reachin'』(1993年)


Black Sheep「North South East West」
https://www.youtube.com/watch?v=Dq7qfs3Oo6Y
From 『Non-Fiction』(1994年)


The Beatnuts「Props over Here」
https://www.youtube.com/watch?v=m5WvV6qJ5Cg
From 『The Beatnuts:Street Level』(1994年)


Dred Scott「Check The Vibe」
https://www.youtube.com/watch?v=Dn3fRRexCfk
From 『Breakin' Combs』(1994年)


Group Home「Supa Star」
https://www.youtube.com/watch?v=aSivytvw7G4
From 『Livin' Proof』(1995年)


Leaders Of The New School「A Quarter to Cutthroat」
https://www.youtube.com/watch?v=cHbSeH_Xpoc
From 『T.I.M.E.』(1993年)
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2023年10月04日

Full Flava『Colour Of My Soul』

UK R&Bプロジェクトの第2弾☆Full Flava『Colour Of My Soul』

発表年:2003年
ez的ジャンル:UK R&Bプロジェクト
気分は... :90年代前半へタイムスリップ!

UKのR&BプロジェクトFull Flavaの第2弾アルバム『Colour Of My Soul』(2003年)です。

Full FlavaはプロデューサーRob Derbyshireを中心としたUKのR&Bプロジェクト。

これまでUKの人気レーベルDome Recordsから『Chinese Whispers』(2000年)、『Colour Of My Soul』(2003年)、『Music Is Our Way of Life』(2007年)という3枚のアルバムをリリースしています。

2ndアルバムとなる本作『Colour Of My Soul』(2003年)ですが、1st『Chinese Whispers』(2000年)以上に華のあるアルバムに仕上がっています。

プロデュースは前作と同じくRob DerbyshirePaul 'Solomon' Mullings

アルバムにはCarleen Anderson (元Young Disciples)、Alison LimerickCe Ce PenistonHazel Fernandes(元The Affair)といった90年代のUKソウル/クラブミュージック、USハウスを代表する女性アーティストがフィーチャリングされています。これら4アーティストは当ブログでも紹介済みであり、僕も歓喜してしまうメンツです。

それ以外にもRomina JohnsonDonna OdainBeverlei BrownDonna Gardierがフィーチャリングされています。

上記ジャケはUKオリジナルおよび再発国内盤CDのジャケですが、オリジナル国内盤CDのジャケは8名のフィーチャリング・ヴォーカリストが描かれたものになっています。

『Colour Of My Soul』(2003年) ※オリジナル国内盤CD


2000年代の作品ですが、90年代前半のUKソウル好きの人がハマる1枚ではないかと思います。

個人的にはCarleen Anderson をフィーチャーした「Stories」「You Are」Alison Limerickをフィーチャーした「Perfect Love」Ce Ce Penistonをフィーチャーした「For My Baby」「I Think About Him」がお気に入り。この3アーティストのシンガーとしての魅力がよく分かると思います。

それ以外にBeverlei Brownをフィーチャーした「Love Holds No Limit」Romina Johnsonをフィーチャーした「Round And Round」Donna Odainをフィーチャー「Make It Right」もオススメです。

自分の90年代好き、UKソウル好きを再認識できる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Stories」
Carleen Andersonをフィーチャー。90年代UKソウル好きの人ならば気に入るであろう、Carleen Andersonならではのソウルネスを感じるミディアム・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=l5nOEs_WU90

「Round And Round」
Romina Johnsonをフィーチャー。2Stepを代表するユニットArtful Dodgeの作品参加などで知られる女性シンガー。コンテンポラリー感のあるミディアムR&Bグルーヴ。時代左右されすぎないサウンドなので今聴いても違和感ありません。
https://www.youtube.com/watch?v=B9j95RJgQfU

「Make It Right」
Donna Odainをフィーチャー。90年代UKソウルらしさを感じるミディアム・グルーヴ。洗練されたダンサブル・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-ovkojphLZU

「Love Holds No Limit」
Beverlei Brownをフィーチャー。コレはモロに僕好みのグルーヴィーUKソウル。何の予備知識もなく聴いたら、90年代前半のUKソウルと勘違いしそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9yE-AsyzNww

「Nature Boy」
当ブログでも紹介したUK R&B男女デュオThe Affairの元メンバーHazel Fernandesをフィーチャー。Nat "King" Coleの全米No.1ヒットで知られる名曲カヴァーです(Eden Ahbez作)。本ヴァージョンのお手本となっているのはアルバム『In Flight』(1977年)に収録されたGeorge Bensonヴァージョンだと思われます。Hazel Fernandesの妖艶なヴォーカルを堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=UWoNyZCyelY

George Bensonヴァージョンと聴き比べるのも楽しいのでは?
George Benson「Nature Boy」
 https://www.youtube.com/watch?v=TB68gc7i4YE

「Perfect Love」
90年代に人気を博したUK女性シンガーAlison Limerickをフィーチャー。愛しい思いが伝わってくる、甘く切ないミディアム・グルーヴ。ダンサブルなイメージが強いAlison Limerickでsyが、こういうラブソングもいいですね。Alison Limerick大好きな僕としては大満足です。
https://www.youtube.com/watch?v=AXHKgudIzK8

「For My Baby」
90年代のUSハウス・ディーヴァCe Ce Penistonをフィーチャー。この人もアッパーなダンス・チューンを期待してしまいがちですが、少しテンポを落としたミディアム・グルーヴをソウルフルに聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dlnsZ9IDWqM

「You Are」
Carleen Anderson をフィーチャー。いかにもCarleen Anderson らしい雰囲気の絶品ミディアム・グルーヴ。彼女ならではのコクのあるソウルフル・ヴォーカルを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=05mmd8l4Y58

「I'm Not Giving Up (This Feeling)」
Alison Limerickをフィーチャー。アコースティックな質感が印象的な哀愁ソウルを切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=qQZ4dFnk_bI

「I Think About Him」
Ce Ce Penistonをフィーチャー。軽やかでダンサブルなのに、どこか寂しげな哀愁グルーヴ。切々としたリード・ヴォーカルとキュート&キャッチーなバック・コーラスの組み合わせが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=fDfAy3Z6sX0

「Colour Of My Soul」
前作『Chinese Whispers』にも参加していたDonna Gardierをフィーチャー。本編ラストは味わい深いミディアム・バラードでしっとりと締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=5aSPoRukeqk

国内盤再発CDには「Stories (Ruff N Tumble Remix)」「For My Baby (Ruff N Tumble Remix)」「Make It Right (DLO Mix)」といったリミックス3トラックがボーナス・トラックとして追加収録されています。

「For My Baby (Ruff N Tumble Remix)」
https://www.youtube.com/watch?v=p80L8okvBRQ

ご興味のある方はFull Flavaの他作品もチェックを!

『Chinese Whispers』(2000年)


『Music Is Our Way of Life』(2007年)


『Refreshed (remixes)』(2021年)
posted by ez at 01:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月01日

Ida Nielsen『More Sauce, Please!』

New Power Generationのメンバーであった女性ベーシストの最新作☆Ida Nielsen『More Sauce, Please!』

発表年:2023年
ez的ジャンル:Price系女性ベーシスト
気分は... :創発せよ!

新作からデンマーク出身の女性ベーシストIda Nielsenの最新アルバム『More Sauce, Please!』です。

Ida Nielsenはデンマーク出身の女性ベーシスト。

デンマークのロック・バンドMichael Learns to Rock(MLTR)、世界的な成功を収めたベルギーのユニットZap Mamaのツアー・ベーシストを務めた後、2007年にMarmelade名義で初ソロ・アルバム『Bassida』(2007年)をリリース。

同アルバムに注目したのがあのスーパースターPrince。殿下は2010年から亡くなる2016年まで、彼女をバックバンドThe New Power Generationや女性三人組のバックバンドThe 3rd Eye Girlのメンバーに抜擢しました。

また、『Bassida』以降も『Sometimes a Girl Needs Some Sugar Too』(2011年)、『TurnItUp』(2016年)、『Time 2 Stop Worrying (Bout the Weird Stuff)』(2019年)、『02022020』(2020年)といったソロ・アルバムをリリースしています。

最新アルバム『More Sauce, Please!』ですが、Princeの流れを汲むダンサブルなファンク作品に仕上がっています。ジャケからしてそんな雰囲気が伝わってきますね。また、キュートなIdaのヴォーカルも本作の大きな魅力の一つです。

プロデュース&ソングライティングはIda Nielsen自身(共作を含む)。

Princeを思わせるミネアポリス・ファンク「Bounce Back」、ターンテーブルも交えたパワフル・ファンク「Been Trying」、ベーシストらしいたヘヴィ・ファンク「Bounce Like A Grandma」、ヒューマン・ビートボックスを交えた「Ninja」、鮮やかなスペイシー・ファンク「Shake It Off」、ラップ調のキュート・ヴォーカルが映える「Kuku Put Some Sauce On It」、ポップ・センスが光る「Give Me A Bit Of...」あたりがオススメです。

キュートで痛快な女性ベーシストならではのファンク・ワールドをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Been Trying」
コンゴ出身のDJ、Amazulu Nanga、サックス奏者Jakob Elvstromも参加したオープニング。ターンテーブルも交えたパワフル・ファンクですが、適度にポップなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=wuKbZ6lXU0I

「Bounce Like A Grandma」
Son Of Lightのラップをフィーチャーしたヘヴィ・ファンク。ベーシストのファンク・アルバムらしくていいですね。Idaのヴォーカルもラップ調です。
https://www.youtube.com/watch?v=hCIz4c4Ite4

「Bounce Back」
Prince殿下の流れを汲むミネアポリス・ファンク調ダンサブル・チューン。Prince好きの人は間違いなく気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=iC6oPV9ooVA

「Ninja」
Felix Zengerのヒューマン・ビートボックスをフィーチャー。忍者をイメージさせるかのような神出鬼没感のあるファンク・グルーヴですが、ヒューマン・ビートボックスによるHip-Hopフィーリングがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=e_QpPsLxbks

「More People Like You」
不思議なムードを醸し出すミディアム・ファンク。多重録音のIdaのヴォーカルが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=86uuk8JDwo0

「Glorious Disco」
タイトルの通り、ディスコ・ファンクです。ベースが主役のディスコ・ファンクになっているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=VCsgYjwOTNw

「Shake It Off」
カラフルなジャケ・デザインがそのままファンク・グルーヴになったようなスペイシー・ファンク。少しP-Funkなテイストも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=JdxdRErKqag

「Slappadibopbop」
Idaのスラップ奏法を楽しむショート・トラック。
https://www.youtube.com/watch?v=4rXgnkTBI2k

「Kuku Put Some Sauce On It」
ラップ調のキュート・ヴォーカルによるキャッチー&ダンサブルなファンク・グルーヴ。グルーヴはヘヴィでも妖しげな軽やかさがあるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=3W4M5VkaTEA

「It's Gone」
Victor Danosの男性ヴォーカルをフィーチャー。哀愁モードのファンク・グルーヴ。終盤の切なさが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=2J8B9NLrKGU

「Give Me A Bit Of...」
Idaのポップ・センスが光るトラックで締め括ってくれます。ヴォーカル・ワークを重視しながらもベーシストならではのポップ・チューンになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=XGKcZJciz4Q

Marmelade『Bassida』(2007年)


Prince & 3rd Eye Girl『Plectrumelectrum』(2014年)
posted by ez at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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